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◇以下、98年5月末まで

湯の川温泉街だけで手に入る独自開発の「湯の川温泉ブランド」土産品!
「はこだて湯の川温泉 味の旅」7品を発売

 道内最大の温泉街である函館湯の川温泉の協同組合(河内孝夫理事長)が、同温泉街のホテル・旅館だけ(組合加盟29ホテル・旅館)で限定販売する独自の土産品「湯の川温泉ブランド」を地元食品加工メーカーとともに共同開発し、「はこだて湯の川温泉・味の旅」という銘柄の7品を4月25日から売り出した。
 温泉旅館組合がオリジナルの土産品を自らの温泉街だけに限って販売するケースは例を見なく、同組合の積極的ユニークな行動が大いに評価される。湯の川温泉街の新しい、名産品として人気を集めそうで、年間約2億円の売上げを目標としている。

    ☆   ☆   ☆

 組合内にオリジナル商品開発委員会(鈴木恵子委員長)を昨年11月から設け、七飯町の中水食品工業(園田哲三社長)とタイアップして開発、これまでに60種類以上の試作品を吟味してきた。

 そして、今回製品化したのは、以下の3製品・7種類。
▽真イカ三升漬(しょうゆ味とみそ味の2種類)
▽松前漬(数の子、ベニザケスモーク、ウニ数の子入りの3種類)
▽昆布のり(2品と4品の詰め合わせ2種類)

 いずれも、製品名としては、函館・道南の定番名産品だが、独自の味付け、製法を取り入れて製造したオリジナリティーなものとなっている。価格設定は6百円と千円。

 湯の川温泉でなければ手に入らないオリジナル土産品として、うまくゆけば湯の川温泉の一つの目玉、売り出しものになりそうだ。同組合では、第2弾としてお菓子類の湯の川温泉ブランドも考えている。



出席者も多く、盛況だった函館地域経済活性化シンポジウム!
「不況の今こそメリットを生かし、勝負をかけている」と元気な事例紹介も

 「キーワードは元気」ということで、函館地域経済活性化シンポジウムが、26日(火)午後1時半から(午後4時半まで)函館国際ホテルで開催され、経営者、サラリーマンなど多数の出席者で盛況なものとなった。

 まず午後1時半から1時間にわたって、「現在の経済情勢と将来の見通し。函館地域への客観的評価と提言など」をテーマとして三菱総研・研究理事、佐々木俊介氏が基調講演した後、10分ほどの休憩時間を挟んで4時半までは、佐々木氏をコーディネーターに、コメンテーターとして函館大学講師の寺田隆至氏、道商工指導センター第1診断部長の吉村昭彦氏、パネラーとして(株)マルキチ食品社長の金子宏氏、(株)ツルヤ社長の西崎康博氏、(株)メデック社長の漆埼照政氏、(株)ボーベック社長の小林功氏が参加してパネルディスカッションが行われた。

 この中で、パネラーからは、金子氏が異業種交流を通じて感じたこととして、これらは民主導でなければならないことや小樽商大教授との産学交流の中から年に4回ほどの予定で函館で講座を開くことになったこと、金物・雑貨店のチェーン展開をするツルヤの西崎氏からは、普通だと出店しない奥尻など地方の数千人という郡部に店舗展開し、生活に密着した商品を通して成功していること、また、半導体の製造機械を製作している新興中小メーカーのメディク・漆埼氏からは、不況であるから逆に新卒などの人材が容易に確保でき、設備投資なども安くできるメリットがあり、不況期の現在勝負をかけていること、地元新進の旅行業者のボーベックの小林氏からは、地元高校生らを対象に留学に特化して商売していること、等々の「元気」な企業活動の一端などが紹介され、関心を集めた。

 厳しい経済環境にある函館地区経済の活性化の一助に、と函館市はじめ、函館商工会議所、函館市亀田商工会、函館市銭亀商工会、道中小企業団体中央会道南支部、テクノポリス函館技術振興協会の主催で開かれたシンポジウムで出席者も多く、まずは実りあるものとなったようだ。
 ただ、感想として、パネルディスカッションのメンバーの中には、一部ぱっとしない向きもあり、人選に問題ありとの指摘もあった。


■北電出身の旧民社党系の阿部正夫市議、脳梗塞で死去 

 市議4期目で旧民社党系の函館民社協会会長の阿部正夫氏(55歳)が、5月12日、入院中のところ、脳梗塞で死去した。

 阿部氏は、北海道電力(函館支店)出身の市議として有名で、83年の初当選以来、4期連続当選。市議会全体にあって中堅議員、旧民社党・友愛会(同盟)陣営では函館函館民社協会の会長を務めるなど、重鎮として活躍してきた。

 市議会では交通事業健全化対策特別委員長、総務委員長など歴任、旧同盟系出身の五十嵐和昭市議と2人で旧民社党系会派「民政クラブ」を結成し、会長を務めていた。民政クラブは阿部氏の死去で解散、五十嵐氏は無所属となった。阿部氏の議席は来年4月の市議選まで欠番となる。



□今年創立50周年の函館馬主協会の新会長に
 松崎勉函館三菱ふそう会長(函館商工会議所副会頭)

 札幌競馬場とともに、東京以北有数の中央競馬会・競馬場である函館競馬場。その競馬場を本拠とする函館馬主協会の新しい会長に函館三菱ふそう自動車販売、並びに函館三菱自動車販売の代表取締役会長である松崎勉氏(72歳)が就任した。

 同氏が、函館商工会議所副会頭も担う地元経済界のリーダーで、札幌では北海道三菱ふそう自動車販売の会長も務めている。
 函館馬主協会は今年、創立50周年を迎える。会員数約90人。



□北教組函館の委員長に吉田孜氏。23年間務めた谷藤氏、定年で勇退。

 北教組函館支部は、25日、函館市民会館で開催の年次総会で定年退職する谷藤雅道支部長(委員長、60歳)の後任に、吉田孜副支部長(52歳)を選出した。谷藤氏は1975年から23年間にわたって委員長を務め、函館の北教組の顔であった。函館地区平和運動センターの議長も担う函館地区労働界の有力リーダー。

□丸井今井函館店、新店長に国方克彦店次長が昇格。
 木村治夫取締役店長は監査役に。

 経営再建を目指す道内最大手の百貨店、丸井今井(本社・札幌)は、22日の定例役員会で今井春雄前社長ら8人の取締役を一気に削減し、取締役をこれまでの13人から本部長以上5人にすることを決めたほか、大幅な組織改革と役員の担当変更を含む人事異動を決定した。

 函館店関係の人事では、取締役店長の木村治夫氏が監査役に就任する一方、店次長兼営業部長の国方克彦氏が新しく函館店長に就任、前函館支店長(当時)で監査役(函館駐在)にあった東口昭氏は退任する。役員の削減は4月の株主総会で正式決定される運び。




募金集めの函館公立大学(仮称)期成会の設立発起人会開かれ、
29日には期成会の設立総会開催へ。10億円の募金運動始動へ

 2000年開学予定の函館公立大学(仮称)に対して民間サイドからの資金援助を目指す同大学設置促進期成会の設立発起人会が、14日午後2時から函館商工会議所で開かれ、会長に同会議所の松本演之会頭を選出するとともに、29日に同期成会の設立総会を開くことになった。

 発起人会には地元経済界代表はじめ、町会連合会、労働界、教育界などの代表20人ほどが出席。来年度までの2年間で10億円の募金集めを目標とする方向を確認した。

「渡島・桧山の道南地域一体となっての大学づくり」をかかげており、設立総会には函館市をはじめとする函館圏の1市4町の民間サイドを中心に焼く170団体が参画する予定。事務局を函館商工会議所に置くことも決まった。

 なお、同大学の建設には総額約153億6千万円の事業費が見込まれ、このうち120億円を函館市の基金と同市を軸とする広域連合の起債(ほとんどが函館市)で賄い、他、道から25億円の助成(要請済み)を充てる方針にあり、残り約8億円が不足とはじき出されている。これを募金で充当しようとの意向になっている。
 



□函館市民映画館「シネマ・アイリス」満2周年。23〜29日に企画・4本上映

 映画ファンのグループが経営する函館市民映画館「シネマ・アイリス」が、5月24日をもって満2周年を迎え、これを記念する企画として、23日から29日まで計4本を上映。

 「赫(あか)い髪の女」(1979年)23・24日、「4畳半襖(ふすま)の裏張り」(73年)25・26日、「恋人たちは濡れた」(73年)27日、それにチェルノブイリ原発事故を取り上げた「ナージャの村」28・29日の4本。



さいかデパート、存亡の危機、現実問題に!駅前・大門地区にとっても大変な事態!
「YESさいか」に加えて、もう一つの核店舗
「ラルズプラザ函館店」も5月末で閉鎖

もはや存続困難?全館閉鎖の可能性大きく浮上

 今月末で核テナントのそうご電器(本社・札幌)「YESさいか」の閉鎖・撤退が決まった函館駅前・大門地区ど真ん中に位置する、さいかデパート(近藤純悦理事長、組合員17)で、今度は旧金市館時代から長年にわたる中心核店舗の一つである道内地場最大手スーパー、ラルズ(本社・札幌)の衣料品量販店「ラルズプラザ函館店」もまた今月(5月)一杯で閉鎖・撤退することが明らかになり、本誌所報のとおり、さいかデパートそのものが存続できるかどうかの存亡の危機に陥っている。

 同デパートでは近日中に、組合員連絡会議を開き、対応を協議するが、同デパートの全館閉鎖という最悪のケースが大きく浮上してきている。

 ラルズプラザ函館店は、合併会社であるラルズの一方の前身である旧金市館函館店を引き続いてきた同社函館における唯一の店舗で、さいかデパート衣料品部門の中軸テナントとして今日に至り、1階と3階に売り場を設けている。店舗自体はJR利用の郡部の客らを中心に支えられ、黒字経営とされている。しかし、核店舗の「YESさいか」が閉鎖することになって、集客が困難になることが容易に予想され、ラルズとしての集客も難しくなるとの判断となって、5月末での閉鎖決定となった。

 市商工観光部にあっても事態を掌握済みといい、すでに15日からは閉店セールという段取りの良さになっている。

 ラルズプラザ函館店の閉鎖で、先に閉鎖決定のそうご電器のYESさいかを加えると、さいかデパート全体の7割近くもが空きスペースとなるに及び、7階建て(1〜6階まで営業してきた)のデパートとして用をなさない事態になる。関係者は残った店舗を1階に集めて営業という策も示唆している様子だが、そうご電器の撤退で骨抜きデパートになり、ラルズ撤退でとどめを刺される格好で、同デパートの存続は商売として無理との観測が強まっている。

 駅前・大門地区ど真ん中の寄り合いデパートの事実上の崩壊で、同地区はいよいよもってゴーストタウン化の流れが心配される大変な事態になってきた。



市営谷地頭温泉、新築オープン!
〜洗い場倍増、露店風呂も備え、高齢者、身障者にもやさしい施設〜


 旧施設の裏手で新築工事を進めていた函館市営谷地頭温泉が完成し、先般オープンした。

 新しい谷地頭温泉の施設は、鉄筋コンクリート造り2階建てで、延べ約2千平方メートル。1階玄関の左手に約120平方メートルの休憩室があり、2階部分に脱衣室、浴室や露天風呂、待合室というレイアウト。浴室内には104人分もの洗い場があり、旧施設が50人分であったから倍増した。露天風呂はあずやま付きで、浴槽は五稜郭の形になっている。

 新施設は高齢者や身障者が利用しやすいように設計され、車椅子用のスロープやエレベーターなど設備されている。入浴料は従来同様(大人360円など)という。営業時間は午前6時から午後9時30分まで。



函館市芸術ホール、待望の開館!
オープニングコンサート開かれ、すばらしい音響、雰囲気に魅了
5月31日には諏訪内晶子ヴァイオリン・リサイタル

 期待の函館市芸術ホールが、5月9日(土)に開館し、同日夕、記念特別公演(市と市教委の主催)が行われ、すばらしい音響、雰囲気に聴衆の誰もが魅了した様子だった。

 開館記念公演は、出演者にピアニストの小山実稚恵をメーンとし、第1部でショパンの「夜想曲」第20番ほか、ワルツ第7番、同第6番変二長調「子犬」、ポロネーズ第7番変イ長調「幻想ポロネーズ」が独奏され、さらに第1部としてヴァイオリンの松原勝也と鈴木理恵子、ヴィオラの白尾偕子、チェロの堀了介によるハイドンの弦楽四重奏曲作品64-5「ひばり]が演奏された。

 第2部では、フルートの佐久間由美子らのオイロス・アンサンブルによるフランセの木管四重奏曲とイベールの3つの小品。小山はじめ松原、鈴木、白尾、堀によるシューマンのピアノ五重奏曲などが演奏され、オープニングコンサートにふさわしい公演となった。
 なお、5月中における話題のコンサートとしては、31日夕に、現在、国内で最も人気のある著名女性ヴァイオリニストである諏訪内晶子のリサイタルが開催されることになっている。
 
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 芸術ホールは、鉄筋コンクリート造、地下1階、地上4階建て、延べ5,945.71平方メートル。音楽演奏会の利用を主眼とし、主体部分の外観がユニークな円筒型という音楽専用ホール兼多目的ホールで、最大客席数は中規模の843席。
 
 前部客席の床がせり上がる道内初の可動式舞台が導入され、舞台を取り囲む形で客席(1〜2階)が配置されていること相まって、ホールと舞台が一体となった臨場感あふれる音響を楽しむことが出来るようになっており、すでに専門家の評価も非常に高いとされている。
 音響と視覚双方からホール効果が上がるようになっている造りで、関係者は全国的の最先端を行く音楽ホールとし、舞台芸術全般に対応出来る。

 オープンギャラリー、リハーサル室、練習室(2室)、会議室、楽屋(3室)、主催者控室、さらに喫茶コーナー・カフェテラスなども完備され、オープンギャラリーは室内ギャラリーと連動し、野外コンサートやイベント開催可能だ。

 総事業費約38億円が投じられ、1昨年6月に清水建設・森川組・間建設・堀組・山建中川組のJVで主体工事を受注するなどして着工した。工事は極めて順調に進行し、この3月末に竣工をみた。

 市内には1,370席の大ホールを持つ函館市民会館があるが、今日では音響等々今一つで、近代的施設を整えた音楽専用ホールが待望されていた。
 これに応えようというのが文化・芸術の市民ホールとしての芸術ホール、愛称・ハーモニー五稜郭で、場所も発展著しく、今や函館の中心地になっている本町・五稜郭地区の文化ゾーンともいうべき五稜郭公園前の道立美術館の横に並んで立地している。




函館競馬場が調教施設面でもさらにグレードアップ!
全国でも初の1周1,300メートルの本格的なウッドチップコース完成

 日本中央競馬会(JRA)函館競馬場内に1周1,300メートルの本格的なウッドチップコースがこのほど完成し、5月11日に関係者出席のもと竣工式を行い、同13日から供用開始の運びとなった。

 ウッドチップコースは、脚に負担がかからず、優しいとして近年、競走馬の調教に盛んに取り入れられており、馬産地の浦河町の中央競馬会調教場など全国のトレーニングセンターで導入されている。また、全国の競馬場でも1周400〜500メートルのコースはあるが、1周1,300メートルものコースはめずらしく、まして競馬場併設の調教施設としては函館が全国で初めて。

 函館競馬場に完成したのは、本場馬の芝コース、ダートコースとあるその内側で、1周1,300メートルにわたって、約25センチのウッドチップを敷き詰めた本格的なものだ。これと同時に競走馬用の地下通路も整備された。総工費は約18億円。

 函館競馬場は、毎年2回開催され、全国から競走馬関係者が訪れるが、一方で全国有数の競走馬の「滞在型競馬場」になっている。中央競馬の開催期間も含めて5〜9月までの4カ月間にわたって毎年、延べ4万4〜5千頭もの競走馬がで出は入りし、調教を受けている。ウッドチップコースが出来たことで、函館競馬場はさらに調教施設面でも今後一層、全国的に重要かつ貴重、人気の高い競馬場になるものとみられる。



始動開始の木戸浦4期目市政、庁内活性化狙って部次長クラスの大幅人事
企画部長に岩船氏、商工観光部長に中村氏を起用。若手の登用も断行!

 4選を果たした木戸浦函館市長は、27日から業務を本格始動、さっそく選挙のために先送りしていた部次長クラスの人事に着手し、28日には辞令交付した。
 定年となる部長級が2名であることから、そう大きな異動にはならないのではともみられたが、現職部長の配置替えを含むかなりの入れ替え人事になり、部長級で8人が異動する大幅なものとなった。若手の登用も行われ、庁内活性化を狙った幹部人事になっている。

 まず新しい市民部長には、筆頭部長の今井孝司企画部長(59歳)を横滑りさせ、後任の企画部長には岩船寛商工観光部長(56歳)を登用、商工観光部長に中村寛農水産部長(55歳)を起用した。
 今井市民部長は公的介護保険制度の2000年実施に向け、福祉部市立函館保健所など民生関係各部署を統括する重責を担う。
 岩船氏はかって東京事務所長を努め、中央省庁との折衝経験もあることから、企画部長に抜擢した。中村氏は木戸浦市政1期目に秘書課長を務め、市立函館保健所長から1昨年4月からの農水産部長を経ての商工観光部長就任。

 一方、東京事務所長には、テクノポリス推進室長の菊池康三商工観光部次長(56歳)を抜擢した。東京事務所は副所長も替わり、近江茂樹観光課長が赴任する。農水産部長には51歳の吉田明彦土木部次長が昇格し、若手の部長が誕生した。
 移転・新築の大プロジェクトを進める市立函館病院事務局長には佐々木義美市民部長(58歳)が横滑り。

 若手の起用ということでは、吉田農水産部長のほか、企画部次長に49歳の西尾正範氏(企画部企画管理課長)、財政部次長に48歳の工藤寿樹氏(秘書課長)が就任、若返り人事となった。
 女性の登用も行われ、これまでの3人に加えて女性課長(辻喜久子職員厚生課長)が誕生、女性管理職が4人になった。

 なお、秘書課長には須田正明商工観光部商工労働課長が起用された。

 ときに、木戸浦市長は選挙期間中に行財政改革(第3次行革)を表明しており、その一環として組織機構改革を今年度中にも行なう意向で、その成り行きが非常に注目される。




そうご電器、全社的な経営改善計画遂行上、「さいか店」の今月中閉鎖やむなきに!
函館市内のほか2店舗も閉鎖し、市内昭和・国道5号線に建設中の
最大級大型店は「MEGA YES 函館」として6月25日オープンへ

存続の危機に立つといっても過言でない、さいかデパート

 営業不振や既存店舗の見直しなどから閉店が取り沙汰されていたそうご電器「YESさいか店」が、今月一杯で閉鎖・撤退することになる一方、現在、函館市内昭和町の国道5号線で建設中の大型店は「MEGA YES 函館店」として6月25日にオープンする。

 そうご電器は、駅前・大門のど真ん中に位置するさいかデパートの1〜2階で以前より「YESさいか店」を開設し、パソコンなどのOA商品・通信機器・パソコン書籍(1階)、家電商品・映像商品(2階)を販売。同デパートの中核テナントとなってきたが、ここ数年来から大門地区の商店街としての著しい地盤低下、市内郊外での同業者量販店の相次ぐ進出などから業績が大きくダウン。同社が函館地区のおける店舗網の立て直し策の一環として市内昭和3に大型店を建設しているのを機に、さいか店の閉鎖問題が持ち上がっていた。

 このため、出て行かれては大変とさいかデパート側(協同組合)では、条件緩和など持ち出し、極力残留を働きかけてきた。しかし、きびしい経営状況にあるそうご電器として、先に発表の全体の経営改善計画遂行上、さいか店は閉鎖せざるを得ないとの結論に達し、5月末での閉店決定になった。
 函館地区では、さいか店のほか、「YES港町店」と「YES美原店」お5月末をもって閉鎖という思い切ったスクラップになる。

 情報機器販売を含む家電販売の量販店は、生きるか死ぬかの激烈な小売り流通戦争の真っ盛りにあり、そうご電器にあっても、一つに函館地区での商売の立て直しに迫られており、店舗のスクラップ・アンド・ビルということで、市内昭和での大型店出店を決定し、この6月25日にはオープンを予定している。市内の既存3店舗を閉鎖し、建設中の市内昭和に集約することになる大型店「MEGA YES 函館」は、売場面積役2,900平方メートルという函館地区最大級の家電類専門店で、そうご電器はこれに全てをかける格好になる。
 
 ときに、そうご電器「YESさいか店」の閉鎖は、さいかデパートにとっては、1〜2階のスペースほとんどを占める中枢テナントの閉鎖・撤退だけに、極めて深刻な問題だ。この撤退がなくとも、上階などで空き家になっており、ただでさえ大変な状況にあるところにもってきての、今回のそうごの閉店。さいかデパートは存続の危機に立たされるといっても過言でないだろう。 




はこしんの本部・本店の本町・五稜郭地区移転新築が正式決定!
山竹鈴木跡地を取得し、中高層の本店ビル建設へ

 函館信金(通称・はこしん、森迪康理事長)は、先般までに函館市豊川町に置いている本部・本店を同市本町の丸井今井函館店斜め向かい、山竹鈴木商店跡地に移転することを正式に決定、同跡地・物件を買収した。

 本誌既報通り、取得した同跡地に隣接するガソリンスタンド敷地も買収する方針にあり、今後、同信金内に準備委員会を発足させ、建物の内容や移転時期等々、移転計画を具体化する。

 取得した山竹鈴木の跡地は、土地1,287平方メートルと建物。山竹鈴木が本店舗閉鎖の思い切ったリストラ策を打ち出し、同物件を信金が買収した。信金にあっては、建物など取り壊し、ここに中高層の函館信金ビルを建設する。同跡地向かいにある同信金の現五稜郭支店は移転してくる本店と統合する。

 はこしん(函信)は、長年にわたって本部と本店を豊川町の市電通りに置いてきたが、グリーンベルトを挟んで本部と本店が2つに分かれているほか、建物自体が老朽化、また手狭になっており、この抜本的改善が懸案であった。いわば古くから豊川町に所在してがんばってきたが、この間、函館の街並みは経済活動の中心が駅前地区から本町・五稜郭地区に移り、このため、本部・本店を統合する形での新築・移転先として本町・五稜郭地区が最適との判断になった。

 はこしんの本店ビルが本町・五稜郭に新築されることは、すでに移転・林立している生保や損保関係のビル共々、同地区の発展を将来的にさらに促すものとなりそうだ。



津軽海峡や下北半島を一望できる、すばらしい眺めと
さわやかな空気の高台に、今年も函館牛乳の
アイスクリームショップ「あいす118」4月1日からオープン

 函館でつくられている飲み物の中で最高においしいものの一つに上げられる「函館牛乳」の(株)函館酪農公社が、今年も4月1日から市内中野町の同社・本社工場隣接地に函館牛乳アイスクリームショップ「あいす118」を開設したー。

 函館牛乳の本社工場がある場所は、湯の川から函館空港に向かう空港線を行った高松町・空港そばの日本レンタカーまえの交差点(空港交差点)を空港ビルには行かず、左手まっすぐ車で走った中野町118-17。空港交差点から約3キロの地点で、津軽海峡や下北半島を一望できるすばらしい眺めの高台にあり、ドライブにも好都合の立地だ。

 そんなすばらしい眺めとさわやかな空気の中でつくられる函館牛乳の製造現場を知ってもらい、合わせて新鮮な函館牛乳はもとより、同社が近年、力を入れるアイスクリーム、無添加牛乳ソフトクリームなどをということで昨年来から開設したのが函館牛乳アイスクリームショップ「あいす118」。

 本社工場の前庭を開放し、おしゃれ感覚のトレーラーハウスを設けてのアイスクリーム&ソフトクリームショップで、昨年、非常に好評であったことから、今年も4月1日からオープンとなった。営業は午前9時から午後6時まで。 



ホテル函館ロイヤルがグループ・専用クルーザーで、4月20日から
「ディナークルーザー」や「船上結婚式・ブルームーン」などの新プラン

 函館の代表的な都市型ホテルであるマルカツグループのホテル函館ロイヤル(ホテルロイヤル柏木も経営、柳沢勝社長)は、同グループ関連のマルカツ興産所有のクルーザー、FRP双胴船「ブルームーン」(199トン)で、函館港内を航行しながら食事を楽しむ「ディナークルーズ」や「船上結婚式」を企画、他にはない函館で初めての斬新・ユニークなプランとして売り出す。

 クルーザー「ブルームーン」は、全長31メートル、幅9.2メートルで、最高速度14.8ノット。昨年6月に、マルカツ興産が兵庫県の海運会社から買い取り、全面改装した。

 1偕には44席のメーンダイニングとバイキングコーナーを設け、2偕はバーラウンジと7卓のテーブル席を設けている。
 函館港西波止場に係留されており、ここから港内を1周する約80分のクルージングを企画した。4月20日から毎日運行し、予約が必要。

 内容は、まず、食事付きの「ディナークルーズ」を7,500円、コーヒーやジュース飲み放題の「カフェクルーズ」を2,000円で設定したほか、船上結婚式「ブルームーン」を企画し、ビュッフェ形式の食事、飲み物等々のパーティーが20人で50万円(約80分)、挙式と飲み物だけの「挙式&クルーズ」が30人で20万円(約40分)からというスタイル。いずれも最大50人まで対応できる。

 詳しくはホテル函館ロイヤル(0138)26-8181へ。



米国系玩具の安売り量販店「トイザらス」ついに函館進出!
産業道路に「デンコードー」とともに、来年4月オープン

家電量販店業界も生きるか死ぬかの、さらなる大競争時代へ

 米国系のおもちゃの安売り量販店として有名な「トイザらス」が函館の産業道路沿いに進出することになった。市内石川町の北海道マイホームセンター函館会場跡地(同センターは函館新道に移転・オープン済み)で、家電中心の量販店「デンコードー」とともに、来年4月にオープンする。

 11,977平方メートルの土地を所有する地権者の(有)丸山(丸山ちよ社長)が、鉄骨造り2階建て、延べ6,923平方メートルの建物を建設し、これにトイザらス(2階)とデンコードー(1階)がテナントとして入るというもの。駐車場は収容280台くらい。

 去る4月23日に、大店法に基づく3条の届け出を行った。店舗面積は2店合わせて5,733平方メートルで、トイザらスが約15億円、デンコードーが16億円前後の年間売上げを目標としている様子。

 函館市内では美原に大型店を今年11月にオープンさせるユニークショップつしま以来の第1種大型店舗の申請。トイザらスは、道内で札幌市内に3店、旭川に1店をオープンさせており、道内5店舗目になる。
 大型店、専門店などで扱っている市内おもちゃ(玩具)業界もいよいよ大競争時代に突入することになった。

 デンコードーの出店は、折からすでに車で近距離の5号線沿いで、「そごうYES」の大型店舗建設も進行中にあり、進出済みである「コジマ」などとともに、これまた食うか食われるか、生きるか死ぬかの大競争を展開することになる。



「希望ナンバー制」函館地区は、目下のところ、1年後の来年5月導入の予定!

 車のオーナーが好きな番号の自動車ナンバーを選べるという「希望ナンバー制」が6日から全国26の陸運支局でスターとしたが、道内は札幌だけで、函館陸運支局などは1年後の5月が予定されている。

 道内でただ1カ所、札幌陸運支局管内で始まった「希望ナンバー制」には、札幌市東区の札幌地区自家用自動車協会内に設けられた予約センターに、「愛車に是非とも自分が考えている番号を」と、朝から行列が出来るほどに希望者が訪れ、関心の高さを示した。

 函館陸運支局の話では、道内で今回対象になったのは札幌だけで、函館などは一応、1年後が予定され、目下のところ、全国一斉とともに実施される段取りになっているという。



函館公立大学・建設期成会5月中に設立へ今年度から2年間で10億円の寄付集め目指す

 2000年開学の函館公立大学(仮称)建設を民間レベルで支援するため、寄付金集めをする同大学建設期成会が5月中にも設立されることになった。期成会の中心となる函館商工会議所と函館圏公立大学広域連合が、5月中旬に発起人会を旗揚げし、5月中に設立する段取りを決めたもの。

 同広域連合を構成する函館市と上磯、七飯、大野、戸井の5市町の民間サイドで発起人会を設立する方針にあり、5市町は無論、渡島、桧山両管内全域、各界各層に広く呼びかけて、今年度と来年度の2年間で10億円の寄付をお願いする計画だ。

 なお、本誌で既報したが、公立大学への寄付は、これまでに(3月末時点)73件、約8,570万円が市に寄せられている。 



すばらしい音響と装い・内容!待望の函館市芸術ホール落成

 総事業費38億8千万円を投じて建設中であった函館市芸術ホール(愛称・ハーモニー五稜郭)が、五稜郭公園前・道立函館美術館並びに完成し、木戸浦市長はじめ関係者、寄贈者、来賓多数が出席しての落成記念式典が11日午前10時から行われ、5月9日にはオープン・開館の運びとなった。

 この日はまず、記念式典に先だって午前9時30分に、市長、文化団体関係者、市内の小中学、高校生の代表らによるテープカットが、ホールロビー入口のモールで行われた。

 10時からのホールでの記念式典では、木戸浦市長が、「隣の美術館とともに、このホールは市内における文化ゾーンとしての役割を果たすものとなる。この芸術ホールの完成によって、函館の文化、芸術が一段と磨きを増し、函館からより一層、優れた文化が発信されることを祈念している」とあいさつしたほか、石井満函館市議会議長と高市雅楽司峰函館市文化団体協議会会長の来賓祝辞があった。高市会長は祝辞の中で、「芸術ホールは長い間の夢で、市民参加の施設づくりの模範でもあった。これによって、質の高い文化、芸術にふれることが出来る」云々と述べた。

 この後、施設の概要説明、すばらしい出来映えの見事な緞帳を寄贈した北海道新聞社など道新グループ4社の代表と寄贈者代表への感謝状贈呈、愛称の入選で「ハーモニー五稜郭」を名付けた中村潤子さんへの賞状贈呈、さらには同ホールの運営委託先である関口昭平函館市文化・スポーツ振興団体理事長のあいさつ、緞帳披露など行われた。

 落成記念セレモニーの第2部としては、舞台披露が行われ、函館邦楽舞踊協会による「雛鶴三番叟(さんばそう)」、函館出身のピアニスト・伊藤亜希子さんと札響のヴァイオリン奏者、石原ゆかりさんによる室内クラシック二重奏が演奏された。

 音響、遮音などすでに専門家筋も高い評価を与えているホールとあって音響・音色なかなかのもので、これから先、一流奏者、アーティストの名演奏・名舞台が聞いたり見たり出来ることから、胸躍る待望の芸術ホール落成となった。 



今年の函館競輪は2つの大きな新機軸!「ナイター競輪」と「インターネット生中継」

時代の流れに乗って、目指すは新しいファン層の拡大
(右のイラストは、函館競輪のアイドルキャラクター「りんりん」)

 本道ただ一カ所の競輪場で、全国的にも有名な市営の函館競輪が、今年から矢継ぎ早に新機軸を打ち出している。先に、今年夏に全国初の「ナイター競輪」を始めるほか、先般からホームページを開設し、4月11日開幕の今シーズンから「インターネット生中継」もスターとした。横這い、ややもするとじり貧傾向にある競輪人気を、新しい角度から盛り上げようというわけで、ターゲットは新しい客層の拡大ー。

 函館競輪は、年間72日間開催している。これに他の競輪場の場外が86日間もあり、合わせると、年間なんと158日間。昨年度の売上げは150億1千万円で、市の大きな事業になっている。

 ナイター競輪は、勤め帰りのサラリーマン層など新しい客層を取り込もうというもので、全国50カ所の競輪場でも初の試み。函館競輪は13年前の85年夏から毎年、「サマータイム競輪」を行っており、この時間帯を2時間遅らせて「ナイター競輪」を実施する。

 7月8日から30日までのウィークデーの12日間で、第1レースのスタートは午後4時17分。最終(第10)レースは午後8時30分の発走となる。ナイター設備を持っている利点を活用しようといもので、従来の照明設備をポールを増やすなど点検、拡充して行う。ナイター競馬ならぬ「ナイター競輪」によって、サマータイム競輪よりも売上げ20%増を見込んでいる。

 一方、インターネットによる生中継も、新しい客層の拡大が狙いで、全国約20万人の電話投票会員にも函館競輪をアピールしようというわけだ。すでに、このためのホームページを4月1日をもって開設した。映像と音声をホームページで生中継し、競輪をわかりやすく紹介するコーナーも設けるなど工夫を凝らしている。インターネット生中継は全国競輪場で15番目という(市競輪事業部)。

 同事業部ではこれまでに、電話投票を取り扱う銀行の拡大を図り、投票範囲を南関東地区までに拡大して会員を6万人にするなど、地道な努力も行っての、ナイター競輪、インターネット生中継の新機軸打ち出しとなっている。




木戸浦氏、新人3氏を寄せ付けず、大差を付けて4選!
3期12年の実績と行動力で多選・4選批判ハネ返す

 任期満了に伴う函館市長選は19日投票、即日開票され、自民、公明推薦の現職、木戸浦隆一氏(63歳)が、民主支持・社民推薦の無所属、岩谷正信氏(54歳、前市議)、共産党公認の伏木田正義氏(51歳、同党函館地区委員長)、無所属の猪原俊雄氏(62歳、不動産会社経営)の新人3氏を寄せ付けず、大差をつけて当選・4選を果たした。
 ただ、岩谷氏は3万1千票を得て、前回の社会党(当時)候補・杉山博康氏とほぼ同様の得票を確保、面目を保った。木戸浦氏は前回よりも約3千3百票減らした。共産の伏木田氏は1万3千票で前回の同党候補票の2.5倍と善戦した。

 開票結果は、順調に進められ、午後10時10分次のように確定した。
当選 木戸浦 隆一 無現 52,795
    岩谷  正信 無新 31,511
    伏木田 正義 共新 13,334
    猪原  俊雄 無新  2,479


 注視された投票率は44.29%(市議補選は44.22%)に止まり、前回に比べて3.72%低く、投票率アップのための市選管を中心とするアップ運動はカラふりに終わった格好になった。
 
市長選挙は、4選・多選出馬の木戸浦市長に対する長期市政の是非が問われ、加えて、すでに着工している市立函館病院の移転・新築、今年本格着工で、これまた具体的に動き出している函館公立大学(仮称)建設、そしてJR函館駅前周辺再開発の3大プロジェクトの推進・完成軌道への確立をかかげた同市長に対し、とりわけ駅前再開発問題をはじめとする市の大型事業の在り方が争点になった。
 また、福祉や市交通局、行財政改革問題でも、岩谷氏ら新人3氏が木戸浦市政を批判。比較的に争点がハッキリした市長選となった。

 こういった中で、木戸浦氏の4選を強力に推す地元経済界を中心とする木戸浦陣営と、木戸浦氏本人は、4選・多選批判を危機感として、告示前から支持政党、団体を固め、綿密に地域集会を持ち、公示後も街頭遊説の一方で、企業、団体回り、夕刻からは1日市内3カ所での個人演説会を徹底、支持の市議、道議団の集会、佐藤孝行自民党衆院議員の応援も折り込み、総決起集会での動員にも力を入れる、等々、市長選としては前回を大きく上回るかってないほどの選挙運動を展開した。

 これに対して、民主党系の岩谷氏、共産党の伏木田氏は、長期市政への踏み出しを強く批判。対抗馬と目された岩谷氏は、超党派の市民団体といわれる「あたらし風」を支持母体に、草の根運動を展開し、4選批判の一部経営者・保守層への食い込みもみせたが、岩谷氏本人の不人気もあって肝心の民主党・労組関係の動きは悪く、出馬が出遅れたとはいえ選挙戦は盛り上がりに欠け、3期12年間の実績と現職の強み、運動量などに断然勝る木戸浦市長が終始リードし、圧勝となった。

 函館市長の4選は、かっての矢野康市長(故人)以来で2人目。木戸浦市長は、市立函館病院の完成、函館公立大学の建設・開校を手がけるほか、不況、大型事業の相次ぐ具体化など相まって今後厳しさを増す市財政の健全化の確立を柱に、市の組織・機構改革を含む行財政改革の推進、市交通局再建問題などが大きな懸案となる。



市議補選、どうでもいい有権者の感情が表れ、
自民推薦の新人、岡本氏が大接戦の末に当選!

 市長選と同時に行われた市議補選は、共産党・新人、丸尾隆子氏(42歳)=元看護婦、自民党推薦で無所属・新人、岡本郷氏(38歳)=会社役員、無所属・元の佐々木秀樹氏(48歳)=会社社長の3氏が大接戦を繰り広げた末、自民党が推す岡本氏が、共産・丸尾、無元の佐々木氏をからくも押さえて当選した。

 開票結果は、
当選 岡本  郷  無新 32,585
    丸尾  隆子  共新 30,335
    佐々木 秀樹  無元 30,229

 となり、有権者の市議補選などどうでもいい感じの、多分に興味本位の、投票行動を顕著に表すものとなった。逆に、市議などに対する有権者の感覚がいみじくも表れた様相で、この結果は市政・市議会に対する市民の感情を示したものとも言えなくはない。市議補選がこのようなものになったのは初めてで、市議補選の在り方も問われよう。 



今回から早くなる開票。当落は1時間くらいも早く出る!
〜開票開始を早め、仕分け・点検作業を同時進行〜

 函館地区、今年前半の最大の政治イベントともいうべき函館市長選の選挙運動が18日で終了し、19日・日曜日にいよいよ投開票が行われるが、今回の市長選の開票作業が従来よりもぐーんとスピードアップされ、4年前の前回の市長選に比べ、40〜45分くらいも早くなる見通しだ。

 投票は午後6時に締め切られ、すぐに市内78カ所の投票所から投票箱が市民体育館に集められる。そして、投票箱が開けられ、従来だと、票の仕分け作業をした後に、点検作業となっていたが、今回から仕分けと点検を同時進行させる。これによって、30分くらいは早くなるようで、開票の開始も15分早め、午後7時45分としていることから、全体で40〜45分早くなる。

 開票事務にあたる400人余で、日中などの投票事務も含めると、約800人ほどもの市職員が開票関係に携わる。

 市選管では、4年前の前回は午後10時55分に得票が確定したが、今回は10時15分の確定を想定しており、当落もぐーんと早く決まりそうだ。



木戸浦市長の圧勝濃厚。終盤を見ての感触は勝負にならず!

 19日の投票を控え、最終段階に入った市長選は、現職の木戸浦氏、新人の岩谷、伏木田両氏ともに、16、17日と全力を上げての戦いを繰り広げ、土曜日の1日を残すだけとなったが、終盤では木戸浦候補がさらに支持を広げ、岩谷、伏木田の両候補を全く寄せ付けない情勢を色濃くしている。

 4選を目指す木戸浦市長の戦いぶりは、選挙本番の1週間も会心のものがある。告示前には木戸浦市長を支持する自民・保守の道議や市議の後援会関係、各種支持団体の集会を積極的に持って、骨格を固め、告示となってからは、例によって早朝から日中は企業訪問、遊説、夕方からは1日3カ所の個人演説会を全市内各所で展開、着実に支持を固めてきた。

 そして、16日と17日、いずれも午後7時から、別の個人演説会の他に、総決起集会をホテルオークランド、函館ハーバービューホテルで開催、大変な盛り上がりを見せた。両会場ともに1千人以上が集まり、道議会、市議会の両支持議員が結集、佐藤孝行衆院議員もかけつけるなどして、最高潮の様相を見せた。
「ちょっと、やり過ぎではないか」と言われるほどの木戸浦陣営の戦いぶりで、対抗馬と目されてきた岩谷陣営とは様相があまりにも違いすぎる。

 終盤には入っても、木戸浦優勢は揺るぎなく、圧勝の勢い。もしかしたら、木戸浦候補と岩谷候補との票差がダブルスコアになる可能性さえ感じさせる選挙戦となった。さて、得票はどう出るー。


情報サービスやデザイン開発が出来る開放施設や貸し工場もある、
函館市産業支援センターが桔梗のテクノパークに完成

 テクノポリス函館シンボルゾーン形成事業の一つとして、函館市が、昨年10月から総事業費3億6,750万円を投じて、市内桔梗町の函館テクノパークで建設が進められていた、情報サービスやデザイン開発、さらにはインキュベータ機能を備えた施設としての「函館市産業支援センター」が完成し、4月3日午後1時30分から木戸浦市長、市商工部関係者、来賓ら多数が出席してテープカット・開所式が行われた。

 鉄骨造り平屋建て・建物面積671平方メートルの情報・インキュベータ棟と、軽量鉄骨造り平屋建て・同388平方メートルのファクトリー棟の二つからなっており、双方ともに完成した。

 インキュベータ棟には、情報サービスセンター室や研修情報サービスコーナー、デザイン室が設けられ、インターネットシステムやイントラネットシステム、マルチメディアプレゼンテーション、また2次元、3次元の映像システムなどが導入されているほか、ソフトウェア業向けの貸室4室も開設されている。情報産業・ソフトウェア業者などを文字どおり支援サービスし、育成、起業化を促進しようということになっている。

 ファクトリー棟は、4室からなる製造業向け貸し工場といったもので、地域製造業の新分野進出や分社化の受け皿として、起業化の促進と研究開発企業の集積を図ることが目的となっている。



函館山ロープウェイ、前年度比4.4%減ながら、
160万人を運んで連続9年断トツの日本一!


 1年間の乗降客は160万人で、9年連続日本一。函館山ロープウェイ(西野鷹志社長)は、この3月末までの昨年度(1997年度)の輸送実績をまとめたが、これによると、乗降客は景気の低迷やゴンドラの更新工事による運休などのため、前年度比4・4%の減少となったが、159万7,361人の実績となり、観光用のロープウェイとして9年連続日本一となった。

 同ロープウェイに次ぐのは、富山県の立山ロープウェイの104万0,771人ということで、断トツの全国一。

 景気低迷や夏場の天候不順、そしてゴンドラの改修工事で運休日数が多かったが、新しいゴンドラになってその効果が表れたほか、冬場のツアー客の増加で、前年度比で小幅な減少に止まった。



10月から拓銀函館支店は北洋銀行「函館中央支店」、
同五稜郭支店は北洋銀行「五稜郭公園支店」に名称変更

 北洋銀行は、17日に拓銀から引き継ぐ店舗の名所変更を発表したが、函館・道南では9店舗のうち、北洋銀行と同一地域にあって重複する6店舗が名所変更される。新名称は営業権譲渡が正式にスタートする10月から。以下、名称の変わる拓銀支店は次の通り。
▽拓銀函館支店は、北洋銀行「函館中央支店」
▽拓銀五稜郭支店は、北洋銀行「五稜郭公園支店」
▽拓銀亀田支店は、北洋銀行「美原支店」

▽拓銀江差支店は、北洋銀行「江差中央支店」
▽拓銀森支店は、北洋銀行「森中央支店」
▽拓銀八雲支店は、北洋銀行「八雲中央支店」

 函館市内の末広支店、万代支店、湯川支店は、そのまま北洋銀行各支店になる。 



ユニバーサル証券、五稜郭・行啓通りに山一の離職者を
雇用し、函館支店開設・営業開始!

 閉鎖した山一証券函館支店の離職者33人を含む35人体制で、証券・中堅のユニバーサル証券(本社・東京)函館支店が、この23日に開設され、営業を開始した。内田幸二支店長。

 場所は、五稜郭・本町の行啓通り、大雅貿易第1ビル(本町23-4)で、函館のマーケットは有望と評価し、道内では札幌に次ぐ2番目の支店。同社同支店規模の平均である預かり資産300億円を、函館支店も目標とする。

 なお、五稜郭には地元の函館証券が本社・店舗を構えている。



マルカツ興産の「はこだてビール」今度は発泡酒を製造!

 平成8年12月に函館地区第1号の地ビールとして鮮烈デビューしたマルカツ魚長食品グループ・マルカツ興産(株)(代表取締役・柳沢勝氏)の「はこだてビール」は、この1年間で当初予定(80キロリットル)を大幅に上回る270キロリットルを製造・販売し(関係者談)、今や道内地ビール業界でトップの実績を上げているが、今度は新たに発泡酒の製造・販売に乗り出すことになった。すでにこの3月2日付けで函館税務署から「発泡酒製造免許」が下りており、年間8キロリットルの計画で早ければ今春ゴールデンウィーク頃にも売り出す方針だ。

   ☆   ☆   ☆

 マルカツ興産の「はこだてビール」は、函館産のビールとしては92年ぶり、近年のいわゆる地ビールでは函館地区第1号として、大変な話題の中で登場した。ヴァイツェン(商品名・五稜の星)、アルト(明治館)、エール(北の一歩)の3タイプを函館山山麓の湧き水である「うまい地下水」を使った地ビールで、その味わい、のどごしはデビュー以来、大好評。函館観光のメッカ、西部地区の同社・グループ経営の「明治館」並び、函館国際ホテルのすぐ近くに、醸造所を併設する2階建て、300席の「レストランはこだてビール」も同時オープンさせた。

 これらのことから、昨期の最初の観光シーズン入りにあっては、観光客や地元客らがどっと押し寄せ、レストランのメニューも非常に好評なこと相まって、製造が間に合わない状況を呈するほど、大盛況を極めた。

 勢い、増産する段ともなって、一気に年間約300キロリットル体制に拡充し、当初、年間5万缶を予定していた缶ビール(250ミリリットル)が実に20万缶に達する程となって、今日に至っている。柳沢社長の厳命で、本業の鮮魚販売の強い感覚もあって、「とにかく生の新鮮なビールを提供する。10日以上経過したものは絶対に売らない」(関係者)との方針も徹底しており、「おいしい、うまい、はこだて地ビール」という評判が浸透してきている。
 グループの函館西波止場や海鮮市場、ホテル函館ロイヤルなどのホテル部門、さらには空港売店などで、各種セット販売も繰り広げている。

 こうした中で、このうえはさらに、サッポロ(ドラフティ)やサントリー(スーパーホップス)等、大手のビールメーカーなどが新種のビールとして売り出し、最近ブームになっている発泡酒の製造にも乗り出すことになった。
 価格が安く、軽いソフトタッチのビールとして人気を呼び、若者らを中心に要望が強く、また、モルトの調合などポイントだが、技術的に製造がそう難しくない、等々から同社独自のテーマを掲げる形での発泡酒を製造・販売することにしたものだ。当面は1種類を予定し、出来れば今春のゴールデンウィーク頃に売り出したいとしている。




渡島合同庁舎向かいの第一種大型店「つしまフードパワーセンターUバリュー美原店」
届け出通りの売場面積4千8百平方メートル余、11〜12月オープン予定で、建設本格化!
つしま初、市内では15年ぶりの第一種大型店/大店審・結審

 大店審(大規模小売店舗審議会)道部会は、2月27日開催の審議会で函館地場最大手スーパーの(株)ユニークショップつしま(対馬孝一社長)から出されていた渡島合同庁舎向かいで計画中の「フードパワーセンターUバリュー美原店」の出店に関して、届け出通り店舗面積を4、838平方メートル、開店日を今年7月1日(以降)とすることで結審した。
 つしまが計画していた閉店時間の午後9時は認めらず、市内他の第一種大型店と横並びの午後8時になったが、店舗面積、開店日が計画通りになった。オープンは11〜12月を予定している。

 このつしま初の第一種大型店となる美原店は、昨年11月下旬に完成した渡島合同庁舎前、道南自動車学校跡地の市内美原3丁目183番地に新規開店させるもの。同跡地を所有する道南自動車学校(株)(函館市金堀町5ー18 、代表取締役・山村幸生氏)が、大型商業施設を建設し、これに地元最大手スーパーのユニークショップつしまがキーテナントとして出店、つしまとしては最大規模、ここ数年来、上磯町七重浜で道内外大手の新規出店が相次いだが、市内では久方ぶり(15年ぶり)の第1種大型店のオープンになる。

 つしまが独自のノウハウを持って展開しているフードパワーセンターUバリュー店舗で、大型スーパーの他、本とビデオ、酒センター、ドラッグストア、ファーストフードも開設されるなど大型のショッピングゾーンになる。該地は、産業道路沿いの長崎屋、イトーヨーカドー両函館店と近距離にあり、また、躍進するつしま自体にあっても初の第1種大型店なだけに、成り行きが非常に注視される大型店開設計画となっている。

 周辺一円は、近年、新規大型ニュータウンの建設などが行われ、急速に発展してきているところであり、つしまの大型店開設はこれをさらに促進することになる。と同時に、渡島合同庁舎が出来て以来、道路・交通事情に問題点が多く指摘されており、この面での改善が急務になっている。 



期待のコミューター、道とJASの北海道エアシステム(HAC)就航
函館ー新千歳線、函館ー旭川線、そして旭川ー釧路線!
7月からは函館ー釧路線も開設
36人乗り小型プロペラ機で、新千歳線は7月から3往復〜
道南、道央、道北、道東、相互間の主張・ビジネス、旅が非常に便利に

 函館と新千歳、函館と旭川を結ぶ空の便が、道と日本エアシステム(JAS)が共同出資する北海道エアシステム(略称・HAC、本社・札幌)によって、3月28日から就航した。
 使用機材は、小型プロペラ機で、36人乗りのサーブ340B。函館空港発着便関係では1日1往復(所要時間40分)の新千歳線と函館ー旭川線が同時に就航し、特に、全く初めての函館ー旭川線は1日2往復(所要時間1時間)でスターとした。さらに旭川ー釧路線も就航の運びとなった。

 新千歳ー函館間でHACの1番機就航となった新千歳空港では、正午過ぎに関係者らがずらり並んでテープカットが行われたほか、函館や旭川などでも同様のセレモニーが繰り広げられた

 当面はサーブ機1機で回転運航されるが、2機が揃う7月1日からは、函館ー新千歳線が、一気に1日3往復に増便され利便性をぐーんと増すほか、同時にまた、函館ー釧路線も開設し、1日2往復(所要時間70分)の就航になる。
 12月〜2月の冬期間に関しては今のところ、減便する方向。

 函館と新千歳、旭川間の路線が開設し、また7月の釧路を結ぶ空路開設で、道内主要都市間が高速交通路で結ばれ、道内におけるビジネスに大きく役立つほか、道南、道央、道北、道東の旅が非常に便利になる。年間利用予測として新千歳線は4万人、旭川線は3万人、釧路線は2万3千人をそれぞれ見込んでいる様子。
 
 運賃は、6月末日まで全路線で片道1万円の特別運賃を設定した(搭乗の前日まで予約が必要)。JRに比べて1〜2割高いことを考慮した特別設定で、なんとか好調なスタートを切りたい強い意向にある。
 HACの就航は、JRやバス会社との競争を一層激しいものにしそうでもある。

 



いよいよ新年度から始まるキャンパス建設。
函館圏公立大学広域連合、施設整備に8億9千万円計上

 3月27日に函館市内のホテルで開いた函館圏公立大学広域連合議会(函館市、上磯町、七飯町、大野町、戸井町の1市4町で運営)の第1回定例会で、新年度予算案などが可決された。

 新年度予算は、歳入が地方債6億8,730万円、分担金及び負担金4億7,979万円などで、歳出は新年度から始まる用地造成などキャンパス建設のための施設整備費8億9,054万円など計11億6,710万円。

 広域連合職員定数条例の一部改正も行われ、業務の本格化に伴い、事務局職員3名を増員し、20人とした。



函館の地価、商業地さらに大幅下落。駅前でなんと22%も!

 国土庁の発表による函館の地価(今年1月1日時点)は、6年連続の下落となり、商業地は平均で前年比11%減と、全道一番の2桁台の下落で、依然歯止めがかかっていない状況だ。

 特に、函館駅前地区・商業地の下落が顕著で、前年比22%も下がるなど地価の面でも地盤低下が急速に進んでいる。取引はなかなか成立しづらく、深刻な不況から実勢価格はもっと低く、底が見えない様相を呈している。

 住宅地は横這い。住宅地で一番高かったところは、市内杉並町で1平方メートル当たり11真2千円となった。商業地で最高は駅前の70万円。


函館の食品製造の12社で統一ブランド名「港街のテーブル」!
詰め合わせ新商品などさらに企画し、拡販へ

 函館・地場の食品製造の12社が集まって統一ブランド名をつくり、その詰め合わせ例の商品を紹介する展示が、去る3月23日から27日まで函館市役所1階ロビーで催され、さらに、その後はピアマーケットの地ビールレストラン「ビロングス」で展示されている。
 ブランド名は、”浪漫地区・函館”をサブタイトルとし、「港街のテーブル」と名付けられており、各社製造の製品の付加価値を高め、売上げを伸ばそうというもので、本年度はデザイン高度化事業として国、道の補助を受けた。

 参加しているのは、
▽函館カール・レイモン   ▽函館酪農公社
▽北海道乳業        ▽函館麦酒工房
▽はこだてわいん      ▽丸豆・岡田製麺
▽美鈴商事         ▽マルキチ食品
▽マツモト函館工場     ▽太田
▽松田かまぼこ商店     ▽菊池食品工業函館工場

 の12社で、函館ブランド食品研究会(会長・田島久吉北乳社長)を昨年11月につくり、地元のデザイナーも交えて新商品やデザインを企画、検討してきた。研究会は4月から函館食彩倶楽部と改め、統一ブランド「港街のテーブル」の商品の浸透を図ることにしている。



駅前再開発の土地区画整理事業 決定!
今秋に事業着手。総事業費86億円で駅前広場の拡張や道路整備。駅舎移転・新築へ

 函館市は17日、総事業費約86億円の函館駅前土地区画整理事業を都市計画決定した。9月ごろにも道の認可を受け、事業着手、2年くらいで調査・設計の後、路線移転など行い、2001年度に本格工事に入り、2004年度の完成を目指す。

 駅周辺の9.8ヘクタールが対象で、駅前広場を現在の1.7倍の1.5ヘクタールに拡張するほか、駅前広場北通など都市計画道路5路線、区画道路7路線の整備が主な事業。国の補助事業で、建設省から38億円、運輸省から8億円の補助を見込み、起債を含む市の負担は約39億円。地権者は50人(者)で、JRが5.5ヘクタールの最大の地権者。

 広場では、ひょうたん型のロータリーが設けられ、バスターミナルを整備し、乗用車・タクシーは専用道路を設けて分離する。市民の憩いの場ともなるポケットパークの設置など緑地整備も打ち出されている。

 広場を拡張することで、駅舎が現在地よりも約40メートル海寄りに移転され、新築される。市がすでに国鉄清算事業団買収済みの1ヘクタールでは、青少年科学館や総合情報センター、立体駐車場の建設、等々の構想もあるが、木戸浦市長は先般の市議会で財政問題から慎重姿勢を見せ、見直しを示唆している。



長万部まで南下の高速道路、道路公団現地事務所幹部語るに、
次は「長万部ー八雲間の2002年開通を目指す」

□北海道縦貫自動車道がようやく長万部まで南下してきて、次への大きな期待として長万部ー七飯間の早期本格着工・完成が叫ばれているが、先般、上磯町で開かれた道南地区生コンクリート協組連合会など主催の講習・講演会で日本道路公団道支社長万部工事事務所の幹部が、長万部ー八雲間について2002年までに開通させたいとの意向を明らかにした。

「高速道路の建設は本州中心になりがちだが、現在、長万部ー八雲間では用地買収を進行中にあり、公団としては2002年までの開通を目指している」というもの。