函館電子新聞
ニュースファイル2005(平成17年)/05-9衆院総選挙


<<<視点・一口ズバリ直言>>>
■これまで選挙に行かず、今回初めて投票した若い層の大半が
小泉劇場の風にあおられ小泉自民党
、すなわち道8区自民候補・佐藤に入れる!
/佐藤健治の予想以上の函館市内約6万2千票の高得票の大きな要因
 
渡島・檜山の郡部は、金田55,438、佐藤51,969で、佐藤は金田に3千4百票も負けて地盤崩壊し、
選挙全体、根幹的には佐藤惨敗のスタイル。函館で投票率6ポイント余も上がり、
単純明解な小泉劇場の影響によるふわっとした無党派層的浮動票が佐藤に流れ込む
■小泉劇場の風受ける中で、
 金田の13万5千票は中身のある堂々たる得票!


<05衆院総選挙トピックス>
■道8区における比例代表政党別得票(カッコ内函館市投票)
/民主党97,307(56,581)、自民党81,402(46,561)
 公明党32,021(18,272)、新党大地25,493(12,592)、社民党13,348(8,524)
■道8区確定/金田134,963、佐藤114,141、共産・前川21,891。
 金田と佐藤の差は2万0,822票で、7.5ポイント差
 
<金田と佐藤の内訳>
金田誠一
/函館市79,525(旧4町村含む前回63,878)、
 渡島41,699(旧4町村除く前回31,472)、檜山13,739(前回11,359)
佐藤健治
/函館市62,172(同36,487)、渡島37,023(同23,718)、檜山14,946(同14,277)
佐藤孝行・健治親子ついに函館・道南の歴史に残る4連敗!
 
自民・佐藤健治(道8区)一定の善戦はしたが、比例復活もならず、2度の落選確定。 
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■民主党北海道前回同様の11議席を確保。
新党大地1議席獲得し、鈴木宗男当選・復活!新党大地、公明党を上回る投票(比例道ブロック)
■函館市部では「小泉風」吹き、自民・佐藤健治健闘!函館市部で佐藤が6万票を超える予想以上の得票
金田と佐藤の差は約2万票/投票率跳ね上がり(6.88%増)の相当部分が佐藤に投票か。
■投票率跳ね上がる!道8区全体で67.81%
(標準投票区)、函館市だけでも64.36%で6.88ポイントも増える
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■民主党・金田誠一、道8区2連覇(5回目当選)
「不理屈な解散だったが、皆さんのご支援で厳しい選挙を勝ち抜きことができた。心からお礼申し上げます。
小泉独裁政治が加速されるとすれば逆に小泉政権の崩壊も早い。より厳しいものになるが全力を上げて
がんばって行きたい。改めて感謝申し上げます」
(11日午後10時20分過ぎ)

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■民主・金田誠一、早々に当確の見通しに!
 出口調査、ポイント差2桁以上で、圧勝・大差の勝利濃厚か/道8区
 
全国出口では自民大勝、民主党大惨敗模様で、道内でも波乱?
■18時現在の投票率、道8区は前回比0.64ポイント増ながら函館市は2.29ポイント増
■投票の勢いが止まり加減で16時の道8区の投票率
(標準投票区平均)は前回に比べ0.38ポイント上回っているだけ(前回投票率61.37%)/函館市は1.58ポイント増
■道8区全体の投票率、現在のところ前回に比べて3ポイント強上回って推移。函館は13時現在で前回比2.63ポイント高い30.67%
/この調子だと前々回並みか、その上少し行きそうで、64%前後か
■好天気の中で投票始まり、出足順調な様子
/道8区の函館市内、11日
(写真下/午前9時前、千代田小投票所)
■衆院総選挙、いよいよ投開票!
道8区、投開票日まずもっても最注目は出口調査の民主・金田と自民・佐藤のポイント差の出具合で、投票率にもよるが8〜10ポイントが一つの目安。もしも3〜4ポイントなら当確判断は難しく、判定は深夜にもつれ込む可能性も?


函館電子新聞・有料サイト<政治・政界・選挙特報>より特別一般公開
※日頃からの読者の皆さんの本紙アクセスに感謝し、05衆院総選挙に関し、
有料サイトで報道中の「大決戦!05衆院総選挙・北海道8区の情勢」をここ無料サイトに特別掲載します



大決戦!05衆院総選挙・北海道8区の情勢/最終回〜
民主・金田逃げ切りの公算大だがー。
投票率が前々回並みの63%余になった場合、自民・佐藤大接近の可能性
強いものの、佐藤は函館市部での無党派層のかなりの取り込み不可欠!
〜比例復活も道内他の選挙情勢からして困難視〜


 選挙戦最終の道8区の状況は一定の盛り上がりをみせ、期日前投票などが前回を大きく上回っている(1.7〜8倍)ことから関心の高さを反映し、ここに至っては前回を上回る、2000年6月の民主・鉢呂吉雄、自民・佐藤孝行の一騎打ち(事実上)当時の63.50%の投票率になる可能性も指摘されている。

 小泉自民党が郵政民営化法案に反対した同党前議員、いわゆる造反者の選挙区に「刺客」を送り込み、中身はともかくとしても小泉首相得意の「劇場型」選挙戦が話題を呼ぶものとなって、前回よりも有権者の関心は高い。

 そして、情勢としては投票率が58%くらいだと、本サイトで所報した予測に基本的に変わらないが、これが60%、そして前々回並みの63.50%になった場合、民主・金田誠一と自民・佐藤健治の差はかなり接近することが予想されものとなっている。
 それは投票率で5%前後上積みされた票が多分に「小泉風」に影響された投票行動になる可能性が高く、自民・佐藤に追い風が吹いた格好になって前々回並み、すなわち父・孝行が取った11万1千票近くに迫ることも考えられる。

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【2000年6月衆院総選挙・道8区】
〜投票率63.50%(函館市は59.78%)〜
▽鉢呂吉雄(民主党)123、638
    内訳 函館市 71、418/渡島39、241/檜山12、979
▽佐藤孝行(自民党)111、551
    内訳 函館市 49、513/渡島43、960/檜山18、078
▽原田有康(共産党) 26、345
    内訳 函館市 15、862/渡島 8、176/檜山 2、307
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 上記の如く、前々回の00年6月は佐藤孝行が目一杯の選挙をやり、11万1千票を獲得した。しかし、鉢呂はこれを上回る12万3千票を獲得し、孝行を連覇し、言うならば引導を渡した。孝行は渡島・檜山の郡部で約6万2千票とかってない得票をし、鉢呂の約5万2千票を1万票上回ったが、逆に函館市部では鉢呂が孝行を約2万2千票引き離し、結果約1万2千票の差で勝った。
 ここで押さえておきたいのは鉢呂47.27%で、孝行42.26%。その差5ポイントであった。

 さて今回、投票率が前々回並みの63%になると、投票総数は26万2千票ほど。函館市に限っては道8区全体で63%だと、60%くらいがいいところで、旧4町村が加わったことからして投票数は約14万8千票ほどになる。

 投票総数約26万2千票から白票を含む無効票と、それに共産党・前川一夫の予想得票(2万票くらいがいいところとの観測が一般的)を差し引くと残るは約23万票余で、当選ラインは大雑把にいって11万4〜5千票。まずもって11万5千票を取らなければ当選できない。

 11万5千票ということでは、民主・金田は前回票10万6千票に上乗せすること9千票が必要で、この数字は十分可能とみていい。前回の投票率が61.37%であるからして2%弱の伸びを持ってすればなおさらのことということができる。

 ただし、ここで金田の最大のポイントは前回票の10万6千票をまとめきっているかどうかだ。一部では前回に比べて選挙が緩んでいるとの指摘もあって、問題はここに突き当たる。しっかり固めたかどうかになっている。

 佐藤はとなれば、前回が7万4千票であるから、これに上乗せすること4万1千票も必要になる。前回の前田一男の得票は5万5千4百票であり、その7割5分近くも取らなければならない。保守一本化が相当進んでいれば不可能な数字ではないが、実態面をみれば非常に厳しい。
 しかも、前回の7万4千票を全てまとめきることが条件であって、前回指摘したが、このことはまず無理。1割くらいの落ち込みは必至だからだ。

 となれば、佐藤健治が当選するにはかなりの浮動票、無党派層の取り込みがあってのもので、支持基盤、その動向を積み重ねていけばなおさらのことということになる。言うならば、どこにそんなに票があるのかということであって、一にも二にも無党派層の圧倒的な支持が不可欠で、とりもなおさず、函館市部での得票ぶり如何にかかってくる。

 今回の金田と佐藤健治の一騎打ち、構図はかっての鉢呂対孝行との様相と同じで、健治は郡部で孝行の地盤がまだ生きていて強く、函館市部は金田がやはり優勢で抜けている。このことはマスコミ各社の世論調査ではっきり出ている。

 決戦場はやはり函館市部であって、加えて、渡島の大票田である上磯町と七飯町の新興住宅地の投票行動だ。

 マスコミ各社世論調査の中で金田、佐藤の差がもっとも接近しているケースで4〜5ポイントとされている。だが、函館市部に限ってみると、金田が佐藤に水を開けている。無党派層の支持では両者5分5分ともなっている様相にある。

 全体的に、はやり「小泉風」が弱いながらも吹き、これが佐藤に追い風となって一定の善戦模様にはある。

 しかしながら、佐藤が当選するには少なくとも無党派層の支持が最低でも7割から8割にもならなければ当選は困難だ。現状は盛り上がりに多分に欠くが函館市部は金田が優勢であり、投票日目の前の情勢としては約63%の投票率でみた場合も、金田が1万〜1万2〜3千票リードしているとみられる。
 この点からして、投票率63%くらいになると、共産党はともかくとしても前々回に似たような得票になる公算が大だ。

 佐藤の比例復活当選はその差が1万票以上、まして1万2〜3千票だと、道内他の選挙区の情勢からしてまずもって難しく、絶望的とみられている。

(9.10)



大決戦!05衆院総選挙・北海道8区の情勢/第4回〜
ズバリここに票読みし、当落を予測するー。
〜投票率は58%くらいか。函館市は55%前後?〜
自民・佐藤、旧前田票も7割くらい流れ込みそうだが、自らの前回票の目減りも
少なくなく、9万4〜5千票か/民主・金田は堅調で、11万4〜5千票前後の可能性大!
<<<問題は「小泉風」だが、接近してもその差1万4〜5千票>>>

 11日の投開票日に向けて選挙も終盤戦に入り、各党は当落線上にあると目される接戦区に幹部らを重点的に投入するが、道内では自民党の場合、札幌の2、3区と旭川・上川管内の6区の3つの重点区というだけでここ函館・道南の8区は含まれていない。
 この点で、自民党本部も道8区に対してはすでに勝敗は事実上決しているとみていることにもなろうかと思われるが、さりとて民主・金田誠一と自民・佐藤健治の決戦は激しいものとなっている。

 そこで、票読み・当落の総合判断ということなるが、今回は小泉劇場型選挙の「風」という中で結構難しくなっている。
 ただ、ここ大詰めにきても言えることはマスコミ各社の世論調査に基づく情勢判断が今週初めに一斉に報道され、道8区ではその後、潮目が変わるなど大きな変化が見られないことから、有権者が一般的に、「金田で決まりでしよう」とみていることで、勢い、得票がどうなるかに関心が集まっている。

 まず、投票率だが、事実上三つ巴の戦いとなった前回(03年11月)が61.37%で、その前(00年6月)が63.50%、そして96年10月が57.38%。

 今回は、小泉自民党の郵政民営化反対の造反者に対する容赦ない刺客騒ぎで首都圏、名古屋・中部圏、関西圏などというように大変な話題を集め、関心は高く、投票率アップが予想されている。

 道内でも全体的に関心は高いわけだが、さて、函館・道南の道8区となると、関心度は悪くはないものの、話題性に欠け「新味」にも乏しいことから熱気は今いちで、旧前田陣営の各サイドから小選挙区は「白紙」などの発言が出ていることにみられるように、棄権が多いのではとの見方がかなり多い。
 しかしながら、前回が61.37%(函館市に限っては57.48%)であり、何とか60%くらいは行くのではとの期待もあり、これだと8区有権者数・登録は417、735人(男191、833人、女225、902人で、前回よりも3、350人も減っている)だから、投票総数は約25万票(前回は252、571票)。
 函館市だけでみると、有権者数は247、726人で、8区全体が60%くらいだと函館市は56〜57%と目され、57%で投票数は約14万票。

 これが8区全体で58%程度の投票率になれば、投票総数は約24万票となる。この58%くらいを予想する向きはかなり多い。8区全体が58%だと、函館市はいいところ55%前後で、投票数は約13万6千票になる。

 ちなみに56%くらいにまで落ちてしまうと、約23万3千票程にもなってしまう。

 ときに、渡島東部の旧4町村が函館市に吸収合併され、加算された人口はそう多くはないが、函館市全体の投票率アップに役立つのではとも考えられるが、前回の8区全体61.37%の時をみると、旧4町村もさほど誉められたものでもない。戸井が65.44%、恵山が63.55%、椴法華が61.38%、南茅部が59.42%で、函館市よりはいいが大したものでなかった。

   ◆    ◆    ◆

 投票率58%くらいで予測するー。投票総数は約24万票で、このうちまず、共産党の前川一夫がいくら取るかだが、今回の共産党は前回の約1万6千票ほどひどくはないだろうとみられている。それでもあまりぱっとせず、このことはマスコミ各社の世論調査でもうかがわれ、大体よくて2万票程度がいいところか。前々回とその前は2万6〜7千票得票したが、今の同党道南地区の力量、党勢は総体的に当時よりも落ちている。

 共産票を差し引くと約22万票余となり、さて、このうち白票を含む無効票がいくら出るか。前回は無効票が約5千百票あった。うち函館市は約2千5百票で、参考まで無効票はいつも比例投票で多く、前回はこれが1万票近く、函館市だけでも4千7百票に上った(函館市選管)。
 旧前田支持層から小選挙区は「この際は白票だ」などの発言がかなり飛び出している選挙戦で、これらからして白票含む無効票が4〜5千票も増えて1万票前後にも達する可能性が大有りで、そうなると、残りは約21万票余くらいになってしまい、これを民主・金田と自民・佐藤が取り合うことになって、当選ラインは大接戦の場合、大雑把に言って10万数千票となってくる。

 投票率が60%だと、当選ラインは11万票近く取らなければ当確難しい。

 当落は無競争でない限り相手との勝負で、1人を選ぶ小選挙区では特にそうであって相対的なものであることは言うまでもない。

   ◆    ◆    ◆

 そして、本題になるが、今回の金田対佐藤の事実上の一騎打ちの勝負では、金田、佐藤両候補が前回票をいかに固め、そして前回の前田票5万5千4百票をいかに取るかが当落を決める。
 ただし、この5万5千票余というのは投票率が61.37%(前回)のものであり、投票率58%くらいになれば、棄権が相当出たということで、この時点ですでに5万票前後しかないことになる。

 何回か指摘しているが、この旧前田票というのは反佐藤・非佐藤の票で旧阿部派を中心とする自民・保守層が大半を占め、この中には経済界、管理職などの市役所関係、木戸浦グループ、等々の票が含まれている。

 公明票の行方も大きな焦点ではあるが、前回、公明票は自民・佐藤と保守系無所属の前田一男に合わせて8〜9割行ったことを持ってすれば、この公明票の動向含めて前回の前田票の行方がやはりキーポイントということになる。

 そこで、前田票の5万票余だが、これには前々回・その前のふらふらの共産党支持票が含まれ2〜3千票くらいあるとみられる。無論、金田にもかっての共産支持票が前田以上に結構流れ込んだ。
 次に、白票などの無効票がどのくらい出るか。先に言及したように、前回は約5千百票(正確には5、159票)であり、これが旧前田票の関係で約1割くらいの5千票前後出る可能性があるし、前回、前田に投票した人の棄権も結構多いと目される。

 選管関係者らは無効票はこれまでと同じくらいでないかと希望的観測もしているが、関係者としては当然のことで、ただそうにはならず、今回の場合は例外的に多く出そうだ。

 こうみてくると、旧前田票は残りざっと4万数千票がいいところでないかと見ていい。

 これがそっくり、自民・佐藤に行けば文句なしに当選圏入りとなるのだが、そうは行かず、佐藤自体の前回票の目減りも当然あり、さらに4万票余の何割くらいが流れ込むかということになる。また先に指摘のように、経済界の大方、市役所関係は間違っても佐藤には行かない。今や水産加工関係も含まれる。

 目減りということでは、自民党支持ガリガリであった特定郵便局関係「大樹」などの票もあるし、医師会の医師連盟(初めて推薦は金田一本に)、建設関係、農林水産関係、特に鉢呂吉雄が日頃から関係を持ち続ける農協の関係なども前回のようには行かない。このことは医師連盟一つを取り上げても実態を直視すれば明らかだ。

 佐藤の前回は7万4千票であり、少なくとも1割は落ちる公算大。先のマスコミ各社の世論調査では投票日まで1週間前で7割近くしかしか支持が固まっていなかった。1割どころか、もっと落ちるとの見方もある。

 これに加えて、残った旧前田票4万票余のうち佐藤支持に回りそうなのは6〜7割とみられ、最終的によくて7割止まりがいいところと読み取れる。これには郡部はともかくとしても、函館市部では金田支持がかなり強いということも要因として上げられる。

 また、公明党支持が必ずしも佐藤一本には全然なっていない状況がある。公明党幹部は一応佐藤支持を叫んでいるが、見返りもなく中身は全然でないかとの指摘は多く、よくて8割強、もしかしたら7割がいいところでないかと見る向きも案外多い。しかし、8割強が行くと見てやろう。

 そして問題の一番気になる「小泉風」による無党派層の動向はとなると、吹いていることは確かだが、道8区では弱い。小泉劇場選挙から無党派層・浮動票の関係で、若い人や主婦層に自民党だから入れるという状況もあることはあるが、果たして選挙に行くのかどうかということもいわれている。はっきり言って風は弱い。
 ただ、前よりは無党派層の佐藤支持が「風」でアップしていることは間違いない。

 そうなると、佐藤の得票は9万余から9万3〜4千票くらいで、この9万票余が軸で、大甘に見て10万票近くかといったところになり、9万から9万4〜5千票の可能性が一番高い。

 ただ、別な見方として、佐藤の前回票からの目減りは世論調査などからもっと多いということもいわれ、加えて旧前田票も6割くらいでないかとの指摘もあって、そうなると、9万票はふらふらで、8万票台に止まってしまい、この時は旧前田支持層などがかなり投票所に行かず、投票率は悪く、8区全体で55%くらい、函館市は52〜3%にまで落ち込む計算になってくる。

 佐藤の得票が9万4〜5千票だとすると、残りは11万5千票前後で、これが民主・金田誠一の得票となってきて、その差2万票くらい、ポイントにすると10ポイント未満。だが、佐藤が9万票ふらふらで、金田12万票の可能性も大いにある。
 金田は前回票を手堅くまとめ、旧前田票の2割強を取り込む格好になってきている。

 佐藤が甘く見て10万票近く、9万7〜8千票を取ると、金田は11万2〜3千票で、その差1万4〜5千票。ポイントにして7ポイントくらいだ。

 マスコミ各社の世論調査では水面下伝えられるところ一方で5〜6ポイント、他方で東京紙などは10〜13ポイント差であった。いずれも金田優勢で佐藤は落選ということで一致していたが、そのポイント差には2極に分かれていた。
 しかし、各社取材を通してみる総合判断は金田が10ポイント近く離しているとも見方が多く、2万票くらい差との読みと不思議?に一致する。

 投票率が60%では佐藤は10万票近くが軸で、金田は12万票くらい。やはりその差は2万票とみる。

   ◆    ◆    ◆

 それはそうと、一方で民主党の金田誠一側から票読みするとどうなるか。
 渡島、檜山の郡部では依然として孝行の地盤が漁協、農協を中心にして堅く、これを引き継ぐ格好で健治優勢になっているが、函館市部では金田が大きくリードしている。金田はもともと都市型で、市部には強い。

 前田一男本人が勧められて集会に顔を出し、あいさつした程度では保守一本化などとてもとても無理で、佐藤陣営が未だに変な夢を見て、自民党支持層を固めれないでいるのとは対称的に、金田の民主支持層の票固めは1週間前が8割で、その後もまずまず順調に進んできている。最終的には前回同様に固めてくるとみられる。

 これらから金田の前回票10万6千票というのは結構堅い票とみられる。これには前回の選挙後、分かったことではあるが当然、保守票も結構ある。金田の個人票ともいうべきもので、函館市議時代からの長い間の政治活動でえてきたものと言うこともできる。鉢呂吉雄といろいろ比べられるが、金田は金田の持ち味があって保守層にも支持者が少なくない。

 前回票が堅いということで見落としてはならないのはこの金田票の関係では棄権がほとんどないであろうということだ。投票率が前回よりも落ちるであろうという予測は旧前田支持層で棄権に回ることが多いであろうとの判断からきている。

 さて、今回は旧前田票の取り合いが焦点であるが、少なくとも2割、場合によっては3割くらい取り込む形勢になっている。これは世論調査にも表れている。

 しかるに、少なくとも1万票前後のオンになりそうで、そうなれば11万5千票前後は行くだろうとの予測になる。旧前田票の中には「佐藤はやはりいやだ、今回は金田で仕方がない」などという声も相当ある。「佐藤には惜敗率でもダメを押す」という保守系の反佐藤・非佐藤関係も少なくない。特に、函館市部では金田に多く流れ込む公算が強い。

 公明票についても最後の土壇場を見なければならないが、今のところ佐藤に最大流れても8割余くらいがいいところで、金田に2割弱程度は流れ込むとみられる。ちなみに前回は1〜2割弱であった。

 最後の詰めにもよるが、仕上げをびしっとやることができれば12万票近くも大いにあり得るし、3万票くらい引き離すことも可能性としてある。

 もともと、今回の選挙をみるに、「小泉風」でもなければ佐藤健治の前回後の1年10カ月の活動ぶりからして惨敗のケースだ。事務所開き前に選対本部長が決まらないとか、いくら建設業関係が不況とはいえ、人出が足りないとか、等々あまりにもひどすぎる。保守陣営で候補が佐藤1人になったというだけで、あとは「小泉風」以外にプラス要因が見当たらないからだ。

 大都市の選挙なら、今現在起きている現象だが、刺客やら、落下傘候補がきて、三つ巴なり三すくみになり、あとは風任せで当落が混沌としてくるが、道8区のような地方の選挙では国政選挙でも別だ。
 きちっと支持・票を積み上げて、その上で無党派層などを巻き込んでの風がどうこうの話だ。このことは健治の父、孝行が一番知っていることであろう。

 この常道を日頃からやることなくして土壇場で泣いたり、土下座しても始まらない。まして、ここ道8区は根本的に潜在的に、佐藤派の人、旧阿部派の色を持つ人では保守一本化などは到底不可能だ。過去3回の総選挙で実証済みである。それを佐藤派のがりがり(だいぶ少なくなったが…)今もって分かっていない。

 地方の選挙は人の心、道8区ではどうしょうもないほど過去のこと、そして佐藤孝行が小選挙区時代になって函館市長選などでしてきたこと、その後の言動等々がしみ込んでいる。このことは実態を見れば明らかであろうー。
 
(9.8)



大決戦!05衆院総選挙・北海道8区の情勢/第3回〜
民主・金田、函館市部で大きくリード!
自民・佐藤は渡島・檜山の郡部で依然強いが、
問題は渡島郡部の得票如何が全てで、函館圏は「小泉風」頼み


 投票日まで運動期間はあと4日、道8区の各候補者とも渡島、檜山の郡部を回ってきて、函館市を中心とする函館圏に戦いの場を集中しようとしてきている中で、渡島・檜山の郡部、そして函館市内の情勢はどうなっているかー。

 郡部は何といっても伝統的にとでもいうか、佐藤健治の父、自民党の佐藤孝行元衆院議員が地盤としてきたところで、これを佐藤健治は引き継いだ。孝行はその昔、日露漁業につながる平塚常次郎(元運輸大臣)の地盤を継承し、水産・漁業の佐藤孝行として確たる地盤を構築し、中選挙区時代における孝行強しの岩盤であった。

 しかし、前回の孝行の二男、健治は保守無所属として前田一男(落選)が立ったことで票が割れ、健治は民主党・金田誠一に惨敗する大きな要因ともなった。前田は檜山はともかくとしても渡島(函館市を除く)で旧阿部派の票を中心として善戦した。佐藤健治2万7千票に対して前田は2万3千票であったから好得票したと言っていいものであった。

 そして、今度の2回目の挑戦だが、状況としてはやはり孝行の地盤は水産関係を中心に一定ものがあり、強みを見せている。選挙本番に入って漁協も決して以前ほどではないが、いわゆる「佐藤信者」の生き残りを中心にある程度の動きを見せている。
 渡島管内の農協についても大体は佐藤健治が強いという状況にある。

 しかしながら、前回の前田票がそのままオンされてくることには全くなるはずもなく、情勢はほぼ6割程度と見る向きが強く、精々よくて7割くらい行けば上々もいいところといわれている。

 この点、渡島の郡部でも指摘されていることだが、佐藤は1年10カ月前の初出馬以降、ほとんど歩いていない。このことから前回の自身の票も固まっていないのでないかといわれ、これらを加味すると、渡島の郡部もさして強くないという見方も出ている。「総じて動きは全然だ」という声が少なくない。だが、漁港、農村部で手堅く票をまとめている情勢にある。

 こういった中、渡島全体で問題は民主党・金田にも共通することだが、渡島の大票田である上磯町と七飯町の旧前田票の行方如何にかかってきている。

 前回、前田は大野町を含む上磯・七飯の3町で1万1千票を取っており、この得票は佐藤の9千9百票を上回る。
 佐藤健治は、孝行の対鉢呂吉雄の時もそうだが、渡島で圧倒的な得票をしない限り勝ち目、当選は絶対にないわけで、一体、選挙情勢がそうなっているかどうかだ。

 檜山はどうかー。ここもやはり佐藤の地盤で、前回もここだけは1万4千票と4人の中では抜き出て、強いところを示した。
 そして、旧前田票の行方だが、前田は3千7百票を取ったに過ぎず、これは自民支持層ではあるが結構いわゆる旧阿部派に近い票とも目された。

 これが今回、佐藤支持に向かうかどうかだが、第2回目でも言及したが如何せん健治の評判が芳しくない。特に町長たちの間でよくないようで、動きはないなどの話にもなっている。民主・金田との一騎打ちに中で、檜山も佐藤が出ても頭一つくらいかとも観測されている。

 要は鉢呂の後を受けて農林水産、そして国土交通と地道にやってきている金田の成果が出るのか。何もやってこず、選挙区をくまなく歩いても来なかったが孝行から引き継いだ地盤をもって健治がやはり強みを見せるのか。郡部選挙の焦点はここにある。

 ただ、言えることは佐藤にあっては特定郵便局関係の票の目減りは確実で、また建設業関係の地盤も衰退していることは歴然としている。全体的に孝行時代のかっての勢いは見られない。

   ◆    ◆    ◆

 一方で、函館市部はとなれば、詳しくは次回の当落・得票予測で詳しく報じるが先のマスコミの世論調査でも明らかであるように、民主党・金田が自民・佐藤を引き離し、水をあけている。

 根強い反佐藤・非佐藤の構図は変わっていなく、大体にして経済界が総じて佐藤にはそっぽを向いており、旧前田の関係が雪崩を打って佐藤にということにはまったくなっていない。旧前田の経済人、経営者らが1割も佐藤に行っていない様相にある。

 さりとて、旧前田票が「一部はこの際は金田でしようがない」と言われる反面で金田に多く流れるかどうかは疑問で、このため、ここにきてはやはりこんなことがいわれている。「比例は鈴木宗男の新党大地で、小選挙区は白紙」という投票行動。

 また、公明票、すなわち創価学会票も今回は「佐藤健治ではどうにもならない」(関係者)ということからもしかしたら、健治に入れるのは「半分くらいでないのか」(事情通)と語る向きも目立っている。

 勢い、佐藤の今回の選挙戦は小泉改革の「風」頼りで、その具合が一体どうなのかということが極めて重要視されている。
 この点、追い風は若干はやはり吹いている状況にあるが、無党派層の支持でみると弱風だ。世論調査では序盤戦で金田が約3割であるのに対して、佐藤は1割強に止まっている。

 こういったことから、函館市部では金田が優勢で強い。佐藤がどれだけ食い下がるかだ。金田と佐藤のポイント差は結構あるが、4年前の小泉初登場の時の参院選のような熱風ではないが追い風があることは事実であって、金田も最後の詰め、やるべきことを徹底してやらなければ安心して開票を見守ることは出来ない。

 つまりは「何もやってこなかった佐藤健治」(政界筋)で、この点からして今さらながら厳しいが旧前田陣営の関係者に共々、「候補、タマとしてどうなんだ」(政界筋、そしてマスコミ関係者も)ともいわれるひどい話にもなっているが、反面で金田陣営は多分に風との厳しい戦いを強いられている。
 
(9.6)


大決戦!05衆院総選挙・北海道8区の情勢/第2回〜
これまでだと考えられなかった「異変」次々!
建設業界はじめ、郵政民営化で揺れる全特の「大樹」「郵雪会」
果ては医師会ー医師連盟の民主・金田1人だけ推薦
〜地元経済界自主投票、「市民党」井上函館市長の函館市役所も同様〜
「前回の落選以来、選挙区を歩かなかった世にも珍しい候補」


 道8区の今回の総選挙、これまでの保守支持層が自主投票の格好になっている背景には自民・佐藤健治に関する業界選挙の異変があり、これまでになかったことが次々に起きている。

 健治は父親の佐藤孝行の地盤を引き継いでの2回目の出馬で、その孝行の選挙は佐藤信者を中心とする業界選挙そのもので中選挙区選挙時代にあって強力であった。
 その最たるものが建設業界だが今や小泉改革によって公共事業は減る一方で、選挙に燃えたのは昔の話ですっかり冷めている。このことは道8区ばかりでなく、道内の土建業界全体がそうだが小選挙区親子3連敗の「佐藤選挙」にあって道8区は際立っている。
 何せ、事務所開きはじめ、総決起集会、出陣式等々、函館建設業協会首脳も顔を見せなくなり、経済界代表などと呼ばれて玉串を上げたりしているのは自民党支部などとなって選対事務所を置く家主の地元準大手の工藤組トップ、また地元大手の一つの若手の社長、それに設備や電気工事業者代表だけといった寂しさ。

 所用でタイミングが合わずということもあろうが、協会首脳の姿がないというのは未だかってなかった。自民党候補ということで推薦状を出し、あとは業者それぞれの判断でやるというスタイル。佐藤選対は組織も体制もなっていないといわれる中で、人手不足も指摘されたりしてきているが、これには建設業界が経営のスリム化、コスト削減ということからしてかってのように人を送ることも無理となっていることなどが背景にある。

「我々は自民党ではあるが小泉政権を支持していない。だからといって、民主党がいいとも思っていない」(建設協会首脳の1人)と語り、郵政解散・総選挙などといっても厭戦ムードが随所に漂っている。「佐藤が好きでやりたい人はやればいい」といったスタイルで、大方が選挙見物にある。

   ◆    ◆    ◆

 全特(全国特定郵便局長会)組織の特定郵便局の関係もこれまでは自民党・佐藤支援・支持のガリガリであった。これが小泉首相の小泉改革の本丸と称する狂ったような郵政民営化で、民営化に賛成しなければ公認しないとなって健治はいち早く賛成した。

 このことは特定郵便局長OBや普通郵便局長OB、家族らでつくる「郵雪会」の渡島支部、さらには同OBらの自民党の職域支部である「大樹(だいじゅ)」の渡島部会などに受け入れられるハズもなく、困惑した末に自主投票という決定になった。

 大樹、郵雪会(約220人)ともに一体となって選挙のたびに自民の佐藤を人も出して熱心に推してきた両自民党支援団体であるが、今回は支援見送り、自主投票となり、道8区で3千5百票といわれる流動化することになった。

 両団体ともに今回の郵政民営化反対では郵政労組の全郵政・JPUともタッグを組んできていることから、自主投票になったことで民主党・金田陣営では全郵政を通じたりして投票依頼を働きかけてきており、全特は郡部地域社会を構成する要の存在でもあるため佐藤の牙城に食い込む絶好のチャンスとしている。

 佐藤陣営としては影響を最小限に食い止めようとしているが、少なくとも2千票やそこらの減票は避けられないと目されている。

   ◆    ◆    ◆

 異変どころか、全く様変わりになったのは医師会の推薦は民主党の金田誠一だけという決定。函館医師会(山英昭会長)の政治支援団体、函館医師連盟が推薦は金田1人だけを決めたばかりか、北海道医師会の道医師連盟は道8区は「選挙区・金田、比例区・民主党」という推薦を決定し、これによって函館(会員約420人)、渡島、北部檜山の3医師連盟が金田推薦となった。

 金田は広く知られるように医療・年金・介護のエキスパートであり、民主党ネクストキャビネットの厚生労働大臣を務め、医療関係業界とは太いパイプを持つ。幅広い知識を持つ政治家として医師連盟が推薦するにふさわしいと判断した。道医師連盟による医療アンケートなどによっても金田推薦となったとされる。

 一方で、自民・佐藤健治については推薦しようという声がなかったことと、「大体にして推薦要請もなかった」(関係者)とし、「要請もないのに何で推薦しなければならない。当たり前だ」(同)という話にもなっている。

 日本医師会全体がそうだが、医師会といえば歴史的に自民党支援団体の最右翼を占める一つであった。医師会オール自民党であった。
 それが小泉政権の登場以来、関係はぎくしゃくし、今回の衆院総選挙では各地域の医師会の判断に委ねるとなって、医師会オール自民党の構図は瓦解した。函館・道南の道8区はその象徴的な形になったのである。
「医師会がこぞって金田を推薦してくれたことは非常に大きい。函館の会員の皆さん、420数名を全部回ることにしており、すでにスタートさせた。本当にありがたく、大きい」と金田合同選対の首脳は語っている。

 医師会ー医師連盟の推薦は医療の現場で看護師らスタッフ、入院患者らに至るまでそれこそ「波及効果」絶大なだけに金田一本になったことは選挙戦に大きな影響を与えることになろう。

 逆に、これまで医師会の推薦は自民党候補にとって当たり前のことであっただけに、佐藤陣営への影響は選挙の指揮にも通じることで、ましてや票の目減りは少なからぬものがある。

 前回も金田を推し、今回は前回以上に力を入れて応援あいさつにも自ら買って出て、金田を強力に推している、函館医師会の象徴的な存在、実力者である藤岡敏彦函館医師会元会長はこう語った。
「これは日本の(医師会の)歴史の中で初めてのことだ」とー。

   ◆    ◆    ◆

 推薦はしたが自主投票ということでは地元経済界の本山、函館商工会議所(高野洋蔵会頭)も同様で、自民、公明、民主・連合から支持を受け「市民党」を名乗る井上博司市長の函館市役所幹部たちも同じだ。

 会議所は政治団体の商工連盟として「自民党候補を推薦する」として佐藤健治に推薦状を出したが、後にも先にもやることはこれだけ。新幹線の着工などで世話になった与党の公明党の候補支援には集会にも出席し、肩入れしているが、佐藤の選挙には動いていない。
 井上市長の連合後援会中枢を含めて前回は一部静かに前田一男の選挙をやったが、今回のスタンスは基本的に前と何ら変わっていない。

 これらの背景には佐藤健治が一昨年11月の初戦落選以降のこの1年と10カ月、「何ら頭を下げてお願いに歩くこともなく、顔すら出さなかった」(地元経済人)も大きく作用している。「頼みにも来ない候補を自民党だからといってなぜやらなければならないのか」という話が経済界では一般的になっている。

 経済界や市に対しては以前ほどではないようだが、中央における陳情などで自民党幹部が衆院選の対応を持ち出すことがままあるわけで、当然でもあるのだが、「何せ、頭を下げて頼みにも来ない者をどうして応援どうこうの話になりますか」(地元経営者)と一笑に付されている。
「健治みたいのは初めてでないか。とにかく、前回の落選以来、選挙区を歩かなかった世にも珍しい候補」(旧前田陣営幹部)
 といわれている。

 加えて、檜山の首長らの間で次のような話も公示に入ってから言われているというのだ。
「あの佐藤健治は道8区の支部長だ、自民党公認だということから(選挙を)やるのは当たり前みたいに、私ら(町長ら)を君たち・あんたたち呼ばわりしたんだ。まったくもって…。そんな言い方される筋合いないよ」

 今回の衆院選、郵政民営化法案に反対した候補の選挙区に小泉自民党は刺客を放ち、小泉劇場の「風」頼りの選挙が展開中にある。都会では「旗を立てて、風まかせでやる選挙」が通用しがちで、今回も現時点での世論調査をみる限りそのようになるかも知れない。
 しかし、函館・道南の道8区のような選挙区、道内各選挙区にも大体共通しているが、「都会選挙とはわけ違う」(事情通)ことを認識しなければ、当選はおぼつかない。

(9.3)


大決戦!05衆院総選挙・北海道8区の情勢/第1回〜
随所に「自主投票」の様相!
公明党の佐藤健治に対する推薦見送りにみられる表と裏、本当の内実
旧前田票も自主投票色濃く、実態ほど遠い保守一本化

 選挙本番に入って4日目、道8区はまだ盛り上がりに欠き、不透明感漂うが、今回の選挙は未だ随所に「自主投票」の様相をみせている。

 自民・保守にあって前回は、自民公認で佐藤孝行元衆院議員の二男、佐藤健治、無所属から森派の支援を得た前田一男(現松前町長)が立ち、保守分裂選挙になったが、今回は佐藤健治1人となり、これによって旧前田票ともいうべき前回、前田が得票した5万5千票の行方が民主党・金田誠一と自民党・佐藤健治の事実上の一騎打ちの中で当落を占う最大のカギとなり、加えて公明党、つまりは公明・学会票の動向が大きな焦点と目される今回の選挙戦で、旧前田票と公明・学会票ともに自主投票の傾向を強めている。

 まず、佐藤健治に対する公明党の対応であるが、自公連立政権ということから解散になってすぐの当初は佐藤の選挙協力要請を受けて公明が早々に佐藤に対し推薦を出すとものとみられていた。
 前回は道8区で保守が分裂したため推薦を見送ったが、今回は佐藤が唯一の保守候補で自公連立の枠組みからしても公明党は推薦すると思われた。

 ところが、公明党道本が公示後になって推薦を見送った。理由は新人(新人といっても2度目の出馬)であることと、政治スタンスなど総合的判断からとされ、協議する時間が不十分などといわれている。

 佐藤の事務所開きで誰を差し置いてもあいさつのいの一番に公明党地元代表(横山信一道議)を指名し、出陣式の佐藤候補第一声でも「自公・自公」と叫んで公明党を持ち上げてきている佐藤で、公明もこれに応え、型通りに「選挙区は佐藤候補、比例区は公明党」との選挙協力方針は出している。

 だが、公明は道内で自民新人の3人を推薦見送りにし、その1人が道8区の佐藤でもあるとはいえ、推薦見送りは公明の佐藤に対するスタンスの表と裏、本当の内実、裏側事情を示すものとなった。
 すなわち、公明党は自公連立から佐藤支持を打ち出しているが、これはあくまでも表向きにちかく、一皮むけば「内部はかなり佐藤健治なんかやりたくないというのが多い」(関係筋)ということが水面下で盛んにいわれている。

 公明党筋はこうも語る。
「佐藤はあいさつの最初に何度も自民党と公明党が一緒になれば云々と言っているが、公明党にとってはいい迷惑なんだ。本番に入ってからはいざ知らず、自分(佐藤)の選対の体制も整えずしてうち(公明党)の名前を簡単に出すが、まず自分たち(陣営や自民党)のところをきちっとしてほしい。まとめもしないで、うちに振ってきたって困るんだ。決して(佐藤健治は)評判はいいとは言えないし…。まずは自分のところをまとめて、そして頼むというのが当たり前で、それが常識でないですか」

 前回の選挙の時も出た話だが、「あそこ(佐藤選対)は誰を相手にしていいか分からない」ということが今回もささやかれている。
 前田一男がいなくなった分だけいくらかはいいかも知れないが、公明党の中はかなり事情が違う。

 ましてや、公明党と表裏一体の創価学会は自主投票で、この辺、なかなか公明党陣営はしたたかでもある。3万5〜6千票とされる創価学会がバックの公明票。その行方が佐藤に圧倒的に流れるかどうか、そう単純なものでは決してない。

 それと、公明の佐藤推薦が外れたことに対して、次のような見方も事情通の間から出ている。
 地域政党の新党大地を結成して比例代表道ブロックから出馬の鈴木宗男元衆院議員の発言から出た「佐藤健治が所属の伊吹グループ、亀井静香が退いたあとの旧亀井派(志帥会)から支援を頼まれた」という話であって、宗男は「私が昨年の参院選で取った3万2千票の中身は佐藤さんのところとは違う人が多いのであって、佐藤さんの選挙にとってそれなりに重みがある。だから、志帥会のそれ相当の幹部が協力してくれと言ってきた」云々。

 宗男は「自然体で臨む」としながらも、佐藤支援をほのめかし、暗に「佐藤さんは比例で新党大地とやるなら、こちらは選挙区は佐藤健治でやることもー」と示唆した。「これに公明党はおもしろいはずもない」と事情通は解説してみせる。

「今回の解散の郵政民営化法案参院での否決の引き金となったのは旧亀井派、その一角を占める旧中曽根派の中曽根弘文参院議員だ。旧亀井派の会長代行だった伊吹文明元労相を担ぐ伊吹グループなどというのは旧中曽根派の別行動隊で、造反した中曽根弘文参院グループとは一線を画しているようだが、もともとつながっている」
「その弘文参院グループの旧中曽根派と小泉首相との喧嘩が選挙後本格的に始まる。このサイドの伊吹グループ〜志帥会が宗男に選挙協力を頼んだということで、公明党は佐藤に簡単に乗ってはバカをみるということ考えにもなった」
 公明党関係者には警戒感が出ようというものだというのである。

 前回、公明票の5割くらいが佐藤健治に投票したとされる。3割〜4割近く公明票を取ったとされる前田がいなくなって佐藤陣営はさらなる大きな上積みにかけているが、それがどうなるか。前田に集まった公明票の半分くらいは流れ込むとの観測もあるが、最後の最後まで不透明だ。
 創価学会は基本的に自主投票であり、逆に民主・金田誠一がやりようによっては取り込む余地が十分にある。

   ◆    ◆    ◆

 自主投票ということでは、前回前田が得票した旧前田票の大多数がこの流れになっている。旧前田票は基本的に自民・保守票ということで焦点はどのくらい佐藤健治に入れるかになっている。

 佐藤は総決起集会で前田一男本人が出席し、あいさつの要請を受けてくれたことで保守一本化とか保守融合を盛んにPRしているが、実態はほど遠い。旧前田票は旧阿部派を中心とする反佐藤・非佐藤の票であって、水産加工などの業界関係に象徴的に表れている佐藤離れも含まれるが、この旧前田票の大きな中心核になった前田連合後援会の会長団のメンバーらが今回、佐藤に走ったというケースは皆無に等しい状態できている。公示後も大きな変化はみられない。
 前回は水産加工のほか、選挙では何と言っても重きを成す建設業界も割れたし、運輸関係、一般商工業者も例外ではなかった。

 それが今回、佐藤に一本化してきているか。状況は全然そうではない。基本的な構図、枠組みが何も変わっていないといっても過言でない。
 地元経済界の中枢である函館商工会議所の政治団体、日本商工連盟の函館地区連盟は、今回も自民党公認ということで佐藤健治に対して、公明党比例代表道ブロックの丸谷佳織とともに推薦状を出したが、全くの型通りのことで、正副会頭はじめ、大方の会議所議員は動いていない。

 このことは井上博司市長の連合後援会と函館市役所サイドも全く同様で、ここでは市議会最大会派の民主・市民ネットを中軸とする民主・連合陣営が井上与党ということからしても自民、民主どちらにも肩入れすることなく、全方位を貫き、言うならば自主投票そのものになっている。
 地元経済界・函館商工会議所の商工連盟も推薦は出したが、実態的に今回は自主投票と言ってさし支えない。

 そして、函館・道南建設業界の要である函館建設業協会の今回はどうか。民主党・金田誠一一本になった医師会、また、郵政解散で注視の特定郵便局長会OBなどの郵雪会や大樹等々の動きについては次回とするー。

(17.9.2)


比例で議席獲得目指す「新党大地」の鈴木宗男代表、
大型台風14号もろともせず、正に疾風のように道南駆け巡る
<新党大地 政党演説会>暴風雨の中、宗男氏演説に聞き入る

郵政公社は1円の税金も使っていない」として民営化反対を改めて表明
「今の構造改革は強いものはさらに強く、弱い者は今までにも増して弱くなるという新自由主義だ」
「公共事業はPFIの導入を図り、開発予算は道外企業に行っている分の
 まず5百億円を道内の企業に回すなど配分を考え、仕事を確保する」
〜「北海道の人たちの思いと新党大地の思いは同じだ」〜


 地域政党「新党大地」を立ち上げ、比例代表道ブロック1位で出馬している鈴木宗男代表(元衆院議員)、2位の多原香里(同党幹事長)が揃って7日、道南入りし、新党大地 政党演説会」が同日午後6時から函館市西桔梗町の流通団地内の流通ホールで開かれ、鈴木代表は冒頭、「間違っても鈴木宗男と書かないで下さい。無効になります。新党大地と書いて下さい。また、今日帰ったら今年きた年賀状を出して、いただいた方に比例は新党大地と薦めて下さい。比例は道内どこからでも投票できますからよろしくお願いします」と鈴木氏らしく細やかに支援・支持者に訴えた。

 大型台風14号接近による暴風雨にもかかわらず、函館地区の後援会関係者、自営業者やその従業員など約350人が駆けつけ、食い入るように鈴木代表の分かりやすい主張に聞き入っていた。

 比例で議席獲得を目指す新党大地の鈴木宗男氏は、
「全道各地を遊説し歩いてみて、郵政の民営化よりも、鈴木さん、年金はもらえますか。さらには鈴木さん、景気をよくして下さい、働く場所を与えて下さいという声が圧倒的だ。この北海道の人たちの思いは新党大地と同じだ」
 とし、

「郵政・郵便局は公社にして4年を経ったらどうであるか様々な角度から検討しましようというこになっているのに、小泉さんは民営化すると騒いでいる。郵政公社になって、公社は1円の税金も使っていない。郵政公社に働く人たちはみんな一所懸命に仕事をしている。税金を1円も使っていないのに、官から民にしなければ税金の無駄遣いなどとおかしなことを言っている。かっての国鉄を引き合いに出す人がいるが、当時の国鉄と郵政公社は全然違う。国鉄は働かない、ストはする、サービスはしない、税金は食うなどであったが、郵政公社はそんなことはない」
 などとして新党大地として郵政民営化反対を改めて明確にした。

 次に、小泉構造改革について次のように述べた。
「今の構造改革は強い者はあくまでも強く、弱い者は置き去りにされる。強い者はさらに強く、競争力のない弱いところはこれまで以上に弱くなるというものだ。これで北海道はやって行けますか。このことを皆さん冷静に考えて下さい」
「あのハリケーンで大災害を受けたニューオリンズの姿をテレビで見たでしよう。そこに写っているに黒人ばかりでないですか。今の構造改革を進めたら日本もあのようになります。新自由主義の考え方なんです。このことを皆さん考えていただきたい。構造改革は下から上がってくる形のものでなければならない。小泉首相のように上から強権的にやって成し得るものではない」

 公共事業については、
「今や公共事業を増やすことは無理だ。だから、住みよい北海道の地域づくりに当たって、お年寄りが冬でも滑って足の骨を折ることのないようロードヒーティング化を進める等々いろいろあるが、民間資金を活用し、地域の自治体がこれを保証するPFIの導入など行うことが必要だ」
「また、道開発予算7千5百億円のうち3千億円を道外の企業がやっている。これをまず5百億円くらい道内企業に回す。枠を増やせないということであるから、配分を考え、道内の小さな企業も仕事が確保できるようにする。これは政治の判断でできることだ」
 などとし、
「私ならこれまでの経験(道開発庁長官)、中央には政治家仲間もいるのでできる」
 と強調した。そして、

「今、官僚が一番いい思いをしている。官僚政治を止めさせるべきだと考えている」
 と持論である官僚政治の打破にも言及した。最後に、

「新党大地は地方の人たちの身方だ。新党大地に是非皆さんのお力を貸していただきたい」
 と比例区での支持を強く訴えた。

 鈴木代表に先立っては比例2位の多原香里候補
(写真右)も若い女性らしくソフトにあいさつし、支持をお願いした。

 この日、鈴木代表は午後3時過ぎから上磯町入りするなどして函館圏を遊説し、雨のため各地各所で集会を分刻みで行い、陣営関係者によると、延べ約1千3百人が集まったという。

(8.7)


台風14号の接近、大荒れが懸念される中、4つの陣営が最後の集会!
7日は新党大地・宗男来函、公明党・丸谷も函館入りし、ともに幾つもの街頭や集会
さらに、7日夕刻は民主党・金田誠一も最後の街頭集会
8日は午後3時は自民党・佐藤健治の最後の決起集会
〜暴雨風の中?それこそ台風とにらめっこの伸るか反るか〜


 衆院総選挙が今や中盤入りし、さらに終盤に向かう7、8日には道8区の民主党・金田誠一、自民党・佐藤健治の両陣営ともに最後の街頭集会や総決起集会を予定し、また比例代表道ブロックの公明党や新党大地のランク1位候補の函館入りも組まれ、演説会が函館市内各所で集中的に行われる。

 ただ、7〜8日にかけては今季最大級の台風14号の接近が予想され、このため各陣営ともに台風14号の動きとにらめっこの街頭や決起集会になりそうで、天気大荒れの中での選挙戦同様の伸るか反るかの厳しいものになりそうだ。

   ◆    ◆    ◆ 

 まず、7日だが、新党大地の鈴木宗男代表(比例代表1位)が函館・道南に入ってくる。長万部で午前11時に街頭をやって函館方面に向かって南下する。八雲ー森、そして七飯町と入ってきて大沼駅で14時に街頭。
 この後、大野町に向かい、役場前でやって、郡部1の大票田である上磯町では庁内を遊説する。
 そして、函館に入ってきて16時10分には梁川町のテーオー前で街頭を行い、18時からは桔梗の流通センター・流通ホールで個人演説会。
 さらに19時30分からは本町・ダイエー前の交差点で街頭演説。19時45分に始まって最後の20時までやるという予定だ。
 新党大地はマスコミ各社の世論調査でも1議席が有力となっており、宗男のパワーが暴雨風の中で爆発するかー。

   ◆    ◆    ◆

 同じ7日には、公明党の決起集会も組まれている。昨年の参院選比例の時と同じように、最後の詰めの集会で2カ所で予定している。
 一つは18時30分からの流通ホールで、これは創価学会以外の支持者らの出席を求めての訴えのようで、地元経済界や市役所幹部なども集まるものとみられる。
 もう一つは19時30分からで場所は市民会館。ここでは公明党と表裏一体の創価学会の会員を集めての集会。
 2つの集会ともに、当然のこと同党比例代表1位の丸谷佳織が函館入りしての最後の訴えだ。心配は台風14号の動きで、札幌の選対本部では「ともかく天気がどうなるか。検討中でもある」とし、ことと次第では日程変更も示唆している。

   ◆    ◆    ◆

 7日はさらに、道8区の民主党・金田誠一陣営も街頭集会を予定している。場所は本町・ダイエー前の交差点で、時間は18時30分。
 つまりはこの日、19時30分からは新党大地の鈴木宗男の街頭もあり、この1時間前に金田がやるということになっている。台風14号大接近の暴雨風の中での集会になるかも知れない。

   ◆    ◆    ◆

 8日は自民党の佐藤健治の最後の決起集会で、どのようなものになるか注視される。陣営は伸るか反るか、これにかけている。時間帯は午後3時という仕事時間で、動員要請を行っている。場所は函館国際ホテル。
 この日・この時間帯、目下の進路予想では函館が台風14号にすっぽり入ることになっている。

 中川昭一経産大臣の来函を見込んでいるようだが、台風が大接近となれば飛行機が止まる事態も考えられる。それと、予定では来るには来るようだが、時間帯が集会と合わないといわれている。ちなみに、中川は1昨年11月の総選挙でも健治の応援にきた。

(9.5)


民主党・金田誠一氏の「政権交代実現総決起集会」に1千3百人!
藤岡敏彦函館医師会会長
「全道の総会でも医師会の医師連盟は道8区で全面的に金田と民主党応援を決定。
 日本の
(医師会の)歴史の中で初めてのこと」
〜医師連盟の山英昭現会長(函館医師会会長)からは応援メッセージ〜
金田誠一
氏、お礼と改めて決意表明「政権交代目指して、12日間全力上げて戦う」!


 公示直前の29日午後6時半から小選挙区の道8区で2選(通算連続5回当選)を目指す民主党・金田誠一氏の「政権交代実現総決起集会」、副題として「もっと大事なことがある/活力道南宣言」が函館国際ホテルで開かれ、約1千3百人が出席した。

 金田道8区合同選対の渡部正一郎選対本部長、松浦百秋金田連合後援会長(選対本部長代行)、札幌から応援に駆けつけた民主党同志の峰崎直樹参院議員が改めて支持を強く訴えたほか、函館医師会元会長としてあまりに有名で、函館・道南の医療業界の重鎮である藤岡眼科病院経営の医療法人秀真会の藤岡敏彦理事長が応援のため演壇に立ち、

「今までにないうれしいことが今日あった。承知のように日本医師会というのはこれまで自民党一本槍であった。ところが今朝、日本医師会が全国の都道府県の医師会に対して、自民党ということでなく、それぞれの地区の自由に任せるということが入ってきた。実は先週の木曜日・25日であったが函館の医師会でも(政治団体で)選挙をやる医師連盟の総会で、自民党の佐藤(健治)さんから推薦依頼が一つも出ていないのだが、函館の医師連盟としては何のことはない金田さんだけを推薦し応援する、そして、民主党を応援するということに決定した」

「そしてまた、昨日、札幌の北海道医師会で全道の医師連盟の総会があり、そこで道南のここ道8区は全面的に民主党を応援することが決まった。これは日本の(医師会の)歴史の中で初めてのことだ。このチャンスを逃がしては二度と同じことは起きてこないと思っている。それだけに、ありがたい風が吹いてきているということであり、(金田さんにとって)二度目のこの選挙、ちょっとでも気を緩めると、いい風が吹いてきているなどと安心をしていると、ひょっと足をすくわれることが起こり得る。是非、皆様方の今まで以上のしっかりした応援をお願いしたいと思っている」
 とあいさつした。

医師会が全面支援・支持ということで、この日の総決起集会には山英昭函館医師会会長からも「道8区で金田氏、比例で民主党各推薦」決定を踏まえての応援メッセージがあった。

  ◆    ◆    ◆

 最初にあいさつした渡部選対本部長は、
「前回は10万6千票いただいたが、幸い(向こうが)2人立った選挙で、今回は正に自民・佐藤さんとの一騎打ち。前回2人で12万9千票で、私どもよりも2万3千票上回っている。また比例では民主党が10万票であったのに対して、自民党は7万8千票で、公明党は3万6千票であり、(自公合わせて)約11万5千票であった。明日の公示を前に今夜、公明党は(佐藤氏を)推薦すると思われ、ただ創価学会は自主問うのようだが、ともかく比例区でも前回11万5千票であったということで危機感を抱いている」
「医師会の推薦を得、また特定郵便局長会の話もあって有利なことも出ているが、比例区で相手側が11万5千票あるという認識をみんなで持って、わずか12日間であり、明日以降の支持の取り込みを何としてもお願いしたい」
 と訴えた。

 松浦会長にあっては「冷静な目で世の中を見て、明日からの12日間全力を上げてほしい」とし、峰崎参院議員は、
「昨年の参院選では年金が争点となって民主党が勝利したが、民主党の年金改革は金田さんが生みの親の1人だ。小泉さんは郵政を民営化すれば全てが解決すると言っているが、小泉さんのは本当に民営化なのか。郵貯の金が官から民に流れるなどと言っているがあの法案では官から民には流れない。巨大な民ができるだけで、その証拠に今日の銀行を見れば40兆円もの貸しはがしをやって、この金はどこに行っているかというと国債を買っている。この法案では大変問題が多いから我々は反対した」

「1昨年の衆院選で金田さんが鉢呂さんの後の小選挙区で勝ってホップ、昨年の参院選で勝利しステップ、そして今回が政権交代のジャンプだ。次の内閣、影の内閣では私が経済と財政・金融の方を担当させてもらい、金田さんは医療や年金、介護の責任者で厚生労働大臣ということできたが、これを政権交代を果たして本当のものにしてほしい。どうしても勝たなければならない。2回目(小選挙区)の選挙は緩みが出る可能性が強く、この緩みをなくしていただき、再び必ず勝利をさせてほしい。全力を上げるのでよろしくお願いしたい」
 と語った。

 金田誠一前衆院議員は藤岡函館医師会元会長あいさつに次いであいさつした。まずこの総決起集会への大勢の出席に対するお礼と、また衆院が解散となって以来3週間大変な尽力をしてくれたことにもお礼を述べ、
「明日から12日間、政権交代を目指して全力を上げて戦うのでよろしくお願いしたい」
 とした上で、

「小泉改革とは自由貿易、市場原理、自己責任、あるいは規制緩和という形で進めれれてきた。私は全部が全部失敗したと言っているのではない。一部は成功したと思っている。ごくわずかだが例えば自動車産業、あるいは電器、コンピュータ、IT、携帯電話の分野。市場原理がうまく機能して大きく成長した。上位200社くらいは史上空前の利益を上げた。この企業が立地をする地域としては愛知県など典型だが、地域に対する波及効果もそれなりにみられる」

「しかし、9割以上の分野では失敗したと思う。大失敗した。これは皆様の実感からしてもそうだと思う。その象徴的なのがタクシーやトラックの規制緩和で、お客さんがどんどん減っているにもかかわらず、タクシーの台数が増え続け、新規参入も行われ、需給がバランスが大きくくずれ、1人当たりの売上げが激減してしまった」
 などとして非常に詳しく言及し、市場原理が機能しない失敗の代表例と強調した。運輸業界はこのタクシーをはじめとして失敗例が多いとした。

 加えて、「商店街が次々とシャッター通り化している大型店の出店の規制緩和、これによるコミュニティーの崩壊」
 函館もこの例に上げた。大型店同士のつぶし合いともなってこのことは大型店の雇用にも表れ、ほとんどが非正規雇用になってしまっているとした。
 そして、街づくりにも影響し、諸外国では都市計画法がしっかりしていて、大型店と既存商店が共存できるようになっているが日本はそれがないと指摘した。

「年金や医療についても民営化、自己責任ということで公的分野がどんどん縮小され、自己負担が増える一方になっている。保険も公的医療保険だけでは足りない、民間医療保険に進むという方向にあるとし、農林漁業では自給率が下がるばかりで、問題は深刻化している」

 このように、「ごく一部の分野を除けば、ほとんどの分野で小泉改革は失敗した」とし、
「今こそ、選挙を通して新しい政治を始めなければならない。小泉改革をストップし、市場原理が機能しない分野は国の責任できちっとやって行き、市場原理がうまく行く分野はそれでやる、という2本立てでやって行かねばならない」
 と力説した。

 郵政改革に関しては4年間は公社でやって行くということを小泉首相が自ら法律を提案し、その上でどうするか決めて行くということであって、「まだまだ検証ができていない。検証した上できちっと方向付けをして行く」との見解を明確にした。

(8.29)


■自民・佐藤健治の選挙、道8区の
函館・道南における「前代未聞の衆院選」状況が相次ぐ!
何と地元医師会(函館市医師会の政治団体・函館医師連盟<会員約420人>)が民主・金田誠一だけを推薦。自民候補推薦せずは史上初めて
 
先般の事務所開きで選対本部長未決定(その後、やっと82歳のかっての佐藤孝行氏の時代の大幹部にお願い)といい、これまで随所至るところが変!
■新党大地の鈴木宗男氏、比例道ブロックから出馬
■道新函館支社主催で衆院選道8区立候補予定者公開討論会
/自民新・佐藤健治、民主前金田誠一、共産新・前川一夫の3氏政策などを語る
/来場の有権者前回よりも少なく、盛り上がり今一(23日午後、ホテル法華クラブ函館)
■函館商工会議所の政治支援団体、日本商工連盟函館地区連盟(会長・高野洋蔵会頭、副会長・沼崎弥太郎氏ら4副会頭)道8区自民党公認の佐藤健治氏と比例道ブロックの公明党公認・丸谷佳織氏の自公2人の推薦を決定(22日の三役会議)/23日付で推薦状


新党大地を旗揚げした鈴木宗男代表函館入りし、新党大地 設立報告会開く
小泉政治を強く批判、返す刀で武部幹事長も「マンガチック」として厳しく切り捨てる
「郵政民営化には明確に反対」
道8区自民党・佐藤健治への
「選挙協力要請が派閥の志帥会(旧亀井派)からあった」

 地域新党「新党大地」を旗揚げした鈴木宗男元衆院議員が20日夕、函館入りし、午後7時からホテル函館ロイヤルで函館地域の鈴木後援会関係者約70人が出席し、新党大地設立報告会を開いた。

 鈴木氏はあいさつの中で自らの対応について、
「23日くらいまでは小選挙区か比例区かの結論を出さなければならない。小選挙区では釧路・根室管内の道7区から出るか、武部(勤自民党)幹事長の宗谷・網走管内の道12区から出たらどうだ、また、札幌の小選挙区からという声もある。ベターよりもベストの選択をする」としたほか、「ここ道8区の佐藤健治(自民党)サイドから選挙に協力要請があり、皆さんと相談しながら十分に考えなくてはならない」
 などと語った。また、

「新党大地は以前から考えていた地域新党の設立で、思いつきで作ったのではない。明確な戦略と戦術を持っており、順調なスタートを切った。郵政民営化法案は否決され、廃案になったのであって、それをまだ新たに法案が出ていないのに郵政法案賛成か、反対かというのはおかしな話だ。本当に地方の郵便局が守られるのかという疑問があり、新党大地は郵政の民営化には明確に反対だ。新党大地は安心と安定を与える政党である」
 と述べ、小泉自民党の「刺客」候補擁立についても言及し、

「刺客と称するあの人たちは国民皆さんの目線が通じる人ですか。絶大な権限を持つ官僚などを持ってきたら、これまで以上に権力主義的な官僚政治になる。官僚政治は打破しなければならない」
 などとして小泉首相の政治手法を強く批判。この小泉政治を押し進める武部幹事長をして「マンガチック」として厳しく切り捨てた。

 鈴木新党大地代表は報告会を中座して報道陣の会見にも応じ、新党大地は道8区に候補を立てないことを明確にしたうえで、佐藤健治氏への選挙協力要請は同氏が所属する「中央の派閥・志帥会(旧亀井派)の選挙責任者からあった」ことを明らかにした。

 そして、佐藤氏については、「昨年の参院選(北海道選挙区)で佐藤さんは私に歯向かってきたのであって、それでも私あれだけの票(渡島・檜山管内の道8区全体で3万2千票余)を取った。私の後援者・支持者は佐藤さんのところとは違う人が多いのであって、その重みがあるから協力してくれということでないか」と述べ、「向こう(佐藤氏)の出方次第だ」としながら、比例は新党大地・小選挙区は佐藤健治などとまで考えていないことを示唆し、「自然体で臨む」とも語った。

 鈴木代表は、20日朝から今金ー瀬棚ー北桧山ー大成ー乙部ー江差ー上ノ国、そして松前ー福島ー知内ー木古内ー上磯と回って函館入りした。
 21日は朝8時に旧戸井に行った後、函館市内のホテルロイヤル柏木で後援者の会合(勝手連のような支援)に出、そして南茅部ー鹿部ー砂原ー森ー八雲ー長万部と回る。

 函館市中道1丁目19番4号に選対事務所を開設することも明らかにした。電話は33−7355。

(8.20)


支援・支持者約400人が集まり、金田誠一前衆院議員8区合同選対本部事務所開き
〜危機感を持って身内をしっかり固めると同時に、攻めの戦いを〜
金田氏「若者をフリーターの道に追いやる国家に未来はない」
小泉改革の失敗を具体的に列記し、「これが問われる選挙」


 道8区民主党公認候補、金田誠一前衆院議員の8区合同選対本部の事務所開きが、20日午前11時から事務所を置く函館市松風町9−15の旧パーラーフタバヤ前、大門グリーンプラザ広場で炎天下のもと行われた。
 支援・支持者約400人が集まり、最大支援団体の連合北海道の渡部俊弘会長がかけつけるとともに、函館市からは木村孝男助役が出席。民主党の地元道議で両本部長代行を担う平出陽子(函館市選出)、斉藤博(同)両氏、副本部長の岡田俊之(渡島選出)、福原賢孝(檜山選出)の両道議も顔を揃えた。

 最初に合同選対本部の渡部正一郎本部長があいさつし、「エンジンをトップに入れて最後まで走りたい。相手(自民党公認の佐藤健治氏)は前回の2人分をあわせると2万3千票多いわけで、危機感を持ってやらなければならない。是非、身内をしっかり固めると同時に、攻めの戦いをしていただきたい」とゲキを飛ばした。

 本部長代行でもある松浦百秋金田連合後援会会長は「金田さんは以前までは医療・福祉の金田ということあったが、前回の当選以降、農林・漁業にも力を伸ばし、また国会では国土交通委員会に所属するなどして骨太になって、政策の幅も広がった。今年の5月末に東京で開いたパーティーでは300人くらいも出席し、大変な熱気で、これを選挙区に持ち帰りたいほどであった。目標を13万以上においており、努力すればできない話ではない。皆さんの積極的な支援をお願いしたい」と述べた。

 次いで、渡部連合北海道会長のあいさつの後、金田誠一前衆院議員が決意表明に立ち、
「暑い中、これだけ多くの皆さんに来ていただき、武者ぶるいする思いだ。何としても勝たなければならない選挙であり、これには3つの理由がある。1つは小泉さんは民主主義を理解していないということ。三権分立の意味を分かっていなく、(今度の郵政民営化法案に対して)衆院で可決され、昨年選挙をやったばかりの参院で結果が出、結論を出したにもかかわらず、衆院を解散した。民主主義を否定している」

「第2はその後の仕業。刺客を差し向けて、法案に反対した前議員を落とさなければならないという。小泉さんは靖国参拝でちょっと例えが変だが、罪を憎んで人を憎まず、と言っていた人だ。そのご自身が人の道に外れることをやっている。私ならできない。人の道に反する。このような人を政権の座に止めさせることはできない」

「3番目は小泉改革の失敗。小泉改革は昔のサッチャーさんの時の新保守主義の考え方で、ヨーロッパなどではすでに時代遅れとされている考え方に基づく改革。なんでも市場主義、自由主義で、結果が今日の状況だ。例えばタクシー業界、トラック業界の惨憺たる状況、これが小泉改革を象徴している」

「自由貿易の結果、農村漁業は成り立たない。商店街はシャッター通りになり、街づくりができない。大型店同士も競争が激化し、商売が成り立たなくなってしまっている。この大門商店街、棒二森屋の問題を見れば皆さん明らかでしよう。年金、医療も将来が当てにできなくなった。アメリカではカード破産、医療破産が多発し、このままだと日本もそのようになる。雇用はどうなっているか。若者の働く先がなく、若者をフリーターの道に追いやる国家に未来はない。このことが問われる選挙であり、何としても勝たなければならない。ここ道8区で勝利することで政権交代につなげて行く」
 などとよどみなく語り、支援・支持を強く訴えた。

 合選副本部長でもある鹿島壮市連合後援会副会長の音頭によってジュースで杯を上げ、必勝を誓った。

★炎天下「何としても勝ち抜く!」

(8.20)


自民党道8区公認候補・佐藤健治事務所開き!佐藤氏、
「新しい政治の流れに沿って勇気を持って皆さんの期待に応えたい」
自民・保守関係者はじめ、公明党から地元責任者の横山信一道議出席
経済界からは工藤組と加藤組土建の各社長、ほか管工事と空調衛生の組合トップ、
テーオー小笠原の前会長と社長らが顔を見せ、玉串ささげる


 自民党道8区公認候補、佐藤健治氏(48歳)の連合後援会事務所開きが、17日午前10時から函館市梁川町の同事務所で行われ、あいさつにたった佐藤健治氏
(写真下)は「新しい政治の流れに沿って勇気を持って皆さんの期待に応えべく新しい時代を切り開きたい。本当に私はまだまだですが、何とかチャンスを下さい。今回が絶好の機会と思っており、何とかお力添えをいただきたい」と決意を語った。

 事務所開きには、自民・保守関係者で川尻秀之自民党道連選対委員長(函館市選出道議)、野呂善市同党道8区選挙区支部幹事長(渡島選出道議)、畠山博元道議、函館市議の白崎憲司郎、久保幸一、小野沢猛史、工藤恵美、金沢浩幸の各氏が出席した。

 公明党からは函館支部長で地元選挙責任者の横山信一道議(函館市選出)が出席。小谷野千代子、瀬尾保雄、茂木修の各函館市議の名前が玉串のときに司会者から読み上げられた。

 地元経済界からということでは工藤組の福西秀和社長、加藤組土建の加藤健太郎社長、函館管工事業協同組合の山村卓理事長、函館空調衛生工事業協会の小林明会長、さらにはテーオー小笠原の小笠原金悦同グループ総帥、同社・小笠原康正社長らが顔を見せた。
 函館商工会議所首脳陣など幹部の姿、また函館建設業協会首脳の顔もなかった。函館市からは西尾正範助役が出席した。

 以上のほか、玉串をささげたのは佐藤健治連合後援会の会長に就任した平沼冠三樺電工業(株)社長、女性部長らの幹部。

 最後には佐藤氏の父親である佐藤孝行前衆院議員
が玉串奉奠をほか出席者一同とともに行い、必勝を祈願した。

 あいさつでは最初に指名された公明党の横山道議が、
「自公連立の枠の中でしっかり戦って勝利したい。本当の郵政民営化の改革を望んでいるのか、遅らせるべきなのか、進めるのかが問われる選挙。ここ道8区では久しく与党の国会議員が出ていなく、大変つらい時期を過ごしている。民主党は何もやっていない。野党の国会議員はこの道8区にいらない。健治さんにはしっかり勝っていただきたい」
 と励ました。

 次いで、司会者が川尻道議を指名したが、同氏はあいさつをしなかった。

 野呂道議
(写真右)にあっては「思わぬ解散となった今、とにかくお願いして走って行くしかない。与党議員がいなくなってしまって何としてこの地域から健治さんに当選していただき、遅れを取り戻そうではないか。今日からさっそく走って行くのでよろしくお願いしたい」などとあいさつした。

 健治氏のあいさつの後、祝電披露などあり、最後は小笠原康正社長の音頭でヤクルト飲料で祝杯を上げ、短期決戦を決意した。

 ときに、佐藤陣営では目下、体制づくりを急いでいる状況で、選対本部長は昨夜の協議の段階では未決定、持ち越した模様。関係者は前回同様に野呂道議就任で調整しているなどとも語っており、選挙関係者などから人選が注目されている。

(8.17)


民主党・金田誠一合同選対本部発足し、さっそく第1回選対会議
〜「何としてもこの道南から政権交代を」〜
金田
衆院議員あいさつ「小泉さんを評価する・しない半々くらいで大変に厳しい選挙」
公示前日の29日に「政権交代実現総決起集会」/函館国際ホテル

選対本部長に前回に引き続いて連合渡島地協の渡部会長が就き、
「全国的に大変な勢いの小泉自民党で、北海道は違う格好になっているが避けられない。
多くの危機感を共有しながら24時間体制奮闘しなければならない」

 道8区民主党公認候補、金田誠一前衆院議員の民主党、連合、金田連合後援会などによる合同選対本部(合選)の発足式が14日午後4時から函館市中島町の教育会館で開かれるとともに、引き続いて第1回選対会議が行われた。

 発足式には関係者約100人が出席、民主党を代表して平出陽子道南総支部副代表が「政権奪取の熱い思いを達成するため戦い抜きたい。我々の思いを地域の有権者にどう理解してもらうかであり、支持をいただけなければならない」と訴え、

あいさつに立った金田誠一前衆院議員は、
「解散になって回ってみて、小泉さんを評価する・しないは半々くらいで、小泉さんは分かりやすいが小泉政権になってよくなったという話は聞いたことがない、という意見がほとんどで、先行き期待が持てないという。小泉さんのやり方ではよくないが、民主党も問いかけが分かる形になっていないということであって、大変に厳しい戦いになると思っている」

「小泉改革を評価するか、岡田民主党を評価するか、小泉か岡田か、その次元まで選挙を高めて行かなくてはならない。中央は中央で、ここはここという具合で5分5分、イコールにはなっていないが、依然よりも厳しい。新幹線の早期開業、国際海洋都市構想などの取り組みに対する地域の課題も含めて私自身に対する評価も問われる選挙であって、このうえは運動量如何にもかかっていると考えている」
 などと現状を分析して見せた。

 来賓あいさつでは札幌から駆けつけた民主党北海道副代表の小川勝也参院議員が「この政権獲得の好機を国民のために何としても生かさなければならない。このままでは埋没する懸念もあり、ここ道南から政権交代を告げるものにしてほしい」などと語った。

 引き続いて、合同選対本部の役員が示され、本部長には連合渡島地協の渡部正一郎会長、本部長代行にに平出、斉藤博の両道議、連合檜山地協の葛西美喜雄会長、金田連合後援会の松浦百秋会長の4名、副本部長に岡田俊之、福原賢孝の両道議、石井満民主党道南総支部副代表(函館市議)、岩谷正信函館市議会民主・市民ネット会長(同)、井田範行函館民社協会会長(同)、金田連合後援会の鹿島壮市副会長ら17名、事務局長に板倉一幸同党道南総支部幹事長(函館市議)の就任などを確認した。
 
 板倉事務局長とともに、1年10カ月前の前回の総選挙に引き続いて選対最高責任者に就いた渡部本部長は、
「大変な小泉自民党の全国的な勢いの中にあって北海道はまだ違った形にはなっているが逃げられないと考えている。多くの危機感を我々みんなが共有しながら、小泉さんは郵政の賛否を問うということで分かりやすい投げかけをしているが雇用、景気、年金・社会保障の問題を取り上げて戦わなければ大変なまちがいを起こす。この上は24時間体制で皆さんとともに奮闘しなければならない」
 と短期決戦下の全力投入を訴えた。

 合同選対本部の事務所は函館市松風町9−15、大門グリーンプラザ沿いの旧フタバヤ本店店舗ビルに設置し、合同選対本部が1〜2階を使用し、3階は金田誠一事務所及び連合後援会事務所が移転する形で使う。

 合同選対の電話/(0138)22−0711、ファックス22−0712
 金田事務所・連合後援会の電話/(0138)22−1155、ファックス22−1156

 また、金田誠一事務所開きが今週末の20日(土)午前11時から行い、公示(今月30日)前日の29日(月)午後6時半から函館国際ホテルで「政権交代実現総決起集会」を開くことが決まった。

 さらに、檜山ブロック合選事務所は江差町新地町1、電話は(01395)2−5079、ファックス(01395)2−3621。
 ブロック合選の事務開始は18日、事務所ニラ喜は同日午後7時から行う。

(8.14)


◆佐藤健治氏、自民党道8区候補として正式に立起表明(11日午後)
 /民主党・金田誠一前衆院議員も、正式出馬表明
(11日夕)

(8.11)


自民党の佐藤健治の選対本部は
同党道8区選挙区支部や函館支部を置く梁川町5-4


 前回に引き続いて道8区から出馬する自民党の佐藤健治氏の選対本部は、自民党北海道第8区選挙区支部並びに同党函館支部、さらには佐藤健治氏の連合後援会事務所、同氏事務所を置く函館市梁川町5番4号(かっての工藤組本社跡)に設置するとしている。
 佐藤事務所関係者が本紙の問いに答えた。

 選対本部事務所開きをいつにするかなど日程は早急に決定する。

(8.9)

金田誠一衆院議員の民主党、連合などによる
合同選対本部14日(日)午後4時に初会合・発足!
〜合同選対本部の事務所は前回同様に
大門のはこだてグリーンプラザ沿い旧フタバヤ跡のビルに〜


 民主党北海道第8区総支部・同函館支部と連合渡島地協は9日午前、幹部会を開き、衆院が解散され、総選挙が今月30日公示・来月11日投票と決定したことから、5選を目指して出馬する金田誠一前衆院議員の、民主党、連合などによる北海道第8区民主党合同選対本部の初会合を14日(日)午後4時から函館市中島町の教育会館で開くことを決めた。

 第1回選対本部の全体会議で、これをもって選対本部の発足、選挙運動の本格開始となる。

 また、合同選対本部事務所については、2003年11月の前回総選挙と同様に、函館駅前・大門地区ど真ん中の函館市松風町9番15号、はこだてグリーンプラザ沿いの旧フタバヤのビルに開設することを決めた。
 選対本部の事務所開きは20日頃で調整している。

(17.8.9)



函館電子新聞・有料サイト<政治・政界・選挙特報>より特別一般公開
※日頃からの読者の皆さんの本紙アクセスに感謝し、05衆院総選挙に関し、
有料サイトで報道中の「大決戦!05衆院総選挙・北海道8区の情勢」をここ無料サイトに特別掲載します



大決戦!05衆院総選挙・北海道8区の情勢/最終回〜
民主・金田逃げ切りの公算大だがー。
投票率が前々回並みの63%余になった場合、自民・佐藤大接近の可能性
強いものの、佐藤は函館市部での無党派層のかなりの取り込み不可欠!
〜比例復活も道内他の選挙情勢からして困難視〜


 選挙戦最終の道8区の状況は一定の盛り上がりをみせ、期日前投票などが前回を大きく上回っている(1.7〜8倍)ことから関心の高さを反映し、ここに至っては前回を上回る、2000年6月の民主・鉢呂吉雄、自民・佐藤孝行の一騎打ち(事実上)当時の63.50%の投票率になる可能性も指摘されている。

 小泉自民党が郵政民営化法案に反対した同党前議員、いわゆる造反者の選挙区に「刺客」を送り込み、中身はともかくとしても小泉首相得意の「劇場型」選挙戦が話題を呼ぶものとなって、前回よりも有権者の関心は高い。

 そして、情勢としては投票率が58%くらいだと、本サイトで所報した予測に基本的に変わらないが、これが60%、そして前々回並みの63.50%になった場合、民主・金田誠一と自民・佐藤健治の差はかなり接近することが予想されものとなっている。
 それは投票率で5%前後上積みされた票が多分に「小泉風」に影響された投票行動になる可能性が高く、自民・佐藤に追い風が吹いた格好になって前々回並み、すなわち父・孝行が取った11万1千票近くに迫ることも考えられる。

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【2000年6月衆院総選挙・道8区】
〜投票率63.50%(函館市は59.78%)〜
▽鉢呂吉雄(民主党)123、638
    内訳 函館市 71、418/渡島39、241/檜山12、979
▽佐藤孝行(自民党)111、551
    内訳 函館市 49、513/渡島43、960/檜山18、078
▽原田有康(共産党) 26、345
    内訳 函館市 15、862/渡島 8、176/檜山 2、307
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 上記の如く、前々回の00年6月は佐藤孝行が目一杯の選挙をやり、11万1千票を獲得した。しかし、鉢呂はこれを上回る12万3千票を獲得し、孝行を連覇し、言うならば引導を渡した。孝行は渡島・檜山の郡部で約6万2千票とかってない得票をし、鉢呂の約5万2千票を1万票上回ったが、逆に函館市部では鉢呂が孝行を約2万2千票引き離し、結果約1万2千票の差で勝った。
 ここで押さえておきたいのは鉢呂47.27%で、孝行42.26%。その差5ポイントであった。

 さて今回、投票率が前々回並みの63%になると、投票総数は26万2千票ほど。函館市に限っては道8区全体で63%だと、60%くらいがいいところで、旧4町村が加わったことからして投票数は約14万8千票ほどになる。

 投票総数約26万2千票から白票を含む無効票と、それに共産党・前川一夫の予想得票(2万票くらいがいいところとの観測が一般的)を差し引くと残るは約23万票余で、当選ラインは大雑把にいって11万4〜5千票。まずもって11万5千票を取らなければ当選できない。

 11万5千票ということでは、民主・金田は前回票10万6千票に上乗せすること9千票が必要で、この数字は十分可能とみていい。前回の投票率が61.37%であるからして2%弱の伸びを持ってすればなおさらのことということができる。

 ただし、ここで金田の最大のポイントは前回票の10万6千票をまとめきっているかどうかだ。一部では前回に比べて選挙が緩んでいるとの指摘もあって、問題はここに突き当たる。しっかり固めたかどうかになっている。

 佐藤はとなれば、前回が7万4千票であるから、これに上乗せすること4万1千票も必要になる。前回の前田一男の得票は5万5千4百票であり、その7割5分近くも取らなければならない。保守一本化が相当進んでいれば不可能な数字ではないが、実態面をみれば非常に厳しい。
 しかも、前回の7万4千票を全てまとめきることが条件であって、前回指摘したが、このことはまず無理。1割くらいの落ち込みは必至だからだ。

 となれば、佐藤健治が当選するにはかなりの浮動票、無党派層の取り込みがあってのもので、支持基盤、その動向を積み重ねていけばなおさらのことということになる。言うならば、どこにそんなに票があるのかということであって、一にも二にも無党派層の圧倒的な支持が不可欠で、とりもなおさず、函館市部での得票ぶり如何にかかってくる。

 今回の金田と佐藤健治の一騎打ち、構図はかっての鉢呂対孝行との様相と同じで、健治は郡部で孝行の地盤がまだ生きていて強く、函館市部は金田がやはり優勢で抜けている。このことはマスコミ各社の世論調査ではっきり出ている。

 決戦場はやはり函館市部であって、加えて、渡島の大票田である上磯町と七飯町の新興住宅地の投票行動だ。

 マスコミ各社世論調査の中で金田、佐藤の差がもっとも接近しているケースで4〜5ポイントとされている。だが、函館市部に限ってみると、金田が佐藤に水を開けている。無党派層の支持では両者5分5分ともなっている様相にある。

 全体的に、はやり「小泉風」が弱いながらも吹き、これが佐藤に追い風となって一定の善戦模様にはある。

 しかしながら、佐藤が当選するには少なくとも無党派層の支持が最低でも7割から8割にもならなければ当選は困難だ。現状は盛り上がりに多分に欠くが函館市部は金田が優勢であり、投票日目の前の情勢としては約63%の投票率でみた場合も、金田が1万〜1万2〜3千票リードしているとみられる。
 この点からして、投票率63%くらいになると、共産党はともかくとしても前々回に似たような得票になる公算が大だ。

 佐藤の比例復活当選はその差が1万票以上、まして1万2〜3千票だと、道内他の選挙区の情勢からしてまずもって難しく、絶望的とみられている。

(9.10)



大決戦!05衆院総選挙・北海道8区の情勢/第4回〜
ズバリここに票読みし、当落を予測するー。
〜投票率は58%くらいか。函館市は55%前後?〜
自民・佐藤、旧前田票も7割くらい流れ込みそうだが、自らの前回票の目減りも
少なくなく、9万4〜5千票か/民主・金田は堅調で、11万4〜5千票前後の可能性大!
<<<問題は「小泉風」だが、接近してもその差1万4〜5千票>>>

 11日の投開票日に向けて選挙も終盤戦に入り、各党は当落線上にあると目される接戦区に幹部らを重点的に投入するが、道内では自民党の場合、札幌の2、3区と旭川・上川管内の6区の3つの重点区というだけでここ函館・道南の8区は含まれていない。
 この点で、自民党本部も道8区に対してはすでに勝敗は事実上決しているとみていることにもなろうかと思われるが、さりとて民主・金田誠一と自民・佐藤健治の決戦は激しいものとなっている。

 そこで、票読み・当落の総合判断ということなるが、今回は小泉劇場型選挙の「風」という中で結構難しくなっている。
 ただ、ここ大詰めにきても言えることはマスコミ各社の世論調査に基づく情勢判断が今週初めに一斉に報道され、道8区ではその後、潮目が変わるなど大きな変化が見られないことから、有権者が一般的に、「金田で決まりでしよう」とみていることで、勢い、得票がどうなるかに関心が集まっている。

 まず、投票率だが、事実上三つ巴の戦いとなった前回(03年11月)が61.37%で、その前(00年6月)が63.50%、そして96年10月が57.38%。

 今回は、小泉自民党の郵政民営化反対の造反者に対する容赦ない刺客騒ぎで首都圏、名古屋・中部圏、関西圏などというように大変な話題を集め、関心は高く、投票率アップが予想されている。

 道内でも全体的に関心は高いわけだが、さて、函館・道南の道8区となると、関心度は悪くはないものの、話題性に欠け「新味」にも乏しいことから熱気は今いちで、旧前田陣営の各サイドから小選挙区は「白紙」などの発言が出ていることにみられるように、棄権が多いのではとの見方がかなり多い。
 しかしながら、前回が61.37%(函館市に限っては57.48%)であり、何とか60%くらいは行くのではとの期待もあり、これだと8区有権者数・登録は417、735人(男191、833人、女225、902人で、前回よりも3、350人も減っている)だから、投票総数は約25万票(前回は252、571票)。
 函館市だけでみると、有権者数は247、726人で、8区全体が60%くらいだと函館市は56〜57%と目され、57%で投票数は約14万票。

 これが8区全体で58%程度の投票率になれば、投票総数は約24万票となる。この58%くらいを予想する向きはかなり多い。8区全体が58%だと、函館市はいいところ55%前後で、投票数は約13万6千票になる。

 ちなみに56%くらいにまで落ちてしまうと、約23万3千票程にもなってしまう。

 ときに、渡島東部の旧4町村が函館市に吸収合併され、加算された人口はそう多くはないが、函館市全体の投票率アップに役立つのではとも考えられるが、前回の8区全体61.37%の時をみると、旧4町村もさほど誉められたものでもない。戸井が65.44%、恵山が63.55%、椴法華が61.38%、南茅部が59.42%で、函館市よりはいいが大したものでなかった。

   ◆    ◆    ◆

 投票率58%くらいで予測するー。投票総数は約24万票で、このうちまず、共産党の前川一夫がいくら取るかだが、今回の共産党は前回の約1万6千票ほどひどくはないだろうとみられている。それでもあまりぱっとせず、このことはマスコミ各社の世論調査でもうかがわれ、大体よくて2万票程度がいいところか。前々回とその前は2万6〜7千票得票したが、今の同党道南地区の力量、党勢は総体的に当時よりも落ちている。

 共産票を差し引くと約22万票余となり、さて、このうち白票を含む無効票がいくら出るか。前回は無効票が約5千百票あった。うち函館市は約2千5百票で、参考まで無効票はいつも比例投票で多く、前回はこれが1万票近く、函館市だけでも4千7百票に上った(函館市選管)。
 旧前田支持層から小選挙区は「この際は白票だ」などの発言がかなり飛び出している選挙戦で、これらからして白票含む無効票が4〜5千票も増えて1万票前後にも達する可能性が大有りで、そうなると、残りは約21万票余くらいになってしまい、これを民主・金田と自民・佐藤が取り合うことになって、当選ラインは大接戦の場合、大雑把に言って10万数千票となってくる。

 投票率が60%だと、当選ラインは11万票近く取らなければ当確難しい。

 当落は無競争でない限り相手との勝負で、1人を選ぶ小選挙区では特にそうであって相対的なものであることは言うまでもない。

   ◆    ◆    ◆

 そして、本題になるが、今回の金田対佐藤の事実上の一騎打ちの勝負では、金田、佐藤両候補が前回票をいかに固め、そして前回の前田票5万5千4百票をいかに取るかが当落を決める。
 ただし、この5万5千票余というのは投票率が61.37%(前回)のものであり、投票率58%くらいになれば、棄権が相当出たということで、この時点ですでに5万票前後しかないことになる。

 何回か指摘しているが、この旧前田票というのは反佐藤・非佐藤の票で旧阿部派を中心とする自民・保守層が大半を占め、この中には経済界、管理職などの市役所関係、木戸浦グループ、等々の票が含まれている。

 公明票の行方も大きな焦点ではあるが、前回、公明票は自民・佐藤と保守系無所属の前田一男に合わせて8〜9割行ったことを持ってすれば、この公明票の動向含めて前回の前田票の行方がやはりキーポイントということになる。

 そこで、前田票の5万票余だが、これには前々回・その前のふらふらの共産党支持票が含まれ2〜3千票くらいあるとみられる。無論、金田にもかっての共産支持票が前田以上に結構流れ込んだ。
 次に、白票などの無効票がどのくらい出るか。先に言及したように、前回は約5千百票(正確には5、159票)であり、これが旧前田票の関係で約1割くらいの5千票前後出る可能性があるし、前回、前田に投票した人の棄権も結構多いと目される。

 選管関係者らは無効票はこれまでと同じくらいでないかと希望的観測もしているが、関係者としては当然のことで、ただそうにはならず、今回の場合は例外的に多く出そうだ。

 こうみてくると、旧前田票は残りざっと4万数千票がいいところでないかと見ていい。

 これがそっくり、自民・佐藤に行けば文句なしに当選圏入りとなるのだが、そうは行かず、佐藤自体の前回票の目減りも当然あり、さらに4万票余の何割くらいが流れ込むかということになる。また先に指摘のように、経済界の大方、市役所関係は間違っても佐藤には行かない。今や水産加工関係も含まれる。

 目減りということでは、自民党支持ガリガリであった特定郵便局関係「大樹」などの票もあるし、医師会の医師連盟(初めて推薦は金田一本に)、建設関係、農林水産関係、特に鉢呂吉雄が日頃から関係を持ち続ける農協の関係なども前回のようには行かない。このことは医師連盟一つを取り上げても実態を直視すれば明らかだ。

 佐藤の前回は7万4千票であり、少なくとも1割は落ちる公算大。先のマスコミ各社の世論調査では投票日まで1週間前で7割近くしかしか支持が固まっていなかった。1割どころか、もっと落ちるとの見方もある。

 これに加えて、残った旧前田票4万票余のうち佐藤支持に回りそうなのは6〜7割とみられ、最終的によくて7割止まりがいいところと読み取れる。これには郡部はともかくとしても、函館市部では金田支持がかなり強いということも要因として上げられる。

 また、公明党支持が必ずしも佐藤一本には全然なっていない状況がある。公明党幹部は一応佐藤支持を叫んでいるが、見返りもなく中身は全然でないかとの指摘は多く、よくて8割強、もしかしたら7割がいいところでないかと見る向きも案外多い。しかし、8割強が行くと見てやろう。

 そして問題の一番気になる「小泉風」による無党派層の動向はとなると、吹いていることは確かだが、道8区では弱い。小泉劇場選挙から無党派層・浮動票の関係で、若い人や主婦層に自民党だから入れるという状況もあることはあるが、果たして選挙に行くのかどうかということもいわれている。はっきり言って風は弱い。
 ただ、前よりは無党派層の佐藤支持が「風」でアップしていることは間違いない。

 そうなると、佐藤の得票は9万余から9万3〜4千票くらいで、この9万票余が軸で、大甘に見て10万票近くかといったところになり、9万から9万4〜5千票の可能性が一番高い。

 ただ、別な見方として、佐藤の前回票からの目減りは世論調査などからもっと多いということもいわれ、加えて旧前田票も6割くらいでないかとの指摘もあって、そうなると、9万票はふらふらで、8万票台に止まってしまい、この時は旧前田支持層などがかなり投票所に行かず、投票率は悪く、8区全体で55%くらい、函館市は52〜3%にまで落ち込む計算になってくる。

 佐藤の得票が9万4〜5千票だとすると、残りは11万5千票前後で、これが民主・金田誠一の得票となってきて、その差2万票くらい、ポイントにすると10ポイント未満。だが、佐藤が9万票ふらふらで、金田12万票の可能性も大いにある。
 金田は前回票を手堅くまとめ、旧前田票の2割強を取り込む格好になってきている。

 佐藤が甘く見て10万票近く、9万7〜8千票を取ると、金田は11万2〜3千票で、その差1万4〜5千票。ポイントにして7ポイントくらいだ。

 マスコミ各社の世論調査では水面下伝えられるところ一方で5〜6ポイント、他方で東京紙などは10〜13ポイント差であった。いずれも金田優勢で佐藤は落選ということで一致していたが、そのポイント差には2極に分かれていた。
 しかし、各社取材を通してみる総合判断は金田が10ポイント近く離しているとも見方が多く、2万票くらい差との読みと不思議?に一致する。

 投票率が60%では佐藤は10万票近くが軸で、金田は12万票くらい。やはりその差は2万票とみる。

   ◆    ◆    ◆

 それはそうと、一方で民主党の金田誠一側から票読みするとどうなるか。
 渡島、檜山の郡部では依然として孝行の地盤が漁協、農協を中心にして堅く、これを引き継ぐ格好で健治優勢になっているが、函館市部では金田が大きくリードしている。金田はもともと都市型で、市部には強い。

 前田一男本人が勧められて集会に顔を出し、あいさつした程度では保守一本化などとてもとても無理で、佐藤陣営が未だに変な夢を見て、自民党支持層を固めれないでいるのとは対称的に、金田の民主支持層の票固めは1週間前が8割で、その後もまずまず順調に進んできている。最終的には前回同様に固めてくるとみられる。

 これらから金田の前回票10万6千票というのは結構堅い票とみられる。これには前回の選挙後、分かったことではあるが当然、保守票も結構ある。金田の個人票ともいうべきもので、函館市議時代からの長い間の政治活動でえてきたものと言うこともできる。鉢呂吉雄といろいろ比べられるが、金田は金田の持ち味があって保守層にも支持者が少なくない。

 前回票が堅いということで見落としてはならないのはこの金田票の関係では棄権がほとんどないであろうということだ。投票率が前回よりも落ちるであろうという予測は旧前田支持層で棄権に回ることが多いであろうとの判断からきている。

 さて、今回は旧前田票の取り合いが焦点であるが、少なくとも2割、場合によっては3割くらい取り込む形勢になっている。これは世論調査にも表れている。

 しかるに、少なくとも1万票前後のオンになりそうで、そうなれば11万5千票前後は行くだろうとの予測になる。旧前田票の中には「佐藤はやはりいやだ、今回は金田で仕方がない」などという声も相当ある。「佐藤には惜敗率でもダメを押す」という保守系の反佐藤・非佐藤関係も少なくない。特に、函館市部では金田に多く流れ込む公算が強い。

 公明票についても最後の土壇場を見なければならないが、今のところ佐藤に最大流れても8割余くらいがいいところで、金田に2割弱程度は流れ込むとみられる。ちなみに前回は1〜2割弱であった。

 最後の詰めにもよるが、仕上げをびしっとやることができれば12万票近くも大いにあり得るし、3万票くらい引き離すことも可能性としてある。

 もともと、今回の選挙をみるに、「小泉風」でもなければ佐藤健治の前回後の1年10カ月の活動ぶりからして惨敗のケースだ。事務所開き前に選対本部長が決まらないとか、いくら建設業関係が不況とはいえ、人出が足りないとか、等々あまりにもひどすぎる。保守陣営で候補が佐藤1人になったというだけで、あとは「小泉風」以外にプラス要因が見当たらないからだ。

 大都市の選挙なら、今現在起きている現象だが、刺客やら、落下傘候補がきて、三つ巴なり三すくみになり、あとは風任せで当落が混沌としてくるが、道8区のような地方の選挙では国政選挙でも別だ。
 きちっと支持・票を積み上げて、その上で無党派層などを巻き込んでの風がどうこうの話だ。このことは健治の父、孝行が一番知っていることであろう。

 この常道を日頃からやることなくして土壇場で泣いたり、土下座しても始まらない。まして、ここ道8区は根本的に潜在的に、佐藤派の人、旧阿部派の色を持つ人では保守一本化などは到底不可能だ。過去3回の総選挙で実証済みである。それを佐藤派のがりがり(だいぶ少なくなったが…)今もって分かっていない。

 地方の選挙は人の心、道8区ではどうしょうもないほど過去のこと、そして佐藤孝行が小選挙区時代になって函館市長選などでしてきたこと、その後の言動等々がしみ込んでいる。このことは実態を見れば明らかであろうー。
 
(9.8)



大決戦!05衆院総選挙・北海道8区の情勢/第3回〜
民主・金田、函館市部で大きくリード!
自民・佐藤は渡島・檜山の郡部で依然強いが、
問題は渡島郡部の得票如何が全てで、函館圏は「小泉風」頼み


 投票日まで運動期間はあと4日、道8区の各候補者とも渡島、檜山の郡部を回ってきて、函館市を中心とする函館圏に戦いの場を集中しようとしてきている中で、渡島・檜山の郡部、そして函館市内の情勢はどうなっているかー。

 郡部は何といっても伝統的にとでもいうか、佐藤健治の父、自民党の佐藤孝行元衆院議員が地盤としてきたところで、これを佐藤健治は引き継いだ。孝行はその昔、日露漁業につながる平塚常次郎(元運輸大臣)の地盤を継承し、水産・漁業の佐藤孝行として確たる地盤を構築し、中選挙区時代における孝行強しの岩盤であった。

 しかし、前回の孝行の二男、健治は保守無所属として前田一男(落選)が立ったことで票が割れ、健治は民主党・金田誠一に惨敗する大きな要因ともなった。前田は檜山はともかくとしても渡島(函館市を除く)で旧阿部派の票を中心として善戦した。佐藤健治2万7千票に対して前田は2万3千票であったから好得票したと言っていいものであった。

 そして、今度の2回目の挑戦だが、状況としてはやはり孝行の地盤は水産関係を中心に一定ものがあり、強みを見せている。選挙本番に入って漁協も決して以前ほどではないが、いわゆる「佐藤信者」の生き残りを中心にある程度の動きを見せている。
 渡島管内の農協についても大体は佐藤健治が強いという状況にある。

 しかしながら、前回の前田票がそのままオンされてくることには全くなるはずもなく、情勢はほぼ6割程度と見る向きが強く、精々よくて7割くらい行けば上々もいいところといわれている。

 この点、渡島の郡部でも指摘されていることだが、佐藤は1年10カ月前の初出馬以降、ほとんど歩いていない。このことから前回の自身の票も固まっていないのでないかといわれ、これらを加味すると、渡島の郡部もさして強くないという見方も出ている。「総じて動きは全然だ」という声が少なくない。だが、漁港、農村部で手堅く票をまとめている情勢にある。

 こういった中、渡島全体で問題は民主党・金田にも共通することだが、渡島の大票田である上磯町と七飯町の旧前田票の行方如何にかかってきている。

 前回、前田は大野町を含む上磯・七飯の3町で1万1千票を取っており、この得票は佐藤の9千9百票を上回る。
 佐藤健治は、孝行の対鉢呂吉雄の時もそうだが、渡島で圧倒的な得票をしない限り勝ち目、当選は絶対にないわけで、一体、選挙情勢がそうなっているかどうかだ。

 檜山はどうかー。ここもやはり佐藤の地盤で、前回もここだけは1万4千票と4人の中では抜き出て、強いところを示した。
 そして、旧前田票の行方だが、前田は3千7百票を取ったに過ぎず、これは自民支持層ではあるが結構いわゆる旧阿部派に近い票とも目された。

 これが今回、佐藤支持に向かうかどうかだが、第2回目でも言及したが如何せん健治の評判が芳しくない。特に町長たちの間でよくないようで、動きはないなどの話にもなっている。民主・金田との一騎打ちに中で、檜山も佐藤が出ても頭一つくらいかとも観測されている。

 要は鉢呂の後を受けて農林水産、そして国土交通と地道にやってきている金田の成果が出るのか。何もやってこず、選挙区をくまなく歩いても来なかったが孝行から引き継いだ地盤をもって健治がやはり強みを見せるのか。郡部選挙の焦点はここにある。

 ただ、言えることは佐藤にあっては特定郵便局関係の票の目減りは確実で、また建設業関係の地盤も衰退していることは歴然としている。全体的に孝行時代のかっての勢いは見られない。

   ◆    ◆    ◆

 一方で、函館市部はとなれば、詳しくは次回の当落・得票予測で詳しく報じるが先のマスコミの世論調査でも明らかであるように、民主党・金田が自民・佐藤を引き離し、水をあけている。

 根強い反佐藤・非佐藤の構図は変わっていなく、大体にして経済界が総じて佐藤にはそっぽを向いており、旧前田の関係が雪崩を打って佐藤にということにはまったくなっていない。旧前田の経済人、経営者らが1割も佐藤に行っていない様相にある。

 さりとて、旧前田票が「一部はこの際は金田でしようがない」と言われる反面で金田に多く流れるかどうかは疑問で、このため、ここにきてはやはりこんなことがいわれている。「比例は鈴木宗男の新党大地で、小選挙区は白紙」という投票行動。

 また、公明票、すなわち創価学会票も今回は「佐藤健治ではどうにもならない」(関係者)ということからもしかしたら、健治に入れるのは「半分くらいでないのか」(事情通)と語る向きも目立っている。

 勢い、佐藤の今回の選挙戦は小泉改革の「風」頼りで、その具合が一体どうなのかということが極めて重要視されている。
 この点、追い風は若干はやはり吹いている状況にあるが、無党派層の支持でみると弱風だ。世論調査では序盤戦で金田が約3割であるのに対して、佐藤は1割強に止まっている。

 こういったことから、函館市部では金田が優勢で強い。佐藤がどれだけ食い下がるかだ。金田と佐藤のポイント差は結構あるが、4年前の小泉初登場の時の参院選のような熱風ではないが追い風があることは事実であって、金田も最後の詰め、やるべきことを徹底してやらなければ安心して開票を見守ることは出来ない。

 つまりは「何もやってこなかった佐藤健治」(政界筋)で、この点からして今さらながら厳しいが旧前田陣営の関係者に共々、「候補、タマとしてどうなんだ」(政界筋、そしてマスコミ関係者も)ともいわれるひどい話にもなっているが、反面で金田陣営は多分に風との厳しい戦いを強いられている。
 
(9.6)


大決戦!05衆院総選挙・北海道8区の情勢/第2回〜
これまでだと考えられなかった「異変」次々!
建設業界はじめ、郵政民営化で揺れる全特の「大樹」「郵雪会」
果ては医師会ー医師連盟の民主・金田1人だけ推薦
〜地元経済界自主投票、「市民党」井上函館市長の函館市役所も同様〜
「前回の落選以来、選挙区を歩かなかった世にも珍しい候補」


 道8区の今回の総選挙、これまでの保守支持層が自主投票の格好になっている背景には自民・佐藤健治に関する業界選挙の異変があり、これまでになかったことが次々に起きている。

 健治は父親の佐藤孝行の地盤を引き継いでの2回目の出馬で、その孝行の選挙は佐藤信者を中心とする業界選挙そのもので中選挙区選挙時代にあって強力であった。
 その最たるものが建設業界だが今や小泉改革によって公共事業は減る一方で、選挙に燃えたのは昔の話ですっかり冷めている。このことは道8区ばかりでなく、道内の土建業界全体がそうだが小選挙区親子3連敗の「佐藤選挙」にあって道8区は際立っている。
 何せ、事務所開きはじめ、総決起集会、出陣式等々、函館建設業協会首脳も顔を見せなくなり、経済界代表などと呼ばれて玉串を上げたりしているのは自民党支部などとなって選対事務所を置く家主の地元準大手の工藤組トップ、また地元大手の一つの若手の社長、それに設備や電気工事業者代表だけといった寂しさ。

 所用でタイミングが合わずということもあろうが、協会首脳の姿がないというのは未だかってなかった。自民党候補ということで推薦状を出し、あとは業者それぞれの判断でやるというスタイル。佐藤選対は組織も体制もなっていないといわれる中で、人手不足も指摘されたりしてきているが、これには建設業界が経営のスリム化、コスト削減ということからしてかってのように人を送ることも無理となっていることなどが背景にある。

「我々は自民党ではあるが小泉政権を支持していない。だからといって、民主党がいいとも思っていない」(建設協会首脳の1人)と語り、郵政解散・総選挙などといっても厭戦ムードが随所に漂っている。「佐藤が好きでやりたい人はやればいい」といったスタイルで、大方が選挙見物にある。

   ◆    ◆    ◆

 全特(全国特定郵便局長会)組織の特定郵便局の関係もこれまでは自民党・佐藤支援・支持のガリガリであった。これが小泉首相の小泉改革の本丸と称する狂ったような郵政民営化で、民営化に賛成しなければ公認しないとなって健治はいち早く賛成した。

 このことは特定郵便局長OBや普通郵便局長OB、家族らでつくる「郵雪会」の渡島支部、さらには同OBらの自民党の職域支部である「大樹(だいじゅ)」の渡島部会などに受け入れられるハズもなく、困惑した末に自主投票という決定になった。

 大樹、郵雪会(約220人)ともに一体となって選挙のたびに自民の佐藤を人も出して熱心に推してきた両自民党支援団体であるが、今回は支援見送り、自主投票となり、道8区で3千5百票といわれる流動化することになった。

 両団体ともに今回の郵政民営化反対では郵政労組の全郵政・JPUともタッグを組んできていることから、自主投票になったことで民主党・金田陣営では全郵政を通じたりして投票依頼を働きかけてきており、全特は郡部地域社会を構成する要の存在でもあるため佐藤の牙城に食い込む絶好のチャンスとしている。

 佐藤陣営としては影響を最小限に食い止めようとしているが、少なくとも2千票やそこらの減票は避けられないと目されている。

   ◆    ◆    ◆

 異変どころか、全く様変わりになったのは医師会の推薦は民主党の金田誠一だけという決定。函館医師会(山英昭会長)の政治支援団体、函館医師連盟が推薦は金田1人だけを決めたばかりか、北海道医師会の道医師連盟は道8区は「選挙区・金田、比例区・民主党」という推薦を決定し、これによって函館(会員約420人)、渡島、北部檜山の3医師連盟が金田推薦となった。

 金田は広く知られるように医療・年金・介護のエキスパートであり、民主党ネクストキャビネットの厚生労働大臣を務め、医療関係業界とは太いパイプを持つ。幅広い知識を持つ政治家として医師連盟が推薦するにふさわしいと判断した。道医師連盟による医療アンケートなどによっても金田推薦となったとされる。

 一方で、自民・佐藤健治については推薦しようという声がなかったことと、「大体にして推薦要請もなかった」(関係者)とし、「要請もないのに何で推薦しなければならない。当たり前だ」(同)という話にもなっている。

 日本医師会全体がそうだが、医師会といえば歴史的に自民党支援団体の最右翼を占める一つであった。医師会オール自民党であった。
 それが小泉政権の登場以来、関係はぎくしゃくし、今回の衆院総選挙では各地域の医師会の判断に委ねるとなって、医師会オール自民党の構図は瓦解した。函館・道南の道8区はその象徴的な形になったのである。
「医師会がこぞって金田を推薦してくれたことは非常に大きい。函館の会員の皆さん、420数名を全部回ることにしており、すでにスタートさせた。本当にありがたく、大きい」と金田合同選対の首脳は語っている。

 医師会ー医師連盟の推薦は医療の現場で看護師らスタッフ、入院患者らに至るまでそれこそ「波及効果」絶大なだけに金田一本になったことは選挙戦に大きな影響を与えることになろう。

 逆に、これまで医師会の推薦は自民党候補にとって当たり前のことであっただけに、佐藤陣営への影響は選挙の指揮にも通じることで、ましてや票の目減りは少なからぬものがある。

 前回も金田を推し、今回は前回以上に力を入れて応援あいさつにも自ら買って出て、金田を強力に推している、函館医師会の象徴的な存在、実力者である藤岡敏彦函館医師会元会長はこう語った。
「これは日本の(医師会の)歴史の中で初めてのことだ」とー。

   ◆    ◆    ◆

 推薦はしたが自主投票ということでは地元経済界の本山、函館商工会議所(高野洋蔵会頭)も同様で、自民、公明、民主・連合から支持を受け「市民党」を名乗る井上博司市長の函館市役所幹部たちも同じだ。

 会議所は政治団体の商工連盟として「自民党候補を推薦する」として佐藤健治に推薦状を出したが、後にも先にもやることはこれだけ。新幹線の着工などで世話になった与党の公明党の候補支援には集会にも出席し、肩入れしているが、佐藤の選挙には動いていない。
 井上市長の連合後援会中枢を含めて前回は一部静かに前田一男の選挙をやったが、今回のスタンスは基本的に前と何ら変わっていない。

 これらの背景には佐藤健治が一昨年11月の初戦落選以降のこの1年と10カ月、「何ら頭を下げてお願いに歩くこともなく、顔すら出さなかった」(地元経済人)も大きく作用している。「頼みにも来ない候補を自民党だからといってなぜやらなければならないのか」という話が経済界では一般的になっている。

 経済界や市に対しては以前ほどではないようだが、中央における陳情などで自民党幹部が衆院選の対応を持ち出すことがままあるわけで、当然でもあるのだが、「何せ、頭を下げて頼みにも来ない者をどうして応援どうこうの話になりますか」(地元経営者)と一笑に付されている。
「健治みたいのは初めてでないか。とにかく、前回の落選以来、選挙区を歩かなかった世にも珍しい候補」(旧前田陣営幹部)
 といわれている。

 加えて、檜山の首長らの間で次のような話も公示に入ってから言われているというのだ。
「あの佐藤健治は道8区の支部長だ、自民党公認だということから(選挙を)やるのは当たり前みたいに、私ら(町長ら)を君たち・あんたたち呼ばわりしたんだ。まったくもって…。そんな言い方される筋合いないよ」

 今回の衆院選、郵政民営化法案に反対した候補の選挙区に小泉自民党は刺客を放ち、小泉劇場の「風」頼りの選挙が展開中にある。都会では「旗を立てて、風まかせでやる選挙」が通用しがちで、今回も現時点での世論調査をみる限りそのようになるかも知れない。
 しかし、函館・道南の道8区のような選挙区、道内各選挙区にも大体共通しているが、「都会選挙とはわけ違う」(事情通)ことを認識しなければ、当選はおぼつかない。

(9.3)


大決戦!05衆院総選挙・北海道8区の情勢/第1回〜
随所に「自主投票」の様相!
公明党の佐藤健治に対する推薦見送りにみられる表と裏、本当の内実
旧前田票も自主投票色濃く、実態ほど遠い保守一本化

 選挙本番に入って4日目、道8区はまだ盛り上がりに欠き、不透明感漂うが、今回の選挙は未だ随所に「自主投票」の様相をみせている。

 自民・保守にあって前回は、自民公認で佐藤孝行元衆院議員の二男、佐藤健治、無所属から森派の支援を得た前田一男(現松前町長)が立ち、保守分裂選挙になったが、今回は佐藤健治1人となり、これによって旧前田票ともいうべき前回、前田が得票した5万5千票の行方が民主党・金田誠一と自民党・佐藤健治の事実上の一騎打ちの中で当落を占う最大のカギとなり、加えて公明党、つまりは公明・学会票の動向が大きな焦点と目される今回の選挙戦で、旧前田票と公明・学会票ともに自主投票の傾向を強めている。

 まず、佐藤健治に対する公明党の対応であるが、自公連立政権ということから解散になってすぐの当初は佐藤の選挙協力要請を受けて公明が早々に佐藤に対し推薦を出すとものとみられていた。
 前回は道8区で保守が分裂したため推薦を見送ったが、今回は佐藤が唯一の保守候補で自公連立の枠組みからしても公明党は推薦すると思われた。

 ところが、公明党道本が公示後になって推薦を見送った。理由は新人(新人といっても2度目の出馬)であることと、政治スタンスなど総合的判断からとされ、協議する時間が不十分などといわれている。

 佐藤の事務所開きで誰を差し置いてもあいさつのいの一番に公明党地元代表(横山信一道議)を指名し、出陣式の佐藤候補第一声でも「自公・自公」と叫んで公明党を持ち上げてきている佐藤で、公明もこれに応え、型通りに「選挙区は佐藤候補、比例区は公明党」との選挙協力方針は出している。

 だが、公明は道内で自民新人の3人を推薦見送りにし、その1人が道8区の佐藤でもあるとはいえ、推薦見送りは公明の佐藤に対するスタンスの表と裏、本当の内実、裏側事情を示すものとなった。
 すなわち、公明党は自公連立から佐藤支持を打ち出しているが、これはあくまでも表向きにちかく、一皮むけば「内部はかなり佐藤健治なんかやりたくないというのが多い」(関係筋)ということが水面下で盛んにいわれている。

 公明党筋はこうも語る。
「佐藤はあいさつの最初に何度も自民党と公明党が一緒になれば云々と言っているが、公明党にとってはいい迷惑なんだ。本番に入ってからはいざ知らず、自分(佐藤)の選対の体制も整えずしてうち(公明党)の名前を簡単に出すが、まず自分たち(陣営や自民党)のところをきちっとしてほしい。まとめもしないで、うちに振ってきたって困るんだ。決して(佐藤健治は)評判はいいとは言えないし…。まずは自分のところをまとめて、そして頼むというのが当たり前で、それが常識でないですか」

 前回の選挙の時も出た話だが、「あそこ(佐藤選対)は誰を相手にしていいか分からない」ということが今回もささやかれている。
 前田一男がいなくなった分だけいくらかはいいかも知れないが、公明党の中はかなり事情が違う。

 ましてや、公明党と表裏一体の創価学会は自主投票で、この辺、なかなか公明党陣営はしたたかでもある。3万5〜6千票とされる創価学会がバックの公明票。その行方が佐藤に圧倒的に流れるかどうか、そう単純なものでは決してない。

 それと、公明の佐藤推薦が外れたことに対して、次のような見方も事情通の間から出ている。
 地域政党の新党大地を結成して比例代表道ブロックから出馬の鈴木宗男元衆院議員の発言から出た「佐藤健治が所属の伊吹グループ、亀井静香が退いたあとの旧亀井派(志帥会)から支援を頼まれた」という話であって、宗男は「私が昨年の参院選で取った3万2千票の中身は佐藤さんのところとは違う人が多いのであって、佐藤さんの選挙にとってそれなりに重みがある。だから、志帥会のそれ相当の幹部が協力してくれと言ってきた」云々。

 宗男は「自然体で臨む」としながらも、佐藤支援をほのめかし、暗に「佐藤さんは比例で新党大地とやるなら、こちらは選挙区は佐藤健治でやることもー」と示唆した。「これに公明党はおもしろいはずもない」と事情通は解説してみせる。

「今回の解散の郵政民営化法案参院での否決の引き金となったのは旧亀井派、その一角を占める旧中曽根派の中曽根弘文参院議員だ。旧亀井派の会長代行だった伊吹文明元労相を担ぐ伊吹グループなどというのは旧中曽根派の別行動隊で、造反した中曽根弘文参院グループとは一線を画しているようだが、もともとつながっている」
「その弘文参院グループの旧中曽根派と小泉首相との喧嘩が選挙後本格的に始まる。このサイドの伊吹グループ〜志帥会が宗男に選挙協力を頼んだということで、公明党は佐藤に簡単に乗ってはバカをみるということ考えにもなった」
 公明党関係者には警戒感が出ようというものだというのである。

 前回、公明票の5割くらいが佐藤健治に投票したとされる。3割〜4割近く公明票を取ったとされる前田がいなくなって佐藤陣営はさらなる大きな上積みにかけているが、それがどうなるか。前田に集まった公明票の半分くらいは流れ込むとの観測もあるが、最後の最後まで不透明だ。
 創価学会は基本的に自主投票であり、逆に民主・金田誠一がやりようによっては取り込む余地が十分にある。

   ◆    ◆    ◆

 自主投票ということでは、前回前田が得票した旧前田票の大多数がこの流れになっている。旧前田票は基本的に自民・保守票ということで焦点はどのくらい佐藤健治に入れるかになっている。

 佐藤は総決起集会で前田一男本人が出席し、あいさつの要請を受けてくれたことで保守一本化とか保守融合を盛んにPRしているが、実態はほど遠い。旧前田票は旧阿部派を中心とする反佐藤・非佐藤の票であって、水産加工などの業界関係に象徴的に表れている佐藤離れも含まれるが、この旧前田票の大きな中心核になった前田連合後援会の会長団のメンバーらが今回、佐藤に走ったというケースは皆無に等しい状態できている。公示後も大きな変化はみられない。
 前回は水産加工のほか、選挙では何と言っても重きを成す建設業界も割れたし、運輸関係、一般商工業者も例外ではなかった。

 それが今回、佐藤に一本化してきているか。状況は全然そうではない。基本的な構図、枠組みが何も変わっていないといっても過言でない。
 地元経済界の中枢である函館商工会議所の政治団体、日本商工連盟の函館地区連盟は、今回も自民党公認ということで佐藤健治に対して、公明党比例代表道ブロックの丸谷佳織とともに推薦状を出したが、全くの型通りのことで、正副会頭はじめ、大方の会議所議員は動いていない。

 このことは井上博司市長の連合後援会と函館市役所サイドも全く同様で、ここでは市議会最大会派の民主・市民ネットを中軸とする民主・連合陣営が井上与党ということからしても自民、民主どちらにも肩入れすることなく、全方位を貫き、言うならば自主投票そのものになっている。
 地元経済界・函館商工会議所の商工連盟も推薦は出したが、実態的に今回は自主投票と言ってさし支えない。

 そして、函館・道南建設業界の要である函館建設業協会の今回はどうか。民主党・金田誠一一本になった医師会、また、郵政解散で注視の特定郵便局長会OBなどの郵雪会や大樹等々の動きについては次回とするー。

(17.9.2)


比例で議席獲得目指す「新党大地」の鈴木宗男代表、
大型台風14号もろともせず、正に疾風のように道南駆け巡る
<新党大地 政党演説会>暴風雨の中、宗男氏演説に聞き入る

郵政公社は1円の税金も使っていない」として民営化反対を改めて表明
「今の構造改革は強いものはさらに強く、弱い者は今までにも増して弱くなるという新自由主義だ」
「公共事業はPFIの導入を図り、開発予算は道外企業に行っている分の
 まず5百億円を道内の企業に回すなど配分を考え、仕事を確保する」
〜「北海道の人たちの思いと新党大地の思いは同じだ」〜


 地域政党「新党大地」を立ち上げ、比例代表道ブロック1位で出馬している鈴木宗男代表(元衆院議員)、2位の多原香里(同党幹事長)が揃って7日、道南入りし、新党大地 政党演説会」が同日午後6時から函館市西桔梗町の流通団地内の流通ホールで開かれ、鈴木代表は冒頭、「間違っても鈴木宗男と書かないで下さい。無効になります。新党大地と書いて下さい。また、今日帰ったら今年きた年賀状を出して、いただいた方に比例は新党大地と薦めて下さい。比例は道内どこからでも投票できますからよろしくお願いします」と鈴木氏らしく細やかに支援・支持者に訴えた。

 大型台風14号接近による暴風雨にもかかわらず、函館地区の後援会関係者、自営業者やその従業員など約350人が駆けつけ、食い入るように鈴木代表の分かりやすい主張に聞き入っていた。

 比例で議席獲得を目指す新党大地の鈴木宗男氏は、
「全道各地を遊説し歩いてみて、郵政の民営化よりも、鈴木さん、年金はもらえますか。さらには鈴木さん、景気をよくして下さい、働く場所を与えて下さいという声が圧倒的だ。この北海道の人たちの思いは新党大地と同じだ」
 とし、

「郵政・郵便局は公社にして4年を経ったらどうであるか様々な角度から検討しましようというこになっているのに、小泉さんは民営化すると騒いでいる。郵政公社になって、公社は1円の税金も使っていない。郵政公社に働く人たちはみんな一所懸命に仕事をしている。税金を1円も使っていないのに、官から民にしなければ税金の無駄遣いなどとおかしなことを言っている。かっての国鉄を引き合いに出す人がいるが、当時の国鉄と郵政公社は全然違う。国鉄は働かない、ストはする、サービスはしない、税金は食うなどであったが、郵政公社はそんなことはない」
 などとして新党大地として郵政民営化反対を改めて明確にした。

 次に、小泉構造改革について次のように述べた。
「今の構造改革は強い者はあくまでも強く、弱い者は置き去りにされる。強い者はさらに強く、競争力のない弱いところはこれまで以上に弱くなるというものだ。これで北海道はやって行けますか。このことを皆さん冷静に考えて下さい」
「あのハリケーンで大災害を受けたニューオリンズの姿をテレビで見たでしよう。そこに写っているに黒人ばかりでないですか。今の構造改革を進めたら日本もあのようになります。新自由主義の考え方なんです。このことを皆さん考えていただきたい。構造改革は下から上がってくる形のものでなければならない。小泉首相のように上から強権的にやって成し得るものではない」

 公共事業については、
「今や公共事業を増やすことは無理だ。だから、住みよい北海道の地域づくりに当たって、お年寄りが冬でも滑って足の骨を折ることのないようロードヒーティング化を進める等々いろいろあるが、民間資金を活用し、地域の自治体がこれを保証するPFIの導入など行うことが必要だ」
「また、道開発予算7千5百億円のうち3千億円を道外の企業がやっている。これをまず5百億円くらい道内企業に回す。枠を増やせないということであるから、配分を考え、道内の小さな企業も仕事が確保できるようにする。これは政治の判断でできることだ」
 などとし、
「私ならこれまでの経験(道開発庁長官)、中央には政治家仲間もいるのでできる」
 と強調した。そして、

「今、官僚が一番いい思いをしている。官僚政治を止めさせるべきだと考えている」
 と持論である官僚政治の打破にも言及した。最後に、

「新党大地は地方の人たちの身方だ。新党大地に是非皆さんのお力を貸していただきたい」
 と比例区での支持を強く訴えた。

 鈴木代表に先立っては比例2位の多原香里候補
(写真右)も若い女性らしくソフトにあいさつし、支持をお願いした。

 この日、鈴木代表は午後3時過ぎから上磯町入りするなどして函館圏を遊説し、雨のため各地各所で集会を分刻みで行い、陣営関係者によると、延べ約1千3百人が集まったという。

(8.7)




台風14号の接近、大荒れが懸念される中、4つの陣営が最後の集会!
7日は新党大地・宗男来函、公明党・丸谷も函館入りし、ともに幾つもの街頭や集会
さらに、7日夕刻は民主党・金田誠一も最後の街頭集会
8日は午後3時は自民党・佐藤健治の最後の決起集会
〜暴雨風の中?それこそ台風とにらめっこの伸るか反るか〜


 衆院総選挙が今や中盤入りし、さらに終盤に向かう7、8日には道8区の民主党・金田誠一、自民党・佐藤健治の両陣営ともに最後の街頭集会や総決起集会を予定し、また比例代表道ブロックの公明党や新党大地のランク1位候補の函館入りも組まれ、演説会が函館市内各所で集中的に行われる。

 ただ、7〜8日にかけては今季最大級の台風14号の接近が予想され、このため各陣営ともに台風14号の動きとにらめっこの街頭や決起集会になりそうで、天気大荒れの中での選挙戦同様の伸るか反るかの厳しいものになりそうだ。

   ◆    ◆    ◆ 

 まず、7日だが、新党大地の鈴木宗男代表(比例代表1位)が函館・道南に入ってくる。長万部で午前11時に街頭をやって函館方面に向かって南下する。八雲ー森、そして七飯町と入ってきて大沼駅で14時に街頭。
 この後、大野町に向かい、役場前でやって、郡部1の大票田である上磯町では庁内を遊説する。
 そして、函館に入ってきて16時10分には梁川町のテーオー前で街頭を行い、18時からは桔梗の流通センター・流通ホールで個人演説会。
 さらに19時30分からは本町・ダイエー前の交差点で街頭演説。19時45分に始まって最後の20時までやるという予定だ。
 新党大地はマスコミ各社の世論調査でも1議席が有力となっており、宗男のパワーが暴雨風の中で爆発するかー。

   ◆    ◆    ◆

 同じ7日には、公明党の決起集会も組まれている。昨年の参院選比例の時と同じように、最後の詰めの集会で2カ所で予定している。
 一つは18時30分からの流通ホールで、これは創価学会以外の支持者らの出席を求めての訴えのようで、地元経済界や市役所幹部なども集まるものとみられる。
 もう一つは19時30分からで場所は市民会館。ここでは公明党と表裏一体の創価学会の会員を集めての集会。
 2つの集会ともに、当然のこと同党比例代表1位の丸谷佳織が函館入りしての最後の訴えだ。心配は台風14号の動きで、札幌の選対本部では「ともかく天気がどうなるか。検討中でもある」とし、ことと次第では日程変更も示唆している。

   ◆    ◆    ◆

 7日はさらに、道8区の民主党・金田誠一陣営も街頭集会を予定している。場所は本町・ダイエー前の交差点で、時間は18時30分。
 つまりはこの日、19時30分からは新党大地の鈴木宗男の街頭もあり、この1時間前に金田がやるということになっている。台風14号大接近の暴雨風の中での集会になるかも知れない。

   ◆    ◆    ◆

 8日は自民党の佐藤健治の最後の決起集会で、どのようなものになるか注視される。陣営は伸るか反るか、これにかけている。時間帯は午後3時という仕事時間で、動員要請を行っている。場所は函館国際ホテル。
 この日・この時間帯、目下の進路予想では函館が台風14号にすっぽり入ることになっている。

 中川昭一経産大臣の来函を見込んでいるようだが、台風が大接近となれば飛行機が止まる事態も考えられる。それと、予定では来るには来るようだが、時間帯が集会と合わないといわれている。ちなみに、中川は1昨年11月の総選挙でも健治の応援にきた。

(9.5)




民主党・金田誠一氏の「政権交代実現総決起集会」に1千3百人!
藤岡敏彦函館医師会会長
「全道の総会でも医師会の医師連盟は道8区で全面的に金田と民主党応援を決定。
 日本の
(医師会の)歴史の中で初めてのこと」
〜医師連盟の山英昭現会長(函館医師会会長)からは応援メッセージ〜
金田誠一
氏、お礼と改めて決意表明「政権交代目指して、12日間全力上げて戦う」!


 公示直前の29日午後6時半から小選挙区の道8区で2選(通算連続5回当選)を目指す民主党・金田誠一氏の「政権交代実現総決起集会」、副題として「もっと大事なことがある/活力道南宣言」が函館国際ホテルで開かれ、約1千3百人が出席した。

 金田道8区合同選対の渡部正一郎選対本部長、松浦百秋金田連合後援会長(選対本部長代行)、札幌から応援に駆けつけた民主党同志の峰崎直樹参院議員が改めて支持を強く訴えたほか、函館医師会元会長としてあまりに有名で、函館・道南の医療業界の重鎮である藤岡眼科病院経営の医療法人秀真会の藤岡敏彦理事長が応援のため演壇に立ち、

「今までにないうれしいことが今日あった。承知のように日本医師会というのはこれまで自民党一本槍であった。ところが今朝、日本医師会が全国の都道府県の医師会に対して、自民党ということでなく、それぞれの地区の自由に任せるということが入ってきた。実は先週の木曜日・25日であったが函館の医師会でも(政治団体で)選挙をやる医師連盟の総会で、自民党の佐藤(健治)さんから推薦依頼が一つも出ていないのだが、函館の医師連盟としては何のことはない金田さんだけを推薦し応援する、そして、民主党を応援するということに決定した」

「そしてまた、昨日、札幌の北海道医師会で全道の医師連盟の総会があり、そこで道南のここ道8区は全面的に民主党を応援することが決まった。これは日本の(医師会の)歴史の中で初めてのことだ。このチャンスを逃がしては二度と同じことは起きてこないと思っている。それだけに、ありがたい風が吹いてきているということであり、(金田さんにとって)二度目のこの選挙、ちょっとでも気を緩めると、いい風が吹いてきているなどと安心をしていると、ひょっと足をすくわれることが起こり得る。是非、皆様方の今まで以上のしっかりした応援をお願いしたいと思っている」
 とあいさつした。

医師会が全面支援・支持ということで、この日の総決起集会には山英昭函館医師会会長からも「道8区で金田氏、比例で民主党各推薦」決定を踏まえての応援メッセージがあった。

  ◆    ◆    ◆

 最初にあいさつした渡部選対本部長は、
「前回は10万6千票いただいたが、幸い(向こうが)2人立った選挙で、今回は正に自民・佐藤さんとの一騎打ち。前回2人で12万9千票で、私どもよりも2万3千票上回っている。また比例では民主党が10万票であったのに対して、自民党は7万8千票で、公明党は3万6千票であり、(自公合わせて)約11万5千票であった。明日の公示を前に今夜、公明党は(佐藤氏を)推薦すると思われ、ただ創価学会は自主問うのようだが、ともかく比例区でも前回11万5千票であったということで危機感を抱いている」
「医師会の推薦を得、また特定郵便局長会の話もあって有利なことも出ているが、比例区で相手側が11万5千票あるという認識をみんなで持って、わずか12日間であり、明日以降の支持の取り込みを何としてもお願いしたい」
 と訴えた。

 松浦会長にあっては「冷静な目で世の中を見て、明日からの12日間全力を上げてほしい」とし、峰崎参院議員は、
「昨年の参院選では年金が争点となって民主党が勝利したが、民主党の年金改革は金田さんが生みの親の1人だ。小泉さんは郵政を民営化すれば全てが解決すると言っているが、小泉さんのは本当に民営化なのか。郵貯の金が官から民に流れるなどと言っているがあの法案では官から民には流れない。巨大な民ができるだけで、その証拠に今日の銀行を見れば40兆円もの貸しはがしをやって、この金はどこに行っているかというと国債を買っている。この法案では大変問題が多いから我々は反対した」

「1昨年の衆院選で金田さんが鉢呂さんの後の小選挙区で勝ってホップ、昨年の参院選で勝利しステップ、そして今回が政権交代のジャンプだ。次の内閣、影の内閣では私が経済と財政・金融の方を担当させてもらい、金田さんは医療や年金、介護の責任者で厚生労働大臣ということできたが、これを政権交代を果たして本当のものにしてほしい。どうしても勝たなければならない。2回目(小選挙区)の選挙は緩みが出る可能性が強く、この緩みをなくしていただき、再び必ず勝利をさせてほしい。全力を上げるのでよろしくお願いしたい」
 と語った。

 金田誠一前衆院議員は藤岡函館医師会元会長あいさつに次いであいさつした。まずこの総決起集会への大勢の出席に対するお礼と、また衆院が解散となって以来3週間大変な尽力をしてくれたことにもお礼を述べ、
「明日から12日間、政権交代を目指して全力を上げて戦うのでよろしくお願いしたい」
 とした上で、

「小泉改革とは自由貿易、市場原理、自己責任、あるいは規制緩和という形で進めれれてきた。私は全部が全部失敗したと言っているのではない。一部は成功したと思っている。ごくわずかだが例えば自動車産業、あるいは電器、コンピュータ、IT、携帯電話の分野。市場原理がうまく機能して大きく成長した。上位200社くらいは史上空前の利益を上げた。この企業が立地をする地域としては愛知県など典型だが、地域に対する波及効果もそれなりにみられる」

「しかし、9割以上の分野では失敗したと思う。大失敗した。これは皆様の実感からしてもそうだと思う。その象徴的なのがタクシーやトラックの規制緩和で、お客さんがどんどん減っているにもかかわらず、タクシーの台数が増え続け、新規参入も行われ、需給がバランスが大きくくずれ、1人当たりの売上げが激減してしまった」
 などとして非常に詳しく言及し、市場原理が機能しない失敗の代表例と強調した。運輸業界はこのタクシーをはじめとして失敗例が多いとした。

 加えて、「商店街が次々とシャッター通り化している大型店の出店の規制緩和、これによるコミュニティーの崩壊」
 函館もこの例に上げた。大型店同士のつぶし合いともなってこのことは大型店の雇用にも表れ、ほとんどが非正規雇用になってしまっているとした。
 そして、街づくりにも影響し、諸外国では都市計画法がしっかりしていて、大型店と既存商店が共存できるようになっているが日本はそれがないと指摘した。

「年金や医療についても民営化、自己責任ということで公的分野がどんどん縮小され、自己負担が増える一方になっている。保険も公的医療保険だけでは足りない、民間医療保険に進むという方向にあるとし、農林漁業では自給率が下がるばかりで、問題は深刻化している」

 このように、「ごく一部の分野を除けば、ほとんどの分野で小泉改革は失敗した」とし、
「今こそ、選挙を通して新しい政治を始めなければならない。小泉改革をストップし、市場原理が機能しない分野は国の責任できちっとやって行き、市場原理がうまく行く分野はそれでやる、という2本立てでやって行かねばならない」
 と力説した。

 郵政改革に関しては4年間は公社でやって行くということを小泉首相が自ら法律を提案し、その上でどうするか決めて行くということであって、「まだまだ検証ができていない。検証した上できちっと方向付けをして行く」との見解を明確にした。

(8.29)


■自民・佐藤健治の選挙、道8区の
函館・道南における「前代未聞の衆院選」状況が相次ぐ!
何と地元医師会(函館市医師会の政治団体・函館医師連盟<会員約420人>)が民主・金田誠一だけを推薦。自民候補推薦せずは史上初めて
 
先般の事務所開きで選対本部長未決定(その後、やっと82歳のかっての佐藤孝行氏の時代の大幹部にお願い)といい、これまで随所至るところが変!
■新党大地の鈴木宗男氏、比例道ブロックから出馬
■道新函館支社主催で衆院選道8区立候補予定者公開討論会
/自民新・佐藤健治、民主前金田誠一、共産新・前川一夫の3氏政策などを語る
/来場の有権者前回よりも少なく、盛り上がり今一(23日午後、ホテル法華クラブ函館)
■函館商工会議所の政治支援団体、日本商工連盟函館地区連盟(会長・高野洋蔵会頭、副会長・沼崎弥太郎氏ら4副会頭)道8区自民党公認の佐藤健治氏と比例道ブロックの公明党公認・丸谷佳織氏の自公2人の推薦を決定(22日の三役会議)/23日付で推薦状




新党大地を旗揚げした鈴木宗男代表函館入りし、新党大地 設立報告会開く
小泉政治を強く批判、返す刀で武部幹事長も「マンガチック」として厳しく切り捨てる
「郵政民営化には明確に反対」
道8区自民党・佐藤健治への
「選挙協力要請が派閥の志帥会(旧亀井派)からあった」

 地域新党「新党大地」を旗揚げした鈴木宗男元衆院議員が20日夕、函館入りし、午後7時からホテル函館ロイヤルで函館地域の鈴木後援会関係者約70人が出席し、新党大地設立報告会を開いた。

 鈴木氏はあいさつの中で自らの対応について、
「23日くらいまでは小選挙区か比例区かの結論を出さなければならない。小選挙区では釧路・根室管内の道7区から出るか、武部(勤自民党)幹事長の宗谷・網走管内の道12区から出たらどうだ、また、札幌の小選挙区からという声もある。ベターよりもベストの選択をする」としたほか、「ここ道8区の佐藤健治(自民党)サイドから選挙に協力要請があり、皆さんと相談しながら十分に考えなくてはならない」
 などと語った。また、

「新党大地は以前から考えていた地域新党の設立で、思いつきで作ったのではない。明確な戦略と戦術を持っており、順調なスタートを切った。郵政民営化法案は否決され、廃案になったのであって、それをまだ新たに法案が出ていないのに郵政法案賛成か、反対かというのはおかしな話だ。本当に地方の郵便局が守られるのかという疑問があり、新党大地は郵政の民営化には明確に反対だ。新党大地は安心と安定を与える政党である」
 と述べ、小泉自民党の「刺客」候補擁立についても言及し、

「刺客と称するあの人たちは国民皆さんの目線が通じる人ですか。絶大な権限を持つ官僚などを持ってきたら、これまで以上に権力主義的な官僚政治になる。官僚政治は打破しなければならない」
 などとして小泉首相の政治手法を強く批判。この小泉政治を押し進める武部幹事長をして「マンガチック」として厳しく切り捨てた。

 鈴木新党大地代表は報告会を中座して報道陣の会見にも応じ、新党大地は道8区に候補を立てないことを明確にしたうえで、佐藤健治氏への選挙協力要請は同氏が所属する「中央の派閥・志帥会(旧亀井派)の選挙責任者からあった」ことを明らかにした。

 そして、佐藤氏については、「昨年の参院選(北海道選挙区)で佐藤さんは私に歯向かってきたのであって、それでも私あれだけの票(渡島・檜山管内の道8区全体で3万2千票余)を取った。私の後援者・支持者は佐藤さんのところとは違う人が多いのであって、その重みがあるから協力してくれということでないか」と述べ、「向こう(佐藤氏)の出方次第だ」としながら、比例は新党大地・小選挙区は佐藤健治などとまで考えていないことを示唆し、「自然体で臨む」とも語った。

 鈴木代表は、20日朝から今金ー瀬棚ー北桧山ー大成ー乙部ー江差ー上ノ国、そして松前ー福島ー知内ー木古内ー上磯と回って函館入りした。
 21日は朝8時に旧戸井に行った後、函館市内のホテルロイヤル柏木で後援者の会合(勝手連のような支援)に出、そして南茅部ー鹿部ー砂原ー森ー八雲ー長万部と回る。

 函館市中道1丁目19番4号に選対事務所を開設することも明らかにした。電話は33−7355。

(8.20)




支援・支持者約400人が集まり、金田誠一前衆院議員8区合同選対本部事務所開き
〜危機感を持って身内をしっかり固めると同時に、攻めの戦いを〜
金田氏「若者をフリーターの道に追いやる国家に未来はない」
小泉改革の失敗を具体的に列記し、「これが問われる選挙」


 道8区民主党公認候補、金田誠一前衆院議員の8区合同選対本部の事務所開きが、20日午前11時から事務所を置く函館市松風町9−15の旧パーラーフタバヤ前、大門グリーンプラザ広場で炎天下のもと行われた。
 支援・支持者約400人が集まり、最大支援団体の連合北海道の渡部俊弘会長がかけつけるとともに、函館市からは木村孝男助役が出席。民主党の地元道議で両本部長代行を担う平出陽子(函館市選出)、斉藤博(同)両氏、副本部長の岡田俊之(渡島選出)、福原賢孝(檜山選出)の両道議も顔を揃えた。

 最初に合同選対本部の渡部正一郎本部長があいさつし、「エンジンをトップに入れて最後まで走りたい。相手(自民党公認の佐藤健治氏)は前回の2人分をあわせると2万3千票多いわけで、危機感を持ってやらなければならない。是非、身内をしっかり固めると同時に、攻めの戦いをしていただきたい」とゲキを飛ばした。

 本部長代行でもある松浦百秋金田連合後援会会長は「金田さんは以前までは医療・福祉の金田ということあったが、前回の当選以降、農林・漁業にも力を伸ばし、また国会では国土交通委員会に所属するなどして骨太になって、政策の幅も広がった。今年の5月末に東京で開いたパーティーでは300人くらいも出席し、大変な熱気で、これを選挙区に持ち帰りたいほどであった。目標を13万以上においており、努力すればできない話ではない。皆さんの積極的な支援をお願いしたい」と述べた。

 次いで、渡部連合北海道会長のあいさつの後、金田誠一前衆院議員が決意表明に立ち、
「暑い中、これだけ多くの皆さんに来ていただき、武者ぶるいする思いだ。何としても勝たなければならない選挙であり、これには3つの理由がある。1つは小泉さんは民主主義を理解していないということ。三権分立の意味を分かっていなく、(今度の郵政民営化法案に対して)衆院で可決され、昨年選挙をやったばかりの参院で結果が出、結論を出したにもかかわらず、衆院を解散した。民主主義を否定している」

「第2はその後の仕業。刺客を差し向けて、法案に反対した前議員を落とさなければならないという。小泉さんは靖国参拝でちょっと例えが変だが、罪を憎んで人を憎まず、と言っていた人だ。そのご自身が人の道に外れることをやっている。私ならできない。人の道に反する。このような人を政権の座に止めさせることはできない」

「3番目は小泉改革の失敗。小泉改革は昔のサッチャーさんの時の新保守主義の考え方で、ヨーロッパなどではすでに時代遅れとされている考え方に基づく改革。なんでも市場主義、自由主義で、結果が今日の状況だ。例えばタクシー業界、トラック業界の惨憺たる状況、これが小泉改革を象徴している」

「自由貿易の結果、農村漁業は成り立たない。商店街はシャッター通りになり、街づくりができない。大型店同士も競争が激化し、商売が成り立たなくなってしまっている。この大門商店街、棒二森屋の問題を見れば皆さん明らかでしよう。年金、医療も将来が当てにできなくなった。アメリカではカード破産、医療破産が多発し、このままだと日本もそのようになる。雇用はどうなっているか。若者の働く先がなく、若者をフリーターの道に追いやる国家に未来はない。このことが問われる選挙であり、何としても勝たなければならない。ここ道8区で勝利することで政権交代につなげて行く」
 などとよどみなく語り、支援・支持を強く訴えた。

 合選副本部長でもある鹿島壮市連合後援会副会長の音頭によってジュースで杯を上げ、必勝を誓った。

★炎天下「何としても勝ち抜く!」

(8.20)




自民党道8区公認候補・佐藤健治事務所開き!佐藤氏、
「新しい政治の流れに沿って勇気を持って皆さんの期待に応えたい」
自民・保守関係者はじめ、公明党から地元責任者の横山信一道議出席
経済界からは工藤組と加藤組土建の各社長、ほか管工事と空調衛生の組合トップ、
テーオー小笠原の前会長と社長らが顔を見せ、玉串ささげる


 自民党道8区公認候補、佐藤健治氏(48歳)の連合後援会事務所開きが、17日午前10時から函館市梁川町の同事務所で行われ、あいさつにたった佐藤健治氏
(写真下)は「新しい政治の流れに沿って勇気を持って皆さんの期待に応えべく新しい時代を切り開きたい。本当に私はまだまだですが、何とかチャンスを下さい。今回が絶好の機会と思っており、何とかお力添えをいただきたい」と決意を語った。

 事務所開きには、自民・保守関係者で川尻秀之自民党道連選対委員長(函館市選出道議)、野呂善市同党道8区選挙区支部幹事長(渡島選出道議)、畠山博元道議、函館市議の白崎憲司郎、久保幸一、小野沢猛史、工藤恵美、金沢浩幸の各氏が出席した。

 公明党からは函館支部長で地元選挙責任者の横山信一道議(函館市選出)が出席。小谷野千代子、瀬尾保雄、茂木修の各函館市議の名前が玉串のときに司会者から読み上げられた。

 地元経済界からということでは工藤組の福西秀和社長、加藤組土建の加藤健太郎社長、函館管工事業協同組合の山村卓理事長、函館空調衛生工事業協会の小林明会長、さらにはテーオー小笠原の小笠原金悦同グループ総帥、同社・小笠原康正社長らが顔を見せた。
 函館商工会議所首脳陣など幹部の姿、また函館建設業協会首脳の顔もなかった。函館市からは西尾正範助役が出席した。

 以上のほか、玉串をささげたのは佐藤健治連合後援会の会長に就任した平沼冠三樺電工業(株)社長、女性部長らの幹部。

 最後には佐藤氏の父親である佐藤孝行前衆院議員が玉串奉奠をほか出席者一同とともに行い、必勝を祈願した。

 あいさつでは最初に指名された公明党の横山道議が、
「自公連立の枠の中でしっかり戦って勝利したい。本当の郵政民営化の改革を望んでいるのか、遅らせるべきなのか、進めるのかが問われる選挙。ここ道8区では久しく与党の国会議員が出ていなく、大変つらい時期を過ごしている。民主党は何もやっていない。野党の国会議員はこの道8区にいらない。健治さんにはしっかり勝っていただきたい」
 と励ました。

 次いで、司会者が川尻道議を指名したが、同氏はあいさつをしなかった。

 野呂道議にあっては「思わぬ解散となった今、とにかくお願いして走って行くしかない。与党議員がいなくなってしまって何としてこの地域から健治さんに当選していただき、遅れを取り戻そうではないか。今日からさっそく走って行くのでよろしくお願いしたい」などとあいさつした。

 健治氏のあいさつの後、祝電披露などあり、最後は小笠原康正社長の音頭でヤクルト飲料で祝杯を上げ、短期決戦を決意した。

 ときに、佐藤陣営では目下、体制づくりを急いでいる状況で、選対本部長は昨夜の協議の段階では未決定、持ち越した模様。関係者は前回同様に野呂道議就任で調整しているなどとも語っており、選挙関係者などから人選が注目されている。

(8.17)




民主党・金田誠一合同選対本部発足し、さっそく第1回選対会議
〜「何としてもこの道南から政権交代を」〜
金田
衆院議員あいさつ「小泉さんを評価する・しない半々くらいで大変に厳しい選挙」
公示前日の29日に「政権交代実現総決起集会」/函館国際ホテル

選対本部長に前回に引き続いて連合渡島地協の渡部会長が就き、
「全国的に大変な勢いの小泉自民党で、北海道は違う格好になっているが避けられない。
多くの危機感を共有しながら24時間体制奮闘しなければならない」

 道8区民主党公認候補、金田誠一前衆院議員の民主党、連合、金田連合後援会などによる合同選対本部(合選)の発足式が14日午後4時から函館市中島町の教育会館で開かれるとともに、引き続いて第1回選対会議が行われた。

 発足式には関係者約100人が出席、民主党を代表して平出陽子道南総支部副代表が「政権奪取の熱い思いを達成するため戦い抜きたい。我々の思いを地域の有権者にどう理解してもらうかであり、支持をいただけなければならない」と訴え、

あいさつに立った金田誠一前衆院議員は、
「解散になって回ってみて、小泉さんを評価する・しないは半々くらいで、小泉さんは分かりやすいが小泉政権になってよくなったという話は聞いたことがない、という意見がほとんどで、先行き期待が持てないという。小泉さんのやり方ではよくないが、民主党も問いかけが分かる形になっていないということであって、大変に厳しい戦いになると思っている」

「小泉改革を評価するか、岡田民主党を評価するか、小泉か岡田か、その次元まで選挙を高めて行かなくてはならない。中央は中央で、ここはここという具合で5分5分、イコールにはなっていないが、依然よりも厳しい。新幹線の早期開業、国際海洋都市構想などの取り組みに対する地域の課題も含めて私自身に対する評価も問われる選挙であって、このうえは運動量如何にもかかっていると考えている」
 などと現状を分析して見せた。

 来賓あいさつでは札幌から駆けつけた民主党北海道副代表の小川勝也参院議員が「この政権獲得の好機を国民のために何としても生かさなければならない。このままでは埋没する懸念もあり、ここ道南から政権交代を告げるものにしてほしい」などと語った。

 引き続いて、合同選対本部の役員が示され、本部長には連合渡島地協の渡部正一郎会長、本部長代行にに平出、斉藤博の両道議、連合檜山地協の葛西美喜雄会長、金田連合後援会の松浦百秋会長の4名、副本部長に岡田俊之、福原賢孝の両道議、石井満民主党道南総支部副代表(函館市議)、岩谷正信函館市議会民主・市民ネット会長(同)、井田範行函館民社協会会長(同)、金田連合後援会の鹿島壮市副会長ら17名、事務局長に板倉一幸同党道南総支部幹事長(函館市議)の就任などを確認した。
 
 板倉事務局長とともに、1年10カ月前の前回の総選挙に引き続いて選対最高責任者に就いた渡部本部長は、
「大変な小泉自民党の全国的な勢いの中にあって北海道はまだ違った形にはなっているが逃げられないと考えている。多くの危機感を我々みんなが共有しながら、小泉さんは郵政の賛否を問うということで分かりやすい投げかけをしているが雇用、景気、年金・社会保障の問題を取り上げて戦わなければ大変なまちがいを起こす。この上は24時間体制で皆さんとともに奮闘しなければならない」
 と短期決戦下の全力投入を訴えた。

 合同選対本部の事務所は函館市松風町9−15、大門グリーンプラザ沿いの旧フタバヤ本店店舗ビルに設置し、合同選対本部が1〜2階を使用し、3階は金田誠一事務所及び連合後援会事務所が移転する形で使う。

 合同選対の電話/(0138)22−0711、ファックス22−0712
 金田事務所・連合後援会の電話/(0138)22−1155、ファックス22−1156

 また、金田誠一事務所開きが今週末の20日(土)午前11時から行い、公示(今月30日)前日の29日(月)午後6時半から函館国際ホテルで「政権交代実現総決起集会」を開くことが決まった。

 さらに、檜山ブロック合選事務所は江差町新地町1、電話は(01395)2−5079、ファックス(01395)2−3621。
 ブロック合選の事務開始は18日、事務所ニラ喜は同日午後7時から行う。

(8.14)


◆佐藤健治氏、自民党道8区候補として正式に立起表明(11日午後)
 /民主党・金田誠一前衆院議員も、正式出馬表明
(11日夕)

(8.11)




自民党の佐藤健治の選対本部は
同党道8区選挙区支部や函館支部を置く梁川町5-4


 前回に引き続いて道8区から出馬する自民党の佐藤健治氏の選対本部は、自民党北海道第8区選挙区支部並びに同党函館支部、さらには佐藤健治氏の連合後援会事務所、同氏事務所を置く函館市梁川町5番4号(かっての工藤組本社跡)に設置するとしている。
 佐藤事務所関係者が本紙の問いに答えた。

 選対本部事務所開きをいつにするかなど日程は早急に決定する。

(8.9)




金田誠一衆院議員の民主党、連合などによる
合同選対本部14日(日)午後4時に初会合・発足!
〜合同選対本部の事務所は前回同様に
大門のはこだてグリーンプラザ沿い旧フタバヤ跡のビルに〜


 民主党北海道第8区総支部・同函館支部と連合渡島地協は9日午前、幹部会を開き、衆院が解散され、総選挙が今月30日公示・来月11日投票と決定したことから、5選を目指して出馬する金田誠一前衆院議員の、民主党、連合などによる北海道第8区民主党合同選対本部の初会合を14日(日)午後4時から函館市中島町の教育会館で開くことを決めた。

 第1回選対本部の全体会議で、これをもって選対本部の発足、選挙運動の本格開始となる。

 また、合同選対本部事務所については、2003年11月の前回総選挙と同様に、函館駅前・大門地区ど真ん中の函館市松風町9番15号、はこだてグリーンプラザ沿いの旧フタバヤのビルに開設することを決めた。
 選対本部の事務所開きは20日頃で調整している。

(17.8.9)



可能性高まる「郵政解散」
解散風吹き始める中で8月上旬の参院郵政民営化法案の票決の行方を
かたずを飲んで見守る道8区の民主・金田、自民・佐藤健治、共産・前川の各陣営
 
そろそろ総選挙準備の構えにもー。短期決戦!


 郵政民営化法案の衆院における票決が自民党議員の反対37名、欠席・棄権17名によってわずか5票差の可決になって以来、与野党議席数の差が35名の参院では否決される可能性が高まり、衆院解散風が吹き始めている。

 5票差の意味するところは議員心理の解散回避であったにもかかわらず、法案が参院に送られ、審議入りとなってからというもの、参院では自民党から反対が18名出れば否決となり、そうなれば小泉純一郎首相はちゅうちょすることなく衆院を解散するとみられている。現に、小泉首相は「否決は内閣不信任」として、迷わず解散・総選挙に打って出る構えにある。

 参院の採決は8月上旬、否決となれば文字通りの「郵政解散」となり、40日以内に総選挙という憲法の規定から9月11日総選挙などといった見方まで出る始末で、このところ新聞紙上に「解散」の2文字が躍らない日はない。
 参院で否決されたからといって衆院を解散するのはおかしい、本来は内閣総辞職が筋などと指摘されているが、小泉首相にそんな話は通用しなく、8月のお盆前の採択に向けて政局は緊迫の度を深めている。

  ◆    ◆    ◆

 「もしかしたら解散が現実のものになる」
 解散風が出てきたことで自民党道連はこの15日、「総合選挙対策本部」を設置した。再来年の2007年統一地方選と参院選、そして次期衆院選を想定したものだが、07年統一地方選と参院選ということでは本来、こんなに早く設置することはこれまで例がなく、照準は郵政民営化本案問題で一気に可能性が出てきた衆院の解散・総選挙に向けての対応そのもの。
 本部長には橋本聖子会長、幹事長には今津寛会長代行が就任し、道経連や道商連などの経済界代表の選対本部入りも呼びかけている。

 自民党は前回の03総選挙・道内12の小選挙区で民主党に5勝7敗と敗北し、比例代表でも3議席となって計8議席に止まった。
 一方の民主党は7勝5敗と勝ち越し、比例でも4議席を得て、計11議席を獲得。候補を立てなかった道11区(帯広・十勝)を除く全選挙区で衆院議員を誕生させた。

 このため、自民党にとって次期総選挙は何がなんでも負けられない政治決戦だが、郵政民営化法案の参院否決による解散・総選挙となれば、分裂選挙も取り沙汰されるだけに、解散風にはじっとしておられず、気が気でない。いち早い総合選対の設置にはこのような意識が強く働いている。

 さて、こういった中で郵政解散にでもなれば、函館・道南の道8区はどうなるか。
 民主党は現職で2回目の小選挙区の戦いになる金田誠一氏(57歳)が5回目当選を目指し、自民党は佐藤孝行元衆院議員の二男で同党8区支部長の佐藤健治氏(48歳)が2度目の挑戦になること確実。
 共産党はすでに1年前から同党道南地区委員会の副委員長である前川一夫氏(57歳)の擁立を決めている。

 自民・保守陣営からは前回、自民公認・新人として佐藤健治氏に加えて、公認選びで敗れた新人、前田一男氏(39歳)が出馬したが、前田氏はその後松前町長のイスに座ってしまっており、急きょの郵政解散では外に出る気配はなく、佐藤氏1人になる公算にある。

 となると、民主・金田、自民・佐藤健治両氏の一騎打ちになる見通しで、この中で保守がまとまるかどうかが最大の焦点になってこよう。
 解散風が吹き始めて金田、健治両氏ともに現状は郵政民営化法案の行方がどうなるか模様眺めにあるものの、参院における同法案の票決、すなわち可決か否決か、かたずを飲んで成り行きを見ている。

 金田氏と民主党陣営では一昨年11月9日の前回の総選挙以降、現職でもあることから報告会、パーティーを含む各種集会を間断なく開くなどし、日常活動を続けてきており、すでに知られるように連合後援会の正副会長・幹事長などの役員体制も旧鉢呂吉雄連合後援会首脳を取り込むなどして一新・拡充してきている。
 最近では衆院での6票差可決の以前からセットしていたが、同党道8区総支部で「どうなんタウンミーティング」を八雲町で開催。これより前、6月には東京で政治資金パーティーを盛大に開催し、当選4回の同党中堅議員としての実力ぶりを示した。

 それゆえ、いざ解散・総選挙となれば民主党・連合陣営ともども一体となってスタンバイできる状況にあり、吹き始めた解散風については「総選挙の可能性があり、考えなくてならない」(金田衆院議員秘書)などとし、そろそろ準備する構えにもー。
 前回は保守分裂にも助けられ、106、709票を獲得して会心の小選挙区初勝利となった。次回は少なくともこれに1万票以上は上乗せしなければならない選挙となる。

 自民・佐藤健治氏の方はとなると、真に一騎打ちの戦いとなるかどうかは地元経済界を含む保守の一本化・一体化が成るかどうかにすべてがかかり、健治氏自体がその器足り得るか、信任を得られるかだが、状況としては前とそう変わっていない。
 それでも、健治氏本人はマイペースで動いている様子にあり、最近は1人で街頭に立つ日も多く、佐藤事務所では連合後援会の会報(自由民主)を配布したりしてきている。

 また、北朝鮮による拉致問題に取り組み、拉致された日本人を救出する道南の会(救う会道南)を発足させて、佐藤健治氏自らが代表に就き、今月24日には拉致の家族会代表の横田滋さんらが出席して経済制裁を求める「緊急道民集会in函館」を開催する(市民会館小ホール、500人を予定)。
 道南における特定失踪者3名が拉致された公算が濃厚として、この救出を訴えることなどして佐藤健治の名前をアピールする思惑にもあるようだ。

 健治氏の前回票は74、482票で、保守新人の前田氏は55、400票。2人合わせると129、882票となり、金田氏を上回るだけに保守一本化の見通しは極めて厳しいものの、すべてはこれにかける戦いになろう。
 
 共産・前川氏はすでに道8区候補としての名前浸透に全力を上げ、函館圏を中心に住宅街などに入っての辻説法等を繰り広げている。

 いずれにしても、郵政解散となれば、前回とは打って変わって民主・金田氏対自民・佐藤氏の短期決戦になる見通しだ。
 
(17.7.18)