函館電子新聞
ニュースファイル/08(H20)-1-3




<<<函館市の部長級人事>>>
鳴り物入りの商観部再編にしては
案外の経済部と観光コンベンション部の部長人事
「西尾市政の限界を示す」「求心力増すどころか、底割れ必至」

【視点/解説】 
 函館市は3月19日、4月1日付の課長職以上の人事を発表、注目の部長人事が決まったが、1カ月ほど前に伝えられていた通りの部長級人事で、商工観光部の再編で誕生する経済部と観光コンベンション部の部長人事など「鳴り物入りの再編にしては案外の起用」となり、早くも内外から「西尾市政の限界を示すもの」「これでは求心力が増すどころか、底割れ必至でないか」との見方が出ている。

  ◆    ◆    ◆

 特別職の常勤監査役に就任内定で退職する近江茂樹企画部長の後任は渡辺宏身港湾空港部長(56歳)の横滑り、起用となった。
 渡辺氏はかつての社会党の函館市議、渡辺京三氏の息子で、西尾市長が市職労の専従時代の組合仲間の一人といわれ、西尾市政の性格の一端を示す人事と目されている。

 公営企業管理者・水道局長に就任する中林重雄財務部長の後任には片岡格商工観光部次長(53歳)を昇格させた。片岡氏は財政畑が長く、主査、課長、次長と18年間財政を担った若手の人材。今回の部長人事で数少ないまともな起用。

 問題は商観部再編の経済部長と観光コンベンション部長の人事で、特に至上命題の企業誘致問題などから経済部長が注目されたが、備前悟商観部次長(54歳)の昇格になった。

 備前氏は、西尾氏企画部長時代に企画部から公立はこだて未来大学に出て、商観部次長、そして経済部長抜てきだが、鳴り物入りで誕生する経済部の初代部長として「企業誘致などの面で対外的に極めて重要で、それなりの人材を起用か」と思われていただけに、「単なる若手抜てき人事」(地元経済界)になった。
 対中央、大手企業などの首脳陣らに食い込むこと等なくして企業誘致などはおぼつかない。経済に精通し、言うならばセンス、押し出しも求められ、それ相応の人材の就任を期待する向きもあっただけに今後どうなるか。

 観光コンベンション部長には西尾氏の文字通りの子分、鈴木敏博市教委生涯学習部次長(53歳)の起用となった。函館観光が難しい局面にある状況下、地元経済界、観光業界などとの連携でどうなるか。経済部長人事と共に、軽量感否めない。
 再編スタートにとって最も大事な人事。今人事でみる限り、ただ商観部を割っただけのようだ。

 ときに、観光コンベンション部のコンベンション推進課長に前日本通運函館支店旅行センター所長の吉村純一氏(56歳)を採用し、これが昨年春の西尾氏市長選に絡む「情実人事」「情実採用」ではないかと、大いなる疑念が投じられている。

 採用に当たって、「すんなり決めるのはまずいから、公募の形を取ったらどうだ」となって、公募を実施し、「結果は1人だけの公募で吉村氏に決定となった」といわれる(関係筋)。
 市は「公正」人事と全面否定しているようだが、西尾氏の昨年春の市長選、後援会関係者絡みの「函館市政への介在」「市政の私物化」話はこの1年間絶えることがなく、コンベンション推進課長の民間人起用はその一端という指摘もある。

 議会事務局長に大竹教雄財務部次長(53歳)、病院局管理部長に藤森和男水道局管理部長(57歳)を充てた。
 いずれもたった1年ほどでの交代人事で、対馬長敏議会事務局長(58歳)は選管事務局長に追いやられ、斎藤真博病院局管理部長(58歳)は監査事務局長に回った。

 議会事務局長は「俺の言うことを聞かない」ということでの交代とされ、「思えばこそ、こうですよ、と言っているのに、ダメだとなったようだ」(議会関係者)と解説されている。

 病院局管理部長人事については、「特別職・病院長のもとの大事な管理部長をこうもくるくる変えて病院の再建などできるのかどうか甚だ疑問」との声が上がっている。

「今度の部長級人事などをみるに、西尾市政の底が垣間見えてきたのでないか。初めての本格人事で、見物であったが、求心力を増すどころか…、この先不満が蓄積し…。こんな人事をやっているようだと、庁内のモチベーション云々ほど遠い―」(事情通)

(20.3.24)


<<<ニューストピックス>>>
企画部長に渡辺宏身港湾空港部長(56歳)
商工観光部再編による経済部長に備前悟商観部次長(54歳)、観光コンベンション部長に鈴木敏博市教委生涯学習部次長(53歳)
財務部長に片岡格商観部次長(53歳)、議会事務局長に大竹教雄財務部次長(53歳)、港湾空港部長に高橋良弘企画部次長(51歳)など
/2.19日発表、函館市4月1日付人事

(20.3.19)




<<<訃報/ニューストピックス>>>
◆著名な翻訳家、作家として広く知られ(著書「サイレント・ナイト」で
第3回日本ミステリー文学大賞<1999年>)、
函館商工会議所会頭・
高野洋蔵氏
((株)道水会長)の令嬢(長女、道水取締役)である長井裕美子さん、
再生不良貧血(森川基嗣葬儀委員長)―くも膜下出血で亡くなり、(株)道水社葬
まだ50歳の若さ…今後の更なる著作が大いに期待されていたが…
〜最愛の娘失い、高野氏、そしてご家族深い悲しみ〜

東京の大手出版社、新聞社、作家ら文学界関係者と、
地元経済界・政界関係者らが葬儀に大勢出席
〜2.15午後、函館市東川町の本願寺函館別院〜

「サイレント・ナイト」ほか、「あの日の桜吹雪よりも」「神の箱船」「ホット・スクランブル」など著書多数

 
(20.2.15)




<<西尾市長のロシア極東大函館校の市立化>>
止めた方がいい、市立化は間違い、明確に反対する!
市立化―専修学校で経営が成り立つか。答えは完全にノーだ。
ズブズブと税金投入になること明らか
経済ベースの考え、目線がほとんどない、経済オンチの発想

【視点】
 函館市の西尾正範市長がロシア極東国立総合大学函館校の市立化を言い出している。得意の有識者協議会とやらを発足させて検討を始めるという一方で、7月の北海道洞爺湖サミットの時にロシア大統領を函館に招きたいがゆえに、ロシア極東管区の大統領全権代表に約束とも受け取られがちな言い方で市立化に言及してしまっている。
 結論から言うと、市立化は止めた方がいい。明確に反対する。

 同函館校の年間予算は約7千万円ということで、このうちすでに函館市は3千万円を補助金として出しているが、学生数は思うように集まらず、20人程度しかいないという。
 これでは経営が成り立つわけがない。市立化によって、現行の入学金15万円、年間授業料70万円を引き下げ、学生増を期待するとし、対ロの貿易振興などからしてロシア語のできる人材育成が函館として必要だなどとしている。

 人材育成上、存在していいことには異論はない。しかし、だからといって市立化が妥当で適切な政策かといえば、大いに疑問だ。
 補助金3千万円で済んでいたものが、4千万円、そして5〜6千万円の持ち出しとなるのは必然で、果てはやれ今度は学生確保のために寄宿施設として寮建設が必要だとか、校舎施設の整備だ(校舎はすでに老朽化)とか何とかとなって、どんどん膨らむことは目に見えている。

 この一方で、学生が集まる保証はどこにもない。そしてほどなくこれまで以上に経営不振に陥る。

 専修学校として市立化するとしているが、少子化で学生数が年々減少の一途となり、誰もが金さえあれば大学に入れる全入時代になって、専修学校や専門学校などはよほどの事業・経営努力をしなければ生き残れない時代になっている。大学だって簡単に生き残れない。

 先般は函館の私学の雄である学校法人野又学園が経営難から函館ビジネスアカデミー専門学校と日本ビジネス綜合専門学校(札幌)の2校の募集停止を打ち出したことは記憶に新しい。
 ちなみに、函館ビジネスアカデミー専門学校の前身は、コンピューター関係の養成を掲げ、地元経済界などが出資した第3セクター、函館ソフトウエア専門学院(昭和62年設立)であり、この第3セクター経営が挫折し、野又学園にSOSを出して、立て直しされた経緯がある。第3セクター、言うならば公的経営でやって行けなくなり、市内の企業、経済人ら出資者が損切りして、学校経営の専門家である野又学園に経営譲渡したものであった。

 ロシア極東国立総合大学函館校はすでに運営難にあり、このため市に助けてほしいというわけであって、これに西尾氏が飛びつき、市立化を言い出す始末になった。市立化―専修学校で経営が成り立つか。答えは完全にノーだ。市が経営してやって行けるはずもない。税金をズブズブ投入するハメになることは明らかだ。時代の流れにも逆行する。

 なぜ安易に市立化などという発想になるのか。西尾氏・西尾市政の発想にはほどほど呆れ果てる。

 西尾氏は経済ベースの発想が皆無に近い。それゆえ、西尾氏が助役時代に担当していた市立函館病院、市営函館競輪、今回のロシア極東大、等々すべからず赤字経営、累積赤字の増大である。市社会福祉協議会の福祉関係も含め、運営改善、事業改善させた形跡はなく、実績もない。

 先頃問題になった特別職・理事の新設に絡む行財政改革の取り組みでもそうだ。「屋上に屋根をかけるようなもの」と酷評される特別職の新設で人件費問題が指摘されると(特別職・理事なる者の人件費約6千万円)、部長ポストを3つほど空席にして兼務させて帳尻合わせをすると言い出す。こんな考え、思考は行革でも何でもない。上場大手はもちろん、ちょっとした会社経営でもそのような考えは通用しない。何をバカなことをしていると笑い者になろう。
 このように、経済ベースの考え、目線がほとんどない。だから、経済オンチだと指摘している。

 市立化して、市職員を何人も学校に出向させ、3千万円ですんでいたものをどんどん膨らませる。もっと幅広い視点、観点でロシア語のできる人材育成などをなぜ考えることができないのか。
 どだい、現在のロシア極東大函館校などは全然、企業・経営努力をしていないといっても過言でない。

 この市立化の問題、今回の予算(3月)議会で議員から気の利いた質問でも出るのかと思ったら無いに等しかった。

(20.3.18)




全国的にも前代未聞の前職・現職の行政トップ同士の裁判沙汰!
井上博司氏、訴状で―
自ら(西尾)はクリーンで、原告(井上)は
ブラックであるとの対立軸を打ち立て、有権者の原告離れを意図
被告(西尾)は具体的な事実の指摘もなく、自らを水戸黄門、原告を悪代官として対比し、これを全てのマスコミが取り上げ、選挙の対抗軸・対立軸にした
■度を越した言論、対立候補者を引きずり降ろすための言論、且つ対立候補者の名誉を毀損する言論は許されない


 函館市の前市長が、現市長を名誉毀損で提訴―。全国的にも前代未聞の、一騎打ちとなった市長選挙における言動をめぐっての前職・現職行政のトップ同士の裁判沙汰が始まった。

 前函館市長の井上博司氏(72歳)は11日午後、函館国際ホテルで、代理人の札幌の田中宏法律事務所の田中宏弁護士と渡邊宙弁護士とともに、記者会見し、同日午後、函館地裁民事部に昨年春の函館市長選で戦った現函館市長の西尾正範氏(59歳)を名誉毀損で告訴したことを明らかにした。(写真左から田中宏弁護士、井上博司前市長、渡邊宙弁護士)
 原告の井上氏は被告・西尾氏に1千百万円の慰謝料と謝罪広告を求めている。

代理人の田中宏主任弁護士(札幌)
選挙における言論がどうあるべきかが問われ、
メディアのあり方も問われる裁判」


  ■    ■    ■

 訴状によると、訴えは名誉毀損の3点で、以下次の通り。
 第1点は、被告(西尾氏)はあたかもNEW現代函館がブラックジャーナリズムであり、原告(井上氏)がそのブラックジャーナリズム(NEW現代函館・函館電子新聞の主宰者河野玄氏を含めて)と癒着し、市政を歪めているとしたが、原告はブラックジャーナリズムと癒着どころか、NEW現代函館、電子新聞や河野氏とは市政運営に関し、全く関係ない。

 地元メディアであるNEW現代函館・電子新聞の代表河野玄氏が市役所のみならず自宅まで、原告を取材に訪れたりすることはあっても、原告とは個人的につき合いをしている訳でもない。まして、河野氏が原告を脅かすなどということは、ありえない。

 従って、被告が述べていることは事実無根であり、被告の説明はあたかも原告が市政をブラックジャーナリズムと癒着して運営しているかの如き印象を与える。特に、「手を切るように再三申し上げたが実現できなかった」という配布文書と説明はブラックジャーナリズムに支配されている市政を刷新するために辞職したかのような印象を与える。この事実に基づかない説明は原告の社会的名誉と信用を害するに十分である。

  □    □    □

 強く再検討の指示があったということ等の被告(西尾氏)の指摘、発言については、全く事実無根とし、被告が原告に「周辺が悪すぎる、一線を隔してと再三申し上げた」などとし、「もはやこの政権(井上市政)に信も義もない」などといった指摘などは評論に値しない。
 具体的な事実の指摘もなく、被告はその後、選挙運動中、原告を悪代官、函館商工会議所会頭を「悪徳商人の越後屋」、市議会議長を「地回りのヤクザ」と表現して、選挙運動を展開した。

 被告は、対立軸を極立させるために、ことさら原告が市営運営でブラックジャーナリズムの主宰者と癒着しているとか、「意見書を差し換えろ」といういわゆる天の声により市政が運営されているとの印象付けをし、自らはクリーンで、原告はブラックであるとの対立軸を打ち立てた。これらは有権者の原告離れを意図したものだ。

 これらのことを記者会見で発言し、これによって全てのマスコミがこの問題(再検討問題)を取り上げ、函館市政における原告と業者の癒着として取り上げられ、昨年4月の函館市長選挙の対抗軸・対立軸となった。

  □    □    □

 悪代官呼ばわりについては、平成19年4月11日、市内梁川町のベルクラシック函館で開催された西尾正範総決起集会で、約1千人の聴衆を前に、「自らを水戸黄門、原告を悪代官、高野洋蔵会頭を悪徳商人の越後屋、福島恭二議長を地回りヤクザの親分」と例えて批判し、この批判は選挙運動期間中も展開された。この「悪代官」という呼称は、「ブラックジャーナリズムとの癒着」「強い再検討の指示」と相まって、選挙戦において原告攻撃の手段として使われ、メディアもこれを取り上げた。

 原告が福島議長、高野会頭と組んで、函館市の利益に反する政策展開を行ったことはなく、被告は具体的な事実の指摘もなく、自らを水戸黄門、原告を悪代官として対比することは、いくら選挙期間中といえども許される筈もない。選挙のキャンペーンであるからといって、名誉毀損の違法性が阻却される訳でもない。

 被告は市議会平成19年第2回の6月定例会においても「悪代官は井上市長でございます」と答弁している。

 民主主義社会の選挙で言論の自由が保障されなければならないことは当然だが、度を越した言論、それも対立候補者を引きずり降ろすための言論、且つ対立候補者の名誉を毀損する言論は許される筈もない。
 悪代官という呼称は、悪徳商人の越後屋、地回りヤクザという呼称と一体となって、悪人集団の一人という印象を与える。この言論は、原告の政治家としての名誉を著しく毀損するものであることは明白で、原告の社会的評価が著しく損なわれた。

 被告の一連の発言により、原告は名誉を傷つけられ、市民からの信頼も失墜した。原告が被った精神的苦痛は甚大であり、原告の苦痛を慰謝するには少なくとも1千万円の支払いと新聞への謝罪広告掲載が必要である。

  ■    ■    ■

 井上氏は会見で、この時期に提訴に及んだことについて、
「昨年の3月議会で議論され、その後の6月議会、9月の議会と推移を見、そして12月の議会で特別委員会の設置が決まり、この特別委できちっとした方向付けが示されるならば提訴の必要もなかっただろうが、あいまいな形で終わり、この際敢えて司法の判断を仰ぐということにした」と語った。

 主任弁護士の田中宏弁護士は、
「前市長と現市長の選挙中のことでの裁判ということで、全国でも知る限り例がないと思う、選挙の怨念などということでは決してなく、選挙の言論がどうあるべきか。どこまで言論の自由が認められるか、許されるかが争点になるのでないか。ある一線を超えた時は違法性があると考えており、首長になる人の発言は重い。具体的な事実の提示ない」
「市議会特別委員会の推移を見守ってきたが、不十分で曖昧さだけが残った。3つ目は一方の当事者(被告の西尾氏)が言ったことが真実であるが如き報道が行われた。候補者の言動をメディアとしてどう捉え、報道するか。メディアのあり方も問われる裁判だ」としている。

  ■    ■    ■

 上司であった前市長の井上氏に訴えられた現市長の西尾氏は次のようなコメントを発表した。
「非常に残念だ。福祉施設の許可問題をきっかけに選挙戦になったが、井上氏は、15年9カ月間一緒に仕事をし、お世話にもなり、地域に様々な業績も残された方と思っている。
 私は市政のありようを批判し、是正を求めたものであり、いずれにしても、訴状を見たうえで、弁護士とも相談し、対応して行きたい」

(20.3.11)


ウソとでっちあげ、欺瞞に満ち、人の道を大きく外れ、反乱を起こし、
権力をアンフェアな選挙で奪い取ったことに対し遅かれ早かれ「天罰」が下る!
〜前函館市長・井上氏の現市長・西尾氏相手取っての提訴は当然のこと〜
一般紙が西尾サイドに「躍らされ」、連日のように「躍った」
異常状態の中で行われた市長選はやり直すべき!市民・有権者を騙した選挙!

【視点・評論】
 
函館市の前市長・井上博司氏(71歳)は10日までに、昨年4月の函館市長選を前に助役を辞任した前後の記者会見、さらには選挙期間中の発言などによって著しく名誉を傷つけられたとして現・函館市長の西尾正範氏(59歳)を相手取って、1千万円の損害賠償と謝罪を求める名誉毀損の訴えを起こす意向を固め、11日午後に函館地裁に提訴する運びとなった。

 西尾氏に対する訴訟は選挙後井上氏サイドで検討し続けていたもので、今月5日に最終決定し、11日午後に代理人の札幌の弁護士が来函、同地裁に訴状を提出する。西尾氏個人を訴える。

 前市長が現市長を訴えるのは函館市の歴史上初めてで、今後の裁判の行方が注目され、法廷の場で真実が明らかにされるだろうが、西尾氏の一連の発言は本誌並びに本誌主幹に対する誹謗・中傷はじめ、井上前市長に対する「悪代官」呼ばわり、福島恭二前函館市議会議長に対する「地回りやくざ」、高野洋蔵函館商工会議所会頭に対する「越後屋」発言、等々全て事実無根としており、2期8年間にわたって誠心誠意、全力を上げて市政運営に当たってきた井上氏として、西尾氏の発言は到底容認できないというものであり、当然の提訴といえる。

 ちなみに、井上前市長、福島前議長、高野会頭らはほか経済界首脳・幹部、また高橋はるみ道知事とともに、北海道新幹線の誘致・早期着工実現のため協力しあい、何度も何度も上京するなどしてこれを実現。その他、観光誘致や対外交流、予算獲得など広範囲にわたって函館発展のため尽力してきた。このことは紛れもない事実であり、各氏が組んで何か悪事をしてきた事実など知る限り何もない。

 本誌主幹にあっも、市行政に介在したり、利権等々などそのような事実など全くない。
 西尾氏の発言は全てでっちあげ、事実無根の作り話、空想であり、何度も言っているようにいかなる場でも明確に証言する。

 そして、このことは1年前の市長選は一体何であったかを問いかけるもので、ウソとでっちあげ、一般マスコミ、特に新聞が西尾一派の「よそ者」「流れ者」など主導の西尾サイドに「躍らされ」、事実関係をろくに調査、取材することもなく連日のように「躍った」異常状態のような中で行われた市長選に対して、大いなる疑問を突き付けている。
 参考まで、ある新聞などは今になって、「 M紙(例の西尾氏のメモなるものを特ダネ気取りで取り上げたりした)が大々的に大きく紙面をさいて書いたので、私どももその方向でどんどん取り上げてしまった」などとバカげた言い訳をしている話も伝わっている。

 西尾氏は選挙を直前にして自ら酒を配るなどの選挙違反も行い、また井上氏に対して、西尾氏に擁立に動いた労組元大幹部らをして「井上市長(同時)の私生活をばらす。選挙戦から降りるように話してこい」などと発言していたこと等も関係筋から明らかにされ、言うならば昨年春の市長選は全くアンフェアな選挙であったといっても過言でない。
 正々堂々、公明正大とはほど遠い、異常な、アンフェアな選挙は、やり直すべきではないか。西尾氏は市長を辞職すべきだ。

 市議会の調査特別委員会にあっても、西尾氏サイドと結託した小野沢猛史氏など一部議員が市福祉部との間で自作自演の如き、程度の低い辻褄合わせの質疑を繰り返すことに終始し、果ては真実を突き付けられることを極度に恐れて、全会一致の名目のもとに当事者、関係者を一切呼ぶことなく、福祉部の独断的、都合のいい返答を引き出すだけで幕引きした。
 市議会とはこの程度のものと言ってしまえばそれまでだが、全くの茶番であった。

 西尾氏が3万5千票の大差で当選した1年前の函館市長選は、ウソと欺瞞に満ち、それこそ市民・有権者を騙した市政乗っ取り選挙であったと言ってもおかしくない。
 市民はしっかりしなければならない。そうでなければ、函館は絶対によくならない。

 訴訟は訴訟として、欺瞞に満ち、人の道に大きく外れ、反乱を起こし、権力を夢中になってほしがって、手段を選ばず、これをアンフェアな選挙で奪い取ったことに対しては遅かれ早かれ「天罰」が下ろう。なぜなら、悪事は必ずばれるからだ―。

※今度の井上前市長の訴訟にかんがみ、この問題に対する視点・解説については最近の動きを含めて後日詳しく報道します。
 なお、一部のブログなどに私・河野玄の名を使い、投稿していることが判明している。ブログ等の投稿は一切行っていないことを明確にしておきます。
(本誌主幹・河野 玄)

(20.3.10)



「民主党どうなんタウンミーティング2008」に約3百人
峰崎直樹同党税制調査会会長代行と逢坂誠二同党分権調査会事務局長、
詳細な多くの資料をもとに民主党案の「道路特定財源の一般財源化と暫定税率の廃止」を説明
「地方だけは何としても守る」「税金資源の配分を見直す絶好のチャンス」
「日本の大きな構造改革につながる」


 民主党道第8区総支部・民主議員ネット道南の「民主党どうなんタウンミーティング2008」が9日午後1時から、函館ハーバービューホテルで開かれ、目下、開会中の国会で与野党最大の対立となっている道路特定財源問題について、同党税制調査会会長代行の峰崎直樹参院議員と同党分権調査会事務局長の逢坂誠二衆院議員(道第8区総支部代表代行)の2人から、道路特定財源の全貌と同党が強く主張している同財源の一般財源化並びに暫定税率の廃止に関して詳しい説明があった。
 タウンミーティングには民主党支持者ら約3百人が出席、用意したイス席を埋め尽くし、真剣に聞き入っていた。

 まず、峰崎同党税調会長代行が「道路特定財源の一般財源化と暫定税率の廃止に向けて」と題し、配布した詳細な多くの資料をもとに、これまで国会審議で明らかになったことや問題になっている財源の幾多の流用を含めて順序よく説明したうえで、同党の主張を明確にした。

 この中で、一般財源化と暫定税率を廃止した場合、国・地方合わせて2兆6千億円の減収(暫定税率分)となり、危機的状況にある地方をさらに痛めつけることになるのではないかと問題視されていることに関して、「地方には迷惑をかけないという前提に立って全て国において調整する。地方だけは何としても守らなければならない」「具体的には国直轄事業の地方負担分1兆円(平成20年度地方財政計画ベースの1兆円)を廃止」し、「また、予算のある程度の縮減が必要で、道路整備のコスト(工事費)の削減、優先順位の明確化等を図ることで、必要な道路整備を着実に進めることが可能」「暫定税率廃止の見返りで増税することは全く考えていない」等々と説明した。

 最後に、このままで行くと、3月31日に自動的にガソリン代が1リッター当たり25円10銭下がる」と語った。

 逢坂同党分権調査会事務局長は「分権社会の実現で、責任と裁量のある効率の良い行財政運営に向けて」と題して説明し、「一般財源化と暫定税率を廃止することは、税金資源の配分を見直す絶好のチャンスで。分権型社会における税金の有効配分を進めることになる」「日本の大きな構造改革につながって行く問題であり、その方向性をつけるものだ」としたほか、「自治体の現行額を減らすことは絶対にない」「一般財源化によって、福祉、教育など幅広い政策分野に使えるようになる」と語り、「成果が報告できるように、がんばって行きたい」などとした。

 峰崎、逢坂両氏の1時半近い説明の後、質疑応答も行われた。

  ◆    ◆    ◆

 なお、民主党道第8区総支部・民主党函館支部の2008年定期大会が、タウンミーティングに先立って同日午前10時から開かれ、次期衆院選で完勝を目指すなどの活動方針を決めた。

(20.3.9)




逢坂誠二衆院議員、「せんたく」を支援する
超党派の「せんたく議連」に参加
「町長時代から21世紀臨調とつながりがあり、この一連の中で参加した」


 新しい日本をつくる国民会議の21世紀臨調を母体に、地域・生活者起点で日本の変革を目指す国民運動組織「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」(略称:せんたく、発起人代表:北川正恭・早稲田大学大学院教授)と、この「せんたく」を支援する超党派の「せんたく議連」の合同発足総会が3月3日、開かれ、せんたく議連に107名の国会議員が名を連ねたが、道内からは自民党衆参議員3名、そして民主党からは逢坂誠二衆院議員(比例道ブロック選出、次期衆院選・民主党道8区候補)と小川勝也参院議員が参加した。

 「せんたく」は各党にマニフェストづくり促しているほか、政権選択選挙の実現目指し、また地方分権改革を加速させることを求めている。

 「せんたく議連」に参加したことについて逢坂衆院議員は、本紙取材に対し
「私は町長(ニセコ町長)時代から21世紀臨調とつながりがあり、同臨調の知事・市町村長連合会議のメンバーであった。この一連の中で参加したもので、他の国会議員とはちょっと違う。地域、生活、環境の支店で日本を改革しよう(北川発起人代表)ということに共感しており、地方分権改革の推進など私の考えと共通している。政界再編とか何とかではない」
 と語った。

(20.3.4)



◆猛吹雪の悪天候にもかかわらず川尻秀之自民党道議(当選5回)
「新春の集い」に熱烈な支援・支持者約6百人
<2.13午後6時、花びしホテル>
川尻道議「解散の時期何か考えている時ではない。今一番考えなければならないのは
厳しい状況にある政治と経済のこと」
「函館はまだいい方だ。道新幹線(工事)がある。これから先7年間で4千億円余もあり、
アバウトで年平均6百億円」「まちづくりに一生懸命汗をかく」 

(20.2.13)



<<<Photoトピックス>>>
◆佐々木俊雄自民党道議・新年交礼会開く
着席ディナースタイルに支持・支援者約250人
(会費7千円)
西尾正範函館市長と中村勉自民党道8区支部長が来賓あいさつ、森川基嗣函館商工会議所副会頭が祝杯
〜2.8夕、ホテル函館ロイヤル〜
佐々木氏「道政、函館市の発展に全力。今、北海道にとって必要なことは何と言っても景気対策」
最大の有力支援者であった柳沢勝氏の急逝(昨年11月、当時・函館商工会議所副会頭)も悼む

(20.2.8)




次期衆院選
「圧倒的な勝利が出きるような取り組みをして行きたい」
連合渡島地協と函館地区連合の合同新年交礼会/渡部正一郎会長


 連合渡島地協と函館地区連合(いずれも渡部正一郎会長)の恒例の合同新年交礼会が、11日午後6時から函館ハーバービューホテルで開かれ、初めに渡部会長がいさつし、「金田(誠一衆院議員)さんの引退は残念だがやむを得ない。後を嗣ぐ逢坂(誠二衆院議員=比例代表道ブロック)はエネルギッシュな活動を展開しており、民主の灯を消すことはないと思う。圧倒的な勝利が出きるような取り組みをして行きたい」などと次期衆院選に臨む決意を語った。

 交礼会には約2百人近くが出席し、来賓として逢坂衆院議員と西尾正範函館市長があいさつ。
 この中で逢坂氏は、衆院で57年ぶりに再可決し成立した新テロ特措法と薬害肝炎救済法について言及した後、「力を持たなければ国民のための政治は実現しない」「今年はいつ選挙があるかも知れないが、しっかり勝利しなければならないと認識している。連合の皆様におかれてはがっちりした活躍を心から期待している」などと述べた。

 渡部会長はじめ、逢坂衆院議員、島昌之金田誠一衆院議員秘書らによって鏡割り(写真上左)、連合顧問弁護士の山崎英二氏の音頭で乾杯、出席者それぞれ新年のあいさつを交わしながら親しく懇談した。

(20.1.12)





「西尾(市長)はやはり市長の器ではないということか…」
公明党・志賀谷隆議員に対して、「一体誰の身方だ」などと
『権力者』気取りの無礼極まりない「暴言めいた」言いがかりをつけ、大喧嘩状態に!
「独善的、市政の私物化、公私混同」等々加速する一方の西尾市政


 市街化調整区域における有料老人ホーム設置申請問題に係わる函館市議会・有料老人ホーム問題調査特別委員会(黒島宇吉郎委員長)は、去る1月22―23日の約1日半と、2月6日にセットしている審議(時間切れで残った議員数人の質問を続行)をもって、市福祉部だけの一方的、独断的な話を聞くだけで、肝心の当事者、関係者・参考人を誰一人呼ぶことなく、延べ3日間足らずて幕引きを図る方向になっているが、1月23日に質問に立った公明党函館市議団の志賀谷隆議員(当選5回)に対して、西尾正範市長が「あなたのあの質問はなんだ、おかしいのでないか。一体誰の身方なんだ」などといった主旨の「暴言めいた」言いがかりをつけ、「この無礼極まりない言いように」志賀谷議員との間で大喧嘩に発展していることが明らかになった。

 複数の議員、市幹部、経済人ら多数の話を総合すると、この大喧嘩は1月24日に2008年度の函館市予算案編成を前にして、公明党函館市議団(瀬尾保雄団長)と公明党函館支部(松宮健治支部長)が要望書を西尾市長に提出した際に、同党市議と党役員多数の面前で西尾市長が言い出し、地元公明党有力市議である志賀谷議員との間で喧嘩状態になったという。

「場所もわきまえない、『権力者』気取りの無礼な言いようであった」といい、志賀谷議員は議会における議員発言封じの如き西尾市長のこの「暴言めいた」言いがかりに「とんでもない人(奴)だ」と激怒。「そのような考えであるなら、今後は野党に徹する。今後(西尾氏の)説明など一切受けない。部屋(同党議員団室)なんかに来るな」などとカンカンとなり、「大喧嘩状態」としている。

「西尾(市長)はやはり市長の器ではないということか…。西尾市政になってからこの1年近く、いろいろ融和を図ろうといったことでやってきたが、もういい加減疲れる」などといった話が議会指導者の一人からも聞かれ、また「西尾は権力(市長)を持ったから何でもやれると思っている。とんでもない」などと強い批判の声が上がっている。

 今現在進行中の、右往左往している、新たな動きとも絡んで、「とにかく言動がひどすぎる。このような調子で、西尾市政の今後はどうなるのか」等々のささやきも水面下で飛び交う状況となっている。
「チャップリンの映画にあったような『独裁者』みたいなようなもので、滑稽でもある」(事情通)、「独善的、市政の私物化、公私混同など、ひどすぎる」(議会関係者)

 うけを狙ったような組織・機構いじり、特別職・理事新設にみられる「屋上に屋根をかけるような」改革大逆行の幹部人事、部長職空白・兼務人事の話、果てはこれまた「大きな市役所」につながると批判が出ているロシア極東総合大学函館校の市立大学化発言、等々、「やっていることは理念やビジョン、一定の考え方はなく、それこそ支離滅裂といっても言い過ぎでない」(地元経済人)。 

 各種データが物語るようにこの1年近く、函館は何一つよくなっていない。いい方向に行っていない。
 函館は一体どこへ行く―。

(20.1.31)




全館にわたってかなりグレード高いアーバンホテルの誕生!
ホテル&スパリゾート「ラビスタ函館ベイ」完成し、竣工披露
安田倉庫の田中稔社長
「函館の皆さんと内外からいらっしゃる観光客にとって魅力ある施設として
愛され続けることを期待し、この地の新たなる発展の起爆剤に」


 安田倉庫発祥の地、函館西部ベイエリアの市内豊川町12ー6の旧倉庫敷地に、安田倉庫(株)(本社・東京、田中稔社長)が建設を進めていたホテル&スパリゾート「ラビスタ函館ベイ」(総支配人・及川修氏)が完成し、竣工披露が26日午前11時半から同ホテル2階会場で催された。
 4月1日、グランドオープンする。

 ラビスタ函館ベイは、13階建て、函館地区最大の356室を誇る。最上階に露天風呂のある天然温泉展望大浴場を備え、飲食施設(函館ベイ美食倶楽部)・レストランなども充実した本格的なアーバンホテルとして誕生した。
 客室はじめ、全館にわたって相当にグレード高く、356室の内訳は、ダブル62室、デラックス76室、エグゼクティブ44室、ツイン173室、特別室1室で、濃い茶系を基調とした装いになっている。

 函館山、西部ウォーターフロント、函館港、函館市街など窓からの眺望を楽しめ、ゆったりとした空間の客室といい、全室シモンズ社製のベッド、ビデオオンデマンド(有料放送)、20型以上の液晶テレビ、高速インナーネット(光ファイバー)無料接続、等々を全客室備える。
 最上階の13階に天然温泉展望大浴場「海峡の湯」を設備しているのが大きな特徴で、露天風呂も楽しめ、サウも設備し、エステサロン「夢語(ゆめものがたり)」ではアロマテラビー、手もみマッサージ、ゲルマニウム温浴、等々。

 館内1階には安田倉庫の歴史を刻む安田倉庫記念ギャラリーも設けられている。

 披露宴では、安田倉庫の田中稔社長(写真左)があいさつし、同社を代表して設計・施工(大成建設)業者を含む関係者多数に対してお礼を述べた後、
「この地は明治20年に安田善次郎が初めて安田倉庫を建てた由緒深い、創業の地ともいうべきメモリアルな地。函館市の発展に役立つ形で、安全性、環境を重視した耐久性のあるメンテナンス管理のし易さ、そして歴史・景観にフィットし、歴史を継承する形の3つをコンセプトとして建設した。旧来のレンガを保存し、再現すべく、館内のいろいろな場所にこれを使う一方、温泉、露天風呂などを設備するなどしたアーバンリゾートとなっている」
「函館の皆さんと内外からいらっしゃる観光客にとって魅力ある施設として愛され続けることを期待し、この地の発展の新たな起爆剤になればと思っている」
 などと語った。

 次いで、ホテルの運営に当たる共立メンテナンスの石塚 晴久会長はじめ、来賓を代表して函館市の谷澤広副市長、函館観光コンベンション協会の寺坂伊佐夫副会長らがあいさつした。
      
(20.3.26)

ニッスイグループの事実上の函館からの拠点撤退!
日本水産、100%子会社の
テイオン本社の移管と北海道定温食品の解散、函館工場閉鎖を発表
〜国内冷凍食品工場の集約・効率化などグループ事業を再編/八戸市のハチカンに国内最大級の新冷食工場〜


 函館に100%出資の子会社、(株)テイオンと北海道定温食品(株)(函館市港町2丁目13ー6)を有する水産大手の日本水産(株)(本社・東京)は5日、グループ事業の再編を決定し、テイオン本社を今春4月1日付で函館市から札幌市に移管し、日水の札幌における水産品販売事業の一部と食品販売部門を吸収・承継させて社名を(株)北海道日水に変更するほか、北海道定温食品については今年7月末で解散し、函館工場は閉鎖、生産機能をグループの青森県八戸市の(株)ハチカン(日水40%出資)に移管すると発表した。

北海道定温食品の工場閉鎖・会社解散
港町ふ頭の発展、ヤード用地内への企業誘致などにとって大きな痛手


 日水の持分法適用会社であるハチカンは、グループの国内食品生産機能の再編計画に基づき八戸市に約60億円を投じて国内最大級の冷食工場を新設する。北海道定温食品の函館工場などの生産機能をハチカンの新工場への集約し、効率化を図ることで収益基盤を強化するというもので、テイオンの本社移転及び北海道定温食品の解散・工場閉鎖は事実上の函館からの拠点撤退となっている。

 テイオンの前身は函館定温倉庫(冷蔵)で、創業が大正9年(1920年)という函館水産業界の老舗。昭和28年(1953年)から日本水産の子会社となった。所在地は函館港湾・中央ふ頭のそば、海岸町23ー7にあることで知られる。

 北海道定温食品は昭和59年の設立で、冷凍食品の製造及び販売を行い、函館港湾最大のふ頭であり港町ふ頭のヤード内に所在している。
 工場閉鎖、会社解散は、港町ふ頭の発展、ヤード用地内への企業誘致などを進めている函館市にとって大きな痛手と目される。
 日水にあっては同社の従業員約百人はグループが引き受けるとしている。

(20.2.6) 

ホンダカーズ南北海道(株)代表取締役社長・松本榮一氏、
副会頭に就任/満場の拍手で選任同意
<1.11、函館商工会議所臨時議員総会>
松本氏「地域経済の構造的不況に強い危機感を持って、会頭の手足となって現状を打開」と就任あいさつ


 函館商工会議所(高野洋蔵会頭)の第3回臨時議員総会が11日午後1時半から函館国際ホテルで開かれ、陳情、要望活動と部会、委員会の各報告があった後、空席(2名)となっている副会頭1名について、高野会頭の指名によるホンダカーズ南北海道(株)代表取締役社長の松本榮一氏(67歳)を満場の拍手で選任同意し、松本氏の副会頭就任が正式に決定した。

 就任あいさつに立った松本新副会頭は「年を追う毎に後退して行く地域経済の構造的不況に強い危機感を持って、会頭の手足となってきびしい現状を打開して行きたい」と語った。

 松本氏は、昭和37年3月函館商科短期大学卒後、同年4月北海道ホンダモータース(株)入社。同40年10月ホンダメイト函館(株)を設立し、代表取締役社長、平成7年7月ホンダベルノ新函館代表取締役会長。平成19年1月ホンダメイト(ホンダプリモ函館)とホンダベルノの2社を合併し、ホンダカーズ南北海道(株)の代表取締役社長就任。
 会会議所歴は、昭和57年10月1号議員、同時に常議員就任。平成9年10月2号議員。他公職多数。

 松本氏の副会頭起用で、高野第4期目の布陣は、沼崎弥太郎、森川基嗣両副会頭を含む3副会頭体制となった。

(20.1.11)

函館商工会議所、柳沢勝昨年11月急死による空席の副会頭に
ホンダカーズ南北海道(株)代表取締役社長の松本榮一
選任へ
〜高野会頭意向固める/明日・11日開催の臨時総会で正式決定〜
沼崎弥太郎、森川基嗣両氏と松本の副会頭3人体制へ


 函館商工会議所の高野洋蔵会頭((株)道水代表取締役会長)は9日までに、柳沢勝氏(マルカツ魚長食品前社長)の急死(昨年11月21日)によって空席2人になっている副会頭の1人に常議員の松本榮一氏(ホンダカーズ南北海道(株)代表取締役社長、67歳)を選任する意向を固めた。今週11日に開く臨時総会で正式決定する。

 高野会頭は本紙の取材に対して、「松本氏の行動力に期待している。当面3人体制で行く」と答え、現在の沼崎弥太郎氏((株)エスイーシー代表取締役社長)、森川基嗣氏((株)森川組代表取締役社長)に、松本氏を入れた副会頭3人体制で地域活性化に取り組むことを明らかにした。

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 松本氏は、昭和40年10月に25歳でホンダディーラー、ホンダメイト函館(株)を設立・創業し、今日のホンダカーズ南北海道(株)に発展させた。
 同社は函館(函館陸運事務所管内)を本拠地とし、近年は室蘭・苫小牧地区(室蘭陸運事務所管内)にも進出して業容を拡大。少子高齢化が急速に進み、人口減少相まって市場規模が縮小する函館・道南だけに止まることなく、外に打って出、市場・営業エリアの広域化を図り、今日では売上高81億5千6百万円、経常利益2億6千万円(純利益1億5千3百万円、いずれも前期)の道内トップクラスのホンダディーラーに発展させた。ディーラー業界全体でも屈指の存在にある。

 この間、松本氏は自販連(社団法人・日本自動車販売協会連合会)の常務理事をはじめとする全国自動車販売業界の団体役員を数多く歴任し、ホンダでは全国販売店協会の会長を22年間も務めるなどして活躍。これら等々を通して中央経済界、政界にも幅広く人脈を要している。

 これらによって、2005年に国土交通大臣表彰、06年度秋の褒章で函館地方自販連としては初の黄綬褒章を受賞している。

 函館商工会議所では、20数年前に1号議員選びが選挙となった時にトップ当選し議員になって以来の常議員で、現在の高野体制では広域連携委員会委員長として最重要懸案の一つである市内の商工会との統合・合併問題に積極的に取り組み、函館市銭亀沢商工会との統合を実現させた立役者(昨年4月統合)。

 卓越した行動力が身上で、営業力、経営力に定評ある有数の経営者。秀でた眼力、洞察力を持ち、時代の流れを的確に読み取る数少ない経済人の一人である。

 昨年11月の高野会頭続投、第4期体制スタートの前から後任副会頭の有力候補の一人に上がっていた。
 高野会頭にあってはこれまで再三にわたって副会頭就任を要請し、今回松本氏がこれに応える格好になったもので、柳沢副会頭が11月21日に急逝して以来、1月9日には四十九日をむかえたことから、これを踏まえての11日の臨時総会開催―後任副会頭選任人事の段取りとなった。

 11日の臨時総会は午後1時半から函館国際ホテルで開かれる。
 なお、高野会頭は、松本氏後の常議員(全体で33名)には(株)博善社代表取締役の小泉康祐氏を選任したいとしている。

(20.1.10)



まだまだ続く?ホテルの新築、あるいは増築!
大門地区の「ホテルパコ函館」大増築打ち出し、360室規模へ
市内昭和4丁目では外資が新規ホテル建設計画


 新幹線時代を展望し、全国ホテルチェーンや外資系などによるホテル建設が続く函館で、4月1日に西部ベイエリアで地域最大規模の356室のホテル&スパリゾート「ラビスタ函館ベイ」がオープンし、また4月中には本町・市電通りに202室の「ホテルネッツ函館」、西部地区末広町に10室と小規模ながら「ヴィラ・コンコルディア」と相次いで開業するが、ここにきてさらに郊外の市内昭和4丁目で新たなホテル建設計画、大門地区では既存のビジネスホテルの大増築が明らかになっている。

 まず昭和4丁目、国道5号線と産業道路(道道函館上磯線)の交差点で5階建てホテルの建設が行われる。
 函館ハーバービューホテルを買収した米国ファンド・ローンスターグループのソラーレホテルアンドリゾートが6月着工で計画しているもので、伝えられるところ名称は「チサンイン函館」。まだ客室数など明らかにされていないが、来年4月のオープンを目指している。

 このソラーレホテルアンドリゾートは最近、十字街地区にある「ホテルJALシティ函館」も買収し、4月から「チサングランド函館」という名で新たなスタートをみる。

 函館ハーバービューホテルについては「ロワジール函館」(4月24日より)という名称が決まっている。

 大門地区にあって大増築を打ち出したのは「ホテルパコ函館」。同ホテルは地下1階・地上9階建て、160室規模で平成3年にオープンした。

 計画によると、隣接して地下1階・地上13階建てホテルを増設するというもので、今年8月17日に着工し、再来年(平成22年)8月完成予定。既存施設と合わせて地域トップクラスの360室規模の大型ホテルを目指すとしている。
 最上階の13階には露天風呂のある温泉大浴場も設備する。

(20.3.30)


◆「大学や高専などを利用して地域振興を」
産学連携講演会に150人近くが出席し、熱心に聞き入る!
北大経済学部の濱田康行教授
(写真右が「平成20年度の日本経済と産学連携」と題して講演
北海道情報産業クラスター・フォラーム主催〜
冒頭に同フォーラム運営会議委員の田中武久(株)エスイーシー取締役経営管理室長があいさつ



4月1日グランドオープン!
ホテル&スパリゾート
「ラビスタ函館ベイ」
356室という函館地区最大規模もさることながら、アーバンホテルとして
湯の川温泉を含む函館のホテル業界にかなりのインパクト!
オープン記念プランとして格安プランを打ち出すなどすでに攻勢

 建物・施設オーナーが総合物流企業、屈指の老舗の安田倉庫(本社・東京)、運営が共立メンテナンスで4月1日グランドオープンする、赤レンガ倉庫群の函館西部ベイサイドに完成したホテル&スパリゾート「ラビスタ函館ベイ」は、13階建て、356室という函館地区最大の規模もさることながら、最上階に露天風呂のある天然温泉展望大浴場を備え、客室なども相当にグレード高く、飲食施設(函館ベイ美食倶楽部)・レストランなども充実し、アーバンホテルとして湯の川温泉を含む函館のホテル業界にかなりのインパクトを与えそうだ。

 すでにオープン記念プラン(5月31日まで。5月3・4・5日除く)として1人当たり5、250円〜6、000円〜7、500円の格安プランを打ち出すなどしており、アーバンホテルとして西部ウォーターフロントの「新ランドマーク」、そして今年の函館観光・ホテル業界の「台風の目」になるかも知れない。

 356室の内訳は、ダブル62室、デラックス76室、エグゼクティブ44室、ツイン173室、特別室1室。
 窓からの眺望を楽しめる、ゆったりとした空間の客室といい、全室シモンズ社製のベッド、ビデオオンデマンド(有料放送)、20型以上の液晶テレビ、高速インナーネット(光ファイバー)無料接続、等々の全客室サービスとなっている。

 最上階の13階に天然温泉展望大浴場「海峡の湯」を設備しているのも大きな特徴で、露天風呂も楽しめ、サウも。エステサロン「夢語(ゆめものがたり)」ではアロマテラビー、手もみマッサージ、ゲルマニウム温浴。

 オーナーの安田倉庫によると、4月1日のグランドオープンを前に、3月26日(水)午前11時30分から竣工披露宴を行うとしている。

(20.3.8)


ナムコ子会社の湯の川観光ホテル売却!
〜バンダイナムコホールディングス、経営不振の同ホテル手放す〜
首都圏や伊豆、彦根などでホテル・旅館20数施設を経営する
新興勢力の(株)スタディーの経営に


 (株)バンダイナムコホールディングスは4日、子会社の(株)ナムコ(本社・東京)が所有する(株)湯の川観光ホテル(資本金1億円、函館市湯川町2丁目4番20号、代表取締役社長・刈田真司氏)をホテル・旅館経営の(株)スタディーに(本社・東京都豊島区南池袋1ー10ー13荒井ビル6階)に売却すると発表した。同日、スタディーとの間で契約を済ませた。
 ナムコは湯の川観光ホテルの株式93.6%を所有しており、この全株式を今月13日にスタディーに引き渡す。

 売却の理由として、バンダイナムコホールディングスは、「グループ組織の再編・見直しを実施しており、本業への特化による事業の収益改善の一環として、湯の川観光ホテルを含むアミューズメント施設事業を売却することにした」としている。

 同ホテルは経営不振にあり、2007年2月期では売上高15億5千2百万円(前期比1億7千6百万円減)、経常損失1億6千9百万円、最終赤字が13億7千万円に膨らんでいた。

 1959年地元函館の人によって設立されたが、倒産―会社更生法適用―にっかつの経営などを経て、ナムコが買収し、1999年にナムコが連結子会社化。客室数約204、従業員68名。

 同ホテルは函館湯の川温泉有数のホテルで、ここ数年来、増改築やリニューアルなどを極めて積極的に行ってグレードアップを図り、経営改善に努めてきたが、売上げ不振にあった。
 2005年にはホテル内の一角にラーメンのテーマパーク「函館湯の川温泉らーめんブギ」(5店舗)を開設し、一時期2年間で約百万人が利用するなど人気を集めたが、昨年6月以降7カ月間で20万人に激減。このため、3月1日からジンギスカン店などを入れ、また寿司店や居酒屋など集めた「ブギウギ横丁」に衣替えすることを打ち出したばかりであった。

(株)スタディーは、首都圏でマンガ・インターネットカフェチェーン「まんが広場」などを展開する一方、静岡県伊東市の伊東園ホテルチェーンはじめ、首都圏中心にホテル・旅館を20数軒経営しているアミューズメント事業・ホテル事業会社。
 05−06年には西武グループの伊豆箱根鉄道(静岡県)から旧松崎プリンスホテルと大仁ホテルの2施設を買収。また昨年11月には彦根市の近江鉄道から彦根プリンスホテルを買収したと伝えられている。
 経営不振のホテルを次々と傘下に収め、伊豆半島地域を中心に格安ホテルチェーンも展開しているといわれる。

 カラオケボックス、ホテル、まんが喫茶・カフェなど経営する1998年設立の新興勢力、クリアックスグループの一翼を担っている。

 首都圏地域からの観光客を自社系列のホテルへ誘致しているといわれており、湯の川観光ホテルにとっては集客力アップが期待されているようだ。

(20.3.5)


個人消費の低迷―消費不況が押し寄せる大いなる前兆か
大型アミューズメント施設相次いで閉鎖・撤退!
昨年後半の2店舗に続いて有名大手のセガも2店舗閉鎖
僅か8カ月、1年半で閉店のケースも

 函館地域では、大手系列の水産加工業者の撤退や解散、建設業者の倒産・事業停止などばかりではない、サービス業の大型娯楽施設(アミューズメント施設)の閉鎖も相次いでいる。
 景気回復が遅れているどころではなく、市場縮小の中の過当競争も相まって、今年は消費不況が地域経済に深刻な影響を及ぼす懸念が出ている。

 函館地域にはここ数年来、アミューズメント施設が次々とオープンした。
 よく知られる大型のものには函館市梁川町の旧函館西武のパボッツがあり、この中のBIGBANG、西桔梗・産業道路沿いのラウンドワン函館が代表的で、また、北斗市国道沿いのカウボーイ上磯店のJJCLUB100函館上磯店、ザ・サードプラネットフレスポ北斗店。大手超有名業者であるセガの昭和店(クラブセガ函館)と湯の川店(広野町のクラブセガ湯の川)等々。

 これらはいずれも、ビデオゲーム、カードゲーム、スロットマシン、プリクラ、など最新のデジタルアミューズメントマシンを揃え、どこも似たり寄ったりの娯楽施設。雨後の竹の子のように一気に増えた。

 昨今は若者やニューファミリー層ばかりでなく、家族連れ、主婦層などもアミューズメント施設を楽しむといわれ、これらを見込んでの新設ラッシュであった。

 ところが、過当競争もあって、ここにきて閉鎖も相次いでいる。
 まず昨年9月のJJCLUB100函館上磯店の閉鎖に始まって、昨年末にはザ・サードプラネットフレスポ北斗店が僅かオープン8カ月で閉鎖・撤退、そして函館市内で4店舗を展開していたセガが一気に2店舗を店終いとなった。
 2月24日にセガワールド金堀を閉鎖したのに続き、3月9日にはクラブセガ湯の川を閉鎖する。クラブセガ湯の川に至ってはザ・サードプラネットフレスポ北斗店の8カ月営業に次ぐ、1年半営業で閉鎖という事態になっている。

 これには、「見切りを付けるのが早い業界」といわれているほか、「函館の市場を見誤ったのでないか」との見方がされている一方で、「函館はそれだけ不景気で、消費が低迷している」「ガソリンや灯油価格の高騰や食料品の相次ぐ値上げなどで生活防衛意識が強く働き、個人消費の低迷―消費不況が押し寄せてきている。その大いなる前兆でないか」「言うならば『余分』な出費は極力止める、押さえるということで―」とみる向きが強くなっている。

 ちなみに、函館のネオン街、夜の街もかなりの不景気な状況となっている。

(20.3.3)



函館市の人口ついに29万人割れ!
事態は極めて深刻で、ハイペースの人口減少は「函館衰退」を象徴


 函館市の人口(外国人登録を除く)がついに29万人の大台を割り込み、28万人台の28万9,804人となった。
 昨年12月末に29万0,140人となり、1年間で3,339人も減少し、2年連続の3千人超の減少というハイペースの人口減から、29万人割れは時間の問題と目されていたが、1カ月間でその通りになり、事態は極めて深刻。
 ハイペースの人口減少は「函館衰退」を象徴するものとなっている。

 要因は転出拡大がノーブレーキのようになってしまっていることで、1月は転入が420人であったのに対して転出583人となり、その差(社会減)163人。
 流出が止まらないわけで、その内容は道外との間で転入・転出差し引きマイナス115人、道内他都市との間でマイナス48人という具合になり、職などを求めての流出が進んでいる。

 加えて自然動態をみても、出生が164人に対して死亡367人で、マイナス203人。高齢者の割合が極端に多い函館市の現状から、生まれてくる赤ん坊よりも老人死亡がめっぽう多く、自然減も顕著な状態にある。

 就職・入学シーズンの春に向かってさらに若者らの流出が続き、人口減少はこの先さらに加速の様相だ。

(20.2.9)