函館電子新聞
ニュースファイル2003.3-4




井上博司市長、再選・2期目スタートに当たって記者会見
大きな批判を真摯に受け止め、市政運営にその意識を持って進める」
「行財政改革と産業・経済の振興、雇用の創出の2点をまず重点的に。
雇用問題、具体的には地元経済界との連携を取りながら、市単独事業なども検討」



 再選された函館市の井上博司市長は28日午後、2期目スタートに当たって記者会見し、冒頭「気持を新たにし、2期目に全力を上げたい」などと語り、市政記者クラブの質問に答えた。

 この中で、選挙で相手候補の斉藤進氏が3万7千票であったことについて、
「道内12都市(今回の市長選)の中で投票率が最低であったことは今回2人だけの立候補であったが残念に思っている。見方はいろいろあると思うが、市政運営に批判的な方がいたということであり、私は民主党と公明党が支持という形で、自民党支持の方が幾分私に投票していただけなかったのかとも考えている。3万7千票という大きな批判を真摯に受け止め、今後の市政運営ではその意識を持って進めたい」
 とし、4本柱の公約の中でまず何から始めるかに関しては、

「行財政改革と、産業・経済の活性化、中小企業、一次産業の振興による雇用の創出の2つをまず重点的に取り組む。中小企業の振興としての観光の発展があり、このインフラとして道新幹線の着工と青函同時開業の実現ということがある。道新幹線については新しい(北海道)知事も公約しており、連携を取って、今年夏をメドになんとか着工の方向にあり、実現できるように取り組みたい。新幹線の着工が決まればこの先8〜10年くらい(投資など)活発化し、地域の振興に大きく役立つ」
 と道新幹線の着工実現に改めて全力を上げる決意を明確にした。

 雇用の拡大については、
「具体的に、例えば市役所の職員をもっと採用してはとの話もあるが(採用の)窓口を広げることはむずかしい。雇用問題は地元経済界ともよく連携を取らなければならなく、未来大の学生も(来春)卒業するので、産業・経済の振興の取り組みをしながら力を入れたい。国や道との関連の事業でなく、市単独の事業ができないか、また単独融資、新たな融資制度なども考え、この点も経済界の意向を聞きながら進めたい。雇用の創出は極めて大事な問題で、決め手となるようなカンフル的なものはなく、要は地域・地域に合った活性化以外にないと考えている」
 と語り、2期目に臨むキャッチフレーズは何かの問いには、
「選挙で示したが、『変わり行く時代に勇気を持って』ということであり、今日の強い閉塞感が悲観論にならないようにしなければならない」
 との認識を示した。

 市町村合併問題については、
「渡島東部4町村との合併問題は調査室も設置し、かなり高い角度からやっており、6月くらいに任意の合併協議会、秋頃には法定協議会ということで取り組んでいる。これ以外、函館圏の隣接町との合併問題は、国が示したタイムリミットには無理だが、将来の合併を展望した広域連携をより深めて行く中で出てくることで、渡島地域の課題に市がもっと積極的に取り組むことだと考えている」
 との見解を語った。

 会見に臨んだ井上市長は、再選されて「気分も新たに、春でもあり」として背広も明るいグレーに着替えてすっきり。3万7千票という予想以上の相手候補の得票にも井上氏らしく全く悪びれず、謙虚な姿勢を持って、公約遂行の決意を明確に表した。
(4.28)


公立はこだて未来大学が、宇宙飛行士の毛利衛氏が館長の日本科学未来館と
相互に学術交流の推進を図るための協定に調印
〜初の日本科学未来館と大学の連携〜

 東京都のお台場に所在し、宇宙飛行士の毛利衛氏が館長を担うことで知られる日本科学未来館(科学技術振興事業団<文部科学省>所管)と公立はこだて未来大学(伊東敬祐学長)が、相互に学術交流の推進を図るための協定締結の運びとなり、その協定調印式が17日午後3時から、毛利館長を迎えて同大学の4階デルタビスタで行われた。
 日本科学未来館が大学と連携するのは初めてということで、関係者の働きかけ、北海道出身の毛利館長の意向もあって未来大に白羽の矢が立つ格好で締結となった。

 毛利館長と伊東学長が大勢の学生が見守る中で、
(1)教職員、科学技術スペシャリスト(研究員)、インタープリター(展示解説員)、学生等の総合交流
(2)共同研究の推進
(3)講演会、シンポジウム等の共同開催の推進
(4)その他学術交流に必要と認める事項
 の各事項について広く交流を図るとした協定書にそれぞれ署名し、文書交換した後、未来大の美馬のゆり教授の司会で記念のオープン対談を行い、この中で毛利館長は、

「わが国を創造立国にしようということで、地球環境とフロンティア、ゲノムに代表されるライフサイエンス、ナノテクノロジーに代表されるロボテックやマイクロマシン、そしてITに代表される情報科学と未来、という4つの分野の中で、未来大学とは特に4つ目のIT技術分野で、具体的に多くの方に知ってもらう役割を私どもの未来館がお手伝いできると考えている。未来館の現場を使ってもらい、卒業研究とか大学院の論文などにも未来館のお客さんを対象とした場所に使っていただければと思う」
 と語ったほか、この日の調印を機会にメッセージとして、

「北海道は今(厳しい経済の状況などから)行き詰まっているところがあって、そこから新しい将来像が見えてきた気がしている。これまで自分から生み出すことをしてこなかった歴史があった気がするし、よそから持ってくることが多かった。それが21世紀になってようやく、可能性を認識して見えてきたのでないか。中央に依存するのでなく、ここで新しいものを創り出そうということであり、その一つの拠点、新しい北海道がここから生まれてくることを期待している」
 と話した。

 伊東学長にあっても、
「新しいものを創って行く、未来大にとっては記念すべき日です。科学館とは共通した分野があるので大いに交流を図り、違う見方で一緒にやる中で競争をするということが大事と考えている。今回の連携は新しい発想が認められたもので、自信と新しい覚悟を持って全国に向かって、いや世界に向かって発信して行くきっかけにしたい」
 と語った。

 両者の今回の協定調印について、学術交流による効果として、
「理科離れが進んでいる状況で、子どもたちに科学技術に関する知的興奮を与える人が必要。自分の研究を一般の人に分かりやすく解説できる研究者の育成や、科学館での活動や展示を企画できる人材を育成する。このことは社会に役立つ」

 とし、また、学術交流の内容については、
「第1に未来館の科学技術スペシャリストと未来大教員との交流。第2に共通する研究分野が多く、共同プロジェクトの実施。その他、シンポジウムの共同開催もある。複雑系科学、情報アーキテクチャをキーワードに、未来を捉えて科学技術と芸術のコラボレーションを実現させたい」
 としている。
(4.17)



衛生面・作業の効率化を図り、安心・安全な水産物を消費者に!
市場関係者待望の立派な函館水産物地方卸売市場荷捌き上屋が完成し、
落成のテープカットと祝賀会/井上市長「全国的にも例を見ない施設」


 市場関係者が待ち望んでいた函館水産物地方卸売市場荷捌き上屋が完成し、落成のテープカット及び祝賀会が、27日午前11時から同市場で、関係者多数が出席して行われた。

 この荷捌き上屋は、市場の函館山側に本場と隣接して昨年6月から約7億3千万円を投じて建設が進められていた。鉄骨造平屋建、延面積4、341平方メートル。幅約20メートル、長さ約90メートルで、海側と陸側双方に荷揚げや買荷積込時に商品を雨風から守るためのひさしが付いた立派な施設になっている。荷捌き所の室内温度を15度に設定する等のシステム、使用する井水をオゾンで浄化殺菌する設備・装置、等々衛生面に万全を期した上屋にもなっている。

 テープカットは真新しい上屋で行われ、施主・開設者の井上博司函館市長はじめ、高野洋蔵函館商工会議所会頭、岩谷正信市議会議長、藤原厚函館水産連合協議会会長らがテープにはさみを入れ、竣工を祝った。

 次いで、祝賀会が隣の本場2階ホールで開かれ、最初に開設者の井上市長が、
「厳しい経済状況のもとで水産業界も厳しい中、消費者へよりよい物の提供を含め環境問題に向き合うことが求められており、市場の皆様の要望に対応し、合わせて活性化を図るということで立派な荷捌き所を完成させた。衛生面、作業の効率化などから全国的にも例を見ないトータルに最新式の設備を備えた施設で、本場よりも立派なほどになっている。周辺との景観、調和にも配慮し、ランニングコストかからない施設でもある。これを契機に、ややもすれば沈みがちになる昨今の厳しい経済環境を跳ね返し、一層、皆さんとともに力を合わせて水産業の発展に寄与したい」
 とあいさつした。

 来賓あいさつでは、岩谷市議会議長が、
「水産と観光が函館の2大産業で、新鮮で今まで以上に美味しいものが提供できる施設がこの荷捌き上屋。まさしく日本一の荷捌きウェア。日本一の国際水産・海洋都市を目指すにふさわしい施設と思う」とし、

 さらに、藤原函館水産連合協議会会長が、
「私どもは安心・安全をモットーに水産物を消費者の皆さんに提供している。このような立派な施設を作っていただき大変お世話になり、改めてお礼を申し上げたい。協議会上げて新設されたこの上屋とともに市場の発展に努めたい。承知のようにここ市場ではガラス張りの製氷工場(本場に隣接)を建設し、函館山からの夜景でも光り輝く斬新なものとして評価をいただいており、今度の上屋完成によってさらに豊川市場周辺は生まれ変わった」などと語った。

 祝電披露などの後、函館魚市場(株)の松山征史社長が「厳しい経済環境が続いているが、この施設の最大限の有効活用を図りたい」などとお礼を述べた。
(3.27)




晴れて市幹部入りの課長職昇格は21人!

 市が20日午後、内示した幹部人事で課長職には21人が昇格した(異動は36人)。
 これら昇格人事は次の通りとなっている。

▽企画部参事3級 妹尾正白(企画部企画管理課主査)▽同部国際課長 平井等(同部政策推進室国際課主査)▽同部東京事務所副所長 厚谷論(総務部文書法制課文書係長)

▽総務部秘書課長 須藤智義(同秘書係長)▽同部文書法制課長 佐藤幸生(環境部廃棄物対策課業務係長)

▽財務部資産税課長 小山純(同部管理課税制係長)

▽競輪事業部事業課長 山本恒明(都市建設部住宅課主査)

▽市民部参事3級 篠原則昭(同部国民年金課管理係長)▽湯川支所長 桂井美智子(市民部戸籍住民課管理係長)▽銭亀沢支所長 新川正廣(市教委学校教育部学校教育課学務係長)

▽福祉部介護高齢福祉課長 佐々木健裕(同部介護高齢福祉課主査)

▽環境部清掃施設課長 青島功一(市教委生涯学習部管理課主査)

▽商工観光部商工振興室商業課長 吉田聡(同部商業振興課金融指導係長)

▽土木部管理課長 小上一郎(農林水産部水産課庶務係長)▽同部維持課長 築田誠一(都市建設部都市整備課主査)▽同部参事3級 佐藤敏治(同部緑化推進課施設整備係長)

▽都市建設部街づくり推進課長 渡辺史郎(同庶務係長)▽同部参事3級 安井敬二(同部都市計画課主査)

▽市教委生涯学習部参事3級(市文化・スポーツ振興財団に派遣) 木村拓美(議会事務局議事調査課主査)▽市教委学校教育部学校給食課長 天羽光人(環境部環境保全課主査)

▽消防本部消防司令長・西消防署副署長 花井秀樹(同本部予防課原因調査・査察係長)
(3.20)


合併問題担当の企画部参事一級に近江茂樹財務部次長、
未来大事務局長に田島基義福祉部参事二級を起用!
環境部長に小野知博水道局管理部長港湾空港部長に里見滋企画部次長、
市住宅都市施設公社事務局長に熊木賢也
市教委教育部次長が各昇格
消防長には中林重雄
農水産部長水道局管理部長には斉藤真博土木部次長

斉藤俊一秘書課長、財務部次長に栄転し、後任の秘書課長に須藤智義係長昇格

 井上博司函館市長は20日午後3時、部長職9人(うち昇格6人)、次長職15人(同11人)、課長職57人(同21人)、課長補佐職3人(同2人)の幹部人事異動を内示した。4月1日付発令。
 この3月一杯での定年退職や1年前倒しで退職する計6人の部長職、次長職3人などの3月末退職の後任人事と、定例幹部人事を含むもので、合計84人異動の結構な中規模人事となった。(太字・昇格)

 まず、部長職人事では、企画部に合併問題担当の参事一級を置くことになり、近江茂樹財務部次長が昇格・起用されたのをはじめ、公立はこだて未来大の事務局長(函館圏公立大学広域連合事務局長)に田島基義福祉部参事二級が企画部参事一級に昇格して就任、環境部長には小野知博水道局管理部長、港湾空港部長に里見滋企画部次長(国際貿易・港湾振興プロジェクト推進室長)がそれぞれ昇格、財団法人函館市住宅都市施設公社事務局長に熊木賢也市教委教育部次長が都市建設部参事一級に昇格して起用となった。

 消防本部消防長には中林重雄農水産部長を消防正監に任命して起用、後任の農水産部長には三佐川稔交通局管理運輸部長が各横滑りとなった。水道局管理部長には斉藤真博土木部次長が起用された。

 三佐川氏後任の交通局管理運輸部長には林英雄次長が昇格した。

 ◇  ◇  ◇

 次長職人事では、企画部次長に池田栄治同部政策推進室国際課長が昇格し、里見氏後の国際貿易・港湾振興プロジェクト推進室長に、財務部次長には斉藤俊一秘書課長、福祉部次長に対馬長敏同部社会課長が昇格した。

 また、商工観光部次長人事も行い、二本柳八治次長が福祉部参事二級(社会福祉協議会派遣)になり、後任には関谷隆農水産部水産課長が昇格し、観光振興室長兼務。同室観光課長として知られる坪谷正一氏は商観部参事二級に昇格して函館国際観光コンベンション協会派遣となった。

 都市建設部の関係では、佐藤吉見次長が市民部次長に移り、後任には野々宮勇都市建設部都市計画課長が昇格した。
 土木部では、斉藤真博次長が水道局管理部長に昇格したのに伴い、後任の次長には椎名哲雄福祉部次長が転進となった。また、土木部参事二級に若松勝忠同部道路建設課長が昇任し、新外環状道路整備推進室長に起用された。

 市教委では、生涯学習部次長に徳田祐二総務部文書法制課長、学校教育部次長には須田正晴総務課長が各昇格して異動。

 水道局管理部次長には川上光雄同部総務課長、消防本部消防監に昇任させ次長には三上勉同本部庶務課長が各昇格した。
 交通局管理運輸部次長には和田幸彦市民部次長が横滑り。

 課長人事の主なところでは、斉藤氏後の秘書課長に須藤智義秘書係長、企画部国際課長に平井等同課主査、競輪事業課長に山本恒明都市建設部住宅課主査が各昇格した。
(3.20)


函館市部長職、定年の4人と1年前倒しで2人、計6人が今月末で退職!
後任人事焦点は環境部長、港湾空港部長、未来大事務局長など/来週頭にも内示の見通し


 函館市の部長職6人がこの年度末の3月一杯で退職することになった。
 このうち、定年退職は4人で、井口一民環境部長、足立隆秀港湾部長、牧鉄雄都市建設部参事一級(函館市住宅都市施設公社局長)、内村正消防長。平成15年度末の定年退職を1年前にしての退職が佐藤弘明企画部参事1級(函館圏公立大学広域連合事務局長、並びに公立はこだて未来大学事務局長)と弦木彬水道局水道部長の2人となっている。

 後任人事は市長選挙を間近に控えていることもあって、次長職の起用を中心に進められ、来週前半頭にも内示が行われる見通し。

 焦点は、清掃や環境行政の重要ポストである環境部長、土木部の空港対策課全部と企画部総合交通課の国際線関係が一緒になって港湾空港部となる同部長、さらに未来大全体の学長のもとでの要の同大事務局長の3部長ポストで、消防長後任人事なども注目される。

 また、次長職で退職するのは、定年の赤石紀元土木部参事二級(新外環状道路整備推進室長)、1年前倒し(平成15年度末定年)で曽我征夫消防次長と今井日出夫市教委生涯学習部次長の2人が3月末で退職する。
 課長職では10人ほどが定年などで退職する見通し。

 部長職6人、次長職3人が退職することからある程度の人事にならざるを得ないようだが、選挙があるため極力、充当人事に止まるとみられている。
(3.18)


約7百人が出席して市や商工会議所、期成会主催で
「北の大地に新幹線!北海道新幹線講演会」

井上市長「道新幹線の役割や効果を理解してもらい、共通の認識を持って誘致運動を!」


 函館市、函館商工会議所、新幹線青森・函館同時開業促進期成会の主催による「北の大地に新幹線!北海道新幹線講演会」が、25日午後1時半からホテル函館ロイヤルで開かれ、今年8月の政府予算概算要求段階が着工がなるか否かの大きな山場になることから、誘致運動を一段と活発化し、着工実現を目指すことになった。会場には約7百人が集まり、概況説明や道新幹線同時開業などの講演を熱心に聞き入っていた。

 井上博司函館市長が主催者を代表して、
「30年の長きにわたって誘致運動をしてきた。あとは着工を待ち望んでいるのが現状。着々と実現が近づいていると考えるが、地域の人みんなが新幹線がもうそこまできているということと、新幹線がきたらどう変わるか、どう活かすかを考えることが必要で、一人でも多くの方に新幹線の役割や効果を理解してもらい、共通の認識を持って運動していただきたい。今年12月に着工となるかどうかが決まることになっているが、実際はこの8月くらいが大きな山場になるので、皆さんの力を結集して誘致運動をさらに盛り上げるなどして地元の熱意を中央に伝えて行かねばならない」
 とあいさつ、着工実現には地域一体になっての熱意、働きかけが最も重要とした。

 次いで、道の吉田隆総合企画部新幹線対策室長が「北海道新幹線の現状と今後の見通し」ということで概況説明し、この中で、「現在の新幹線建設予算は約8兆円の公共事業全体の0・8%に過ぎなく、これを2%程に持って行けば道新幹線を着工し、確実に進めて行くことが出来、1・1%のシェアすれば4千2百億円かかる青函同時開業、函館までの暫定開業が可能になる」「堀知事も言っているが、今、何にも増して新幹線の着工こそが北海道を明るくする」などと語った。

 この後、東北新幹線の八戸開業となった八戸市の接待英隆企画部長が「新幹線開業効果と今後の課題」と題して講演。数々のデータを列記して、昨年12月開業から2月までの3カ月間、開業効果が顕著に出ていることなどを紹介した。

 引き続いて、「青函同時開業実現のためここで着工を実現しなければ、新幹線はさらに遠いものになってしまう」と機会ある毎に力説しているJR北海道の坂本眞一社長が「北海道新幹線青函同時開業へ向けて」と題して講演した。
 最後は建設促進期成会会長でもある高野洋蔵函館商工会議所会頭による着工実現への決意表明が行われた。
(3.25)


東北新幹線の八戸開業・スーパー白鳥の運行で、
函館ー仙台線空路は搭乗率が採算ラインを割り込む大幅ダウン


 昨年12月に東北新幹線が八戸まで開業したことで、同時にこれと接続する「スーパー白鳥」が導入されたことから、函館ー仙台の航空路線がその影響を大きく受け、先行き懸念がされる状況となっている。

 まず、利用率が昨年12月、今年1月と激減した。昨年12月は前年同月比一気に51.6%もへこみ、年明け1月も17.5%減と大幅に落ち込んだ。八戸開業・スーパー白鳥に乗ってみようか、という利用者心理が働き、開業1カ月は特にこれが帰省客などにも作用したと目されている。

 函館市航空対策課によると、2月は6%減ということで、減少率は比較的に落ち着き傾向にあるが、問題はやはり搭乗率に影響がくっきり出ていることで、1月が48.3%、2月も46.9%と低迷している。1月など昨年は57.5%であったから10%前後も落ち込む事態になっている。

 採算ラインは50〜60%と言われるだけに、このままの低搭乗率で推移すれば、せっかく小型機ながら通年運航がまたもや観光シーズン期間だけとか、場合によっては運休になりかねない。

 ただ、函館ー八戸間がまだまだ時間がかかるものの、本数が何本もあって大量輸送の便利な新幹線は大きな魅力であり、新幹線の函館までの暫定開業実現がますます期待されるものともなっている。
(3.13)


地場の大型ビジネスホテル・アクアガーデンホテル函館、
シングル、ツイン両タイプ全てグレードアップし、リニューアルオープン!


 JR函館駅前における先発大型ビジネスホテルである地場のアクアガーデンホテル函館(市内大手町19ー13・市電通り、山下久幸社長)は先般までに、昨年12月以来、順次進めていた全128室(うちシングル91室)の大規模なリニューアル、グレードアップを終え、3月1日からこれまで以上に充実した客室を提供するものとなっている。

 シングルルームをセミダブル仕様にしたほか、客室全般にわたってライティングデスクや冷蔵庫のアップグレード、ウォシュレットの全面新設、シャワーの更新、等々を断行し、シングル、ツイン両タイプ全てグレードアップが図られた。

 昭和54年開業の函館駅前はもとより、全市的にみても先覚者的な地場大型ビジネスホテルであり、今回の改装断行によってグレードアップ・リニューアル、新たなオープンをみるものとなった。

 このリニューアルオープンを記念し、3月一杯は特別プライス期間として、1人1泊・4千円(駐車場料金込み)のサービスも打ち出し、折から近くにオープンした本州大手ビジネスホテルチェーンとの競合、競争激化に真っ向から立ち向かうものとなっている。

 函館駅より徒歩3分、朝市もすぐそばという絶対的な好立地の全128室の大型ビジネスホテルで、駐車場も60台を要し、これまでの実績をもとに、大手進出を逆に好機ととらえての積極的な展開にある。
(3.5)



鉢呂吉雄衆院議員の道知事選出馬が事実上決定!
連合後援会、鉢呂氏の「出馬する」との意向を了承

明日・3日 出馬要請受諾、6日に札幌で正式に出馬表明


 民主党北海道や連合北海道から道知事選の出馬要請を受けた鉢呂吉雄衆院議員(道8区、55歳)の連合後援会総会が、2日午後2時からホテル函館ロイヤルで開かれ、鉢呂氏が出馬に強い意欲を示し、連合後援会として「出馬する」という鉢呂氏の意向を了承した。管内各市町村の後援会役員ら100人ほどが出席した。

 鉢呂氏は明日・3日、札幌に出向き、午後2時に民主党や連合に出馬要請受諾を伝え、6日午後2時から札幌で正式に出馬表明することになった。

知事選出馬に早い段階から関心持ち「渡りに舟」であったことを示唆/鉢呂氏

 総会の冒頭、鉢呂氏があいさつし(写真)
「新聞報道などで伝えられ、驚きと不安、どういう事態なのかと思ったことだと思う。私に白羽の矢が立つことになって、一昨日(28日)の夕刻に(道知事選出馬の)話があった」

「13年前の2月18日に初当選し、今日まで本当に後援会の皆さん一人一人に育てていただき、国政の場で活動してきた。ここ数年の北海道の厳しい状況、混迷の度を深めていることに対して無関心ではいられなく、地方の時代という中で、むしろ国政の大きな支配からとき離れて、身近な地方自治を考えることがどれほど大切かという思いにある。候補者選考が二転三転し、私にお鉢が回ってきたとうことは事実であるが、ここに至っては過去を振り返るのでなく、マイナスの地点でいるということではなくして、何が出来るのかということで思い切って視点を変え、積極的に加わり、北海道を明るいものにして行きたいと考えている」
 と述べたうえで、

「(ニセコ町長の)逢坂さんが不出馬ということになって、私のところに(出馬話が)来るのでないかと内心その思いを張り巡らしていた」
 と語り、知事選出馬に早い段階から関心を持っていたことをうかがわせ、出馬の打診がきてすぐに意欲を示したことなどから、国政の場から知事選出馬ということがいわば「渡りに舟であった」(消息筋)ことを示唆した。

 さらに、鉢呂氏は、
「気持を切り替えて積極的に立ち向かわねばならない。戸惑いと驚き、不安が多いと思うが、ご意見を十分に聞かせていただき、思いを照らし合わせて最終的判断をしたい」
 と極めて出馬の意志が固いことを明確にした。

 この後、総会は報道陣を排して約1時間にわたって進められた。この中では、
「6〜7人から発言があり、共通していたのは、あまりにも急である、人選の過程に問題があったのでないか、これに対して連合後援会としてどういう対応をしたのか、大票田の札幌で短期間で戦える体制が取れるのか、また、鉢呂氏の政治生命を今後も保証できるのか、新幹線の問題など差し迫っているなどの政治状況のもとで8区選出の国会議員がいなくなるがそれでいいのか、などであった。中にはかなり涙声で訴える人もいた。鉢呂氏も目頭を熱くしていた」
 ということが、総会後の連合後援会、杉浦百秋会長と鹿島壮市幹事長の記者会見で明らかにされた。

 この点、この総会模様の一端として、「我々はこの小選挙区8区で、自民党の候補に勝って鉢呂さんを当選させるため懸命にやってきた。それなのに急に知事選に出るということで納得できるものでないが、(後援会として)知事選をやれというのならやるが…」などと涙ながらの大きな不満の声が会場のドア越しにも伝わった。

 「私ども連合後援会は、鉢呂さんの国政の政治活動を支える組織であり、それなりに限界はあるわけで、鉢呂さんが出馬するということであるから、これに対しては理解を取り付けたということ」(鹿島幹事長)とし、「明日・3日の午後2時に民主党、連合に出馬するという返事になるが、候補者が決まったから、これでほっとするということのないように私どもの考えを伝えたい」(杉浦会長)とし、連合後援会として鉢呂氏の「出馬したい」との意向を了解した。

 鉢呂氏の今後の政治生命の保証云々に関しては、「今日の総会には連合北海道の笠井会長も出席したので、後援会としての考えを伝え、会長からは関係者(民主党など)とも相談し考えるということであった」ということが明らかにされた。
(3.2)


鉢呂吉雄衆院議員、道知事選出馬へ!/3日にも最終決断
「12年間の政治生活の総決算として知事選に出馬したい」意向示す
連合後援会首脳らが出馬反対するもー。

民主党北海道・中沢代表「最後の切り札」として正式に出馬要請

 民主党北海道の中沢健次代表と連合北海道の笠井正行会長らが1日午後、函館入りし、東京から函館に帰った鉢呂吉雄衆院議員と面会し、4月の道知事選への出馬を正式に要請した。

 要請の席には鉢呂吉雄連合後援会の杉浦百秋会長と鹿島壮市幹事長、金田誠一衆院議員、渡部正一郎連合函館会長が同席した。中沢代表は「是非、決断して出馬してほしい。鉢呂代議士は最後の切り札だと考えている。時間はないが、熟慮を重ねて結構だ」などと鉢呂氏に出馬を強く要請した。

 30分ほどの会談後、記者会見した鉢呂氏は「今日の要請を受け止めて数日中に決断したい。後援会の皆さん、地元でこれまでそれぞれ支持して下さった方々、有権者の皆さんがいるわけで、これら皆さんの意見を聞いて、短時間のうちに返事すると申し上げた」と語ったほか、「私としては今回の知事選の重要性をこれまで以上に感じている。厳しい経済情勢、農民生活、そして地方自治のあり方も問われている。知事の役割は極めて重要であり、北海道に生まれ、育ち、ここ道南の道8区で政治家として育てられ、北海道に対する思いは強く、危機感も持っている。ご意見を聞いて結論を出したい」などと出馬へ強い意欲を示した。

 一方、引き続いて笠井会長とともに記者会見した中沢代表は「鉢呂さんが最後の切り札になる。党、連合、農業団体の3団体が一致して要請した。北海道を何とかしたいと鉢呂さんは熱い思いを持っている。自称・市民派候補がいるが、これよりも鉢呂さんは市民派の色合いが強い。月曜日(3月3日)には返事したいということであった」と語った。

 他方、この日、鉢呂氏は午前中に空路帰函し、連合後援会首脳と会談、この席で同首脳らは知事選出馬に強い疑問、反対を示したが、鉢呂氏にあっては、衆院議員になり政治家になって以来これまでの12年間の思い、特に小選挙区制になってからの道8区における熾烈なる戦い、常日頃の厳しい政治活動、併せて、選挙の度に持ち上がり、何度も時として持ち出される金田誠一衆院議員(比例区)との小選挙区出馬調整問題に関して等々、その心境を一時涙も浮かべて吐露したということで、連合後援会首脳は「12年間の政治生活の総決算として知事選に出馬したいということであった」と語っている。
 
 鉢呂氏周辺、連合後援会首脳らは知事選出馬に反対、賛成しかねるとする向きが強いが、「(鉢呂氏)本人が出たいという意向なのでー」とも語っている。

 これらから、鉢呂氏の知事選出馬は確定的で、3日・月曜日にも最終的に出馬を決断するものとみられる。

 明日・2日午後2時からは道8区各町村の後援会会長ら幹部を召集しての連合後援会代表者会議、3日午後6時からは連合函館の単産代表者会議が開かれる。

 鉢呂氏の衆院議員を辞職しての道知事選出馬の方向が確定的になったことで、衆院解散・総選挙との絡みもあるが、まずは道8区衆院補欠選挙が今年10月に行われることになる。
 鉢呂氏知事選出馬の影響は大きく、道8区の政界は大きな激動を迎えることになろう。
(3.1)


鉢呂氏の道知事選出馬が確定的になって、10月には道8区補欠選挙へ
田誠一衆院議員には念願の小選挙区・道8区で、金田氏ー佐藤孝行氏の選挙戦に


 道8区選出の鉢呂吉雄衆院議員が4月の道知事選に出馬することが確定的になったことで、統一地方選以降、今年夏から秋にかけて衆院の解散総選挙がない場合、道8区では鉢呂氏後の衆院議員を選ぶ補欠選挙が今年秋・10月に行われることになる。

 昨年から衆参での補欠選挙は年2回、4月と10月に行うことが法律で決められ、昨年は10月15日に行われた。
 辞職した議員は次の補選には出馬出来ないことになっており、鉢呂氏の場合も、知事選で敗退しても出られない。

 このため、民主党候補は別な人ということになり、補欠選挙にはこれまで終始、小選挙区に回りたいとしてきた比例区選出の金田誠一衆院議員が一旦辞職して、小選挙区の道8区に出馬するということになることが確定的。金田氏にとって念願の道8区出馬になる。

 対する自民党は次期総選挙にも出馬に意欲を示している佐藤孝行氏(前衆院議員)が補選に臨むということになると目され、従来の鉢呂氏ー佐藤氏の戦いから、金田氏ー佐藤氏の選挙戦になる見通しだ。
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