函館電子新聞
ニュースファイル2002.4-6





本町の都市型ビジネスホテル「ホテルリードコア」、行啓通りそばの飲食店ビル
「パビル函館」のビルオーナーが買収し、新たなスタート!

競落、そして買収され、開陽亭グループ・柳沢和昭氏は撤退余儀なくされ、
約5年間の乗り込み・経営に終止符!


 函館市本町29ー26、市電通りのビジネスホテル「ホテルリードコア」は、平成5年5月21日に千代田生命保険相互会社(平成12年10月破綻)を申立人として函館地裁から競売開始決定が出され、数度の競売を経て、昨年10月5日に米国デラウェア州の投資金融会社のエルエルイー・エルエルシーが落札。その後、売りに出され、今年5月15日に、函館市本町・行啓通りそばの飲食店ビル「パビル函館」のビルオーナーとして知られる有限会社エヌ・ビー不動産(神奈川県鎌倉市)が買収し、新たなスタートを切ることになった。

 同ホテルはこの間、平成9年頃から飲食店の開陽亭グループの経営で知られる柳沢和昭氏が乗り込む形で経営が続けられてきたが、関係者によると、同氏は、今回競落したエルエルイー・エルエルシーから買収出来ず、新・所有者からの訴えによって強制執行の構えを見せた函館地裁係官との数度にわたる話し合いなどを経てようやく、6月26日までに撤退を余儀なくされた。約5年間の同ホテル乗り込み、経営に終止符を打たれた格好になった。

 ホテルリードコアは、本町・五稜郭地区繁華街の中心にあるスタイリッシュなホテルで、広々とした客室が特徴の都市型ビジネスホテル。好立地で、ホテル周辺には丸井今井百貨店や飲食店、買い物市場、等々が並び、女性同士でも安心して泊まれるホテルになっている。客室数はシングル33室、ツイン18室、デラックスツイン2室、ダブル16室などの全71室。レストラン、パーティーホールなども備えている。
 
 競落を経てのすっきりした形で新たなスタートとなったが、開業してから14年が経ち、客室内部の手直しなどが必要となってきているとされ、今後順次これらに着手するものとみられている。

 隣には同じくビジネスホテルの「ホテルシエナ」、斜め向かいには「ホテル法華クラブ函館店」がある。
(6.26)



港町ふ頭の付け根そばの貯木場跡を活用・埋立し、
LNG(液化天然ガス)基地建設へ
北ガス、2006年から函館地区の都市ガスを天然ガスに転換


 整備が進められてきた函館港・港町ふ頭で大型貨物船が接岸できる水深14メートル岸壁が5月29日から待望の供用開始の運びとなり、港湾物流の拠点、サハリン石油・天然ガス開発の後方支援など極東地域との貿易振興等々、産業政策推進への期待が持たれているが、この港町ふ頭の付け根そばの貯木場跡(市内港町3丁目19番先、2万1千平方メートル)を活用してLNG(液化天然ガス)基地を建設し、函館市や上磯町の函館地区に天然ガスを提供する計画が明らかになった。

 北海道ガス(株)(本社・札幌)が計画しているもので、原料となるLNGは世界のガス産出国から大型タンカーで国内基地に輸入し、国内基地から小型LNG内航船で港町3丁目の貯木場跡地に建設するLNGタンクに貯蔵。このLNGをガス化し、函館地区で現在提供している液化石油ガス(LPG)を天然ガスに転換するというものになっている。

 来年6月から貯木場跡の埋め立て工事に着手し、同年12月に埋め立て竣工。2004年1月に貯蔵基地の建設を開始し、05年12月に完成させ、06年2月から天然ガスへの転換作業をスタート、同年12月には転換、切り替えを終了するとしている。

 この貯木場跡はかって函館合板(株)が使っていたところで、同社が廃業した(平成12年5月)ことから活用策が懸案となっていた。北ガスの都市ガス(天然ガス)製造工場を誘致し、LNGの受入施設やタンク、気化器などの貯蔵基地を建設するというもので、北ガスはすでに函館市港湾部と協議に入っており、基地建設計画の全容が先般までに市議会建設常任委員会に報告された。

 貯蔵基地建設の施設計画内容は、
▽係留施設/けい船坑1基(既存施設を利用)
▽LNG受入・取扱施設及び用地
・用地/貯木場埋立2.1ヘクタール
・受入施設
 LNGアンローディングアーム1基
 配管橋1式
・工場施設
 年間取扱量2.4万トン〜2.6万トン
 LNGタンク/5,000〜6,000キロリットル 1基
 LNGタンク/20〜30トン 2基
 LNG気化器 12トン/時間
 機械室、事務所、コントロールセンター、球形ホルダー、防災消火設備、
  駐車場、構内道路、緑地

   ◇   ◇   ◇

 北ガスは苫小牧市勇払地区で産出される天然ガスをパイプラインで輸送し、札幌・道央地区に提供しており、函館地区の都市ガスを天然ガスに転換する問題に関しては当初、苫小牧からのパイプライン敷設、あるいはタンク車、貨物でのLNG輸送を検討した。だが、海外産のLNGを国内基地から内航船で運ぶのが最もコストがいいと判断し、今回の港町の遊休地・貯木場跡地の活用となった。

 貯木場跡地は港町ふ頭と東日本フェリーター発着のふ頭用地に挟まれた場所で、港町ふ頭で水深14メートルの岸壁が完成し、また水深12メートル岸壁も来年度に供用開始となり、函館港湾屈指の物流基地として期待されていること相まって、函館港活性化の一翼を担うプロジェクトとして歓迎されている。
(5.28)


今国会は19日で閉めるべき。有事法制は廃案すべきで、修正などできるシロモノでない!
高速道路は本当に国民にとって必要かどうかで判断

〜民主党・菅直人幹事長、函館で記者会見〜

政権取りに、自由党・小沢一郎党首との連携を改めて明言


 民主党の菅直人幹事長は8日、同党道南総支部の政経セミナー・パーティーに出席した後、記者会見し、19日で最終日を迎える今国会の会期延長問題に関し、「小泉首相、山崎幹事長は自分たちの責任を免れるために個々個略で大幅延長を図ろうとしている。19日で一旦閉じて、(防衛庁の組織ぐるみの情報公開請求者リスト問題などの)課題は閉会中でも出来るし、改めて国会を開いてもいい。有事法制は廃案すべきという鳩山代表の話には同感だ。あまりにも内容がお粗末で、とても修正なんかで対応できるシロモノでなく、改めて時間をかけて論議を積み重ねて行くべきだ」と語った。

 また、鈴木宗男問題については「我々は再喚問、議員辞職を求めており、捜査は着々進んでいるようだが、会期中にきちっとすべきと考えている」とし、田中真紀子の秘書給与問題では「最終段階に入っているようだが、本人はきちっと説明すべきだし、自民党も分かりやすい対応をすべきだ。一方に厳しく、一方に甘いでは国民的な理解は得られない」と批判した。

 税制改革にもふれ、「小泉首相は役所にふりつけさせて言っているのでないか。本当にきちっとした判断力を持って提案しているのか疑問。あまりにも唐突で、やり方が国民的に理解されない」と述べた。

 公共事業、高速道路問題に対する質問に対しては、「本当に必要なのかどうかで考えるべきで、国民にとって必要かということで決めるようにしなければならない」との見解を示した。

 記者会見には地元選出の鉢呂吉雄、金田誠一両衆院議員が同席した。

 なお、政経セミナーの講演の中では、「国民の選んだ政治家が中心になり主導して、当たり前のことがやれる政権を作りたい。霞ヶ関によってコントロールされている政権であっては何も変わらない」とし、連立する相手として、「細川政権の成功、失敗両方を教訓とし、経験した自由党の小沢(一郎)さんらと話し合って行きたい」と自由党・小沢党首との連携を改めて明言した。

(6.8)


今週末8日(土)に菅直人幹事長も来函し
民主党道南総支部の政経セミナー・パーティー



 民主党道南総支部(代表・鉢呂吉雄衆院議員、幹事長・高橋亨市議)は、今月8日(土)午後1時からホテル函館ロイヤルで政経セミナー・パーティーを開く。
 国会が会期末を控え、重要法案の行方が非常に注目される中、同日は同党本部から菅直人幹事長が来函、ゲストとして出席する。

 午後1時から2時まで政経セミナーを開催し、午後2時から政経パーティー、そして3時40分からは菅幹事長の記者会見も予定されている。
(6.5)

いつなったら着工になる新外環状線建設問題!
現状は「環境アセスメントと都市計画変更の手続きなど作業中」

函館新外環状線建設促進協議会・平成14年度総会開催
会長の井上函館市長「1日も早い完成目指して精力的に取り組む」

 産業道路がパンク状態で早期建設が急がれる函館新外環状線(高規格幹線道路)だが、函館圏の1市4町で構成するその建設促進協議会(会長・井上博司函館市長)の平成14年度総会が、30日午後3時半からホテル函館ロイヤルで開かれ、井上会長が冒頭あいさつの中で「1日も早い完成目指して精力的に取り組む」と改めて強い決意を表明したほか、本格着工の見通しがついていない同環状線の早期整備に向けて要望活動を積極的に展開するとともに、7月中旬にフォーラムを開催することなどの今年度方針を決めた。

 この新外環状線は函館インターチェンジ(IC)〜国道278号線の約15キロで、函館IC〜函館空港の約10キロは1昨年12月に整備区間に指定され、また函館空港〜国道278号線(古川道路)約5キロについても調査区間に指定となって、一定の前進を見た。特に、急がれる函館IC〜函館空港間約10キロに関しては条件が揃えば事実上着工ゴーの整備区間に昇格し、大きく前進した。

 ところが今日、道路特定財源の見直しなどによって、いまだ着工については確たる見通しが立っていない状況にあり、この日の総会にあっては現在の状況に関心が持たれたが、現状について事務当局からの報告は「円滑な推進を図るため環境アセスメントと都市計画変更の手続きなど作業中で、また本事業の整備効果、PRの必要性を感じている」などに止まった。

 ただ一方で、この新外環状線につながる国道228号線〜大野IC間が昨年10月に道道に認定され、さらに赤川通りの既存4車線個所〜新外環状線までの道路(道道赤川線)の4車線化も順次実現させる方向となるなど、前進を見ているとの説明もあった。

 いずれにしても、高速道路建設に対する見直し論、最近の強い逆風のもとで、着工に向けては函館市など1市4町の同促進協議会や地元選出国会議員・道議らの国に対する強い働きかけは無論、地元全体の強い熱意などが不可欠となっている。
 函館空港〜函館IC間約10キロの新外環状線とつながる、高規格道路の函館IC〜上磯間8キロが今年度内に完成予定となっていることからしても、早期着工が強く望まれる。

(5.30)

道縦貫道・国縫ー七飯間(78キロ)早期完成の要望活動と
高規格道路・函館ー上磯間(8キロ)の今年度内完成に向けての開通記念事業の開催を決定

 小泉内閣の特殊法人改革で道路公団の見直しが行われ、高速道路建設の行方に不透明感が増す中で、北海道縦貫自動車道建設促進道南地方期成会(会長・井上博司函館市長)と高規格幹線道路函館・江差自動車道早期建設促進期成会(会長・同)の平成14年度総会が、28日午後、函館国際ホテルで相次いで開かれた。

 総会では、道縦貫道に関し昨年11月の長万部ー国縫間の開通を踏まえ、工事中の国縫ー八雲間(約22キロ)をはじめ、国縫ー七飯間(78キロ)の早期完成を強く要望して行くこと、高規格道路では函館ー上磯間(8キロ)が今年度内に完成することから、この開通記念事業(祝賀会)を両期成会共催で開催することなど、また道南の高速道路建設の必要性を訴えるためにフォーラムの開催等、各種啓発活動の実施を決めた。
(5.28)

佐藤孝行前衆院議員、経済界から出ている「別な候補擁立話」に
語気を荒げて不快感あらわにし、強く牽制!

4年ぶりに自民党函館支部定期大会〜川尻支部長ー敦賀幹事長ら新執行部を選出〜
政治評論家・三宅久之氏招いて「ハートフル政経セミナーin函館」も開催


 佐藤孝行前衆院議員(自民党北海道第8選挙区支部長)は21日、ホテル函館ロイヤルで開かれた自民党函館支部(支部長・川尻秀之道議)の平成14年度定期大会で来賓としてあいさつし、地元函館の経済界首脳から次期総選挙道8区で佐藤氏とは別に新たな候補擁立もあり得る話が出ていることに言及し、
「以前(今年の同氏新年交礼会)にも言っているように、死ぬまでやるなんて考えていないが、(候補擁立)人事を決めるのは東京(党本部)だ。見通しを立てて組織がきちっとしなければ決められない。経済界から後任を出したい話があるようだが、最低必要なのは見識と思想、哲学を持つ人で、これを基準にして選ばなければならない。会頭や副会頭を選ぶような感覚では論外だ。選択の物差しからして間違うことはやめてもらいたい」
 などと語気を荒げた格好で不快感をあらわにし、経済界(函館商工会議所)などの思惑を強く牽制した。

 また、党情報告や活動方針などの議事に対する質疑の中でも、佐藤前衆院議員の「筆頭秘書格」である二宮満喜登氏が、
「自民党(函館)の現状はこれでいいのか。(地元経済界が)独自の候補を出すことを考えているなどの話について、どう考えているか」などと同支部執行部に質問し、これに対して、川尻支部長は、
「4年ぶりの大会で、この間、支部としての存在感に問題があり、取り組みがされてこなかった。今後は前向きに、主体性を持って(各種のことに)取り組みたい」と答え、再度、二宮氏が挙手し、

「そのように願いたい。地元の自民党、皆さんと一体になってやらなければならない。私どもは(民主党の)鉢呂(吉雄衆院議員)や金田(誠一衆院議員)ごときに牛耳られてなるものかと考えている」などと佐藤前衆院議員同様に、経済界などから出ている佐藤氏去就に絡む後任候補問題の話に強く反発、地元の民主党代議士を名指しまでして佐藤氏再出馬の意向後押しを強くにじませた。

  ◇   ◇   ◇

 自民党函館支部の大会は、同日午前11時から党員約60人が集まって開かれた。
 同支部は、3年前に函館市長選の候補選定をめぐって役員(函館市議)こぞってが辞表を提出、当時の桜井外治支部長(道議)もさじを投げる格好になって、いわば「空中分解」。この間昨年、支部長に川尻道議、幹事長に敦賀敬之函館市議を決めただけで今日に至っていた。

 そして、ようやくにして4年ぶりの定期大会開催となったもので、来賓として前述の佐藤孝行第8選挙区支部長、井上博司函館市長の代理として木村孝男助役、また大角亀田商工会会長があいさつのため出席。また、同党渡島支部から野呂善市、石寺広二両道議らが顔を見せた。

 大会は白崎憲司郎函館市議が議長になって進められ、川尻支部長のあいさつの後、佐藤前衆院議員が先のようにあいさつした。同氏の出席は、本サイトで所報のように、市内の脳神経外科病院に入院(2月下旬)、そして退院した(3月下旬)後の、初めて格好の公式な地元行事出席とあって注目されたが、顔色も良く、元気な様子であった。
 ただ、あいさつの最初の話しぶりのところでは、口元若干もつれ気味な様子もみられた。

 議案としては、「総裁選挙への参加を説得理論の一つとしながら入党促進運動を展開し、政権与党にふさわしく、かついかなる選挙にも勝利し得る活動を持った組織体の構築を進める」などとした今年度活動方針を決めたほか、役員選任では、川尻支部長、敦賀幹事長のほか、常任顧問に桜井外治道議、総務会長に久保幸一市議、政調会長に白崎憲司郎市議、副幹事長(党規委員長兼務)に浜野幸子市議、組織委員長に三方信也氏、広報委員長に横山元幸氏、選対委員長に芝原慶一氏、会計監査に池田和徳、近江弘の両氏を選出した。

  ◇   ◇   ◇

 大会に引き続いては午後1時過ぎから同ホテル内で、政治評論家の三宅久之氏を招いて「ハートフル政経セミナーin函館」が行われた。政治資金集めも兼ねて開催したもので、党員、支持者ら約300人が出席し、三宅氏が「政局の動向と直面する諸問題」と題して講演した。

 講演の中で三宅氏は、小泉改革や有事法制問題、さらには一般的に関心の高い田中真紀子前外相問題などに1時間30分にわたって言及し、有事法制では「今回の法案では不備なとこともあるが、普通の国家として有事法制は必要である」、真紀子問題では「公設秘書給与のピンハネは歴然としている。真紀子さんは入口の部分でいろいろ言っているがこれだけでは済まなく、ウヤムヤにはならない」との見方を語る一方、

 小泉改革に関する見解として、
「小泉さんのやっている改革路線は誰がやっても避けて通れない関門であり、全体の方向性は正しい。基本的には100%間違いないと思っている。皆さんは党員であるから、出来るだけ小泉改革が前進出来るように支えてやってほしい」と呼びかけた。

(4.21) 


函館市議会、現行2人削減案を可決し、議員新定数34人に決定!
民主・市民ネット、共産党の2会派と無所属2人の現状維持を退ける

 函館市議会は19日夕、議員定数条例の制定に関して、現行36人から2人削減し34人とする公明党、市政クラブ、新緑クラブ、新政21、緑風会の5会派と無所属1人(黒島宇吉郎氏)が共同提案の条例案を質疑、討論の後、採決を行い、賛成18人、反対14人の起立多数で可決し、注目の新議員定数は34人に決定した。

 民主・市民ネットと共産党の2会派と無所属2人(上谷俊夫氏、竹花郁子氏)は現行維持の36人を主張し、条例案を提出したが、2人削減の34人が可決され、退けられた。

 今回の議員定数問題は、地方自治法の改正で来年1月まで条例制定が義務付けられ、議会運営委員会の場を中心に炉議されてきた。10カ月後に行われる来年4月の選挙から適用される。
(6.19)

2人削減の34人と、現状維持36人の議員定数条例案2本が提出され、
明日午後に賛成多数で現行から2人削減の新定数34人決定へ!


 6月議会開会中の函館市議会は18日までに、今議会最大の焦点である議員定数条例の制定問題に関し、現行の36人を2人削減して34人とする条例案と、現行の36人を維持する条例案の2本が岩谷正信議長に提出され、19日の一般質問終了後の午後2時から質疑を行い、採択されることになった。
 2人削減に賛同する議員は18人、現状維持は14人となっており、本サイトが先に既報の通り、現行から2人削減の34人に決まる運びだ。

 2人削減し34人とする条例案を提出したのは、公明党(5人)、市政クラブ(4人)、新緑クラブ(4人)、新政21(4人)、緑風会(2人)の5会派と無所属の1人(黒島宇吉郎氏)だが、市政クラブの出村勝彦氏と久保幸一氏の2人が欠席のため計18人。

 現状維持の36人とする条例案は、民主・市民ネット(岩谷議長含めて11人)と日本共産党(2人)の2会派と無所属の2人(上谷俊夫氏と竹花郁子氏)の議長を除く14人となっている。

 本サイトがすでに指摘のように、2人削減は来春の選挙に大きな影響を与え、現職、前職、新人の各候補とも予断を許さない超少数激戦の選挙になること必至である。
(6.18)

函館市、市町村では初めてEUビジネスマン日本研修
プログラム(ETP)による研修生を受け入れ/井上市長が記者発表
函館を強く希望のドイツ国籍・駐日欧州委員会代表部勤務の39歳のトーマス・ネッケ氏


 井上博司函館市長は11日午後、記者会見し、EU(欧州連合)のEUビジネスマン日本研修プログラム(ETP)による研修生として函館を強く希望しているドイツ国籍の駐日欧州委員会代表部勤務の39歳の男性を受け入れことになったと発表した。
 この男性はトーマス・ネッケ氏といい、昨年6月にEUビジネスマン日本研修計画で来日し、昨夏北海道を旅行し函館を訪れた際、函館に一目惚れしてこの研修機会を利用してもう一度函館を訪れ、函館と地域の人たちをよく知りたいということで、函館での研修を強く望み、市はこれに応えることになったもの。ETPによる研修はこれまで企業や自治体では都県などだけで、市町村では初めてのケースとしている。

 ネッケ氏は今月16日に来函して市内元町の民宿に宿泊。この間、7月22日から同26日まで5日間ホームスティも行い、研修期間は6月17日から8月9日まで。ドイツと日本の都市行政の相違点について研修する予定になっている。

 このETPは、欧州委員会が1979年に経団連の支援のもとに、EU企業の対日活動を支援する目的で始まった。EU域内の若手ビジネスマンを対象に、日本語、日本文化、特にビジネス環境といった日本事情全般に精通した若手ビジネスマンを育成することにより、ヨーロッパ産業界の日本市場における能率を高めようというものになている。

 研修期間は1年半で、最初の1年間は日本語研修、半年間は企業内研修ということで、同一企業で半年間または2つの企業で各3カ月間行う。これまで第1期生から第20期生まで研修を実施し、参加総数実績は787人に達し、現在は第20期生の36人が研修中にある。
 ネッケ氏の今回の研修費用は全て欧州委員会が負担する。

 同氏は、1989年9月ミュンヘン大学法学部卒後、弁護士資格取得のため(ドイツ連邦共和国国家弁護士取得済み)法律研修生を経て、91年駐日欧州委員会代表部(研修生)、92年4月ドイツ外務省入省、同年7月欧州委員会公正取引部。95年に駐中国欧州委員会代表部の貿易政策部長、97年欧州委員会・衛星通信政策部長を歴任して、昨年6月にEUビジネスマン日本研修計画で来日。

 英語、フランス語、イタリア語、中国語が得意で、日本語は日常会話、簡単な文章の読み書きも出来き、今回の研修生36人の中でもトップクラスという。
 趣味はスキー、水泳、ヨット、ハイキングなどのスポーツと、ヴァイオリン、ギターの音楽、そして読書。家族は妻1人で、今回は単身で来日。

  ◇    ◇    ◇

 この日の井上市長記者会見では、12日から始まる第3回市議会定例会で質疑の対象となる摩周丸の買い取り・活用についての諮問も出て、同市長は「摩周丸は買い取って、多くの人に利用してもらう施設にし、親しんでもらう」との見解を示した。
 市町村合併に向けた取り組みでは「道が示した合併パターンなどをもとに、7月をメドに庁内に研究会を設け、その報告を年内に行い、一定の方向を示したい」。

 来年度以降の市の財政状況についての質問では「状況は厳しいが何とか基金でやりくりし、平成15年度以降も経費削減などでやって行けるが、しかしながら大胆な見直しは必要であり、削減に最大限の努力が不可欠と考えている」とし、今年度導入を断念した職員の再任用問題では「経済事情は厳しい状況にあり、いつから導入するかどうかではなく、なお検討を重ねて行く」との発言に止まった。
(6.11)

函館市議会の議員定数、2名削減が事実上確定!
〜現行の定数36名から34名へ/6月議会で成立の見通し〜
10日開催の議運で、民主・市民ネットと共産党の2会派が現状維持、
与党5会派が一致して2名削減を正式に表明

来春の市議選はかってない大激戦の厳しい生き残り選挙へ


 先日は公募による参考人招致の意見陳述なども行い、行方が注目されている函館市議会の定数問題を協議する議会運営委員会(高橋義人委員長)が、10日午前開かれ、民主・市民ネットと日本共産党の2会派が36名の現状維持を示す一方、公明党、市政クラブ、新緑クラブ、新政21、緑風会の5会派が2名削減の34名にすることを正式に打ち出し、この結果、今月12日から開催の6月議会で現行の定数36名を2名削減して定数34名にする条例が成立する公算となった。

 6月議会の一般質問(14日から土・日を挟んで4日間予定)が終了する19日の午後に、議運や代表者会議を経て、現状維持と、2名削減の34名とする議員定数に関する改正条例案がそれぞれ提出される見通しで、賛成多数で2名削減案が決定になる運びだ。

  ◇    ◇    ◇

 現在、函館市議会は欠員1名の35人で、民主・市民ネットは岩谷正信議長を除いて10人、共産党は2人で、2会派で計12人。これに対して、2名削減を打ち出した公明党や市政クラブをはじめとする5会派の数は計19人。ほか、無所属が3人おり、このうち1人(黒島宇吉郎議員)はかねてから削減を主張しており、2名削減賛成は最低でも合計20人に達することから、10日の議運を持って事実上、議員定数の2名削減が決定模様となった。

 ここに至った状況としては、まず共産党が明確な削減反対方針を持って現状維持を主張。最大会派の民主・市民ネットは議論の結果、「削減するならば2名などではなく、4名削減にすべき。前に(3年前)4名削減をやったから今度は2名などとだらだら減らしていっても仕方がない」(関係者)との考えを示した。

 これに対して、与党の5会派は、「現状維持を打ち出しながら、民主・市民ネットなど、やるなら4名削減などというのはまやかしだ。4名削減を言ったがこれが通らなかったから、現状維持にしたなどの話は市民向けのパフォーマンスに過ぎない」(与党会派幹部)と反発し、5会派が話し合った結果、「この際は5会派が結束して2名削減で行くことで合意」(同)し、この日の議運での5会派の一致した2名削減の正式な打ち出しになった。

 同市議会は前回の選挙(平成11年4月)を前にした10年12月に、それまで40名であった議員定数を大議論の末、4名削減して現行の36名にした。
 今回、地方自治法の改正で次の選挙(平成15年4月)を前にしての来年1月までに、議員定数の条例制定が義務付けられ、今日に至るまで議運の場で議論されてきた。

 定数の2名削減が事実上確定の方向となったことから、10カ月後の来年4月の函館市議選はかってない大激戦必至で、有力新人の出馬が決まってきていることから現職にとっても極めて厳しい生き残りをかけた選挙になる見通しとなった。
(6.10)

議員定数問題に関し、公募の参考人5人が注目の意見陳述!
4人が現状の36名維持、もしくは上限の38人にすべきと主張し、1人だけが大幅削減論

〜今月10日開催の議運での協議が行方決する最大のヤマ場に〜


 地方自治法改正に伴い来年1月までに議員定数条例を定め、来春の選挙に臨まなければならないことから函館市議会は定数問題を議論中にあるが、この際は定数(現在36名)に対する市民の意見を聴こうと参考人招致の公募が実施されて男性3人、女性2人の計5人が決まり、その意見陳述が5日午前、午後2回に分けて開催の議会運営委員会で行われた。

 意見陳述した5人のうち、1人だけが極端な、現在の半分以下15名くらいがいいのでないかとし、ほか4人は現状の36名維持、もしくはむしろ函館市の場合で上限として認められている38人にすべきという各意見が述べられた。このような公募によって意見陳述が行われたのは同議会で初めて。

 5人に30分以内で意見を述べてもらうということで、最初陳述した団体役員の工藤時子さんは、
「議員定数をどうするかは市民にとって大変な問題。今日、市民の生活が苦しいから議会も削減すべきという意見に対しては感情論としてわかるが、逆に市民の苦しい声、不満を市政に反映することが大事で、むしろ上限の38名にすべきと思う。少数が精鋭ということにはつながらず、減らすことによってますます市政に市民が参加しづらくなる。削減することは多様な意見が反映されなくなり、少数なれあいになる」
 と現状維持か、むしろ2名増やし38名にすべきと主張した。

 2番手に登場した元公務員の成田ツキさんにあっても、
「函館は長期の不況にあり、全道的にも生活保護世帯がワースト1で、上下水道料金の値上げ、保育料、保険料などの値上げという状況にある。過疎化が進み、商店街はシャッター通りになっている。このような中で、議員が1人でも少なくなれば大変な損失になる。少数精鋭などというのは議会否定につながり、利害関係が強くなって汚職につながる。独裁になる可能性もあり、これらから逆に上限の38名がいいと考える。民主主義には時間とお金がかかるといわれ、安上がりの議会運営には問題がある」

「市民への関心を高める努力が必要で、議会にはお金を使うべき。相談に乗れる議員が沢山ほしいし、きめ細かな市民の要望を反映させるには削減せず、増やすべきだ」
 などと上限の38名を展開した。

 次いで、無職の星佳男さんは、「身体障害者、弱者としての視点で意見を述べたい」とし、
「定数問題は市の財政とのバランスということもあるが、議員が市民に対しどういう活動をするかということを提起している問題でもある。暮らしに役立つ議員なのかどうか。生活困窮者が増えつつある状況で、議員の活動がより求められ、この中で議員定数を考えなければならず、今(36名)よりも後退することには不安を抱くし、少なくとも減らすことには反対する」
「事実と実態に即した議員の活動を期待している市民が多いのでないだろうか。これ以上は減らさないでほしい。(市民と議員が)交流を深める努力が望みたい」
 と現状維持を陳述した。

 4番目として午後からの会議で意見を述べた会社役員の高西司さんは、
「15人だと話がまとまるし、35〜36人が集まった時には議論にならなく、まとまらない。一つの話し合いの場として15名くらいがいいのでないか」
「函館地方では倒産が続いており、まだまだ倒産が出るなど経済状況は厳しいものがある。市の財政も累積赤字が溜まるばかりでないか。市議は人口2万人に対して1人がいい。市議の質を上げてほしい」
 などと大幅削減論、15名くらいがいいと意見した。

 最後に陳述した元地方公務員の澤田守正さんは、
「現状の36名でいい。1名当たり少なくとも7千とか8千人の市民の意見を代弁する議会でなければならない。地方分権の時代でもあり、市民の要望を反映しやすくすることが必要」
 と現状の36名を主張した。

   ◇     ◇     ◇

 この後、休憩を挟んで再開したこの日の議運では、今回の参考人招致の意見陳述を各会派に持ち帰って、なお協議し、6月10日の議運で6月議会にどう対応するか決することになった。
 10日の議運が最大のヤマ場になる見通しとなったわけで、この定数問題、市財政危機問題に連動してくすぶる市職員の給与削減問題とも絡んで行方が注視される。

(6.5)


「摩周丸」12月に買い取りし、「汽笛」「銅鑼」等のSEや
「乗船名簿」など復活させて来年4月に再スタートのオープン予定!

「汽笛のあるまち」をイメージアピール!


 函館市は3日午前開いた市議会総務常任委員会に、メモリアルシップ「摩周丸」の保存活用に関する基本方針を報告した。
 これによると、(株)函館シーポートプラザ(会社整理の方向)及び筆頭株主であるJR北海道との協議を踏まえて、摩周丸を付帯施設も含め、これまで示したとおり3億8千万円で購入するとし、延び延びになっている購入費計上を今後行う船体塗装改修費なども含め9月の補正予算で行い、12月の議会に関係議案、設置条例案を提案して摩周丸を購入、来年4月に再スタートのオープンを予定するとしている。

 この間のスケジュールとしては、来月下旬(今年7月)に保存活用のあり方について市民、学識経験者及び関係団体等から広く意見を聴き、検討するための「摩周丸」保存活用懇談会(仮称)を設置する。懇談会の委員構成は15名以内とし、15名のうち2名は公募する。

 12月の購入後、4月オープンに向けての第1段階として来年1月〜3月に、船体、船底の塗装改修工事ほか、甲板、窓周り、手摺り等の腐食部分について補修工事を行い、また展示内容などのリニューアルを図る。

 展示リニューアルでは改善するポイントとして、まず入場者の順路設定、動線の作成するのをはじめ、この機会に写真、パネル、当時の備品等混在しているためブースなどで区切り、テーマの明確化、ストーリー性の重視を図る。年4回の特別展の開催も予定する。

 加えて、SE(Sound Effects)として就航当時の出航案内・船内音楽、銅鑼(ドラ)、汽笛などを復活し、音響効果づくりを打ち出し、この中で特に「汽笛のあるまち」というイメージをアピールする。

 連絡船に関する報道フィルムを編集してコンピュータで当時の映像を再現する映像アーカイブス、「乗船名簿」を復活し、イベントでの活用、顧客管理、リピーターの確保、スタンプコーナーの設置、さらには多目的スペース、喫茶コーナー等休息コーナーの設置なども行うとしている。

 管理は函館市文化・スポーツ振興財団に委託し、運営に当たっては船舶のノウハウを持つJR北海道はじめ、NPO「語りつぐ青函連絡船の会」など保存団体等との連携・協力を図りたいとし、「摩周丸」の一層の充実と魅力アップに努める方針にある。
 入館者数は年間7万人を見込んでいる。
(6.3)




函館商工会議所の高野会頭と柳沢副会頭が井上市長と岩谷議長を訪ね、
東川小跡地での道立函館水産試験場の早期建設を要望

井上市長、東川小跡地での既定方針通りの建設誘致を言明/今月の解体手続き入り語る


 函館商工会議所の高野洋蔵会頭は11日午後、柳沢勝副会頭、平原康宏専務理事を伴って井上博司函館市長を訪ね、「函館地域だけでなく、北海道の水産加工業を支えるべき役割を担う道立函館水産試験場が、従来の函館市方針通り東川小学校跡地に早期整備されるよう、なお一層の取り組みをお願いしたい」とする要望書を提出した。

 これに対して、井上市長は「道立水産試験場は網走、釧路、そして函館と建設されることになっており、受け入れ基盤をしっかりしておくことが必要で、東川小跡地を決めている。道が建設する時にいつでもやれる体制にしておくことが大事で、6月には解体の手続きに入ることにしており、着実に進めたい」と応えた。

 建設地に決まっている旧東川小については、歴史的な建物などとして保存を訴える動きが出、解体反対の看板など立てられているが、井上市長は既定方針通りに同小学校建物を取り壊し、道立水試の建設促進を図ることを明確にした。

 なお、井上市長は高野会頭らとのこの場の懇談で、先に打ち出された国際水産・海洋都市構想とも関連し、「この構想推進でも道立水試は、存続が決まった北大水産学部と並ぶ研究機能であり、足並みを揃えてやりたいので地元経済界にあってもよろしくお願いしたい」と語った。

 高野会頭、柳沢副会頭らは井上市長に要請の後、市議会も訪ね、岩谷正信議長に同様の要望書を提出した。高野会頭は、12日午前中には札幌で道に対しても早期建設の要望書を提出、陳情する。
(6.11)

日航(JAL)の東京線1便増の4往復、6月1日からいよいよスタート!
今年の夏・7月19日〜8月末は毎週金曜に福岡線チャーター便
夏休み期間中の伊丹(大阪)線・1日1往復は今年も実施

〜夏場の函館観光繁忙期に合わせて積極的!〜


 日本航空(JAL)は、この6月1日より函館ー東京線の1便増をスタートさせ、これまでの1日3往復から4往復体制になるほか、今年の夏は函館ー福岡間で毎週金曜日、チャーター便の運航を打ち出している。このチャーター便は7月26日を初便とし、8月一杯まで計6便を予定、150人乗りのボーイング737を使って九州方面から観光ツアー客を呼ぶ込む。

 また、1昨年、昨年と実施した夏休み期間中の函館ー伊丹(大阪)線の定期便を今年も行うこととし、270人乗りのボーイング767が7月19日から8月末まで毎日1往復運航されることになっている。

  ☆    ☆    ☆

 まず、かねてから打ち出されていた東京線の1往復増便が6月1日からスタートする。函館空港発着の基幹定期便の増便となって地元観光・関連業界に大歓迎されているもので、本格的な観光シーズン入りし、「東京線は4、5月と順調で、前年比10%増となっている」(日航函館支店)こと相まっての増便となる。

 そして、この1往復増・4便体制が通年運航になることが望まれているが、残念ながら「6月からのまずは夏場を考えており、下期に入っての継続は疑問符と言わざるを得ない」(同支店)とし、夏場〜秋口の観光シーズン繁忙期だけの増便となりそう。

 ちなみに、日航の1便(往復)増で、函館ー東京線は全日空の1日4便(往復)と合わせて8往復となる。

 函館ー福岡線の運航は1999年11月に利用が思ったように伸びず、定期便を運休して以来のチャーター便で、夏休み期間中になんとか九州方面の北海道観光ツアー客を入れようとのエージェントの企画を受けた形での実現となった。

 伊丹線の期間限定の1日1往復定期便は、伊丹空港にあっては騒音対策問題があって思うように行かないが、夏場に限っての特別枠を利用しての運航となっている。日航では函館ー関西空港線を運航しているが、これとは別の伊丹線(機材は270乗りボーイング767)であって、函館発が午前11時35分に設定され、関空便よりも出発時刻が早いことから、目下話題のユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどの観光には便利で、人気を呼ぶのではと期待されている。

 なお、日航は毎月(8月除く)1週間くらい日本全国7,000円〜14,000円の「JALバーゲンフェア」などの格安料金を設定し、非常に好評だ。

(5.30)

「函館観光明るい材料多く、今後も期待できる」沼崎会長
〜函館国際観光コンベンション協会・通常総会〜

今年度事業計画として、東北新幹線八戸開業で仙台などの誘致に力注、
外国トッププロモーションでは韓国も、港まつり・道新全国花火大会は8千発に、等々


 社団法人・函館国際観光コンベンション協会の今年度の通常総会が、23日午後4時からホテル函館ロイヤルで開かれた。最初にあいさつしに立った同協会の沼崎弥太郎会長は、
「昨年度の函館観光の入り込み客は530万人と前の年よりも大きく増え、特に下期は(167万人と)過去最高となったが、まだ上期とは7対3で通年観光を目指している函館観光としてはまだまだ開きがあり、更なる努力が必要と考えている。がしかし、観光客1人当たりが宿泊客で1日2万6千円、日帰り客で1万1千7百円を使うということで、全体では年間ざっと1千百億円となり、観光が函館の基幹産業になっていることには間違いない」
 としたうえで、今年度の見通しとして、

「ゴールデンウィークは各観光施設が活況であったし、今後も期待の持てるものとなっている。明るい材料として、この6月から日航が東京線を1便増便し、全日空を入れて全体で(東京線が)8便体になり、その効果が出るだろうし、台湾からのチャーター便で一番多い中華航空が前年度の場合で234便のうちの190便で、この使用機種が今年からA300に大型化され、1便当たり100人増える」

「また、函館市で開催のコンベンションが4万6千人で、昨年よりも10%多く、冬季シーズンの今年12月1日には東北新幹線が延びて八戸開業となってこの効果が期待できる。さらには冬のクリスマスファンタジーも好評で、今年のクリスマスはどこで暮らしたいかというエージェントの調査では第1位が東京ディズニーランドで、2位が函館山、3位がユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどという結果が出ており、はこだてクリスマスファンタジーによる入り込み増が期待できる」
 と具体的に言及し、今年度の函館観光の見通しは明るいと語った。

  ◇   ◇   ◇

 次いで、今総会から前段に、観光表彰が行われ、観光事業功労者賞に「高田屋嘉兵衛まつり」の第1回から深く係わり、活躍していることで知られる割烹「冨茂登」の尾形京子さん(80歳)と、湯の川温泉にあって組合や観光協会の副会長など担い、「湯の川温泉いさり火まつり」の開催に36年間取り組んだ温泉旅館「一乃松」の松橋博さん(68歳)の2名、観光事業功績者賞に函館いか踊り実行委員会(委員長・吉川平八郎氏)、観光事業優良従事者賞に函館国際ホテル宿泊部の大谷勝さん(57歳)ら7名を表彰した。

 また、表千家流茶道・竹田峰水会(会長・竹田君子さん)に感謝状、台湾からのチャーター便で著名なチャイナエアライン(中華航空)にも感謝状の贈呈が発表され、後日送るとの報告があった。

  ◇   ◇   ◇

 この後、沼崎会長が議長となって第1号から第4号の議案審議に入り、勝又静夫協会専務理事から平成13年度事業報告、平成14年度事業計画案などが提案されてこれを全会一致で承認した。

 この中の今年度事業計画では、観光フォーラムの開催、東北新幹線八戸開業に向けての仙台などをターゲットとする東北地区へのプロモーション力注、昨年に引き続く10〜11月の地元官民トップによる外国プロモーションでは香港に加えて韓国を訪問し、観光客誘致に全力を上げること、等々が示され、また各種行事の運営・参加では市制施行80周年にかんがみ、函館港まつりではシンガポールからミスの参加、青森ねぶたと長崎の蛇踊りの参加、さらに道新全国花火大会がこれまでの5千発から8千発になること、新規企画として「はこだて観光俳句」投稿の設定などが報告された。

 役員補充では、今春、市助役に就任の木村孝男氏の副会長選任、同じく市商工観光部長になった古川雅章氏の理事就任などの報告が了承された。

 総会の後、夕刻からは懇親パーティーが催され、河内孝夫協会副会長と、井上博司市長代理として木村孝男助役の各あいさつがあり、岩谷正信市議会議長の音頭で乾杯し宴入りとなった。
(5.23) 

函館港の活性化・振興の期待担う港町ふ頭の
水深14。岸壁、今月29日から待望の供用開始

さっそく初日・29日に第1船入港・接岸し、歓迎式典


 函館港の活性化・振興を担うものとして建設が進められてきた港町ふ頭の水深14メートル岸壁が完成し、いよいよ今月29日から供用開始となる。

 同日午前10時に岸壁接岸の第1船の入港が予定されており、同日午前10時半から供用開始及び入港第1船歓迎式典が同岸壁で行われる。市港湾部が15日、市議会建設常任委員会(17日開催)に資料提出した。

 期待の供用開始となる港町ふ頭岸壁は、水深が14メートルで延長280メートルの1バース。荷測地の面積は1万6、669平方メートル、野積場は3万2、297平方メートル。付帯施設として船舶給水栓6基、照明設備2基、管理事務所1棟、仮設トイレ1基が備えられている。

 5月29日午前10時に入港第1船となるのは、神正丸6、165トンで、塩20トン他を積んで接岸する。

 この水深14メートルの岸壁供用開始で函館港はようやく大型貨物船の接岸が可能になり、このうえは同ふ頭におけるクレーン設備の建設、コンテナヤードの整備が待ったなしなってきている。

(5.15)


北大水産学部、従来通りに函館本拠地でやって行くことで一定の決着!
老朽化している研究棟のリニューアルに20数億円を投入

山内皓平学部長、設立の函館海洋科学創成研究会の初会合で言明


 北大水産学部の山内皓平学部長(北大大学院水産科学研究科科長)は、8日午前開かれた「国際水産・海洋都市構想」の策定など推進するため設立の函館海洋科学創成研究会の第1回会合の中で、水産学部の函館存続問題に関し、「近年、北大では札幌(本部、総合大学として各学部存在)だけに金が投入され、函館(水産学部)は孤立し、このままではどうしようもないなどという閉塞感に襲われてきた。そして、今度の再編・統合問題の中で札幌に頼っていては埋没するということで、これからは函館に金を投入し、老朽化している研究棟のリニューアルなどをすることにした。水産学部は札幌にも拠点を置くが、従来通りに函館が本拠地ということでやって行くと決めた」と語り、存続問題に一定の決着をつけたことを明らかにした。

 加えて、
「札幌でやっても波及効果は望めなく、函館で研究棟等のリニューアルに20数億円を投入する方針であり、経済波及効果もあると考えている。函館と札幌の2つの拠点を持ってここ当分はやると決めたわけで、このうえは大学としても、産学官の取り組みを積極的に行いたい」などと地元との連携をこれまで以上に強める決意の一端を示した。

 山内大学院教授(研究科科長)はかって水産学部長を務め、この4月から再度学部長に就任した。
(6.8)

「国際水産・海洋都市構想」推進に向け、産学官の函館海洋科学創成研究会が発足!
函館をナポリ、ウッズホールのような国際的な水産・海洋都市に
水産・海洋の学術研究機関を充実、誘致し、国際観光都市・函館と共生

 函館には水産業・水産食品製造業や船舶関連・機械器具製造業など水産・海洋に関する産業が集積し、北大水産学部などの学術・研究機関も存在、また国際観光都市でもあることから、この優位性を生かし、「国際水産・海洋都市構想」を策定し、水産・海洋に関する国際的な学術研究の拠点都市づくりを推進しようということで、産学官による「函館海洋科学創成研究会」を設立することになり、その創立総会である第1回会合が8日、函館国際ホテルで開かれ、22名の委員、5名の顧問の中から会長に地元の産学連携「クリエイティブネットワーク」代表幹事の沼崎弥太郎氏(函館商工会議所副会頭)を会長に選ぶとともに、今年度の事業として8月下旬に先進地の調査、9月上旬に第2回研究会を開き、「国際水産・海洋都市構想」の策定に向けての中間報告、そしてシンポジウム(記念講演会)の開催、来年1月に第3回研究会、そして3月には基本構想案報告を行うことを決めた。

 22名の委員の中には、地元の北大大学院水産科学研究科はじめ、東海大学海洋学部や東京大学大学院農学生命科学研究科、名古屋大学大学院理学研究科の水産・海洋関連研究の権威である教授、公立はこだて未来大教授らが名を連ねれ、この日の初会合に出席。異口同音に「国際水産・海洋都市構想」推進には、水産都市で観光都市でもある函館がその立地として戦略的に非常に最適などと語った。

  ◇    ◇    ◇

 会合では井上函館市長のあいさつの後、同研究会の規約について事務局から提案され、設立および目的では、
「南北海道地域における水産・海洋に関する各種研究分野を将来的に地域振興に資する事業に発展させる可能性について調査・研究し、提言等を行うことにより、水産・海洋に関する拠点を目指したまちづくりの推進に資するため、函館海洋科学創成研究会を設立する」とし、

 活動内容として、
(1)国際水産・海洋都市形成にための構想策定への助言
(2)水産・海洋関連の国内外の著名人によるシンポジウム等の開催
(3)水産・海洋関連の産学共同研究と新規企業設立の推進と支援
(4)地域の研究機関等による水産・海洋研究の活性化のための支援
(5)水産・海洋関連のスポーツ、文化および娯楽の振興
(6)その他前項の目的を達成するために必要な活動
 を上げ、これを了承した。

 役員として、事務局提案によって会長に産学連携「クリエイティブネットワーク」代表幹事の沼崎弥太郎氏(写真下)、副会長に函館水産連合協議会会長の藤原厚氏と北海道大学大学院水産科学研究科教授の嵯峨直恒氏の2人が指名され、承認された。事務局長には産学連携「クリエイティブネットワーク」幹事の川島真一氏が就任した。

  ◇    ◇    ◇

 そして、会長に選ばれた沼崎氏があいさつし、議長になって議題に入り、同研究会設立の趣旨として、
「函館市の優位性を生かした国際水産・海洋都市構想を策定し、水産・海洋に関する国際的な学術研究の拠点都市を目指したまちづくりを推進する」こととし、

  具体的には、
▼水産・海洋関連産業(水産業、水産加工、造船機械金属、港湾)の活性化
▼北大水産学部および大学院水産科学研究科の研究機能の充実
▼水産・海洋関連の研究機関の充実および誘致(道立水産試験場の早期建設と国の研究機関の誘致など)
▼水産・海洋関連企業の誘致および起業化(ベンチャー企業の起業化)
▼国際的な水産・海洋都市への発展(例えばウッズホール、ナポリ)
 など目指す方向を決めた。

 加えて、前記の如く専門講師を招いてのシンポジウム等を開催し、関係機関に対して国際水産・海洋拠点都市函館を強力にPRする等々の平成14年度の事業計画など決め、次に、副会長に就任の北大大学院水産科学研究科教授の嵯峨氏が「国際水産・海洋都市構想について」としてまとめた私案を発表。この中で、嵯峨教授は、

「函館をナポリやウッズホールのような快適で国際的に通用する海洋研究都市にしたい」「函館というレトロな所が残っている街に快適さ、海洋研究所というコンセプトを少し加え、レトロ・フューチャーな街づくりをする」という考え方を示し、
「函館国際海洋都市構想にあっては、いい観光都市でなければならず、ナポリなどはそのようになっている。そこで皆さんの力を合わせてコンセプトを示せば絶対に成功する。10年後にはナポリ、ウッズホール、そして函館ということになる」と語った。
 この推進に関連して、「函館国際海洋都市開発機構としてのNPO、インキュベーター組織を是非作りたい」との意向も示した。
 嵯峨教授からは、「緑の島に新しい水産・海洋研究施設を作ったらどうかなどとも考えている」などの言及もあった。

 これらを踏まえての意見交換では、酒勾敏次東海大教授が「この構想推進に函館は戦略的に非常にいい」とコメントしたほか、伏谷伸宏東大教授は「函館は非常にいい立地条件にある。特に、緑の島についてはこれだけのものはないのでないか。国立の海洋研究所がこれまでないのがおかしい。NPOも非常に大事なことだ」とし、上村大輔名古屋大教授にあっても「子どもたちに自然に見せもらうということなどからしても、研究所と都市との共生が必要であり、これからはインキュベーター、起業を考えて行かねばならない。北海道周辺には沢山の研究テーマがゴロゴロしている。観光に来た人が研究機関に接することができるといった格好での、市民に開かれた共生的な見地での海洋都市づくりがこれからは求められる」などと語った。

 清水市で仕事をしているという日本潜水協会の鉄芳松理事は、酒勾東海大教授とのNPO立ち上げの経験など話し、「皆さんと汗をかいてみたいと思っている」とも語った。

 5名の顧問の中の一人、山内皓平北大水産学部長にあっても発言を求められ、別稿(本サイト・総合ページ1)所報のように同学部の函館存続問題に関する状況を説明し、「水産学部は函館でやると決めたので、このうえはこれまで以上に産学官への取り組みを進めたい」と積極発言した。

 副会長に就任の藤原氏は「この研究会の発足は大変喜ばしい。全力を上げてやらなければならない。函館の全てが研究施設だという夢を持って産業界も全力を上げなくてはならないと思う」とし、この研究会立ち上げを企画、主導した西尾函館市企画部長は「(国際水産・海洋都市づくりの)機が熟してきたと考えている」との見解を示した。

 以下、同研究会の委員22名と顧問5名は次の通り。
<委 員>
▽沼崎弥太郎(産学連携「クリエイティブネットワーク」代表幹事)
▽藤原  厚(函館水産連合協議会会長)

▽酒勾(さこう)敏次(東海大学海洋学部教授)
▽伏谷 伸宏(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
▽上村 大輔(名古屋大学大学院理学研究科教授)
▽鉄  芳松(日本潜水協会理事)
▽原  彰彦(北海道大学大学院水産科学研究科教授)
▽塚原 保夫(公立はこだて未来大学教授)

▽鈴木 孝司(函館工業高等専門学校教授)

▽坂下  功(北海道立函館水産試験場場長)
▽澤谷 拓治(北海道立工業技術センター企画管理部長)

▽嵯峨 直恒(北海道大学大学院水産科学研究科教授)

▽石黒 義男(函館商工会議所農林水産部会長)

▽大谷  寛(檜山管内漁業協同組合代表理事 組合長)
▽杉本 昭吾(渡島管内漁業協同組合長会 副会長)

▽本間 光郎(函館造船工業協同組合 理事)
▽金子  宏(中小企業同友会 幹事長)
▽兵頭 法史(函館港湾振興会 副会長)
▽三木谷 信(函館水産研修会 幹事長)

▽西尾 正範(函館市企画部長)
▽古川 雅章(函館市商工観光部長)
▽中林 重雄(函館市農水産部長)

<顧 問>
▽小泉 信男(北海道開発局函館開発建設部長)
      (代理・笹島 隆彦次長)
▽松田 光皖(北海道渡島支庁長)
      (代理・真藤 邦雄地域政策部長)
▽井上 博司(函館市長)
▽高野 洋蔵(函館商工会議所会頭)
▽山内 皓平(北海道大学大学院水産科学研究科科長、水産学部長)

(6.8)



今日から6月ー。JAL東京線増便、マイカ漁解禁・漁り火など
初夏の函館観光本番入りの一方で、地域の景気は依然厳しさ


 今日から6月入り。国内、そしてもとより韓国も、昨日開幕したサッカー2002日韓ワールドカップ一色といった様相にあるが、函館・道南地方にあっては観光シーズン一段と本格化し、1日から日航(JAL)の東京線が1便(往復)増便され、4便(同)体制となって利便性が増し、全日空(ANA)の1日4便と合わせて、東京ー函館線は8便(往復)の運航となって首都圏からの来函観光客の入り込みが一層期待される。
 また、空の便では10月末までの季節運航の中日本エアラインの富山線も1日からスタートする。

 6月というと、函館の夏最大の海の味覚であるイカ刺しのマイカ漁のスタートで、湯の川温泉街のホテル・旅館などでも函館でなければ食べれない獲れたばかりの朝イカが宿泊らにふるまわれる。
 マイカ漁のスタートは函館の夏の風物詩である漁り火の季節でもあり、函館山からの夜景見物、反対側の東山からのいわゆる裏夜景からも、津軽海峡に浮かぶマイカ漁の漁り火が旅情をさそう。

 函館の6月は年間通して一番過ごしやすいいい季節であって、初夏の観光シーズン本番で、今年の函館観光は出足好調。地域経済を函館観光が支えている格好にあるが、地域経済全般に目を転じてみれば、状況は厳しさがなお続いている。

 31日発表になった道南地方の金融経済動向をみても(日本銀行函館支店発表)、概況は「観光客の入り込み増加に加えて、一部の製造業で生産水準の引き上げから持ち直しの動きが窺われるものの、公共投資の縮小、設備投資、個人消費の低迷、そして雇用情勢の悪化が続き、全体としては依然厳しい状態を脱していない」としている。

 日本経済の景気の底入れが伝えられているが、これは一部の大企業に限ったことで、それも徹底した人員整理中心のリストラ、コスト削減を行った大企業だけの話であり、中小企業、もとより零細企業に至っては底入れどころではなく、不況がなお深刻化し、経済の2極分化が進行中にある。
 函館地区でもこれまで地元有数の建設業者であった業者の自己破産なども相次いでいる状況で、持ちこたえられない企業が出てきている様子にある。

 6月は子供たち、学生たちにあっては夏休み前の勉学本格化の季節でもある。本州は梅雨にはいるが、北海道は梅雨もなく、最高の季節だ。6月は旗日がない月で、勉強に、仕事に集中する季節でもあろう。
(6.1) 

苫小牧、室蘭に次ぐ道内3番目の待望の水深14。岸壁供用開始!
〜第1船接岸し、関係者多数出席して供用開始式〜

井上函館市長「函館港利用のポートセールスの強化が必要」
小泉函館開建部長「いかに有効に活用して行くかが大きな課題」

 函館港湾活性化の期待を担う函館市港町の港町ふ頭水深14。岸壁が完成し、第1船として貨物船が接岸、29日午前10時半から同岸壁で函館開発建設部、函館市、地元港湾振興会、経済界などの関係者多数が出席して供用開始式が行われた。

 主催者を代表して最初に、岸壁の建設に当たった函館開発建設部の小泉信男部長は、
「函館港は従来水深10。が最大で、近年の物流の効率化、大型化に対応できず、他港に陸揚げされていたことから、是非建設してほしいという要望が強く出され、21世紀を目指した港づくり、活力ある港町・函館づくりのために建設が進められてきた。重要港湾は全国的にも少なく、この中で水深14。岸壁が完成し、今日供用開始を迎えることができた」

「今後は関係者の方々とともに、いかに有効に活用して行くかが大きな課題になる。来年度には水深12。の完成も予定されており、函館空港とともに道南の拠点として函館港の役割がますます高まって行くものと考えている」
 とあいさつ。

 さらに、主催者として函館市の井上博司市長が次のようにあいさつした。
「産業物流、国際物流の変化に対応した道南の物流拠点港にふさわしい港湾ということで、5万トン級が接岸可能なふ頭の整備が進められてきた。この水深14。岸壁に続いて来年度には水深12。も完成し、多目的国際ターミナルとしての基盤を整えることになる。今後は函館港利用のポートセールスの強化が必要と考えている。貿易促進、産業振興に鋭意努力して行くことになり、函館港の発展、地域振興に努めたい」

 函館港湾建設事務所の桜庭栄所長による工事経過報告の後、来賓祝辞としては函館市議会・瀬尾保雄副議長と函館港湾振興会の木下宏平会長があいさつ。この中で木下会長は「一日千秋の思いでこの水深14。岸壁の完成を待ち望んでいた」と語った。

 小泉部長、井上市長らによるテープカット、第1船として接岸した貨物船「神正丸」の荻田敏幸船長、仁藤他喜男機関長に歓迎の花束・記念品の贈呈もあり、この後さっそく、冷凍水産物11トン、ログハウス用丸太11トンを積載したトラックによる初荷役が行われた。

 供用開始第1船として接岸した「神正丸」は、船主・栗林物流システム(株)の貨物船で、6,165トン、全長140。。冷凍水産物11トン、ログハウス用丸太11トンのほか塩20トンを陸揚げするため入港した。

 水深14。岸壁は延長280。で、港町ふ頭の用地は4.8ィという広大なものとなっている。水深14。は道内で苫小牧、室蘭に次ぐ3番目。工事期間9年間で完成した。

(5.29)

函館駅・新駅舎、工事極めて順調で来年7〜8月にも開業の期待!
JR北海道本社「今年秋には鉄骨も見せ始めるし、市との調整も行いたい」


 函館駅前周辺整備の一環として移転・新築される函館駅・新駅舎の工事が順調で、ここにきて新駅舎の開業が当初予定の来年12月から「来年秋頃には完成」(JR北海道本社)となり、さらには来年7〜8月にも完成し、開業可能になるのでないかという観測も関係者間から出ている。

 駅前広場の拡充・整備で新駅舎が現駅舎よりも約40メートル海側に移転・建設となるため線路の移転、切り替えが行われ、すでに新ホームが完成し、使用されている。
 かっての階段・渡り通路などもはやなく、最終到着・出発駅、すなわち頭端駅という特徴が活かされた、1番〜4番ホームのバリアフリー化のすっきりしたステーションの片鱗をみせ、列車利用者には非常に好評ともなっている。

 そして、すでに新駅舎建設も工事中で「今年秋には鉄骨も見せ始める」(JR北海道本社)といい、工事は極めて順調。「現場の方は早めに動いている」(関係者)という様子にあり、このため、公式発表としては「開業は来年秋」としているものの、年間一番の観光時期である7〜8月の夏頃の可能性もあって大いに期待が高まるものとなっている。
 この点、JR北海道本社にあっては、開業時期に関して「今年秋頃には函館市との調整も行いたい」としている。

 新駅舎の規模は鉄骨造2階建て、約6千百平方メートル。施設は自動改札機、自動発売機はもとより、エスカレーター、エレベーターなど備え、もちろん各種店舗、各種レストランなども。外観は建物中央にロトンダ(卵形の塔)を配置したデザインで、デンマークの鉄道会社との共同製作となっている。

 駅前広場の整備に関しては、土地区画整理事業として予定通り進行中にあり、道路工事など行われ、来年度から広場の工事が始まり、16年度には完成する段取りになっている。
(5.21)

盛大にペリー提督・来航記念碑除幕!
「歴史を検証し、後世に伝え、新しい観光スポットにも」

井上博司函館市長「函館の歴史を検証するモニュメントとして大きな財産」
製作者の小寺真知子さん「気に入っていただきうれしい。皆さんの情熱で出来上がった」


 「ペリー提督、来航記念碑」の完成除幕式が、来航の日の5月17日、午前11時から建立が成った函館市弥生町の市立函館病院跡地で関係者多数が出席して盛大の行われ、黒船をイメージした黒御影石の台座を含めて高さ4メートル28センチのペリー提督の堂々たる銅像が函館山をバックに函館港を望む地に勇姿を現した。

 除幕式典は、海上自衛隊大湊音楽隊の演奏の中で始まり、全員起立のもとで日米両国国歌演奏の後、同記念碑建立協議会の加藤清郎会長より井上博司函館市長に銅像の目録が贈呈され、これを受けて井上市長より加藤会長に感謝状が贈られた。

 次いで、加藤会長が式辞に立ち、
「今年は函館市の市制施行80周年の記念すべき年であり、その一つとして私どもの今度のペリー提督記念碑の建立が出来たことは喜びに耐えない。当時、ペリー提督は2週間余りの函館滞在であったが、有形、無形の文化を残し、これが契機になって各国が函館に拠点を作り、このことが函館発展のきっかけになった」

「記念碑の建立にはいろいろな思いがある。これを契機にペリー提督が函館に果たした貢献を検証し、後世に伝えたいということであり、また、全国的な観光都市となっている函館にあって観光客の皆さん、函館の若い人たちが歴史を掘り起こすきっかけになればという思い。さらには新しい観光スポットとしてこの元町界隈が一層にぎわってほしいと思っている」

「製作して下さった小寺(真知子)さんにおいては、本来1年近くかかるものを半年間で私どもの願いを100%聞き入れてくれて、こんのように立派なものをつくっていただいた」
 などとあいさつした。

 このうえで、井上市長はじめ、函館市議会の瀬尾保雄副議長、在札幌・米国総領事館のアレック・ウィルシンスキー総領事、社団法人日米協会の大河原良雄会長、馬主協会連合会の松崎勉委員長、そして建立協議会の加藤会長の6氏によって除幕が行われ、大きな拍手、一般市民らの歓声のうちにペリー提督の銅像が姿を現した。

 来賓祝辞では井上市長が、
「このペリー提督の記念碑は函館の歴史を検証するモニュメントとして大きな財産になる。市の責任のもとでしっかり守り、活用して行きたい。また、この機会に日米の友好が一層進展することを期待したい」

 とあいさつしたほか、ベーカー駐日大使の代理として出席したウィルシンスキー総領事が、
「堂々としたペリー提督の除幕式に当たり心から祝福申し上げます。ご当地にある多くの史跡に加え、この記念碑建立によって新しい名所が誕生したことになる。商業、工業、文化など多くの面でペリー提督の(日本・函館)上陸は日本史、世界史上で大きな出来事であり、この記念碑によって長く記憶されることでしよう。1854年ここ函館起きたことがなかったら、その後のクラーク博士ら多くの先人も偉業を成し遂げることがなかった。函館市民の皆さんはユニークで力強いこの芸術作品を誇りにすべきでしよう」
 とベーカー大使のメッセージを読み上げた。

 さらに、日米協会の大河原会長もあいさつし、
「建立は歴の重みを送知するビーコンとしてしっかり受け継がれて行くものと信じます」
 と誉め称えた。

 最後に、製作者の彫刻家、小寺真知子さん(函館出身、ローマ在住)に花束が贈呈され、記念写真などに収まっていた。

 正午過ぎからは場所を五島軒本店に移して記念レセップションが開催され、石田勉同協議会事務局長が建立に至るまでの経過説明があり、「市民の協賛金も沢山いただいて記念碑建立が実現した。この5月17日を永遠に忘れず、今後はペリーサミットをやろうという話もあり、ペリーに関するコンサート等々考えられている」と語った。

 来賓として松田光皖渡島支庁長と柳沢勝函館商工会議所副会頭があいさつし、この中で柳沢副会頭は「(建立協議会の)加藤会長は本当にいい仕事をしました。勇気と感動を与えてくれた。これを機会にますます函館観光が発展するものと思う」と祝福した。

 製作者の小寺さんもあいさつに立ち、
「時間が足りなかったので、とにかく土方のようになって作りました。何よりも皆さんが気に入って下さったことがうれしく思っている。ベニスなどヨーロッパの海洋博物館にも行って調べ、改めてペリー提督ことを認識して製作し、私自身も大変な勉強になった。函館の人、子どもたちが歴史、文化を知る一つの大きなきっかけになると思い、製作した。何よりも大切にしてほしい。(製作した記念碑・銅像は)何百年、何千年と持つものですし、皆さんの情熱で出来上がったものと思います」
 と語りかけ、大きな拍手をあびた。
(5.17)


他にひけを取らない「非常に立派なペリー提督の銅像」すでにローマを立ち、
成田ー羽田経由で12日に空路・函館に到着
黒船をイメージした黒御影石の台座含め高さ4メートル半。17日に盛大に除幕式と記念レセプション

〜建立は函館観光はもとより、社会教育的にも大きな意味合い〜

 ペリー提督が米国海軍艦隊を率いて箱館に来航し、函館開港となって今年で148年。その開港の日・5月17日に合わせて「ペリー提督、来航記念碑」としてペリーの銅像が作られ、その除幕式が今月17日(金)、建立地である函館港を眼下に望む函館市内弥生町の旧市立函館病院跡地で盛大に行われる。

 この「ペリー提督、来航記念碑」建立協議会(加藤清郎会長)の石田勉事務局長によると、銅像は台座が2メートル、ペリーの彫刻像2メートル28センチ、合わせて高さ4メートル28センチという非常に立派なもので、ペリー銅像は函館出身でローマ在住の彫刻家・小寺真知子さんによって製作された。

 銅像はすでに、17日の除幕式に向けてローマを立ち、空路・成田国際空港に到着の運びで、通関手続きをした後、羽田空港経由で12日に空路函館に到着する予定。
 台座は、南インド産の黒御影石で、中国のアモイ市で制作された。形状はペリー艦隊の黒船をイメージし、すでに苫小牧港に陸揚げされて、9日函館に着いた。

 設置作業を担う市内の業者(昭和石材)によると、設置場所下回りの準備を行い、14日から本体銅像の取り付け工事にかかる予定と語っている。

 17日の除幕式には、建立協議会を初めとする主催者(函館北斗ライオンズクラブ、函館ロータリークラブ、函館日米協会の3者)と協賛者(函館市、JOA日本馬主協会連合会)はじめ、製作者の小寺真知子さん、建立協賛の寄付者ら関係者、米国札幌領事館や日米協会連合会などの来賓、合わせて200人程が出席。海上自衛隊音楽隊の演奏のもと、午前11時の開会あいさつに始まって、日米両国の国家吹奏、そしてペリー提督彫刻像が建立協議会の加藤会長から井上博司函館市長に贈呈(目録)された後、加藤会長の式辞を経て、除幕式となる。

 来賓として函館市の井上市長はもとより、米国札幌領事館からはアレック・ウイルシンスキー総領事が出席し、ベーカー駐日大使のメッセージが披露される。ベーカー大使は折からの下田市で開催の恒例行事「黒船際」に出席のため残念ながら来函できないという。
 日米協会連合会からは、元駐米大使の大河原良雄会長が出席する。

 除幕式の最後には小寺さんへの花束贈呈も行われ、セレモニーは午前中で終了し、正午過ぎからは五島軒本店で約150人以上が出席して、記念碑完成を記念してのレセプションが行われる。

 ところで、この「ペリー提督、来航記念碑」建立は、平成12年12月に函館ロータリークラブの石田勉氏(労務士)が函館日米協会にペリー提督の銅像建立を呼びかけたのに始まり、以降、幅広く共感、賛同を呼び、実現の運びになった。初めはペリーの胸像といった話でもあったが、函館開港に切っても切れない関係で、今日の函館、ひいては北海道の海の玄関口、わが国北方の礎となった函館開拓を切り開く格好になったペリー提督函館来航を考えれば、銅像がいいとなって、台座含め高さ約4メートル半もの極めて立派な銅像の建立となった。

 全体で1千5百万円を投じての建立といい、北斗ライオンズクラブが300万円、函館ロータリークラブが150万円、函館日米協会が50万円という具合に主催の3者の500万円をもとに、馬主協会100万円、台座製作などに函館市が500万円を補助。ほか協賛者、賛同する事業所、一般市民などからの寄付が多く集まって、17日の建立・除幕を迎えることになった。

 更なる函館観光発展の大きな観光の目玉になることが期待されているばかりか、ペリー提督・函館来航の歴的な意味を子々孫々まで伝えるための、社会教育的な大きな意味合いも持っている。

 ペリーがわが国に来航した際に寄港した浦賀(横須賀)、下田、那須、小笠原、そして箱館とある中で、それぞれのマチには記念碑とか顕彰碑などが存在するが、函館だけがこれまで市内大町の一角に1本の木柱があっただけであった。こんなことであってはならないとして、今度の立派な、他のどこにもひけを取らない銅像の建立実現となった。
(5.9)


函館市ワークシェアリング、8名程度の追加募集

 函館市は28日、平成14年度新規高卒者の緊急雇用、いわゆるワークシェアリング(臨時職員)の追加募集を発表した。40名の募集のところ、道のワークシェアリングなどとダブルなどしてこれまでに32名を採用済みで、8名分が空いていることからの追加募集。8名程度の採用募集となっている。

 対象は昭和57年4月2日〜昭和59年4月1日に生まれ、函館圏の高校を卒業した人で、函館市在住。採用期間は6月20日頃から来年3月末まで。仕事は行政事務補助。賃金は日額5,210円で、1カ月104,200円程度。
 書類審査の第1次選考をし、次に面接の第2次選考を行って決める。

 詳しくは市総務部人事係まで。
(5.29)

交通局長に若狭正男福祉部長の起用を発表
若狭氏後任の福祉部長に萬年敬三商工観光部次長・工業振興室長を内示


 函館市は27日、今月末日で退任する公営企業管理者、岩船寛交通局長の後任に、若狭正男福祉部長(59歳)を任命する一方、若狭氏後の福祉部長に萬年敬三商工観光部次長(工業振興室長兼務、57歳)、萬年次長の後任に金勝夫土木部管理課長(56歳)の各昇格を内示し、発表した。いずれも6月1日付。

 萬年新福祉部長は、昭和42年3月北大法学部卒。総務部文書課長などを経て、平成8年に企画部次長、同10年に商工観光部次長(テクノポリス推進室長兼務)。その後、地域振興券事務局長を兼務し、同13年4月からは工業振興室長兼務。

 金氏の異動に伴う課長人事も内示され、企画部参事(3級)に備前悟同部企画係長、土木部管理課長に高田隆司港湾部管理課庶務係長が昇格となった。
(5.27)

議員定数問題に関し一般市民の意見を聴くため参考人(6人以内)を公募
〜応募期限27日まで。6月5日開催の議運に招致〜函館市議会


 函館市議会(岩谷正信議長)は、議員定数について広く市民の意見を聴くため、議会運営委員会に招致する参考人の一般公募を行うことになり、8日から募集を始めた。今月27日まで6人(以内)の参考人を決め、議員定数の条例の制定を目指す6月議会を前にした6月5日午前10時開催の議運で1人30分以内で意見を述べてもらうことにしている。

 函館市議会の議員定数は、現行の地方自治法の規定で法定数は44人となっているが、条例で減らすことが出来、3年前の市議選を前にした平成10年12月にはそれまで40人であったのを4人減の36人にし、現在に至っている。

 そして、この議員定数については、地方自治法の改正で新たに38人の上限を超えない範囲で条例で定めるということになり、目下、議運でこの条例制定について協議を進めている。この中では、現在の36人でいいとする意見がある一方で、少なくとも2人減にすべきとか、あるいは4人減といった意見が出、論議されている。
 また、市民団体の中からも定数削減を求める(道南市民オンブズマン)動きや、現状維持を求める(函館市議会議員定数を考える市民の会)声があり、それぞれ陳情も出されている。

 このようなもとで、この際は一般市民の意見を幅広く聴こうと議運に招致する参考人の公募となった。対象は市内に住む18歳以上の人で6人以内。6人を超えた場合は公開抽選する。

 募集期間は5月8日から5月27日までで、住所、氏名、年齢、性別、職業(勤務先)または経歴、電話番号を記載した書面に、「議員定数にかかわる参考人としての発言の要旨」を400字程度にまとめたものを添えて、郵送または持参する。参考人には日当2千6百円と交通費の実費弁償が支給される。

 問い合わせ/函館市議会事務局議事調査課、電話21−3757、FAX27−4185

この5月水深14。港町ふ頭岸壁完成を契機に、貿易振興や港湾物流拠点への
大いなる可能性出る中で、3部横断的な共同プロジェクトチーム「推進室」設置!

民間ベースによる産業・貿易振興を推進するべく第三セクターの
公社(仮称・函館産業貿易振興公社など)、公団等組織の立ち上げなどを図る


 函館市は、この5月に函館港・港町地区で水深14。の岸壁(港町ふ頭)が完成し、供用開始となり、大型貨物船の入港が可能になるのを契機に、サハリン石油・天然ガス開発の本格化に伴う極東との貿易振興や南北海道の港湾物流拠点の構築など目指す新たな産業政策として、今年度予算にプロジェクト推進費(300万円)を計上するなどしたが、これを具体的に押し進めるために15日までに、企画部、港湾部、商工観光部の3部からなる共同プロジェクトチーム「国際貿易・港湾振興プロジェクト推進室」を設置した。

 庁内では初めての3部横断的な組織で、一応企画部系統になるが独立色の強いプロジェクトチームで、推進室長には里見滋・企画部政策推進室長が就任した。企画部から同室長以下3名、港湾部から課長職1名含む2名、商工観光部から1名、それに今年度から導入のワークシェアリングによる1名を加えた7名のスタッフでスタート。今年一杯、データ収集、将来の函館の貿易、港湾のあり方などを具体的に検討し、民間ベースによる産業・貿易振興を推進するべく第三セクターの公社(仮称・函館産業貿易振興公社など)、公団等組織の立ち上げなどを図る方針となっている。

 まず、函館港では5月に、待望の水深14。の岸壁が供用開始になる。建設が進められてきたふ頭用地15.2へくたーるの港町地区・港町ふ頭がそれで、水深14。の岸壁280。が出来、これに次いで来年度には水深12。、240。の岸壁も供用開始の予定で、函館港にあって待望の大型貨物船の入港が出来るようになる。
 港湾物流拠点としてのハード面の体制が整うわけで、これによって、コンテナ船の入港、ヤード整備と一体のクレーン設備の建設計画の具体化も待ったなしの懸案となっている。

 一方で、港湾設備体制の整備はサハリン大陸棚の石油・天然ガス開発の本格化に伴う物流支援や観光・休養など、いわゆる後方支援基地としての函館港利用の民間ビジネスの大きな機会到来ともなり、サハリンはじめ、ロシア極東や韓国、中国などとの国際貿易振興の可能性が膨らみ、地域経済活性化のための産業政策としての重要性が一段と増すものとなる。

 これらを民間と協力しあい、一体となって推進するための先導的役割を担うことから3部横断的な組織として「国際貿易・港湾振興プロジェクト推進室」の発足となったもので、大型貨物船が接岸できる水深14。の岸壁が供用開始となるものの、「実際に船が入るのか入らないのかも先行きが見えてきていない」(里見室長)という問題も含めて課題が山積みの中で、「ノウハウなど民間の協力を得ながら、地域経済の活性化を図るという大きな課題のもとで貿易・産業振興を先導できるよう努めたい」(同室長)としている。

(4.17)


岩船寛交通局長、5月末で退任したい旨の辞表を提出!
退任の表向き理由は市営バスの民営一元化で区切りだが、
今回の特別職人事に対する不満がうっせきし、耐えきれず?


 函館市交通局の岩船寛局長(60歳)は3日に、井上博司市長に対して5月末で退任したい旨の辞表を提出、井上市長は受理した。

 退任の理由は表向き、3年前に交通局長に就任し、昨年4月からの市営バスの函館バスへの移管・民営一元化がスタートし、この4月よりさらに残った路線の移管を行い、函館市政の長年の懸案に一区切りが付いたことを挙げているが、岩船氏は3月下旬の今回の特別職人事で、木村孝男氏(前収入役)が助役に、石井直樹氏(前総務部長)が収入役に起用され、昇格したことに不満を抱き、このことを周辺に漏らし、本誌の3月中頃過ぎの同氏取材に対しても、「3月末では辞めることはないが、しかるべき時に市長に自分の考えを伝えたい」としていた。

 同氏と同期の木村氏の助役就任はともかく、後輩でかっての部下であった石井氏の収入役起用に対する自身の不満を議会筋関係者らにも述べていた。
(4.5)


市の係長・一般職人事、早ければ12日に発令!
再任用導入見送りの影響に関係なく予定通りに


 函館市は、先の4月1日発令の部課長級以上の幹部人事に続いて、係長・一般職の人事異動を早ければ来週の12日(金)、もしくは15日(月)に一気に行う予定だ。

 この4月・新年度から導入・実施を予定していた再任用制度が関連予算議案の撤回で見送りになったことから、現業部門の人員配置など絡んで係長・一般職人事が遅れるのでないかと庁内でいわれているが、これについては「現場部門再任用を考えていた19名については、嘱託などの関係で1日に済ませており、再任用の影響は係長、一般職人事関係ない。できれば12日、遅くとも中旬までに行いたい」(梶原洋一助役)としている。

(4.3)


全面建て替えのマルカツ魚長食品の
「はこだて海鮮市場本店」この25日に仮オープン!

 マルカツ魚長食品(株)(柳沢勝社長)が建設を進めている市内豊川町の複合商業施設「はこだて海鮮市場本店」がほぼ完成し、大型連休を控えたこの4月25日に仮オープンすることになった。

 豊川町のベイエリアすぐそば、「明治館」の裏手・隣接地で今年1月から全面建て替え工事を急ピッチに進めてきているもので、鉄骨造2階建て、1階がはこだて海鮮市場本店と飲食店、2階が同社本社事務所となっている。

 当初予定通りに、ゴールデンウィーク前の仮オープンに漕ぎ着けた。
(4.23)


公立はこだて未来大学の函館圏公立大学広域連合
来年4月開設目指し、今月28日に文部科学省に大学院設置認可申請


 公立はこだて未来大学(伊東敬祐学長)を運営する函館圏公立大学広域連合は、来年4月の開設目指し今月28日に文部科学省に大学院設置認可申請を行う。

 認可申請を経て、「9月に中間審査結果、10月頃に審査の面接など行われ、12月に認可の予定という段取りになろう」(同広域連合事務局)とのことで、同大学第1期生が卒業する平成16年春を1年前にして前期(2年・修士)、後期(3年・博士)課程の「公立はこだて未来大学大学院システム情報科学研究科」が誕生する運びになっている。

 最初の卒業生を出すまで1年前倒しになるため、来年4月開設による最初の大学院生は社会人、あるいは他大学の推薦から入ることになる。

<公立はこだて未来大学大学院・開設概要>
▽開設時期 平成15年4月(前期・後期課程とも同時開設)

▽研究科・専攻および課程
(1)研究科・専攻/システム情報科学研究科・システム情報科学専攻
(2)課 程/博士(前期)課程
       博士(後期)課程
▽修業年限および学位
 博士(前期)課程/2年・修士(システム情報科学)
 博士(後期)課程/3年・博士(システム情報科学)

▽入学定員
 博士(前期)課程/50人
 博士(後期)課程/10人

▽研究領域
・情報複雑系領域
・情報メディアデザイン領域
・知能情報科学領域

(6.18)


道教育大函館校存続問題では、新課程設置の場合、
教員養成機能を併せ持ち、芸術・スポーツ分野も含めた新学部の設置を要望


〜南北海道高等教育機関整備促進期成会・本年度総会で決定〜

6月27、28日に北大、道教育大両本部、道、文部科学省に要望活動
6〜7月に渡島・桧山の全高校対象に進路希望調査


 国立大学の統合・再編、独立法人化などの構造改革に伴い、函館地区では北大水産学部と道教育大函館校の行方が大問題となり、先般に至っては道教育大で学長最終案として、教員養成課程は札幌、旭川両校に集約する形とし、函館校に関しては教員養成課程がなくなる一方で芸術・スポーツ課程を除く新課程を置くという方向が示されるなど新たな局面に入る中、南北海道高等教育機関整備促進期成会(会長・井上博司函館市長)の本年度総会が4日、ホテル函館ロイヤルで開かれた。

 総会では、道教育大函館校問題にあっては新課程設置となった場合でも、この中に小・中・高校等の教員養成機能を併せ持ったものとし、芸術・スポーツ分野も含めた新たな学部の設置を要請すること、北大水産学部問題では従来通り水産学部の函館存続を強く要望する一方、今月下旬にも設立方針の水産学部を中心とする学術・研究機関や地元経済界による「函館海洋科学創成研究会」に参画し、将来的に函館市が国際水産・海洋拠点都市に発展する可能性を探る「国際水産・海洋都市構想」策定に向けた取り組みを支援して行くことを決定、今月27、28日に北大と道教育大両本部、道、そして文部科学省に対して要望活動を展開、また、渡島・桧山支庁管内の全高校3年生を対象に進路希望調査を6〜7月に実施することになった。

 この日の総会では、昨年度の事業報告、決算報告が行われた後、平成14年度の事業計画、収支予算両案を承認、加えて今後の要望活動が示され、協議した。

 この中で、
「道教育大から出てきたものは予想通りというか、札幌・道央中心の効率性を重視した学長案となった。基本的理念に疑問を感じざるを得ないが、函館校の新課程とか一体どうのようなイメージか、考え方、理念が何ら示されていないように思う。大学側の基本的考え方を把握しなければ、今後の要望活動をどうするか定まらないのでないか」(岩谷正信理事a函館市議会議長)の意見が出され、これに対して、事務局から、
「道教育大の函館校として目下、ワーキンググループなどで話し合われてい最中と聞いており、まだはっきりしていないようだ」などの回答があった。

 この点、井上会長が言及し、
「函館校にはこれまでの総合科学課程といったものを集約し、その代わり教員養成課程はなくなる、また芸術・文化課程もなくなるというのが本部学長案でないか。このため、単にこれまで通りに存続を要望して行くということではなくして、出てきた学長案を勘案し、次の段階に入るということで今総会で示した要望案を持っての存続運動が必要ということになる」と説明した。

 また、井上会長が函館校の同窓会「夕陽会(せきようかい)」会長である安島進委員に同校内の現況など含め意見を求めたのに対し、安島委員からは、

「教員養成課程については、従来の(函館校の)実績を踏まえて基本的に残してもらいたい夕陽会としても考えている。集約・再編成する形で教員養成や生涯学習課程を分校(函館校)からなくすという案だが、分校内では新課程についてもっと明確にしてほしいということであり、また分校自体の教員養成をなくすという納得はついていなく、腹固めには至っていない」との見解が示された。

 このほか、委員の中からは、
「北海道全体の高等教育のあり方をどう考えているのか。道として将来どうあるべきか具体的に表していない」との意見もあった。

(6.4)

「函館キャンパス」は教員養成課程がなくなって、
他課程を集約した格好の「新課程」設置の方向に

道教育大「最終案」発表し、再編問題ヤマ場に/今月一杯各分校で論議し、本学案決定か


 道教育大の村山紀昭和学長は21日、同大学5分校の再編計画「最終案」を発表した。
 これによると、同大学のこれまでの中心教育過程で5分校にある教員養成課程を札幌、旭川に集約する一方、函館には「新課程」を置く形で、従来5分校に置いていた教員養成課程以外の課程(この中でも芸術・スポーツを除く)を集約する方向が打ち出されている。
 釧路は小学校養成課程、岩見沢は札幌との合体を視野に入れ、芸術・スポーツ新課程が構想されている。

 また、分校という名称はやめて「キャンパス」とし、学生募集などは札幌本部直轄にして、他の分校の機能は大幅に削減する案となっている。

 「各分校の教授会の協議、了解を得て、本学案としたいようで、函館校では5月一杯この学長最終案を論議し、結論を出すことになる模様」(函館市企画部)といわれており、道教育大の再編・統合問題は大きなヤマ場を迎えている。

 少子化で子供の数が激減し、これと平行して教員数の減少が確実な中で、全国各大学の教員養成課程をどのように再編するかが教育大学の大きな問題となり、全国各地の大学間で教員養成課程を地域的に集約する動きが加速化している。
 そこで、北海道は広いといえども、道教育大では5分校にそれぞれに分散している教員養成課程を集約することがまず必要と判断され、同大学本部は教員養成課程を札幌と旭川に集約する最終案をまとめた。

 そして「函館キャンパス」は「新課程」を置くとなったもので、現在函館校にある生涯教育課程、国際理解教育課程、情報社会教育課程などを母体とし、札幌校、旭川校、釧路校などにもある生涯教育課程なども集約する案となっている。この中で、芸術文化課程の芸術・スポーツコースは除くとしている。

 この点について、「函館は開放的教員養成といえるような形で、普通の大学と同じように中・高校の免許取得が可能であり、小学校教員免許取得も出来るようになる。全体的な規模としてはこれまでとあまり変わらないハズで、学生数は少し多くなる可能性が強いのでないか」(市企画部)ともみられている。
 「函館キャンパス」は、現行の教員養成課程中心の教育学部ではなく、「教養学部」的なものになるのではとも目されている。
(5.21)



全道最悪!何と4人に1人しか選挙に行かない函館市の20〜24歳!
市選管が新成人を対象に「選挙啓発カード」発送


 函館市選挙管理委員会は、函館市における選挙の投票率が非常に悪く、全道212市町村でワースト1の不名誉な記録が続き、特に24歳以下(20〜24歳)の年齢層の低さが際立ち、平成12年6月の衆院総選挙では26.67%(20歳代全体では30.82%)と、4人に1人しか選挙に行っていない状況から、若年層への選挙啓発として、新成人を対象とした選挙啓発カードの送付を行うことになり、その第1回目の発送をこの5月7日に実施した。

 カードは1人1枚のハガキ状で、フルカラー。「20歳を迎えるあなたへの緊急メッセージ」というタイトルで、「今、函館の選挙が危ない!」「20歳になるあなた、このままでいいとおもいますか?」などと記され、函館市の平成12年6月25日執行の衆院総選挙の年代別投票率の棒グラフも乗っている。

 毎月、満20歳を迎える人をリストアップし、1カ月分をまとめて輸送することにしており、7日は男女237人に送った。
 来年4月には統一地方選があり、また、場合によっては今年中に衆院の解散・総選挙も予想される中で、選挙に対する意識を高めてほしいと市選管は呼びかけている。

 選挙は民主主義の基本、根幹であり、函館市にあっては若い人はもとより30代(平成12年6月同48.17%)も含めて、棄権することなく、投票に必ず行くという自覚が強く望まれる。選挙に行って投票し、常に議員・首長、政治家を厳しい目で見る。これがなければ、マチ、社会、生活はいつまで経っても良くならない。
(5.10)


未来大・校舎、日本最高権威の「日本建築学会賞」に

 公立はこだて未来大学が「2002日本建築学会賞」に選ばれた。
 同賞は日本建築学会(本部・東京)が優れた建築物の設計者を表彰する、日本で最も権威ある賞とされ、函館圏公立大学広域連合の未来大を設計した(株)山本理顕設計工場の山本理顕氏(横浜市在住)と木村俊彦氏(東京在住)を選んだ。

 未来大は昨年、日本建築学会北海道建築賞、北海道赤レンガ建築賞にも選ばれている。全面ガラス張りの5階建てで、1−5階まで吹き抜け、幾何学的な造りの開放的な、極めてユニークな校舎となっており、建設主体工事1工区を大成建設(株)ほか6社JV、2工区を清水建設(株)ほか5社JVで施工され、2000年1月完成し、同年4月開学した。
(4.17)

今年は春、夏、秋、冬と四季を通して各種イベント!

今月27〜28日の大門ストリート・カフェ開催を前に、学生たちの
大門祭や芸術再建の「大門再生2002」のメンバー5人が井上市長と懇談


 「学生のちからで大門を元気にしたいから」ということで昨年から始まった未来大生を中心とする函館市内の学生たちが2年目を迎えた今年は「大門再生2002」と題して四季を通じてイベントを開催するが、その中の大門祭実行委員会(構成30人)の代表ら3人と芸術再建運営委員会(中心メンバー5人)の代表ら2人の計5人が、11日午後1時半から函館市役所に出向き、「大門全体が盛り上がるようにがんばります」と井上博司市長と30分にわたって懇談した。

 市長を訪れたのは大門祭実行委員会代表の仙石智義君(公立はこだて未来大学3年)はじめ、同副代表の大甲隼人君(同大学2年)、同・谷龍展君(道教育大3年)、それに芸術再建運営委員会代表の高村佳典君(公立はこだて未来大学2年)と同・川口梓さん(同大学2年)。

 仙石君ら一人一人が、
「マチ全体が盛り上がるようにしたい」「幅広く再生にお手伝いできるように」「市民参加型のイベントにしたい」「函館でありそうでなかったものをどんどんやって行きたい」とあいさつしたのに対して、井上市長は、

「皆さんの活躍は街全体の活性化に役立っており、そのうち大門の商店街から感謝状が出るのでないですか」と称えたほか、
「函館中央郵便局のあるところまで(市内西部地区)、かっては8万5千人がいたのが、それが2万8千人になってしまっている。このような中で去年、皆さんがやったことがものすごい反響を呼んだ。今年は市政80周年でもあり、いいイベントをやってほしい。グリーンプラザも一部ですが出来上がったのでがんばって下さい。若さとエネルギーに大いに期待しています」と激励した。

 学生たちからは、
「市長さんは大門がどうなってほしいと思っていますか」との質問もあり、これに対して井上市長は、

「駅前・大門は函館の拠点で玄関であり、にぎやかさ、活力を感じさせる街にならなければと思っているし、人が集まる街にしないとー。大門ビルなどができて少し元気になってきているし、密度の濃い街にしたい」と話し、学生たちからは、
「僕たちがやっていることはあくまでもきっかけで、意識改革のつながればー」などの考えも示されていた。

 懇談会には、村上英彦総務部長、須田正晴総務課長、辻宏則商業振興課長が同席した。

 大門再生2002は、四季を通してのイベント展開を企画し、今年は次のようなことを計画している。
☆春 芸術再建-spring-大門ストリート・カフェ
 主催/芸術再建運営委員会
 期日/4月27日〜28日
 場所/グリーンプラザBブロック
 内容/オープンスタイルの喫茶スペースを開設し、上質な音楽の生演奏、絵画、写真の展示と、
    コーヒー・軽食の屋台の開設。
☆夏 大門祭〜ガクセイレボリューション21〜
 主催/大門祭実行委員会
 期日/7月20日〜21日
 場所/大門地区
 内容/イカそうめん早食い世界大会、激走三輪車、街づくりフォーラム、市民ポスター、
    大門クエスト、ゲストライブ(うーみ、ギリヤーク尼ヶ崎、ほか地元アーティスト)
☆秋 芸術再建-autumn-rendez-vous music fes
 主催/芸術再建運営委員会
 期日/未定
 場所/大門地区
 内容/春のイベントを拡大し、音楽の演奏を中心としたイベント開催。
☆冬 カウントダウンイベント ファンタジア
 主催/芸術再建運営委員会
 期日・12月31日〜1月1日
 場所/函館シーポートプラザふれあい広場
 内容/地元で活躍するアーティスト(音楽、ダンス、ヴィデオ・アートなど)の
    パフォーマンスとニュー・イヤー・カウントダウン。
(4.11)


「自分自身の新しいものを創り上げ、起こすように心がけてほしい」
〜未来大新年度253名の入学式で伊東敬祐学長〜


 公立はこだて未来大学(伊東敬祐学長)の入学式が、5日午前10時から同大学体育館で行われた。平成12年度の開学から数えて3回目で、これによってキャンパスは1期生から3期生まで3学年・750人程となり、また来年4月には大学院も開設される予定であることから、地元はもとより内外の期待を一層担うことになる。

 同大学事務局長で同大学を運営する函館圏公立大学広域連合の佐藤弘明事務局長が学事報告として、今年度入学の253名が一人一人が起立する中で次々と読み上げられ、この後、伊東学長が式辞を述べ、
「君たちは3期生であるが、1期生、2期生の意見、話など聞くことももちろん大事であるが、一方で自分自身の新しいものを創り上げ、起こすように心がけてほしい。未来大生として未来は予測するだけではなく、新しいものにチャレンジして下さい」
 とチャレンジ精神を呼びかけた。

 次いで函館市長の井上博司函館圏公立大学広域連合長があいさつし、
「開学して2年が経ち、優秀かつ意欲的な学生が集まり、教職員の皆さん共々、地域に大きな波及効果をもたらし、高く評価されている。わが国の大学は国立大学の独立行政法人化、再編という変革を迎えており、この中で未来大学は大きな将来発展に向けて産学連携で共同プロジェクトを進めるなど確たる歩みをみせ、来年4月には大学院の開設も予定されている」
 とした上で、

「私からのお願いとして函館を皆さんの第2のふるさとにしてほしい。夢と希望を持って大学の中だけに止まらず、飛び出して地域のコミュニティの一員として積極的にまちづくりに参加していただきたい。将来の財産となるように豊かな感性と創造性を充分に養い、未来人として羽ばたくことを念願している」
 励ました。

 来賓紹介、同広域連合議会の熊坂成剛議長による来賓あいさつ、そして複雑系科学科、情報アーキテクチャ学科の教員紹介があり、最後に新入学生を代表して奧野勇気君が伊東学長を前に宣誓し、入学式を終えた。

 新入学者数は2つの学科合わせて定員240人を13人上回る253人(前年度249人)で、その内訳は函館圏から44人(40人)、道南圏から1人(2人)、その他道内出身が130人(127人)で、道外は78人(80人)となっている。

(4.5)


最初からけちの付け放しで
そもそもが急カーブのゆとりのない造りの欠点高架橋?だが、
昭和3丁目・国道5号線から函館新道に入る昭和高架橋、年度内に開通!

一方で、橋の高さが低いため下を走る市道、このままでは車通れず、
苦肉の策として市道の路面を掘り下げて継続使用へ

 市内昭和3丁目・国道5号線と函館新道を結ぶ昭和高架橋は、昭和3丁目から函館新道の七飯町方面に向かう橋はすでに開通し、使用されているが、逆の新道・七飯町方面から昭和3丁目・国道5号線に入ってくる部分に関し、今年度中に供用開始される運びになった。函館開発建設部が13日までに明らかにした。

 高架橋が現在依然として、片方だけになっているのは、函館三菱ふそう自動車販売や北海道乳業などが立ち並ぶ前の国道5号線の拡幅工事が進行中のため、一気にもう一方の橋もかけて双方向ともつなぐことが出来ずにいる。そのネックとなっている国道5号線の拡幅工事が一定の進展をみせ、車の流れが心配なくなるため、今年度中の新道・七飯町方面から昭和3丁目・国道5号線に入る高架橋も供用開始の見通しとなった。

 ただ、このことは昨年春の昭和3丁目から函館新道の七飯町方面に向かう高架橋の開通当時から周辺一円の地域住民や会社・事業所から出ていた話だが、出来上がってきている新道・七飯町方面から昭和3丁目・国道5号線に向かう高架橋の高さが低く、この橋の下を通る市道が使えなくなるという懸念。

 つまりは未開通部分の高架橋の高さが開通部分とは全然違って低くなっていることから、「なぜ、2本とも同じくらいの高さにしなかったのか。これで市道が使えなくなる」とのちょっとした騒ぎが持ち上がり、果ては「設計ミスではないのか」といった疑問が投げつけられていた。

 この点、「そもそも、この高架橋が完成すれば、下の市道は交通止めにする計画でいた。それが近年になって交通量が倍くらに増え、今後とも車が通れるようにしてほしいということで交通止めの計画は変更となり、開発建設部に対しての要請となった」(市土木部)とし、このため、市道を掘り下げるなどして車が通行できるようにすることになった。
 高架橋の高さは約2.5。っしかなく、これでは車の通行が無理であるため、苦肉の策として市道の路面を現在よりも約1。掘り下げて高さ3。ほどまでの車が通れるように工事するという。それでも、大型車の通行は不可能としており、この対策としては迂回路の整備を計画している。

 この昭和高架橋の建設をめぐっては、周辺の土地買収を含めて青写真当時からゴタゴタ続きで、スムーズに行かず、高架橋の自体の形、カーブの仕方、等々ゆとりのない、きついものとなって出現してきている。「無理に無理を重ねてきた設計になっている感が否めない」などの見方も多く、このため「設計的にみて高架橋自体、急カーブでぎこちなく、欠点の多い橋だ」などといった厳しい指摘もされて今日に至っている。
 もちろん、開発建設部では「設計ミスなどという橋ではない」(広報)と言っているがー。
(6.13)

12月1日の東北新幹線八戸開業に伴い、函館ー八戸間特急の愛称は「白鳥」
函館ー東京間、1時間50分短縮し6時間半に
函館ー青森間もついに2時間に/今一度真の意味での「青函新時代」の考察を!


 JR北海道は15日までに、今年12月1日の東北新幹線八戸開業に伴うダイヤ改正で、現行の函館ー青森間の「快速・海峡」を八戸まで延長する形で函館ー八戸間を「特急・白鳥」、また現行の函館・青森ー盛岡間の「特急・はつかり」を函館ー八戸間「特急・スーパー白鳥」と名称変更することを決めた。

 新幹線が八戸まで来ることで、函館ー東京間は現行の7時間50分が6時間30分、函館ー青森間が現行の2時間40分から2時間に大幅短縮される。

 特急電車で青函2時間時代の到来となるわけで、函館の将来発展にとってこの際は今一度、真の意味での「青函新時代」に対する考察があっていいと思われる。

 特急列車の名称「愛称」変更については、4月10日〜30日まで一般募集が行われ、4万8、531通の応募の中から函館ー八戸間の特急列車に関してイメージに相応しいとして「白鳥」と決められた。「白鳥」と応募したのは239通で第11位であった。

 参考まで八戸ー仙台・東京間の新幹線の愛称は「はやて」、青森・弘前ー八戸間の特急は「つがる」となった。

 東北新幹線「盛岡ー八戸間」開業で、函館から東京へはまず特急「スーパー白鳥」で八戸まで行き、八戸で新幹線に乗り換えし、東京へとなるわけであり、所要時間は現行よりも1時間50分大幅短縮され、6時間半。函館から札幌に行く時間の約2倍で東京へということになる。
 なお、「白鳥」には新しい電車が導入される。
(5.16)

例年通り1日に函館地区連合メーデー/今年も井上博司函館市長出席へ

 連合系のメーデー中央大会は今年から大型連休の初日開催ということで27日に行われたが、第73回函館地区連合メーデー(実行委員長・渡部正一郎地区連合会長)は、全道大会などとともに例年通り5月1日行われる。

 場所は近年同様に千代台公園(中央広場)で、午前8時半受付、9時半開会。各界代表あいさつやメーデー宣言などの後、五稜郭公園内まで行進する。

 この連合系のメーデーには今年も井上博司函館市長の出席が予定されている。
(4.28)

〜ポスフールの西桔梗・大型ショッピングセンター出店問題〜

市の行政指導による3カ月間の本申請提出期限が切れたことから、
ポスフール、間髪を入れずに改めて事前審査申請書を提出し、市は受理


 函館市西桔梗町213番他の市街化調整区域における大型店出店問題は、(株)ポスフール(旧社名・マイカル北海道、本社・札幌、大川祐一社長)が建設用予定地の該地で、都市計画法に基づく開発行為に関し一体(1区画)となっている非農地(原野など)を地元デベロッパーを通じてすでに買収済みとし、また平行して開発行為の事前審査が終了し、本申請ができる段階に入っていたが、4月16日を持って市の行政指導による3カ月間の本申請提出期限が切れたことから、ポスフールは同日午後、改めて事前審査申請書を提出し、市は受理した。

 地元デベロッパーを通じて行っている、該地の農地に関する開発行為施行同意書(印鑑証明付き)取得が一部得られず、その調整になお時間を要することから、本申請提出に一旦区切りをつけ、間髪を入れずに再度の事前審査申請したもので、ポスフールにあっては該地における大型ショッピングセンター建設の断固たる方針を明確に示したものとなっている。

 事前審査の実務はこれまでに全て終えてきている状況から、市にあっては16日午後の同申請受付を踏まえて、近日中に、2回目となる本申請(開発行為許可申請書)提出に関する指導通知書を出すことにしており、ポスフールにあっては改めていつでも本申請できる段となる。

 該地の農地を有する一部地主にあっては、地元デベロッパーに大型店建設の開発許可取得をこぞって依頼し、自らが直筆・捺印して提出した売り渡し同意書を本申請提出の土壇場になって、反故にする動きを見せていることから、これに関する対応、調整が関係者間で目下進められている様子にある。

 また、該地では非農地部分を買収したポスフールが16日までに同地に管理地の看板を立てる一方、この間、ポスフールから全面的な業務委託を受けている地元デベロッパーによって道路拡幅整備部分に係わる土地取得、買収済みの建設予定地内の構築物の取り壊しなどが順次進められてきており、さらに地質調査なども終了している、等々、手を緩めることなく着々と大型ショッピングセンター建設計画が進行中にある。

(4.16)

老舗の五島軒、本町・五稜郭地区から撤退!
行啓通りの「ハートランド五島軒」6月で閉店

 全国的知られる函館の代表的な老舗レストラン「五島軒」(本店・函館市末広町、若山直社長)が本町・五稜郭地区から撤退することになった。

 本町は行啓通りのグリーンエステート西洋ビル2階にテナントして平成3年から出店していた「ビアアベニュー・ハートランド五島軒」を6月一杯で閉店することになったもので、ここ数年来から売り上げが芳しくなく、開店当初に比べ約3割近くも落ち込み、また賃貸の更新時を迎え、賃料の交渉が折り合わなかったことから、閉鎖を決断した。

 五島軒は、本町・五稜郭地区にあってはかって丸井今井函館店のすぐ横にビルを有してレストランを経営、その後、ビルを売却した一方で、行啓通りに新築したグリーンエステート西洋ビルの2階にテナントとして入居、店舗を構えてきた。

 近年、景気の低迷などで宴会が減り、当て込んでいた観光客の利用も伸びず、さらには同地区で居酒屋などの飲食店がどんどん増えるなどして競争か激化、売り上げ減に陥って今日に至っていた。

 本町・五稜郭地区での商売に見切りを付けたわけで、今後は同地区に代わって美原地区方面などでの新業態店舗の出店を考えている様子にもあり、事業展開のスクラップ・アンド・ビルの一貫ともなっている。
(4.13)

ラッキーピエロ快進撃、ついに10店目!美原店に続いて、
今度は棒二森屋のところのミスタードーナツの跡に函館駅前店、今月下旬オープンへ!

 各種ハンバーガーはじめ、カレーやラーメンに至るまで函館地場のファーストフードチェーンとして若い人らに抜群の人気を誇るラッキーピエロの店舗網拡大が進行中だ。

 1月下旬に函館市美原2丁目に美原店をオープンさせたのに続いて今月下旬には函館駅前店がオープンの運びで、ついに2桁台に乗り、函館地区10店舗網の体制になる。

 美原店、函館駅前店ともに、ミスタードーナツの跡にラッキーピエロがオープンするという状況にあり、関係筋によると、ミスタードーナツの函館地区の経営サイドとラッキーピエロが連携を取る形で進められているようだ。

 1月下旬に開店したラッキーピエロ美原店はニトリの隣りで、オープン以来好調といわれる。

 そして、函館駅前のボーニモリヤ(棒二森屋)の高砂通りに面したところにあったミスタードーナツが店終いし、この跡にラッキーピエロが函館駅前店として4月下旬オープンすることになった。これによって、ラッキーピエロは10店目となる。

 駅前地区の出店で函館市内西部地区から東部地区まで、湯の川方面を除いた全地域を網羅する格好になり、久根別店も計画している様子で、とにかくラッキーが元気いっぱい、快進撃にある。
(4.8)


松風町クイーンビルはリニューアルして飲食店ビルとして継続
大門パーキングは5月中旬頃から大門ビルの専用駐車場に

太陽グループ・伊藤専務、記者会見で発表
「1企業でやれる範囲内のことをやるということで取得」


 本サイト所報の如く大門祇園通りの飲食店ビル「松風町クイーンビル」と「大門パーキング」を買収した(株)太陽グループ(本社・札幌、東原俊郎社長」の伊藤政浩専務が、4日午後4時からホテル函館ロイヤルで記者会見し、クイーンビルは総工費2億円(買収費含め)の予定で外観・内部を2〜3カ月くらいの間に着工してリニューアルし、飲食店ビルとして継続する一方、大門パーキングは先に建設オープン済みの複合娯楽施設「大門ビル」の利用が好調であり、駐車場対策の必要性から5月中旬頃より大門ビルの専用駐車場にする方針を明らかにした。

  ☆   ☆   ☆

 伊藤専務はまず、パチンコ店とシネコン、レストランの大門ビルの利用が予想以上に好調で、「パチンコと(複合)映画館で1日3千人くらいも訪れ、映画館は1日千人以上が入るという日も結構ある。大門の活性化ということで地元の皆さんに大変な激励をいただき、利用してもらっている」と語った。

 その上で、
「競売物件であったが松風町クイーンビルを、大門ビルが予想以上にいいので駐車場が不足しており、またちょうど(大門ビルの)向かい側にあることでもあり、取得した。駐車場が足りないので1企業としてやれる範囲内のことをやるということで、将来的にはどうするかは考えるということでとりあえず買収となった」

「ところが、クイーンビルには4割強の入居者があり、是非店を続けたい。入居店の方の大門に対する思いが強く、このため、最悪駐車場を考えていたが、飲食店ビルとして継続することにした」
 などと取得ー飲食店ビル継続の経緯を説明するとともに、
「この際は大門がさらに少しでも元気になるビルになればということで、外観、内部を手直し、リニューアルすることにした」
 との方針を明らかにした。

 説明によると、クイーンビルの規模・内容は、一部共有ながら祇園通りに面するところから大門ビルのある幹線道路(旧市電通り)に面するところ(1階がビデオ店で、上階にクラブ・バルビゾンが入居)まで、すなわち祇園通りから表通りに至るまでの建物であって、土地面積は789.4平方。(238.3坪)。8階建て、述べ床面積4、488.9平方。、建築面積1、355.3平方。。昭和46年10月の建築で、築30年半。建築3年後に増築している。
 31店舗中、現在14店舗が入居しているという。前所有者は(株)ビプ。

 この松風町クイーンビルの外観、内部を手直し・リニューアルをして、「大門が元気になるビルになればー」ということで、2〜3カ月くらい間の、できる限り早く工事に着手したいとし、そのうえで、未利用部分のテナントを募集するとしている。
 名称については、「クイーンビルの名前が親しまれ、浸透しているので残したい」とも語り、「大門クイーンビル」になるものとみられる。

 一方、大門パーキングに関しては、
「この3月までに不足している大門ビルの駐車場として取得した。これも1企業としてやれる範囲のこととして買収した。専用駐車場にしたい」とし、敷地面積は2、698.0平方。(814坪)。前所有者は(株)パシフィックエンジニアリング(東京)

 全体で80台収容の青空駐車場であり、このままの状態で5月中旬頃から大門ビルの専用駐車場になる。

 なお、クイーンビル、大門パーキングともに、太陽グループの関連会社である太陽流通の取得となっている。
※写真上左は、松風町クイーンビルのリニューアル完成パース。大門ビル沿いの幹線道路側と祇園取り側のパースだが、これからリニューアルの設計のコンペを行い、検討するのであくまでもたたき台としている。
(4.4)

太陽グループ、今度は祇園通りの飲食店ビル「松風町クィーンビル」を取得!
斜め向かいの大門パーキング敷地も買収し、いよいよもって
太陽グループが大門・松風町地区再生・活性化のパイオニアへ


 函館市松風町で複合娯楽施設「大門ビル」を建設オープンさせ、大門・松風町地区の再生・活性化に向けて大きく役立っている(株)太陽グループ(本社・札幌、東原俊郎社長)が、今度は大門ビルにすぐ近い大門祇園通りの真ん中にある飲食店ビル「松風町クィーンビル」を買収、取得の運びとなり、明日・4日午後、記者会見して正式発表する。

 太陽グループにあっては、この松風町クィーンビルの斜め向かに位置し、祇園通りに面するとともに市電通り角地で、しかも大門グリーンプラザにも面する青空駐車場の大門パーキング敷地も買収しており(この経緯などに関しては本サイト・有料ページで順次所報済み)、また、同社に対しては駅前・大門地区の遊休物件買収方の問い合わせ、打診が多く寄せられているとのことで、太陽グループが大門・松風町地区再生のパイオニア、文字通りの起爆剤の役割を担うような格好になってきた。

 すでに大門ビルの建設で伝えられ、知れわたってきているように、同社の東原社長と実務最高責任者の伊藤政治専務ともに函館の出身で、この故郷である函館、駅前・大門地区の再生には非常に強い思いを持っている状況にあり、また同地区を知り尽くしていることからも、再生・活性化の担い手として大いに期待され、同社の動向がますます注目されるものとなっている。

 今回、取得を明らかにした松風町クィーンビルは、スナックなどが入る6階建て飲食店ビルで、かって函館ネオン街一番の繁華街として繁栄を極めた祇園通り最大の飲食店ビルであった。全盛期頃にはキャバレー「ニューフロリダ」なども入居していた。
 しかし、大門の衰退と平行して同ビル自体も入居店舗が本町・五稜郭地区に移るなどし、また老朽化激しく、近年はかっての面影が全くなくなり、競売に出されていた。敷地は約200余坪といわれる。

 大門パーキング敷地に関しては、地上げした東京の地権者が当事者能力を失い、バブル期に多額の融資をした中央信託(現・中央三菱信託銀行)によって不良債権処理から昨年初冬に正式に売りに出された。

 そして、太陽グループに買収打診、働きかけが行われる一方、この物件を実際に地上げし、その後今日に至るまで地権者のから賃貸して大門パーキングを経営してきている地元不動産業者の(株)エービー企画が買収に名乗りを上げ、またこの土地で地権者と提携して老人福祉施設の建設計画をぶち上げていた地元の整形外科、今整形外科(本町、ケアハウス経営)も取得に動くなど、3者が買収を申し入れていた。
 その結果、関係者の話によると、太陽グループによって2億5千万円(約800坪)で買収されたという。
(4.3)