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 コラム〜時評・解説・視点・論点 2016 No1 


<視点>■今回の札幌市内・近郊、新千歳など道都・道央圏の50年ぶりの記録的な大雪、特に新千歳空港の完全なマヒ状態、大混乱、JR北海道の運行マヒをみるに、この自然災害に対する考え方、幹線交通対応のあり方について、安倍首相の北方領土交渉に対する新しい発想に基づく「新アプローチ」さながらに、「新しいアプローチ」の必要性を感じてならない。

 ただただ、降り続くBig snowにほとんど為す術なく、天候待ち、除雪待ち。新千歳では2日も3日も、連夜にわたって5〜6千人、3千人などと毛布、寝袋での宿取りと化す。JRも全然動かず、10万人に影響、等々。自然災害とは言え、そんな異常なことでいいのか。

 これからの時代、何十年ぶりだとか、気象観測初めての事態とか、これまでにないとか、そんな自然界の異変がどんどん起こり得る。今年台風上陸が2つ重なったなど、等々。節操のない人間のやってきた様が降りかかってくる。恐ろしい、巨大竜巻も来る。台風はどんどん巨大化する。地震も活発化する。
 自民党幹事長などのぼけ頭同然の「国土強靭化」などという単細胞的な物事の考え方ではなくして、もっともっと新たな視点での対応、対策を考えるべきではないのか。

□例えば、新千歳空港のマヒ状態。札幌に用事が多かったとき、盛んに行き来していたとき、新千歳ー函ンの空をよく使ったが(仕事・商売上、今は札幌に行っても大して金にならない。ネットなどですむ)、新千歳ほど、天候に左右され、あてにならにと痛感していた。強風雨・台風、積雪・大雪・豪雪などで、札幌からバスとか汽車で新千歳に行ってみなければ分からないということがどれほどあったことか。
 言うならば、新千歳は「行ったとこ勝負」の空港で、札幌から新千歳にまずは行って、「乗れるか乗れないか」「函ンに帰れるか帰れないか」といった世界だった。
 このことは今も大して変わっていないようだ。

□そこで思うに、今回のように大雪続きで6千人も泊まり込み、それが2日間とか、甚だしくは3日間も続く。そんなとき、JRもすぐに止まるかどうしようもないが、函ン空港へ人をどんどん移送し、函館空港から東京等々なりに行って頂く。そんなことを前々から考えておき、機動的にやる。函ンは雪が少ないし、滑走路も3千bで一級品。札幌、新千歳が60、90センチ、果ては1メートとか積もろうが、函ン空港は関係ない。実にいい空港。JRは札幌ー函館間をまず優先する、自治体も全面的に線路確保に協力する。そんな緊急対策があってしかるべきだろう。
 この点、道庁などはアホったれ、バカったれの集団に過ぎない。何もできないし、しようともしない。
 将来的には函ン(新函ン北斗)ー札幌間の新幹線も大きな意味を持ってくる。札幌延伸新幹線を大至急開業させることで、新千歳で右往左往している客をどんどん1時間で函ンに運び、函館空港から出る。また来てもらう。新函ン北斗ー札幌間の新幹線はほとんどトンネルだから雪に強く、なおさら好都合だ。
 このことからしても、函館空港は北海道にとって格段に重要、かつ、その存在を特別の視点から見るが当然で、今進められている、ミソもクソも一緒にしても新千歳を主軸とする一括民営化は極めてナンセンス。本サイトとNEW現代函ンは明確に一括民営化に断固反対としたが、今もそれは変わっていない。一括民営化は多分、失敗するだろう。
 新千歳への一極集中が加速し、大雪や豪雨、台風など自然災害で新千歳がマヒ状態になれば、道内全部の空港が止まりかねない。
 新千歳と道北や道東の空港が一緒になるのはいいだろうし、勝手にやればいい。だが、函館空港は違う。上と下の一体化、下が赤字だし、国費がかかるから全部一緒にする。そんな乱暴な、知恵のない話はない。道内温暖の地、南北海道、そして雪の多い青森県など北東北を含めた準基幹空港として拡充を図る。新幹線時代こそのさらなる活用、大いなる役割を果たせる。


  どこだかのいかれたような大学教授が一括民営化大賛成、それを大新聞も旗振りし、大いに取り上げているが、頭がどうかしている。経済部関係の教授が代表例だが、今日の大学教授ほど程度の低い者はいない。特に、道は主体的な考えが全くないに等しく、在り来たりのメリットは示すが、デメリットに全然ふれない。
 新千歳に6千人にも連夜泊まっているなどというニュースの氾濫をみるに、航空会社はじめ、空港関係者、行政、政治家等々、何の考えもないのか。短絡的過ぎまいか。

 今日の日本、いろんな問題に対して、新たな発想、「新しいアプローチ」が随所に必要だ。
 自然災害はこれからどんどん起こるー。 (本誌主幹・河野 玄)

(28. 12.26-27)

<時事縦断・眼力/核心を突く>
■民進党の新代表に蓮舫(48歳)が選出された。蓮舫がいいかどうか、それはまだ分からない。ただ、小生に言わせれば、蓮舫は民主党政権時代最初の頃の事業仕分けで、スーパーコンピューターに関し、「なぜ2位ではいけないのですか」などと言った。科学の日夜の進歩、IT時代の厳しい国際競争にあって、この蓮舫の感覚からして非常に疑問を持つ。技術立国、IT時代において1位を目指して徹底的に努力、力注しなければ、生き残りできない。特に、この日本は間違いなくそうだ。

■さて、幹事長に前首相の野田佳彦(59歳)を指名し、これが非常に不評のようで、早くも蓮舫民進党の前途に悲観論が出ている。政権転落以来支持率が一向に2桁に達せず、7〜8%をうろうろし、安倍自民党の差がどんどん開いている。野田は誰がみても、政権転落の「大戦犯」で、こんなのを幹事長に起用し、前面に出しては「これでは蓮舫民進党の先は知れている」と言われるのも無理はない。
 では、なぜか。野田の今の政治情勢に対する認識、政治家としてのセンス、考え方に著しい欠陥がある。

 民主党政権転落の最大の原因は公約にもなかった消費税増税をわざわざ持ち出して、この実現に夢中になったことに尽きる。
 統治能力がなかったとか、党内がバラバラでもめてばかりであったとか、マニフェストが余りにもずさんであったとか、幾多もあるが、一番は国の根幹、政治そのものである税の問題に関し、それも国民全部に網をかぶせて漏らさず取る税について、公約にないことを、金が足りない・社会保障に不可欠だなどとして、政権が全く安定していないにもかかわらず、格好をつけ、いかにも正論の如く、わざわざ持ち出し、国民理解のない中、増税に突っ込んだことに尽きる。

 3党合意ができたから総選挙に打って出てもそう負けないと踏んだだろうが、決定的なまさに歴史に残る政治判断ミス、自爆行動に出てしまった。最低最悪の選択、決断をしてしまい、民主党国会議員を大量、取り返しのつかないほど失ってしまった。

 野田は消費増税の先頭に立ち、党内大分裂を起し、その前の菅直人元首相は参院選で増税を持ち出し、敗退、衆参ねじれを作りだし、政権転落へのスタートを切った。

 この菅と野田の2人共に、首相になる直前まで財務大臣であり、国民を裏切り財務省の言いなりになってしまった。政治家としての判断、政治家とはいかなるものであるか、さっぱりわかっていない、ど素人的であったといっても過言でなく、最低の政治判断をしてしまった。
 どう考えても増税を持ち出す時ではなかったのである。衆参ねじれの中で、野田は増税に突き進んだ。政治判断は最低で、幼稚そのもの。これはもう政治などと言えるものではない。 全く愚か、政治家失格に等しいものであったし、結果が如実に物語っている。

 今日の安倍首相は消費増税8%の動向をみるに、2度にもわたって10%への増税を見送った。財務省や大蔵・財務官僚出身の「犬のような政治家」どもの増税やるべしを決然とはねのけ、見送った。
 この政治判断は正しく、その証拠に、日本の国民感覚も相当おかしいが、二度の解散総選挙で大勝利し、衆参で3分の2までも確保してしまい、安倍1強といわるように善し悪しは別にして思い通りに政治を進める確固たる体制、構えにある。
 第一次安倍内閣で惨めな挫折を経験し、相当念入りに勉強したようだが、結果、今は本物の「プロの政治家」「プロの首相」になっているといっていいような様子だ。 

■一方で、この消費増税見送りに対して野田は今もって、「税と社会保障の一体改革」という、少なくとも今となっては「美辞麗句化」したことに依拠し、増税はやるべきだったなどと語り、なぜ転落したか、現実の政治とは何か、サッパリ分かっていない。

 野田政権はギリギリまで解散総選挙はやるべきでなかったし、消費増税も打ち出すべきでなかった。大体にして公約に全くなかった。マニフェストでてんこ盛りにしたことを地道にやれるものは真摯にやり、少しでも実績を上げ、展望を切り開き、明確に脱原発等を打ち出し、やるなら任期一杯で総選挙を行い、相応に勝って、その時に増税の必要性を問いかけるべきだった。政治判断が全くど素人というか、バカさ加減甚だしく、党首討論で格好を付け、突っ込んでしまい、取り返しのつかない大惨敗となり、どん底に陥った。

 その猛反省、考え方の転換が全くできていない、何も変わっていない。考え方がおかしく、政治家として間違っている。適切に政治判断ができず、政治のイロハが分かっていないといっても言い過ぎでない。だから、松下政経塾などバカどもの集まりだったとの批判を受ける。野田はその松下政経塾の優等生だったというからこれほどのいかれた話はない。
 
  野田政権の消費増税の政治判断を今なお正しかったと考えている野田。8%から10%への増税をやるべきだったとマジに考えている野田。
 そんな野田が幹事長を引き受けて、「崖っぷちにある。自分の政治人生の落とし前をつける、火中の栗を拾う。徹底的に下支えする」などときれい事を言っても始まらない。

 税に対する考え方、税と政治との関わり合い、政治家として税との向かい方、等々、野田は何も分かっていなし、未だに理解に著しく欠ける。

 野党統一候補問題でも極めて短絡的で、含蓄ある考え方でない。地方地方、選挙区選挙区の事情できちっと対応すればいいのであって、画一的にやることではないと思う。野田はA型とB型とか言っているようだが、考え方が単細胞的すぎる。人は悪くないようだが、それだけでは政治はやっていけないし、リーダーとして失格だ。地方政治家ならいざ知らず、国を動かす政治家には不適当ではないか。

■民進党は曖昧なことに終始せず、今世界は行き過ぎたグローバル化によって格差がどんどん広がっている。グローバル経済で恩恵を享受しているのは先進国(米英などの先進資本主義国)では富裕層だけで、ますます豊かになり、中所得層との格差が大きく拡大、アジアなどの途上国では中間層(一部)だけが恩恵に預かっている。ちなみに、訪日客急増の背景にはそれがある。

 あとは全滅に近く、どんどん格差拡大、二極化し、貧富の差がどんどん広がっている。グローバル化だけが勢いを増し、ほかの分配など重要な対策を打ってこなかったことが今日の混乱、混迷を招き、世界はポピュリズムのまん延に向かい、社会の分断が加速している。
  サミットとか、国際20カ国会議とか、バカ会議を年中やっているが、格差問題を真剣に話し合うべきなのだ。金利下げ競争にうつつを抜かし、財政出動どうこう極めてアホったらしい。資本主義の危機が強まっている。

 民進党の取るべき指針、政策の柱は二極化する社会の是正であり、国民目線、生活者目線の政策遂行ではないのか。そのための確たる構造改革、財政再建、社会の安全網づくりを率先して進めることであり、これなくして支持率アップなどあり得ない。

 社会保障対策には消費増税が不可欠だとか、税と社会保障の一体改革などということだけの短絡的なバカの一つ覚えでは話にもならない。蓮舫ー野田体制は前途多難だ。支持率をアップさせ、選挙に勝たなければ政治ではない。(本誌主幹・河野 玄)

(28. 9.18)



<視点>もう米国の政治は終わっている。史上最悪の米大統領選。女性ながら好感度最低の民主党候補ヒラリー・クリントン、ぶっ倒れ、持病・肺炎だってさ。肺炎なら大統領は務まらない。
こんな虚栄心の塊みたいな、鼻持ちならない女を大統領にしてどうする。指名など撤回し、年寄りだが、言っていることはまともなサンダース上院議員にでもしたらいい。副大統領候補のオヤジも田舎くさくてぱっとせず、話にならないのではー。

 よって共和党候補のアホたれ、気違いみたいなドナルド・トランプが形勢大逆転、大統領になる可能性が出てきた。もう、こうなったら世界はお終い。メチャクチャになる。

 女性でもヒラリーなんかに比べたら、ドイツのメルケル首相、またEC離脱で登場したメイ首相の方が地に足つき、好感度よく、指導者として上でないか。余計だが、メイはすごい美人なところもいい。好感度抜群。EC離脱で大変だろうが−。

 世界は反グローバル化のうねり、資本主義の危機にある。

  北朝鮮は核開発を加速させ、経済制裁で中国の出方がどうこう云々、相も変わらず、間抜けなことを言い、断固容認できないとか何とか言っているが(昨日の朝のNHKでも元大使とか、中国や米国、朝鮮問題専門とやらの大学の教授、専門家、軍事評論家、等々偉そうに分かっているが如きおしゃべりをしていたが、聞くに堪えない見解とかなんとか、言いまくっていた。分かっているようなことを恥も知らずにしゃべり、どうにもこうにもならない)、北は核大国、軍事大国にどんどん向かっている。

  中国は徹底制裁、北朝鮮締め上げ等全くやる気なく、地下で太く太くつながっている。なのに、遠吠えを繰り返している様は実に滑稽でもある。日本が真珠湾奇襲攻撃したように、北朝鮮が核弾頭を発射し、奇襲に出たら日本や韓国はお終いだ。
 今日、中国ほど始末の悪い国はない 。世界は中国に頼る経済を指向し、中国はいい気になって覇権主義に突っ走り、ならず者国家・北朝鮮の核問題で中国を頼りにするというバカさ加減もいいことを繰り返している。経済・経済で中国・中国と寄り添い、これを当てにする世界各国。中国の習近平は希に見る悪党だ。

 それと、常に思っているが国連の常任理事国など1回すべてチャラにすべきだ。 日本もドイツも入れて、拡大し、賛否は多数決とか3分の2以上のしたらいい。そうでないと、何もできない。
 世界の枠組みを変える必要がある。日本は国連で大演説でも打ち、そして実現を図るべく行動したらいい。

 この点、米国はあのバカたれブッシュ大統領の時代、利権のためのイラク戦争などはやるよりも、北朝鮮を軍事行動によって核施設を徹底的に叩くべきだったのだ。イスラエルならやっただろう。東京に、ミサイルの1発や2発飛んできてもやるべきだった。
 今や完全に手遅れ。当時(今も目が覚めないが−)の日本は中国進出熱に犯され、経済・経済、海外進出で頭がおかしくなっていた。平和ぼけ真っ最中であったから、ミサイル1発や2発飛んできた方がいいと…

 果ての今の日本は、中国に技術をいいだけ提供・流出させ、経済大国にしてしまい、今度は脅かされ、そして最近の共産中国はまさしく覇権主義をエスカレートさせている。日本はこの対応に追われ、加えて北朝鮮の核開発急進展におののいている。

 黒田日銀も今や見通し、展望なく、メチャクチャで、マイナス金利の深掘りをやるらしい。最初だけはまあまあだったが、この先史上最低の無責任極まる日銀総裁に突っ走るのではないか。余計なことはやるなと言いたい。これ以上の緩和とか、深掘りをやればやるほど経済はおかしくなる。

 世界の混乱は行き着くところまで行くであろう。国際会議などいくらやっても、会議は踊る・踊る。明るい未来などはない−。

(28.9.12)


<コラム/視点>9月の民進党代表選に出馬表明し、「ポスト岡田」の最有力候補になっている蓮舫代表代行(48)が23日、日本外国特派員協会での記者会見で、「私が代表になることで民進党のイメージを思いっきり変えたい」とし、「私が岡田克也代表が大好きだが、1年半一緒にいて本当につまらない男だと思った。人間はユニークさが大事。私にはそれがある」と述べた。テレビで見た。
 実に言い得ている。


 もうだいぶ前だが、岡田が民主党の幹事長になった頃、函ンの本町交差点での街頭で初めて取材で見たことを鮮明に覚えている。直感的に「この男クソ面白くないヤツだ。魅力がない」と思った。

 民主党でもう一人いる。元代表で元首相だが、鳩山由紀夫だ。売り出し中の頃で、どんな男かということで、わざわざ札幌に出かけ、大通り公園でのこれまた街頭演説だったが、「何だこの男、線が細そうで、面白くない魅力のないヤツだ。演説もさっぱり面白くない。中身がない」

 2人とも、蓮舫の言葉を借りるなら、男から見ても「つまらない男」だった。岡田、鳩山のその後の民主党内での台頭ぶり、トップに上り詰めた果てをみるに、やはり「ダメ政治家」「魅力のない、国民受けのしない政治家、指導者」で終わってしまった。

 思うに、政治家、リーダーにあっては、人を引きつける魅力があるかどうかが極めて大事で、それと演説など含め含蓄があるか、あるいは秀才ということでなく、切れ味みたいなものの一端を感じるかどうか。これを直感できるかどうかと思う。切れ味ということでは「頭でっかち」では全然ダメだ。民進党などにはこれが多すぎる。

 そして男政治家、リーダーには「男の色気」が絶対的に欠かせないと常々考えている。広い意味での「男の色気」、大いなる魅力にも通じる。政治家だけではなく、経済人、経済界リーダーにも通じることではあるが。「男の色気」のないヤツは多分に「つまらない男」−。

 誰でもがちょっとしたことで政治家になる時代であり、このため資質どころか、劣化著しく、レベルがどんどん低下している。昨今はあまりにも中身のないつまらない政治家が多すぎる。女でもひどいのが少なくない。
 さて、あなたの周りにいる政治家なる人はどうでしようか…

 ときに、蓮舫がいいかどうかはまだ分からない。岡田よりは数段いいだろうし、前原よりも。野党統一候補に対する見解は賛同する。

( 28.8.24)








 
 直言・時事 2016 No1


<視点>■石破茂幹事長(59歳)が3日の内閣改造で閣外に出ることになった。「ポスト安倍」の一番手として極めて妥当な決断と評価する。

  小生はNEW現代函館(現在発売中の16夏季特別号・政界ウォッチ)で「<直撃>安倍1強。物言わぬ自民党内」と言及し、石破と谷垣禎一(前幹事長)は参院選後は無役となって大所高所から今の保守政治・安倍政治を「監視」したらどうかと記した。特に、石破は党総裁・総理を目指すなら閣外に去るべきで、それが政権獲得につながると。

 国政とは違うが先般、東京都知事選の小池百合子がいい例だ。見事に戦い取った。都知事はいうならば「大統領」的な地位・権力者だ。

 政治権力は戦い取るものであって、禅譲などという大甘いことを思っていては総理大臣になれない。
 自民党はかつて所得倍増政策を行い、病に倒れた池田勇人が佐藤栄作に政権を譲ったが、これは例外中の例外で、誰が見ても禅譲が正しかった。「閣外に出れば存在感がない」などという向きがあるが、この見方論外に近い。政策を徹底して磨き、積極的に発信するこそ肝要だ。
 ときに、稲田朋美がまたまた重用され、防衛相就任となり、安倍の「将来女性宰相」にかける強い期待などといわれているが、これこそ極めてバカバカしい。単なる女タカ派で中身がない…。以前に田中真紀子をもてはやしたのと同じだ。

(28.8.3)


<視点>アベノミクス第3幕、消費喚起にエンジン再点火、「ヘリマネ的」政策(ヘリコプターマネー政策<日銀による政府債務の直接引き受け>)強める安倍政権。
 経済対策、当初の4〜5兆円から、10兆円程度、それが20兆、そして事業費全体28兆円超(真水7兆円程、16年度第2次補正2兆円台後半)に大膨張。
8月2日閣議決定)

 低所得の2200万人に一人1万5千円給付、雇用保険引き下げ、育児休業円超、保育士、介護処遇改善、給付型奨学金、年金受給資格期間短縮。建設国債積み増しや財政投融資による公共事業、インフラ投資等々。
 財政・金融手詰まり感、足元の失速回避に躍起で、盛沢山の大型対策だが、一時的な円安・株高に止まる公算大で、競争力をそぎ、生産性逆に押し下げて、効果は限定的ではないかと懐疑的。

(28.7.29)