函館電子新聞
ニュースファイル/04(H16)-1-3


公立はこだて未来大学で初の卒業式/第1期生211名、社会に旅立つ!
伊東敬祐学長「化け続けてほしい。志を持った非凡なる凡人に」


 4年前の開学以来、初めての卒業生を送り出す公立はこだて未来大学の平成15年度卒業式が、22日午後1時半から教員、来賓、保護者ら多数が出席し、同大学体育館で行われ、第1期生211名が社会に旅立った。

 設置者である函館圏公立大学広域連合の田島基義事務局長(未来大事務局長)が学事報告として複雑系科学科60名、情報アーキテクチャ学科151名の計211名の卒業生の名前を一人一人読み上げた後、伊東敬祐学長から複雑系科学科と情報アーキテクチャ学科の各代表それぞれに卒業証書・学位記が授与された。

 そして、伊東学長が式辞を述べ、
「皆さんは無限の可能性を持っていると信じている。この大学が開学し、皆さんが入学したとき、私は化けましようと言った。この4年間で大きく成長したと思っており、これからも化け続けてほしい。1人の人間としてリーダーになるよう変わって行き、社会に出、信頼を得て育って行くものと思う。改めて化けようという言葉を贈りたい。未来大の出身であることに誇りを持って活動してほしい。志を持った非凡なる凡人になっていただきたい」
 と励ました。

 次いで、設置者代表・広域連合長の井上博司函館市長があいさつし、
「皆さんは自らの手で将来を切り開いて行くことだと思う。未来大学は全国の大学関係者、企業などから大変な注目を浴び、高い評価を得ている。設置者として喜びに耐えない。青春の大事な時期を未来大で学んだことは何ものにも代え難い宝物であり、この先も輝き続けるに違いないと固く信じている。この上は函館を第2の故郷として心に刻んでほしい。豊かな感性を持った未来人として全道、全国、世界に広く様々な形で活躍され、実り多い人生を歩まれることを願っている」
 などとはなむけの言葉を贈った。

 また、熊坂成剛函館圏公立大学広域連合議会議長、福島恭二函館市議会議長、沼崎弥太郎函館商工会議所副会頭ら来賓が紹介され、代表して熊坂広域連合議会議長から祝辞があった。

 函館市長表彰など学生表彰の後、卒業生を代表して植松政幸君が、「社会に出てさらに飛躍できるよう日々がんばります。皆さんにはお世話になりました。本当にありがとうございました」と力強くあいさつ、卒業式を終えた。

  ☆    ☆    ☆

 午後2時45分からは場所を1階の未来大ご自慢の広々とした吹き抜け構造のスタジオに移して、実行委員会主催で卒業式第2部も行われ、これには教員、保護者も出席した。

 セレモニーとしてお祝いの歌があった後、伊東敬祐学長から今度は卒業生211名一人一人に卒業証書・学位記が手渡され、同時に記念品も受け取り、どの卒業生も感激深げであった。

 授与の後は、後輩の送辞、奨励賞授与もあり、そして第1期生とともにこの3月末で任期満了を持って退任する伊東学長からの一言もあった。

 ときに、未来大の第1期生の民間企業就職内定率は97%という。

※未来大卒業式スナップ/フォトニース(ここをクリック)

(16.3.22) 

〜古いダンプは走らせることなく、まずは徹底した整備点検が不可欠!〜
函館・道南ではろくなダンプしか走っていないのでは?
おちおち道路は無論、歩道ですら歩いていられない
<相次ぐダンプカーのタイヤ脱輪事故>


 【解説】とんでもないことがまた起きた。先月18日に桧山の江差町でダンプカーのタイヤが外れて歩いていた保育園児を直撃し、園児が死亡する痛ましい事故があったばかりだが、17日朝9時過ぎ、今度は函館市中道1丁目の市道でまたもやダンプカー(11トン)の左後輪前部のタイヤ2本が外れ、1本は約40メートル先の電柱にぶつかり、も1本は近くの病院の駐車場に停まっていた軽乗用車に衝突した。
 タイヤの取り付け部分のボルト8本全部が折れていたという。

 幸い、軽乗用車には人は乗っていなく、また通行人にも衝突することなく、けが人はなかったが、相次ぐダンプカーのタイヤ脱輪は大きな全国ニュースとなり、整備不良の疑いが強いことから、安全性はおろか命に係わる重大な社会問題と化してきた。

 今回の脱輪のタイヤも直径1メートル以上(105センチ)で重さ約100キロ。こんなのが回転しながら人に当たったらひとたまりもない。ダンプを所有し、走らせている運送業者や土建業者などはもとより、メーカーサイドを含む整備工場の指導なり責任は重大。早急な全車の点検が求められる。特に、古いダンプは走らせることなく、まずは徹底した整備点検が不可欠だ。当たり前の話だが、事故、死亡事故が起きてからでは間に合わない。

 函館・道南ではろくなダンプしか走っていないのでは?、ということも言えなくはなく、おちおち道路の端、歩道ですら歩いていられない。いつタイヤがぶっ飛んでくるか分かったものでない。
 地域とって恥でもあろう。ダンプを使う、取り扱う事業者の責任は極めて重大だ。
本誌主幹・河野 玄)

(16.3.17) 


公立はこだて未来大学、今月22日に初の卒業式!
式典とは別に、卒業生の強い思い・要望で学長から一人一人に学位授与も


 いわゆる「出先」ではなく、函館・道南に本拠を置く国公立大学をという地域の長年の悲願が実現して、函館圏公立大学広域連合(連合長・井上博司函館市長)の管理・運営という形で情報系単科大学、公立はこだて未来大学が開学してこの4月でまる4年、今月22日(月)には、第1回目の卒業式が行われる。

 初の卒業式は、同日午後1時30分から同大学体育館で行われ、初代学長でこの3月末を持って任期満了となり、退任する伊東敬祐学長からシステム情報科学部の複雑系科学科(卒業予定者60名)と情報アーキテクチャ学科(同151名)の2つの学科の代表者に卒業証書・学位が授与される。
 この後、伊東学長の式辞、井上博司連合長(函館市長)と熊坂成剛同広域連合議会議長のあいさつなどがあり、卒業式の式典は1時間くらいで終える。

 次いで、場所を1階のスタジオに移して、ここでは学生の主催によって伊東学長から卒業生一人一人に卒業証書・学位が手渡されることになっている。これは卒業する学生の強い思い、要望で実現したもので、卒業式第2部として行われる。父兄も出席し、記念品の贈呈、加えてこの場で初のPTA総会も予定されている。

 さらに、夕方6時からは函館市本町のホテル法華クラブ函館で後援会主催の謝恩会が開かれることになっており、同窓会の総会もかねて行われる。

(16.3.8)


函館地区最大規模の西桔梗・大型店舗建設問題に絡む損害賠償請求訴訟事件
次々回、注目・問題の地主らの証人尋問実施へ!
〜訴状に対する答弁書、準備書面、証拠書類提出などのやり取りをほぼ終了/1日、弁論準備手続き〜

【特報】
 函館市西桔梗の産業道路沿いで計画されてい函館地区最大規模の大型ショッピングセンター建設問題に絡み、地元デベロッパーの(株)商工企画(本社・函館、湯澤勝芳社長、原告)が、開発許可取得を目の前にして施行同意書の提出を拒み、この最終局面の土壇場に来て開発許可取得並びに売買に同意したつもりはないなどとして反旗を翻している一部地主の、西桔梗町の農業・前川繁夫、上磯町七重浜4丁目の旅館経営並びに上磯町議・寺澤十郎、函館市田家町15ー18の公務員(函館北郵便局勤務)・葛葉勇の3氏(被告)を函館地裁に訴えている損害賠償請求訴訟事件の第3回目審理が1日午前、同地裁民事部で非公開の弁論準備手続きの形で行われ、原告、被告双方関係者の話を総合すると、この日を持って訴状に対する答弁書、準備書面、証拠書類提出などのやり取りをほぼ終了し、原告側の求めに応じて、同地裁は次回の弁論手続きで誰を証人として呼ぶかなどを原告、被告双方が提出し、これに基づいて、次々回に法廷の場で証人尋問を行うことに決し、原告側関係者らはもとより注目の地主の証人尋問が実施される運びになった。

 次回・4回目の審理は4月13日(火)午前11時から同地裁民事部で行われる。

(3.1)

※本誌・本サイトは、この西桔梗地区の大型店舗出店問題については5年にわたって追跡取材してきており、同事件裁判におけるこれまでの答弁書、準備書面、証拠書類等のやり取りについては、追って報道します。



ニチロビル、神山町の長崎邸、元町の太田邸などが本年度の歴風文化賞に

 函館の歴史的風土を守る会の平成15年度の歴風文化賞が次の通りに決まり、25日発表された。
 表彰式は3月19日(金)午後6時半から五島軒本店。

▽保存建築物 ニチロビルディング(函館市大手町5−10)
▽再生保存建築物 長崎邸(函館市神山1−24−12 長崎 洋)
▽再生保存建築物 山田邸・太田邸(函館市元町30−5 代表・太田誠一)
▽団体賞     亀田川をきれいにする市民の会(事務局・函館市富岡町2丁目8−12 会長・石井 満)
▽原風景     「立待岬」

(16.2.26)



函館中央病院4月1日から「小児救急拠点病院」に!
〜夜間・休日に入院や手術が必要な子供の患者受け入れ/24時間体制で小児科医師が勤務〜


 道は先般までに、新年度の4月1日付で北見市の北見日赤病院とともに函館中央病院を、24時間体制で小児科医師が勤務し、夜間や休日に入院や手術が必要な子供の患者を受け入れ、治療に当たるという地域の小児救急拠点病院に指定することを決めた。

 小児救急拠点病院は救急センターなどの初期診断で小児科専門医の治療が必要とされた子供の治療に当たるというもので、重症・重篤な患者について責任を持って受け入れる。
 指定されると国と道から年間3千7百万円の補助金が支給される。

(2.19)


本年度の函館市スポーツ賞/20日に贈呈式
功労者に大山一憙さんと水落敏博さん
成績部門は少林寺拳法の渡邉加代さん・松井芙美子さん組ほか、中・小学生4名


 本年度(第11回)の函館市スポーツ賞の受賞者が決定し、このほど発表になった。
 功労者、功労団体、成績の3部門のうち、今回は功労団体部門は該当なしとなり、功労者表彰として函館サッカー協会推薦で大山一憙(かずき)氏と函館レクレーション協会の推薦で水落敏博氏の2名が選ばれたほか、成績部門で大学生1組(2名)と中・小学生4名が受賞となった。
 
 以下、受賞者と業績・成績は次の通り。
【功労者部門】
大山 一憙 73歳、函館サッカー協会推薦
 同サッカー協会会長、函館市体育協会副会長として活躍
水落 敏博 59歳、函館レクリエーション協会推薦
 函館レクレーション指導者クラブの設立当初から尽力。函館ウォークラリー協会の設立に関わり、会長を歴任

【成績部門】
函館大学少林寺拳法 渡邉 加代・松井芙美子組
 2003年少林寺拳法全国大会・一般女子三段以上の部 最優秀賞
宮本 誉士(市立亀田中1年)
 第34回ジュニアオリンピック陸上競技大会
 男子D100メートルハードル第1位
笠原 亜梨沙(市立本通小6年)
 第19回全国小学生陸上競技交流大会
 女子走幅跳第1位
土井 みずき(市立金堀小5年)
 第25回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会 
 50メートル平泳ぎ(10歳の部)第1位
永田 友理(市立北美原小4年)
 第25回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会
 50。背泳ぎ(9歳以下の部)第1位

 贈呈式は2月20日(金)午後3時半から函館国際ホテルで行われる。

(2.16)



お世話になった地域の方々に成果を報告!
〜この3月に1期生として卒業する未来大生が卒論を発表〜
公立はこだて未来大学第1回活動報告展/16日まで函館駅イカすホールで開催中


 今春3月に初めての卒業生を出す公立はこだて未来大学で、1期生の卒業を機会に未来大での4年間の成果の一つとして卒業研究(卒論)を発表することで、日頃から世話になった地域の方々報告しようと、同大学大1回活動報告展「ミライデ」が、13日(金)から16日(月)までの4日間、JR函館駅2階イカすホールで開催している。

 活動報告展「ミライデ」で発表しているのは卒論(4年)24点、それに3年生のプロジェクト学習3点、約40人くらいが参加している
 卒論、プロジェクト学習いずれも、パネル展示され、パソコンやスクリーンなども利用して発表。会場は、主にパソコンやパネルを利用した発表が見たり聞いたりできる「ふむふむゾーン」と、ドキュメンタリーやゲーム、提案したツールなどが実際に体験できる「わくわくゾーン」にわかれ、卒論などの概要が分かるように各々1枚のペーパーも用意されている。

 テーマはそれぞれで、ソフトウエア類の開発やインターネット関連から、地域活性化の問題、住民参加型都市デザイン、あるいは心理学を活用しての地図の情報デザイン、観光案内支援サーバー、等々幅広く、若い新鮮な頭脳による生き生きとして発表・報告となっている。

 初日の13日には午前10時半のオープンとともに、一般市民がふらり訪れ、未来大生の説明に聞き入ったりしていた。
 午前10時半から午後5時半までの開催で、最終日の16日は午後4時まで。

(2.13)


3年後の平成19年度に函館東高校と北高校を統合し、新たな市立高校を設立!
統合校は1学年8間口で、単位制を導入
/中高一貫教育は今後の検討課題に/市教委


 函館市教委は27日までに、市内公立高校の再編問題に関して、「3年後の平成19年度に函館東と函館北を統合し、新たな市立高校を設立し、統合校は1学年8間口として現在の東高校の校地に設置する」、また「統合の新しい市立高校には単位制の導入を図る」とした統合計画案を最終決定し、同日午前10時から開かれた市議会総務常任委員会に示した。

 総務常任委は2月12日開催の同委員会で集中審議することにしている。

 統合校では単位制の導入とともに、中学校を併設し、中高一貫教育の導入も考えられたが、今回の統合案では「これまでの懇話会で、単位制とともに論議された中高一貫教育や新しい学科の併設について、今後とも研究を進める」として今後の研究課題とした。

 統合を進めるに当たって「平成17年度については、東高校を現在の7間口から6間口、北高校を6間口から4間口に縮小する」とし、「平成19年度の統合時点では、3学年、2学年は10間口、新1年生は8間口で募集する」としている。

(16.1.27)


西桔梗の大型店出店問題に係わる損害賠償請求訴訟の第2回目審理開く
〜弁論準備手続きとして非公開で〜
原告側代理人前もって、一連の証拠書類を添えて準備書面を提出したが、
これに対する被告側の答弁書提出はなく次回までに
被告側
代理人、原告ー協永企画間の業務委託解除による地位の継承消滅を指摘


 函館市西桔梗の産業道路沿いで計画されている大型ショッピングセンター建設問題に絡み、地元デベロッパーの(株)商工企画(原告)が一部地主の西桔梗町の農業・前川繁夫、上磯町七重浜4丁目の旅館経営・上磯町議、寺澤十郎、函館市田家町15ー18、函館北郵便局勤務の公務員、葛葉勇の3氏(被告)を函館地裁に訴えている損害賠償請求訴訟事件の第2回目審理としての弁論準備手続きが、20日午後4時から非公開の形で同地裁民事部で開かれ、訴状に関する前回(第1回審理)の被告側の答弁に対して、この日の審理を前に原告から提出された全面反論の準備書面に対しての答弁書を次回審理・弁論準備手続き10日前までに被告側が提出することになった。

 次回審理も弁論準備手続きとして行うことになり、期日は3月1日午前11時から同地裁民事部。

  ◆    ◆    ◆

 昨年11月5日の初審理(第1回公判)で、原告の訴えに対し被告代理人(菅原憲夫弁護士外1名)から、
「被告はイオン(当時ジャスコ)に出入りの不動産業者である協永企画(株)に対して同意書(売買同意書)を出した。ジャスコ及び協永企画が大型商業施設を開発するために、成否未定の本件計画の推移を見極めるべく同意したのに過ぎなく、その同意は土地を売却する意志まで含まれていない。原告・商工企画が開発交渉を行うのであればそもそも開発行為に同意しなかった」
 などと訴訟否認を主張する答弁書を提出した。

 この被告の主張に対して原告訴訟代理人(伊藤伴子弁護士、東京)は、この日の審理(弁論準備手続き)に向けて、前もって準備書面として、
「原告は協永企画との間で、被告ら所有の土地を含む土地(開発予定地)を大規模商業施設用地とするための、業務委託契約を締結し、履行に着手した」
「原告は被告ら含む地権者から各所有地を、条件(市街化区域に編入されること。同商業施設のけんせつ・開発が可能なこと。売買価格は国土法による上限価格を基準とし、協議のうえ決定することの3点)付きで売渡す同意書の交付を受け、被告らを含む地権者らから大型商業施設建設のための開発行為について原告に協力する旨の同意を得た」

「原告が被告らを含む地権者より取得した条件付き売渡同意書は当初、協永企画のみを宛先としていたが、その後函館市の開発指導担当者より、開発行為の折衝を原告が行うためには、地権者の代表であること、売渡同意書の名宛人であることが望ましいとの指導があり、原告は開発行為の許認可を得る為には、原告が主体となって実行する必要があると判断し、協永企画及び地権者の同意を得た上で、条件付き売渡同意書に協永企画とともに原告を追加し、地権者の代表者として、函館市との間で開発行為に向けての折衝を開始した」
「このように、被告らを含む地権者は原告の本件開発行為に積極的に協力し、原告をして地権者の有志代表として、函館市との折衝を行わせてきた。原告は、訴状請求原因------の開発準備行為を積極的に進め、大規模商業店舗建設の実現を図って行った」
 などとする開発行為手続き遂行の一連の流れを示す、7項目から成る請求原因の整理補充ほか、

「本件計画地一帯の大型商業施設の開発業務の委託を受けたのは原告であり、協永企画が委託者である。ジャスコはこの段階では契約上一切登場していない」

「被告らに本件開発計画について説明したのは原告であり、被告らは商工企画宛の条件付き売渡承諾書を原告に交付し、大型商業施設建設の開発行為につき原告に協力することに同意した」

「被告らは、開発行為に協力したのはジャスコによる大型商業施設であること、開発交渉は協永企画が行うことが前提である旨、主張するが、事実に反する。ジャスコ(現イオン)は、マイカル(現ポスフール)を企業傘下にすることを既に発表しており、企業はより柔軟な体制で流動化しており、被告らの主張は強弁ににすぎない。また、原告を地権者の有志に選び、函館市との折衝を委託したのは、被告ら自身であり被告らの主張は矛盾する」
 などする反論を準備書面として提出した。

 そして、同準備書面の提出に当たっては、条件付き売渡同意書原本の写し、有志代表の証、函館市開発指導担当による原告(商工企画)が署名押印のある条件付き売渡同意書の原本を持参し、開発行為に必要な協議を行ってきたこと、及び本開発計画に係わって有志代表代理人である旨の確認書、さらには、協永企画及びジャスコからは地権者である被告らを含む土地地権者全員の同意書持参を持っての開発行為の審査申請の提出はないとする函館市開発指導担当の確認書、等々の各種証拠・付属書類を添付した。

  ◇    ◇    ◇

 この日の審理・弁論準備手続きを終えて被告代理人の菅原憲夫弁護士は、本誌の取材に対して、
「原告の商工企画は、大型商業施設の建設のため協永企画との間で、開発行為に関する業務委託契約を結んで各種の手続きに入った。しかし、途中でこの業務契約は原告の申立で解除された。しかるに、この時点を持って協永企画からの地位の継承はなくなったと承知しており、このことを今日の審理で申し立てた」
 としてこれを強調するとともに、
「これらのことに対する書面の提出を求めているが出されていない」
 と語った。さらに、
「原告の準備書面に対する返答は次回までに提出する」
 とした。

 一方、原告代理人の伊藤伴子弁護士及び原告側は、審理後、次のようにコメントした。
「我々が今回の審理に先立って提出した準備書面に対して、何一つ返答がなかった。事情は知らないが、次回出すということのようだ。準備書面に対する反論を出すのに被告代理人は2月20日までの1カ月必要といい、このため次回は3月1日になった」

「協永企画との間の業務契約解除の件について被告側はその経緯など書類提出を求めたが、協永との契約解除は、そもそも、買うかどうかの話、請負であって、土地を買えない(協永と契約のジャスコ共々)ということから請負契約を切ったまでで、被告・地主との間の今回の問題では関係ないでしようときっぱり指摘した。全くの筋違いの話であり、私共は当然、その書類を持っているが、知りたければあなたの方(被告代理人)で探して出しなさいと言っておいた」

 当面の焦点は、次回審理までに、被告代理人側がどのような答弁書を出してくるかになった。
 
(16.1.20)


未来大の中島秀之次期学長、学長選で当選後、初めて来函し、井上市長らにあいさつ
「複雑系と情報アーキテクチャの2つの学科に興味。地方の大学として
小回りが利き、動きやすく、独立行政法人化という変化にも素早く対応できる」


 先の公立はこだて未来大学学長選挙に立候補し、第1回目投票で過半数を得て当選、次期学長に選ばれた独立行政法人・産業技術総合研究所サイバーアシスト研究センター長の中島(なかしま)秀之氏が、当選後初めて来函し、函館や未来大について次のように語った。

「北海道は好きで年1回くらい会議などで来ていた。自分はオートバイが趣味ということもあってこれでも何回か来ていた。函館は好きなまち」

「インターネットの時代にあって、だた情報を交換すればいいというものではなく、情報系の場合、顔と顔を会わせることが極めて大事で、未来大については建物が気に入っているし、複雑系と情報アーキテクチャという2つの学科に興味を持っている。特に、複雑系科学学科は日本でもここしかなく、皆無。地方の大学であり、小回りが利き、動きやすい大学と思う。今後の独立行政法人化という変化にもすばやく対応できるのでないか」

 中島氏は昭和27年11月14日生まれの51歳。西宮生まれの西宮育ちといい、身長190センチ程の長身。専門は人工知能、ロボット。小型機・セスナの免許も持っているという行動派。奥さんと2人で来函するとしている。
 中島氏は新年度4月1日付で、初代学長として活躍した伊東敬祐現学長の任期満了に伴い、未来大2代目学長に就任する。

(16.1.16)
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