ニュースファイル99.7-12

経営破綻の函館共愛会病院、全国組織の病院経営で有名な
特定医療法人・徳洲会の傘下のもとで医療業務再開、再建へ

 市福祉部などの話によると、経営破綻をきたし閉鎖・休院中になっている函館市中島町の函館共愛会病院問題に対して、全国組織の病院経営で知られ、また徳田虎雄元代議士がオーナーで有名な特定医療法人・徳洲会(徳田虎雄理事長)が支援する方向が固まり、徳洲会傘下に入り、全面支援を受ける中でまずは函館共愛会病院という従来通りの名称で医療業務を再開する運びになった。
 リニューアルし、来年度4月から再開する段取り模様にある。

 同病院については、破綻後、支援先や買い取り先などを物色する一方で、函館中央病院や五稜郭病院を経営する函館厚生院に支援を依頼していた。しかし、昨秋・先般までに函館厚生院から支援は無理という最終決定が示され、期待していただけに追い込まれれた格好になっていた。

 そして、ここに至って、大手有力医療法人・全国病院チェーンの徳洲会が支援する方向となったもので、総額約30億円(当初)などとされる債務処理に関して債権者の協力を得る形で大幅に圧縮することを条件に、徳洲会傘下のもとで再建を目指すことになった模様だ。
 関係者によると、未払いの賃金問題など解決する方向にもなっており、同病院の組合側も徳洲会グループ入りに異論はないとなっている。

 徳洲会は、全国に149もの医療施設を持ち、道内では札幌に3カ所の病院を有するなど10施設を運営している。
(12.30)

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大沼の「かんぽの宿」の移転・新築と、市内港町・建設中の函病横での
簡保福祉事業団の「新型健康増進施設」建設が決定!

佐藤孝行衆院議員が、井上函館市長、水嶋七飯町長共々、記者会見し発表

 自民党の佐藤孝行衆院議員(道比例区選出)が、25日午後1時から函館国際ホテルで記者会見を開き、来年度政府予算案の決定に関連し、この中で七飯町の大沼簡易保険保養センター(かんぽの宿)の移転・新築(この問題の経緯などについてはNEW現代函館11・12月号で詳報)と、函館市港町で現在建設中の市立函館病院と道路一本で隣接し、簡保福祉事業団が所有する約3万7千平方メートルの敷地に簡保保険加入者の健康増進と健康管理を目的とする新型健康増進施設を建設する運びになったと発表した。

 会見には関係市町の函館市の井上博司市長と七飯町の水嶋清町長も並んで出席、両首長とも、「大変明るいニュースで、地元としては大いに歓迎、早期完成を期待している」と語った。

 大沼かんぽの宿には、平成12年度予算で用地費9億円が計上され、建物工事費約50億円前後が見込まれている一方、市内港町の新型健康増進施設建設では、設計費が予算付けされ、「今後計画が煮詰められ、最終的にどのような規模になるかだが、60億円〜100億円が見積もられている」(佐藤衆院議員)と語り、うまく行くと平成17年度の完成も期待されている。

 両施設ともに、自民党行革推進本部常任顧問として重きをなす同衆院議員の強い政治力で建設着手の方向となったもので、この日の会見は両首長も出席する中での、次期衆院解散・総選挙を十分に念頭においての発表となった。特に、井上函館市長の同席は、昨春の分裂市長選後、初のツー(2)ショット、水嶋町長入れてのスリー(3)ショットで、地元の自民・保守陣営にあって、市長選で畠山博元道議を擁立し、対立した佐藤衆院議員と井上市長の協調路線を演出するものとなった。

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 大沼簡保保養センター(かんぽの宿)は、郵政省内で行革のため一旦は廃止の対象になったが、簡易保険は任意保険で強制保険ではないことから、「スクラップ・アンド・ビルド」という政府方針のもと、大沼地域の観光・レクリエーション振興などからスクラップではなく、ビルドとなり、昭和47年建設の現施設の老朽化が著しいことで、七飯町や周辺関係市町村の要望で大沼公園駅前地区に移転・新築と決定した。

 来年度予算で用地費が計上され、平成13年度にも着工となるが、新築計画の概要としては、47室・140人(現施設は35室・133人)、大広間80畳、100人収容の会議・研修室、大浴場・露天風呂・等のクア施設、レストラン等、などが予定されている。延べ床面積は約7千平方メートル。用地買収費を除いて50億円前後を投入した立派なかんぽの宿が新築される。
 地元の水嶋町長は、「実現可能となり、大変うれしく思っている。大沼には年間約250万人の観光客がきているが、問題は泊まり客が少ないことで、かんぽの宿の建設はこの点からも意味がある」と語った。

  ◇  ◇  ◇

 函館市港町1丁目1番2号の旧国鉄港町職員住宅跡地、約3万7千平方メートルに建設の運びになった新型の健康増進施設は、「福祉社会を目指し、簡保保険加入者の健康づくり、健康増進を目的とした、青壮年層を中心に各世代ともに利用できる都市型施設」としている。
 同施設の基本構想では、メディカルケア施設、健康施設、文化・教養施設、レストランなどの付帯施設という4本柱から成っており、文化・教養施設づくりの中には宿泊・研修、多目的ホール等の施設も示されている。
 事業費も現在のところ、幅広く60〜100億円の間などとされ、大型施設が構想されている。

 これらのことから、「このような施設建設は行革と逆行し、ましてや、民間のホテル経営などを圧迫するもの」といったホテル・旅館業界などの反対意見が強い。ぱんぽの宿に対しても似たような反発の声が関係業界筋から上がっている。

 しかし、これに対しては、この日の会見でも、「一般客を相手にする施設ではない。既存のホテルとはバッティングしない」(佐藤衆院議員)と語り、「強制保険の関係施設は行革で廃止することに決定している。年金福祉保険事業団などのものがそうであり、大沼の年金事業団のグリーンピア大沼などは5年以内に廃止する。この間、民間に売却する方針にある」「だが、任意保険のもの、簡保などは、予算の許す範囲内で多少は作ってもいいのでないかとなっている。スクラップ・アンド・ビルドでやるという方針を打ち出している。今度の両施設はこれに沿ってやることに決定した」としている。

 地元の井上市長にあっても、会見で、「港町の敷地利用、施設建設には以前から市としてもお願いしてきた。同施設の誘致では、浦和や京都、横浜、名古屋、等々、そうそうたる都市も名乗りを上げ、きびしいと思っていたが、建設が決まったことは大変明るいニュースで、地元としては(大型総合巨大病院の)市立病院もできることだし、早期に完成してほしい。1年繰り上げてオープンする可能性もあるということであり、期待している」と率直に歓迎している。

 「この施設については、郵政省としてもメディカルケアの関係で函病と提携したいという意向にある。この点、今後大いに検討してほしい」(同衆院議員)とも語り、市も協調してやって行くことに異論はない様子となっている。

 いずれにしても、年明け1月下旬に予定される国会開会冒頭にも解散、2月総選挙が取り沙汰される中での、函館・道南地区にとっては大朗報の簡保関係大型施設の建設決定であり、佐藤衆院議員の強い政治力を見せての実現になった。

(12.25)



来年度政府予算・函館関連、要望に対してほぼ満額の予算付け
井上函館市長、記者会見で発表

 井上函館市長は、24日午後、同日閣議決定した平成12年度政府予算案に関連する函館市関係分などについて記者会見し、各事業要望額に対して満額以上の予算提示となったと発表した。

 これによると、函館市予算に関連する主な事業では、港湾関係で現在進行中の港町地区・大型公共埠頭建設などに41億9千万円が付き、水深14メートル、12メートルの岸壁工事がさらに進められ、2001年には5万トンクラスの大型船の接岸が可能となった。
 また、本港地区の幹線臨港道路や島防波堤の建設も行われる。

 空港整備では、約25億円の内示があり、用地造成はじめ、道路駐車場整備、滑走路改良、エプロン新設、などが行われる。

 道施行関係では、浄化センターの汚水、汚泥の各処理施設に14億7千万円、函館湯川漁港整備に4億2千万円など。

 市施行の関係では、港湾部所管で本港や港町地区、若松の北、南各地区などで臨港道路整備が行われるほか、港湾環境整備として市役所正面から函館港に向かう若松南地区東雲広路の緑地整備に7千6百万円が計上され、土木部所管で石川と小田島川などの都市基盤河川改修にも予算が付いた。
 公共下水道整備には25億円が付き、南部下水終末処理場、ポンプ場の整備が行われる(水道局)。
 七五郎沢廃棄物最終処分場と日の出清掃工場改造工事にも要望通り満額の予算が付き、埋立や改造工事が本格化する。

 駅前再開発事業では、鉄道施設移設補填として7億9千2百万円の予算付けがされ、土地区画整理事業が予定通りスタートする。

 街路整備として新規事業の亀田外郭通などに22億円、大門地区都市再生区画整理事業として新規で測量調査費、公園緑地整備で新規の石川公園の用地買収などに5億9千万円が付いた。

 市予算に関連しないが、現在地での函館空港ターミナルビルの全面増改築に向けての函館空港周辺整備事業にも予算が計上され、移転補償や土地の買い上げ、緩衝緑地帯造成が国の施行で行われる。

 国道整備では、函館ー江差自動車道(高規格道路)と国道5号線バイパスとしての函館新道、国道5号線拡張などにも順調に予算が付き、函館新道は供用開始となる。
(12.24)



市職労が団交で削減問題などでごねればごねるほど「傷口」拡大必至!
職員手当の見直し、果ては補助金・負担金の見直し
論議まで波及しそうな雲行き

 函館市の第三次行革案(平成12年度〜平成21年度)を審議している市議会行財政対策調査特別委(八日市和広委員長、白崎憲司郎副委員長)の資料要求によって、11月16日に示された職員削減計画や年齢別職員数、時間外勤務手当、補助金および負担金支出状況、等々の具体的な内容報告で、行革問題は新たな局面に入ってきているようだ。

 財政支出の実態が明らかになったことで、世間・民間とはかけ離れた職員給与実態が浮き彫りになり、職員手当の見直しや補助金・負担金の洗い直しなどの論議にまで発展しそうな雲行きになってきている。

 市議会同特別委関係者らの話によると、すでに行革審議の先は見えてきている様子にあるが、ここにきて市当局の提案にも増して、財政再建・健全化には職員手当や補助金の見直し必要という声が市民の間から沸き上がる可能性が取り沙汰されている。

 それゆえに、市職労などが職員の削減計画などに異論・反対を唱え、団体交渉が難航している状況など全く論外とのきびしい指摘も聞かれるものとなっており、市職労など労組側が行革問題に対してごねればごねるほど、市民各層の大反発を受け、これまでの「労使なれ合い」「手当てんこ盛り」の実態、いわゆる「傷口」を広げることになろうとの見方が台頭している。

 団交は、これまで10月4、5日、17日、そして28日と4回行われ(11月17日現在)、このうち市職労は3回も井上市長を引っぱり出し、難航模様となっている。
(11.18)



第三次行革・10年間での職員削減の具体数は518人
一方で10年間での退職者数(自然減)は1,332人にも達し、
全くもって「生首切りでない」状況が明白に!

 函館市は、11月16日、市議会行財政対策調査特別委に、第三次行革(平成12年度〜平成21年度)で行う職員削減計画の具体的な内容などを報告した。
 これによると、10年間での削減は前期5カ年(平成12〜16年度)で217人、後期5年間(平成17〜21年度)301人の合計518人。
 
 518人の部局別内訳は一般部局・各行政委員会で505人減、函館圏公立大学広域連合(事務局分)で2人増、住宅都市施設公社で6人減、函館圏公立大学広域連合(教員分)で67人増、消防本部で3人減、函館病院建設事務局で15人減、水道局で58人減となっている。
 長年にわたる赤字垂れ流し状態で市交通事業の再建が問題化し、市バスの民営1元化が問題となっている交通局については、職員削減数は盛り込まれていない。

 報告では一方で、4,014人を数える職員数(医師職を除く)の年齢別データも示しており、これから判明する第三次行革期間中10年間の退職者数は、年度別で
▽平成12年度 125人
▽平成13年度 133人
▽平成14年度 115人
▽平成15年度 163人
▽平成16年度 111人
▽平成17年度 100人
▽平成18年度 132人
▽平成19年度 152人
▽平成20年度 162人
▽平成21年度 139人
 となっており、その合計は1,332人にも達する。

 このことはすなわち、行革10年間中での自然減とも言うべき退職者は1,332人もおり、この中で職員の定数削減を518人行うというものであって、いわゆる「生首を切る」というものでは全くないことが明確になっている。

 それゆえ、削減手法については、「首切りはしない」という市当局の説明にも合致している。退職者不補充の方法によって518人の削減は、業務・仕事の見直し、効率化等々で何らの問題もなく実現できるものとなっている。

 このため逆に、市民や議会の一部からは、「500人くらいの削減など実に甘く、もっと削減努力すべきで、700から800人が可能ではないか」といった声も出ている。

 なお、同報告では、市職員の時間外勤務手当の状況データも明らかにされており、実に興味深い実態が浮かび上がっている。後日、リポート致します
(11.17)


<函館市組織機構改革・最終案>
商工観光部と農水産部は1本化し「産業経済部」、土木部と港湾部は合わせて「建設港湾部」に

 函館市は、11月12日、「大部・大課制」の組織機構改革の最終案を市議会や市職労に提案した。現行の25部を改組して16部に移行する内容になっている。

 見直し・改革案によると、企画部と東京事務所を合わせて「企画振興部」にするのをはじめ、総務部に現行では独立した形になっている秘書課を加える。財務部と競輪事業部を1本化して財務部。

 商工観光部と農林水産部は合体させ、当初は経済部としていたが、これは最終的に「産業経済部」とした。

 土木部と港湾部を合わせて建設部としうことを考えていたが、港町である函館で港湾の名前が消えるのはおかしいとの業界関係者らの声を取り入れ、最終的には「建設港湾部」にした。都市建設部と駅周辺整備事務局は1本化して「都市開発部」

 市教委の関係では、現行の管理部、学校教育部、生涯学習部の3部を再編し、「学校教育部」と「生涯学習部」の2部に。函館病院事務局と同建設事務局は病院の移転・新築が来年10月末に完成することでもあり、合わせて函館病院事務局とする。

 ほか、市民部、福祉部、環境部、保健所、議会事務局、監査事務局、消防本部は従来通りとしている。
 一部を除いて、2001年4月1日の実施を目指すとしている。
(11.14)


函館市、「大部大課制」の組織機構改革で、現行の26部を統廃合し17部に
商観部と農水部統合し「経済部」、
土木、都市建、港湾などは「建設部」と「都市開発部」の2部に

 来年4月からスタートする函館市の第3次行革の柱になる組織機構改革案の概要が、29日までに明らかになった。「大部・大課制」を打ち出すものとなっており、現行の26部を統廃合し17部に削減するとしている。
 今後さらに煮詰め、庁内外の関係機関に諮ることとし、来年度から導入する方針だ。

 見直し案の主なところは、企画部と東京事務所を合わせて企画部1本とし、東京事務所長は次長職となって企画部のもとに入る。財務部と競輪事業部も一緒になって財務部に一元化。

 経済界・関係業界や市民サイドと関係の強いところでは、商工観光部と農水産部を統合し経済部にするほか、土木部と都市建設部、港湾部、駅周辺整備事務局の4つをガラガラポンし、建設部と都市開発部の2つに再編成する。

 このほか、市教委の関係で、管理部と学校教育部、生涯学習部の3部を再編成し、学校教育部と生涯学習部の2本に組織替え。
 また、来年秋に移転・新築オープンとなる市立函館病院の事務局と建設事務局は統合し、事務局1本にすることにしている。

 これら以外の総務部、市民部、福祉部、環境部、保健所、さらには議会事務局、監査事務局、函館病院高等看護学院、消防本部は現行のままにする方針にある。
(10.30)


行革を巡る団交、中断を繰り返しながらも断続的に行われ、来週早々にも再開
市と労組、500人の職員削減問題で対立・紛糾

 第3次行革を巡る市当局と市職労(小山内実委員長)との団体交渉は、12日に再開されたが、10年間で500人の職員を削減する問題に関して論議がかみ合わず、平行線をたどり紛糾したが、13日も中断を繰り返しながら断続的に行われた。
 双方の日程調整をしながら来週早々にも再開する。

 市側は、削減計画で退職者を上回る現業部門については職種転換や事務職への転用で吸収するとの意向を示し、これに対し、組合側は提案は最初に削減ありきであり、現業部門の削減は不要論につながり承服できないとしている。

 労組との意見対立は予想されたことで、市としてはねばり強く交渉継続を図り、行革を進めたいとしている。
(10.14)



市、向こう10年間における500人削減問題などで
市職労との団体交渉スタートし、12、13日にも再開

組織機構改革の方も、今月中にも提示

 函館市は井上博司市長も出席して、この10月4、5日の2日間、来年4月を初年度とする第三次行財政改革に関して市職労(小山内実委員長)との団体交渉をスタート、行革実施計画案を提示したが、引き続いて次回の団交を12、13日にも再開し、交渉を本格化させる。

 市は10年間で500人の職員削減を打ち出しており、この問題が団体交渉の最大のテーマとなる。準備交渉ともなった初回の4、5日でもこの500人削減問題がさっそく取り上げられ、市職労は、「まず削減ありきで、納得できない」と反発するなど、双方言い分の応酬があった。

 他方、これまた注目の組織機構改革については、総務部がこれまでに庁内各部からヒアリングもし、同部として原案をすでにまとめており、早ければ今月中にもこれを提示する段取りになっている。
(10.8)


緑の島での水族館建設「アクアコミュニティ」構想で、コクド、
百メートル級・国内最大規模の大型観覧車の設置を計画

 函館市は、西武・プリンスホテルグループのコクドが中核企業となる形の第三セクター方式で、函館湾内の人工島・緑の島において水族館建設を中心とした「アクアコミュニティ」構想を計画しているが、基本計画の策定を進めているコクドが、これまでに高さ百メートル級・国内最大規模の大型観覧車を検討していることが明らかになった。市(井上市長)もこれを認めている。

 当初構想では、水族館のほか、目玉施設としてジェットコースターを計画していた。しかし、これについては冬期間の利用に困難を伴うなどから、通念利用が可能で近年人気のある観覧車の方が集客力もあって適当でないかと方向転換になったようだ。

 同構想については、採算面など十分に検討する必要性から、基本計画づくりが遅れ、開業時期が当初の2000年中から2002年までずれ込んでいる。井上市長が議会答弁などでこのことを明らかにし、また、行財政基本計画づくりに対して先に提言をした民間代表による諮問委員会が採算面の更なる検討が不可欠と指摘したりしている。

 市としては、同構想は推進する方針に変わりなく、今回明らかになった大型観覧車は函館港のシンボルになるとして歓迎している。
(9.7)
4日から25日まで函館観光初冬の最大イベント、巨大ツリーの
はこだてクリスマスファンタジー

5万人の想いをつづる壁面アート「クリスマス・ウォールアート」
1枚500円のメッセージプレートに協力しよう!


 函館観光のメッカの一つ、金森倉庫群や函館西波止場などの観光施設前の岸壁・海で、函館市と姉妹都市のカナダ・ハリファックスから持ってきた(寄贈)巨大もみの木に、ツリー・電飾などし、「海に浮かぶ巨大クリスマスツリー」とする「はこだてクリスマスファンタジー」が、今年も12月4日〜25日まで大々的に繰り広げられる。
 社団法人・函館青年会議所(浜出隆理事長)が実行委員会を作って主催するもので、昨年から始まり、函館観光初冬、クリスマスシーズンの最大イベントとなっている。冬の観光客誘致に大きな役割を果たしており、全国的にも注目される催しとなってきている。

 この大イベントを間近に控え、目下、実行委員会が力を入れているのが、「誰でも参加できるクリスマス・ウォールアート」で、「みんなの想いをつづった」1ピースのプレート、その数5万人分を集めて大型の壁面アートを創るという企画だ。第1回の昨年も実施し、大いに関心を集めた。

 このウォールアートのメッセージプレートを現在、1枚500円で販売しており、広く市民多数の協力を呼びかけている。市内のコンビニ各所で取り扱っており、5万人(枚)という膨大な数だけに、ホテル、各種観光施設などの観光業者にも協力を仰いでいる。

 同ファンタジーは、4日(土)午後5時半から点灯式のオープニングセレモニーが行われ、開幕となる。
※この大イベントについて詳しいことは、実行委員会のホームページへ 
(11.26)

函館観光の上期入り込み数、前年同期を下回る!
比率では1.1%減ながら4万2千人も減少

年間全体の約7割を占める上期、ここ4年間停滞し、函館観光の繁忙期頭打ち状態


 函館市商工観光部のまとめによると、今年度上期(4月〜9月)の来函観光入り込み客数は、約380万2千人となり、前年同期の約384万4千人に対して、約4万2千人、1.1%の減少となり、上期としては2年ぶりの落ち込みとなった。

 函館観光のここ5年間の実績は、
▽平成7年度 上期358万8千人/下期134万1千人 合計493万0千人
▽平成8年度 上期382万6千人/下期140万0千人 合計522万6千人
▽平成9年度 上期381万6千人/下期148万6千人 合計530万2千人
▽平成10年度 上期384万4千人/下期154万8千人 合計539万2千人
▽平成11年度 上期380万2千人/
 という具合で、上期はこの4年間、ほとんど増減なしの状況にある。そして、今年の上期は4万2千人にも減少したわけで、年間観光客全体の7割を占める上期の停滞状態は最近の函館観光の繁忙期が頭打ちにあることを示している。

 今年上期が前年同期比割れしたことについては、猛暑の影響はじめ、格安パックツアーの定着によって、料金の割高になる夏場の繁忙期を避ける傾向になっていること、景気の低迷による団体旅行の減少などが上げられている(商工観光部)。

 なお、交通機関別では、乗用車およびバス利用者は堅調に推移したが、総体的には前年同期比を若干下回った。
(11.27)
<推薦受け付け1月14日まで、試験は1月23日>

 来年4月に開学する公立はこだて未来大学(伊藤敬祐学長)の推薦入学の願書受け付けが、27日から始まり、初日の同日午後5時までに函館市役所3階の函館圏公立大学広域連合に直接願書を持参した6人の出願があった。

 12月22日の文部省の同未来大学の正式設立認可を経て、さっそくの入試受け付けスタートとなったもので、その第1弾として推薦入試の受け付け開始になった。同大学の定員は複雑系科学科が80人、情報アーキテクチャ科が160人の計240人。推薦入学がこのうちの3割に当たる72人(複雑系科学科24人、情報アーキテクチャ科48人)で、さらにこの半分の36人が函館を含む渡島・桧山両管内枠。残り半分が渡島・桧山を除く道内・青森枠となっている。

 36人を予定する渡島・桧山枠では、管内の37校に推薦を依頼。1校当たり複雑系1人、情報アーキテクチャ科2人の最大3人まで推薦を受け付けることを打ち出している。条件は原則として成績評価平均4.0以上。願書の受け付けは1月14日まで、入試日は1月23日、同日午前中に小論文、午後に面接という方式で函館高専で行われる。合格発表は1月31日。

 推薦入学に次いでは、一般選抜の前期入試の受け付けが1月20日からスタートし(2月4日ま)、前期の試験は2月15日。また、後期入試は2月14日から願書を受け付け(3月2日まで)、3月10日に試験というスケジュールになっている。

 推薦入試の受付開始の初日は、6人の願書持参となったが、28日以降、郵送によるものなど届けられ、年内まで大方ほとんどが出願するものと目される。

 なお、これまで同広域連合では、入試に関する資料請求のあったケース約2,300人に要綱を発送。さらに、認可後、1日平均30件ほどの請求があるということで、発送は3,000人くらいになるのではとみている。
(12.27)


22日に東京で、公立はこだて未来大学の設置認可書交付
井上連合長と福島連合議会議長が出席


 待望の公立はこだて未来大学(伊東敬祐学長)の設置認可書が、12月22日(水)に文部省から函館圏公立大学広域連合に交付されることが決まった。

 同日午前9時50分から東京都千代田区霞ケ関の国立教育会館で、文部省の佐々木正峰高等教育局長から新設の各大学・短大に交付される運びとなったもので、公立はこだて未来大学については、函館圏公立大学広域連合の井上博司広域連合長(函館市長)と同広域連合議会の福島恭二議長(函館市議・元議長)が出席し、設置認可書を受け取る。
(12.17)

公立はこだて未来大学の4月開学、事実上決定!文部省の審議会、14日公立大学6校の新設などを答申

地域の長年の悲願達成へ。22日頃には正式に設立認可


 文部省の大学設置・学校法人審議会は、14日、2000年度に開設を予定し、諮問のあった公立・私立の大学・短大の新設と学部・学科のの増設を含む110件、大学院の新設と研究科などの増設86件の計196件を答申した。

 諮問で設置が認められた大学・短大は、公立が6校、私立が22校の計28校で、公立6校の中には函館圏公立大学広域連合が設置申請の公立はこだて未来大学も含まれ(同広域連合事務局談)、これによって公立はこだて未来大学の来年4月の開学が事実上決定した。

 文部省は、この答申を受けて、1週間ほど後の20日過ぎ、22日頃には正式に設立認可する。
(12.14)


内部は、これぞ情報系大学で、オールガラス越しに見えるシースルースタイル!
広々として開放感あふれ、デジタルな造りはお見事。

公立はこだて未来大学、校舎ほぼ完成し、またまた関心集めそう



 12月20日過ぎには文部省の設立認可を正式に降り、来春4月に待望の開学となる公立はこだて未来大学(伊東敬祐学長予定者)の校舎建設が進み、2カ月後の1月末には竣工の運びになるが、内部もほぼ出来上がったことから、11月30日午後、地元報道・マスコミ関係に内部が初公開された。

 同未来大学は、函館市内赤川町方面の亀田中野町116番他に確保したキャンパス敷地166,403平方メートルの中の13,286平方メートルを用地として建設され、プレキャストコンクリート造り(基礎は鉄筋コンクリート造り)の地上5階建て、延べ床面積26,839平方メートルとなっている。函館市街や函館山、さらには津軽海峡が眺望される緩やかな南斜面の地形を非常にうまく利用して建てられており、東西100メートル・南北126メートルの外観前面総ガラス張りの幾何学的な校舎となっている。

 で、公開された内部もまた、コミュニケーション空間をふんだんに取り入れた、各施設がオールガラス越しに見えるシースルースタイルの造りで、情報系大学ならではのデジタルな校舎としてお目見えしている。
 最長20メートルのコンクリートの大柱に支えられた形で外観前面ガラス張りの南側から北側にかけて吹き抜け構造となり、さらに全ての施設がガラス張りになっているためか、外観から見る以上に、内部は広々とした感じで、極めて開放的な装いとなっている。通路、階段部分など全て鉄骨・フェンス・床がコンクリート(絨毯が敷かれる)という具合で、すべての部屋部分がガラス張りで見える格好にある。

 主な施設は、小中の講義室、階段教室スタイルの大講義室、スタジオ、教員室、図書館、食堂、体育館、学生ロッカールーム、事務室、等々で、1階部分の5階まで吹き抜けというプレゼンテーションスペースはじめ、教員室の前に学生が勉強したり、くつろいだり、ゼミナールなどに利用したりというスタジオがふんだんに設けられているのが大きな特徴になっている。
 ラウンジ、レセプションスペースなどもあり、もちろん、幾つものコンピュータルーム、ロボット実験・研究をする電気工学実験室、デザインなど等々の部屋、教員室に隣接して研究実験室、また、エントランスそばにはミュージアムも開設というように至れり尽くせりの、校舎が出来上がってきている。東側に位置する正面玄関から入って、メインエントランスホール、そしてマルチパーパススペースを望むその様は、入った途端、これデジタルな校舎そのものという感じにある。
 
 最上階の5階から見る校舎内全体の眺めは幾何学的、開放感にあふれ、実にすがすがしく、すばらしいものがある。校舎内から外を見る当たりの冬景色、函館市街の眺めまたすばらしい。

 工事は残り絨毯を敷くなど一部内装だけになっており、この後は備品、機器類、等々の搬入だけという段取りになっている。
 いずれにしても、外観もガラス張り・幾何学的で非常によい感じだが、内部はこれにも増して完成パースそのもののデジタルな感じにあふれた見事なものとなっている。

 校舎も出来上がってきて、未来大学は受験生たちにこれまで以上に関心を集めそうだ。
(11.30)



公立はこだて未来大学、シンボルマークを決定!
人間、科学、情報、文化、自然を模した大きさの異なる
5つの球体をバランスよく融合

 来春4月に開学する公立はこだて未来大学は、年明けの入試シーズンに向け学生募集のPR活動などを伊東敬祐学長(予定者)を先頭に、
事務局も一体となって活発化させているが、この11月4日までに大学のシンボルマーク、シンボルカラー、ロゴタイプを決定し、発表した。

 21世紀の向けた新設大学にふさわしいものということで、構想提案を求めて最も優れたデザイン事務所を選考。で、今年5月にデザイン事務所5社から構想提案書の提出があり、その内容について本学情報デザイン系の教員予定者で組織するUI専門委員会で審査した結果、廣村デザイン事務所(東京)をデザイン開発業者に選考した。

 シンボルマークは、大きさの異なる5つの球体から成り、人間、科学、情報、文化、自然をバランスよく融合させ、国際的な視野に立った優れた人材の育成を目指すことを表現している。また、同大学が函館市を中心とする1市4町により設置される公立大学であることも表している。不定形のデザインは、未来へ増殖していく限りない知識とエネルギーを曲線で表現した。

 シンボルカラーは、北海道という寒冷地にあって暖かさを感じさせる暖色系を基本に、包容力と落ち着きをもった「ワインレッド」となっている。

 ロゴタイプは、ゴジック体とし、シンボルカラーとのバランスを考慮し、重量感を持たせたデザインとした。
(11.6)

Only1(オンリー1には誰もがなれる)!大改革に乗り出した函館大谷高
普通科に新しい風〜来春4月から2コース・4クラスを新設〜


 110年余の伝統を持ちながらも厳しい教育環境におかれている函館大谷高校(北川能典校長=写真、476人)が、「Only1」をかかげて大改革に乗り出した。
 押し寄せる少子化の中で、「このままでいては学校経営自体が成り立たなくなる」(同校長)として開校以来の「普通教育」から、「生徒の個性を最大限に生かす教育」に大転換。来春、2000年4月から普通科の中に画期的といえる特色ある2コース4クラスの新教育体制導入を決めた。

 S&SとP&Gの2つのコースを新設し、S&Sコースには「上級クラス(シニアクラス)」と「専門クラス(スペシャリティクラス)」、P&Gコースには「個性クラス(パーソナリティクラス)」と「磨くクラス(グラインドクラス)」というように4クラスを設けるというもので、各クラスに個性を生かす多彩な特別授業を柱にした新カリキュラムを導入する。

 上級クラスでは同じ函館大谷学園(仁禮文秀理事長)グループ校である函館大谷短大と連携した授業、専門クラスではコンピュータや福祉、調理など、個性クラスではスポーツ、部活動とリンクした授業、磨くクラスの授業では交通安全教育学習やインターンシップ(就業体験)なども教育課程とする、等々「ナンバー1は一人しかなれないけれど、オンリーワンは誰もがなれる」という「Only1」のキャッチフレーズにふさわしい大胆かつ画期的な内容を打ち出した。
 これに伴い、入試も面接、実技、作文を基本とし、内申書、学科試験は参考にとどめる。

 生徒の「個性と人間性」を尊重し、「自らを拓す(たがやす)力」を育てる高校教育への大転換で、道学事課と十分に協議を重ねて行く中で進めている。

 同校は近年、ややもすると、労使対立だけが先行するなど問題を起こしてきたが、今やこの不毛の対立にはピリオドが打たれた。
 で、先生方とも、少子化の厳しい現実と将来にあって、「このままではダメだ」という認識相まって厳しく激しい議論を交わしながら、この新教育システムで新しい道を拓こうということで足並みが揃い、先生方の内在していた教育に対する情熱が一気に出始めている。

 秋も深まり、中学3年生の進路決定も最終段階に入ろうとしている折、伝統ある私立校、函館大谷高の、他とはひと味も二味も違う魅力ある高校を目指しての新しい挑戦がスタートする。

( 発売中の雑誌NEW現代函館11・12月号の前文より。本文・詳細は同雑誌で)


HotWeb、大規模な接続回線増設工事。快適なインターネット接続環境へ

 HotWebというドメインでインターネット・プロバイダー事業を推進するエスイーシーでは、快適なインターネット環境を提供するため回線設備の大規模増設に乗り出すことになった。

 工事は11月6日から9日までの早朝時間の4日間にわたって行い、これまで時として接続が殺到し、パンク状態になる不便を解消する。同社のホームページや会員へのメールで明らかにした。

 工事日程は、いずれも日の出の早朝、2時間から4時間で、11月6日(土)が午前6時から同8時、7日(日)は同4時から8時、8日(月)は同4時から7時30分、9日(火)は同4時から7時30分。当然、この工事の時間帯は、HotWebとの接続が不能になり、ホームページの閲覧やメールの送受信等のサービスが一時的に利用できなくなる。

 この回線増設工事によって、HotWeb接続回線は段違いに快適になるものとして期待されている。
 同社HotWebでは、新入会員の募集なども積極的に進行中であり、函館・道南地場のプロバイダーとして一段の発展を図っている。
(10.27) 

10月1日から新たに函館ー女満別線就航/HAC北海道エアシステム
函館・道南と北見、網走・オホーツクがたった1時間15〜20分

 函館ー新千歳や函館ー旭川、函館ー釧路などを開設している(他に新千歳ー釧路なども)HAC北海道エアシステム(本社・札幌)は、さらに10月1日から函館ー女満別線を就航させる。1日1往復で、使用機材はSAAB340B型機、大人片道2万8百円。就航後1カ月の間は前日まで予約すると、就航記念として片道1万5千円となっている。

 1日は、午前10時25分から函館空港2階出発ロビーで出発式が行われる他、午後1時50分からは函館空港国内線エプロンで、到着初便の歓迎式が行われる。

 函館・道南と北見や網走・オホーツクが1時間15〜20分で結ばれるとあって、観光振興面で期待されている一方で、道南とオホーツクとは経済的なつながりが薄いことから、ビジネス客の確保が課題と指摘されている。

 なお、11月1日から、函館と結ぶ旭川(往復割得1万円)、釧路(同1万5千円)、女満別(同1万5千円)の各路線で往復割得キップを実施する
(9.30)

<夏場の函館山夜景・登山道渋滞問題>
試行の「バス回転方式」の効果てきめん!来年度も実施へ

併用の「平日・30分限定駐車方式」も一定の効果

 夏場の函館夜景観光のバスが集中する函館山登山道の交通渋滞が大問題となっていたが、今年度、市がバス協会など関係業界の協力を求めて実施・試行した「バス回転方式」の効果が顕著に表れて、困り果てていた交通渋滞がぐーんと緩和され、来年度も「バス回転方式」が継続される運びになった。
 言うならば、効果てきめんとなったわけで、この渋滞問題を幾多の論議、苦労を経て打ち出してきた「函館山登山道交通渋滞解消策健闘協議会」(会長・番匠勲函館高専名誉教授)の功績大で、同協議会は11月24日に開いた会合で継続方針を決定。
 同協議会は 月2日には、井上博司函館市長に、来年度も「バス回転方式」の継続が適当とする提案書を提出した。

 このバス回転方式とは、混雑、渋滞がひどい夏場の週末の金、土曜日に関して、バスは山頂で乗客を降ろし、いったん下山して、約30分後に山頂に迎えに戻るという方式。
 それとともに、平日は、山頂駐車場でのバスの駐車時間を 分に限定する「平日・30分限定駐車方式」というものだ。

  ◇ ◇ ◇

 市が行った試行調査によると、登山道入口から山頂まで30分以上かかった渋滞は、今年76日で、昨年の115日に対して大幅に減少した。
 そして、この中で、バス回転方式の日は、30分以上の渋滞ゼロであった。

 効果てきめんの結果となったわけで、その一方で、バスの山頂との往復増によって、環境や沿道住民への影響では、有害排ガスは関係法令の基準以下であった。しかし、騒音は規制法の基準は下回ったが、国の環境保全の目標値については若干上回った。

 また、住民アンケート調査では26 %が昨年より騒音が大きくなったと感じた、と回答したことが明らかにされている。
 これらのことから、騒音や環境、植物活性度の調査など今後更なる調査が必要との意見が示されてもいる。

 いずれにしても、回転方式は成功した格好にあるが、その一方で、バス協会などからは、すれ違い難しい2合目付近の急カーブ(Sカーブ)の解消や、山頂駐車場に乗客の待合所の設置を要望する声が出ている。

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函館地域の産業経済の自立的な発展寄与目指し、
産学連携「クリエイティブネットワーク」を設立!

会員45社と地元の4大学、高専、研究機関が参画。代表幹事に沼崎エスイーシー社長

 来春4月の情報系、公立はこだて未来大学の開学を視野に、民間主導で産学連携を図り、函館地域の産業経済の自立的な発展に寄与しようと、コンピュータソフトのMエスイーシーの沼崎弥太郎代表取締役社長(函館商工会議所副会頭)やP北海道合金鋳造所の川島真一代表取締役らを中心とする地元函館の企業経営者有志が発起人となって産学連携推進の組織が立ち上げられ、その設立総会が11月20日(土)午後1時から函館バーバービューホテルで開かれた。
 この日の設立総会までに会員として45社が入会、地元の4大学や高専、研究機関など含めて関係者約80人が出席した。

 組織の名称は、産学連携「クリエイティブネットワーク」で、設立総会ではまず最初に発起人代表のエスイーシー、沼崎社長が、「大学や高専など個々の有する研究資源を活用しながら、産学が連携、共同し、技術開発を進めようと、地域企業の中から発議されたもので、このことは地域産業の発展、活性化につながるものとなり、ひいては雇用の創出、人口流失を食い止めることにもなる」などとあいさつ。

 次いでさっそく、産学連携「クリエイティブネットワーク」の目的を、
「本会は、学術・試験研究機関、行政とのパートナーシップのもと、大学、高等専門学校等と企業人との連携を図り、より競争力のある企業体質への転換と新しい理論や開発された新技術を産業活動に生かし、地域の産業経済の自立的な発展に寄与することを目的とする」
 とするなどの規約、および代表幹事に沼崎氏を規約に基づいて総会決定。合わせて、監事に函館電子Mの林洋一代表取締役と北斗興業Mの斉藤克紀常務を充てることも決めた。

 このうえで、沼崎代表幹事が委嘱する形で、副代表幹事に日立北海セミコンダクタM函館工場の最紙晃取締役工場長とP北海道合金鋳造所の川島真一代表取締役の2人、会計担当幹事にMメディクの漆嵜照政代表取締役、庶務担当幹事にみぞぐち事業Mの溝口裕康専務、事業担当幹事に工藤組の福西秀和代表取締役はじめ、M村瀬鉄工所の村瀬充専務、M道水の高野元宏代表取締役社長、日本化学飼料Mの今野紀一取締役技術部長、P北函造船鉄工所の本間光邦代表取締役社長の5人を決定した。

 さらに、研究成果の発表とセミナーの開催、共同研究と技術交流の推進、情報交流の推進の3点の事業、情報誌の発行、ホームページによる広報、会員加入勧奨などの広報活動、等々の平成11年度の事業計画を採択し、この後、道通産局長、道知事、函館市長の各代理の来賓あいさつもあった。

  ◇  ◇  ◇

さっそく記念事業を展開し、東函館高専校長・前北大副学長が基調講演
「産業界の方は何をやりたいかニーズをはっきり示し、
大学、研究機関は何が出来るのか示す」必要性などを強調

 設立総会に続いては、記念事業に移り、まず設立記念基調講演会として、前北大副学長で、ことし国立函館高専校長に就任した東市郎市が、「産学官連携を推進するために」と題して講演。北大で産学連携をどのように進めてきた、その経験、実体験を通して、一つにはメンバーのデータベース化の必要性を指摘。産学、関係者の名簿、経歴はもとより、研究テーマ、成果、業績などを載せてオープンにし、風通しのいいものにすること。情報を全て公開する姿勢の必要性を上げた。

 二つ目には、大学の内外で研究推進委員会など設け、共同研究に対応出来るようにすること、三つ目にはシンボリックタワーが形として出来るようにすることの意義を指摘し、産学連携を実際に形にして行き、その支援組織も必要で、それには産の人たちが中心になってやるべきだと言及した。
 そして、大事なことは、産業界の方は何をやりたいのかニーズをはっきり示すことで、これに対して大学、研究機関は何が出来るのか示す。大学は敷居が高いといわれることについては、窓口を広く開いて、情報を明らかにし、これらによって地域共同センターが出来ればいい。
 また、国などもいろいろなことをやっており、行政サイドも情報を的確に流してほしい。
 いろいろな共同研究、交流の組織があってよく、それぞれが活躍すればよい。多様性のある産学共同があっていいと講演を結んだ。

 東高専校長の講演に引き続いてシンポジウムが行われ、帝京大学経済学部の喜多捷二教授(元国民金融公庫総合研究所副所長)をコーディネーターに、北大水産学部の絵面良男学部長、道教育大函館校の徳永好治分校主事、函館大学の河村博旨学長、公立はこだて未来大学の伊東敬祐学長予定者、北海道合金の川島社長の6人がパネリストとなって、題して「函館地域の産学交流ネットワークづくり」をテーマに意見披露、交換が繰り広げられた。

 この中で、未来大学の伊東学長予定者からは、「来春の開学に向けて校舎も出来上がってきており、大学の敷居が高いということに関しては、未来大学の校舎は外観も内部もそれこそガラス張りで、バリアフリーになっている。講義室も先生方の部屋もガラス張りの見える造りで、外も中身もバリアフリーの大学。また、ベンチャーを起こすということをかかげており、起業家を育てることにしている。このベンチャーの育成を専門にしている先生も来てもらっている」などの説明もあった。

 シンポジウムの後は、函館高専の8人の助教授、講師各氏の研究成果の発表会、最後に交流会も開かれ、産学連携同ネットワークの盛り上げ、発展を期した。

(11.20)

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盛大に青函ツインシティ10周年記念式典と祝賀会
21世紀に向けて更なる両市の交流・発展を誓う

 青函トンネルの開業を機会に、津軽海峡を挟む青森市と函館市が、平成元年にツインシティの盟約を締結して10年目を迎え、その青函ツインシティ提携10周年記念式典が、11月11日午後1時半から函館国際ホテルに約450人が出席して行われた。

 青函ツインシティ推進協議会が主催し、開催したもので、式典では最初に函館市の井上博司市長が式辞に立ち、「10年の歴史とこれまでの各界各層の交流は重みを持ち、さらにこれを輝かせ、後世に引き継いで行きたい。明日への21世紀に向かう第一歩として新青函経済圏の形成を目指して最大限の努力を傾注して行く」と述べた。

 引き続いて、青森市の佐々木誠造市長があいさつし、青函交流のさらなる発展を図り、この中では新幹線の函館まで、そして札幌までの乗り入れに実現にも一緒になって努力したいなどと語った。

 10周年を契機にして、毎年11月11日を「青函ツインの日」と制定することを決めたことから、その制定宣言が、青森側の浅虫温泉旅館組合と31年間にも及ぶ提携関係を持つ(昭和43年1月30日提携)函館湯の川温泉旅館協同組合の河内孝夫理事長から読み上げられ、満場の拍手を得た。

 また、青函両市による苗木の交換、青函ツイン提携の60団体(双方30団体ずつ)の表彰が行われた後、北海道知事、青森県知事(双方代理)の祝辞、祝電披露などあり、青森・函館アコーディオンクラブによるツインコンサート、青森県立図書館・青森近代文学館長の鈴木健二氏(元NHKアナウンサー)による「海峡が未来都市を創る」と題しての記念トークなども行われた。

 さらに、午後3時15分過ぎからは、記念祝賀会が同ホテル内で繰り広げられた。
(11.11)

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大沼観光協会、盛大に設立50周年を祝う!
函館大沼プリンスホテルで300人が出席

 函館と並ぶ道南観光の柱である大沼観光の大沼観光協会が設立50周年を迎え、その記念式典並びに祝賀会が、30日午後5時から函館大沼プリンスホテルで盛大に行われた。
 同観光協会の坂田邦彦会長、同役員、会員はもとより、水嶋清七飯町長(名誉会長)、佐藤孝行衆院議員、七飯町選出の石寺広二道議ら来賓多数の、300人ほどが出席した。

 式典では最初に、同協会名誉会長の水嶋町長が式辞に立ち、「50年の今日に至る先人、協会員の多大な貢献に深く敬意を表するとともに、これを機に初心に立ち返り、大沼の観光の現状を分析することを忘れてはならない。通過型観光から未だ脱却できないでおり、宿泊型観光、滞在型に移行することが必要で、今後とも函館市と一体になって取り組みたい。50年を節目に更なる発展に努め、店から面への施設整備を進めて逝きたい」と述べた。

 大沼に研修所を設ける創価学会・池田大作名誉会長らに対する感謝状・記念品の贈呈、浜名正勝創価学会北海道長の謝辞のあと、佐藤孝行衆院議員、堀道知事(代理)、石寺道議、松田朝治七飯町議会議長のお祝いあいさつなどもあった。

 式典に引き続いて6時からは、祝賀パーティーが行われ、坂田協会会長があいさつ、函館国際観光コンベンション協会の勝又静夫専務理事の音頭で祝杯を上げ、宴いりとなった。最後は函館市を代表して駆けつけた同市・中村寛商工観光部長によって乾杯し、終始盛大、なごやかに50周年を祝った。
(10.30)

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井上市長ら4氏が、木戸浦前市長の多大な功績をたたえる弔辞
出席者一人一人がご焼香し、別れを告げる

 20日夕刻の通夜に引き続いて、木戸浦隆一前函館市長の葬儀・告別式が、21日午前10時から各界各層から大勢の人が参列し、ホテル函館ロイヤルで行われた。

 会葬者を代表して、函館市長の井上博司氏、函館市議会議長の熊坂成剛氏、函館商工会議所会頭の松本演之氏、青森市長の佐々木氏の4人が、それそれ弔辞を述べ、木戸浦前市長の4期13年間の多大な功績をたたえた。

 告別式参列した出席者一人一人が次々と立ってご焼香し、65歳で亡くなった前市長に別れを告げた。
(10.21)

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約2千5百人以上が出席して、木戸浦前函館市長の通夜
65歳の早すぎる死を惜しむ

 10月17日午前6時10分、入院先の市立函館病院で多臓器不全のため65歳で死去した木戸浦隆一前函館市長の通夜が、20日午後6時からホテル函館ロイヤルで執り行われた。

 通夜には地元政財界はじめ、各界各層から約2千5百人以上の弔問客がかけつけ、早すぎる死を惜しんだ。同ホテル3階の大ホールほか、2階にも葬儀場が設けられるなど、これまでの市内最大級の通夜となった。

 遺族を代表して会葬出席のお礼に立った葬儀委員長の井上博司函館市長は、木戸浦前市長の幾多の業績・功績を述べるとともに、「私どもとしても、たとえようのない心の痛み」と語った。

 21日午前10時からは、同じホテル函館ロイヤルで告別式が行われる。
(10.20)

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木戸浦隆一函館前市長、17日・午前6時過ぎに死去

 「慢性すい炎とすいのう胞」と診断され、今年2月に函館市長を辞職し療養中であった木戸浦隆一氏が、17日午前6時10分、入院先の市立函館病院で多臓器不全のため死去した。65歳。

 木戸浦前市長は、1986年5月に道議から函館市長に初当選。以来、連続4期13年間市長を務めた。昨年4月に4期目当選を果たした後、体調不良を訴え、入退院を繰り返していた。

 来年4月に開学する公立はこだて未来大学の建設などに大きな功績あった。

 葬儀は、10月20日(水)午後6時から通夜。21日(木)午前10時から告別式。場所はいずれも函館市内大森町のホテル函館ロイヤル。葬儀委員長は井上博司函館市長、喪主は妻の木戸浦好子さん。
(10.17)




インキュベータファクトリー1号室の入居者決定
<函館市産業支援センター入居施設>

 函館市商工観光部は、11月11日、函館市産業支援センター入居施設使用者の許可交付として、同施設のインキュベータファクトリー1号室の入居者が決まったと発表した。

 同1号室、使用期間・平成11年11月15日から平成14年10月31日まで許可となったのは、函館市高松町202番地ー4の黒川仁士氏で、資本金1千万円、平成12年4月1日に会社設立の予定。業務開始は平成11年11月。従業員3名(2名募集予定)。

 事業計画は、改良型エレクトロルミネッセンス(EL)の製造販売。「これまでの企業経験と技術力を活かして、従来製品と異なる防湿性能を高めたパッケージ型といわれる新型の大面積発光ELを開発製造し、新しい分野での市場開拓を目指すため、平成12年度に向けて法人化を予定しており、当面、個人による独立開業をし、起業化をするものである」としている。

 なお、市商工観光部では、同施設の使用状況はインキュベータルームが4室のうち3室が空き室、インキュベータファクトリーが4室のうち空き室なし、としている。
(11.11)


イオングループ・ジャスコの函館進出計画、着実に進展中!
詳細記事は現在発売中の雑誌NEW現代函館・最新号で

 史上希にみる消費不況というきびしい状況が続く流通小売業界で、現在最も元気があり、出店攻勢目を見張るものがある総合スーパーのジャスコ、イオングループの函館進出計画については、先に所報済みだが、その後、約3万坪にも上る建設地の買収、確保に動き、これを大方終了してきている地元デベロッパーを中心に、開発許可に対する道や道通産局などに対する事前折衝が順調に進み、関係者によると、この10月19日にはイオングループ、ジャスコの店舗開発関係者が来函して(これまですでに調査等々で何度も函館入りしているがー)、事前申請のための計画書作成などのゴーを打ち出し、また図面作成の作業にも入っている様子にあって、ジャスコ進出計画は着々と進展している。

 場所は、函館市西桔梗町の産業道路沿いで、ダイエー上磯店(上磯町七重浜)の隣接地一帯。ジャスコはいわゆる巨艦店舗を計画しており、その詳細については現在発売中の雑誌NEW現代函館・最新号で詳しくリポートしている。進出計画の現況、背景、建設地を巡るこれまでの動向、「進出反対」の函館市に関する事、等々、あらゆる角度から特集記事として報じている。

 雑誌NEW現代函館・最新号をじっくり読んでいただければ、充分に把握可能となっています。
(10.26)
 
これまでの関連記事はこのページの下段にもあります。



函館と九州を結ぶ唯一の路線、日航の函館ー福岡線11月から運休決定

 搭乗率不振のため、かねてから検討されていた日本航空の函館ー福岡線の運休が正式決定した。11月から運休し、再開予定は今のところない。
 同路線は、函館と九州と結ぶ初の定期便として92年4月に開設され、函館の冬の観光客誘致などに役立ってきたが、7年半にして運休となった。

 現在ボーイング767で1日1往復しているが、就航以来、搭乗率が60%前後と振るわず、昨年の場合で平均56.1%であった。福岡、北九州などからのツアー観光客で月によっては変動も大きかったようで、日航として不採算路線は整理の方針のもと、切り捨てられるはめになった。

 搭乗率が振るわない背景には、乗客の約9割が九州からの観光客で、逆に函館から福岡・九州に出かける観光客が全く不振であったことなども上げられる。昨年は全体で年間5万5千人前後の利用があり、このうち約5万人がこの路線で函館を訪れ、中でも函館観光の冬場対策としてスキー修学旅行の誘致に役立ち、昨シーズンは23校中14校が九州の高校であった。

 このため、今後の運休はせっかく順調に伸びてきた冬場観光に大きな痛手になるとの声が上がっている。
 函館空港発着の道外と結ぶ空の便は、近年新規路線の開設が相次ぎ、発展してきたが、今年になって全日空の新潟線が運休し、今回また日航の福岡線が運休になったことで、先行き不安視する向きも出ている。(9.17)



ジャスコの函館出店、来年6月施行の新法・大店立地法で計画
環境対策には万全の体制で臨み、問題なしと判断

 先に、総合スーパー(GMS)大手のジャスコ(本社・千葉市)の函館進出がついに具体化する方向になってきたことを伝えたが、その後、用地買収は順調に進行し、ほぼ終了した模様で、これまでに、函館出店に当たっては来年6月1日施行の新法・大店立地法を適用する形で2002年の開業を目指していることが明らかになった。
 従来の大店法廃止後の新法では、店舗面積などの営業規制がなくなった一方で、交通やゴミ、駐車・駐輪などの環境問題が規制対象となるが、建設用地が郊外で、しかも約3万坪という十分なスペースを用意することになっていることから、環境対策には万全を期せるとしている。消息筋が語った。

 このジャスコの函館出店計画は、上磯町七重浜4丁目の産業道路沿いにある大型店、ダイエー上磯店と川を挟んで隣接する市内西桔梗町の産業道路沿い(写真)で計画しているもので、GMSを核に、専門店、娯楽施設、飲食店から成るジャスコならではの娯楽施設を持った超複合大型店を計画している。

 現在、全道的に注目されている釧路への出店では、大店法に基ずく出店申請で、届け出約4万3千平方メートルに対して大店審北海道部会は約3万4千平方メートルの結審となったが、新法による函館出店でも店舗面積4万以上、5万平方メートル前後の規模になることが確実視されている。

 すでに、所管である函館市商工観光部などにも打診済みで、消息筋によると、該地の特定開発行為に向けての許可を取るべく関係機関と折衝、準備を進めている様子にある。(9.16)

※先に報道の関連記事は、このページの下段にあります。



真夏の函館観光・施設利用、7・8月も前年比落ち込む
確かな分析と対策が必要!


 今年は9月に入っても例年になく残暑厳しく、百貨店・大型スーパーなどでは秋物衣料の売れ行きが本格化せず、頭を抱える向きとなっている一方で、真夏の観光はピーク期をすでに過ぎ去って、平日は静かな様子にあるが、真夏の函館観光、肝心の7・8月の市内主要観光施設の利用状況が、総じて前年に比べ落ち込む結果になった。

 今年の函館観光は6月頃から前年比で利用客が下回り、異変の兆しとなったが、7・8月も落ち込んだことで、今一度、夏季観光に対する昨今の状況の確かな分析、見直しが必要になってきたようだ。

 来函観光客の入り込み状況を反映する市内の主要観光施設ということでは、函館山ロープウェイと五稜郭タワーが二本柱だが、ロープウェイは6月は他が沈む中で6.4%増となったものの、7月は13%も割り込み、8月は逆に12%増と息を吹き返した。
 五稜郭タワーの方は、6月が13%も落ち込み、7月11%、8月3.7%と3カ月連続前年比マイナスとなった。

 ほか、西部地区、元町界隈の旧イギリス領事館や写真歴史館も7、8月いずれも前年を下回った。
 ところが、同じ元町のすぐそばのメーンの旧函館区公会堂については、7、8月ともにわずかながら増える結果となっている。

 このため、今年の真夏の動向を見る目はマチマチな面もあるが、総じて良くなかったことだけは確かで、通年観光から冬期シーズンの対策もさることながら、肝心の真夏、夏季シーズンの観光がおかしくなってはそれこそ元も子もなくなる。しっかりした分析と対策が必要だろう。
(9.8)



総合スーパー大手のジャスコ、市内西桔梗・産業道路沿いでついに函館進出具体化へ!

上磯町七重浜のダイエー上磯店隣接地で用地買収進行中
すでに函館市商工観光部にも出店打診済み

 総合スーパー(GMS)大手のジャスコ(本社・千葉市)の函館進出がついに具体化する方向になってきた。上磯町七重浜4丁目の大型店、ダイエー上磯店と川を挟んで隣接する市内西桔梗町の産業道路沿いで用地買収が進められており、函館市の商工観光部に対してもすでに「打診があった」(中村寛部長)とのことで、札幌市新琴似などで進められている大型店(店舗面積4万5千平方メートル)同様に、GMSを核に、専門店、娯楽施設、飲食店から成るジャスコならではの娯楽施設を持った超複合大型店を計画している様子だ。

 消息筋によると、土地買収は一部を残して大方終了してきているようで、約3万坪の用地を確保し、特定開発の段取りも内々に進めてきているといわれる。場所はダイエー上磯店の川を挟んだ隣接地一帯ということで、当初、地元誘致ということから国道5号線沿い七飯町や五稜郭駅前なども一応テーブルに上ったらしいが、函館圏全体からロケーション、用地面積などを詳細に検討した結果、西桔梗の該地が最適となったようだ。

  ◆   ◆   ◆

 本道進出で遅れをとった形のジャスコは、ここ2〜3年来、大型店出店計画を積極果断に進めている。これまでジャスコとしては、子会社である北海道ジャスコ(本社・札幌市)が食品スーパーの「マックスバリュー」を7店舗展開している一方で、直営店舗はこれからが本番。2000年10月に札幌の新琴似が開店予定にあるほか、同じく札幌の平岡、そして釧路、旭川などでも出店を計画している。

 このような中、道内屈指の小売り流通大激戦地である函館へもかねてから進出構想があることが取り沙汰されていた。これが具体的に動き出しているわけで、これら道内各地でのジャスコの積極的な動きの背景には、現在の大規模小売店舗法(大店法)の廃止がすでに決定済みで、2001年1月までに開店出来なければ、届け出を新しい法制度のもとでやり直さなければならないことがある。

 すなわち、現在の大店法に代わる大規模小売店舗立地法(大店立地法)の施行が2000年6月1日と決まっており、現在の大店法の手続きによって出店が認められた大型店は2001年1月末まではそのまま出店出来るが、これをずれ込むと、改めて新しい大店立地法に基づく手続きが必要になってくる。この規定は例外的なことが一切認められていないという厳しいものとなっている。
 となると、一般的に考えられる出店時期の遅れなど勘案すると、2000年秋〜12月上旬が現行法による出店のタイムリミットといわれている。

 これからすると、現行の大店法で事を進めるとなれば、時間的な余裕は全然ないわけで、ジャスコの西桔梗における函館進出はすでに厳しい時間との戦いにもなっている様子だ。この点、諸準備が遅れれば、現行法では困難となって、新法の大店立地法でやらざるを得なくなり、事情通の中では函館の場合、現行法では間に合わなく、開業を2002年に予定しているともいわれている。

 ちなみに、新しい大店立地法は、交通渋滞問題やゴミ問題など環境面から出店を規制する一方、経済規制はないものの、大型店を特定の地域に誘導したり制限したりする権限を地元の自治体に与える「中心市街地活性化法」(98年7月施行)や「改正都市計画法」(98年11月施行)とセットで運用出来るようになっている。届け出についても、従来の国(通産局)から地元自治体(都道府県、政令都市)に移り、地域の実態に合わせた規制に変わることになっている。

 このため、流通業界関係者間では、新しい大店立地法が出店規制の緩和につながるかどうか懸念する向きが出ており、出店手続きをするなら現行の大店法下での今のうちとの考えが強いといわれる。

 ときに、ジャスコの函館出店の打診について、市商工観光部は、「函館地域はすでに大型店が飽和状態であり、市として出店には反対であると伝えている」(中村部長)と語っている。

大手は大変な駆け込み出店ラッシュ!
ジャスコは99年度25店、2000年度30店を超える出店計画

 大店法廃止を前にしての大手流通業者の駆け込み出店ラッシュは相当なもので、伝えられるところによると、ジャスコは全国で、99年度は25店、2000年度は30店を超える出店を計画しているといわれる。

 この事情の背景には、先に言及したように、2001年1月末まで出店出来なければ、新法の大店立地法の適用となり、これだと審査に約1年、店舗建設に約1年かかるとして、新法による最初の出店は2002年6月以降になるとみられていることがある。



函館の日産販売店は10月からついに函館日産1社に
ルノー提携後、道内初の地域販売網再編

 世界的な自動車メーカーの生き残りをかけた再編の中で、日産自動車は先にフランスのルノーと全面提携したが、その後の販売強化策として国内販売会社の再編を進めている方針のもと、函館・道南地区では日産100%出資の子会社である函館日産自動車と日産サニープリンス函館販売の両社が合併し、今秋10月1日をもって新会社、函館日産自動車としてスタートすることになった。

 両社は現在、渡島・桧山管内に18カ所の営業拠点を有するが、合併後はこれを15カ所に再編してコスト削減を図る。両社を合わせた売上高は昨年度実績で約80億円とされ、合併によって新会社の函館日産1社で日産の全車種を扱えるメリットを生かし、15%といわれる道南占有率アップを目指す。

 函館地区における日産系列は従来、函館日産、日産プリンス函館、日産サニー函館などとあったが、数年前にプリンスとサニーが合併し、サニープリンス函館となり、今度はさらに2社が合併し、ついに函館日産1社になることになった。

 道内での日産販売店の再編は、ルノーとの提携後、函館が初めて。
  



倍増のナイター競輪の開催は成功!

ナイター競輪、昨年の2倍の24日間開催で
昨年同期間比11億4千万円増の50億1千8百万円の売上げ

 昨年から全国で初めてスタートした、函館夏の注目のレジャーイベントである函館競輪のナイター競輪「スターライトレース函館」は、8月26日をもって終了したが、昨年度より2倍の24日間の開催中、50億1,836万円の売上げを上げ、目標とした53億2千3百万円を下回ったものの、昨年度同期の24日間(昨年の場合、半数の12日間は普通開催)に比べ、11億3千9万円の増加となり、ナイター競輪の倍増はそれなりの好業績となった。

 これによって、今年の函館競輪の第9回後節終了までの売上げ実績は、133億2千1百万円となっており、前年同期比約14億円の売上げ増になっている。

 今年のナイター競輪前12日間の売上げは24億5千万円で、これは昨年同12日開催の24億3千3百万円に比較して若干増となる一方、今年からナイター競輪にした後半の12日間(8回前後節と9回前後節合計)の売上げは25億6千7百万円で、昨年の普通開催12日間と比べ11億2千3百万円増となり、ナイター競輪の実施が売上げ増に結びつくものとなった。

 このことは、ナイター競輪の24日開催が競輪ファンに支持されたということが出来、目標は下回ったが、競輪事業として成功であったと言えるものとなった。

 ただ、売上げを発売場別でみると、肝心の函館競輪場本場で後半12日間普通開催の前年同期間に比べ11.7%も減少し、また市内松風町の場外売場で6.6%減、札幌場外でも2.2%減となるなどの課題を示し、この既存売場の落ち込みを新設の青森はじめ、いわき平や花月園、サテライト六郷でカバーした状況になっている。
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天皇・皇后両陛下、函館・七飯、桧山・奥尻を行幸啓

6年前の北海道南西沖地震・奥尻大震災後の今日の
復興ぶりなどご視察のため、17日から3泊4日のご日程

 天皇・皇后両陛下が、8月17日(火)から20日(金)までの3泊4日のご日程で函館・七飯、桧山・奥尻を行幸啓する。93年の北海道南西沖地震・奥尻大震災後の今日の奥尻や桧山の復興ぶりなどをご視察するためで、17日午前、空路・函館空港にご到着し、「函館大沼プリンスホテル」はじめ、「温泉ホテルきたひやま」、「ホテルニューえさし」にご宿泊される。

  ☆   ☆   ☆

 函館・道南行幸啓のご日程は、17日午前、全日空特別機で函館空港着。午後、函館国際ホテルで奥尻の復興概況、道勢概要をご聴取し、ご昼食。その後、道立工業技術センターを視察し、七飯町大沼に出向き、函館大沼プリンスホテルにご宿泊。

 18日は、午前、大沼公園駅からJR北海道のお召列車で出発し、八雲駅へ。北檜山町立左股小学校を訪ねられ、午後は北檜山役場で北檜山町、大成町、瀬棚町、島牧村から復興概況聴取し、遺族ご慰問、そしてご昼食。この後、北檜山グリーンパレス視察、B&C海洋センター艇庫前広場(慰霊碑)でご供花し、視察。瀬棚町役場に出向き、ご遺族ご慰問し、温泉ホテルきたひやまでご宿泊。

 19日は、午前、奥尻視察のため、瀬棚港フェリーターミナルから東日本海フェリーのお召船で奥尻港フェリーターミナルへ。午後、奥尻港湾北埠頭小公園視察。奥尻町海洋研修センターで奥尻町の復興概況ご聴取し、ご昼食。午後からは、青苗岬(慰霊碑)でご供花・ご遺族ご慰問、特別養護老人ホームおくしり荘視察。東日本海フェリーのお召船で江差港にご着し、ホテルニューえさしにご宿泊。

 20日は、午前、江差追分会館で郷土芸能ご鑑賞、厚沢部町農業活性化センターを訪ねられ、午後は七飯町役場でご昼食。この後、函館空港から東京へお帰りなる。
  なお、天候不良の場合は、ご日程を一部変更される。

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<公立はこだて未来大学・初代学長(予定者)伊東敬祐氏インタビュー>

 函館・道南において四半世紀以上にもわたる悲願であった国公立大学の建設・設置ー。その実現に向かって「公立はこだて未来大学」が来年(2000年)4月の開学を目指して準備が着々と進められている。
 函館市内亀田中野町の丘陵地で近代的なキャンパスの建設が進行中で、一方ではすでに文部省に対し設置認可申請が行われており、最近のニュースとしては7月19日に第2次設置申請書が提出され、この中で専任教員全員の名簿と個人調査が示された。そして、54人の教員(教授、助教授ら)中、外国人が約2割の11人を占め、出身地は米国、英国、ロシア、ドイツ、オーストラリア、ウクライナなどで、全体的に日本国内や現地の大学、研究機関などに勤めている、最先端を走る研究者ばかりであると説明されている。

 2次申請で開学への手続きはすべて終了し、この8月からは審査やヒアリングなど行われ、11月中旬には設置認可の運びとなる。

 いよいよもって待望の開学に向け、約半年のカウントダウンとなっているわけだが、一方で少子化という時代の流れにあって、はこだて未来大学を取り巻く環境は前途多難との予想もされている。若者・学生が集まるということで大いなる期待もある中、ここでは初代学長(予定者)となる伊東敬祐教授にご登場を願い、どのような大学にするのか、地域にどう貢献しようと考えているのか、等々インタビューした。

世界で注目されるような情報発信する、21世紀に向けて
未来の科学を代表するような大学をつくりたい!

若者が定住するようなマチに大学が何か役割を果たせないか、
住み着いてみて非常に強く思っている

 ー初代学長としてどのような大学にしたいと考えているか。
 伊東氏 学問的な意味と地域社会の中での役割とがあるが、私がここに住み着くまでは、学問的には世界の中で注目されるような情報発信の大学を作りたいと思い、人を集めたりし、それだけの人が集まってくれたと思っている。
 複雑系という名前にしても、情報アーキテクチャーという名前にしても、大学では初めての学科で非常に新しい。21世紀に向けて代表的な、未来の科学を代表するような大学を作りたい。

 それと、ここに住み着いて痛切に思うことは、若者が極端に少ないということで、来る前には思いもしなかった。神戸にいたので、学生がわいわいしている。若者が定住すようなマチに大学が何か役割を果たせないかということを非常に強く思うようになっている。
 京都の近くに大津市というマチがあり、かってはここに似たようなところがあった。それが私立の大学を誘致して10数年経ち、マチが変わったと言われている。それと同じような役割を出来るのではー。大学が出来ても1千人くらいの学生、若者が増えるだけで、出来ただけでは足りないが、10年、20年経った時に、それが定着してくれ、また、若さがあるという雰囲気を残すことによって住み着いてくれる。そういう役割が出来たらと思っている。

 それが、(キャンパスが)街から離れて、ただ昔の言葉で言えば、象牙の塔のようなことでは、どうもということになる。この点、大学の性格が情報系ですから学問として地域社会との係わりが強よく、情報通信などの面、技術的なこと、人材面なで地域に提供出来るのでないかと考えている。

 ー年寄り、女性、子供が多く、若い人が少ないと痛感されたことはよくわかります。
 伊東氏 余談ですが、娘を(函館に)連れてきたが、文句を言っています。こんな地域はないと言ってー。あまり大きな声で言えませんが(笑)。若者の代表として娘をみて、これじゃ、若者は住み着かないとー。

 ー先ほどのように、大学自体は相当レベルの高いところを目指す。
 伊東氏 研究という意味では、国際的にも注目され、出来るだけの人間が集まると考えている。教育としてみると、そんなに高いところに居座っているわけには行かない。学問としては高いが、生活に密接につながっている学問ですから、応用ということで地域に出て行って、実体験として出て行き、こういうことで役立っていると学生が身にしみて感じることが出来ますからー。専門的なコンピューターの技術者を養成するのではないが、人間社会との係わり合いで、コンピューターを使ってどういうことをするのか学ぶわけですからー。

一緒に「化け」て「共創」共に創る
ベンチャーを起こそうという勇気ある学生を育てる

 ーはこだて未来大学について、大学関係者などには全国的にどのような評価、受け止め方がされているのですか。
 伊東氏 どのような人が集まってくるか、ということでは関心がー。外にはまだ発表出来ないので、全国的には学会がどうとか、一般的な意味ではまだ注目されていない面もある。しかし、内輪のところで、こんな人が来るんですよ、というと、えーそうなんですかと非常に関心されている。いろいろな分野ですごい人が来るとささやかれている。開学して、一目置かれる大学になろうと、専門的な意味で。単なる地方大学ではないものにしたいと思っている。企業を興したいという起業家を育てる、ここにも教育のかなりのウエイトを持っている。それに、HAKODATEというローマ字で世界に通用する大学にしたと考えている。

 ー先の話に重複するが、国公立大学も厳しい生き残りの時代に入ってきていることは目に見えているが、このような中で初代学長としてのはこだて未来大学の将来構想、方向性は。個人的な見解でもいいが。
 伊東氏 先ほどふれたように、学問的な意味の一方で、ベンチャーを起こす学生を育てることと、企業と提携して行ける魅力的な技術を持っている大学にしたい。それには新しい技術を大学、研究者が持っていなければならないわけで、こういった体制を作って行きたい。

 ー地域に、企業にどんどん発信するような先生、研究者、人を集めてほしいが。
 伊東氏 あとは、人ですからネ。

 ー地域との係わり合いですが、具体的にどのようなことを考えているか。
 伊東氏 それはもう、開かれた大学にして行きたい。例えば体験教室とか、企業との関係もあるし、もう一つこの大学ではプロジェクト学習ということを強調している。学生を含めて函館、地域社会の発展にどんなことが出来るか、研究と学習と体験を一緒にした形で新しいものが見えてくればいいと思う。

 また、函館のマチではこれまで理工系の大学がなかったわけで、ビジネス関係では(私立)函館大学などある。これからベンチャーを起こす時に、技術者が最初にいて、優秀なマネジャーいて企業を興して行く。今回、われわれの役割は、独創的な新しいことをやる技術者が育った時に、経営ということに経験を持った人が必要であるわけで、提携してドッキングしてやって行く、そういう雰囲気を作っていきたい。それがすみ分けというか、「共創」ということになる。(伊東氏は、大学受験者の皆さんへというインターネットでの呼びかけの中で、一緒に「化け」ましようということと、共に創りましよう、「共創」ということを語っている。「化け」ますということでは、はこだて未来大学は化けます。スタートするときは玄人の注目を集めてはいるものの普通の「地方大学」でしよう。だけど、出来たときから「化け」て見せます。日本の中で、あの大学は「一味違う」と言われるようにします。もっと大きく、世界の中で「Future University Hakodate]と一目置かれる大学に「化け」ようと思っていますとしている。それと、共創については、何かあるものが一つだけでいるときの能力に比べて、同じものが自分とは違うものと一緒になっているときに発揮する能力は違っています。そのとき、同じものが新たな力を発揮します、それが「共創」です、と)

 ー函館では、今、中央図書館を何がなんでも建設してほしいということがあって、近い将来建設なるかどうかということになっている。一方で、未来大学の方も図書館が必要になり、順次、整備することになるだろうと思うが、この点、市立の中央図書館と大学の図書館は提携するとか。大学の方は、米国の大学図書館などはインターネットを利用して開放されてもおり、このようなこともやったらいいと思うが、どうですか。
 伊東氏 情報ですから、そうですネ。つなぐ技術は大学は持っていますし、提供出来ると思います。やって行きたい。大学の図書館と中央図書館と中身がちょっと違いますがー。大学の図書館はただ市民に公開するだけなら、市民の方が満足出来るかとなれば、また少し違いますが。情報ということでは大いに提携出来ますまら、連携してやりたいですネ。地域の皆さんとは情報といういろいろな分野でネットワークをつくってやっていけると思います。地域社会が後押ししてくらされば、大学はまず技術的なことでお手伝い出来る。

函館・道南の皆さんには長い目で見ていただきたい

 ーすでに大学の設置認可申請中で、何ですが、情報アーキテクチャ学科とか何とかといわれ、(市長選の)選挙中には話題になっていたが、名前がわけ分からないとか、批判されていたがー。覚えてしまうと忘れられない名前でもあるが。
 伊東氏 だんだんやっていることを見ていただき、案外、身近なことやっているのでないかと分かっていただく(笑)。もちろん、これからもいろんな機会に説明したしますけど。名前は本当に新しいわけで、それだけ大学は新しいことをやっているということで理解願えればと思います。

 実は、このような新しい名前を学部としてつけるのは日本で全く初めてのケースなので、それで文部省を通るのかと心配したが、まあさすがに新しい方向を見据えるのだと理解してくれて、名前は通りました。

 ーときに、経済界を中心に各界で大学の設立・開学のために寄付集めなどが熱心に行われているが、初代の学長として市民皆さんに訴えたいことというか、メッセージなどありましたら。
 伊東氏 長い目で見ていただきたいということですネ。それだけのことはいたしますということで。

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函館市内の街路樹などのマツも茶褐色になって立ち枯れ
市では「皮目枝枯病」として伐採や植え替え対策へ

 函館市見晴町の都市公園「見晴公園」内にあるゴルフ場・函館ゴルフ倶楽部(高野洋蔵理事長)で枯れたアカマツを市と協議することなく過剰にせん定されたことが問題となっているが、函館市内の街路樹などでクロマツの葉が茶褐色になって枯れてしまっているところが多く出ている。
 前述のゴルフ場でも目立つが、市内放射4号線(日の出通り)、あるいは湯の川温泉地区のマツ林、湯浜公園などでひどく見られ、市ではこれを「皮目枝枯病」として伐採や植え替えなどの対策に動き出している。

  ◇  ◇  ◇

 このクロマツなどの街路樹が茶褐色に枯れてしまっている類似のケースは、札幌など全道各地でもみられるという。昨冬、暖気が続いた後に、急激な冷え込みなどあたことや、1〜3月に周期的に寒波が襲ったことなどの後遺症と説明されているが、こういった気象変化は今に始まったことでもあるまいと思われ、どうもぴんとこない。

 とはいえ、このマツの赤枯れが今年はひどい。先のゴルフ場でもそうだが、盛夏の緑がまぶしい中でひときわ目立つ。函館市内でも保存されている湯の川温泉地区のマツ林など大変なものがあるし、湯浜公園しかり、放射4号線・日の出広路などでも非常に目立つ。
 松食い虫なんかであろうかと、市に問うと、「皮目枝枯病」と説明し、「6〜7年くらい前にもこのようなことがあった。3月(6日未明)に突如40。くらいの強風・突風が吹いたが、この影響ではないかと考えている」と語っている。

 札幌などでは、クロマツのほか、シダレヤナギやシバなどにもこのような立ち枯れがみられ、この被害を受けた木の多くが本州原産であったり、北米原産だったり、あるいは中国産などであることから、急激な気温の上下や寒波に対応しきれなかったのではとも説明されている。
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函館市栄誉賞に北島三郎とGLAYに同時贈呈

 函館市は、北島三郎さんとGLAY(グレイ)に函館市栄誉賞を贈ることを決定した。21日午後、井上博司函館市長が記者会見し発表した。8月に市内で授賞式を予定している。

 北島三郎さんは道南の知内生まれの函館西高出身で、言うまでもなく演歌歌手としてあまりにも有名。国民的な演歌歌手であり、大ヒットした「函館の女(ひと)」などを通じて函館・道南はもちろん、北海道の文化などの発展に大いに貢献している。91年には日本レコード大賞を受賞した。

 一方、GLAYは、函館出身の男性4人グループで、市内の高校時代にバンドを結成し、JR函館駅前のホールなどで演奏。卒業後に上京。ヒット曲を連発し、今やメジャーな人気ロックバンドとしてすでに全国の若者のアイドル的な存在になっている。最近では、日航の函館ー東京線開設10周年記念として、ジャンボ機胴体に4人の絵柄が登場するほどの超人気ぶりで、函館観光にも一役買っている。

 歌謡界・音楽界で活躍するGLAYに市栄誉賞を贈ることが内定してから、それでは長年にわたって函館のPRに大変な貢献をしている北島三郎さんにも贈呈するのが当たり前となって、北島さんとGLAの同時贈呈となった。

 函館市栄誉賞は、90年に制定され、これまでに喜劇俳優の益田喜頓さん(故人)、WBAジュニアフライ級元世界チャンピオンの山口圭司さん、芥川賞受賞の作家、辻仁成さんの3人が受賞している。

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8月7日(土)、七飯町の文化センターで親と子のトークライブショー
「常田富士男 民話の世界‘99」

 全国10都市を横断しての親と子のトークライブショー「常田富士男 民話の世界‘99」が、函館地区では8月7日(土)(開場午後2時半、3時開演、4時半終演)に七飯町文化センターのパイオニアホール(大ホール)で開かれる。
 ラジオたんぱが、日本馬主協会連合会の特別協賛を得て、開局45周年記念として7月3日の千葉での開催を皮切りに全国縦断で開催しているもので、北海道ではJRA日本中央競売会の競馬場のある札幌(8月8日)の2カ所で行われる。
 子供たちの無力感、孤独感、そして犯罪の若年化が社会問題となっている今日、民話を通じて親と子のコミュニケーションの大切さを訴えようと趣旨。「まんが日本むかしばなし」の名調子でおなじみの常田富士男さんの語り手で開くトークライブショーで、この日に向け、親子の観覧希望者を7月23日まで募った。親子で300組600名を無料で招待する。
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道、「公立はこだて未来大学」へ地元要望の全額25億円の補助を決定!

 道は8日までに、2000年4月に開学予定の「公立はこだて未来大学」に25億円を分割方式で助成する方針を最終的に内定し、本年度補正予算案に計上することを決定した。

 稚内市が同市内に建設される「稚内北星学園大学」に建設費の一部を負担する同大学にも6億1千万円を助成する方針も合わせて決定し、両校合わせた本年度補正予算案への計上は6億8千6百万円、このうち未来大学分は6億2千5百万円になるとしている。

 公立はこだて未来大学は、市内亀田中野町で建設が進めらており、校舎建設や設備費など合わせて約130億円が見込まれ、同大学を設置運営する、函館市を中心とする1市4町で構成の函館圏公立大学広域連合では、道に対して25億円の補助を要請、先般も井上博司函館市長が道の堀達也知事に陳情していた。道は地元要望の全額補助を認め、道自らの財政状況を見ながら長期分割方式での助成決定となった。

 未来大学は、すでに設置申請もしており、道の補助が地元要望の全額で決まったことで開学実現へさらに大きく踏み出すことになった。
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◇市立函館保健所が4日間のコースで「男性のための介護教室」

 市立函館保健所は、6月中、4日間のコースで「男性のための介護講座」を開く。「介護を必要とする人には男女の差がなく、介護に男性が関わることも今後ますます増加することが考えられる」ことから、「男性にも是非、介護の基礎知識を身につけて頂こう」と開催するもの。

 6月21日(月)、23日(水)、28日(月)、30日(水)の4日間コース。時間はいずれも午後6時半〜8時。場所は市立函館保健所。定員20名で、電話での申し込み可。実費として700円かかる。問い合わせは、保健所・成人保健係32ー1532。
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大盛況のうちに、白崎憲司郎函館市議パーティー開催

 今年4月の函館市議選で再選を果たした白崎憲司郎市議(50歳、市政クラブ)の連合後援会主催の「99ビア アンド ダンスパーティー」が、26日午後5時半から函館ハーバービューホテル・大ホールで盛大に開かれた。

 先の選挙での御礼などを兼ね、会費3千円で政治資金パーティーとして開催したもので、日曜日の夕刻にもかかわらず5時過ぎから続々と支援者・支持者らが詰めかけ、大ホールの主会場のほか、第2会場も設けられ、ロビーにもあふれた。約1千4百名ほども集まり、大ホールなど満杯。主婦・女性らが目立った。

 あいさつに立った白崎市議は、3千3百票ほどを集め、堂々2選したことへの御礼を述べるとともに、今後とも市民、皆さんの手足になって市政の発展、地域の振興に役立ちたいなどと語った。

 バンド演奏によるダンス、そしてくじ引きなどのアトラクションもあり、参会者は秋の夜を存分に楽しんでいた。
(9.26)


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七飯町、サッカーW杯公認キャンプ候補地に立候補!

来春供用開始の、東大沼に造成中の多目的グラウンド・
サッカー芝グラウンド2面を持って

 七飯町(水嶋清町長)が東大沼キャンプ場近くの東大沼 の旧町営国民宿舎・ユートピア大沼(現在は改修し、デイサービスセンター「ゆうとぴあ」)の野球場と陸上競技場跡に、2000年の供用開始を目指して造成中の、サッカー芝グラウンド2面の町民多目的グラウンドがほとんど完成したのに合わせて、同町は先般までに、2002年日韓共同開催のサッカーワールドカップ(W杯)の公認キャンプ候補地に立候補することを決定し、北海道サッカー協会に申請、広く関心を集めている。

   ◇   ◇   ◇

 この多目的グラウンドは、敷地約2万2千平方メートルに、隣接してサッカー芝グラウンド(105メートル×68メートル)が2面という道南初の規模で、なかなかどうして立派なものとなっている。
 で、この多目的グラウンドは、町民の生涯スポーツ、教育振興の施設として、旧ユートピア大沼の野球場と陸上競技場を改造工事する形で造成中のものだが、非常に自然環境に恵まれているほか、ここ東大沼から西大沼にかけては宿泊施設など各種施設がそろい、また大沼湖畔周遊道路から少し入った立地あるなど交通アクセスも申し分ない。

 このため、来春のオープン・供用開始を前に、この際は、同町・大沼の活性化につながればという積極的な見地から、この9月一杯で締め切った候補地募集にサッカーワールドカップ(W杯)の公認キャンプ地に立候補となったもの。

 W杯公認キャンプ地には、道内でこれまですでに、室蘭はじめ、網走、北見、夕張の4市が立候補しており、七飯町5番目となっている。

 この公認ャンプ地の決定については、W杯日本組織委員会が2000年12月までに各立候補地の視察などして審査し、公認候補地として認定、登録する。
 そして、2001年6月下旬までに公認候補地を推薦リストとして完成させ、同8月頃からの本大会出場国決定に合わせて推薦リストを各国に配布し、これをもとに出場国がキャンプ地を選定するという段取りになっている。
 言うならば、W杯出場国のチームが万全のコンディションで本番に臨めるように、各種条件の揃った高水準のキャンプ地を開催国が提供することになっているわけで、前回のフランス大会では約140カ所が立候補してリストアップされ、50カ所ほどが使われたという。

 公認キャンプ地に立候補することで、Jリーグや国外のサッカーチームが夏期合宿に来るなど、様々な広がりも期待され、また青少年にも夢を与えることになる。さらには、今一度改めて国内外に大沼地区が観光・リゾート、レクリエーション基地として認知されることにもなるとして大いに歓迎されている。
(9.27)

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見晴公園内ゴルフ場、市土木部、問題の発端となった6番ホールの
アカマツを後処理ということであらためてせん定のし直し

 都市公園である見晴公園内の函館ゴルフ倶楽部問題騒動の発端となったコース内6番ホールのアカマツ過剰せん定であったが、函館市土木部は、後処理ということで24日までに、樹木医の指導のもと、あらためてアカマツの枝切りを行った。倶楽部関係者の間では、この更なるせん定作業について、「問題として大騒ぎした過剰せん定は一体、なんであったのか」とのささやきも出ている。

 市土木部によると、この6番ホールのあらためてのせん定は、「枝の途中から切ってしまっているため、腐食することが考えられる、という専門家(樹木医)の診断から、切り戻しせん定したもので、問題となった今回の無断過剰せん定の後処理」としている。

 ときに、同ゴルフ場問題は、これまでに騒動事態は一応の事態収拾で1件落着したが、現在開会中の市議会、一般質問の中で再度取り上げられ、井上博司市長は、今後の同ゴルフ場のあり方に関して、現在のメンバー制を改めて、将来的にパブリックコースにするとの基本的な考え方を表明した。
(9.24)

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<見晴公園ゴルフ場・無断過剰せん定など倶楽部問題>
市の管理・監督責任で、担当の三ツ谷助役や木下土木部長を「口頭による注意」
倶楽部に対する行政処分は、「厳重注意」

今後の運営管理で「見晴公園ゴルフ場運営委員会」(仮称)
パブリック化検討のために「同ゴルフ場パブリック化検討委員会」(仮称)設置へ

 アカマツの無断過剰せん定に端を発した見晴公園ゴルフ場問題で、市議会は10日午前、建設常任委員会(小川進委員長)を開き、市の木下土木部長が、当時5年以内をメドにパブリック化を検討するとして設けた見晴公園ゴルフ場改善委員会の開催経緯、昭和61年4月から平成6年までの計11回の開催などについて報告するとともに、重ねて、今回発覚した一連の過剰せん定などが市の都市公園条例第6条第1項(都市公園を損傷し、または汚損)に抵触すると述べた。

 そして、土木部担当の三ツ谷富夫助役が発言を求め、前回6日の同委員会で「市にも管理・監督責任がある」と指摘したことに対して、
「監督責任を痛感しており、昨日(井上)市長から(口頭による)注意を受けた」
 ことを報告する一方、
「ゴルフ倶楽部に対しての(行政処分)処置については、今日までに倶楽部側が理事長以下3名が辞任し、社会的にも一定のケジメをつけたと判断しており、今後このようなことがないように文書で厳重注意することにした」
「ゴルフ場問題に対する市としての今後の対応は、管理運営に関しては市土木部長と倶楽部の総務委員長、ほか関係者から成る見晴公園ゴルフ場運営委員会(仮称)をつくって間違いにないようし、またパブリック化などの問題では、従来の改善委員会を発展的に解消し、学識経験者も入れる形で仮称・見晴公園ゴルフ場パブリック化検討委員会(助役をキャップとし、倶楽部側は理事長以下関係者が加わったモノになる見通し)を設置して対処して行きたい」
 などと理解を求めた。

 これらを受けて、岩谷正信議員は、「当時の議事録をみても、木戸浦前長は5年以内をメドにパブリック化をすると明確に答弁していたことでもあり、それが今日またこのような問題が出てきたことは問題の根深さ、体質がそうさせていると言わざるを得ない。パブリック化への検討など強い意識を持ってやらなければならない」と意見を述べた。
 これに対して、三ツ谷助役は、「今後、絶対にあってはならないようにしたい」と答えた。

 さらに、この日の委員会には、今年4月まで担当助役であった山那順一助役も出席を求められ、小川委員長が、「(樹木の)せん定に関して(倶楽部側に)誤解を与えるような(不明確な)発言をしたことが、今事態を招いた面もある」と指摘したのに対して、山那助役は、「ご指摘を真摯に受け止め、今後の行政運営に生かしたい」と頭を下げた。

 過剰せん定に端を発した同問題に対する市議会建設常任委員会の審議は、以上で一件落着となった。
(9.10)

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函館ゴルフ倶楽部の過剰せん定問題
市土木部長「都市公園条例に抵触し、第6条第1項に違反」
次回委員会に「行政処分」を報告、市の「管理・監督責任も痛感」と答える

 ゴルフ倶楽部の高野洋蔵理事長の辞任に発展した、見晴公園内の函館ゴルフ倶楽部コースのアカマツ無断過剰せん定問題で、函館市議会は6日午前、建設常任委員会(小川進委員長)を開き、管轄の市土木部から、同倶楽部関係者やせん定作業に当たった造園業者からの事情聴取についてと、3日に提出された倶楽部理事長からの詫び状についてそれぞれ報告があった後、質疑が行われ、この中で木下土木部長は、「(今回発覚した一連の)過剰せん定は市の都市公園条例に抵触し、第6条第1項(都市公園を損傷し、または汚損)に違反する」と明確に述べた。
 岩谷正信議員の質問に答えた。

 さらに、岩谷氏が、「条例違反が明確であるなら行政処分をどう考えているか。市にも管理・監督責任があると思うがどうか。当面と将来の2つがあるが、ゴルフ場の今後のあり方についてどのように考えているか」など質問したのに対して、木下部長は、「行政処分は早急にまとめ次回(9月10日)の委員会に報告したい。市としてもいくら委せていたとはいえ、責任を痛感している」と答えたほか、「今後のことについては少し時間を貸してほしいが、一定の考え方は次回の委員会で提示したい」と答えた。

 なお、この日の委員会では、高野前理事長から詫び状が出され、この中で、過剰せん定を認めたことなどから、総合的にみて委員会として事実解明に対し一定の結果を得たとし、話に上がっていた外部調査権を持つ百条委員会の設置は見送ることとした。
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高野氏自ら、市役所に井上市長を訪ね、倶楽部理事長
辞任を報告するとともに、詫び状(始末書)を提出

「見解両成敗」的見解で、管轄の土木部にも責任があるとする倶楽部理事会の総意も伝える

 函館ゴルフ倶楽部は、昨夜の理事会で理事長の辞任と詫び状(始末書)の提出を決定したが、3日午前、高野洋蔵理事長自らが函館市役所に出向き、井上博司市長に会い、アカマツ過剰せん定問題の責任を取って理事長を辞任したことを伝えるとともに、倶楽部としての詫び状を提出した。

 この場で、高野氏は管轄の土木部にも責任があるとする倶楽部理事会の総意を伝えた模様。
 詫び状の内容については、昨日まで再度の事情聴取をしてきたことなどとともに、6日に開かれるこの問題を審議する市議会建設常任委員会(小川進委員長)に報告される。

 高野理事長の辞任と詫び状が改めて提出されたことで、同問題はヤマ場を越した形となる一方で、倶楽部側が強く求めている「喧嘩両成敗」的な格好での、土木部の監督・指導責任問題と、今後の都市公園内におけるゴルフ場・同倶楽部のあり方などに焦点が移る。

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難航の末、高野理事長の辞任と詫び状の提出を決定!
<過剰せん定問題の函館ゴルフ倶楽部理事会>

「辞めないでほしい」との意見強く出され、大いにもめる

 ゴルフ場コース内のアカマツを過剰せん定したとされる問題に関して、責任を問われていることを協議する注目の函館ゴルフ倶楽部(高野洋蔵理事長、会員数4百十数名)の理事会が、2日午後6時からホテルロイヤル柏木で開かれ、2時間以上にもわたる協議の末、この際は責任を取って辞めたいと申し入れのあった高野理事長の辞任を了承するとともに、市(土木部)に対して改めて詫び状を提出することを決定した。
 この問題をめぐって土木部と対応した総務委員長の小泉康裕理事も辞任した。高野氏の後は当面副理事長の恩村恭平氏(恩村医院院長)が代行する。

 理事会は予定より1時間遅れの6時から始まったが、諸般の事情全般を考え、今後の倶楽部のためにも「責任を取りたい」とする高野理事長(写真)の申し入れに対して、「辞めないでほしい」との意見が多く出され、協議は難航した。この背景には市当局の土木部に対する極めて根強い不満が渦巻いていることがあり、「全ての責任をわれわれ倶楽部側に押しつけていることは承伏できない」(関係者)ということがあったようだ。

 それに、「高野氏が理事長として面倒見がよかった」(同)ということもあったようで、「なんとか辞めないでほしい。辞任しないで解決する方法はないのか」などとの意見が飛び交ったとされる。

 しかし、「ここに至っては、責任を取る形で事態を収拾したい。なんとか了承してほしい」との高野氏の強い意向が示され、大いに難航したが、最終的に「仕方がない」として辞任の申し入れを理事会として受け入れるとともに、合わせて詫び状(始末書)も改めて提出することも決定した。
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アカマツ過剰せん定「函館ゴルフ倶楽部」問題<真相追跡第2弾> 〜詳細記事はPDFファイルのページ〜

この際はトップの責任免れないとして高野氏、函館ゴルフ倶楽部理事長辞任へ

勢い、この辞任に絡めて函館商工会議所副会頭云々を取り沙汰する向きあるが、
「この厳しい経済情勢下、やれ小笠原派だ・高野派だなどと更なる騒ぎを引き起こし、うつつを抜かしているような場合にあらず!ここは現正副会頭体制で地域経済の発展推進に全力上げるべき」

 市内見晴町の都市公園「見晴公園」内にあるゴルフ場、函館ゴルフ倶楽部(高野洋蔵理事長)がコース内のアカマツを市と事前協議なしに 本を過剰せん定したとされる問題で、今回だけではなくこれまでに無断過剰せん定を繰り返し、中にはせん定とは言い難い無断伐採事例もみられ、これらのことから倶楽部トップの責任は免れないとして、高野理事長(道水会長)が辞任する運びになった。

 この9月3日に開かれる市議会建設常任委員会を前に、同2日に倶楽部の理事会が持たれ、その場で理事長の辞任を決定し、合わせて理事・総務委員長の小泉康裕氏(博善社社長)も責任をとって辞任する。この結果、先に辞任した理事・コース委員長の福崎靖彦氏を含め、同倶楽部の理事長、総務委員長、コース委員長の3人が辞任する形となった。

 これによって、過剰せん定問題は一応の収拾に向かうものとみられるが、一方で、議会の同委員会筋を中心に、「管理・監督の立場にある市土木部にも問題がある」(岩谷正信市議)と指摘されており、土木部幹部の責任問題と、さらには都市公園内における同ゴルフ場のあり方、パブリック化の方向も含めての見晴公園・ゴルフ場問題論議に移る段となりそうだ。

 そして、高野氏が函館商工会議所副会頭(筆頭)であることから、倶楽部理事長の辞任問題と絡めて一部に副会頭職問題云々を取り沙汰する向きも出ているが、この点、先に4月の函館市長選候補選考・擁立問題絡みで松本演之会頭の責任云々でひと騒ぎし、「この際は、それぞれに事情があったことでもあり、ここは任期途中でもあることから松本体制で大同団結すべき」とのことで事態を収めたばかりでもあって、倶楽部理事長辞任と会議所副会頭云々の件は切り離し、いたずらに更なる騒動・混乱を引き起こすことなく、現在の正副会頭体制を任期一杯継続すべきとの意見が強い。

 すなわち、この場に及んで、「高野副会頭の倶楽部理事長辞任を絡めて、またも会議所内で責任問題云々でひと騒ぎする事態となっては世間の物笑いになるのでないか。どだい、このような厳しい地域経済情勢の中で、やれ小笠原(小笠原金悦副会頭)派だ・高野派だなどと『ポスト松本(会頭)』の思惑など持って騒ぎを起こし、またうつつを抜かしている場合か。そんなことよりも、松本体制下・現正副会頭のもとで会議所はしっかりし、函館・道南の現状を直視して、知恵を出し合い地域の発展を力強く推進すべきだ。また、現正副会頭らは次代を担う経済界リーダーを育てることが不可欠」(事情通)との指摘が出ている。

(以上、PDF記事の前文のみ/なお、PDFファイル記事は簡単な操作だけでご覧になれます)

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アカマツ過剰せん定「函館ゴルフ倶楽部」問題<真相追跡第1弾> 〜詳細記事はPDFファイルのページ〜

福崎前理事、暴力団呼ばわりした黒島市議を告訴!
暴力団云々は全くの事実誤認 
せん定問題は市当局と倶楽部側見解鋭く対立

 市内見晴町の都市公園「見晴公園」内にあるゴルフ場、函館ゴルフ倶楽部(高野洋蔵理事長)がコース内のアカマツを市と事前協議なしに 本を過剰せん定したとされる問題で、このせん定問題を先の市議会本会議で初めて取り上げた黒島宇吉郎議員を、同倶楽部の理事・コース委員長(8月11日辞任)の福崎靖彦氏が告訴した。

 黒島議員は、このせん定問題を取り上げて質問した際、福崎氏(函東自動車興業M社長)を「社会的に好ましくない団体の構成メンバー」とか「マル暴のグループの一員」などと、こともあろうに本会議の場で再三にわたって暴力団呼ばわりした。福崎氏は、地元自動車整備業界で函館地方自動車整備振興会副会長や函館車両整備協同組合理事長の要職を担っており、「暴力団呼ばわりは絶対に許せない。自分の商売に影響することでもあり、倶楽部のこととは一線を引いて黒島発言に対処するため理事・コース委員長を辞めた。例の怪文書につても私は全然関係なく、この怪文書問題と黒島発言問題の双方を訴えている」(福崎氏)。

 黒島議員(70歳)は、市議当選11 回(現在無所属)も数える屈指の長老・ベテランとして広く知られる。それだけに、今度の調査もろくにせずの極めて安直な、本会議でのマル暴云々名指し発言は当選 回の議員とは思えぬ超軽率なものとされる。長老市議としてのおごり、傲慢さが顕著に表れたものと指摘されている。 
 せん定問題に関しては、市当局・土木部と倶楽部側の見解が真っ向から食い違っている状況で、市土木部側が一部議員とあたかも結託したようにみられる格好で議会を舞台に「倶楽部側全責任論」的対処に終始していることに対し大いなる疑問の声が出ている。

(以上、PDF記事の前文のみ/なお、PDFファイル記事は簡単な操作だけでご覧になれます)
 
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日航の函館ー福岡線、搭乗率不振で11月から運休の公算!
乗客の9割が九州からの観光客で、函館から出かける観光客など全然不振
冬の函館観光などに大きな痛手

 日本航空の函館ー福岡線が10月一杯で運休する見通しになった。函館発着、初の九州と結ぶ定期便として92年4月に開設され、函館の冬の観光客誘致に役立ってきた福岡線だが、7年半にして11月から運休となることが確定的だ。

 1日1往復しているが、就航以来、搭乗率が60%前後と振るわず、昨年の場合で平均56.1%であったことから、日航として不採算路線は整理の方針のもと、切り捨てられるはめになった。

 搭乗率が振るわない背景には、乗客の約9割が九州からの観光客で、逆に函館から福岡・九州に出かける観光客が全く不振であることが上げられる。昨年は全体で年間5万5千人前後の利用があり、このうち約5万人がこの路線で函館を訪れ、中でも函館観光の冬場対策としてスキー修学旅行の誘致に役立ち、昨シーズンは23校中14校が九州の高校であったという。
 このため、せっかく順調に伸びてきた冬場観光に大きな痛手になるとの声が上がっている。

 函館空港発着の道外と結ぶ空の便は、近年新規路線の開設が相次ぎ、発展してきたが、今年になって全日空の新潟線が運休し、今回また日航の福岡線が運休の公算ということで、先行き不安視される様子になっている。

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ついに、函館や下海岸の目と鼻の先に原発が出来る!
「周辺地域」にも指定されず、対岸の大間原発建設が決定的に。
函館市や周辺町村にとって大間原発問題は正念場

 函館や下海岸の目と鼻の先に原発が出来ることが決定的になった。函館などではこれまでに一部の市民グループなどが反対運動しているだけで、非常に監視が薄かったが、現実問題となって今後大きな論議を呼ぶことも予想される。

 電源開発調整審議会は、8月3日、電源開発(東京)が下北半島の青森県大間町に計画している大間原子力発電所(改良型沸騰水型軽水炉、138万3千キロワット)などに発電所建設を含む今年度の電源開発基本計画を了承し、小渕首相に答申した。

 これによって、大間原発は2002年3月に着工、2007年7月に運転開始する見通しとなった。
 大間原発の建設予定地は、函館市や戸井町、恵山町など道南の下海岸からわずか2、30キロの地点。にもかかわらず、函館市や周辺町村が大間原発の「周辺地域」の指定にもなることなく、国や事業者からいうならば蚊帳の外扱いされてきている。

 過去の例を見るまでもなく、原発には絶対大丈夫ということなど全くなく、一度事故が起きると、函館や下海岸への影響は避けられない。
建設促進の立場からは極めて順調に進んでいる感がつよい大間原発だが、原発事故が多発している現実の中で、同原発問題は函館市や周辺町村にとって正念場を迎えたと言ってよい。

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道、大沼地区で今年度から約40億円規模を投入し、
公園駅前道路や施設、歩道橋などを整備!

まずは今年と来年度で大沼公園駅前の道路を21億円余で大幅整備
公園駅前・南側では観光案内所など入居の「国際交流村」を建設

 道は、函館と並ぶ道南観光の主体を成す大沼地区で、今年から数年にわたって約40億円規模を投入し、道路や施設整備を進める。
 まず、大沼地区の中心核である大沼公園駅周辺の整備に着手し、「マイウェイ・アワーロード事業」として同公園駅前の道道760メートルを21億円余の事業費(用地買収費含め)で、幅員20メートル、歩道両側5メートル・ブロック舗装に一新する。すでに用地買収・補償が進行中で、今年度に工事に着手して来年度には完成させる。

 また、駅前広場的なものを整備する方針で、この中で地元七飯町の主導で公園駅そば・南側に国際交流拠点施設整備事業として「国際交流村」が建設される。これはJR用地を買収し、観光案内カウンターや展示室、多目的スペースなど案内機能・国際観光機能・体験交流機能などもった平屋建て施設の建設で、すでに前年度までに実施設計を終え、1億8千4百万円の事業費(運輸省管轄)で今年度に着工し、来年度には完成させる運びだ。

 同公園駅前のホテルや名産品店舗などでは、道路整備などを見越してすでに真新しい建物に改築されているケースもみられ、公園駅前や周辺は観光・レクレーション基地・大沼の繁華街としてグレードアップが図られ、今一度活性化、発展が期待される段となっている。

  ◇  ◇  ◇

 マイウェイ・アワーロード事業の道路整備は、道道大沼公園鹿部線の大沼公園駅前道路・商店街を形成するL=延長約760メートル。両側にブロック舗装の歩道5メートルを持つ幅員20メートルにするもので、事業費全体で21億7千5百万円という結構な規模になっている。

 この道路の方は無論、土木現業所(函館)が担当しているが、一方でこれとは別に、渡島支庁サイドでは、大沼国定公園南大沼園地事業として近年、公園内における歩道・橋梁や駐車場、トイレ、園地などの整備を順次進め、平成10年度には公園広場・園地そばの橋梁、いわゆる太鼓橋(西大島橋)の建て替えを行った。

 大沼公園に対しては、「環境問題、人にやさしい施設という観点からして、道内の国立・国定、道立の公園の中では整備が遅れている」(関係者)との指摘がされ、このため、道にあっては、「(大沼)公園の利用拠点としての役割に鑑み、老人、子供、身障者等の社会的弱者にも配慮した施設整備」を進めてきている。

 この点に沿って、昨年整備した西大島橋(1基)では初めて、アーチを浅くすることによって車椅子利用に配慮、歩道(180メートル)も平板敷設で車椅子利用が可能となった。

 そして、今年度から平成15年度まで5年間にわたっては、なお一層の施設整備を図る方針にあり、この中では島と島をつなぐ散策路内で、歩道・橋梁の再整備として9基が計画され、他にトイレ整備3基(うち新規1基)、ビジターセンター1棟(新規)や園地、駐車場の再整備など予定されている。

「老朽化している施設及び公園利用者の多い地区を最重点に整備し、高齢者や家族連れが快適かつ安全に利用できる施設を計画」している状況にあるわけで、きびしい道の財政事情もあるが、整備計画に沿って順次、着々と、先に言及の道道・公園駅前道路の整備や国際交流拠点施設の建設共々、南大沼地区の施設整備を図りたいとしている。

 近年、紆余曲折がありながらも別荘地開発などが進む一方で、夏場はゴルフ・レジャー、冬場はスキー・レジャーなどとしても全国的に有名になってきている大沼地区だが、この先、中心地の大沼公園駅前・界隈は、インフラ整備などで新たなる発展が約束されている様子だ。 

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4月の市長選に絡んでの松本会頭を巡る、いわゆる
「辞めろ辞めない問題」松本体制継続でピリオド!

 函館商工会議所は、6月18日の定時総会を前に同9日、常議員会を開き、冒頭、松本演之会頭(松本組会長)があいさつの中で、自民・保守陣営の大分裂選挙となった4月の函館市長選で、同会頭が会長を担う同会議所の政治組織、日本商工連盟函館地区連盟が前助役で現市長の井上博司氏の推薦を機関決定したにもかかわらず、地元自民党代議士の佐藤孝行氏の強い主導、擁立のもとで先に出馬表明した畠山博氏(前道議、落選)を終始応援した問題に対して、「いろいろあって皆様方には心労をわずらわした。反省しており、理解してほしい」云々といった趣旨の言及をし、引き続いて現執行部体制で会議所を運営して行く意向を示した。

 これに対して、常議員会の終盤に、河内孝夫常議員(湯の川プリンスホテル社長)から、(松本会頭は)進退伺いを出すなどしてケジメをつけるべきだといった趣旨の意見、発言が行われた。

 しかし、出席した大方の常議員は現執行部体制を続けることやむなしとして拍手でこれを支持し、松本体制の継続を確認する形となった。この日の常議員会にはメンバー33人中、29人が出席した。

 これによって、4月の市長選に絡んでの松本会頭をめぐって巷間いろいろ言われた、いわゆる「辞めろ辞めない問題」は、松本体制継続でピリオドを打つ方向となった。
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緑の島・水族館「アクアコミュニティ」建設問題さらに先送りし、
ついに開業予定は2年遅れの2002年春に変更

 函館市と西武グループ・コクド(本社・東京)の両トップ間の合意に基づいて基本協定が交わされ、函館港内の人工島「緑の島」に第三セクター方式による水族館「アクアコミュニティ」の建設を計画している問題が延び延びとなり、基本構想づくりが大幅に遅れていることに関して、市は開業時期が当初予定の2000年度内から2002年春を目指す意向になることを先日の市議会経済常任委員会などで明らかにした。

 事業主体となるコクド側が、「長引く不況などから採算の見積もりに非常に慎重になっているため」としており、実際に採算が合うものかどうか、今後さらにぎりぎりの判断に迫られるのではとの見方が出ている。

 市とコクドの基本協定などによると、当初は1997年度中に基本構想を確定し、98年中に着工、2000年春には開業を目指すというものであった。
 ところが、スケジュールは再三にわたって延期され、この度に、コクド頼みの市にあっては市議会での質問に対して先送り答弁を繰り返し、今回はついに初めて開業時期にふれ、当初計画の2000年度中は完全に無理で、2002年春にせざるを得ないとの公式表明となった。

 そして、これとて今後の成り行き次第では確定出来ないだろうとの観測がされ、昨今の不景気続き等々など熟考すると、いくら水族館経営にノウハウを持つ西武グループのコクドにあっても採算面を考えれば、そう容易く踏み込めないであろうとの指摘もされて、前途は予断を許さないと見る向きも少なくない。

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中央競馬函館開催、6月12日スタート/8月1日までの毎週土・日!

 競馬ファン待望のJRA北海道競馬が始まる。第一弾は函館競馬場での函館開催で、6月12日(日)を初日として8月1日までの毎週土・日の2回開催。話題の「小樽よしもと(吉本)」が出張しての函館よしもとワールドなど今年も数々の催し、イベントが用意され、家族連れやカップルなどでにぎわいそうだ。

 開幕して2日目の6月13日にはさっそくオープニングフェスティバルが組まれ、レースの方も第1回ラスト、7月4日(日)には函館記念が行われる。すでに関東馬、関西馬などが入厩し、調教などが本格化している。
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函館観光、問題の下期が「はこだてクリスマスファンタジー」などの宣伝効果で好伸し、前年度比9万人増・過去最高の539万人!

 平成10年度(昨年4月〜今年3月)、函館市を訪れた観光客は過去最高で、前年比べ約9万人増(1・7%増)の539万2千人。

 市商工観光部の発表による昨年度の来函観光客は、近年、力を入れている下期(10月〜3月)がPR効果などで前年度比4・1%増と好伸し、154万8千人となったことから全体を押し上げた。12月に初めて実施した巨大クリスマスツリーの「はこだてクリスマスファンタジー」などの宣伝効果が出た格好で、過去最高になった。

 上期(3月〜9月)は、前年度比0・7%増の384万4千人に止まった。



七飯町、サッカーW杯公認キャンプ候補地に立候補!

来春供用開始の、東大沼に造成中の多目的グラウンド・
サッカー芝グラウンド2面を持って

 七飯町(水嶋清町長)が東大沼キャンプ場近くの東大沼 の旧町営国民宿舎・ユートピア大沼(現在は改修し、デイサービスセンター「ゆうとぴあ」)の野球場と陸上競技場跡に、2000年の供用開始を目指して造成中の、サッカー芝グラウンド2面の町民多目的グラウンドがほとんど完成したのに合わせて、同町は先般までに、2002年日韓共同開催のサッカーワールドカップ(W杯)の公認キャンプ候補地に立候補することを決定し、北海道サッカー協会に申請、広く関心を集めている。

   ◇   ◇   ◇

 この多目的グラウンドは、敷地約2万2千平方メートルに、隣接してサッカー芝グラウンド(105メートル×68メートル)が2面という道南初の規模で、なかなかどうして立派なものとなっている。
 で、この多目的グラウンドは、町民の生涯スポーツ、教育振興の施設として、旧ユートピア大沼の野球場と陸上競技場を改造工事する形で造成中のものだが、非常に自然環境に恵まれているほか、ここ東大沼から西大沼にかけては宿泊施設など各種施設がそろい、また大沼湖畔周遊道路から少し入った立地あるなど交通アクセスも申し分ない。

 このため、来春のオープン・供用開始を前に、この際は、同町・大沼の活性化につながればという積極的な見地から、この9月一杯で締め切った候補地募集にサッカーワールドカップ(W杯)の公認キャンプ地に立候補となったもの。

 W杯公認キャンプ地には、道内でこれまですでに、室蘭はじめ、網走、北見、夕張の4市が立候補しており、七飯町5番目となっている。

 この公認ャンプ地の決定については、W杯日本組織委員会が2000年12月までに各立候補地の視察などして審査し、公認候補地として認定、登録する。
 そして、2001年6月下旬までに公認候補地を推薦リストとして完成させ、同8月頃からの本大会出場国決定に合わせて推薦リストを各国に配布し、これをもとに出場国がキャンプ地を選定するという段取りになっている。
 言うならば、W杯出場国のチームが万全のコンディションで本番に臨めるように、各種条件の揃った高水準のキャンプ地を開催国が提供することになっているわけで、前回のフランス大会では約140カ所が立候補してリストアップされ、50カ所ほどが使われたという。

 公認キャンプ地に立候補することで、Jリーグや国外のサッカーチームが夏期合宿に来るなど、様々な広がりも期待され、また青少年にも夢を与えることになる。さらには、今一度改めて国内外に大沼地区が観光・リゾート、レクリエーション基地として認知されることにもなるとして大いに歓迎されている。
(9.27)


見晴公園内ゴルフ場、市土木部、問題の発端となった6番ホールの
アカマツを後処理ということであらためてせん定のし直し

 都市公園である見晴公園内の函館ゴルフ倶楽部問題騒動の発端となったコース内6番ホールのアカマツ過剰せん定であったが、函館市土木部は、後処理ということで24日までに、樹木医の指導のもと、あらためてアカマツの枝切りを行った。倶楽部関係者の間では、この更なるせん定作業について、「問題として大騒ぎした過剰せん定は一体、なんであったのか」とのささやきも出ている。

 市土木部によると、この6番ホールのあらためてのせん定は、「枝の途中から切ってしまっているため、腐食することが考えられる、という専門家(樹木医)の診断から、切り戻しせん定したもので、問題となった今回の無断過剰せん定の後処理」としている。

 ときに、同ゴルフ場問題は、これまでに騒動事態は一応の事態収拾で1件落着したが、現在開会中の市議会、一般質問の中で再度取り上げられ、井上博司市長は、今後の同ゴルフ場のあり方に関して、現在のメンバー制を改めて、将来的にパブリックコースにするとの基本的な考え方を表明した。
(9.24)


<見晴公園ゴルフ場・無断過剰せん定など倶楽部問題>
市の管理・監督責任で、担当の三ツ谷助役や木下土木部長を「口頭による注意」
倶楽部に対する行政処分は、「厳重注意」

今後の運営管理で「見晴公園ゴルフ場運営委員会」(仮称)
パブリック化検討のために「同ゴルフ場パブリック化検討委員会」(仮称)設置へ

 アカマツの無断過剰せん定に端を発した見晴公園ゴルフ場問題で、市議会は10日午前、建設常任委員会(小川進委員長)を開き、市の木下土木部長が、当時5年以内をメドにパブリック化を検討するとして設けた見晴公園ゴルフ場改善委員会の開催経緯、昭和61年4月から平成6年までの計11回の開催などについて報告するとともに、重ねて、今回発覚した一連の過剰せん定などが市の都市公園条例第6条第1項(都市公園を損傷し、または汚損)に抵触すると述べた。

 そして、土木部担当の三ツ谷富夫助役が発言を求め、前回6日の同委員会で「市にも管理・監督責任がある」と指摘したことに対して、
「監督責任を痛感しており、昨日(井上)市長から(口頭による)注意を受けた」
 ことを報告する一方、
「ゴルフ倶楽部に対しての(行政処分)処置については、今日までに倶楽部側が理事長以下3名が辞任し、社会的にも一定のケジメをつけたと判断しており、今後このようなことがないように文書で厳重注意することにした」
「ゴルフ場問題に対する市としての今後の対応は、管理運営に関しては市土木部長と倶楽部の総務委員長、ほか関係者から成る見晴公園ゴルフ場運営委員会(仮称)をつくって間違いにないようし、またパブリック化などの問題では、従来の改善委員会を発展的に解消し、学識経験者も入れる形で仮称・見晴公園ゴルフ場パブリック化検討委員会(助役をキャップとし、倶楽部側は理事長以下関係者が加わったモノになる見通し)を設置して対処して行きたい」
 などと理解を求めた。

 これらを受けて、岩谷正信議員は、「当時の議事録をみても、木戸浦前長は5年以内をメドにパブリック化をすると明確に答弁していたことでもあり、それが今日またこのような問題が出てきたことは問題の根深さ、体質がそうさせていると言わざるを得ない。パブリック化への検討など強い意識を持ってやらなければならない」と意見を述べた。
 これに対して、三ツ谷助役は、「今後、絶対にあってはならないようにしたい」と答えた。

 さらに、この日の委員会には、今年4月まで担当助役であった山那順一助役も出席を求められ、小川委員長が、「(樹木の)せん定に関して(倶楽部側に)誤解を与えるような(不明確な)発言をしたことが、今事態を招いた面もある」と指摘したのに対して、山那助役は、「ご指摘を真摯に受け止め、今後の行政運営に生かしたい」と頭を下げた。

 過剰せん定に端を発した同問題に対する市議会建設常任委員会の審議は、以上で一件落着となった。
(9.10)


函館ゴルフ倶楽部の過剰せん定問題
市土木部長「都市公園条例に抵触し、第6条第1項に違反」
次回委員会に「行政処分」を報告、市の「管理・監督責任も痛感」と答える

 ゴルフ倶楽部の高野洋蔵理事長の辞任に発展した、見晴公園内の函館ゴルフ倶楽部コースのアカマツ無断過剰せん定問題で、函館市議会は6日午前、建設常任委員会(小川進委員長)を開き、管轄の市土木部から、同倶楽部関係者やせん定作業に当たった造園業者からの事情聴取についてと、3日に提出された倶楽部理事長からの詫び状についてそれぞれ報告があった後、質疑が行われ、この中で木下土木部長は、「(今回発覚した一連の)過剰せん定は市の都市公園条例に抵触し、第6条第1項(都市公園を損傷し、または汚損)に違反する」と明確に述べた。
 岩谷正信議員の質問に答えた。

 さらに、岩谷氏が、「条例違反が明確であるなら行政処分をどう考えているか。市にも管理・監督責任があると思うがどうか。当面と将来の2つがあるが、ゴルフ場の今後のあり方についてどのように考えているか」など質問したのに対して、木下部長は、「行政処分は早急にまとめ次回(9月10日)の委員会に報告したい。市としてもいくら委せていたとはいえ、責任を痛感している」と答えたほか、「今後のことについては少し時間を貸してほしいが、一定の考え方は次回の委員会で提示したい」と答えた。

 なお、この日の委員会では、高野前理事長から詫び状が出され、この中で、過剰せん定を認めたことなどから、総合的にみて委員会として事実解明に対し一定の結果を得たとし、話に上がっていた外部調査権を持つ百条委員会の設置は見送ることとした。

高野氏自ら、市役所に井上市長を訪ね、倶楽部理事長
辞任を報告するとともに、詫び状(始末書)を提出

「見解両成敗」的見解で、管轄の土木部にも責任があるとする倶楽部理事会の総意も伝える

 函館ゴルフ倶楽部は、昨夜の理事会で理事長の辞任と詫び状(始末書)の提出を決定したが、3日午前、高野洋蔵理事長自らが函館市役所に出向き、井上博司市長に会い、アカマツ過剰せん定問題の責任を取って理事長を辞任したことを伝えるとともに、倶楽部としての詫び状を提出した。

 この場で、高野氏は管轄の土木部にも責任があるとする倶楽部理事会の総意を伝えた模様。
 詫び状の内容については、昨日まで再度の事情聴取をしてきたことなどとともに、6日に開かれるこの問題を審議する市議会建設常任委員会(小川進委員長)に報告される。

 高野理事長の辞任と詫び状が改めて提出されたことで、同問題はヤマ場を越した形となる一方で、倶楽部側が強く求めている「喧嘩両成敗」的な格好での、土木部の監督・指導責任問題と、今後の都市公園内におけるゴルフ場・同倶楽部のあり方などに焦点が移る。


難航の末、高野理事長の辞任と詫び状の提出を決定!
<過剰せん定問題の函館ゴルフ倶楽部理事会>

「辞めないでほしい」との意見強く出され、大いにもめる

 ゴルフ場コース内のアカマツを過剰せん定したとされる問題に関して、責任を問われていることを協議する注目の函館ゴルフ倶楽部(高野洋蔵理事長、会員数4百十数名)の理事会が、2日午後6時からホテルロイヤル柏木で開かれ、2時間以上にもわたる協議の末、この際は責任を取って辞めたいと申し入れのあった高野理事長の辞任を了承するとともに、市(土木部)に対して改めて詫び状を提出することを決定した。
 この問題をめぐって土木部と対応した総務委員長の小泉康裕理事も辞任した。高野氏の後は当面副理事長の恩村恭平氏(恩村医院院長)が代行する。

 理事会は予定より1時間遅れの6時から始まったが、諸般の事情全般を考え、今後の倶楽部のためにも「責任を取りたい」とする高野理事長(写真)の申し入れに対して、「辞めないでほしい」との意見が多く出され、協議は難航した。この背景には市当局の土木部に対する極めて根強い不満が渦巻いていることがあり、「全ての責任をわれわれ倶楽部側に押しつけていることは承伏できない」(関係者)ということがあったようだ。

 それに、「高野氏が理事長として面倒見がよかった」(同)ということもあったようで、「なんとか辞めないでほしい。辞任しないで解決する方法はないのか」などとの意見が飛び交ったとされる。

 しかし、「ここに至っては、責任を取る形で事態を収拾したい。なんとか了承してほしい」との高野氏の強い意向が示され、大いに難航したが、最終的に「仕方がない」として辞任の申し入れを理事会として受け入れるとともに、合わせて詫び状(始末書)も改めて提出することも決定した。

アカマツ過剰せん定「函館ゴルフ倶楽部」問題
<真相追跡第2弾> 〜詳細記事はPDFファイルのページ〜

この際はトップの責任免れないとして高野氏、函館ゴルフ倶楽部理事長辞任へ

勢い、この辞任に絡めて函館商工会議所副会頭云々を取り沙汰する向きあるが、
「この厳しい経済情勢下、やれ小笠原派だ・高野派だなどと更なる騒ぎを引き起こし、うつつを抜かしているような場合にあらず!ここは現正副会頭体制で地域経済の発展推進に全力上げるべき」

 市内見晴町の都市公園「見晴公園」内にあるゴルフ場、函館ゴルフ倶楽部(高野洋蔵理事長)がコース内のアカマツを市と事前協議なしに 本を過剰せん定したとされる問題で、今回だけではなくこれまでに無断過剰せん定を繰り返し、中にはせん定とは言い難い無断伐採事例もみられ、これらのことから倶楽部トップの責任は免れないとして、高野理事長(道水会長)が辞任する運びになった。

 この9月3日に開かれる市議会建設常任委員会を前に、同2日に倶楽部の理事会が持たれ、その場で理事長の辞任を決定し、合わせて理事・総務委員長の小泉康裕氏(博善社社長)も責任をとって辞任する。この結果、先に辞任した理事・コース委員長の福崎靖彦氏を含め、同倶楽部の理事長、総務委員長、コース委員長の3人が辞任する形となった。

 これによって、過剰せん定問題は一応の収拾に向かうものとみられるが、一方で、議会の同委員会筋を中心に、「管理・監督の立場にある市土木部にも問題がある」(岩谷正信市議)と指摘されており、土木部幹部の責任問題と、さらには都市公園内における同ゴルフ場のあり方、パブリック化の方向も含めての見晴公園・ゴルフ場問題論議に移る段となりそうだ。

 そして、高野氏が函館商工会議所副会頭(筆頭)であることから、倶楽部理事長の辞任問題と絡めて一部に副会頭職問題云々を取り沙汰する向きも出ているが、この点、先に4月の函館市長選候補選考・擁立問題絡みで松本演之会頭の責任云々でひと騒ぎし、「この際は、それぞれに事情があったことでもあり、ここは任期途中でもあることから松本体制で大同団結すべき」とのことで事態を収めたばかりでもあって、倶楽部理事長辞任と会議所副会頭云々の件は切り離し、いたずらに更なる騒動・混乱を引き起こすことなく、現在の正副会頭体制を任期一杯継続すべきとの意見が強い。

 すなわち、この場に及んで、「高野副会頭の倶楽部理事長辞任を絡めて、またも会議所内で責任問題云々でひと騒ぎする事態となっては世間の物笑いになるのでないか。どだい、このような厳しい地域経済情勢の中で、やれ小笠原(小笠原金悦副会頭)派だ・高野派だなどと『ポスト松本(会頭)』の思惑など持って騒ぎを起こし、またうつつを抜かしている場合か。そんなことよりも、松本体制下・現正副会頭のもとで会議所はしっかりし、函館・道南の現状を直視して、知恵を出し合い地域の発展を力強く推進すべきだ。また、現正副会頭らは次代を担う経済界リーダーを育てることが不可欠」(事情通)との指摘が出ている。

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アカマツ過剰せん定「函館ゴルフ倶楽部」問題
<真相追跡第1弾> 〜詳細記事はPDFファイルのページ〜

福崎前理事、暴力団呼ばわりした黒島市議を告訴!
暴力団云々は全くの事実誤認
 
せん定問題は市当局と倶楽部側見解鋭く対立

 市内見晴町の都市公園「見晴公園」内にあるゴルフ場、函館ゴルフ倶楽部(高野洋蔵理事長)がコース内のアカマツを市と事前協議なしに 本を過剰せん定したとされる問題で、このせん定問題を先の市議会本会議で初めて取り上げた黒島宇吉郎議員を、同倶楽部の理事・コース委員長(8月11日辞任)の福崎靖彦氏が告訴した。

 黒島議員は、このせん定問題を取り上げて質問した際、福崎氏(函東自動車興業M社長)を「社会的に好ましくない団体の構成メンバー」とか「マル暴のグループの一員」などと、こともあろうに本会議の場で再三にわたって暴力団呼ばわりした。福崎氏は、地元自動車整備業界で函館地方自動車整備振興会副会長や函館車両整備協同組合理事長の要職を担っており、「暴力団呼ばわりは絶対に許せない。自分の商売に影響することでもあり、倶楽部のこととは一線を引いて黒島発言に対処するため理事・コース委員長を辞めた。例の怪文書につても私は全然関係なく、この怪文書問題と黒島発言問題の双方を訴えている」(福崎氏)。

 黒島議員(70歳)は、市議当選11 回(現在無所属)も数える屈指の長老・ベテランとして広く知られる。それだけに、今度の調査もろくにせずの極めて安直な、本会議でのマル暴云々名指し発言は当選 回の議員とは思えぬ超軽率なものとされる。長老市議としてのおごり、傲慢さが顕著に表れたものと指摘されている。 
 せん定問題に関しては、市当局・土木部と倶楽部側の見解が真っ向から食い違っている状況で、市土木部側が一部議員とあたかも結託したようにみられる格好で議会を舞台に「倶楽部側全責任論」的対処に終始していることに対し大いなる疑問の声が出ている。

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日航の函館ー福岡線、搭乗率不振で11月から運休の公算!
乗客の9割が九州からの観光客で、函館から出かける観光客など全然不振
冬の函館観光などに大きな痛手

 日本航空の函館ー福岡線が10月一杯で運休する見通しになった。函館発着、初の九州と結ぶ定期便として92年4月に開設され、函館の冬の観光客誘致に役立ってきた福岡線だが、7年半にして11月から運休となることが確定的だ。

 1日1往復しているが、就航以来、搭乗率が60%前後と振るわず、昨年の場合で平均56.1%であったことから、日航として不採算路線は整理の方針のもと、切り捨てられるはめになった。

 搭乗率が振るわない背景には、乗客の約9割が九州からの観光客で、逆に函館から福岡・九州に出かける観光客が全く不振であることが上げられる。昨年は全体で年間5万5千人前後の利用があり、このうち約5万人がこの路線で函館を訪れ、中でも函館観光の冬場対策としてスキー修学旅行の誘致に役立ち、昨シーズンは23校中14校が九州の高校であったという。
 このため、せっかく順調に伸びてきた冬場観光に大きな痛手になるとの声が上がっている。

 函館空港発着の道外と結ぶ空の便は、近年新規路線の開設が相次ぎ、発展してきたが、今年になって全日空の新潟線が運休し、今回また日航の福岡線が運休の公算ということで、先行き不安視される様子になっている。


ついに、函館や下海岸の目と鼻の先に原発が出来る!
「周辺地域」にも指定されず、対岸の大間原発建設が決定的に。
函館市や周辺町村にとって大間原発問題は正念場

 函館や下海岸の目と鼻の先に原発が出来ることが決定的になった。函館などではこれまでに一部の市民グループなどが反対運動しているだけで、非常に監視が薄かったが、現実問題となって今後大きな論議を呼ぶことも予想される。

 電源開発調整審議会は、8月3日、電源開発(東京)が下北半島の青森県大間町に計画している大間原子力発電所(改良型沸騰水型軽水炉、138万3千キロワット)などに発電所建設を含む今年度の電源開発基本計画を了承し、小渕首相に答申した。

 これによって、大間原発は2002年3月に着工、2007年7月に運転開始する見通しとなった。
 大間原発の建設予定地は、函館市や戸井町、恵山町など道南の下海岸からわずか2、30キロの地点。にもかかわらず、函館市や周辺町村が大間原発の「周辺地域」の指定にもなることなく、国や事業者からいうならば蚊帳の外扱いされてきている。

 過去の例を見るまでもなく、原発には絶対大丈夫ということなど全くなく、一度事故が起きると、函館や下海岸への影響は避けられない。
建設促進の立場からは極めて順調に進んでいる感がつよい大間原発だが、原発事故が多発している現実の中で、同原発問題は函館市や周辺町村にとって正念場を迎えたと言ってよい。


道、大沼地区で今年度から約40億円規模を投入し、
公園駅前道路や施設、歩道橋などを整備!

まずは今年と来年度で大沼公園駅前の道路を21億円余で大幅整備
公園駅前・南側では観光案内所など入居の「国際交流村」を建設

 道は、函館と並ぶ道南観光の主体を成す大沼地区で、今年から数年にわたって約40億円規模を投入し、道路や施設整備を進める。
 まず、大沼地区の中心核である大沼公園駅周辺の整備に着手し、「マイウェイ・アワーロード事業」として同公園駅前の道道760メートルを21億円余の事業費(用地買収費含め)で、幅員20メートル、歩道両側5メートル・ブロック舗装に一新する。すでに用地買収・補償が進行中で、今年度に工事に着手して来年度には完成させる。

 また、駅前広場的なものを整備する方針で、この中で地元七飯町の主導で公園駅そば・南側に国際交流拠点施設整備事業として「国際交流村」が建設される。これはJR用地を買収し、観光案内カウンターや展示室、多目的スペースなど案内機能・国際観光機能・体験交流機能などもった平屋建て施設の建設で、すでに前年度までに実施設計を終え、1億8千4百万円の事業費(運輸省管轄)で今年度に着工し、来年度には完成させる運びだ。

 同公園駅前のホテルや名産品店舗などでは、道路整備などを見越してすでに真新しい建物に改築されているケースもみられ、公園駅前や周辺は観光・レクレーション基地・大沼の繁華街としてグレードアップが図られ、今一度活性化、発展が期待される段となっている。

  ◇  ◇  ◇

 マイウェイ・アワーロード事業の道路整備は、道道大沼公園鹿部線の大沼公園駅前道路・商店街を形成するL=延長約760メートル。両側にブロック舗装の歩道5メートルを持つ幅員20メートルにするもので、事業費全体で21億7千5百万円という結構な規模になっている。

 この道路の方は無論、土木現業所(函館)が担当しているが、一方でこれとは別に、渡島支庁サイドでは、大沼国定公園南大沼園地事業として近年、公園内における歩道・橋梁や駐車場、トイレ、園地などの整備を順次進め、平成10年度には公園広場・園地そばの橋梁、いわゆる太鼓橋(西大島橋)の建て替えを行った。

 大沼公園に対しては、「環境問題、人にやさしい施設という観点からして、道内の国立・国定、道立の公園の中では整備が遅れている」(関係者)との指摘がされ、このため、道にあっては、「(大沼)公園の利用拠点としての役割に鑑み、老人、子供、身障者等の社会的弱者にも配慮した施設整備」を進めてきている。

 この点に沿って、昨年整備した西大島橋(1基)では初めて、アーチを浅くすることによって車椅子利用に配慮、歩道(180メートル)も平板敷設で車椅子利用が可能となった。

 そして、今年度から平成15年度まで5年間にわたっては、なお一層の施設整備を図る方針にあり、この中では島と島をつなぐ散策路内で、歩道・橋梁の再整備として9基が計画され、他にトイレ整備3基(うち新規1基)、ビジターセンター1棟(新規)や園地、駐車場の再整備など予定されている。

「老朽化している施設及び公園利用者の多い地区を最重点に整備し、高齢者や家族連れが快適かつ安全に利用できる施設を計画」している状況にあるわけで、きびしい道の財政事情もあるが、整備計画に沿って順次、着々と、先に言及の道道・公園駅前道路の整備や国際交流拠点施設の建設共々、南大沼地区の施設整備を図りたいとしている。

 近年、紆余曲折がありながらも別荘地開発などが進む一方で、夏場はゴルフ・レジャー、冬場はスキー・レジャーなどとしても全国的に有名になってきている大沼地区だが、この先、中心地の大沼公園駅前・界隈は、インフラ整備などで新たなる発展が約束されている様子だ。 



4月の市長選に絡んでの松本会頭を巡る、いわゆる
「辞めろ辞めない問題」松本体制継続でピリオド!

 函館商工会議所は、6月18日の定時総会を前に同9日、常議員会を開き、冒頭、松本演之会頭(松本組会長)があいさつの中で、自民・保守陣営の大分裂選挙となった4月の函館市長選で、同会頭が会長を担う同会議所の政治組織、日本商工連盟函館地区連盟が前助役で現市長の井上博司氏の推薦を機関決定したにもかかわらず、地元自民党代議士の佐藤孝行氏の強い主導、擁立のもとで先に出馬表明した畠山博氏(前道議、落選)を終始応援した問題に対して、「いろいろあって皆様方には心労をわずらわした。反省しており、理解してほしい」云々といった趣旨の言及をし、引き続いて現執行部体制で会議所を運営して行く意向を示した。

 これに対して、常議員会の終盤に、河内孝夫常議員(湯の川プリンスホテル社長)から、(松本会頭は)進退伺いを出すなどしてケジメをつけるべきだといった趣旨の意見、発言が行われた。

 しかし、出席した大方の常議員は現執行部体制を続けることやむなしとして拍手でこれを支持し、松本体制の継続を確認する形となった。この日の常議員会にはメンバー33人中、29人が出席した。

 これによって、4月の市長選に絡んでの松本会頭をめぐって巷間いろいろ言われた、いわゆる「辞めろ辞めない問題」は、松本体制継続でピリオドを打つ方向となった。

緑の島・水族館「アクアコミュニティ」建設問題さらに先送りし、
ついに開業予定は2年遅れの2002年春に変更

 函館市と西武グループ・コクド(本社・東京)の両トップ間の合意に基づいて基本協定が交わされ、函館港内の人工島「緑の島」に第三セクター方式による水族館「アクアコミュニティ」の建設を計画している問題が延び延びとなり、基本構想づくりが大幅に遅れていることに関して、市は開業時期が当初予定の2000年度内から2002年春を目指す意向になることを先日の市議会経済常任委員会などで明らかにした。

 事業主体となるコクド側が、「長引く不況などから採算の見積もりに非常に慎重になっているため」としており、実際に採算が合うものかどうか、今後さらにぎりぎりの判断に迫られるのではとの見方が出ている。

 市とコクドの基本協定などによると、当初は1997年度中に基本構想を確定し、98年中に着工、2000年春には開業を目指すというものであった。
 ところが、スケジュールは再三にわたって延期され、この度に、コクド頼みの市にあっては市議会での質問に対して先送り答弁を繰り返し、今回はついに初めて開業時期にふれ、当初計画の2000年度中は完全に無理で、2002年春にせざるを得ないとの公式表明となった。

 そして、これとて今後の成り行き次第では確定出来ないだろうとの観測がされ、昨今の不景気続き等々など熟考すると、いくら水族館経営にノウハウを持つ西武グループのコクドにあっても採算面を考えれば、そう容易く踏み込めないであろうとの指摘もされて、前途は予断を許さないと見る向きも少なくない。


中央競馬函館開催、6月12日スタート/8月1日までの毎週土・日!

 競馬ファン待望のJRA北海道競馬が始まる。第一弾は函館競馬場での函館開催で、6月12日(日)を初日として8月1日までの毎週土・日の2回開催。話題の「小樽よしもと(吉本)」が出張しての函館よしもとワールドなど今年も数々の催し、イベントが用意され、家族連れやカップルなどでにぎわいそうだ。

 開幕して2日目の6月13日にはさっそくオープニングフェスティバルが組まれ、レースの方も第1回ラスト、7月4日(日)には函館記念が行われる。すでに関東馬、関西馬などが入厩し、調教などが本格化している。


函館観光、問題の下期が「はこだてクリスマスファンタジー」などの宣伝効果で好伸し、前年度比9万人増・過去最高の539万人!

 平成10年度(昨年4月〜今年3月)、函館市を訪れた観光客は過去最高で、前年比べ約9万人増(1・7%増)の539万2千人。

 市商工観光部の発表による昨年度の来函観光客は、近年、力を入れている下期(10月〜3月)がPR効果などで前年度比4・1%増と好伸し、154万8千人となったことから全体を押し上げた。12月に初めて実施した巨大クリスマスツリーの「はこだてクリスマスファンタジー」などの宣伝効果が出た格好で、過去最高になった。

 上期(3月〜9月)は、前年度比0・7%増の384万4千人に止まった。