ニュースファイル99統一地方選(99.1-4)


上段
統一地方選/函館市長選ほか、首長選挙(上磯町長選、森町長選など)

下段
特設/‘99 統一地方選 知事選・道議選/函館市議選など



函館市長選、前助役の井上博司氏が当選!山崎に約3千票差。

 5人が立起し大激戦となった函館市長選は、25日、投開票の結果、前助役で経済界などが推した井上博司氏(62歳)が、商工業者や各界の幅広い支持を集め、接戦の末、弁護士で民主党推薦の山崎英二氏(52歳)を破って当選した。

 山崎氏は、保守大分裂で本来有利な構図であったが、最後まで民主・連合などをまとめきれず、無党派層や浮動票狙いも思ったほど進まず千載一遇の機会を失った。
 前道議で自民推薦の畠山博氏(54歳)は、佐藤孝行代議士の強力な支援で土建業界などへ徹底的に浸透を図ったが、大きな広がりにならず、井上、山崎両氏に水をあけられ、3位に止まった。

 保守系の前市議、大日向豊吉氏(49歳)は、1万票余を得票し、一応善戦したが、独自の戦いの域を出なかった。
 共産党の斉藤光躋氏(59歳)は、出遅れたものの、9千票弱に止まり、完敗となった。

 以下、各候補の得票は次の通り。
当選 井上 博司 無新           46,530
   山崎 英二 無新(民主、社民推薦)  43,398
   畠山  博 無新(自民推薦)     36,959
   大日向豊吉 無新           10,047
   斉藤 光躋 共新            8,961



上磯町、森町ともに、現職町長が各7選、8選!

 24年ぶりの選挙になった上磯町長選は、現職の海老沢順三氏が、新人の山本正宏、金沢洲作の両氏を破って当選、7選を果たした。
 多選批判をかかげ新旧の一騎打ちになった森町長選は、現職の湊美喜夫氏が、新人の佐藤政光氏を退けて8選を果たした。



今日・25日、最注目の函館市長選・市議選、上磯町などの町長選、町議選など投開票。
投票は午後8時まで、深夜には結果判明!


 18日と20日に告示された統一地方選後半戦の函館市長選と函館市議選、上磯町や森町などの町長選は、25日に投票が行われ、即日開票されて深夜には新しい顔ぶれが決定する。

 函館市史上希にみる大激戦となった市長選は、井上博司、山崎英二、畠山博の有力3氏の激しい争いが最後まで続き、井上氏が世論調査の若干リードのまま逃げ切ったかどうか、畠山氏が追い込んで抜けれたかどうか、また山崎氏が漁夫の利で転がり込めたかどうか、などの様相で投票日を迎えた。

 函館市議選は、最終、2〜3議席をめぐってボーダーライン上の候補が激しい争いを展開したまま、新定数36の議席決定の結果待ちとなった。

 町長選は、注目の上磯町選で、現職・海老沢順三氏に対して、新人、山本正宏氏が超多選批判を背景に母さんパワーが爆発した格好となり、森町選もこれまた超多選批判をかかげて打って出た新人の佐藤政光氏が現職の湊美喜夫氏を激しく追い上げて、結果が非常に注目される段となっている。

ラスト前・金曜日、3陣営3通りの必至の大集会!
おとなしく、型どおりの井上陣営。勢い、熱気充満の畠山陣営。やはり盛り上がりに欠く山崎陣営

 24日の土曜日、1日を残すだけとなったラスト前・金曜日の函館市長選をめぐる井上博司、畠山博、山崎英二の3陣営の動きは、最後の大集会、街頭大集会がいずれも同日午後6時から一挙に持たれ、最終日を前にしての必至の選挙戦を繰り広げた。

 まず、山崎陣営は、五稜郭・本町交差点近くの北洋銀行五稜郭公園支店前で民主党本部の鳩山由起夫幹事長代理がかけつけて開かれ、鉢呂吉雄、金田誠一両衆院議員に引き続いて、鳩山幹事長代理、そして候補の山崎が最終盤の支持を強く訴えた。集まり具合はまずまずながら、今回の市長選における民主党・連合陣営の対応ぶりをいみじくも示すような街頭集会であった。はっきり言って燃えるような盛り上がりにかけるものであった。

 畠山陣営の方はどうか。ホテル函館ロイヤルの大ホールで最後の決起集会が開かれたが、いす席はごくわずかで、後は文字通り立錐の余地がないほどの集まり具合で、ロイヤルではこれまでにそう例がないほどの出席者。選挙戦本番に入ってからも勢いを維持する畠山・佐藤孝行代議士連合ならではの大集会(個人演説会)となった。勢い、緊迫感は3陣営の中でピカ一であり、佐藤代議士、畠山候補の執念が反映している大集会で、良くもこうも矢継ぎ早の大集会に支持者が集まるものだと関心するほどのものがある。畠山擁立になんくせつけられて、井上擁立という屈辱的な仕打ちをされた佐藤代議士の意地、執念が伝わる畠山陣営の動きで、同代議士自体の過去の選挙にも見られないもの凄い選挙戦になっている。

 井上陣営は、前記2陣営と全くの同時刻に函館国際ホテルで開かれ、前列半分がいす席、ほか立ち席で満杯の集まりとなった。いずれの集会にあっても、雰囲気はおとなしいという井上陣営の集会ならではの様子はこの日も同じで、前回のホテルオークランドの大集会同様に、木戸浦前市長も姿を見せ、木戸浦氏ならではの語り口で応援演説をしていた。



井上陣営、ホテルオークランドで大集会盛況開催。木戸浦前市長かけつけ、応援演説!

 函館市長選に出馬の井上博司氏の個人大演説会が、20日夕刻、ホテルオークランドで約1千5百人ほどを集めて大盛況のうちに行われた。井上陣営では選挙期間中、前半戦のこの日と23日(函館国際ホテル)の2回、大集会を組んでおり、その第1弾となった。
 旧亀田市域を中心として後援会が積極的に動員をかけての大集会とあって、同ホテルの大ホールに入り切れず、隣のホールにもモニターテレビを設置して出席者を入れ込むというものとなった。

 保守系の市議選立候補者、北原善通氏はじめ、久保幸一氏、小川進氏、工藤恵美氏、白崎憲司郎氏ら現職組もかけつけ、また、井上氏を後継候補に指名した木戸浦前市長も姿を見せ、応援演説した。

 井上氏は、演説の中で、折から建設中で来春開学する公立はこだて未来大学について、今選挙戦で激しくしのぎを削っている他の保守系候補が学部の見直しなど主張していることに関して、そんなことをしたら、開学が5年も遅くなってしまうなど大変なことになると批判した。
 木戸浦氏にあっても、同じ保守系候補陣営が締め付け選挙しているなどと批判した。

オヤジ・企業連合対母さん・お家パワーの対決!/実に24年ぶりの上磯町長選

 函館市長選や市議選と同じ25日投開票の町村長選と町村議選が、20日告示され、道南の注目の選挙である上磯町では7選を目指す現職の海老沢順三氏(67歳)とこれを阻もうと新人の山本正宏氏(54歳、前町議会議運委員長)、同じく新人の金沢洲作氏(56歳、前町議会副議長)の3人が立起し、実に24年ぶりの選挙戦に突入した。

 事実上は、前代未聞の24年間もの無投票で町政を担ってきた海老沢現町長を山本氏がひっくり返せるかという戦いで、2月上旬の出馬表明以来、町内5千軒を自らの足で歩いてきたという山本氏の得票ぶりが注目の的だ。出陣式の模様は、6期24年間、現職の強みで地元各界の主だった顔ぶれの支持を受ける海老沢陣営がそれこそ背広組男性・企業経営者がわんさとかけつけたのに対して、山本陣営の方は女性・主婦層が極めて目立ってかけつけるというものであった。

 言うならば、背広姿のオヤジ・企業連合対母さん・お家パワーの戦いという実に興味深い様子を見せている。立ち上がっている母さんたちのパワーがさく裂するかどうかだ。

私を市長にするのかしないのか、皆さんにかかっている」
「勝手連でいくらやっても、仲間である皆さんの組織の4万5千票がなければ勝てない」
山崎英二候補、極めて率直に心情に訴える!山崎市長選の大きなエポックになるか

〜動き鈍い民主・連合の4.19総決起集会〜

 大激戦になっている函館市長選で山崎英二氏(52歳、弁護士)当落のカギを握る様相を強めている民主党・連合陣営の動向で、とりわけ連合・労組の動きが鈍く、成り行きが非常に注目されている中、連合(函館地区連合、鹿島壮市会長)主催の市長選・市議選勝利に向けての総決起集会が、市長選候補の山崎氏と12人の市議選候補がかけつけて、19日午後6時から函館国際ホテルで開かれた。99春季生活闘争未解決組合支援・諸闘争勝利総決起集会という名のもとにセットされたもので、オルグ・動員した割には今一つの集まり具合であったが600人ほどが参加した。

 最初に、主催者の鹿島連合会長があいさつし、「今回の市長選に対する取り組みの中で不協和音が出てきているとして不安どうこうの指摘が行われている。決してぎくしゃくしているのではなく、選挙戦に至るこれまでの節目節目できちっと対応してきたつもりだ。しかし、現状は放っておくことは適切でなく、連合・労組票が浮動票化しているなどともいわれている。このため、連合として(労組)皆さんとともに残り5日間、全力を上げなければならない。もしも市長選で負けるようなことになれば、それは人為的なものといわれている」と述べた。

 来賓として、札幌からかけつけた民主党道連の竹村泰子会長のあいさつの後、連合の渡部正一郎事務局長も報告に立ち、「市長選の状況は、5人が立っているがすでに3人に絞られ、横一線と考えており、厳しい。問題は残り5日間にかかっている。山崎候補への支援を強め、そして投票に行くということが必要になっている」云々と呼びかけた。

 引き続いて、市議選立候補者が一人一人紹介され、各人の決意表明が行われ、そして市長選に立起の山崎氏が、率直に次のように支持を強く訴えた。

「一部マスコミから保守分裂で山崎は漁夫の利などといわれるがそうではなく、厳しい市長選。また私のところには民主・連合の組合が動いていないなどとの電話などかかってきている。私の選挙は民主・連合の力にかかっており、私を推薦して下さった皆さんの民主・連合が私を市長にするのかしないのかということです。私は皆さんの推薦があり市長選に立起するに当たって、組織の票は4万5千票しかなく、(相手陣営がどうなろうと)当選には7万票が必要で、それには2万5千票が足りないので勝手連組織の山崎ネットの形で不足分を取りたいということでスタートした。

 この間、民主党や連合を勝手連の一つなどと失礼な言い方をした。これは皆さんとは仲間だという意識があったからそう言った。私が弁護士を始めたのは労働弁護をしたいということからであり、電話帳で労働組合の電話番号を調べることからスタートした。私の弁護士としての活動を通じてのこの20年余の皆さんとの絆はなにものにも代え難いものだと信じている。

 いくら勝手連がやったにしても、皆さんの組織の4万5千票がなければ勝てない。私が市長になれるのかなれないのかは、民主・連合の運動があってはじめてなれるのであり、どうか皆さんの力強いご支援をお願いしたい」

 この日の民主・連合の総決起集会は、山崎市長選の行方を左右するものとして、非常に注目されていた。一つは連合が動員をかけてどの程度集まるかであり、もう一つは山崎氏がぎくしゃくしている連合・労組との関係でどう訴えるかということであった。この点、集まり具合は、やはりこれまでの労組の動きが非常に鈍いのと並行してオルグ・動員をかけた割には低調で、下限ぎりぎりともいえる600人ほどになった。
 しかしながら一方で、山崎氏のあいさつ・呼びかけは、心情に訴えるなど極めて率直で、残り5日間の選挙戦における連合・労組組織の動き、並びに市議候補との連携に期待がかかる内容あるものであったようだ。山崎市長選の大きなエポックになる可能性が強いとみられる。
 

<長文の情勢リポートになっていますので、プリンターしてゆっくりお読み下さい>(PDFファイルでも配信しています)
〜函館市長選告示直前の情勢〜
保守分裂で山崎有利ながら混戦模様で、当落決定付ける浮動票
大して強くない山崎!死角どころか、弱点がやまほど。最大のアキレス腱、市職労・市労連。動き鈍い民主党・連合
保守真二つ!畠山、井上両陣営が激しいつばぜり合い。


 25日投開票の函館市長選をめぐる告示直前の情勢は、市民グループと民主党・連合が推薦する山崎英二(52歳、弁護士)が、陣営全体のまとまりがなく、地元民主党や地区連合・労組サイドの動きが非常に鈍いものの、自民党・保守陣営が完全に分裂し、佐藤孝行代議士サイドが推す自民党道連推薦の畠山博(54歳、前道議)と、函館商工会議所議員でつくる政治組織の商工連盟や木戸浦隆一前市長側が推す井上博司(62歳、前助役)との対立、激しいつばぜり合いで、依然優勢のまま本番突入という形勢にある。

 ただ、山崎については、市内最大労組である市職労・市労連が最大のアキレス腱になっているほか、肝心の市議選の民主党系候補13人との連携でも山崎を実際やっているのは3人くらいであるなど、死角どころか、弱点が山ほどあり、「市民グループ主体のいわゆるネット選挙の山崎は、大して強くない。保守陣営の分裂による激しいつばぜり合い、食い合いに助けられているだけだ」(労組関係大幹部)との様相にもあって混迷・混戦を強めており、投票率が65%前後と結構高めが予想されることから、浮動票・無党派層の行方が当落を決定付けるとみられる。

  ◇  ◇  ◇

 自民・保守が真二つになっている格好から、本来ならば山崎が圧勝するケースだが、陣営がまとまって一丸となるにはほど遠い状況で、無論のこと山崎本人と、山崎擁立を主導した民主党の金田誠一衆院議員支持の市民グループが一生懸命になっているだけで、ザ・山崎ネットという勝手連組織の広がりも当初思われたほどの勢いになっていない。ちなみに、4月14日時点で115のネットを数える。その要因には、金田は現在の地元民主党・連合の主流、大勢ではなく、多分に浮き上がった存在であるほか、山崎立起のスタート時から、民主党や連合も勝手連支持の一つとか、ネットの一つなどという「軽視発言」による反発や、ネット自体の選挙運動が中身に乏しく、自画自賛のパフォーマンスが強すぎることなどにある。

 ただ、函館では女性有権者数が男性よりも2万5千人も多い現実があり、山崎ネットが女性・主婦層に比較的支持を広げていることは大いに強みとなっている。
 さて、山ほどある弱点だが、その筆頭は市職労を中心とする市労連の動向で、連合・労組支持の最大のアキレス腱になっている。市職員仲間の井上前助役が立ったことで、市幹部・管理職を含めてかなりが井上に流れる公算大となっている。市議選で市職労から2人、市交通労から最有力トップ候補1人が立っているが、中身は全く山崎支持に非ずで、中には選挙事務所に山崎のポスターすらはっていないところがある。市労連・市職労と市幹部・管理職全体の少なくとも6割5分、まず7割が井上に流れるとみられている。

 市職員数は約4千人、井上支持の主力部隊の一つである「市OBの会」は会員約150、市退職者は7〜8百人で、合わせて市役所ファミリーは全体でざっと5千人の大部隊。夫婦、家族を入れると、かなりの票がある。ちなみに、前回の市議選で市職労の2人と市交通労の1人の3人が取った票は約9千票であった。
 先の道議選で市職労がバックのベテラン現職、輪島幸雄が落選したが、市交通労の議員と極めて不仲で、しかも今回は市交通労が組織割りで切り離されたことが落選の最大原因であった。この市交通労出身の市議選対は函館で最も完璧な選挙を展開する。今回もトップが最有力視されている。
 次に、山崎の市長選では、表向き民主党系市議候補13人との連携が打ち出されているが、13人のうち1人はJR総連の候補で市長選は自由投票。残り12人の中で山崎をやっているのは目下のところ3人だけ。あとのまず6人は一応のポーズだけで、ほか3人は自分の選挙で精一杯だ。
 鉢呂吉雄代議士サイドも山崎選挙には及び腰。山崎ネットは金田・市民グループ選対の色合いがあまりにも強く、鉢呂サイドはこれにうんざりしている。水面下では、早ければ今年にも予想される総選挙小選挙区絡みで、井上支援の旧阿部派・側近とつながり、井上陣営に片目を向けている。

 これらのことから、民主党・連合の動きは非常に鈍く、この関係では実働部隊も何も山崎市長選では動いていない。19日に民主党・連合共同主催で市長選・市議選の総決起集会を開き、オルグ、動員をかけるが、すでに告示後で市議候補の各選対はスケジュールを組んでしまってからで、遅すぎるとの指摘も。山崎にとっては、この場が今選挙戦での民主党・連合陣営の心をつかむ最後の機会、大きなポイントにもなろう。民主党・連合が黒子に徹しているなどと言えば、格好は良いが、内情はやる気になっていなく、全然燃えていない。

 山崎陣営の目論見は民主党・連合組織で4万5千票、ネットで2万5千票だが、告示前の状況はこれ完全に捕らぬ狸の皮算用で、非常に甘い。昨年の市長選で岩谷正信が3万1千5票、前々回の杉山博康が3万1千7百票と、判で押したような得票であったが、この票は組織の6割ほどといわれている。
 ちなみに、今回の道議選函館市では3人で4万7千票、政党別得票率では約37%。前回は4万6千票。96年10月の衆院選総選挙では鉢呂が小選挙区函館市で6万1千票、その前の総選挙で鉢呂と金田が合わせて6万8百票取っているが、自民党・佐藤氏と対峙してのものだ。13年前の木戸浦前市長の初戦時、輪島を擁立し、決戦に及んだが、当時の輪島は評判も悪くなく、相当燃えた選挙になって5万7千票余を投票した(木戸浦6万4千票で当選)。そんなこんなで民主党・連合の組織票は4万8千票くらい、多くてざっと5万票弱とされる。

 現状で山崎市長選ではどのくらい固まっているか。労組団体首脳は4割少しくらいと語っている。極端かも知れないが、それほど連合・労組の動きは現状悪い。
 これもそれも、山崎選対、つまりネットの選挙が、独りよがりで非常に下手くそであることが最大の原因だ。格好をつけて、完全都市型の勝手連選挙や市民グループ選挙が機能するまで函館の現実はアカ抜けなどしていないのに、ただ悦に入っている。厳しく指摘すれば、民主党・連合陣営をその気にさせれば立ち上がるのに、民主党も連合もネットの一つなどと現実離れのことを言い放ち、自己満足の選挙戦になっている。さらに、訴えも下手くそで、パフォーマンスには熱入れるが、これといったキャッチフレーズも打ち出せないできている。

 好材料は、地元民主党や連合組織が機能していない(そのようにさせていないと言った方が適当か)のとは裏腹に、民主党本部が山崎市長選にことのほか一生懸命で、菅代表の来函はじめ、元首相の羽田幹事長、横路総務会長(前道知事)、そして鳩山由起夫幹事長代理と幹部・5役がこぞって函館入りし、ムードを盛り上げる方向となっていることは浮動票獲得に大いにプラスだ。「なんでこんなに来るんだ。よほど行くところがないのか」といった陰口もないではないがー。
 先に言及した女性・主婦層への食い込みや、文化団体、山崎が顧問弁護士を務める企業・経済人などへの支持拡大なども進んできている。もちろん、山崎自らもすでにかなり支持取り付けに効果を上げてきている。
 公明党の自主投票決定も、中身はともかくとしても山崎にはプラス。

 以上、山崎は、保守分裂の三つ巴の中で相対的に決して弱くはないが、意外と大して強くもない。民主党・連合をやる気にさせ、組織を引き締めることが不可欠であろう。もう時間がないが、井上、畠山が激しき競うことによって山崎が埋没することだって完全否定出来ない。

当落状況は山崎の投票如何?当選ラインは一応5万5千票だが、混戦強まれば5万票前後に
今や、畠山、井上と互角の戦い?建設業界など佐藤代議士の影響力甚大!

最後は女性票、浮動票で山崎逃げ切るか〜

 井上博司はどうか。函館商工会議所の議員でつくる政治組織の日本商工連盟函館地区連盟を中心とする経済界の大多数、木戸浦前市長サイド、保守系市議団、市役所幹部とOB、旧阿部派・側近グループらが主体となって推す市長選で、陣営全体が木戸浦路線継承の陣容だ。
 保守一本化調整を期待しての井上氏担ぎ出しであったことや、つい1カ月前まで井上氏が助役・市長職務代理者を務めていたことなどから出遅れ選挙になったが、道議選終了後、一気に支援の企業や団体から人が送り込まれるなどして実働部隊がフル回転している。支持取り付け、浸透作戦を懸命に進めているわけで、「一に足、二に足、三に足」の意思統一のもと、とにもかくにも支持者取り込みを急いでいる。

 井上本人も、企業、団体回りを精力的に相当こなす日々が続いている。山崎先行の女性票取り込みにも動き出し、別個「女性の集い」を連発する方針を打ち出し、スタートした。
 経済界の主だった顔を揃え、畠山に行く票をなんとか最小限にしなければ勝機はなく、逆に畠山・佐藤(代議士)連合が本格化すればするほど当選の可能性は少なくなるというジレンマ選挙だけでに厳しいが、今や、やるだけだという戦いだ。
 告示後の20、23の両日には大集会をセットし燃え上がらせ、超短期決戦の勝負をかける。
 市職労・市労連からの大量流入を期待し、市幹部・管理職、そしてOBにあってもお家の大事として陰から井上支援を本格化させている様子。もちろん、選挙違反には万全の注意をはらってだ。
 

 ◇  ◇  ◇

 畠山博も陣営上げての選挙戦になっている。畠山は幾分傲慢とも言えるほどの手法で躍起になっており、これを受けて選対も実戦部隊、運動員が慌ただしく出入りしている。企業訪問、各種団体、そしてお茶懇と畠山はフル回転してきている。
 佐藤代議士も面子がかかった畠山市長選で、畠山擁立に至る選考過程を記した文書を配布する一方、厳しく引き締め選挙を展開している。地元大手建設業者らに対しても佐藤代議士の影響力は強く効いており、大手4社のうち畠山支持が3社、井上支持は1社で、中堅どころも一部を除いて畠山支持になっている。

 水産業界は一部幹部が井上推薦を出したが、勝手なことをしているなどとの内部批判が飛び出し、中身はいろいろだ。
 経済界の支持も大体は井上4対畠山1と目される状況だが、そこは佐藤代議士の力量もあって取り崩しが進んでいる。
 歴とした自民党道連の推薦候補ということを前面にかかげ、市役所4千人職員の1割削減といった明確な公約などメリハリのある政策を打ち出し、自民党広報による「紙爆弾」もスタンバイした。

 道議選で川尻秀之、桜井外治の両自民党候補が当選したことで、この道議2人も両輪として回転させたい意向だが、肝心の道議2人は自らの後援者・後援会も股裂き状態で、「市長選は別」と動向は不透明だ。保守真二つの市長選は勘弁してほしい、逃げ出したいというのが本当の腹か。

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 もう一人の保守候補、大日向豊吉は、全くの独自の戦いであり、斉藤光躋函館地区委員会副委員長の擁立を決めた共産党は、積極的に5人を立てた市議選との完全連動選挙で、道議選で日高令子を当選させた勝利ムードに乗って市長選では街頭活動などに力を入れる。

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 投票率は、当初60%くらいかとみられていたが、先般の知事選・道議選で、知事選が相乗りで関心が低かったにもかかわらず結構高かった(前回を上回留57 %)ことから、ここにきて市議選と同時の市長選は60%は悠々越え、65%前後と予想される。
 となると、投票総数は約15万票が見込まれ、共産党の斉藤と保守系の大日向で約2万票程か。残り13万票で、こうなると、当選ラインは5万5千票。混戦、更なる接戦になれば5万票前後まで下がる。

 先日の道議選での民主党候補3人の合計投票率は前記の如く約37%。これをそのまま山崎に当てはめれば5万5千票で当選になるがー。つまりは、山崎がどのくらい取れるかによって当落状況がガラリ変わり、もし山崎が5万票くらいや4万5〜6千票止まりほどで、不振だと分からなくなってくる。

 井上、畠山のしのぎ合い、つばぜり合いは、当初、市議団が付く井上が優勢かとみられていたが、畠山ががんばり、佐藤代議士が「心中するつもりでやる」などと演説し、本気になってやってきているため、今や、互角、佐藤信者の中では井上より上になったなどの話も出ている。この点無論、井上陣営も負けていないと言い張る。
 いずれにしても、漁夫の利で本来的には山崎が圧勝出来る市長選だが、きれい事のまずい選挙で、分裂まで行かないものの、陣営まとまらず混戦を招き、頼りは浮動票という選挙の様相を強めている。極論すれば、現状は連合・労組票の相当数が浮動票化していると言えなくもない。



羽田幹事長も18日に山崎氏応援で函館入り。
民主党本部三役こぞっての、国政選挙並みの函館市長選応援!

動きの鈍い地元民主党や地区連合・労組の取り組みとは対照的


 市長選出馬の山崎英二氏応援のため、民主党の菅代表が昨14日、来函し、引き続いて告示日18日の出陣式には、横路孝弘総務会長(前道知事)、選挙終盤の23日には鳩山由起夫幹事長代理が来函するなど、民主党本部の函館市長選に対する取り組みは相当なものがあるが、加えて、18日には元首相の羽田孜幹事長が函館入りし、選挙初日から民主党本部上げて「山崎市長選挙」を一気に盛り上げる方向となった。

 羽田幹事長は出陣式出席ではなく、市内2カ所ほどでの街頭演説会が予定されている。

 菅代表はじめ、羽田幹事長、横路総務会長、鳩山幹事長代理というように、党三役・幹部がこぞって函館入りする段となったわけで、衆院総選挙・国政選挙並みの力の入れようであり、地元民主党や地区連合・労組のこれまでの鈍い動きとは対照的になっている。民主党本部は、統一地方選後半戦における函館市長選を重要選挙地区に位置づけし、「山崎市長選」は行けると読んでいる様子だ。

公明党の市長選への対応、中身はともかくとして、自主投票に決定。

 公明党函館総支部は、15日、今回の市長選の対応に関し、自主投票とすることを決定した。これによって、公明党の最大の支援団体である創価学会もこの意向に沿うものとなる。
 公明党は、昨年の木戸浦前市長の4選出馬選挙では木戸浦氏を推薦したが、13年前の木戸浦前市長の初戦、社会党(現民主党)系・輪島幸雄氏らとの戦いでは自主投票であった。
 中身はともかくとしても、一応、表向きは自主投票決定ということのようだ。

山崎陣営のネット主導で菅代表を呼び、街頭演説会や大集会開催!
パフォーマンスばかり目立ち、盛り上がりに欠き、肝心の広がり欠如


 市民グループが主導し、民主党・連合が推薦する市長選選出馬の山崎英二氏応援のため、民主党の菅代表が14日午後、来函し、市内松風町の山崎後援会「ザ・山崎ネット」事務所前や美原の長崎屋前、中島廉売の3カ所で街頭演説会などを展開したほか、夕刻にはホテル函館ロイヤルで2千人以上を集めて大集会を開催、「今こそ函館を変えよう!」とデモンストレーションを展開した。

 菅代表は、街頭演説会や大集会を通して、「山崎さんと私には、2つの共通点がある。一つは2人とも昭和21年生まれで、もう一つは私は市川房枝さんを通じて政界に本格的に足を踏み入れ、この時はちょうど田中内閣の時代で、山崎さんは田中さんのロッキード事件など契機に政治倫理問題を取り上げ、政治との係わり合いを持つものとなった」「その山崎さんが市長選に出るということであり、函館では前市長が病気のために辞めたということで、このことは大きな変革のチャンスだと思う。函館ではゴールデンウィークの頃が桜の開花ということであり、その時には市民の皆様の支援で山崎市長誕生という大きな花がさくことを願ってやまない」などと、山崎市長誕生への支援を強く訴えた。

 街頭集会、大集会を通していえることは、山崎市長誕生を目指すべく熱気、盛り上がりの欠如だ。菅代表を迎えての今回の一連のデモンストレーションで「山崎ブーム」を巻き起こすべく、ザ・山崎ネット主催で市電に乗ったり、菅代表にいかそーめんを食べさせたり、等々パフォーマンス展開したりしたが、盛り上がりに欠けた。

 大集会では、民主党・連合側が各陣営に呼びかけ、約1千人の組合員の動員を要請し、集会自体は2千人を越える盛況ぶりとなったが、肝心のネット側が最大の狙いとする一般市民層、無党派層への参加は思ったよりも目立たず、大して広がっていないことを示すものとなった。街頭演説会もどちらかと言えば、寂しいものであった。告示まで4日ほどを前にしては、前途多難な4.14デモンストレーションとなった。

 いずれにしても、「山崎ブーム」を巻き起こすまでには、ほど遠い現状にあるといった様子にある。ザ・山崎ネットの選挙運動をみた場合、集会などはパフォーマンスを多く取り入れて自画自賛、悦に入っている様子だけが目立ち、観衆は全然おもしろくも何も思っていない。保守分裂に助けられているだけで、山崎市長選挙の見通しはここに至っても明確な展望が見えないものとなっている。これが証拠に、民主党や実働部隊となるべき単産・労組員の動きは全く低調だ。


共産党函館地区委員会、副委員長の斉藤氏擁立へ

 共産党函館地区委員会(伏木田政義委員長)は、14日までに、市長選に同委員会の副委員長、斉藤光躋(みつのり)氏(59歳)を擁立する方針を決定し、公認申請に入った。

 同委員会は、先の道議選函館市で日高令子氏を当選させたことを踏まえ、対応が延び延びになっていた市長選問題では同時に行われる市議選で5人全員の当選を目指すうえからも擁立が不可欠と最終判断。斉藤副委員長を説得し、了解を得た。斉藤氏擁立には支援団体の全労連・函労会議も同意し、推薦を決定した。これらを踏まえ、党中央への公認申請に入った。

 斉藤氏は、これまで衆院選旧本道3区に2度、90年4月の函館市長選にも出馬した(いずれも落選)。斉藤氏の出馬で、市長選は5人の争いになる。

函館市長選、各陣営臨戦体制へ

山崎陣営/14日、菅代表来函し、大集会開催。3カ所で街頭演説会、得意の握手作戦、そして
     「菅代表と電車を乗る会」等々、大デモンストレーション。横路衆院議員、鳩山幹事長代行も応援で来函へ
井上陣営20、23日に大集会開催。
畠山陣営/「紙爆弾」すでにスタンバイ


 統一地方選前半戦の道知事選・道議選が終わって、函館市議選と一緒に、いよいよ函館市の天下分け目の市長選だ。市長選、市議選ともに18日告示の25日投開票で、市長選では、事実上の三つ巴戦である、自民党道連推薦の畠山博(54歳、前道議)、民主・連合や市民グループが推す山崎英二(52歳、弁護士)、函館商工会議所の議員でつくる日本商工連盟函館地区連盟が推薦する井上博司(62歳、前助役)の各陣営とも支持者固めを一気に本格化させ、臨戦体制に突入している。
 
  ◇  ◇  ◇

 前助役の井上博司の出馬で市職労の関係が井上支持で大量に流れるとか、また、衆院8区小選挙区を巡る金田誠一衆院議員とのいがみ合いに加え、金田後援会サイドの市民グループ主導による後援会の色合い濃い「ザ・山崎ネット」のため、鉢呂吉雄衆院議員側が嫌気を差し、一部が井上支持に回るとか、同ネットの代表者が独断専行で余計な波風を立たせている、果ては同ネットと民主党・連合の関係がしっくり行かず機能していない、等々、陣営内の結束如何が最大の問題となっている山崎陣営だが、2月14日に民主党の菅直人が応援のため函館入りし、大々的なデモンストレーションを繰り広げる。

 「今こそ函館を変えよう!」というキャッチフレーズで午後6時からホテル函館ロイヤルで大集会を開催するほか、14日はこれより先の午後2時15分から菅代表共々、松風町のザ・山崎ネット事務所前で街頭演説を行う。松風町ー五稜郭ー亀田支所と街宣活動し、美原の長崎屋前でも午後3時15分から街頭演説会をセットし、いずれの街頭演説も金田、鉢呂両衆院議員が司会や演説をする。平出陽子、斉藤博の両道議、市議候補全員の紹介や菅代表得意の握手作戦も組まれている。
 この後、美原ー花園ー湯の川と街宣し、午後4時11分ごろからは、湯の川電停発で、「菅代表と電車に乗ろう会」というパフォーマンスもある。
 堀川町電停で降りて、さらに、午後4時40分からは、中島廉売で3回目の街頭演説を行い、中島廉売内を歩くことにもなっている。そして、ホテル函館ロイヤルの大集会に臨むという段取りになっている。14日の菅代表来函を契機に一気に山崎ムードを盛り上げる作戦だ。

 菅代表に続いては、告示日18日の出陣式には、横路孝弘衆院議員(前道知事)がかけつけるほか、、NTT労組の顧問弁護士である横路氏の実弟・弁護士も出席する。作家の立松和平もかけつける予定だ。
 選挙中の23日には民主党大幹部の幹事長代行、鳩山由起夫も応援に入る。

 民主党本部は、山崎擁立の函館市長選を統一地方選後半の最重点地区にしており、非自民・市民派市長誕生を目指して全面的に後押しする構えだ。
 このほか、民主党・連合陣営は、山崎の市長選に向けて支援労組や団体の結束を図るべく、また、鉢呂、金田両衆院議員陣営の全面支援取り付けのため、この際はオルグ、動員が必要として、4月19日(月)に函館国際ホテルで大集会を開くことを決定した。徹底的にオルグ、動員を図ることで、民主党・連合陣営の山崎支援の確たる流れをつくりたい意向にある。

 一方、井上陣営も4月16日(金)にホテル函館ロイヤルで「21世紀の函館を創る会・女性の集い」を開くなどして、山崎陣営・ネットの女性支持者取り付けに対抗し、その動きを本格化させるほか、公示後の20日と23日に大集会を開催する。
 20日はホテルオークランド、23日は函館国際ホテルで、いずれも午後6時から。
 井上陣営の松風町さいかビルの事務所には、道議選が終わった12日から、幹部、支持団体関係者らが一気に詰めかけ、出入り激しく、会合も多く開くなど選挙戦本番並みになってきている。

 また、畠山陣営の方は、大集会などの日程は12日現在未定だが、ここでは市民に畠山の政策を直に訴えるとして、すでにインパクトのある選挙用政党(自民党)広報を用意し、市内全戸配布の「紙爆弾」をスタンバイしているほか、運動員や支持者らがここでも激しく出入りしている。
 自民党道連の推薦候補ということから、道議時代の仲間が延べ20数人応援にかけつける予定とされ、また、中央の自民党幹部の来函なども検討している様子だ。当然、大集会も予定している。

井上陣営の一本化工作、完全についえた格好に!
佐藤代議士に対して、「ほどほどに動いてほしい」などと要請し、一蹴される

ここにきて畠山氏相当集票するとの見方台頭


 畠山博(前道議)と井上博司(前助役)、両氏出馬による自民・保守陣営の本格的な分裂選挙回避を目指す井上陣営の幹部(親佐藤派)が、4月2日、東京から函館入りした佐藤孝行代議士に面談し、井上氏への実質的な一本化工作を目指すべく、同代議士の畠山氏支援に関して「ほどほどに動いてほしい」などと要請したのに対して、当の佐藤代議士は、「政治家としてそんことが出来るか」と、一蹴したという。
 同代議士にあっては、「ほどほど」など全く論外な話として、逆に憤慨していたともいわれ、これによって井上陣営の「一本化の夢」は、畠山氏本人に全く相手にされていないところにもってきて、2日までに完全についえた格好となった。

 畠山陣営は、出馬する当の畠山氏がまっしぐらに選挙戦を戦うのみとして走り、選対全体としても燃えているほか、佐藤代議士の支持を受けて函館の佐藤事務所も上げて本格支援。本誌がすでに指摘の通り、地に足のついた形で選挙らしい選挙を繰り広げている。佐藤代議士サイドの肩入れも熱が入っており、これらからかなりの戦いになってきている。

 一方の井上陣営は、前述の「ほどほど」などといった軽率な要請ぶりにみられるように、夢見る夢子さん的な一本化がなお頭の片隅に入っての選挙で、「あれでは選挙にならない」と評される締まらぬ戦いぶりの現状にある。

 これらのことから、選挙は畠山氏側の方が相当やるのでないか、集票も当初の見方から相当行くとの見方が多く台頭してきている。選挙が一緒の市議団は井上陣営に組みしているものの、情勢は、どんどん選挙を進め、支持取り付けを急ぐ畠山氏側が次第に、井上氏側と互角となり、この先、場合によっては畠山氏の方が強くなり、かなり得票するとの観測も出てきている。

 候補の畠山氏、そして無論のこと佐藤代議士ともに、選挙のプロであり、佐藤代議士が畠山氏の事務所開き(3月11日)で語った「(擁立の畠山氏と)心中するつもりでやる」ということが、現実味を帯び、形になってきている様相を強めている。

【市長選見聞】
畠山選対の方が一番選挙らしい選挙戦を展開?
井上選対、「これで選挙になるのか!」、一本化夢見る様もろに出る。
山崎選対、保守分裂に助けられているだけで、格好だけの締まらぬ素人選挙。


 投開票日まですでに1カ月を切った函館市長選だが、三つ巴といえる有力3候補陣営の選対(後援会事務所)を見る限りでは、民主党系の山崎英二、自民・保守系の井上博司と畠山博の各陣営で、一番選挙らしい選挙を展開しているのが、下馬評3人の中で一番弱いともくされている畠山選対という状況だ。

 地に足がつている選挙ということで畠山選対が最も熱が入っており、逆に、井上選対が「これで選挙になるのか」といった体たらくな状況にあり、この見方は記者だけではなく、大方の自民党・保守関係者が語るところともなっている。「畠山が最後は(形勢不利として)市長選から降りてこちらの井上に一本化する」などといった極めて身勝手な格好からスタートしている後援会のあり方がもろに出ている感じにあるわけで、このような無様な選対、支援体制では井上の大逆転など望むべくもないだろう。

 選挙の短期決戦では、それなりの選挙の腕利き、戦略・戦術を描けるプロがつき、陣頭指揮をしてこそ、戦いになるというもので、それが例えばの話、経済界のご長老、老体が陣取って、あれこれやっている様では話にもならない。厳しく指摘すれば、今のような調子で選挙を続けるのならば、結果は決まっている。陣営が火の玉になって、あたり構わずやるという姿勢に乏しい。相手(畠山)が降りる、降りないなどと今もって夢見ている様では、選挙にならない。

 これに反して、畠山の方がよほど必至にやっている。これでは市長選としてはどうか、やはり道議選程度の規模か、と言えなくもないが、井上陣営よりも選対らしく、取り組んでいる。畠山選対には、保守系市議候補(現職組)がほとんど支援していなく、これが大問題になっており、勢い、井上よりも弱いという見方の要素にもなっているが、少なくとも、選対・陣営は真剣に取り組んでおり、これが結果に出ること大ありだ。よって、畠山は意外と得票し、井上といい勝負になる、もしかしたら井上よりも上との観測も聞かれ出している。で、保守は文字通り真二つになる。

 さて、漁夫の利で有利な山崎だが、これまた選対・陣営はぴりっとしていない。山崎本人の訴えも迫力不足だし、勝手連選挙など格好ばかりつけて中身なし。危なっかしい素人選挙にある。市民グループ・勝手連選挙好みの金田誠一衆院議員サイドがはしゃいでいる形で、地に足のついた選挙になっていない。
 要は相手の自民・保守陣営が分裂していることで助けられているに過ぎなく、現状はふわふわの浮かれた、中身の乏しい勝手連選挙戦だ。死角が目立ち、こんないい加減な調子の選挙、主張で、選挙に勝てるなら、といった厳しい指摘も出始めている。

 保守は今やどうしようもない分裂選挙でどっちもどっち、民主党・連合系の候補も陣営も意外とぴりっとしない選挙、といった無様な三つ巴選挙。これがために、2週間前の道議選ではもちろんだが、市長選と同時の市議選でも、各候補者とも、この場に及んでは「市長選なんかどうでもいい。自分のことをやるのみだ」との考えが急速に広がっている。(3.29日現在)

井上氏、事務所開き
「木戸浦前市長が市民の皆様に公約した
3大プロジェクトの推進など責任を持って仕上げる」


 井上博司氏(前市助役)の事務所開き(写真)が、24日午前11時から松風町のさいかビル1階で、商工会議所の政治組織・商工連盟の副会長など幹部、経済人、市議会自民・保守系会派の21世紀の会の議員ら3百人くらいの支援者が出席して行われた。公明党市議らの顔もあった。

 山那順一氏助役(市長職務代理者)、高野洋蔵日本商工連盟函館地区連盟副会長、小玉陽造市議会副議長のあいさつの後、井上氏があいさつ。
「今回の市長選は、これまでとは事情が違う。木戸浦前市長が病気のため断腸の思いで任期を3年残して辞職やむなしに至ったわけで、前市長が昨年の選挙で4選され、市民の皆様に約束した3大プロジェクトの推進などを、私は仕上げなければならないという責任感を持っている。これらを責任を持ってやり遂げるとともに、私の政策も補完して姿勢を運営して行く決意で出馬した」
 と語り、非常に出遅れての出馬であることから、一層の熱い支持を訴えた。

1千8百人集まった後援会設立総会で、井上博司氏、力強く正式出馬表明!
「行政のプロとしての自覚を持って挑戦したい」「函館版ビッグバンを推進」


<井上氏を後継指名した木戸浦前市長も顔見せる>


 市長選に井上博司氏(63歳、前助役)を推し出す連合後援会の設立総会が、告示をちょうど1カ月前にした3月18日午後2時過ぎから、ホテル函館ロイヤルに主催者側発表で1千8百人を集めて開かれ、会長に選任された村瀬順一郎氏(元函館商工会議所副会頭、村瀬鉄工所会長)が井上氏を正式に推薦。お礼・あいさつに立った井上氏が、「何としてもがんばり、皆様の決意に応えなければ成らないと思っている。行政のプロとしての自覚を持って挑戦したい」と、同時に政策を発表しながら正式出馬表明した。総会には井上氏を指名した木戸浦市長もかけつけた。だた、あいさつはなかった。

 後援会は「21世紀の函館を創る会」という名称で、会長に村瀬氏、事務局長に木戸浦前市長の築く会と同様に、池見厚一氏(近藤商会会長)、ほか24名の副会長を拍手で選任した。

 最初に同後援会の発起人を代表してあいさつした池見事務局長は、井上氏を選んだ理由について、「木戸浦前市長の女房役として市政を立案し、運営してきた市行政のプロとして後継者に最もふさわしい。人柄、識見、健康、行政手腕、何一つとっても信頼できる人物だ」と語り、井上氏を支持する主な団体として、今現在、函館商工会議所の政治組織・日本商工連盟函館連盟、経済人グループの「函館を考える会」、保守系市議、市役所OBの会などを上げ、「実質本日からのスタートであり、出遅れている。まさに短期決戦だ」と強い支援を訴えた。

 木戸浦前市長とともに、プットライトの中、夫人を伴って表れた井上氏は、村瀬会長より推薦文を受け取った後、受諾を兼ねてあいさつ。
「木戸浦前市長と13年間歩んできたが、木戸浦氏からは民間のパワーを学んだ。後継としてがんばりたいと思っており、木戸浦氏の実績を引き継ぎ、発展させて行く。前市長がやり残した部分を補い、一刻たりとも空白は許されない。行政のプロとしての自覚を持って挑戦したい」と決意を表明するとともに、「前例にとらわれなく、函館版ビッグバンの推進。創造的な地域社会、ひかりのまちプロジェクトの創出。21世紀に通用する新しい市役所づくりの3つを基本姿勢」とし、

「市役所の改革、職員定数の大胆な見直し、削減。この中で交通局の再建問題ではバス事業を段階的に民営一元化する。多様で力強い産業構造と雇用の創出。いきいきとした高次福祉・文化都市の実現を目指す。そして、人材の育成と市民の自主的活動を支援するため、かって竹下内閣では地方に対する1億円事業を実施したが、函館の人づくり・マチづくりのための優れたアイディアに対して、全体で1億円をつける、1億円事業プロジェクトを推進したい」語り、
「私は実務者としての市長候補。4年間で成すべきことを確実に実行したい」と強調した。

  ☆   ☆   ☆

 総会に引き続いては、同ホテル内で記者会見し、「市長選立起を決意するにあたって 市民の皆様へ」と題したコメントを発表した。この中で、「市長選に出馬し、市政を担当するに当たっての私の政治的立場は、保守でも、革新でもなく、唯一、函館市のまちづくりを希求する市民党、地方自治党を貫くものでありたい。私に課せられた使命はことに勇気を持って決断し、市民の皆様のご協力をいただきながら実行に移して行くことであり、同時に、木戸浦市政の13年間が創り出してきた函館の、みんなの福祉とみんなの未来、をさらにのばし、函館の持つ可能性を広げ、一層、ひかり輝かせてゆくことであるとかんがえている」などとアピールした。

 会見では、質問に答える形で、「木戸浦前市長からは、2月12日に辞職届けを出されたその夜に、(後継者は)貴方しかいないと思う、といわれ、そうかなと思った」とし、畠山博氏を擁立した佐藤衆院議員が会合などで再三にわたり、「井上さんに聞いたら、出馬云々の話は全然ないということであった」と指摘していることに対しては、「どの時点で意欲がないと評価されたのかと思う」と語った。

 また、会見に同席した連合後援会副会長8人のうち、池見事務局長(副会長兼務)は、くすぶっている一本化調整についての質問で、「それなりの努力はして行きたいが、現実はなかなか難しいようで、(我々としては一本化が)出来ようが出来まいが当初方針で戦って行く」との見解を述べた。

 ときに、井上氏は、自身の健康問題で「ペースメーカーが入っている、入っていない」云々巷間、いわれていることについて、「ペースメーカーは入っていません。2年ほど前に手術はしたが、健康状態はいたって良好です」ときっぱり語り、健康不安説など一蹴した。
 

畠山氏総決起集会に3千7百人!畠山氏、函館市政の問題点を鋭く指摘。
一部経済界、業者との癒着厳しく批判、反体制派、批判勢力顔負けの演説!


 佐藤孝行衆院議員が擁立した畠山博氏(54歳、前道議)の総決起集会が、3月17日午後6時から、函館国際ホテルに主催者側発表で約3,700人も集まり、大変な熱気の中で開かれた。
 この日、東京から最終便で函館入りし、あいさつに立った佐藤衆院議員は、例によって畠山氏指名に至る選考過程などを説明したうえで、「個人の利害とか感情など関係なく(畠山氏を)選んだ。商人などの売買とは違う。大義に自らをささげたい」とこれまで通りの立場を表明すとともに、「一本化など決まれば別だが、初心貫徹で行く。賢明な市民、皆様のご理解を願えればと思っている」と述べた。

 桜井外治、川尻秀之両道議のあいさつの後に、決意表明に立った畠山氏は、11日の事務所開きと同様内容のほか、さらに加えて、今日の函館市政の一部業者との癒着関係を具体的に鋭く指摘したうえで、「函館市政には春一番が必要だ。流れを大きく変えていただきたい。市民一人一人が市長の気持ちで考えてほしい。市長選まで後1カ月、皆様が畠山支援の輪を広げていただきたい」と語り、これまでの木戸浦市政と一部経済界、業者との関係など、一部は会社の名前まで上げて問題があるとして声高にぶちまけた。まさしく既存函館市政に対する反体制、批判勢力顔負けの演説をぶった。

 主催者発表の3千7百人の参集はともかくとしても、大変な盛況、集まり具合で、水面下で畠山氏を降ろして井上氏に一本化などの調整問題がなおくすぶる状況下、畠山陣営の突進、中央突破あるのみという強い意志、意地を示すような総決起大会とあった。


井上市長職務代理者、辞職届を提出。17日承認を受け、18日正式出馬表明!

 函館市の井上博司助役は、市長選出馬のため、15日午前9時15分、石井満市議会議長に市長職務代理者の辞職届けを提出した。17日の定例会本会議で承認され、18日午後2時からの同氏の後援会「21世紀の函館を創る会」(村瀬順一郎会長)の設立総会での推薦を受けた後、記者会見して正式に出馬表明する。
 後任の市長職務代理者には山那順一助役(63歳)が就任し、新市長誕生まで職務を代理する。

畠山氏、話にも応じる意向全くなく、井上氏一本化は絶望的!
佐藤衆院議員、「調整してこうだと決まれば従うが、そうでなければ畠山氏推す」


 函館市長選に向けて井上博司助役が15日に石井満市議会議長に市長職務代理者としての辞職申出書を提出し、17日の今定例会最終日の本会議で承認を得て、翌18日には井上氏が、同氏の後援会「21世紀の函館を創る会」設立総会での出馬要請を受けて、正式出馬表明となる段取りが組まれる一方で、保守陣営の候補一本化を目指して、井上氏推薦を決めた函館商工会議所の政治組織である「日本商工連盟函館地区連盟」(松本演之会長)の松本会長、高野洋蔵、松崎勉両副会長らが、9日に東京に出向き、畠山博氏(前道議)擁立を各界代表格の11人から成る「選考会議」の一任などを得てリーダーシップをもって決定した佐藤孝行衆院議員と会談し、「井上氏で一本化したい」旨の打診を行うなど、一本化調整の成り行きが注目されているが、13日までに一本化はほぼ絶望的になった。

 「畠山氏が降りて井上氏に一本化する」などという「不理屈な話」(畠山、佐藤両氏関係者)には全く応じられないとする畠山氏本人の断固たる姿勢とともに、商工連盟の正副会長や井上氏後援会サイドの淡い一本化への期待に対して、佐藤衆院議員は、まず11日の畠山氏の事務所開きで、「信念は変わらない。その結果がどうなるか百も承知だ。(畠山氏と)心中するつもりでやる。何ら恥じることでもないー」と言明し、さらには、「畠山さんには己に惚れることだ、といいたい」とまで言い切った。
 この時の事務所開きに集まった支持者はざっと8百人ほどにも達し、畠山、佐藤両氏ともに意を強くした感であった。一本化への淡い期待は一発食らった格好になった。

 そして、13日には佐藤衆院議員の函館事務所が自らの連合後援会中堅幹部ら約4百人を集めて開いた、今回の市長選(畠山氏)候補決定までの経緯説明会での同衆院議員の言明だ。すなわち、佐藤衆院議員は、これまでと同様に選考過程をるる説明したうえで、「調整してこうだと決まれば、それに従うが、そうでなければ畠山氏を推す」とし、「(市長選にどう対応するか)あとは皆さんが判断して下さい。ここで畠山さんに入れて下さいとは言わないがー」と語り、複雑な心境をのぞかせながらも、ここに至って一本化が出来るものならすればいいとの突き放した格好を示した。

 保守陣営が選挙に勝つために一本化の必要性は認めるが、当の畠山氏と話がつくのか、ということでもあるわけだが、この説明会に出席していた畠山氏は、演壇に立ち、「所期の目的に向かってがんばって行きたい」と明言し、今さら市長選から降りる意志のないことを明確にした。
 畠山氏にあっては、「畠山氏を降ろして井上氏に一本化する」などの調整には、話し合いに応じることさえも論外としており、そうであれば、佐藤衆院議員も畠山氏を推すことに何ら変わりなしということで、井上氏一本化はほとんど困難と目されている。
 


佐藤衆院議員、畠山氏当人ともに、大変な熱弁、不退転の決意!
佐藤氏「心中するつもりでやる。自分に対する結果は百も承知」
畠山氏はこれまでになく、市職員の削減、交通局再建問題、市職員の天下りなどを厳しく指摘


 函館市長選に出馬する畠山博氏(54歳、先日・道議辞職)の連合後援会の事務所開きが、11日午前11時から市内松風町の東海ビル2階で行われた。井上博司函館市助役も事実上の出馬表明をし、保守分裂選挙が確定的な中で非常に注目された事務所開きであったが、約5百人ほどが詰めかけ、畠山氏の擁立を主導した佐藤孝行衆院議員もかけつけて、畠山氏本人ともども、非常に熱の入ったあいさつを行うなど、気合いの入ったものとなった。
 以下、最注視の佐藤衆院議員と畠山氏のあいさつは次の通り。

 佐藤孝行衆院議員は、自らがリーダーシップを取って決めた畠山氏擁立の経緯にあらためて言及、この中で、札幌や東京を含めて合計13人に会って市長選出馬の可能性を打診したことなどを明らかにしたうえで、「畠山君を選んだ選考過程について、とやかく言うならどこへでも出向き、話をする。(函館市政は)改革しなければならず、利害、欲得で動く人ほど右往左往する。私の信念は変わることなく、(自分に対する)その結果がどうなるか、百も承知している。(畠山君と)心中するつもりでやるし、何ら恥じることでもない。畠山君にも言いたいが、己にほれることだ」云々と、市長選に臨む並々なぬ決意を強調した。

 一方、畠山氏にあっても、なくこぶしを振り上げるなどし、これまでになくズバズバと次のように明確に所信を表明し、声を張り上げた。

「市役所には4千人の職員がおり、これをどうリストラするかだ。リストラは市役所上がり(の候補)には出来ない。職員は1割多いと言われており、4年間のうちにリストラを断行したい。これをすれば36億円くらいが出てきて、その財源で福祉のマチをつくり、私学の振興を図るなど教育問題に力を入れる」

「函館では3Kが問題だと言われている。一つのKは函病の赤字問題で、2番目のKはこれから開学する公立はこだて未来大学のことで、開学後に市から持ち出さなければならなくなる運営助成金。そして、もう一つのKは市交通局の再建問題だ。これにメスを入れなければならない。交通局の市営バスと函館バスの合併問題持ち上がっているが、交通局職員の退職金は平均2千7百万円で、函バスは1千2百万円、その差1千5百万円もあるし、年収は市交通局が885万円で、函バスは630万円といった具合。255万円もの差がある。こういったことを考えると、(市政の)流れを変えて、クサビを打ち込まなければダメだ」

「函館商工会議所には国、道から補助金が出され、市も年間960万円を出しているが、このうちから市OBの専務が年収600万円を取っているといった調子であり、また、市は公共事業を進めるうえで、測量に年間ざっと8億円を使っている。この7割の測量費の発注先が市の天下りがいる測量業者になっているのが実態だ。このようなことからも、税収をきちっと何に使ったか洗い出さなければならない。それには、企業からの政治献金はNOといわなければならない」

「函病が移転し、来年には新築完成するというのに、今頃になって、(現在の市内西部地区・弥生町の)跡地をどうするかなどと言い、私学を持ってくることも一つの案などと言っている。民間ではこんな悠長なこと考えられない。移転・新築の決定、着工とともに、跡地をどうするかというのが当たり前でないか。こんなことでどうするのか。(函館市政の運営に当たっては)我慢するものは我慢してもらって、スピードのある行政が必要で、市民の体温が分かる市政、これこそがパワーアップした函館をつくることになる。厳しい選挙だが、何としても勝たせて下さい。北海道でも蘇る函館をつくって行きたい。今回の市長選は政治勢力の結集だ。一つの輪になって燃えていただきたい」
 燃えるようなあいさつで支援を強く訴えた。



やる気満々、走り回る畠山氏、自民党道連が推薦。
11日に松風町の旧東海飯店2階で事務所開き。17日には函館国際ホテルで総決起集会!

 佐藤孝行衆院議員らの後押しで市長選に出馬する畠山博道議(54歳)は、保守陣営が分裂し、井上博司助役(62歳)の出馬が事実上決定した後も、意気軒昂・やる気満々で支持取り付けに走り回る中で、3日までに自民党道連の推薦を得る一方、事務所(選対)開きを11日午前11時から松風町5−3旧東海飯店(東海ビル)2階で開くほか、17日午後6時からは函館国際ホテルで総決起集会を開催する。

 松風町・旧東海飯店2階の事務所・電話番号は22ー2224。

 ときに、2日に函館商工会議所の議員で構成する政治組織の日本商工連盟函館地区連盟(松本演之会長)が、常任理事会で井上助役の推薦を決定したが、これについて同日、商工連盟の小笠原金悦副会長(同会議所副会頭)ら3氏が畠山氏の市内川原町の事務所を訪れ、その旨を伝えにきたという。



函館商工会議所の政治組織、商工連盟、井上助役の推薦を決定!
佐藤衆院議員擁立の畠山氏、一段と苦しい立場に。

市長選の流れ、大勢は、山崎弁護士と井上助役の事実上の決戦模様へ


 函館商工会議所の議員で構成する政治組織の日本商工連盟函館地区連盟(会長・松本演之会頭、副会長・高野洋蔵氏ら4副会頭、幹事長・平原康宏専務理事)は、2日午前中、ホテル函館ロイヤルで常任理事会を開き、1日の市議会定例会で4月の市長選への出馬を事実上表明した井上博司助役(市長職務代理者)の推薦を決めた。

 2月24日に開いた同理事会では、先に佐藤孝行衆院議員の強い推薦・擁立で出馬表明した畠山博道議と一部経済人らが推す井上助役のどちらかが適当か意見を交換するに止まったが、今回は1時間ほどの協議のすえ、出席者20数人の拍手で井上氏推薦を決定した。この結果は佐藤衆院議員に報告するという。

 会議所議員サイドが井上氏の推薦を決めたことで、市長選への地元経済界大方の対応は大きく井上氏に傾くことになり、畠山氏、並びに佐藤衆院議員は苦しい立場に立たされる様相が一層強くなった。

 井上氏に対しては、28日にも若手経済人の一部らが擁立・推薦に立ち上がっており、会議所の商工連盟が推薦を決めたこと相まって、井上氏サイドの市長選に向けての準備が一気に本格化するものとみられる。

 畠山氏サイドは追い詰められた格好にもあり、市長選は、市民グループや民主・連合が推す弁護士の山崎英二氏と木戸浦市長サイド、市役所、経済界多数が推す井上助役の事実上の決戦模様になろう。



函館市長選、自民・保守陣営として32年ぶりの分裂選挙へ!
昭和42年の矢野、吉谷両氏(故人)の戦い以来


 4月の市長選に木戸浦市長や自民・保守系の一部市議、経済界などの擁立要請を踏まえて、井上博司助役が事実上、出馬を表明したことで、自民・保守系は先に佐藤孝行衆院議員らが擁立し、出馬する畠山博自民党道議、さらには自民党市議(自民党離党)、大日向豊吉氏の33人が立候補することになり、自民・保守陣営としては井上、畠山両氏を中心とした32年ぶりの本格的な分裂選挙になることが確定的になった。

 井上、畠山両氏ともに、保守系無所属候補として出馬するが、経済界を巻き込んだ自民・保守陣営の候補者であり、このことから事実上の分裂選挙になる。

 市長選における自民・保守陣営の分裂選挙は、昭和42年4月の選挙で、当時の保守系無所属・現職、吉谷一次氏に対抗して、自民党が道庁出身の矢野康氏を擁立し、事実上の分裂選挙になって以来。吉谷氏が現職として一部自民党道議などの支援を得て出馬したのに対して、自民党と経済界が道の水産部長(これより前渡島支庁長)であった矢野氏を担ぎ出した。この時は、社会党陣営が無所属候補として大内基氏を立て、また、共産党から瀬戸川元信氏が出馬し、4人の争いになった。結果は矢野氏が初当選し、以降、矢野市政が4期16年間続いた。

 この後は、柴田彰氏の1期3年を経て、木戸浦隆一氏が4期13年間(4期目3年を残して病気辞任)、市長を務め、今日に至っている。



井上市長職務代理者(助役)、市議会定例会本会議で事実上の出馬表明!
<1日午前、与党の小川進議員の質問に答える>


 新年度骨格予算案などを審議する函館市議会定例会は、3月1日午前10時から一般質問に入り、最初に質問に立った与党、21世紀の会の小川進議員が市長職務代理者の井上博司助役(62歳)に、「市民の多くの要望に応えるべく、(市長選出馬問題について)所見を聞かせてほしい」と出馬を促したのに対して、井上助役は、「非常にありがたいことであり、函館の将来に思いをいたすとき、今日、そのときに至った」と事実上、4月の市長選に出馬することを公に表明した。

 同助役は、遅くとも定例会最終日前の16日までに市議会議長あてに退職届を提出し、最終日の17日に本会議で承認を受け、辞任する。

 井上氏の出馬で、自民・保守系では再起に出馬表明している大日向豊吉市議(48歳)、佐藤孝行衆院議員が擁立し、出馬決定した畠山博道議(54歳)の3人が立起し、分裂選挙が確定的になったほか、市民グループ、民主党・地区連合が推す弁護士の山崎英二氏(52歳)の出馬が決定しており、さらに共産党も独自候補擁立を目指し、計5人による戦いになる見通しだ。



ザ・山崎ネットが事務所開き。市民派標榜の候補ならではの様相。
鉢呂、金田両衆院議員ら民主・連合関係者も全力を上げるとあいさつ

 市長選に出馬する弁護士、山崎英二氏(52歳)の市民グループの後援組織である「ザ・山崎ネット」の事務所開きが、28日午後1時から市内松風町・森文化堂向かい(かってのパン店舗跡)で行われ、市民グループや勝手連関係者、一般市民、民主党、地区連合関係者など多くの支援者があいにくの吹雪であったが大勢詰めかけ、市民派を標榜する山崎候補ならではの様相を見せていた。
 
山形同ネット代表はじめ、山崎氏の函館中部高時代の同期生、演劇仲間、市民グループ関係者らが次々とあいさつするとともに、民主党の鉢呂、金田両衆院議員はじめ、道議、市議らもかけつけ、両衆院議員のあいさつもあった。事務所はまさしく立錐の余地がなく、歩道にあふれるほどであった。

 山崎氏は、あいさつの中で、市政の透明度を高め、情報公開を拡充することを重ねて言明し、幅広い各層の支持を訴えた。山崎氏支援には消極的かと伝えられる地区連合の鹿島会長、民主党陣営の本部長である鉢呂衆院議員らも山崎氏支援に全力を上げることを表明した。
       



井上助役、3月1日から3日間の市議会定例会・一般質問の中で
出馬意欲示し、実質的な市長選出馬の表明へ!?


 佐藤衆院議員サイドが畠山博道議を擁立した一方で、木戸浦市長と側近・周辺、経済界の大多数が井上博司助役(市長職務代理者)擁立で動き、井上氏も出馬の決意を固めている中、25日から開会の函館市議会定例会で与党議員が井上助役に市長選の出馬問題を問い質すことが確実視されるに至っている。

 今度の定例会は25日に開会した後、26日から28日まで休会し、3月1日から3日間、一般質問が行われ、14人が質問に立つ予定になっている。この一般質問の中で2人ほどが井上助役の市長選出馬問題に言及することが確実視され、同助役にあっても、何らかの前向き・積極的な答弁を行って出馬意欲を示し、実質的に出馬を表明する場面にもなりそうだ。

 すでに、「畠山氏では、保守が大きくまとまる方向に成らず、山崎氏と勝負にならない」(経済界首脳)ということで、流れは井上氏擁立ー出馬が日増しに強まっており、井上氏にあっても出馬のために、定例会最終日(3月19日)前日の16日、あるいは早ければ9日にも辞職の段取りになる見通しともなっている。




最注目の「函館を築く会」常任理事会、三役らに一任を決めただけで、
何らの方向性出せず、保守陣営の混迷、さらに深まる?

ただ、流れとしては、佐藤衆院議員の面子を立てながら、実質的に井上助役擁立の方向か


 4月の市長選に向けて、佐藤孝行衆院議員の主導による擁立決定を受けて先に立起表明した畠山博道議と、木戸浦市長サイドらが中心となって擁立工作が進行中で、出馬の意向を固めている井上博司助役、両氏の動向に大きな影響を与えるものと最注目された木戸浦市長の支持母体「活力と潤いのある函館を築く会」(松本演之会長)の常任理事会が、24日午後1時半からホテル函館ロイヤルで開かれたが、「今後、(同会の存続、市長選の対応を含めて)同会をどうするか」について結論が出ず、「松本会長はじめ、副会長、事務局長、顧問に、全ての面でどうするか、一任することだけを決めた」(事務局発表)。

 常任理事会にはメンバーの約4割が出席し、1時間半近くにわたって協議したが、いろいろな意見が出ただけで、言うなれば、まとめられるような状況ではなく、三役らに一任を取り付けただけに終わり、また、いつ頃までに方向性を出すか、期限、タイムリミットも示せず、保守陣営の混迷はなお深まる様相となった。

 この日の理事会あてには、木戸浦市長からのメッセージも寄せられたが、木戸浦氏の任期3年を残しての無念の心境、市長在職13年間のお礼などと、市民の支持を得た方を選出してほしい、ということだけで、個人名を上げるなど具体的な後継指名などなかった。

 また、会議の冒頭、松本会長からは、佐藤衆院議員が議長となって畠山道議擁立を決めた11人から成る「選考会議」には築く会の会長という立場ではなく、個人として出席したとの釈明があったという。

 ただ、この日の常任理事会について、「ここで最初から井上氏擁立を一気に持ち出しては、畠山道議の擁立を決めて出馬表明までやってしまった佐藤衆院議員の面子の問題もあり、ここはひとまず三役一任で収めた。もう少し時間をかけて、根回しなど行ってからでも遅くない」(事情通)との判断があったとされ、ある程度の衣替えなども考えながら、方向としては実質的に「築く会」を井上助役擁立に持って行くことになろうともささやかれている。



山崎英二弁護士、正式出馬表明/「函館版時のアセスメント」を導入
「箱モノ行政、云々とひとくくりには出来ない。中央図書館は必要で、進める」


 函館市内の弁護士、山崎英二氏(52歳)は、24日午前10時から金森ホールで記者会見し、「プロでもない、アマでもない、市民参加の市政を目指す」として正式に出馬表明した。

 政策については、3月8日の市民集会で発表するとしながらも、基本姿勢としてまず、「行財政改革は誰が市長になっても取り組まなければならなく、どのような手法でやるかだ」とし、「函館版時のアセスメントを取り入れたい。何が必要か自ずと出てくる」として事業の点検を進める考えを示した。

 交通事業につては、「自分で市電、市バスに乗り、乗客の立場で足で歩いてみて考えたい」。

 3大プロジェクトに関しては、「行政の継続性が大事であり、進めるが、特に、駅前再開発については斬新な考えを取り入れ、21世紀の未来都市、函館にふさわしいものにしなければならない」としたほか、「市政の透明性。それには市民の共有の財産として情報公開の一層の拡充を図りたい」、また、「文化活動に対する支援を行って行きたい」とも述べた。

 箱モノ行政、云々の質問には、「地域経済に果たしてきた役割はあるわけで、ひとくくりには出来ない。中央図書館などはやらなければならない」ときっぱり応えた。

 選挙は、民主党や地区連合の推薦受ける一方で、選挙戦術として市民グループの支援を得る勝手連方式を取るとし、民主党などの推薦もその一つと語った。

 また、かってロッキード事件で政治倫理追求の会の代表をし、その後、阿部文男代議士(当時)の選挙違反の弁護を引き受け、この後、共和事件が起きた時には、政治倫理の会の代表は辞任し、けじめを付けたとも語った。



広範囲な市民グループを結集すべく勝手連的な後援会組織「ザ・山崎ネット」結成へ
急ぎ、100くらいの勝手連づくり目指し、3月8日には市民集会開催


 これまでに鉢呂吉雄、金田誠一両代議士ら函館の民主党首脳に出馬の意向を伝えるなどしている函館市内の弁護士、山崎英二氏(52歳)は、24日午前10時に金森ホールで記者会見し、正式に出馬表明することが決定しているほか、山崎氏を擁立・支援する市民グループなどが中心となって、広範な市民参加を結集するべく勝手連的な選挙をとりまとめる企画調整委員会的な組織として「ザ・山崎ネット」を近日中に立ち上げ、3月8日午後6時半から、函館駅前の函館ハーバービューホテルで1千人規模の市民集会を開催することが決まった。

 「ザ・山崎ネット」は、実質的に山崎氏支援の幅広い市民層結集、市民グループの連合後援会的なものになり、今後、役員や規約などを決め、政治団体の届け出も行う方針。代表には市内の長老弁護士、山形氏が就任するもようで、事務局長は市内本町の吉岡写真代表の吉岡氏が担い、局次長も数名配する。

 3月8日の市民集会までには急ぎ、大小、100くらいの勝手連づくりを目指している。

 一方、民主党や地区連合は、別に、山崎氏支援の選対を組織する段取りとなり、知事選の堀氏選対とも連動する格好になる。



24日に注目の「函館を築く会」の常任理事会。今後の対応を協議。
井上助役の擁立問題なども絡んで、保守陣営動向をみるキーポイントに

 3月4日をもって市長を正式退職となる木戸浦函館市長の支持母体「活力と潤いのある函館を築く会」(松本演之会長)は、今後の対応を協議する同会の常任理事会を24日にも開く。

 木戸浦氏が引退するため存続問題を含めて今後どうするか協議するもので、佐藤孝行代議士の主導で畠山博道議の擁立が決まる一方で、これに反発する木戸浦氏と側近、経済人らが後継候補として井上博司助役の擁立を打ち出す様相となっており、この井上氏擁立とも絡んで常任理事会の協議の成り行きが非常に注目され、自民・保守陣営、経済界が市長選に最終的にどう臨むかのキーポイント、ヤマ場にもなろう。



大事な局面だが、佐藤衆院議員、ひざが痛くて都内の病院に2〜3週間入院

 佐藤孝行衆院議員が22日、持病のひざの痛みを治療するため東京都内の病院に入院した。
 関係者によると、前から予定されていたことで、ひざにたまった水をとるためのようで2〜3週間くらいになりそうとのことだが、同衆院議員が主導して市長選出馬を決めた畠山博道議への保守陣営や経済界などに対する支持固めが待ったなしになっている大事な時期での入院なだけに、関係者、周辺は頭を抱えている様子だ。

 同衆院議員は、20日午後1時からホテル函館ロイヤルでの川尻秀之道議の決起集会に出席。そのすぐ後には市長選における畠山道議擁立に対する経済界などの反発、批判が続出していることから、擁立に至る経過などを説明、釈明記者会見などをしたばかりであった。
 予定のちょっとした入院としている佐藤事務所関係者は、「新聞に出て驚いた」と語っていた。

 ごく短期間とはいえ、極めて大事な局面での佐藤衆院議員の入院で、畠山道議陣営にとっては一抹の不安感もつのりそう。



佐藤衆院議員、畠山氏擁立決定に対する不満・批判に反論。
「これ以上踏めないまで手順を尽くして決めた」「決めたことで進むしかない」

井上助役擁立に動く木戸浦市長に対して、
「去り行く者の美学を考えていただきたい」
と強く牽制


 自民党の佐藤孝行衆院議員(道比例区選出、自民党本道8区選挙区支部長)は、20日午後2時半過ぎからホテル函館ロイヤルで、4月の函館市長選に向けて同衆院議員の強い主導で畠山博道議(54歳)を一気呵成に擁立・決定したことに対して、地元自民党・保守政界、経済界の一部などから批判、不満が噴出し、木戸浦市長サイドを中心に井上博司助役(62歳)を擁立する動きが具体化するなど、保守陣営が混乱していることについて、畠山氏と2人で記者会見し、1月24日からスタートし、2月14日の畠山氏擁立決定に至るまでの経過を説明したうえで、「畠山氏を選んだことに一点の曇りもない。木戸浦市長も全て任せますといい、井上助役に会った際も一切、(出馬云々に関する)打診などなかったということであった。そうであるならということで、これ以上踏めないまで手順を尽くして決めた。木戸浦市長には、『去りゆく者の美学を考えていただきたい』と申し上げたい。そうであれば、混乱しないのでないか」と語り、また、「雨が降ろうが風が吹こうが、我が道(畠山氏擁立・出馬)を行くしかない。どんな環境になろうとも、市長選目指して進むしかない。今でも、井上氏が出るとは思っていない」と畠山氏擁立の方針で突き進むことを明確にした。

 畠山氏を選んだことに関連し、何を基準に選考したかについては、
1、意欲があるかどうか
2、健康
3、行政経験があるかどうか
4、即戦力になれるか
5、知名度があるかどうか
の5点を考え、この際は道議からということで、桜井外治、川尻秀之両道議とも相談し、畠山氏を選んだと語った。
 記者会見の冒頭では、畠山氏擁立決定に関する報道(どこがどうとの言及はなかった)ついての不満もるる述べた。

 同衆院議員は、この後、21世紀の会を中心とする函館市議団とも会談し、選考過程など説明した。



<井上助役擁立の背景・真相、発信元に迫る>
阿部元道開発庁長官・旧阿部派と、木戸浦市長、「築く会」中枢の
3者連合による「反佐藤衆院議員・畠山氏擁立」への大反撃

根強い旧阿部派と佐藤氏の対立、木戸浦市長と佐藤氏の強い確執がついに火を噴く

【特報・解説】
旧阿部派、ズバリ言えば阿部文男元道開発庁長官とその周辺、木戸浦市長サイドが手を結ぶ形で井上博司助役の擁立を決め、井上氏本人も出馬の意向を固めたことは、畠山道議の擁立を11人から成る「選考会議」で有無を言わさず一気呵成に決めた佐藤孝行衆院議員に対する極めて強い反感があり、阿部文男氏が政界を引退した形になった以降も、底流として函館の自民・保守政界の阿部、佐藤両氏の二大対立が陰に陽に引き続いていることが上げられ、これに加えて、阿部氏引退後、市長として急速に一方の旗頭にのし上がってきた木戸浦氏と佐藤氏との相いれない根強い確執、対立が背景にある。

 今回の井上助役の擁立は、佐藤衆院議員が日曜日・14日にこれまで大勢になるものと目されていた木戸浦市長の意向と相まった「函館を築く会」サイドを中心とした井上助役擁立の動きを、同氏ならではの強引な腕力・政治手法によって、有無を言わさず封じ込め、一気に畠山道議の市長選擁立を11人の「選考会議」の名の下に決定、これを何とも異常な形で深夜10時の記者会見で急きょ発表し、このことを阿部氏はもとより旧阿部派サイド、加えて、木戸浦市長までも事後報告で片づけたことに端を発しているようだ。

 「このような(佐藤氏の)やり方は許されない。人をバカにするのもほどがある」との声が阿部氏とその側近からすぐさま上がり、また木戸浦市長も、松本演之会長(函館を築く会、函館商工会議所会頭)の「畠山に決定しました」という連絡に対して、「選挙に勝てるのか」と極めて不快な一言を突きつけたことなど、佐藤氏の強引な畠山道議擁立に激怒した。

 また、一夜明けてこの寝耳に水の如き、一気呵成の「井上助役擁立の裁ち切りー畠山道議擁立決定」に対して経済界でも広く不満、反発が沸き起こり、日時が経つに連れ、怒りが収まることなく、増幅してきていることがある。

 この空気を察し、反撃に出たのが阿部氏と周辺で、木戸浦市長もこれに同調し、すぐさま井上助役を喚び、擁立の意志を伝えると共に、出馬を強く促し、井上助役にあっても、今回の井上氏擁立の一連の動きの中で、佐藤衆院議員が終始、足を引っ張ってきていたことに対する強い不快感相まって、この際は身を投じて出馬するとの意向を固めるに至った。

 井上助役の擁立では、木戸浦市長の支持母体である「函館を築く会」の中枢が当初からの目論見として異論もなく、木戸浦市長の意向もそうであればと同調しており阿部氏本人と旧阿部派側近の政治家、経済人、木戸浦市長本人と側近、市役所幹部ら首脳、築く会の中枢、この3者サイドが中心となっており、これに加えて、来るべき衆院総選挙・8区小選挙区における対佐藤孝行氏を展望しての、鉢呂吉雄衆院議員サイドに手を突っ込む格好で地区連合や民主党サイドに触手を伸ばそうとしての、反佐藤氏を全面に出す形での市長選挙の様相ともなっている。

 いずれにしても、ここにきて、函館の自民党・保守陣営は市長選挙を巡って大分裂の様相を色濃くしており、畠山道議擁立を打ち出した佐藤衆院議員とそのサイドが、これに対してどう出てくるか、反撃してくるか、極めて注目される。どちらもあくまでも畠山道議擁立、あるいは井上助役擁立で突っ走れば、ますますの対立激化は当然の成り行きであり、完全なる分裂選挙に突入し、「99年市長選・函館の陣」が火を噴くことになる。



井上博司助役も市長選出馬の意向!
佐藤衆院議員の強い主導による畠山道議の擁立に木戸浦市長や旧阿部派経済人らが大反発

函館の自民党・保守陣営、大混迷・大混乱に


 佐藤孝行衆院議員の強引な手法相まった主導による畠山博道議の市長選擁立に大反発している木戸浦市長と、旧阿部代議士側近サイド・経済人らの強い要請で、井上博司助役(市長職務代理者)が、市長選に出馬する意向をほぼ固めた。

 畠山道議の擁立に対しては、地元自民党・保守政界や経済界で日増しに反発が増大している状況にある。佐藤孝行衆院議員の擁立決定の仕方に対する大変な反発や畠山道議では選挙は勝てないというもので、木戸浦市長と一部経済人らが昨日から井上助役と会談し、19日午後までに井上助役が腹をくくって出馬する意向を固める方向となったものだ。

 このままだと、畠山道議と井上助役がともに出馬し、自民党・保守陣営は完全なる分裂選挙になる公算が大きく出てきた。

 一方で、この井上助役出馬が決定し、流れが大きく井上氏側に傾くようだと、畠山道議は辞退し、元の道議選に戻ることもあるのでないか、との観測する出ている。

 いずれにしても、佐藤衆院議員のやり方に対して極めて重大な反発の動きが具体的になってきたわけで、同衆院議員の威信低下は免れない事態ともなり、保守陣営の混迷・混乱はなおしばらく収まりそうもない。



「畠山擁立決定」に対する戸惑い、不満、批判続出し、波紋広がる。
「函館を築く会」の解散論が出る始末で、前途多難!

<どのような畠山候補支援の組織、選対を組んでくるかに関心>


 病気で辞職した木戸浦市長の意向もくんだ形で「超党派候補」を標榜し、動き始めていた井上博司助役擁立論を封じ込み、佐藤孝行衆院議員の強い主導で、「各界の代表から成る」とする11人の「選考会議」で一気呵成に、畠山博道議の市長選擁立を決定し、深夜に記者発表し決着させたことについて、自民・保守陣営では、その後も戸惑い、不満、批判が続出し、波紋が広がっている状況で、従来の木戸浦市長の最大支持母体である「潤いと活力のある函館を築く会」(松本演之会長=函館商工会議所会頭)の存続問題など中心に、その動向が一層注目される様相となっている。

 「函館を築く会(通称)」は、木戸浦市長の2選出馬当時から結成された組織で、「会員は全て個人の資格であり、まして木戸浦市長を支援する全市的、広範な市民結集の後援会であるから、この際は解散すべきである」との意見が、経済界の一部などから持ち上がり、畠山氏擁立・支援の組織は別に新たに作ったらいいのでないか、との話などが出ている。

 この背景には、佐藤衆院議員が全面に出た格好の「強引な畠山擁立決定」(経済界関係者)に対する不信、不満、「畠山氏ではもともと保守陣営の一本化、広範囲な市民層、各界の結集は困難」(同)という冷めた見方があり、「(畠山氏で)やることに決めたというのだから、勝手にやればー」(某経済人)といった突き放した反応が相当みられる様相ともなっている。

 これらのことから、佐藤衆院議員や候補本人の畠山氏、自民党関係者らが、今後、自民党・保守陣営や経済界をどうまとめ、どのような組織、選対を組むかなどが注視される段ともなっている。



以下、これまでの記事は、総合面のニュース欄にも掲載中です。

山崎弁護士、市長選出馬の意向ながら近日中に最終決断!
市民グループなどを中心として開催予定の市民集会で出馬要請を正式に受諾する方向で

事実上、自民系・畠山氏と民主党系・山崎氏の決戦模様へ


 民主党函館支部や函館地区連合、さらに市民グループなどから函館市長選への出馬要請を受けている函館市内の著名弁護士、山崎英二氏(52歳)は、17日までに出馬の意向を固めながらも、最終決断は近日中に行う。出馬表明は、後日、市民グループなどを中心とした市民集会がセットされ、この場で正式に出馬要請を受諾する形を取ることにしている(民主党、地区連合関係者)。

 山崎氏は、17日正午、本誌の取材に応え、自らのやる意志と家族の了解はほぼ得られたことを明らかにするとともに、「山崎法律事務所の看板はそのままにし、下ろしたくないと考えており、現在の事務員らスタッフの問題もあって、後を託す弁護士を手配する必要がある。このことをクリアしなければ、(出馬)出来ないので、少し時間をいただきたい。近日中にこの問題を解決し、そのうえで正式に応えたい」と語った。

 山崎氏は、函館市出身で函館中部高ー慶大法学部を卒業後、旭川地裁の判事補を経て、函館で弁護士を開業。若い自分から優秀な弁護士と評され、弁護活動で活躍し、今日に至っている。と同時に、地元選出の代議士が関与したロッキード事件で「政治倫理を求める市民の会」などを結成し、その代表委員を担うなど政治倫理の確立を求める運動で活躍し、この面でも広く知られ、これまでにも衆院選や市長選で同氏を擁立する動きがあった。

 山崎氏の出馬が事実上決まったことで、4月の市長選は先に立起表明した自民党市議の大日向豊吉氏(48歳)、15日に表明の函館市選出・自民党道議、畠山博(54歳)の3氏が名乗りを上げ、さらに共産党も独自候補の擁立を目指していることから、4人で争われる見通しとなった。

 この中で、事実上は自民党が中心になって推す畠山氏と、民主党・連合陣営、市民グループが中心となって推薦する山崎氏(両氏とも無所属で出馬)の決戦となる様相になってきた。



一気呵成の畠山氏、市長選擁立決定で、早くも保守陣営分裂気味!
市議会与党・21世紀の会一部や旧阿部派サイドで不満噴出


 佐藤孝行衆院議員が座長の11人のメンバーによる14日の極秘の「市長候補選考会議」で、強引に畠山道議の市長選擁立を決定し、同日夜中の10時から急きょ記者会見をセットして発表し、候補選考問題を一気に佐藤氏主導で決着させたことに対して、一夜明けた15日、保守陣営の一部から早くも、異論、不満が噴出した。

 11人のメンバーにこともあろうに、市長と政治行動を共にする肝心の函館市議会与党の最大会派の会長ら関係者が、一人も参加することなく、畠山氏擁立を決定したことで、15日に開かれた同会派の会合では、一部若手議員から、「今回の決め方はとても承伏出来るものでない。市長と一緒の我々を誰一人呼んで協議、相談することなく、一気に決め、こう(畠山氏擁立)なったでは、いかにもバカにされた話だ。なんの説明もないではすまされない」などとの強い不満が示された。

 また、旧阿部派サイドでも、「何の相談も説明もなく、(佐藤孝行氏が)オール函館の総意で畠山氏を推薦などと言っても、実態は全く違い、佐藤氏の息のかかったメンバー11人による独断的な決定に過ぎない。了承できる話でない」(関係者)との声が出ている。

 これらのことから、早くも保守陣営の結束は困難視され、畠山氏支援での保守一本化は到底無理との観測が強まっている。出馬表明した畠山氏に対しても、気配り・配慮のなさを指摘する向きが非常に強く、佐藤衆院議員の強引な手法相まって、保守陣営は早くも分裂気味だ。



畠山博道議、電光石火、市長選出馬を表明!
佐藤孝行衆院議員の強い主導で擁立決定


 道議会議員の畠山博氏(54歳、4期)は、14日午後10時から函館国際ホテルで、佐藤孝行自民党衆院議員、木戸浦市長の最大の支援団体「活力と潤いのある函館を築く会」の松本演之会長(函館商工会議所会頭)らとともに緊急記者会見をし、木戸浦市長辞職に伴う4月の函館市長選に出馬することを表明した。
 「木戸浦市政後継」をかかげて、自民党・保守陣営の推薦を得て無所属で出馬するもので、佐藤衆院議員から畠山道議に14日朝、「一致して推薦が決まったので、出馬して欲しい」との強い要請があり、畠山氏が同日、自ら決断した。

 これによって、保守陣営からは、先に出馬表明した市議の大日向豊吉氏と畠山氏の2人が出馬する一方、民主党陣営では、地元弁護士の山崎英二氏(52歳)に出馬要請しており、早ければ17日にも山崎氏の最終意志が示され、市長選をめぐる各党の候補選考は事実上の最終局面に入る。なお、共産党も候補擁立の方針にある。

 畠山氏擁立は、地元自民党最高首脳の佐藤衆院議員はじめ、函館市選出の桜井外治、畠山、川尻秀之の3道議、松本会長(会頭)、高野洋蔵(函館水産連合協議会会長)、沼崎弥太郎(函館国際観光協会会長)の両函館商工会議所副会頭、黒田憲治函館建設協会会長、大角正治函館市亀田商工会会長、池見厚一活力と潤いのある会事務局長、星野勉函館青年会議所直前理事長の11人からなる「選考会議」で極秘に協議を重ねた結果、佐藤衆院議員の主導、強いリーダーシップのもと決定した。

 自民党・保守陣営では、一部経済人や潤いと活力のある会の幹部らを中心に「木戸浦路線」の継承から井上博司助役の擁立で動き、木戸浦市長の意向も井上氏であったが、井上氏が数年前に入院・手術をし、健康に一抹の不安が拭いきれないこと、また、この際は「国か道の行政経験者関連が適切」などという佐藤衆院議員の強い意向などから井上助役擁立論を裁ち切り、畠山道議擁立を持ち出して合意を取り付けた。11人のメンバーの中には、ここで慌てて決めるべきでなく、畠山氏擁立に消極的な意見もあったが、佐藤衆院議員が井上氏擁立論をねじ伏せた格好で畠山氏擁立で一気に決着をつけた。
 この佐藤衆院議員の意向に畠山氏が乗ったわけで、同氏にとっては、今回市長選でもし負けても、年齢などから将来的に自民党のポスト佐藤衆院議員の有力候補になる可能性もあり、また道議へ戻ることも可能と政治判断したとみられている。

 畠山道議は、4月の道議選で5選目指して選挙運動に全力を投入してきていたが、ここで一気に市長選に切り替えることになった。道議選では自民・保守系が4人出馬表明し、この中で畠山氏の苦戦が伝えられていた。畠山氏が市長選に回ることで、道議選では残る自民党の桜井と川尻両道議、そして保守系として立起の松尾正寿氏(前市議)の3人が当選圏入りが確実視され、選挙を極めて有利に運べることも畠山氏市長選擁立に働いた。

厳しい保守陣営の結束・一本化。民主党候補が山崎弁護士、
あるいは金田衆院議員どちらでも畠山候補にとっては相当シビアな市長選


 ときに、畠山氏の擁立で公明党などの動向に関心が集まるが、自民党色、まして佐藤衆院議員の影響力が非常に強い畠山氏ということなどから公明党は自主投票に回る公算が強いのでないかとの観測が出ている。

 そしてさらに、「畠山氏はもともと、市役所には受けが悪い」(事情通)ことから市役所の保守系支持サイドは畠山氏支援に消極的になろうとされ、加えて、佐藤衆院議員が全面的にに出てきたことで、旧阿部派側近・周辺を含めて保守系が一本化するかどうか、極めて疑問との声が上がっている。
 それゆえ、「畠山氏は決して強い市長候補ではない」との見方が早くも多く出ている。民主党候補が山崎弁護士、あるいは金田誠一衆院議員となった場合、選挙は大激戦、畠山候補にとって相当厳しいものになるとみられる。



「総仕上げの時期に志し半ば、断腸の思い」木戸浦市長、正式に辞職届け提出、受理!

統一地方選第2弾と同時、4月25日投開票の市長選決定。
各党の候補者選び、一気に本格化へ


 函館市の井上博司市長職務代理者(助役)は、12日午前10時から記者会見し、木戸浦市長が同日午前9時15分に、病気入院などのため職務復帰は困難として、石井満函館市議会議長に辞職届けを提出、受理されたと発表した。
 同市長は地方自治法により20日後の3月4日付けをもって正式退職となる。

 また、記者会見では横井総務部長が、同市長の思いと市民に対するお礼の「退任に当たって」とするコメントも合わせて発表した。

 石井議長は、同日9時半から市議会各会派の代表者会議でこの木戸浦市長辞職を報告するとともに、市選管にこれを報告した。これによって、統一地方選と同時の函館市長選が決定した。函館市議選などと一緒の4月25日投開票の選挙となる。

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 以下、木戸浦市長の退任に当たってのコメント前文は次の通り。

「私は、過日、私の出処進退について早期に決断すると申し上げたところでありますが、その後、主治医とも再度相談し、熟慮の結果、市議会議長へ退職の申し出をいたしました。
 就任以来、13年間にわたり、私は「報恩感謝」を座右の銘として、常に我が郷土の限りない発展を目指し、全力を尽くしてまいりましたが、自らの施策の総仕上げの時期に志半ばにして職を辞することは、まさに断腸の思いであります。
 皆様のご期待に応えられず、誠に申し訳なく存じております。
 地方自治体を取り巻く社会経済環境が極めて厳しい今こそ、市民の皆様が来るべき21世紀の新時代に向けて英知と情熱を結集し、本市の将来像であります「ふれあいとやさしさに包まれた世界都市」の実現のために取り組まれることを願ってやみません。
 退任するにあたり、これまでの皆様からいただいたご支援とご協力に対し、心から感謝申し上げる次第であります。
 長い間、誠にありがとうございました。

      平成11年2月12日

         

                  木戸浦 隆一

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<腐敗、堕落、マンネリの海老沢長期町政に挑む。実に、24年ぶりの上磯町長選>
「町政刷新・新風」かかげて山本正宏町議、出馬!
声なき声の町民、大歓迎。変わり出す潮流。


 これまでなんと連続5期も無風選挙が続いてきた4月の上磯町長選に、同町の山本正宏町議(54歳、6期目=写真)が、2月6日に「今日すでに(現職町長の多選で)町政は腐敗し、なれ合い、ゴマスリ、アンフェアな行政に陥っている。町民・有権者に選択肢を与え、身を犠牲にして町政刷新を図る」として出馬表明、1975年以来、実に24年ぶりの町長選になることが確実になった。

 現職の海老沢順三町長(67歳)がすでに早々の昨年9月に7選を目指して出馬を表明し、今回も無風選挙が確実視されていたところでの、水面下から一気の山本氏の果断な出馬で、町内では強い衝撃を持って受け止められ、同町の現状と将来を危惧する町民に広く大歓迎されている。

 民主主義の根幹は選挙にあるにもかかわらず、なんとも24年間も選挙が行われることなく、海老沢超長期町政が延々と続き、これによって「独裁町政となって腐敗、堕落、勢い役場内外でガスが充満」(事情通)し、海老沢町長周辺では近年、利権話や臭い噂が絶えない。

 独裁なるがゆえに、町長選では「対抗馬の出現をつぶしてきた」(同)が、今回はついに、山本氏が出馬を決断した。同氏は道議、国会議員秘書を経て33歳で初当選以来終始、是々非々の立場で町議会中枢、保守本流に身を置き、各特別委員長、建設や総務の常任委員長を担い、そして、現在まで連続3期5年間、議会運営委員長を務めている有数の町議だ。

 それだけに、今回の積極果断な出馬は、声なき声の町民らに「よくぞ決断した」と非常に評価される状況となっており、山本氏にあっては、「今川の大軍に挑む(織田信長の)桶狭間の戦い。維新の勝海舟を目指す」と意気軒昂、決起した。

 すでに7期もの長期独裁町政、それも全くの無風選挙というあきれた状態にある道南最大の町村、上磯町だが、「町政の刷新、新風」をかかげる対抗馬出馬による24年ぶりの町長選で、21世紀を直前に上磯町新時代へ潮流が大きく変わり出そうとしている。

※記事詳細は特番PDF配信のページです。是非、アクセスして下さい。



特設/‘99 統一地方選
知事選・道議選/4月2日告示(知事選は3月25日)・11日投開票  函館市長選・函館市議選・町長選/4月18日告示・25日投開票



函館市議会新定数の36人の顔ぶれ決定!新人9人当選。現職4人落選。

共産5人のうち当選2人だけに。無所属新人の竹花、桶本両氏滑り込む。
民主・市民ネット12人当選し、落選は高橋松恵氏1人。21世紀の会では岡本氏落選。



 25日投開票された函館市議選の当選者は、次の通り。

1当選  出村 勝彦 4773 60 自現
2当選  石井  満 4622 60 民現
3当選  高橋  亨 4107 45 民現
4当選  熊坂 成剛 4088 63 無現
5当選  福島 恭二 4038 59 民現
6当選  久保 幸一 3910 65 自現
7当選  井田 範行 3788 41 無現
8当選  志賀谷 隆 3734 45 公現
9当選  阿部 義人 3664 47 民現
10当選  能登谷 公 3607 49 無現

11当選  北原 善通 3604 62 無現
12当選  工藤 恵美 3601 43 無現
13当選  岩谷 正信 3484 55 無元
14当選  本間  新 3474 69 無現
15当選  小谷野千代子3423 55 公新
16当選  黒島宇吉郎 3418 70 無現
17当選  瀬尾 保雄 3372 51 公現
18当選  小玉 陽造 3332 63 無現
19当選  茂木  修 3329 42 公新
20当選  敦賀 敬之 3303 61 自現
20当選  白崎憲司郎 3303 50 自現 

22当選  中江 捷二 3301 56 公現 
23当選  小野沢 猛史3180 47 無現
24当選  浜野 幸子 3137 57 自現
25当選  上谷 俊夫 3064 57 無現
26当選  杉山 博康 2987 66 民現
27当選  丸尾 隆子 2953 43 共新
28当選  板倉 一幸 2926 48 民新
29当選  小川  進 2911 60 無現 
30当選  八日市和宏 2827 35 無現  
 
31当選  能川 邦夫 2810 55 無現
32当選  高橋 佳大 2770 39 共新
33当選  阿部 善一 2754 48 無現
34当選  渡辺扶佐子 2601 52 無新
35当選  竹花 郁子 2565 47 無新
36当選  桶本 建郎 2540 53 無新

<落選>
37    市戸ゆたか 39 共新 2536
38    佐々木秀樹 49 無元 2497
39    高橋 松恵 57 無現 2353
40    三国 武治 44 共現 2276
41    小林 敏夫 52 無新 2255     
42    杉下 勝明 71 無現 2131
43    石畑 忠彦 58 無元 2086
44    前川 一夫 51 共新 2028
45    佐藤 準一 49 社新 1999
46    岡本  郷 39 自現 1995
47    斉藤  進 58 無元 1703
     




道議選函館市/川尻、斉藤、日高、吉田、平出、桜井が当選。輪島落選。
 断トツ、他を寄せ付けなかった川尻。共産の日高、会心の戦いで議席奪回


 統一地方選前半戦の道知事選と道議選が11日投開票され、道議選函館市(定数6)では、自民現職の川尻秀之が下馬評通りの圧倒的な強さを見せ、ただ一人2万票を突破して3選。次いで、前回惜敗した民主新の斉藤博、そして共産党新人の日高令子が会心の戦いをし、ついに共産党の議席を奪回し当選した。

 この3人に続いては、公明現職の吉田恵悦が前回票を2千票余も減らしながらも、学会票をまとめて4位に入って4選を果たし、5位には民主現の平出陽子が組織をまとめて3選。そして、最下位争いは自民現の桜井外治と民主現の輪島幸雄の両ベテランの争いとなったが、桜井が滑り込んだ。選挙上手と目された輪島だったが、組織割りで減らされたのをカバー出来ず、ついに落選となった。これによって民主党はまたしても悲願の3議席確保が成らず、後半戦の函館市長選に問題を残すものとなった。

 自民系の新人、松尾正寿は、畠山博が市長選に回り、絶好のチャンスだったが、大雑把な選挙戦に終始して結局伸びず、落選した。

 特徴としては、川尻の抜き出た強さが目立ち、また共産党の日高が予想以上の戦いぶりとなったことから、波乱の結果になった。
 共産の日高は、早くからの活発な運動が生きたほか、知事選で現職の堀達也知事が民主、自民の相乗り候補となり、この中で共産党が独自候補として佐藤誠一を立て、批判票を女性無所属候補の伊東秀子とともに、ある程度吸収し、この同党・佐藤候補と一体の選挙戦を繰り広げたことも日高の勝利に結びついた。このことは知事選で佐藤が函館市で17911票集めたことでもわかる。

(写真/ただ一人2万票台を取り、圧倒的なトップ当選を果たし、喜びに沸き、万歳の川尻選対)

<函館市6−8>
当選 20713 川尻 秀之 53歳 自民現
当選 17326 斉藤  博 47歳 民主新
当選 16702 日高 令子 58歳 共産新
当選 16332 吉田 恵悦 57歳 公明現
当選 15893 平出 陽子 50歳 民主現
当選 15196 桜井 外治 73歳 自民新
   14536 輪島 幸雄 63歳 民主現
   12645 松尾 正寿 53歳 無 新
  

道議選渡島/自民の3人、野呂、石寺、川村当選。民主推薦の河野、3度目の正直なる!
    
民主現の岡田、共産の原田や河野にも一部食われ落選。


 11日投開票の道議選渡島管内(定数4)では、自民現職の野呂善市、川村正が安定した選挙戦で各々4選、3選を果たす一方、自民推薦の新人石寺こうじが選挙終盤の危機感を持った追い込みが功を奏し、見事初当選。地元の七飯町で大量得票するとともに、上磯と大野両町も合わせた3町で1万2千票を集めるなどし、2位当選に輝いた。また、民主党の推薦を受け、鉢呂吉雄代議士の支援を得た河野光彦が3度目の挑戦で当選、念願を果たした。

 民主現の岡田俊之は、自治労を中心とする管内の労組組織を全て割り振りされたが、まとめきれず、逆に共産党の原田や河野にも一部食われ、石寺と河野の新人の激しい競り合いの中に沈んだ。守りの選挙になってしまったことが岡田落選の全てだ。
 共産党の新人、原田ゆうこうは一応、5千票余を取り、久しぶりの共産党道議候補としてはまずまずの結果となった。

<渡島管内4−6>
当選 18983 野呂 善市 57歳 自民現
当選 18364 石寺 広二 54歳 無 新(自民推薦)
当選 18352 川村  正 58歳 自民現
当選 17001 河野 光彦 58歳 無 新(民主推薦)
   16265 岡田 俊之 59歳 民主現(社民推薦)
    5751 原田 有康 50歳 共産新


道議選桧山/自民推薦の新人、国沢堂々の初当選!小田原ついに完敗・落選。

 非自民系候補と自民系候補の一騎打ちになった道議選桧山(定数1)では、自民推薦の新人、道庁出身の国沢勲が会心の戦いをやり、社民党ただ一人の現職、5期20年間無敵であった小田原要四蔵を圧倒的な大差で破り、初当選。ついに自民・保守陣営が議席を奪回した。

<桧山管内1−2>
当選 20877 国沢   勲 60歳 無 新(自民推薦)
   13935 小田原要四蔵 71歳 社民現(民主支持)





道議選函館市、終盤戦の最新情勢
ボーダーライン上候補の巻き返しなど、各陣営必死の動き!
<ここにきて「捕らぬ狸の皮算用」の様子も散見される>

 大激戦になっている道議選函館市(定数6)は、終盤戦に入ってボーダーライン上にあるとみられる候補の陣営が必死の巻き返しに出ており、最終盤、それこそ11日の投票日、最後の最後まで予断を許さない激しいいつばぜり合いになっている。

 自民の川尻秀之、公明の吉田恵悦の2人が抜け、これに2度目の民主新人、斉藤博、そして民主現の輪島幸雄が続き。あとは自民の桜井外治、民主の平出陽子、自民系新人の松尾正寿が一団となって追い、さらには共産党の新人、日高令子が割って入ろうか、という中盤までの展開の中で、ここにきて桜井に対しては、佐藤孝行代議士サイドが同代議士の号令のもと支援に動き出し、テコ入れを図っているほか、後段25日に投開票の函館市長選出馬の井上博司(前助役)と組む自民系保守・無所属の松尾は、オヤジとする(松尾は木戸浦氏が道議時代の秘書)木戸浦前市長にSOSを求め、前市長サイドは市役所OBの会(管理職OB)と幹部に支援を要請。この市役所関係が急きょ松尾支持で動き出し、また支援の市内有力企業グループに対しても改めての強力支援を要請、陣営上げて票の取り込みに走っている。

 また、民主党現職の平出陣営も終盤に入って一気に支持取り付けに走り出し、支援の各単産に今一度危機的状況を訴え、主軸の北教組を中心に組織の総力を挙げている。輪島、平出、斉藤の民主党内3陣営の票の取り合い、しのぎ合いも激しく、平出陣営では「輪島に負けてはいない」との強気の判断も示している。

 当選圏入りと目される輪島だが、陣営の目論見は、多分に「捕らぬ狸の皮算用」的な面もないではないのではと指摘されている。これらのこともあって、陣営としてもバックの強力大単産の市職労が最終盤に入って全力を投入している。それと、輪島は市長選に回った畠山の地盤である医療・福祉関係への食い込みも図り、また割り当て以外の労組・組合員にも手を突っ込むなど輪島らしい選挙戦を展開してもいる。市交通労など組織割りが減ったが、ただ、輪島のこれまでの選挙実績、キャリアから十分にカバーするだろうとの見方が多くされており、やはり当選圏入りとみるのが順当のようだ。

 前回惜敗の再挑戦、斉藤陣営も、決して生やさしいものでないとしてNTT労組は無論のこと、市交通労、支援の数多い各単産に更なる支持を要請するなど必死だ。陣営としては、まだまだ分からないということで、引き締めを図り、支持固めに懸命だ。

 安泰といわれる自民の川尻陣営は、佐藤代議士が桜井をテコ入れということで、神経をピリピリさせ、陣営上げての引き締めに躍起になっている。個人演説会などでもこのことを前面に出している。公明の吉田陣営も、危機感をもって最後の詰めに余念がない。
 共産党の日高は、何としても議席奪回をということで5人の市議選候補と一体になって最後の力を振り絞っている。

 以上、各陣営の最終盤の追い込み状況、票読みの様子など総合的にみると、定数6に対して最終的にボーダーライン上の候補も含めて現職5人が滑り込む可能性が強く、新人の松尾と日高の戦いぶりがどうなるかだ。松尾は伸び悩みにあり、それこそ多分に、捕らぬ狸の皮算用をしている様相にあって意外と苦しい。日高も伸びが今ひとつの感が拭いきれない状況できている。

(4.9夕刻現在の情勢)





道議選渡島の情勢/有力新人・石寺と3度目の河野が現職の岡田を巻き込む形で大激戦
自民現の野呂と川村は当選圏入り!


 定数4の道議選渡島管内の情勢は、現職の3人が安定し、3人の中でも自民現職の野呂善市川村正が抜け、当選圏入りの様子にある一方で、民主の岡田俊之が現職で、しかも組合組織票が全て付けられていることから一応続き、残る1議席を自民推薦、新人の石寺こうじと、今回、鉢呂吉雄民主党代議士とのつながりから民主党の推薦候補となった挑戦3度目の河野光彦が激しく争っている。希にみる大激戦になっており、石寺、河野のつばぜり合いは岡田を巻き込む格好にもある。終盤の戦いぶりで当落が決まる。
※詳細記事(本文)は、特番PDFファイル配信のページへ


道議選函館市の情勢/川尻、吉田抜け出る。斉藤、輪島も当選圏入り。
      残る2議席を桜井、松尾、平出の3人が激しく争い、
      これに日高が追う大激戦!
低レベルの当選ラインで、2議席を巡っては4人の団子レースで全く混沌とし、終盤戦へ

 定数6の道議選函館市をめぐる情勢は、自民現職の川尻秀之、公明の吉田恵悦の2人がやはり強く、抜き出ているほか、再挑戦の民主党新人、斉藤博も当選圏入りで、民主党現職のベテラン、輪島幸雄も続き、残る2議席を自民現職の桜井外治と自民系新人の松尾正寿、民主党現職の平出陽子の3人が激しく争う展開となり、さらに共産党新人の日高令子が割って入ろうかという大激戦で終盤戦に突入している。
 知事選の現職相乗りなどで選挙への関心が低く、投票率は、投票時間が午後8時まで延長されたことを加味してやっと前回並みの55%前後が予想され、これだと投票総数は約13万票で、1万5千票を取れば当選。場合によっては1万4千票まで下がる可能性も大いにあり得る状況で、それだけに、最後の2議席を争う戦いは激烈・混沌としている。

  ◇   ◇   ◇

 川尻は、前回までの2回連続トップ当選の実績をもとに地盤を固め、市長選転出の畠山博支持票にも食い込み、最も安定している。公明の吉田もまた地盤の創価学会や旧民社の関係などを固め、当選圏に入り。この川尻と吉田は、本番に入ってからも下馬評通り優勢だ。

 民主党の新人、斉藤は、苦節4年間の努力に加え、今回は市交通労、市函病労、函タク労が付けられ、特にきっちりとした選挙をやることで評価の高い市交通労の支援で骨が入り、念願を達しそうだ。

 次いで、輪島、桜井、平出の現職と新人の松尾が一団となって追う形で、この中では、輪島がバックの市職労とJR総連を両軸に地盤を固める一方、組織の割り当て減を医療・福祉関係の食い込みで補うなどして持ち前の選挙上手ではねのけ、当選圏入りへ。

 桜井は、今回また、いつもながらの苦しい選挙戦になっている。畠山が抜けたことで本来ならば有利であるハズだが、ボーダーライン上にあり、川尻が取り過ぎで苦しいとして佐藤孝行代議士にSOS。同代議士サイドも川尻、桜井の一角が崩れては後段の函館市長の畠山の選挙にも大きく響くとしてテコ入れの構えだ。

 新人の松尾は、いざ本選挙に入ってみると、意外と広がりに欠き、伸び悩みの状況で、浜津会計グループ、テーオー小笠原グループ、木戸浦前市長関連の東一青果・木戸浦グループ関係の支持母体を前面に、最終滑り込みを図る。

 北教組が主軸の平出は、現職勢では一番弱いとされての選挙戦で、危機感が充満する中で組織固めを急ぐ。6日に入学式を終え、投票の直前までの終盤に勝負をかける。前回一気に6千5百票も減らし、これ以上下がらないほどの選挙をやってしまっただけに、今回はいくら何でも少しは挽回出来ようとみられ、加えて低レベルの当選ラインは平出に有利な側面もある。民主党の悲願の3議席は平出にかかってきている情勢にもあり、2週間後の山崎英二の市長選を考えても、民主党陣営ではなんとしても落とされないとしている。

 桜井、松尾、平出の団子レースに入り込もうというのが日高だ。とにかく、びっちりやってきており、共産党として川崎守以来の議席奪回をかけた選挙戦になっている。前々回に市議であった金森壽英で1万1千票を取り、また最近の同党を取り巻く状況から当選圏は狙えるとの意思統一のもと、食いついてきている。当選ラインが1万4〜5千票とみられることも勇気つけている。

 いずれにしても、当選ライン1万4千票余だと、桜井、松尾、平出、日高の4人で、誰が入っても誰が落ちても不思議でない選挙戦となっており、最後まで予断を許さない。
 



道議選、本番2日スタート!投開票日は知事選と同時の11日。

 4月2日をもっていよいよ道議選が告示され、スタートした。投開票日は知事選と同時の4月11日。道南では、函館市、渡島、桧山の3選挙区ともに、大激戦が展開されてきており、選挙本番最後の叩き合いに突入した。立候補の各陣営ともに、午前9時前後から出陣式を行ったが、函館地方は朝からあいにくの雨で、肌寒い中での選挙戦スタートとなった。

 函館市選挙区では、自民公認で現職の桜井外治、川尻秀之、自民系で無所属新人の松尾正寿、民主党では公認として現職の輪島幸雄、平出陽子、新人の斉藤博の3人、公明党が現職の吉田恵悦、共産党は新人、日高令子、の計8人が立起し、6議席を争う。
 桜井、川尻ともに、出陣式後、ただちに第1声を上げ、川尻にあっては初日午後6時からさっそく、函館国際ホテルに約1千人を集めて個人大演説会を開催した。佐藤孝行代議士が応援演説をしたほか、市議や市議選候補12人もかけつけ、自己PRともども川尻候補支持を訴えた。特別出演として函館市出身の評論家、早坂茂三の講演も行われた。
 新人の松尾は、9時から出陣式を行い、市内亀田町(ガス会社並び)で第1声を上げた。

 民主の輪島、平出、斉藤ともに出陣式後、第1声を上げ、市内に飛び出した。公明の吉田、共産の日高も同様だ。

 渡島選挙区では、自民公認で現職が野呂善市、川村正の2人。自民推薦で新人、石寺広二。民主党からは現職で岡田俊之、新人で推薦が河野光彦。共産から新人、原田ゆうこうの計6人が立ち、4議席を争う。各候補とも地元で第1声を上げた後、直ちに遊説に走り出た。
 例えば、前回トップ当選で3選目指す川村は地元松前を回った後、福島、知内、木古内と地盤の松前沿線を走り回り、夕刻には大票田の上磯町に入り。有力新人の石寺は、地元七飯町で出陣式をして第1声を上げ、同町内を一巡し、隣の大野町を回り、正午前には早くも上磯町入りするなどし、支持を強く訴えていた。

 非自民系の現職ベテラン、小田原要四蔵と、自民系新人の国沢勲との一騎打ちになる桧山選挙区でも、両候補とも江差町での出陣式後、管内遊説に走り出し、舌戦が本格化している。



道議選渡島/1千人集まって七飯町の石寺こうじ総決起集会
政策通ならではの石寺の決意表明


 道議選渡島選挙区に出馬する石寺広二(64歳)の総決起集会が、3月12日夕、本拠地とする七飯町の文化センターに約1千人が集まって開かれた。
 連合後援会の金澤精一会長のあいさつで始まり、地元の水嶋清町長、これまで同町を地盤として道議6期当選を重ね、札幌からかけつけた中崎昭一らが激励、支持を訴える一方、佐藤孝行代議士もかけつけ、「池田さん、中崎さんとこの町から出してきた道議が途絶えないように、石寺さんを皆さんの力で道議会に送ってほしい」とあいさつした。

 歌手の弦さんの歌謡ショーなどを挟んで、石寺が決意表明し、「道南に再び昔の活気を取り戻したい。私の専門は建設であり、一番最初に道路網の整備に取り組みたい。災害の最も多い地域でもあり、災害を少なくする努力、復旧方法などにも力を入れる必要がある。第一次産業の農業は高価値農業の拡大を図りたい」と語ったほか、林業、水産業、空洞化する商店街の振興、福祉、年金、さらには教育の各問題についても所信の一端を述べ、政策通の石寺ならではの決意をるるわかりやすく語った。
 最後に、「何としても初心貫徹して、残り1ケ月、管内を走りに走って、全力を傾注する」と後援会の強い支援をお願いした。

 1年前に道庁を退職し、奥さんの実家のある七飯町から出馬となった石寺は、ここにきて広く浸透。今や、地盤とする七飯町で圧倒的な支持を得るまでになっている様子だ。この七飯町と上磯町、大野町の3町を重点地区として、初当選に向かって余念がない。



自民党市議、大日向氏、無所属で市長選出馬を表明

 自民党の函館市議、大日向豊吉氏(48歳)が、12日、「立候補表明」という文書をマスコミ関係などに配布し、木戸浦市長の辞職に伴う4月18日告示、同25日投開票の函館市長選に、無所属で立候補することを表明した。

 市長選候補選考をめぐる自民党や経済界の動きを「市民不在の密室協議」として批判、「函館が再び30万都市になるべく、市民に信頼される市政と市民が誇れて・賑わうまちづくりを目指して、愛する函館のために、勇気と情熱をもって、『鯉はいま、瀧をのぼりて、龍となる』決意をした」としている。

 同氏は、1987年に市議初当選し、現在3期目。4月の統一地方選で4選を目指していた。与党の21世紀の会に所属し、このため、21世紀の会は12日に会派会議を開き、この大日向議員の市長選問題を協議する予定だったが、肝心の大日向議員は欠席した。



川村正道議に対する選挙での結束・支援を確認!企業・事業所関係の
川村後援会「かもめ会新年交礼会」、盛大に開催


 3選を目指す渡島選出の川村 正道議の企業・事業所関係の後援会組織である「かもめ会」の新年交礼会が、1月30日午後5時半から函館国際ホテルで盛大に開かれた。交礼会には地元の松前町長、そして道の真田副知事らもかけつけ、4月の選挙に向けて川村氏支持を強く訴えるとともに、選挙での結束、支援を確認した。

 川村道議を支援する会社社長や役員など350人ほどが出席し、同道議が長年にわたって耕してきた渡島管内における企業・事業所関係の確たる支持基盤を披瀝するものとなった。

 来賓としてあいさつした真田副知事は、「川村さんとは私が渡島支庁の経済部長であったころからの長いつき合い。道と国とのパイプ役としても川村さんは国にも大変な顔がある。落としてはならなく、使える道議としてさらに道議会に送っていただきたい。トップ当選すると(川村氏は前回トップ当選)、次は後援会がゆるみ、大体落選するのが常だ。このような結果に決してならないように皆様の強いご支援をお願いしたい」とざっくばらんに語った。

 川村道議にあっては、
「長銀や日債銀が国有化ということで救われたのに、拓銀は破産、倒産となった。このことは、北海道の代議士の力の足りなさを示している。道新幹線の問題にしてもそうで、大蔵省、自治省がよしやろうと言わないできており、いつのものとも分からない。今の調子では10年はダメでないかとも思う。今こそ、北海道の政治、政治家が力を付けないと、ますます遅れる。今回の政府予算でも、目玉は奥尻(空港の延長・整備)くらいで、懸案の先送りになっている」
 ときびしく指摘し、このうえで、

「堂々と中央にも物が言える道議が必要であり、決意を新たにして臨みたい。地域のため北海道のため、重大な決意を持ってやって行くので、トップ当選などいらないから、どうかこれまで以上のご支援を賜りたい」
 と、いかにも川村氏らしく率直に支持を訴えた。

 前段では、川村道議の2期8年間にわたっての活躍を記録したビデオの紹介もあった。百数十社が集まっての「かもめ会新年交礼会」で、若い経営者・幹部らの顔が目立ち、大いに盛り上がった。



民主党推薦、ついにルビコン渡った道議選渡島に出馬の河野氏!
今後の動向次第では台風の目に。背景に鉢呂ー佐藤の攻防戦


 民主党道南支部連合(支部長・鉢呂吉雄衆院議員)は、1月9日の常任幹事会で道議選渡島選挙区(定数4)から出馬する会社役員、河野光彦氏(58歳)の推薦を決めた。12日の民主党北海道の常任幹事会で正式に機関決定する。

 道議選渡島では、河野氏の他、自民党から公認で現職の野呂善市氏、同・川村正氏、公認申請中で推薦が決定的な新人、石寺広二氏(元網走土現所長)、民主党からは公認で現職の岡田俊之氏、共産党から16年ぶりに新人、原田ゆうこう氏(戸井町議)が出馬し、計6人が本格的な選挙戦に突入しており、河野氏が民主党の推薦候補となったことで、事実上は自民勢の野呂、川村、石寺の3氏と、民主党勢の岡田、河野2氏の5人で4議席を争う構図になった。

 元々が保守・自民系の河野氏に関する民主党推薦問題は、前々から取り沙汰されていたことで、この間の背景、事情などの詳細は昨年夏からこれまで雑誌NEW現代函館で報じてきているが、河野氏にあっては過去2回の道議選渡島での出馬(いずれも落選)を通じて、かっては強力に支持してきた自民党・佐藤孝行衆院議員に対する反目を次第に強めて離反、3年前の衆院総選挙では民主党の鉢呂氏支持に動いた。

 その後、鉢呂衆院議員との関係をさらに強め、これとともに、佐藤衆院議員との距離は大きく広がり、佐藤氏側からの接触要請に対してもこれを無視する姿勢で今日に至っていた。

 そして、ついにさし迫った道議選で鉢呂氏側の民主党の推薦を受けることになり、河野氏にあってはルビコン川を渡った形になったわけで、河野氏をこれまで推してきている自民・保守系の支持者の動向、推薦を決定した民主党が具体的にどう支援し、票の割り当てをするか、等々が極めて注視される段となっている。

 民主党関係者によると、推薦に当たっては、組織されていない民主党支持に農民票を河野氏に付ける格好になるとしており、選挙の最終段階・情勢次第では組織票を付けることもあり得ると語っている。

 今後の動向次第では、河野氏が台風の目になる可能性もあり、渡島の道議選は、早ければ今年にも予想される衆院総選挙の鉢呂ー佐藤両氏の対決への思惑も絡んで非常に興味深いものとなっている。



社民党唯一の道議、6選目指す小田原氏に対する民主党・連合の支援決定!
替わりに社民党は他道議選で民主党候補を支援


 道議選桧山で前代未踏の6選を目指す社民党唯一の道議、小田原要四蔵氏に対して、「反目」関係にある民主党・連合の動向が注目されていたが、12月7日までに、道段階で社民党が桧山選挙区を除く他の道議選選挙区で候補を立てず、民主党候補を支援する替わりに、民主党も桧山で小田原氏を支援するという選挙協力で合意し、小田原氏は非自民という格好で、先に自民党桧山が一本化し、擁立する前桧山支庁長の國澤勲氏と相対することになった。

 社民党ただ一人の道議で6選狙いの小田原氏と、自民党推薦の新人、國澤氏との一騎打ちが確定したわけで、自民・保守勢の戦い如何では大激戦が予想され、全道的に注目の選挙区となる。



社民党、一転して市議選に独自候補を擁立。佐藤準一幹事長出馬へ

 社民党道南支部連合(代表・萩上元春元道議)は、先般までに、一度は見送った函館市議選に対する独自候補の擁立を、再度協議の結果、同支部連合の佐藤準一幹事長(48歳)擁立を決定した。党道連から札幌、旭川、函館の道内三大都市で市議がいないのは函館だけとの指摘を受け、関係労組がすでに民主党系会派に属する現職市議を支持する方針決定の状況下にあっても、支援を求めず、党主導で独自候補を立てて戦うとなったもの。

道議選函館市に出馬の共産党・日高氏、演説会で、
「川崎さん以来、8年間わが党の道議がいなく、是が非でも議席を」


 道議選函館市選挙区から出馬する日高令子(現函館市議・3期)、同渡島管内からの原田ゆうこう(現戸井町議)の両氏と、函館市議選に出馬する5人の候補が勢揃いし、児玉健次衆院議員(比例代表道ブロック)を迎えての日本共産党函館地区委員会の演説会が、21日午後7時から市芸術ホールで開かれた。

 原田氏と5人の市議選候補らのあいさつの後、演壇に立った日高氏は、「函館市選出の道議会議員は6人いるが、本会議で6人のうち、3人しか質問に立っていない」と現職道議の仕事ぶりを批判したうえで、「川崎守さん以来、8年間にわたってわが党の函館市からの道議会議員がいない。当時の川崎さんの活躍ぶりをふりかえるに、不況のこの時に、共産党の議員がいれば、どれほど役に立ったことかと思う。安心して暮らしていける道政実現のために政治の流れを変えて、道議会に送って欲しい」と述べるとともに、「道議選立起に当たって3つのことを約束したい。一つは暮らしを第1に考える道政の実現。2つ目は不況を克服し地域の活性化を図る。そして道庁の不正を根絶し、平和な北海道をつくる」などと訴えた。



道知事選出馬の伊東秀子氏、政策ビジョンを発表!
堀知事の相乗りをきびしく批判


 来春の道知事選に出馬する元衆院議員で弁護士の伊東秀子氏(55歳)は、先般、道庁内で記者会見し、堀知事サイドで進む相乗りをきびしく批判するとともに、道庁への民間スタッフ制の導入などの「21世紀北海道のビジョン」を発表した。

 「今の道政ではダメだと思っている人はたくさんいる」としたうえで、
▽政策決定に対して、これにあたる民間人を100人規模で登用する。
▽14の支庁を6支庁に整理統合し、支庁長を準公選制で決める。
▽自然景観を守る道条例の制定
▽苫小牧東部地区への産業廃棄物処理場の立地を阻止する。

などの政策を打ち出した。

 相乗りについては、「道庁はカラ主張などに関し、道民の審判を受ける立場にあるにもかかわらず、道庁を主体に選挙をやるのは大いに問題がある」「今の道政は根回し、談合型の道政であり、相乗りはさらに一層これを強める」などと語り、オール与党を向こうに回してやる選挙だが、改革のために命をささげて戦うとの決意を表明した。

 ときに、同氏は、インターネットでもホームページを開設し、政策などを訴えている。



<桧山の道議選>自民・保守陣営、ついに候補を一本化。前桧山支庁長・國澤氏の
擁立・推薦を決定し、6選目指す小田原氏と一騎打ちの公算!


 長く旧社会党の小田原要四蔵氏(現社民党、現在5期目)が議席を独占してきている道議選桧山管内(定数1)で、自民党が候補を一本化し、前桧山支庁長の國澤勲氏(江差町在住)を擁立することになり、20年間無敵であった「小田原城」に自民党勢が一致して議席奪回をかけることになった。

 桧山の道議選は、かっての佐藤孝行、阿部文男両衆院議員、佐藤、阿部両派の対立構図から、自民系・保守候補が出馬しても実体的に分裂選挙の様相を呈し、この間げきを縫い、漁夫の利という格好で小田原氏が首尾良く当選を重ね、ついには連続5選を果たしてきた。小田原氏にあっては、道議会ただ1人の社民党道議として今回(来春4月)も出馬表明し、社民党、民主党間の確執・対立が強い中においても、前代未踏の6選を勝ち取るかが大きな焦点となっている。

 このような中で、先に、前回自民党の推薦を得て無所属から出馬した深見秀次氏(共栄電気工業(株)社長)が、今回も出馬表明し、自民党に公認申請していた。

 しかしながら、佐藤衆院議員サイドを中心とする桧山の自民党内では、深見氏では自民党・保守陣営がまとまらず、また小田原氏には勝てないとの判断から、深見氏に替わる候補擁立を模索し、前回も話に上がった管内の乙部町の寺島光一郎氏や、昨年5月末まで桧山支庁長を担った(道庁本庁に戻った後に退職)國澤氏の名前が道議候補として上がっていた(これについてはNEW現代函館の夏季号でも所報済み)。

 この中で、國澤氏の擁立工作が首尾良く進む段となって、國澤氏も最終的に出馬を決断し、受諾した。これを踏まえて、自民党桧山ブロック協議会内では、先に公認申請した深見氏と國澤氏の調整に乗り出し、水面下での根回しも行う中で、深見氏にあっては「この際は保守の分裂を避ける」といった大局的判断から自ら辞退することを決断。11月16日に江差町で開催した管内各町支部役員を集めての同党桧山ブロック協の会議で、候補の一本化と深見氏の出馬辞退が報告され、このうえで國澤氏の推薦を決定した。同会議には國澤氏も出席し、推薦を受諾、ここに自民党・保守陣営の國澤候補一本化が決定した。

 今後は、かっては同じ社会党仲間であるにもかかわらず、社民党と確執関係にある民主党が、桧山の道議選で最終的にどう出るか注視され、また同時に連合の対処、動向も注目されている。



<道議選渡島管内>共産党、16年ぶりに候補(戸井町議・原田氏)擁立。
4議席をめぐり現職3人と新人3人の計6人が立起へ。石寺、河野両氏が4つ目争う構図


 道議選渡島管内(定数4)で、共産党渡島・桧山地区委員会は、先般までに戸井町議の原田有康氏(50歳)の擁立を決定した。同党の擁立は実に16年ぶり。

 これによって渡島の道議選は、自民党現職の野呂善市氏、同・川村正氏、民主党現職の岡田俊之氏の3人に加え、新人として保守系から前網走支庁長の石寺広二氏(自民党に公認申請中)、前回、前々回と出馬し落選した会社社長、河野光彦氏、そして共産党の原田氏と、計6人が立候補することになった。



3選必勝を期す川尻秀之道議「政治・経済セミナー’98」大盛会!
福岡政行氏・講演、「小渕内閣早期に倒れると、90%の確立で梶山政権」

 来春の道議選で3選を目指す川尻秀之道議(53歳、函館市選出・2期目)後援会主催の「政治・経済セミナー’98」が、10月28日午後2時から、ホテル函館ロイヤルの大宴会場で開かれ、テレビなどでお馴染みの政治評論家、福岡政行氏(白鴎大学教授)が「混迷する日本経済とゆれ動く政治情勢」として講演した。セミナーには約800人が出席し、会場は椅子席で満杯、大盛会のセミナーとなった。

 このセミナーは、政治資金パーティーとして開催されたもので、福岡氏の講演に先立ってまず、来賓として地元から佐藤孝行衆院議員(代理・秘書)、木戸浦隆一函館市長、函館市議の面々、札幌からは吉川貴盛衆院議員や岩本允道議会議長はじめ、川尻氏と親交厚い自民党道議多数らが出席する中で、川尻道議を励ますセレモニーが繰り広げられた。

 あいさつに立ったのは、佐藤衆院議員(代理)、木戸浦市長、吉川衆院議員、そして岩本議長の4氏で、いずれも2期8年間にわたる川尻氏の道議としての活躍ぶりを賞賛、激戦が予想されている来春の道議選での川尻支援を強く呼びかけた。
 現職函館市議や前市議の紹介などの後、川尻道議本人が立ち、次のようにあいさつした。
「早いもので2期8年が過ぎ去ろうとしている。日頃から皆様方には変わらぬご支援をいただき感謝に耐えない。1期目は雰囲気的にも若干慣れない面もあったが、皆様方の熱いご支援を得て送っていただき、この8年間は曲がりなりにも働かせてもらった」
「21世紀が目の前であり、日本の国も、我々郷土の函館もおそらく21世紀は生き方が変わるであろうし、変わらなければならなく、新しい社会システムの構築に向けて、皆様方とともに知恵を出しながら対応して行かなければならない。行政も経済も教育も、そうであろうと考えます」
「このうえは、さらにご支援をいただき、なんとしても3選を目指しながら、21世紀の次の世代を担う子供達、住んで良かった思う郷土函館のために一生懸命汗を流した」

  ◇  ◇  ◇

 この後、福岡氏の講演が行われ、最近の小渕内閣を取り巻く永田町の水面下の話や逸話などを紹介し、政界の現状を語って聴衆者・出席者を引きつけ、小渕内閣がこの先持つか持たないかに言及。支持率が20%を切り出したら危ないが、10%を切らない限り(小渕内閣が)持つかも知れないこと、実質的に内閣を動かしている野中官房長官が言っているように、ここ数カ月持てば、2〜3年持つ可能性もある、と語った。

 経済については、これからの日本は勝ち組、負け組に分かれる、ヘッジファンドの破綻に見られるように米国経済がおかしくなってきているが、日本の株価などは底を打った感がし、幾多の補正予算、対前年度比10%増以上の来年度予算などによって景気は来年春から必ず良くなってくるとの見方を示した。

 さらに、政治情勢について、もし小渕内閣が早期に倒れた場合は、90%の確立で梶山内閣の誕生となり、この時は保守大連合ということで自由党と合併し、これをテコに公明党も抱き込み、政局は小沢自由党党首抜きの組閣となって、野田(自由党幹事長)蔵相、あるいは住専債権回収機構社長として極めて評価高い中坊公平弁護士の蔵相起用があるかも知れないとの大胆な見方を語った。

 また、今、解散・総選挙になれば、確実に管代表を首相にということで民主党が勝利し、小選挙区300のうち150、比例で70の計220議席、自民党は100と50くらいで150議席ほどに激減。民主党は公明党などと組み、管内閣が実現するとの見方をるる述べた。

 会場をびっしり埋めた参会者は、福岡氏の講演中にも誰ひとり立つ者がいない程の状況で、1時間半近い講演に聞き入っていた。



□民主党、道議選函館市と渡島管内、函館市議選の公認・推薦候補を決定

 民主党道南圏支部連合(支部長・鉢呂吉雄衆院議員)は、先の常任幹事会で来春の統一地方選の公認・推薦候補を決めた。道議選は函館市区が現職の輪島幸雄と平出陽子両氏、再出馬の新人・斎藤博氏の3人。渡島管内は岡田俊之氏(現)。
 函館市議選は方針通りに新人を含め13人を公認、または推薦する。

松尾正寿氏、道議選函館市に、正式出馬表明!
「顔の見える道政の実現目指す」などのコメント・公約を発表


 函館市議の松尾正寿氏(52歳)は、5日午後1時から記者会見し、来春4月の道議選函館市に出馬することを正式に表明した。近く自民党北海道第8選挙区支部(佐藤孝行支部長)に公認申請する。

 松尾氏は、出馬表明に際して「立起表明にあたって」と題するコメントを発表、この中で、「市議2期8年間を通じて函館市の振興・発展のためには活動してきたが、市単独では如何ともしがたい様々な限界を感じてきた」とし、「函館市の発展を目指すには道との連携により道の協力を引き出すことが必要で、また、渡島、桧山全体の活性化が必要との考えから立起を決意した」としている。

 また、今日の道政の問題点を指摘し、「顔の見える道政の実現を目指したい」と決意のほどを表明する一方、地域が自立できる産業基盤の確立、活力ある交流を支える交通基盤の確立、安心と魅力ある教育・文化・福祉環境の確立の3点を上げ、具体的には公立はこだて未来大学への支援、私学助成の拡充、北海道管理の二級河川の整備、道立広域公園整備の早期完成、道営住宅の整備、福祉環境の整備などを公約にかかげている。
 さらに、市町村の側に立つ道政実現のための議会改革にも取り組みたいとしている。

 自民党勢では、現職・公認で川尻秀之、畠山博、桜井外治の3氏が出馬することになっており、松尾氏を加え、計4人が立起することになった。
 民主党は現職の輪島幸雄氏と平出陽子氏、それに前回も出た新人、斉藤博氏の3人擁立が決定している。公明の現職、吉田恵悦氏も当然出馬し、共産党も候補を擁立する。社民党函館支部も独自候補を擁立する構えにあり、目下のところ、定数6に対して現職6人、新人4人の10人が立起する見通しとなっている。



道議選・渡島管内で、民主党、前回次点の
保守系無所属の河野光彦氏を推薦か!

 参院選が終わり、地方政界は来年4月の統一地方選に向けての動きが本格化してきているが、道議選渡島管内で前2回に引き続いて再出馬する無所属新人の河野光彦氏(55歳)に対して、民主党が推薦する方向が濃厚になっている。

 河野氏は前回、保守系無所属として出馬、1万4千票を集め、次点となった。定数4のところ、最下位当選との票差は3千4百票ほどで、次回に大きな期待をつなぐものとなった。

 で、河野氏にあっては、2年前の衆院総選挙から民主党陣営に急接近し、小選挙区8区では自民党・佐藤孝行氏との決戦となった民主党の鉢呂吉雄氏を支援した(鉢呂氏が勝利)。以来、民主党陣営に完全シフトするような格好となり、鉢呂陣営をして「大変お世話になっている」(関係者)までになっている。

 このため、「河野さんから要請があれば、(推薦)しないわけには行かないのでないか」(鉢呂代議士秘書)とされ、民主党が、次の道議選渡島では現職の岡田俊之氏の他にもう一人新人を推薦する方針にあることから、「河野氏は民主党の推薦候補になるだろう」と目されるに至っている。

 なお、道議選渡島では、長老の中崎昭一氏の今期限りの引退が決まり、その後ガマに中崎氏は自らと同じ道庁・土木現業所OB(前網走土現所長)の小寺広二氏(本籍・七飯町)を指名し、小寺氏はすでに本格始動している。