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函館電子新聞/2003.11衆院選道8区<特設ページ> 関連特報記事は有料サイトにもあります。



<道8区開票/開票終了>
当選 金田 誠一 民主現 106,709
(函館市 61,372 渡島 33,978  桧山 11,359)
   佐藤 健治 自民新  74,482
(函館市 32,487 渡島 27,718  桧山 14,277)
   前田 一男 無所属新 55,400
(函館市 28,390 渡島 23,318  桧山  3,692)
   伏木田政義 共産新  15,980
(函館市  9,796 渡島  4,415  桧山  1,769)

金田誠一、危機感バネに最後まで緩むことなく
渡島・桧山で4万5千票、函館市で6万1千票の高得票で大差・圧勝!

自民・佐藤健治、予想以上の佐藤離れで、業界団体選挙は今や機能せず惨敗
無・前田一男
、終始旧来型の選挙に終始し、意外と函館市などで票伸びず沈む

 自民新・佐藤健治(46歳)、保守系無新・前田一男(37歳)、民主前・金田誠一(56歳)、共産新・伏木田政義(56歳)の4氏が立候補した衆院選道8区は9日、投票が行われ、即日開票の結果、民主の金田氏が自民・佐藤氏以下を大きく引き離して、中選挙区、比例選出を含めて4回目の当選を果たした。

 金田氏は、危機感をバネに最後まで緩むことなく、民主・連合陣営上げての弱点とされた渡島、桧山両管内で予想以上に着実に得票し、大票田の函館市でも他候補を圧倒してダブルスコア以上の6万票を超える高得票をし、佐藤健治、前田一男両氏を全く寄せ付けず、大きく票を伸ばして4回目を早々と決めた。

 政権交代を前面に打ち出し、民主党マニフェスト(政権公約)に対する期待も広く集め、保守分裂にも助けられた。共産党支持票も流れ込んだ。

 自民・佐藤健治氏は、父・佐藤孝行元衆院議員の地盤を引き継ぎ、側近、佐藤シンパ、渡島と函館市選出の多選道議らが懸命の戦いを展開したが、孝行氏の身勝手、独断専行の二男・健治氏の擁立劇によって保守分裂を招き、かねてからの佐藤離れを加速、肝心の健治氏に対する自民党公認候補としての評価も低く、終盤では政権与党の枠組み・自公保連携から公明党の支援も得たがさしたるものにならなかった。佐藤離れが予想以上に進んでしまっていることが明らかになった。孝行氏の前回票よりも約3割6分も落ち込んだ。

 父・孝行氏の昔らの地盤である水産業界で保守系無所属候補に大きく食い込まれたうえ、頼みとする建設業界などを中心とする業界団体選挙も機能しなかった。ここ数年来からの公共事業の削減続きで建設業界並びに関連業界の選挙への対応が様変わりしていることを今年4月の道議選(函館市)に次いで新ためて示した。

 健治氏の落選で、佐藤親子は小選挙区で全敗・3連敗となり、佐藤派・佐藤孝行氏直系やシンパでは地元保守は絶対にまとまらず、何度やっても同じであることを示唆する形になった。
 金田氏の差は大きく、惜敗率で比例代表復活当選という道も絶たれた。

 無所属新人の前田一男氏は、終盤追い上げたが、フレッシュな将来性ある若手候補ながら選挙戦の実態は旧来の自民党型選挙に終始する結果になり、新しい風も吹くことなく、意外と函館市などで伸びず、沈んだ。大票田の函館市で3万票に満たなかったことが「オヤジ選挙」になったことを如実に示すものとなった。

 共産党・伏木田政義氏は、共産党退潮・停滞がモロに出て、前々回、前回の2万5〜7千票を大きく下回り、約1万票も減らし、惨敗とも言えるものとなった。

<道8区開票/10日午前0時45分現在、函館市は確定>
当選 金田 誠一 民主現 106,709(うち函館市 61,372)
   佐藤 健治 自民新  74,482(うち函館市 32,487)
   前田 一男 無所属新 55,400(うち函館市 28,390)
   伏木田政義 共産新  15,980(うち函館市  9,796)

(15.11.10)



「皆さんに約束したことをこれから全力を上げて実行に移して行く」
民主党・金田誠一氏、当選第一声


 午後8時の投票終了後、早々に当確となった道8区の民主・金田誠一氏は、午後9時半に函館大門の合同選対事務所に多くの支援・支持者が迎える中、奥さんと共に姿を見せ、合同選対の渡部正一郎本部長(連合渡島地協会長)の当選バンザイの後、次のように当選のあいさつをした。

「(中選挙区での初当選から)10年間のブランクがあって、本当に皆さんにご苦労をかけた。今の政治、老若男女を問わずこのままでは大変なことになるという不満、危機感、民主党に対する期待、思いが大きく広がっている。その結果が(私の)予想以上の早々の当選決定になった」

「皆さんに約束したことをこれから全力を上げて実行に移して行く。皆さんのご努力、ご苦労にしっかりお応えして、多くの皆さんの切実な声に必ず応えて行くことを約束する

(11.9)


<写真ニュース>
民主・金田誠一「政権交代」を訴え、街頭大集会!
小川勝也民主党参院議員
(道選挙区選出)応援
11.6午後6時半、函館市本町交差点・ダイエー前

(11.6)


<写真ニュース>
公明党函館総支部の函館市議も応援演説し、自民・佐藤健治総決起大会
「ここ(道8区)小選挙区で完勝する」(茂木公明党函館市議)
/中川義雄自民党参院議員(道選挙区選出)応援
11.6午後6時半、函館国際ホテル

(11.6)


「小泉改革の推進にしがらみのない、若い、清新な代議士が必要で、
前田一男君は志があり、立派な真の政治家になれる」
〜「塩爺」こと塩川正十郎財務大臣函館入りし、半日にわたって街頭や個人演説会で前田を応援〜

最後の勝負にかける前田一男の追い込みに大きな勢いをつける
ベルクラシック函館大ホール超満杯の大盛会ぶり!


 小泉内閣の前財務大臣で「塩爺(しおじい)」として親しまれ、総裁派閥・森派の重鎮としてもこれまで大活躍し、このほど勇退したばかりの塩川正十郎氏
(写真)が森派が全面バックアップする保守系無所属の前田一男(37歳)応援のため4日、初めて函館入りし、午後から市内本町をはじめとする3カ所で街頭演説するとともに、夕刻6時からはベルクラシック函館(市内梁川町)の前田一男個人演説会に出席し、「小泉改革を推進するためにも、これからはしがらみのない若い、清新な代議士を入れて行かなくてはならない。前田一男君なんかいい。公共のため、国家のため、地域のためというきちっとした志を持っているのが政治家であり、政治屋とは違う。前田君は立派な政治家になると信じている」と語り、「何とぞ、前田君を大事に育てて行くように心からお願いしたい」と強く支援・支持を呼びかけた。

 会場のベルクラシックには若い女性を含む勤め帰りのサラリーマンらが詰めかけて4階大ホールは空席全くなしの超満杯。後ろも立錐の余地がないほどの大入り・大盛会ぶりで、残り4日間、最後の勝負にかける前田一男の追い込みに大きな弾みをつける大集会模様となった。

  ◆    ◆    ◆

 塩川正十郎前財務大臣は高齢とはいえ、激務の同大臣を改造人事も含む2期も務めたとあって気骨は十二分。好天気ながら風が冷たい日中であったが元気に街頭をこなし、6時からの演説会でも現役そのものの張りのある訴えとなった。
「前田君のような清新な代議士を入れなくてはならない。古い法律、制度のもとで、今までの人ではしがらみもあってなかなか改革が進まない。過去の経緯があるからどうしてもそうなってしまう。このため、小泉首相は幹事長に若いこれからの安倍晋三君を起用した。この安倍晋三幹事長と一緒に仕事をするにも前田君のような若い人が必要だ。政治屋は沢山いるが、本当の政治家はいない。前田君は志を持っており、立派な政治家になると信じている」

 こう語った後、小泉改革に言及し、3つのことが重要としてまず規制緩和、政府の構造改革としての公社・公団改革を指摘し、道路公団と郵政事業にもふれた。この中では「ただ小泉首相は説明不足のところがある」とし、「2つの改革・民営化で370兆円しか使えない金をもっと民間で使うことが出来、これが大事だ。これによってすばらしい経済状況が得られる」などと前財務相ならではの見方を示した。
 さらに、小泉改革の2番目として国と地方との関係、三位一体の改革、財源と共に権限の地方への移譲。3つ目として社会保障制度の改革、現在の年金制度、医療問題の改革の必要性にも言及し、今の制度をばんそうこうを貼るようなことあってはならないとした。

 そして、
「改革を進めるには若々しい国会議員こそ必要で、改革をスピーディーに、ニーズに合ったものにするには政治家の行動を変えて行かなくてはならない。と言っても、政治屋はダメで真の政治家が求められる。この意味で前田君を出していただきたい。小泉首相は新しい政治家をつくって、今後3年間、改革を進めるために燃え尽くすという覚悟でいる。この選挙を勝って改革をやり遂げる。前田一男君を何としても出してほしい」
 などと訴えた。

 「塩爺」は最終便で帰京のため会場を後にし、次いで、高木幹雄前田連合後援会会長があいさつ。選挙戦最終盤に向けての一層の強い支持拡大を呼びかけ、さらに候補の前田本人が改めて当選目指しての強い決意を述べ、絶大なる支持を懇願した。

 37歳の若さを持って最後の追い込みを図り、大逆転当選を目指すには最高の盛り上がりを見せた大集会で、前田陣営にとっては勢いをつけるものとなった。


 前田陣営にあっては、残り4日間、大票田の函館市内を中心に無党派層などへの支持拡大・取り込みに全力を上げる意向にあり、勢いづいている。

(11.4)


「自民党候補の選挙をやらないのなら今後、陳情は受け付けない」
亀井静香
政調会長が陳情懇談会で市、商工会議所幹部に圧力


 自民・佐藤健治の応援のため3日昼、函館入りした亀井派(志帥会)会長で党内屈指の実力者である亀井静香元政調会長に対して、沼崎弥太郎会長(函館商工会議所筆頭副会頭)の函館国際観光コンベンション協会が主導する形で、市と函館商工会議所も加わっての同協会正副会長、函館商工会議所副会頭、市助役らによる陳情が行われたが、この席上、亀井会長から「新幹線の青函同時開業への着工実現のためにも、自民党候補(佐藤健治)を当選させてほしい。そうでなければことは進まないのでないか」(関係者)との話があり、「市や商工会議所に対して今もって無所属候補を推すなど問題だ。そんなことをやっていていいのかといった話が突きつけられた」(佐藤陣営幹部)という。

 井上博司市長は「市民党」の立場で中立を明確に堅持しながらも、市幹部らが保守系無所属の前田一男を支援する格好模様にあり、また商工会議所が佐藤、前田の両方を推薦していることに関してクギを差したものとみられ、「このようなことをやっているのなら今後陳情は受け付けないなどと一方的にではあるが強く語った」(関係者)としている。
 
 この亀井会長発言に対して「会議所・副会頭の1人はむっとした表情であった」(関係者)とされる。

 この日、陳情したのは函館国際観光コンベンション協会、市、会議所の3者でCIQと道新幹線・青函同時開業問題についての陳情書を亀井会長に手渡した。
 沼崎会長はじめ、同協会の副会長も務める柳沢勝副会頭や、泉清治、森川基嗣両副会頭、市からは木村孝男助役が出席し、陳情懇談会の形で行われた。

 保守分裂選挙となり、地元経済界の中心である函館商工会議所、また市役所サイドが「自民党公認・佐藤健治の選挙に熱心でないことに対して、陳情の受付云々を持ち出して厳しく言い渡し、選挙戦最終盤に向けて圧力をかけたもの」(事情通)と受け止められている。

 なお、亀井会長は同日午後の建設関連業者を集めての集会では、市や会議所の対応云々には全くふれず、また、森派が無所属候補を強く推していることにも全然言及しなかった。
(文中敬称略)

(11.3)


亀井静香会長の応援を得て、自民・佐藤健治の建設関連総決起集会
「今の函館、どうしたら活気づくか。一つは新幹線をここまで降ろすこと」などと亀井節
〜市内建設業者、建設関連団体、資・機材業者、
渡島・桧山建設業界の4分類で集め、計約700人ほどが出席〜


 選挙戦も最終盤に入ってきて、民主・金田誠一○、自民・佐藤健治△、保守系無・前田一男▲、といった道8区の情勢判断が濃厚な中、注目の自民・佐藤健治の函館建設業協会を中心とする建設業者の後援会・建友連合後援会の総決起集会(個人演説会)が、派閥・志帥会の領袖で元建設大臣でもある亀井静香元政調会長の応援を得て、3日午後1時半から函館国際ホテルで行われた。

 用意した960席に対して、市内建設業者、建設関連団体、資・機材業者、渡島・桧山建設業界の4分類にわけられた約700人ほどが出席した。

 地元準大手の(株)工藤組の福西秀和社長の司会で、亀井元政調会長が地元大手の加藤組土建(株)の加藤健太郎社長に先導され、亀井氏後に同じく地元大手業者・(株)高木組社長の黒田憲治建友連合後援会会長(函館建設業協会会長、
写真右中)が付き添う形で入場して始まり、最初に黒田会長が、「政権与党・自民党の代議士が(道8区で)不在になって3年余経つが、皆さんどうでしたでしようか」とした上で、「どうやら、議席奪取の展望が開けてきたのではないか。残り6日間、健治候補が当選できるよう全力を上げていただくことを切にお願いしたい」と呼びかけた。

 次いで、野呂善市選対本部長が「かなりのところまで追い上げている。(道新主催の)公開討論会を境に、佐藤健治が全ての問題についてきちっと答えたことからマスコミの評価が変わったのでないか。あと少しのところであり、追い上げて保守の議席奪回をしたい」「道南は政権与党の代議士がいなくなって、国、道を合わせて事業ベースで310億円の公共事業が減った。これに市町村、営林署関係を合わせると500億円にもなる。この原因は何でしようか。このことを考えてもらいたい。1人であと10票ずつ集めてもらえば健治は当選する」と訴えた。

 そして、派閥・志帥会(亀井派)会長の亀井元政調会長
(写真左上)がマイクを持ってあいさつした。
「今の函館、どうしたら活気づくと思いますか。一つは新幹線をここまで降ろすこと(青函同時開業)。私は終始、新幹線は九州から北海道まできちっと通すことだと言ってきている。函館まで降ろすことはそんなに無理な話ではない。問題は函館で公共事業は要らない、新幹線も要らない、という民主党の人を選んでいることであって、どういうことかということだ」
「政治がその地域の人たちの気持ちを尊重してやるのは当たり前。(新幹線は)ここ函館までやって、そして札幌まで伸ばして行くことだ。政治、予算を付けることは生身の人間がやっていることであり、黙っていて、道路にしても、ほか社会資本整備にしても予算が付くものではない」

 亀井会長ならではに分かりやすく、「亀井節」で語りかけ、加えて、景気問題については「先が見えてきたということだが、どこにみえてきたのか」などとごく一部の大企業だけの経営改善、外資「ハゲタカファンド」による日本買などを厳しく批判した。

 さらに、「政治家の一番大事な仕事は戦争をしないことだ」として、イラク戦争、このアメリカ・ブッシュ政権の政策右ならえの小泉政権を名指しこと避けながらも「独立国家としての誇りを持たない対応だ」と現政権の外交を批判、「日本人の魂をどう取り戻すかだ」と述べ、最後に「寝ても覚めても健治・健治ということで当選に向けて全力を上げてほしい」と支援要請した。

 途中、街宣からかけつけた佐藤健治候補
(写真左上2番目)が演壇に立ち、「やっとここまで来た。この道南の再生を一生涯かけてやり抜く。尊敬する亀井先生のもとで全身全霊を持って新幹線をはじめとする地域の問題に取り組む。このためにも当選させてほしい。今はまだただの人です。ひたすらお願いしたい。何とか私を勝たせてほしい」と絶叫調で訴えた。

 集会では選対本部長代行の川村正道議のあいさつも予定されていたが、川村本部長代行は欠席。最後は川尻秀之選対副本部長(道議)の音頭で気勢を上げた。

 960席を用意し、1千名を予定しての亀井会長を呼んでの建設関連総決起集会であったが、入りは7割5分くらいで、空席も目立ち、公共事業削減が避けられない時代背景下の厳しい状況にある建設業界にあって、政治離れが進み、多分に笛吹けども踊らずの様相の一端を示すものとなった。
 前回の佐藤孝行選挙の建設関連大集会が空前絶後の集まりであったのとは様変わりの状況を垣間見せている。
(文中敬称略)

(11.3)


ここにきて選挙のうまさ・下手さモロに!
下にどんどん降ろし始めた自民・佐藤健治陣営
〜決戦場の函館市、上磯、大野、七飯の1市3町を中心に〜


 選挙戦も残り6日間だが、公示後の本番に入って自民・佐藤健治陣営の選挙上手ぶりが随所にみられるものとなっている。

 同陣営では最終段階に向けての決戦ということで、所属する派閥・亀井派の領袖・亀井静香元政調会長を迎えての総決起大会が3日午後、函館国際ホテルで組まれ、これらを通して決戦場と位置付けている函館市、上磯、大野、七飯の1市3町を中心に第2、第3次段階へと末端・有権者への支持取付を徹底させてきており、三つ巴の大激戦の中で選挙のうまさ・下手さが目立っている。

 父・孝行の地盤をを引き継ぎ、懸命にあの手この手の選挙戦を繰り広げている健治陣営で、公示日・28日の出陣式ではきっちり大勢の支援・支持者を集め、陣営の力量を見せたほか、個人演説会でも動員すべきはきちっと動員して会場を埋め、士気を挙げ、底堅さを示している。

 選挙のやり方自体は決して新しいものではないが、小選挙区選挙の定数1の選挙戦ながら、今度の道8区は飛び抜けた候補がいない本命不在の選挙で、自民対民主という決戦の選挙状況でもなく、政策論争が前面に出ていると言い難い、言わば中選挙区選挙型のトップ1名を選ぶような選挙戦。
 こういったことから、かっての中選挙区では極めて安定し、取りこぼすことなく当選を重ねてきた孝行選挙などの格好を地で行っており、佐藤陣営の強みが出ている。

 関係者によると、ややもすると、「前面に出て采配をふりたがる父の元衆院議員・孝行だが、これを押さえて、後ろに回ってもらい」、選対は自民党8区支部幹事長の野呂善市道議(渡島管内選出)が本部長、同事務局長の川尻秀之道議(函館市選出)が副本部長となり、裏の参謀格には最近の選挙では顔を見せていなかったが、昔から孝行と親密で選挙の采配を振るって当選への実績を上げた函館ヤクルトの元社長である谷口勢司が就き、また、佐藤選対のなじみの選挙好きの顔ぶれも裏に回った格好で臨んでいる。

 で、選挙戦は戦国時代などの戦い同様に、力量を相手側に見せ付けるときは見せて(出陣や集会など)、下に潜るときは潜り、下部に下げるべきは徹底して有無を言わさず下げる、大局を見る目、的確な状況判断、等々が不可欠なわけで、中選挙制選挙のような形ではなおさらこれが重要になる。しかも佐藤陣営の場合は例えば保守系無所属の前田一男などを違って父から譲り受けた地盤に基づく知名度もあるから従来型の選挙戦も充分に通用する。

 今選挙、激しさを増し、民主の金田誠一らに競り勝たねばならないような情勢になってきて、なおのこと徹底してやることが不可欠となり、実際にこれをやってきている様子にある。

 そして、ここにきては戦いの仕方をより明確にしようということで、「函館市部は川尻道議の後援会・選対サイド、郡部の渡島などは野呂道議サイドに指揮権を与え、責任を持たせるということになった」(関係者・事情通)とし、以前とは違って弱体化、機能不足になっている業界団体選挙ではあるが、「建設業関係では徹底して下に降ろしてきている。第2次、第3次段階というように下部に下げてきており、小さな業者に至るまでまで支持取付をどんどんやり始めた」(土建業者)。

 「川尻道議、野呂道議の各陣営が前面に出ることでこれに対する反発もあるが、いずれも現職の多選道議であり、これを前に出し、有力業者が先頭に立って下に降ろし、締め付けるような形だが、この場に至っての状況判断としては悪くないのではー」(同)。
 今回の場合、函館建設業協会は明確に佐藤健治の推薦を決め、前田支持もあるものの、一応主力の支援団体として働いており、これを中心にすえての戦いを展開している。

 ただ、管工事業界はこれまでの中枢が遠慮したいという格好になり、代わって別の舞台が政治支援組織を作る形で健治を支援、電気工事業界自体は自主投票の形になっていて、一部業者が健治選挙に積極的に動いている状況にある。

 それはそうと、他陣営をしても「佐藤健治選対が下に降ろしてきていることは承知している。ここに来てより一層行けると踏んだのでないか」との認識になっている。

 前田一男陣営・選対などとの比較では「選挙のうまさ・下手さがモロに見られる」「特に、前田選対などはタマ(候補)が全然違い、いわゆる地盤の強弱、状況も異なるのに、佐藤選対と同じようなことをやっている…」(経済人)、「選対幹部の感覚が全くズレ、前田の選挙はどうあるべきか思考能力もなく、頭が10年も古い。表に出てやること自体が間違い。裏方に回ればいいのに今となっては遅いがー」(事情通)との指摘が出ている。

(文中敬称略)

(11.2)



<写真ニュース>
前田一男、地元で熱弁!上磯町で総決起集会/若い人・女性ら中心に500人かけつける
「身体と心を育ててくれた上磯。皆さんの熱い熱い思いを私に!」
「ただの無所属でない。道新幹線着工は森前首相に直談判しても実現する」
上磯町長代理として助役、水上町議会議長がエール!上磯町議4人はじめ、松前、七飯、鹿部の町議らも出席
土曜の夜「動員なし」で、出席者真剣な表情で聞き入る

(10.25)

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伸るか反るかの重大局面!

道8区・公示直前の情勢(第2弾)
「総裁派閥・森派の働きかけで公明・学会票の大方を得る方向」で
大逆転勝利にかける前田一男!
公明に極近い保守の事情通、東京における創価学会・池田大作名誉会長の
側近中の側近と森派大幹部との会談で「道8区は前田に決まり」

(10.25)

★PDFニュース<読者サービス!特別無料配信>
伸るか反るかの重大局面!

道8区・公示直前の情勢(第1弾)
佐藤健治・孝行親子の業界団体選挙「機能不全」「ギリギリの防戦」
森派・前田一男の攻勢に揺らぐ自民党公認の看板!
総裁派閥森派・前田一男陣営の攻勢・食い込みに瓦解の可能性すらないではない。
が、前田にも「知名度不足、顔の見えない戦い」の難点

(10.24)


残り17日間の選挙戦に弾みか!
金田誠一・道南総決起大会に選対の目論み通り2千人出席
「金田を分からない人が多いのに気が付いたが、ようやくここまできた」と金田

鹿島はちろ後援会幹事長(前連合会長)
「3人が息づかいしながらゴールにむかっている状況。
労働組合の皆さんが先頭に立って大きなうねりを起こしてほしい」


 民主党・金田誠一氏の道南総決起大会「政権交代で日本を変える!元気な道南を創る大集会」が、23日午後6時半から函館ハーバービューホテルで開かれ、選対本部の当初目論み通り2千人が出席し、28日の公示に向け弾みをつけるべく「がんばろう」と気勢を上げた。

 金田氏は「政権交代をかけた選挙であり、鉢呂吉雄さんの議席を何としても守らなければならない」と改めて決意表明し、「鉢呂さんは道4区で大変な戦いをしており、今や小選挙区での勝利もそこまできたといわれている。皆さん方には道8区にもお知り合いがいると思うので、私同様に鉢呂さんへのご支援をお願いしたい」などとした後、

「これまで10年間、国会議員をし、名前も顔も知られているかと考えていたが、大きな誤算であった。選挙区を回って、金田を分からない人が多いことに気が付いた。お陰様でここに至って、こちらから声をかける前に、がんばって下さいと言われるようになって、相手候補はお父さんの名前がよく知られた人であり、この方とようやく肩を並べ、互角に戦えるところまでたどりついたと思っている。これから17日間で何としても頭一つ前に出て、上に行きたい。あと17日間、どうかひとつ今一つお力を貸していただきたい。次から次へと皆様にはお願いばかりしているが、どうかよろしくお願い申し上げます」
 など同氏には珍しく顔を紅潮させ、声を張り上げながら気合いを込めて訴えた。

 また、締めの「がんばろう」のために演壇に上がった道8区・鉢呂連合後援会の鹿島壮市幹事長(前連合渡島地協会長)は、
「現状はまさに3人(金田氏と自民・佐藤健治氏、自民系無・前田一男氏)がお互いに息づかいをしながら最後のゴールに向かっている状況と考えている。これまで鉢呂の選挙を2回やってきた。当時、私は連合の会長でもあったが、鉢呂、金田さんと二人三脚で相乗効果を出しての戦いであった。今日、鉢呂さんから電話もあって私のことはいいから8区の金田さんのことをきちっとやってほしいということでもあった。鉢呂の後援会(幹事会)を先日開いたが、この時も(鉢呂氏が国替えし)感傷にしたっているのではなく、とにかく(金田さんの)8区選挙区をやってからにしてほしいと話した。今日は労働組合の方もおられると思うが、今言われていることは、労働組合の動きが非常に悪いということであり、この集会に見られるエネルギーを汲んで組合の皆様方が先頭に立って大きなうねりを起こしてほしい。鉢呂後援会も全力を上げたい」
 と呼びかけた。

 この日の総決起大会には来賓として神本みえ子参院議員と道選出の峰崎直樹参院議員がかけつけて応援演説したほか、主催者代表として合同選対の渡部正一郎本部長(連合渡島地協会長)もあいさつし、厳しい選挙情勢を語ってゲキを飛ばした。

 菅直人民主党代表からのメッセージ、白鳥節子さんから金田氏への花束贈呈もあった。

 3階大ホール会場は立錐の余地がないほどの満杯になり、ロビーに溢れてごった返すほどの入りとなった。

(10.23)


<写真ニュース>
自民・佐藤健治の上磯町総決起大会、集まったのは750人ほど
1千人収容の大ホール満杯に成らず
/23日午後6時半
海老沢順三町長出席、佐藤選対は野呂善市、川尻秀之の両選対正副本部長

(10.23)



金田誠一、桧山管内2日間にわたる北部、南部2カ所での
国政報告会(決起集会)等はなかなかどうして実りあるものに!


 民主党マニフェストなど具体的な政策を明確に示して政権交代を訴える民主党の金田誠一氏のこの20日、21日の2日間にわたる桧山での国政報告会は、かなりの成果が上がるものであったようだ。

 金田陣営は、農民の出身であることから農民・農業界に幅広い人脈、人気を有し、同じ民主党の同志で、鉢呂吉雄氏とも親交厚いことで知られる信田邦雄参院議員の応援を得て、20日午後6時半に今金町農協で北部桧山国政報告会、21日同には江差町・鉄口旅館で南部桧山国政報告会ということでいわば桧山の北、南で決起集会を開催した。

 で、初日の今金町では約百人が集まりまずまずであったが、桧山最大の票田である江差の21日は2百人近くが出席し、盛況な国政報告会となった。はちろ会のメンバーも集まり、手応えのある桧山における支持拡大になったとしている。

 そしてこの間、2日間にわたって、金田氏本人はもとより、信田参院議員と金田氏の筆頭秘書の二手に分かれて農家などを一軒一軒回った結果、「非常によかった。信田さんと2百件くらい農家を回ってきたが、どんどん入ることができた。佐藤(健治)も前田(一男)にも(来て行ったということなどの話には)全然ぶつからなかった。やればやるほど行ける」(金田氏筆頭秘書)と語った。

 9月の全町を網羅する形での計5カ所での金田誠一国政報告会に次ぐ、今回の桧山管内での北部、南部2カ所での国政報告会開催で、いずれもその間、ポスター貼り、パンフ、チラシなどを配布しての桧山各地での桧山浸透作戦であり、金田陣営には実のあるものであったとしている。

(10.21)


公示を前に佐藤健治と前田一男「激突!上磯対決」
両者が23日、25日相次いで「かなでーる」舞台に総決起大会

函館市、上磯町、七飯町の3大決戦の行方が当落を左右?!


 28日の公示を控え道8区の選挙戦は伸るか反るかの佳境に入っている中で、渡島管内最大の票田である上磯町で23日(午後6時半)に自民・佐藤健治、25日(午後6時)には自民系無所属・前田一男が相次いで総決起集会を開く。
 場所も同じ同町最大の1千人の収容を誇る同町総合文化センター「かなでーる」だ。

 保守が真二つに割れて激しい戦いが繰り広げられ、ここにきて渡島の上磯町と、同じく大票田の七飯町、そして函館市の行方が、無論のこと民主・金田誠一を加えて3人の文字通りの三つ巴戦となり、「3大決戦場」と目されているもとでの、まずは佐藤健治対前田一男両者の「上磯対決」で、渡島管内攻防を占う一端として注視されるー。

 父・佐藤孝行の地盤を引き継ぐ世襲候補の健治にとって渡島・桧山は生命線で、如何にこれまでの「孝行票」を守りきれるかどうか。もっとはっきり言えば、函館市がかなり劣勢とみられるだけに、如何にして郡部での減票を最小限にするかが当落を左右する。
 特に、渡島・桧山では上磯、大野、七飯の函館圏3町での得票が最大のポイントで、当初から函館市とともに3町が問題だとしてきている。

 一方の前田一男は、生まれの松前町を中心とする木古内までのいわゆる松前沿線(海岸線)、幼少ー小中学校ー高校(函館中部)と過ごした故郷、実家のある上磯町(七重浜)、そして大野町、上磯に次ぐ票田の七飯町の3町で可能な限り高得票できるかどうかが渡島管内の大勝負。とりわけ、上磯町でトップ得票成るかどうかが焦点だ。
 上磯を中心に3町で佐藤、金田と互角、もしくはそれ以上の得票をしなければ当選はおぼつかない。

 ちなみに、3町の有権者数(9月2日現在)は、
▽上磯町 29,777人(前回投票率62.64%、投票者数18,046人)
▽大野町  8,734人(同上   67.54%、同上   5,856人)
▽七飯町 23,451人(同上   66.96%、同上  15,338人)
であり、渡島管内全体の約44%をしめる大票田。

 こうした中での公示を数日前にしての佐藤健治、前田の相次ぐ上磯町「かなでーる」を舞台にした総決起大会「上磯対決」で、両者の選挙ぶりをうかがうものとなる。

 地元出身の前田の立起、これまでの善戦ぶりなどから上磯町役場を中心とする保守陣営はここでも大きく割れており、健治陣営には従来の孝行との関係から海老沢町長が支援するが、前田陣営の事務所開きには町議会議長や町議数人が駆けつけ、そして支援してきている。
 前田はかなりの攻勢をかけている様子にもあって、今度の決起集会には役場からは海老沢町長はともかくとしても、助役あるいは収入役がかけつけるようで、これに対して健治側には海老沢町長が出席の予定。前田の攻勢で「海老沢町長も傾いている」などの話も飛び交い、それだけに健治陣営にとっては町長の応援は絶対に欠かせない。

 健治、前田共に、1千人のホールに両陣営がどれほど人を集められるかが否応なしに問われるものとなろう。動員がどうのこうの言っていられない。

 他方、上磯では民主の金田誠一も決戦場の一つと位置付けており、新興住宅地などを中心にローラー作戦を波状的にかけ、浸透を図るべく懸命になっている。
 金田側にあっては、健治総決起大会当日の23日は同時間帯に函館駅前の函館ハーバービューホテルで2千人規模の選挙区全体の道南総決起大会を開くことにしており、選挙戦は28日の公示を間近にしてヒートアップする。(文中敬称略)

(10.21)


「金田氏選挙厳しい。意思統一し、当選に向けて全力を上げねばー」
「金田、鉢呂両氏を小選挙区で当選させ、1プラス1を3に」
〜道8区の鉢呂吉雄連合後援会幹事会開く〜
「好きだ嫌いだなんか言っていられない」
郡部を重点に、さらに市内でも「気合いを入れてやる」ことを確認


 大激戦になっている道8区の選挙情勢を受けて、民主党・連合陣営の道8区の鉢呂吉雄連合後援会の幹事会が、20日午後6時からホテルロイヤル柏木で40人ほどが出席して開かれ、最初にあいさつに立った鹿島壮市幹事長(前連合渡島地協会長)は、
「金田誠一氏が抜け出すことのできない厳しい状況と聞いている。陣営に身を置くものとして私共もこの(道8区)選挙区で終盤、金田氏の当選に向けて全力を上げて取り組まなければならない。私も労働組合にあって40数年間やってきたが、本当に今度の(道8区)選挙は先が見えない難しい選挙になっている。是非、皆さんと一緒に意思統一した方向で金田氏の選挙に取り組みたいので、ご協力をお願いしたい」
 と呼びかけた。

 また、松浦百秋会長にあっても、
「今日は(国替えした鉢呂氏の)道4区の状況報告と金田氏への全面支援について皆さんと話し合いたい」
 として鉢呂氏の状況にふれた後で、

「保守が割れて本来なら(金田氏が)楽勝ということになるのだが情勢はそうではない。1足す1が2ではなく3になる戦いをしなければならない」
 などと語り、金田、鉢呂両氏を各小選挙区で当選させることで、結果、比例道ブロックでも、順位1位と目されている鉢呂氏の代わりに1議席を民主党が得ることとなって、金田と鉢呂の小選挙区当選2がひいては3になるとの皮算用を示し、政権交代に大きく貢献するとした。

 この間、鉢呂氏の前秘書・高野洋四郎氏の道4区の報告もあり、さらには金田誠一合同選対本部の板倉一幸事務局長(民主党道南総支部幹事長、函館市議)から報道関係者に遠慮してもらっての「厳しい状況を踏まえてのきわどい、脂っこい情勢分析、報告」(関係者)へと会議は進められた。

 「(この場に及んで)好きだ嫌いだなんかと言っていられない。(金田氏は)郡部に弱いことからこれを重点的に取り組み、全力を上げることになった」(鹿島幹事長)ほか、幹事会には北教組、NTT、全林野、函タク、ドックなどの労組幹部を出席していたことからして「大票田の函館でも金田氏当選に向けて気合いを入れてやることを確認した」(同)としている。

(10.20)


道新函館支社主催/衆院選道8区公開討論会開く!
〜各陣営の選対関係者らを中心に約2百人が出席し、静かに聞き入る〜

自民新・
佐藤健治「小泉構造改革路線の評価を問う」
民主前・
金田誠一「政権交代で日本を変え、元気な道南作る」
共産新・
伏木田政義「21世紀の日本の道を決める選挙」
自民系無所属新・
前田一男「政治の流れを一気に変え、この道南から日本を変える」

 衆院選道8区から出馬する自民新・佐藤健治、民主前・金田誠一、共産新・伏木田政義、自民系無所属新・前田一男の4氏が出席しての公開討論会が、18日午後3時からホテル法華クラブ函館で行われた。

 北海道新聞社函館支社が主催したもので、「各出馬予定者の政策を聞く場として設けた」(司会の堀野収報道部長あいさつ)ということから、最初の各氏の主張のほか、堀野報道部長が大きく設定した7項目の質問に各氏が順番にローリング方式で答えるという形になった。

 入場整理券を配布しての開催となったことなどから各陣営の選対関係者らを中心に約2百人が出席し、静かに聞き入っていた。

  ◆   ◆   ◆

 まず、各氏の主張ということで今回の総選挙に関しては、共産・伏木田氏が「21世紀の日本のこれからの道を決める選挙」、自民・佐藤氏は「小泉構造改革路線に対する評価を問い、国のあり方を決めて行く選挙」、自民系無の前田氏は「政治の流れを一気に変えてこの道南から日本を変えたい。20〜30年先を方向付けるもの」、民主・金田氏にあっては「政権交代で日本を変える。そして、元気な道南を作る。選挙区を回って歩いて、土台から流れを変えなければと痛感している」などとした。

 この後、堀野報道部長が提示の諸問題に各氏が答えるということになり、最初の小泉構造改革に対する評価と郵政事業の民営化については、佐藤氏が小泉首相や自民党の考え方を説明し、前田氏は「小泉改革は官から民へ、中央から地方へという国の形を変えるものであり、この方向性は間違っていないが、緩急織り交ぜるという考え方が必要と思っている。郵政の問題も官から民へと流れの文脈にあるが、これが仮に地方切り捨てになるなら、小泉政権の中から言わねばならない」と語った。

 金田氏は「小泉改革はすでに破綻している」とし、「年金、医療といったことをきちっとつくることが何より必要で、この問題に小泉政権は成功していない」、「郵政事業の民営化には反対」ときっぱり答えた。伏木田氏は「郵政3事業が民営を圧迫しているというが、その理由がはっきりしない」と批判した。

 年金改革とその財源、消費税の引き上げ問題については、前田氏は「自民党の政策が現実的。財源がないからといってすぐに消費税を上げることはいかがと考える」、金田氏は「年金は基礎年金と所得比例配分からなる新たな2階建てで改正する」などの民主党マニフェストを語り、「消費税を5%に据え置いた形の中で対応する」などとした。

 景気回復と失業問題では、金田氏は「中小企業を後押しする政策、貸し渋り貸しはがしの解消。ひも付き補助金を全廃し、地域に一括交付することで地域自らが使い道を重点的に決めることが景気対策になる」などとしたほか、高速道路の無料化、安心できる年金、医療制度の確立、等々を上げ、失業対策では介護による雇用創出、自然エネルギー、緑のダム構想、NPO、ワークシェアリングの積極的な導入、ミスマッチをなくすための職業訓練などを提示した。

 佐藤氏にあっては「景気回復には財政出動があるが、公共事業のレベルは今日限られている。その中身、内容の見直しが必要だ」とし、「金融不安の解消、それには不良債権問題の解決があり、中小企業対策では資金繰りを円滑化するために売り掛け金の証券化などをして行く。すでに一部行われているが、オフバランスによる日銀に買い取らせることなどで中小企業の貸し渋りを解消して行くことも重要だ」と述べた。

 前田氏は「道南において短期間的には公共事業を考えてよい。この5年間、公共事業は北海道全体で7%減だが、こと道南に関しては30%も減っている。これを全道平均に戻すこと、このことは決して地域エゴでない。公共事業は必ずしも悪くない。建設業にしてもマチの形を作るという使命がある」と公共事業による景気浮揚を主張し、また「小泉改革の官から民へということでの官業の開放による民需の働きかけをどんどん進めて行く」とも語った。

 道路公団改革をどう進めるか、道南の高速道路問題、道新幹線・青函同時開業についての質問設定ではー。
 まず佐藤氏は「民営化になっても物流の幹線として道南の高速道路建設は不可欠。高速道路建設は全体的には垂れ流しではなく、メリハリをつける形で進めることが大事であるが、道南は何としても建設推進が社会基盤の整備ということからして欠かせない」と力説した。

 前田氏にあっても「道路公団問題は天下りの温床と不透明さということがあって民営化すべきということになtぅている。道南の高速道路は必要不可欠なもの。新幹線の着工はまず函館まで必ず持ってくる。コストの削減など知恵を絞ることも必要」とし、この道新幹線・青函同時開業問題では4氏全員が着工待ったなし、早期建設促進の考えを改めて明らかにした。

 高速道路に関し、金田氏は「原則・無料化という本来当たり前ことに戻すべきだ。高速を生活道路にすることで、物流コストが下がり、経済の活性化になる」という民主党の主張を強調した。伏木田氏は「民営化には問題がある。まず、見直しは必要で、収支が赤字でも必要な路線はあり、国民的合意のもとで建設を進めるべき」と答えた。

 道州制と地方自治、合併問題で、前田氏は「道州制は賛成。中央から地方へという流れの中で日本の進めるべき道。北海道が特例となって推進されるべき」とし、金田氏は「反対か賛成か、以前の問題と考える。北海道は例えば九州などと違って県がない。このことが札幌一極集中になっている。これをどうするか、まずこの論議がされるべきだ。私は分権論者であり、北海道は発展を地域に分散させてゆく必要があり、札幌一極集中是正の論議が行われなければならない」と指摘した。

 伏木田氏は「肯定的でない、単純には行かない。合併問題と同じようなことがこの道州制にも言える。究極の地方リストラでないのか」と語り、佐藤氏は「いいとか悪いとか、具体的なものが出てきているとは思っていない。この問題は北海道が自主的に決定すべきことで、特区ということで、北海道に自主性を与える機会とちらえるべきでないか。徴税権を持つかということもある。国のあり方、道のあり方、道と市町村の関係という問題でもあり、ボールが投げられ、自主性ということでのチャンスがきた」などと言及した。

 道南の政治不信問題、投票率が悪く、有権者の関心が低いということで、その政治風土の原因と背景をどう考えるか。また、道南の経済・社会の発展の方策についてはー。
 金田氏は「ここ道8区だけの問題でなく、これには構造的に変えて行くことであって、政治資金の全面公開が必要。公共事業に政治が関与しすぎる」とし、「自然と都市が調和したまちづくり。そのためにも農林・漁業の自立、国際水産海洋都市構想の推進。歴史と自然を生かした観光。先に言ったように、高速交通体系の整備、青函トンネルを有効活用した道新幹線の実現。民主党政権では道新幹線を早期に完成させて行く」。

 佐藤氏は「かってここ道南は最も繁栄したところであった。昔あった東北経済圏との交流がなく、かなり立ち後れている。その背景には高速道路に見られる社会基盤の脆弱さがあり、新幹線も来ていない。これが一番の大事なカギだ。これから百年先を見据え、歴史的なものをもう一度見直して行く。様々な交通ルートの整備を進め、この上に産業の振興を図る新しい道南の設計図を描きたい」。

 前田氏は「中選挙区制時代の弊害が色濃くあった。このためにも、一気に政治の流れを変えて行きたい。政治家の政治姿勢も大事だ。この10年間、鉢呂(吉雄)先生は地域の隅々まで入り、民主党とか自民党とかを問わず、地域に入り込んで国政との繋がりに励んできた。この鉢呂先生の政治姿勢は継承したい」「高速道路の整備、新幹線建設とやらなければならないことははっきりしている。保守の立場にたった政治家としてこれらを担って行く」。

 このほか、安保・外交、憲法問題についても質問が示され、各氏がそれぞれの立場で答えた。

 時間的な制約もあって大枠7項目にわたる質問に各氏が一方的に答えるだけということで、公開討論会としてはやや物足りない面もあったが、出馬予定の各氏はそれぞれ一応よく答えていた。

(10.18)

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三つ巴の大激戦の断面<その1・政策はあるのか?
政権交代を前面にかかげ、終始一貫「民主党マニフェスト」
「政策」を自らの言葉で訴える金田誠一!

(15.10.17)


金田誠一氏と親しい市民運動などの活動家約90人が出席して
「ガンバレ!金田誠一さんー市民とともに、市民の視線で」と題して集会
市民派国会議員仲間の岡崎トミ子参院議員もかけつけ応援〜

合選とは別に市民運動家による市民会議・勝手連会議とも言うべき
「ガンバレ!金田誠一さん選挙対策会議」を16日に立ち上げへ


 金田誠一氏と以前から親しい市民運動などの活動家を集めての「ガンバレ!金田誠一さんー市民とともに、市民の視線で」と出した集会が7日、市民派国会議員仲間として金田氏と親しい岡崎トミ子さん(民主党参院議員)を迎えてホテルロイヤル柏木で開かれた。

 90人ほどが出席し、うち30人くらいが男性で、最後には金田事務所よりのお願いとして角倉邦良秘書から選挙情勢に関して「大激戦で、非常に厳しい状況判断にある」との説明があり、解散(10日確実)後16日に、この日出席の市民運動家らを結集した選対会議、金田誠一合同選対とは別に市民会議とも言うべき「ガンバレ!金田誠一さん第1回選挙対策会議」を開く方針が示され、臨戦態勢に入ることになった。

 この日の集会は午後7時から古川増寿子さん(ウィメンズネット函館代表)の司会で始まり、呼びかけ人を代表して星野花枝さん(函館YMCA責任幹事)、金田誠一連合後援会の大巻忠一会長(弁護士)のあいさつ、そして応援に駆け付けた岡崎トミ子参院議員がこれまでの金田氏のユニークな東奔西走の活躍ぶりなどの話があった。
 アナウンサー出身の岡崎さんとあって語り口は爽やかで、普通の応援弁士とは趣をことにする呼びかけ、訴えに聞き入っていた。

 このうえで、金田氏が決意表明という形で、今選挙戦でどのようなことを訴えてきているか、その政策(マニフェスト)について全てを網羅する格好で話した。金田氏と昔から親しい仲間内の市民運動家出席の集会とあって、それこそ親しく、口もなめらかに本音も交えながらの決意あいさつとなった。

  ☆   ☆   ☆

 ときに、これらNPOやNGOなどの市民運動家を結集しての「ガンバレ!金田誠一さん第1回選挙対策会議」は16日午後7時から市内松風町旧パーラーフタバヤビルの金田誠一合同選対2階で開くもので、合選とは別に市民運動家個人に集まってもらっての言うならば市民会議、勝手連みたいな選対会議としている。

 合選では23日午後6時半から函館ハーバービューホテルで「金田誠一総決起集会 政権交代で日本を変える 元気な道南を創る大集会」の開催も決定し、この日の集会ではこの総決起集会への多数の参加呼びかけも行われた。決起集会は民主党道8区総支部と金田誠一連合後援会の主催で、2千人以上の規模を予定している。

(10.8)


「地域が求めているのは若く、しがらみのない、保守の人。
これに私自身が皆さんの信任を得て国政の場で大きな仕事をしたい」
前田氏決意あいさつ
〜前田一男連合後援会・選対事務所開きに約300人〜
高木幹雄会長団代表「保守の二者択一では前田さんが
ベターの選択だ。気概と郷土愛を高く買う」


 前田一男氏(37歳、保守系無所属、森派)の連合後援会の選対事務所開きが、4日午前11時から函館市本町・行啓通りの事務所で行われた。函館市内の経済人はじめ、近隣町村関係者ら約3百人の支援・支持者が出席した。

 連合後援会を代表して高木幹雄会長団代表
(写真右)があいさつし、
「前田(一男)さんも、佐藤健治さんも(両方の)話を聞いた。印象は二者択一ということで、前田さんの政治力は未知数であり、ベストの選択は出来ないが、2人から選ぶならば(前田氏ということで)ベターの選択をすべきだ。前田さんがいいというのは、非常に安定した道職員を辞して退路を断っての出馬であり、その気概を買う。もう一つは、渡島地区の出身、函館の高校(中部高)を出て、北大出身であり、地元の人だ。郷土愛を持っている。これを高く買いたい」

「政治力は分からないが3年から5年先、10年先を考えたとき、若い前田さんを育てて行かなければならないと惚れ込んだ。将来を託せる政治家を出そうではないか。それと、保守の議席が取れなかった原因には投票率の低さに見られる政治への無関心があるとも思う。政治への関心をもってもらい、是非、投票して下さいと呼びかけようではないか。人任せにしていてはよくならない」
 などと訴えた。

 前田氏本人
(写真左上、隣りは前田夫人にあっては、
「一気に政治の流れをチェンジして若い力で新時代を切り開いて行きたいと思ってきた。(政治家になろうという)この10年間の雌伏の思いを一気に爆発させたく、がんばって行く。この地域が求めているのは若く、そしてしがらみがなく、保守の立場に立った政治家であり、それに私自身が皆さんの信任を得て応えたいと考えている。特定の政党や団体でなく、地域の皆さんの公認を頂いて国政の場で大きな仕事をしたい。皆さんのご報恩に応えて全力を上げてがんばりたい」
 などと改めて決意あいさつした。

 これより先の神事では、高木代表、井上博司函館市長(代理・石井直樹収入役)、前田一男氏夫妻のほか、郡部町村関係では松前町はじめ、木古内、上磯、戸井、恵山、南茅部、森の各町、椴法華村の各首長(ほとんどが代理出席)が玉串奉天を行い、また、函館水産連合協議会・藤原厚会長(代理)、函館ボランティア連合会会長、函館石川県人会会長、さらには松前町、七飯町、大野町の各町議数名、前田一男上磯後援会会長、同七飯、同福島、同松前の各会長らが次々と玉串をささげた。

 締めは木戸浦辰夫氏(函館東一青果社長)で、出席者全員とともに柏手を打った。 

 祝電披露では森喜朗前首相、尾身孝次森派事務総長、安倍晋三幹事長からのメッセージが読み上げられ、森前首相はこの中で「前田君、いい調子になってきたのではない」などと激励した。地元経済界を代表して高野洋蔵函館商工会議所会頭、大角亀田商工会会長、さらには函中同窓会からの祝電も紹介された。

 祝杯は浜津和三郎氏(浜津グループ代表)の音頭によって行われた。

 事務所内には森喜朗前首相、尾身孝次事務総長、安倍晋三幹事長と前田氏とのそれぞれのツーショットの拡大写真がはられ、自民党公認漏れとなったものの、総裁派閥・森派の全面支援を得ての候補であることを強く印象付けている。

(10.5)


金田誠一民主党衆院議員ならばこその2つの集会
★枝野幸男政調会長を迎えて「民主党マニフェスト経済政策懇談会」
自民党・小泉政権との違いを明確に語る!
「税金の使い方の構造を変える、これが私たち民主党の構造改革」
★「日本の傷口ふさぎます」金田誠一と新しい医療・福祉を創る会


 この3日、4日と、道8区に出馬の金田誠一民主党衆院議員(現・比例区選出)ならばこそ、自民と保守系無所属の他の新人候補2人にあっては及びもつかない集会が相次いで開かれた。

 一つは3日午後6時半からホテルオークランドで政策で挑む民主党の若きエースである枝野幸男政調会長(39歳、
写真左)を迎えて開かれた「民主党マニフェスト経済政策懇談会」で、市内の中小企業経営、サラリーマンら350人近くが出席し、金田氏が選挙区管内を回りながら改めて痛感しているという函館・道南の厳しい経済状況を交えながら民主党の政権公約「マニフェスト」を明確に訴えるとともに、枝野政調会長は自民党・小泉政権との政策の違いを非常に分かりやすく、シャープに話し、「今度の総選挙は、小泉首相のスローガンの政治対民主党の政策の政治だ」と語った。

 もう一方、4日午後2時から函館国際ホテルでは、金田氏が国会議員生活10年間にわたって専門分野として熱心に取り組み、極めて精通している医療・福祉・介護、さらには障害者の団体、高齢者団体、ドメスティックバイオレンスの問題などの女性市民グループ等に至るまでによる「日本の傷口ふさぎます」金田誠一と新しい医療・福祉を創る会が開かれた。「医療・福祉の金田誠一」の応援団結成式というもので、関係者200数十人が集まった。

 いずれもこれは行けると思わせる集会で、今選挙戦における民主党・金田氏の強みに成り得る内容ある集会であった。

  ◇    ◇    ◇

 今回の総選挙は、独特のキャラクターとパフォーマンスによって高人気を維持する小泉首相、加えての仰天人事で誕生した安倍晋三幹事長の両人気対民・由合併効果による菅・小沢二人三脚の対決の一方で、「マニフェスト対決」といわれるほど政権公約が最重視される選挙戦になっている。
 「政策に強い」金田氏にあっては、小泉政治の新保守主義に対抗して「第3の道」を事ある毎に語り、強調しながら当然のこと「民主党マニフェスト」を前面に打ち出して道8区の大激戦に臨んでいる。

 そんな中で「がんばれ中小企業!これで景気回復だ!」と副題し民主党マニフェスト経済政策懇談会が開かれたもので、最初に主催者側あいさつとして立った石井満民主党道南総支部副代表
(写真右)は「小泉政権に対する不満、雇用不安が高まる中で何としても政権交代を実現し、景気の浮上を図らなければならない。景気回復、政権交代に向けてのマニフェストを打ち出し、必至で戦いに挑んでいる。最強最善の候補として金田さんを擁立しており、大きなうねりを起こして皆様のご支援で金田さんを当選させていただきたい」と呼びかけた。

 そして、金田氏が演説し、
「渡島・桧山を回っているが、農業、漁業をはじめとして地域の状況は深刻な状態で、いつどうなっても不思議でない。ギリギリのところでがんばっている。景気が上向き加減などと小泉内閣は言っているが、東京の大企業の一部と輸出のグローバル企業だけだ。中小企業、農林漁業がこういった状態で、景気がよくなるハズがない。その原因は小泉政権の弱肉強食、課題の先送り、年金や医療の容赦ない切り捨てなどにある」
 とし、

「こうした中で、民主党はマニフェストを発表した。考え方は決して旧来型のものでない。本当に公正な市場のもとで中小企業が渡り合っていける仕組みを作ろうというものだ
 と強調し、具体的には中小企業対策、中でも連帯個人保証をまず政府系融資から撤廃すること、金融アセスメント法などを上げ、また、建設業の後押しということでひも付き補助を止め、一括補助金の導入によって生きた公共事業を行うこと、高速道路の無料化による運輸業の後押し、年金と医療をしっかりとしたものにすることで国民生活に安心を与え、これらのことが景気回復につながるなどと説明した。

 加えて、地元の大きな課題である道新幹線問題にふれて
「私は新幹線推進派としてここにいらっしゃる、来たりべき民主党政権の官房長官になる枝野政調会長に陳情させていただきたい。10年後に道新幹線を青森と同時開業させるということでこれに関連する公共事業、民間投資は膨大なものとなり、地域経済を強く押し上げることになる。これこそが生きた公共事業だ
 とも言及し、
「このためにも何としても今度の選挙を勝ち抜かなければならない」
 と強く支持を訴えた。

 次いで、枝野政調会長が次のように民主党の政策、マニフェストを語った。
「小泉さんの構造改革なくして経済回復はないという考え方は間違ってはいないが、何をどうか変えるのかが何も分かっていない。私どもは要は税金の使い方だと言っている。税金の使い方の構造が間違っているから経済がどんどん後ずさりしている。例えて言うなら、今の(小泉首相の)政府は白黒テレビに投資しているようなお金の使い方をしている。役に立たないところに税金を使っている
 その税金の無駄遣いの象徴として、同党の菅直人代表が盛んに言う諫早湾の干拓事業を指摘し、

税金の使い方の構造を変える、これが私たち民主党の構造改革だ。で、どのようなところに税金を使うか。これには2つの視点が重要だ。一つは悪い循環を立ち直すことで、失業・倒産の不安、老後の不安であり、子育て、少子化の問題、例えば子育て支援など十分に出来ていない。この2つをきちっとやること、集中的に投資することがまず大きな一つの柱でなければならない」

「もう一つはお金の使い方を決めるのに当たっていろいろな地域の事情を無視してやっているから経済回復にならない。金田さんのような代議士を通して地域のことを中央に上げ、中央の官僚とで地域の事業の問題を足して2で割っているような決め方を東京でやっている。これだから余計なものを作ったり、スピードが付いて行かない。これを地域が責任を持って決めれば、臨機応変に事業が出来る。一括交付金という形で仕組みを作るということだ。今、20兆円があるが、例外の1割を残してあとの18兆円を回すから地域で決めて下さい、地域の実情に見合った税金の使い方をして下さいというのが民主党のマニフェストだ

 金融の問題についても明確に言及し、
「今日、貸し渋り・貸しはがしなど金融がおかしくなっているのは政府の責任であり、もっと言えば竹中平蔵(金融・財政担当大臣)の責任である。不良債権の基準を変えるだけでも日本の経済はかなり違ってくる」
 などとした。

 自民党の安倍晋三幹事長の人気にも言及し、
「政治家の家に育ち、実はそのことだけでしか政治をみることが出来ないことに対して気の毒に思っている。私なども今39歳であり、安倍さん(49歳)よりもずっと若く、どうのこうの言われるが、うちのオヤジは中小零細企業をし、非常に苦労をしていた。目出度く廃業したが、その背中を見て育ってきた」
 などと語り、同じ若い世代ではあるがその違いを明らかにもした。

 新幹線問題についてもふれ、
「民主党は地方に冷たい、公共事業に冷たいなどと思われているが、決してそのようなことはない。訳の分からない大型公共事業は減らすと言っているだけで、これらを介護とか、子育てに回すと言っている。必要なもの、皆さんが役立つとしているものを否定していない。道新幹線はあのような立派な青函トンネルをせっかく作ってあり、もっともっと有効に使おうと言っている。生かして有効に使おうではないかということであって、全体の公共事業が減る中でもしっかりと道新幹線の事業を設ける、確保することが必要だと考えている」
 などときっぱり語った。

 そして、
今度の選挙は小泉内閣のスローガンの政治対(我々民主党の)政策の政治の対決です」
 とし、スローガン政治ということでこのところにわかに出てきた道州制・北海道先行論に関し、
「政府のものは突然の思いつきで出してきたもので、北海道だけの税金でやっていけるものもなく、こんなバカな話はあり得ない。私どもは本当に(道州制を)意味あるものにするにはどうすればいいか、地域の実情にあった具体的な政策を示している。何年かけてどのように具体的に変えて行くか、このことが大事であって、思いつきみたいな甘いスローガンの政府の道州制など話にもならない」
 と厳しく批判した。最後に、

「誠実に、愚直にマニフェストを示し、国民の皆さんに選択していただきたいと思っている。政権を根っこから変える。この役割を果たすのが金田誠一さんであり、何としても国会に送ってほしい」
 と結んだ。

  ◆    ◆    ◆

医療・福祉・介護、さらには障害者の団体、高齢者団体、
ドメスティックバイオレンスの問題などの女性市民グループ等に至るまで
「日本の傷口ふさぎます」金田誠一と新しい医療・福祉を創る会
「医療・福祉の金田誠一」の応援団結成式


 4日午後2時からの「日本の傷口ふさぎます」金田誠一と新しい医療・福祉を創る会はでは、実行委員長として藤岡敏彦元函館医師会会長(医療法人秀真会・藤岡眼科病院理事長、
写真右)が最初にあいさつし、「我々医者は自民党支持者ですがー」としたうえで、ある種の下心を持って政治家になる人が多いなどと指摘した後、「金田さんはあまり自分のことを考えずに函館のこと、日本のこと、世界のこと、人の幸せを求めるための生き方をしており、この心意気に感心し、10年以上応援してきている。是非、是非、皆さんの手で絶対のお力をお貸しいただいて当選させてやってほしい」などと語った。

 次いで、高齢者福祉団体として祐川眞一氏(旭ヶ丘の家・在宅ケアセンター・ベルノ施設長)に始まって、医師として田中修市氏(函館おおてまち医院院長)、高齢者団体から難波幸夫氏(連合函館地区高齢者退職者連合会会長)、障害者団体から四村真氏(共働作業所TOMOハウス副代表)、歯科医師代表として阿彦治氏(函館歯科医師会副会長、阿彦歯科医院長)、さらには女性団体として古川増寿子氏(ウイメンズネット函館代表)の6人が次々と金田氏応援のスピーチをした。
 
 いずれの団体代表ともに、金田氏にあってはそれぞれの道に精通、エキスパートであることを強調し、欠かせない国会議員であるなどと語った。

 これらを受けて、金田氏が「医療・福祉政策の提案」としてあいさつし、「医療・福祉・介護、加えて、年金・子育てなどの社会保障をきちっとすることが安心ある社会を築くことになり、このことは景気回復にもある」などと述べた後、各分野についての現状、課題等々についてるる言及、「安心して暮らせる社会保障システムの提案が不可欠」などと語りかけた。

 この後、亀田病院や高橋病院などの看護士によるユニークな看護士パフォーマンスが行われ、医療・福祉の各種問題に対してその傷口ふさぎますとして、金田氏が善し悪し大きなバンドエイドを貼り、会場は大いに沸いた。
 
(10.4) 


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三つ巴の大激戦 衆院道8区 中盤戦・解散前の情勢<詳細完全分析>
PDFファイルニュース特番9月29日付配信 
<上> 渡島・桧山 郡部の現況と総合判断

PDFファイルニュース特番10月1日付配信 <下> 函館市内の現況と総合(全体)評価
 

 民主・金田誠一/今のところスケジュール選挙の感なきにし非ずで、1カ月勝負に
 
 自民・佐藤健治/守勢・防戦一方の選挙にも。函館市内は3番目。何と内輪もめか
 保守無・前田一男/ダークホース的存在から台風の目に。知名度不足も躍り出る可能性も

(10.3)



前田一男連合後援会・会長団代表にネッツトヨタ函館(株)社長の高木幹雄
10月4日(土)には事務所開き/場所は本町・行啓通り
同じ日・朝には上磯町の後援会事務所開きも


 10月10日解散・11月9日総選挙が確定的になった衆院道8区に保守系無所属・新人として出馬する前田一男氏(37歳、森派)の連合後援会の会長団(32人)代表に、かってネッツトヨタ函館(株)(前身・トヨタオート函館)の代表取締役社長を勤め、今年6月まで同社取締役相談役(非常勤)であった高木幹雄氏の就任が内定した。10月2日に予定している連合後援会発起人会・発足とともに正式に選出する見通し。
 高木氏は現在、文部科学省所管の社会教育団体である社団法人・倫理研究所の下部組織、函館市倫理法人会会長を務めている。

 25日昼過ぎ、函館市内のホテルで開かれた非公式の会長団会合で内定した。高木氏は「地元の佐藤派とか旧阿部派とか云々これまで全く関係なく、また、どちらかというと政党色も希薄で、政治・政界関係ではなじみがないことなどから、逆にこの際は前田一男の選挙に適しているのでないか」(関係者)ということで決まった。会長団のメンバーは32人ということで(前田一男事務所)、旧阿部派や木戸浦グループ、反・非佐藤などが大半であることから、これらと関係の薄い高木氏が適当となったようだ。

 これらを踏まえて、前田一男連合後援会は10月4日(土)午前11時から事務所開きを行う。事務所は本町・五稜郭行啓通り、道新函館支社筋向かい近くのパチスロ店舗跡。北陸銀行五稜郭支店斜め向かい、日の出ラーメン隣り。

 同じ日・4日(土)、これより直前の朝には上磯町での後援会事務所開きも行うとしている。場所は上磯町消防の向かい。

 なお、10月6日(月)午後1時からは「前田一男政経セミナー」が、函館ハーバービューホテル3階彩海の間で開催される。政治資金パーティー。
(9.25)


「青雲の志を持って、気合いを入れてがんばれ」と叱咤激励
〜金田誠一さんを励ます青雲同窓の集い〜

金田氏
「持つべきは同窓。やる気だけは誰にも負けない。ポジティブに訴えて勝ち抜く」

 道8区選挙戦で金田誠一民主党衆院議員ならではの特異な支持層の一部と目される同氏と同窓の函館東高校(旧市中)の同窓生有志でつくる金田誠一青雲同窓後援会主催による″ガンバレ金田誠一さん 青雲魂で勝利を!〃と「金田誠一さんを励ます青雲同窓の集い」が、19日午後6時半からホテル函館ロイヤルで開かれ、「青雲の志を持って、気合いを入れてがんばれ」と叱咤激励を受け、金田氏にあっても「持つべきは同窓の皆さん。やる気だけは誰にも負けない。ポジティブに訴えて勝ち抜く」とエールに応えた。

 同氏にあっては毎年、この青雲同窓会後援会のパーティーなどを開き、地道に支援・支持を築いてきているが、今回の集い開催に当たっては所在の明らかな
同窓約1万7千人にも案内を出したということで、選対関係者は「仲間意識の強い青雲同窓の皆さんであることから、支持を訴えて(有権者の)中に入って行くのに有効な手助けにもなっている」とし、関連して青雲同窓の地元有力経済人や病院経営者らへの働きかけなども水面下で強めている。

 会費3千円を会場で受け付けという飲み会パーティーということもこの日の集いには約250人が出席した。
 金田氏と同級生という鎌田昭一氏(東16回生)の司会で始まり、金田誠一青雲同窓後援会の山敷宏平会長(市中2回生、病院経営)が最初に、「志あれば道は開ける。気合いを入れ、心を込めて力一杯がんばるよう金田君にエールを贈りたい」と古武士然とした趣であいさつ。

 次いで、代表呼びかけ人あいさつとして金田氏先輩の2人が立った。1人は東京からかけつけた、3千人擁する関東地区青雲同窓会の中村隆俊会長(市中2)で、同氏にあっては関東圏で幾多の病院を経営していることで知る人知るが、「私は自民党員で今回の総裁選でも投票したが、民主党も強くなって日本はきちっとした2大政党にならなければならない。金田君は中央で非常に活躍しており、是非応援してやっていただき、国会に送ってほしい」と激励。

 もう1人は札幌からかけつけた青雲同窓会札幌支部顧問の野呂幸司氏(東8)で、土建業者という同氏は医療、福祉、介護の問題、また札幌の中心街における莫大な事業費での地下駐車場建設に代表される税金の無駄使いなどを指摘したうえで、「金田君にはがんばって、がんばってもらいたい。国を変える、郷土を変える、自分を変えるつもりでやってもらいたい。それを出来る男だ」などとゲキを飛ばした。

 これらを受けて、金田氏があいさつ。
「先輩方、先生方などお集まりいただく同窓会のこのよう場は他とはどうも勝手が違う」と恐縮気味に語ったうえで、「持つべきは同窓の皆さん。私は労働組合の出身で、事あればなになに反対などというところで育ってきたが、この育った文化を変えるつもりでこの10年間(国会議員として)やってきた。 今度、比例区と違う小選挙区で出馬するということになり、私の思い、考えを直接訴えることが出来ることになったが、責任、役割は重大で、鉢呂吉雄さんが守ってきた議席を必ず継承しなければならないという決意で臨んでいる。ポジティブに訴えて勝ち取って行きたい。やる気だけは誰にも負けない。先輩方がおしゃった青雲の志を堅持してがんばる。皆さんのご支援を切にお願いします」
 などと述べ、さらに「第3の道」など同氏が大きな柱としている4つの公約などを語った。

 青雲同窓後援会顧問の山英昭氏(東10、病院経営)の音頭で祝杯を上げ、宴入りとなった。
 凧揚げで非常に有名な梅谷利治先生のスピーチ、ハンド演奏、校歌などもあり、和気あいあい「仲間パーティー」模様であった。

(9.20)

前田一男七飯町後援会の事務所開き
集まったのは中年男性、女性、若い人らを中心に一般町民がほとんど


 保守系無所属新人、前田一男氏(37歳)の七飯町後援会の事務所開きが18日夕、同町本町508番地2、国道5号線沿い、七飯消防並びの同後援会事務所で行われ、約150人ほどが出席した。

 言わずと知れた七飯町は函館市を除く渡島・桧山の大票田の一つであり、集まったのは前田氏を支持する中年男性、女性、若い人らを中心に一般町民がほとんどで、背広服姿など皆無に等しく、ほか同町水嶋清町長の代理役として役場の収入役、地元町議2人が顔を出した。

 七飯町後援会(前田一男後援会七飯支部)の安藤良次幹事長の司会で始まり、高見順一同町後援会会長のあいさつなどの後、来賓代表で水嶋町長代理として高橋収入役から激励のあいさつがあった。

 そして、前田一男氏があいさつし、「この地域(道8区)の皆様の公認を得て世に出たい。もう一歩も引くつもりはなく、どんなことがあっても石にかじりついても国政の場に出て大きな仕事をさせていただきたい。この選挙区が今求めているのは若くて、しがらみのない、保守の立場に立った政治家を求めている。皆様の手で国政に出してもらい、獅子奮迅の活躍、仕事をさせていただきたい」などと訴えた。

 柴田志津子さんからの花束贈呈、後援会女性部長の土井珠代さんの発声で乾杯、激戦に臨む決意を確認し合っていた。

(15.9.18)



北海道新聞函館支社主催で道8区公開討論会開催へ!
「やるという前提で日程調整、場所の確保を進めている最中」
〜無党派層などの行方、投票行動に少なからぬ影響〜


 10月の道8区など補欠選挙が消滅し、10月10日か同中〜下旬解散・11月9日あるいは同16日など総選挙が確実視されている中、17日までに、北海道新聞函館支社が道8区の公開討論会開催を計画していることが明らかになった。

 保守分裂選挙などとなり、大激戦が予想されている今度の道8区で出馬予定の4候補が揃っての公開討論会は、一般有権者に判断材料を与え、また無党派層などの行方、投票行動に少なからぬ影響を及ぼすものとの見方が強く、タイムリーな道新主催の公開討論会として大いに歓迎され、関心が持たれる。
 前回(2000年6月)も道8区では道新主催で公開討論会が行われた。

 立候補を予定している選対本部関係者らの話では10月4日(土)午後に開催などと語っているが、道新によると、
「計画し、やる方向になっているが、会場の関係や各候補予定者の日程調整などでまだ決まっていない。4日は会場などの関係でむずかしい面もあり、翌週の11日か、あるいは18日かということで鋭意、調整している」
「これらの期日での討論会は、解散時期云々でも新聞社の主催ということで問題はなく、いずれにしても現在、やるという前提で各候補予定者の日程調整、場所の確保を進めている」(鎌形敏雄函館支社長)と語っている。

(9.17)


補選告示(10月14日)前の10月10日解散・11月9日総選挙濃厚で
道8区・三つ巴大決戦は、本選挙一本勝負の公算大!
場合によっては補選告示後の解散の可能性もあり、補選取り止めへ


 自民党総裁選(20日)で小泉首相の再選が確実視され、これを受けてさっそく21日に内閣改造、26日には臨時国会を招集し、テロ対策特別措置法改正案などの審議に入り、これを急ぎ成立させ、10月10日解散、11月9日総選挙という政治日程が真実みを帯びてきていることから、10月14日告示・同26日投票でセットされている補欠選挙が解散によってなくなり、道8区も一挙に本選挙になる公算が濃厚になってきた。

 このことは20日の自民党総裁選ー21日の内閣改造時点でより鮮明になってくるとみられ、大激戦模様となってきている道8区の三つ巴決戦が、文字通り伸るか反るかの本選挙一本勝負ということになる。

 10月14日告示の補選を消滅させ、本選挙に組み入れるには補選告示日の14日の前の解散が必要で、今度の場合、11日が土曜日で、12-13日が連休であることからタイムリミットは10日ということになる。
 補選告示後でも解散になれば、補選(26日投票日)そのものも吹き飛び、本選挙と一体になることが可能ではあるが、投票用紙の作成・郵送等々の選挙準備・事務が混乱し、適当でないという判断になっている。

 そこで、10月10日にテロ特措法改正案を成立させ後、その日のうちに解散。40日以内に総選挙を実施するという憲法の規定によって、その後の政治日程も勘案する中で11月9日総選挙という日程が最有力になっている。

 ただ、選挙事務的な面などから難はあるものの、補選告示後の解散もあり得るわけで、補選投票日(10月26日)までの間に解散となれば、補選は取り止めとなり、10月中旬〜下旬解散、総選挙・投票日は11月の23-24日の連休を避けての16日、あるいは30日も予想されるものとなっている。

 この時期での解散は、折からの民主党と自由党の合併で政府・自民党には不利でないかということが自民党実力者から出て、解散・総選挙は年内か、あるいは年明け後といった観測も出て、今日に至っているが、最近の世論調査で民主・自由の合併効果は一定の範囲内で、恐れるに足らずという判断が小泉首相はじめ、側近・周辺、自民党執行部で強まり、小泉首相の総裁選再選確実で一気に10月10日解散・11月9日総選挙が浮上している。

(9.14) 


佐藤健治氏、身振り手振りで熱っぽく、エキサイティングに所信表明
〜1千3百人余りが出席し「第8選挙区支部長・佐藤健治君を励ます集い」〜
「新幹線、高速道路問題等の社会的基盤整備実現こそ道南の復興・再生の礎」
「皆さんの志を受け、保守の議席奪回に精一杯の戦い誓う」


 自民党公認で衆院道8区補選に出馬する佐藤健治氏(46歳)の総決起大会ともいうべき「第8選挙区支部長・佐藤健治君を励ます集い」が、11日午後6時から函館国際ホテルで開かれた。支援・支持者1千3百人以上が出席し、中央からは江藤・亀井派の伊吹文明元国務大臣・国家公安委員長、中曽根弘文元文部科学大臣、また札幌から佐藤静雄自民党道連会長(衆院議員)らがかけつけ、佐藤氏支持を呼びかけた。

 道議、函館市議も演壇に並び、道議では選対本部長を担う野呂善市氏ほか、副本部長の川尻秀之氏、佐藤道連会長と一緒に来函の加藤唯勝道連選対委員長、川村正氏ら5人、函館市議では出村勝彦氏はじめ、久保幸一氏、小野沢猛史氏、浜野幸子氏、工藤恵美氏、桶本建郎氏、黒島宇吉郎氏(代理)の7人が顔を見せた。

   ◇    ◇    ◇

 最初に野呂善市本部長が「佐藤健治氏は最善最強の候補であり、政権与党の国会議員をつくるべく議席の奪回を何としてもやり遂げなければならない」などとあいさつした後、佐藤道連会長が、道連の公募によって佐藤健治氏を党本部への推薦候補として公正に選出したことを強調して、その経緯を詳しく説明したうえで、「新幹線問題などこの大事な時にこそ、当選させてもらわねばダメだ。皆さんの力を結集して必ず当選させていただきたい」と述べた。

 次いで、伊吹元国務大臣が諸々の政治情勢・日程からして「先にいわれている11月9日の総選挙はむずかしいのでないか。補欠選挙は決まっているわけで、そうなれば1カ月くらいの間に補選、本選挙と2回の選挙になる。これに当選すれば早2回当選の代議士になる」などと好都合であるとし、「民度の高い函館(道8区)に自民党の代議士がいなかった。どうか(この際は)民度の高いところを示してほしい。佐藤健治さんを当選させて、新幹線の夢、日本再生の夢を達成するようにしていただきたい」と訴えた。

 また、健治氏の父、佐藤孝行氏とともに政治行動を共にしてきた中曽根康弘元首相の代理出席でもあるという中曽根弘文元文相にあっても「地元の最重要課題である、新幹線、高速道路、漁業、農業などの問題に当たるために(年齢的に)一番働き盛りの健治さんを当選させて、使ってやってほしい」などと支持を呼びかけた。

   ☆    ☆    ☆

 これらを受けて、佐藤健治氏が「是非、出席したい」(関係者)として東京からかけつけた奥さんを横にして次のように明確に、力強く、熱烈にあいさつした(全文)。
「こんなに大勢の皆さんがかけつけていただき本当にありがとうございます。また、東京より、札幌より、各先生方が是非とも、何とかこの佐藤健治を国政に送り出さんとしてかけつけて下さり、まさに本懐です」

「私は、父、佐藤孝行の引退を受け、自民党道連の公募に応募し、現在、第8選挙区支部長としての重責を担っている。過去2回の選挙において自民党は苦杯をなめてきた。その結果、私たちの大事な郷土の声が、道南の声が国政に十分に届かない、こういう現実に直面している日々を送ってきた。皆さん、確かに明日の天気は変えられないかも知れないが、明日の政治をかえることが出来るのは皆さんお一人お一人の力がどのように結集して、この佐藤健治が皆さんのご期待ご支援のもとでどうにかし、何とかして自民党の議席を奪回し、道南の復興という私の長い長い間の夢を実現して行くことが私自身の願いであり、そして皆さんの願いであると私は信じている」

「新幹線の問題、高速道路の問題、そういう大きな社会的基盤、この港町として栄えてきた函館を中心とした経済圏、これを中心として農業、漁業という大事な第一次産業に支えられた函館・道南地域のもう一度の復興ということが私に課せられた義務だと信じている。道南はその明治から大正にかけて交易の中心として東日本において最も先進的な都市としての役割を担ってきた。そして、今皆さんが目の当たりにしているのはどのような経済圏として、この道南がもう一度再生出来るかどうかではないでしようか」

「どうしても必要なのは社会的基盤である新幹線と高速道路。このような社会的な基盤は国の力と、地方自治体の力、各自治体の議員先生の力と、住民の皆さんお一人お一人の力、この3つが揃って初めて私たちは国を動かすことが出来る時代に入っている。保守の大きな融和を求めてこの中からこそ、私は道南の声が直接、国の真ん中に通じて、新たな発展への礎が出来ると固く信じている。この礎の上に、函館市が主導する国際水産・海洋都市構想という産学共同のプランが産業の発展を中心として必ずや生きてくると、こういう段階を追った復興計画を求めて行くこと、このためには堂々と国に対して道南は日本の北からも南から見ても大事な交通ルートが出来ていない、この道南をもう一度復活させるために国の力が是非必要であり、そして国が動くかどうか、この大事なヤマを動かせれるかどうか」

「そのためにこそ、ここに結集している皆さんお一人お一人の力を結集して、また今日参集していただいた各先生のご助力をいただいて、私・佐藤健治は第8支部長としてこの地域の将来を経済的な繁栄の上に、明治の先勲たちが残した新たな文化の香り立つマチを私は百年先の子孫に対して責任を持つ世代として、どうしてもこのことをやり遂げて政治家としての道を切って行きたい」

「先人たちが多く残してくれた様々な大自然、歴史的な建造物の上に、観光業が今、花を咲かせている。そして、私たち世代は百年後に、あの時に保守が融和したこと、恩讐を超え、次なる将来の函館・道南をつくって行くことに一つに結集して行ったと、そういう時代をつくったことが百戦先に語り継がれるように、私・佐藤健治は自民党第8選挙区支部長として来るべき選挙に対して、全力を持って皆さんの志を受け止め、精一杯の戦いをして行くことをお誓い申し上げる」
 佐藤健治氏のあいさつは、身振り手振りで熱っぽく、またエキサイティングに、よどみなく、その所信の一端を一気に語った。

 そして、「最後にどうしても一言いわせて下さい」として、
「私の父は佐藤孝行です。皆さん、長い間、父に対するご支援、ご助力、本当にありがとうございました。精一杯、皆さんのご期待に応え、佐藤健治、政治家としての道をスタート切って行きます。よろしくお願いします」
 と述べ、この間、何度となく激励のかけ声が飛び、また万雷の拍手が沸き上がった。

 父の佐藤孝行氏も出席したが、演壇に上がることなく、最前列の中程の椅子席に座り、じっと聞き入っていた。

(9.11)



金田誠一、弱いといわれる渡島・桧山の郡部で支持取り付けに全力投入!
13日から26日まで郡部各地17カ所(奥尻を別にして合同開催含め25町村全部)
「国政報告会」を集中開催


 10月の道8区補選に出馬する民主党公認、金田誠一氏(現・比例道ブロック選出衆院議員)が弱いといわれる渡島、桧山の郡部における支持取り付け・票固めに全力を上げている。
 比例区から小選挙区の道8区に回ることが決まって以来、頻繁に郡部回りをしてきているが、ここに至っては、郡部各地で「金田誠一国政報告会」の開催を打ち出し、今月13日から26日までの間、集中的に17カ所でこれを実施する。

 この間、14日には桧山のブロック合同選対の拠点として江差町で事務所開きが予定されているほか、渡島の郡部対策の拠点としてすでに上磯町七重浜に選対事務所を設け、国道5号線では八雲町にも事務所を開設済み(8月28日)。今後、かっての国鉄労組(動労など)の拠点、長万部などでも陣を敷く予定で、これらをフル回転させる構えだ。

   ◇    ◇    ◇

 過去2回の小選挙区制選挙・道8区で鉢呂吉雄氏(前衆院議員、道4区に国替え)は自民党の佐藤孝行氏(今回引退)を撃破し、2連勝してきたが、この要因には鉢呂氏が桧山の今金の農協参事出身で農業をはじめとする第一次産業に精通していることから、佐藤氏に劣らず農漁村で強い支持を集めてきたことがあり、民主党候補としては異例ともいえる得票ぶりを見せてきた。

 ちなみにその得票実績は、前々回の1996年では渡島で34,693票(佐藤孝行氏38,310票)、桧山で14,049票(同14,539票)、合わせて48,742票(同52,849票)
 前回の2000年では渡島で39,241票(同43,960票)、桧山で12,979票(同18,078票)で、合わせて52,220票(同62,038票)。

 これに比べて、金田氏は函館市職労の出身で、10年前の衆院議員1回目当選の選挙時は中選挙区制で渡島・桧山にあっても名前を書いてもらったが、後の2回は比例区出馬でもあったことから選挙実績に乏しく、大きな弱点と目されている。これには、衆院議員になる前が函館市議で、今もって破られていない最高得票の実績を持っているなど「都市型候補」といわれる側面も、よけいに郡部が問題という評になっている。

 そこで、この郡部対策に全力を上げるものとなっており、以下の日程で国政報告会を行うなどして支持拡大に集中的に取り組む意向となっている。
▽9月13日(土)13時  大成・熊石合同    (法華寺)
▽9月13日(土)18時半 今金・瀬棚・北桧山合同(今金町民センター)

▽9月14日(日)13時  厚沢部        (農村開発センター)
▽9月14日(日)15時  上ノ国        (ジョイジョグラ)
▽9月14日(日)18時半 江差・乙部合同    (鉄口旅館)

▽9月15日(月)13時  森・砂原合同     (森町公民館)
▽9月15日(月)16時  長万部        (高砂振興会館)
▽9月15日(月)19時  八雲         (岡田俊之道議ビアパーティー)

▽9月20日(土)14時  木古内・知内合同   (木古内中央公民館)
▽9月20日(土)16時  福島         (福祉センター)
▽9月20日(土)18時  松前         (町民総合センター)

▽9月21日(日)14時  戸井・恵山・椴法華合同(日ノ浜生活改善センター)
▽9月21日(日)16時  南茅部        (福祉センター)
▽9月21日(日)18時  鹿部         (中央公民館)

▽9月24日(水)18時半 大野         (中央公民館)

▽9月25日(木)18時半 上磯         (商業活性化支援センター)

▽9月26日(金)18時半 七飯         (七飯地区連合会館)

 1日に3カ所開催という強行日程もあるが、ともかく集中開催断行を決定し、今年4月の道議選渡島で23,648票という高得票で見事カムバックした民主党の岡田俊之道議、また桧山の道議選で初出馬で17,034票を獲得して当選した福原賢孝道議らを従えて「金田を売り込む」(関係者)としている。
(9.11)



〜自民党・佐藤健治連合後援会・事務所開き〜
健治「戦意に満ちている。道8区支部長としての重責のもと必ず勝ち抜く」
選対本部長に就任の野呂善市道議「地元の代議士がいなく、じくじたる思いしてきた。
何か公募を勘違いしている方がいるが、取り組み如何で保守奪回のチャンス」


 衆院道8区補選に出馬する自民党の佐藤健治第8選挙区支部長(47歳)の連合後援会の事務所開きが、6日午前10時半から函館市大手町のニチロビル1階(道路側)で行われ、3百人近くの支援・支持者がかけつけた。
 集まったのは建設業界、農業界、水産・漁業界などの業界・団体関係者を中心に、函館、渡島選出の自民党道議並びに元道議、自民・保守系の函館市議、代理を含む市町村長関係者、各地区・各サイドの後援会幹部、佐藤シンパらで、大多数は濃紺の背広スタイルの業者・団体の面々。

 これらの代表が次々に玉串をささげ、最後に健治氏の父親、佐藤孝行前衆院議員が残りの出席者を代表する形で祈願した。

 この後、連合後援会選対本部長に就任の野呂善市道議(渡島選出)が次のようにあいさつした。
「佐藤健治さんは最善最強の候補だ。公募ということで佐藤健治さんに決まったが、この公募というものに、何か(他では)勘違いしているのでないか」
 と一部自民党関係者が無所属の前田一男氏を押し立て、保守分裂選挙になっていることを批判したうえで、
「我々はこの10年ほど、中央に陳情をするなどの際、政権与党の地元選出代議士がいなく、じくじたる思いをしてきた。政権与党の代議士がいないということで、ここ道南では国、道など事業ベースで合わせて310億円からの工事が減ってしまっている。このため、予算を組み立てる政権与党の代議士をつくるべく全力を尽す覚悟。勘違いされている方があるかも知れないが、取り組み方によっては保守奪回の最大のチャンスだ」
 などとゲキを飛ばした。

 ちなみに、野呂道議を本部長に、選対副本部長には川尻秀之道議(函館市選出)と川村正道議(渡島選出)が就任をみている。

 野呂本部長に次いでは、地元経済界を代表する形で黒田憲治函館建設業協会長、井上博司函館市長の代理として木村孝男助役らがあいさつ。

 そして、当の佐藤健治支部長が、
「戦意に満ちている。まさに、政治家として第一歩を印す時がきた。精一杯がんばる。道8区支部長としての重責のもと必ず勝ち抜く」
 とエキサイトに甲高い声で改めて決意表明した。

 出席した自民党道議は前記のように本部長、副本部長になった野呂、川尻、川村の3氏。元道議では畠山博氏。函館市議では小野沢猛史はじめ、出村勝彦、浜野幸子、能登谷公、工藤恵美、桶本建郎の各氏らが出席し、玉串をささげるなどした。

(9.6)



※関連ニュースとして写真ニュース2のページにもあります。

首相「大変立派な青年だ。新しい皮袋には新しい酒を。是非皆さんのお力で
すばらしい新しい血液をこの地域、北海道に注入していただきたい」
と語り、
前田にとって絶大なバックアップに!
〜各種懇談会には元道議、現職・元職の函館市議はじめ、
多数の有力経済人・経営者、公明党・創価学会の地元幹部、そして女性グループ〜

佐藤孝行氏、来函取り止め求めるも、森前首相は「まだ党本部の公認が決まったわけでもなく、
また選挙も始まっていないので、党の規則に触れるものでもない。喜んで函館に来た」


 森喜朗前首相が2日午後、保守系無所属として10月の道8区補欠選挙に出馬する元道庁職員の前田一男氏(37歳)応援のため函館入りし、「しっかり皆さんのお力を借りてがんばれ」と激励する一方、地元政界関係者・経済人はじめ、郡部を含む若手経営者・事業者、女性グループらを集めて懇談会に次々に出席し、前田氏支援を要請した。
 夕刻、約1千3百名が駆け付けて開かれた函館石川県人会主催の時局講演会では「新しい時代が来るんです。新しい時代は新しい皮袋を作れといいます。新しい皮袋に新しい酒を入れようということで、是非皆さんのお力ですばらしい新しい血液をこの地域、またこの北海道に注入していただきたい。心からお願い申し上げる」と前田氏支持を強く呼びかけた。

 石川県選出の森前首相にあって、函館の石川県人会の集まりに出席するということで来函となったものだが、同県人会の幹部(30名弱)らと短時間会った以外は函館滞在4時間くらいの間に、函館国際ホテルの2階各種宴会場を舞台にびっしりと前田氏支援要請に動き回り、前田氏にとっては前首相でしかも総裁派閥の領袖による大変なバックアップとなった。
 ただ、講演会にはそれとわかる、いわゆる「佐藤信者」も混ざって顔を出し、額面通りには行かない側面も垣間見えていた。

 この森前首相の函館入りに対しては、自民党公認を得て、二男・佐藤健治氏(47歳)を擁立の佐藤孝行前衆院議員が神経をぴりぴりし、党本部や森前首相サイドにも来函取り止めを求めたが、前首相は「まだ党本部の公認が決まったわけでもなく、また選挙も始まっていないので、党の規則に触れるものでもない」としてこれを一蹴、講演会のあいさつの中でも「平成4年に私が通産大臣をやっていた時に知ったこの青年(前田氏)が、一体どういう状況でどういう皆さんに信頼を受けてやっているか、是非、この目で見たいという気持にかられて喜んで函館に来た」と語った。

 前首相は講演会を終えて、同日午後7時40分の最終便で帰京した。

 自民・保守の分裂選挙はさらに一段と加速するものとなり、前首相を招いての時局講演会に予想以上の人が集まって大変な活況ぶりとなったことから、事実上の民主・金田誠一氏、自民・佐藤健治氏、保守系無所属・前田一男氏の3氏による三つ巴の戦いが一層熾烈なものになることがより鮮明になった。

  ◇    ◇    ◇

 森前首相は午後2時50分着の飛行機で札幌から函館入りし、3時半頃に函館国際ホテルに入って、最初に井上博司函館市長の表敬訪問を受け、道新幹線問題などについて陳情を受けたのに始まった。
 そして、「トップリーダー石川県人会懇談会」や「若手リーダー石川県人会懇談会」、「女性グループ懇談会」などと名打った地元政界・経済人や若手経営者、郡部を含む事業主らを集めての会合に次々に顔を出し、前田一男氏を知った経緯や、党公認もなく出馬した自分の最初の選挙の時の苦労など語り、「これほどの人たちが集まってくれているのだから、皆さんのお力を借りて前田君はしっかりやらなければならない」などと激励し、また同時に支援を要請した。

 会合には元道議、現職・元職の函館市議はじめ、多数の有力経済人・経営者、公明党・創価学会の地元幹部ら120〜130名が出席。女性グループ懇談会には50名ほどが出席した。

 無論、前首相は函館石川県人会の幹部(約30名弱といわれる)との懇談会にも臨んだが、短時間だけに余儀なくされ、それ以外はびっしり前田氏支援要請の懇談会出席となった。

 これら2時間ほどの各種懇談会出席後、午後5時半から同じホテル内での「森前首相を迎えて」と題した函館石川県人会の主催による時局講演会に出席し、急きょ設けた第2会場を含めて約1千3百人の出席者を前にして次のようにあいさつした。

「平成4年に通産大臣をしていた時に、彼(前田氏)はまだ伊藤忠商事の社員で、いわゆる海外援助の話、説明をするために来た。伊藤忠の偉い人と一緒で、そのずーと下の方にいた若い社員だったが、しかし、質問をすると的確に明解に答えてくれ、なかなかいい青年だと思った。で、前田さんの国はどこだと聞くと、北海道ですといい、実は先祖は石川県というものだから、俺と同じだなあとなり、先祖は加賀の方ですということだった」

「それ以来、私は彼(前田氏)を注目し、関心を持っていたが、そのうちに北海道庁に行くようになって、その後(今回)道庁を辞めてどうも国政に参加をしたいという思いがあって、選挙に出るという話。まあ、それで私は通産省の出身である私共の仲間の尾見孝次というこの間まで科技庁の長官していた彼に前田君の面倒を見、指導するようにということでお預けしたわけです」
「そんなご縁もあってこれから厳しい中でどういう戦いを進めて行くのか、大変心配をしており、一度この函館に行って状況を拝見したいと思って、今日こちらにきた」
 まずこう語った後、党幹事長として小選挙区制導入に携わり、党対党の戦いという同選挙制度における公認問題などに触れ、

「いろんな事情があって、前田君の場合は支部の公認が取れなかった。そこで、党規違反をするわけには行かないが、公認を得られなかったというのなら有権者の皆さんから信任を得てくればいいのでないか。あとは自分でがんばることであって、支持者の皆さんのお力を借りることだと、そんな激励を彼に贈った。で、事実、私自身も初めて選挙に出たときは、函館よりも石川県は古い土地柄で、当時彼よりも若い32歳で、選挙に出ると言ったらとんでもないなどといわれた。しかし、勝手に記者会見して出馬を表明した」
 云々と、当時、自分でさっさと出馬を発表して父親に怒られながらやったことなどの体験を語った。

 その上で、
「この青年(前田氏)は、あえて道庁を辞めたというのは自分の経験を何とかこの地域に生かして、そして郷里のため、国家のために働いてみたいということ。この若い青年が政治家というリスクの多い、プラスもあまりない、昔なら代議士だというとふんずりかえっていたが、今はそんな時代でない。そんなところにあえてなぜ、飛び込むのかということで、このことは後で彼に話してももらえばいいと思うがー。あえて苦難に挑戦するという若者がだんだん少なくなっている、そういう意味で大変立派な青年だと思っている」

「しっかり、皆さんのお力をお借りして、選挙というものは1人でやれるものでなく、皆さんのお力を借りて、皆さんの気持が盛り上がるようにして、全体をどう持って行くかが、これは前田君の腕だろうし、そして心だと考えている。しっかりがんばれと申し上げている。先ほどから彼には文句ばかり言ってきているが、気が付かないことが一杯ある。政治家として市民の皆さんから投票を受けようとするときに何をしなければならないか、どういう心境でいなければならないか、たえず心がけるということであって、私は幾つかの模範を示している。どれだけ学んでくれたか、頭のいい青年ですから分かってくれたと思っている」
 などと温かく励ました。

 この後、間近に迫った総裁選挙のこと、小泉構造改革のことなどにも言及し、解散・総選挙問題については最近、テレビ出演などを通しても明らかにしているように、「民主党と自由党が合併し、盛り上がりが出てきているこの時期に選挙をやるのは得策でない」「今やるのは、飛んで火の入る夏の虫で、結果的にプラスにならない。出来れば来年にしたらいい」などとの見解を示した。

 森前首相のあいさつ、退席の後には前田氏本人もあいさつし、
「森先生の話をうかがい、ますます国政でがんばらせていただきたいという思いを強くした次第です。この地域を東奔西走、回ってきて感じることはこの地域が求めている新しい政治家像は一つには若く、二つ目にはしがらみがなく、そして三つ目には保守の立場に立った政治家であるということです。私は小泉改革を支持する者として皆さんの信をいただいて何とか勝ち上がり、そして日本の背骨をもう一度しっかりと立て直すべく大きな仕事をさせていただきたいと思っています。そして私自身が将来、この日本を背負って立つ政治家となることこそが皆様へのご報恩と考えています」

「特定の組織、団体、政党の支援でない、公認でない、地域の皆さん、有権者の皆さんの公認をいただいて私は是非勝ち上がって国政で大きな仕事をさせていただきたい。皆さんが本当に目の色を変えてがんばって下されば必ずや勝ち上がって行けると思っています。どうかどうか、あと1カ月余の戦いですので、私も神妙を通して精一杯がんばって行くので、どうぞ支えて下さい。本日はどうもありがとうございました」
 と支援・支持を声を大にして訴えた。

 なお、11日の佐藤健治氏の8区支部長就任のパーティーには、江藤・亀井派の平沼赳夫経産相らがかけつける予定で、派閥幹部らの来函合戦が繰り広げられそうな様相にもなろうとしている。
(9.2)



約1千人が出席し「小異を残して大同につく新・民主党がここに!」
〜金田連合後援会合同選対事務所開き/横路民主党副代表、富山自治労道本委員長らも駆けつける〜
金田「補選に必ず勝利し、政権交代に向けて王手をかける」


 10月の衆院道8区補選に出馬する民主党公認、金田誠一氏(比例道ブロック選出衆院議員、当選3回)の連合後援会合同選対本部(本部長・渡部正一郎連合渡島地協会長)の事務所開きが、31日午後1時から合選事務所を置く市内松風町9−15・旧フタバヤ本店跡ビルの目の前の大門グリーンプラザ広場で行われ、あいさつに立った金田氏は「鉢呂吉雄さん(前衆院議員)と一緒に戦いを進めたかったが、鉢呂さんは道4区に行かざるを得ないということになり、皆さんもつらい思いをされた。そして、鉢呂さんは誰よりもつらく、厳しい戦いに挑んでいる。これらを思うとき、ここ(道8区)では何があっても負けるわけに行かない。必ず勝利する」と改めて強い決意を語った。

 日曜日の真っ昼間であったが、支援・支持者約1千人も出席し、札幌から横路孝弘民主党副代表(道1区選出衆院議員)と、金田氏の出身組織で運動の中心母体を成す市職労の上部団体、自治労道本の富山隆委員長らがかけつけ、激励した。

  ◇    ◇    ◇

 地元民主党道南総支部幹事長である板倉一幸函館市議の進行のもと、まず合選の渡部正一郎選対本部長が「今補選の状態はまだ十分に承知していないが、(金田氏は)政権交代に挑むにふさわしい候補だと自信を持って推薦できる。皆さん方と一丸となって(当選に向けて)努力したい」とあいさつ。

 次いで、横路副代表が道4区に国替えした鉢呂氏のことにふれた後、「金田さんには鉢呂さんの後を受け継いで、圧倒的に勝ってもらわなくてはならない。大変な選挙だと思うので、皆さんの力を結集して勝利してほしい」と呼びかける一方、「小泉構造改革によって何かよくなりましたか。何もよくなっておらず、ますます皆さんの負担が増大している」などと小泉政権を厳しく批判し、民主党支持を訴えた。

 金田氏にあっては、この10年間の国会活動の中で福祉・介護の問題についても活躍してきたことで知られが、これらから地元の「旭岡の家・在宅ケアセンター」の祐川眞一施設長もあいさつ。また、選対本部を置く地域代表として松風町会の野路邦夫会長、引き続いて富山自治労道本委員長にあっても「全力を上げて支援する」などと決意披露した。

 これらを受けて金田誠一氏があいさつし、鉢呂氏のことにふれるなどして「必ず勝利する」と語った後、
「今日は市町村長・議員の方々、農業、漁業の方、中小企業の経営者、後援会の方はじめ、地域、労働組合、NPOの皆さん、医療・福祉・介護の方々と結集していただいた。これこそが今、菅(直人)代表と小沢(一郎)さんが手を握って小異を捨て大同について政権交代を果たそうという民主党の姿がこの場に現れている」
「自由で公正な市場経済をつくるということこそが構造改革のハズだが、小泉改革は規制緩和という名の下にやってはならない規制緩和をやって勝ち組負け組を作って、不公正を拡大してきている」
 などとし、さらに、

「政権の行方をかけた選挙で、その前段になるのが(道8区の)補欠選挙。大変重要な役割をいただいており、必ず、議席を守り抜く。政権交代に向けて王手をかけて行き、崩壊の危機にあるこの日本を立て直さなければならない。一層のご支援をお願いしたい」
 云々と強く訴えた。

 女性後援会「迂直の会」の外村和子さんから金田氏への花束もあり、最後に合選の本部長代行に就任の松浦百秋鉢呂連合後援会会長もあいさつに立ち、決意を述べた。
(8.31)



現職・金田誠一陣営、格好は横綱相撲のような選挙体制を敷き、
まだ余裕の表情だが、本当に大丈夫?
〜旧フタバヤビルまるごとが大組織の選対本部〜


 保守分裂選挙となり、親である佐藤孝行前衆院議員のこれまでの政治歴、地盤などが物言って自民党公認を取った佐藤健治が実態的に親子一体の世襲選挙を繰り広げ、業者・業界、団体選挙に懸命になっている一方で、地盤・看板もないながら反佐藤・非佐藤勢力を結集する方向で総裁派閥・森派の支援も得る前田一男が善戦し、この先も相当支持を広げて混戦も予想される中で、客観的に非常に有利な立場にあるのが比例区から念願の小選挙区に回った民主党・金田誠一だ。

 今月31日には駅前・大門のど真ん中、グリーンプラザ沿いの旧フタバヤビル(4月の函館市長選の井上博司選対)を選対本部とする事務所開きを行って、いよいよ臨戦態勢に突入するという段となっている。すでに引越も済んで配置も決まり、ビルまるごとが金田陣営選対になる。
 民主党・地区連合などによる合同選対(合選)はもとより、金田事務所関係の選対に至るまで各階すべてを陣営で埋め尽くし、姿・格好に至ってはかっての鉢呂吉雄選対本部の比ではないなかなの贅沢さ。横綱相撲みたいな選挙体制を見せ始めている。

 そこで、比例ながら現職で臨む金田だが、党公認が決まって以来、合選の各種会議を重ねる一方で、金田本人は市内はもとより、郡部後援組織の事務所開きや集会に顔を出し、また、行事にもすべからず出席して、「どこの会合でも選挙演説そのもの」(自治体幹部)と言われるように熱が入っている。
 頼りにしていた同僚の鉢呂吉雄が民主党本部の選挙方針によって国替えを余儀なくされていなくなり、また、これまで鉢呂支持にあった反佐藤・非佐藤の保守票が金田には回ってこない、公明・創価学会票も全く望めないなどとマイナス要素が盛んに指摘されていることから本人は相当危機感を持っている様子にもあって、よけいにあいさつなどもややオーバーヒート気味のもなる。

 逆に、それだけ「金田本人はかなり気にしている」(関係者)ようで、合選の初会合などでは「保守分裂などと言われるが、そうではなく、分裂しているのは我々の(民主党・連合)陣営だ」などと言わなくてもいいことを口走ったりした。

 無論のこと、金田本人の動きは本格化しているが、連合傘下の労働組合の関係はまだまだこれからといった状況で、よく言えばウォームアップ状態で、労組幹部らがあれやこれやと思案している最中にもある。
 この点、「保守の2人の動き、実態、見通しなどの読みが全然不十分で、全体の戦略がハッキリしていないのでないか」などといった厳しい指摘も出ている。鉢呂が守ってきた小選挙区議席の確保成るか否かの大勝負であるが、ビルまるごと陣営の選対という格好にみられるように連合ー各単産という大きな組織、図体を持っての選挙戦。フル稼働したらそれなりの力も出てくるのではと目されているが、図体ばかりがでかくて、下部組織がチンタラチンタラの動きとなった場合は埋没の危険性すらある。

 要はどれだけ危機感を持って必至になるかどうかが当落のカギを握り、保守分裂をいいことに「現職だし、負けることはないだろう」などと悠然としたような選挙をやれば間違いなくヤバイ。「4年余前の函館市長選で保守が分裂し、本来なら負けるはずがない民主党推薦候補が負けた。このような変な予感がどうしてもー」(陣営関係者)といった見方も早、出ている。

 ハッキリ言って投票日まで2カ月になったが、陣営全体の動きはまだ時間は十分にあるといった様子で全然始まっていない。これとは正反対に、自民・保守の佐藤健治、前田一男の両陣営ともに、時間がないとして支持取り付けに懸命になっている。

(8.26) 

道8区補選、投票日までジャスト2カ月三つ巴の戦い一層濃厚!
金田誠一は労組依存型、佐藤健治は業界・団体選挙そのもの、
前田一男は一般有権者主体の選挙
/選挙戦の実態も鮮明に

〜金田、佐藤の組織選挙に「チェンジ」の旗かかげ、積極果断に挑む前田といった構図〜
佐藤陣営の業者・業界・団体集めは未だかってないものとなりそうにもー。


 10月に解散・総選挙があるのかないのか。民主党と自由党が合併することになり、この民由合体ー新・民主党の人気上昇に恐れを成して自民党実力者の中からは、この時期での総選挙は避けるべきなどの声も台頭し、先行き不透明でもあるが、ともかく道8区の補欠選挙はセットされ、10月26日の投開票日までジャスト2カ月になった。
 5月下旬〜6月になって候補擁立などこの補選をめぐる動きが騒がしくなり、すでに3カ月近くにもなろうとし、選挙戦は実質的に佳境に入ってきている。
 出馬が決定しているのは、民主党公認の金田誠一(56歳)、自民党公認の佐藤健治(46歳)、保守系無所属の前田一男(37歳)、共産党公認の伏木田政義(56歳)の4人で、事実上は金田、佐藤、前田の3人の戦い。

 そこで、投票日まで2カ月となっての目下の情勢は、本函館電子新聞サイトと雑誌NEW現代函館の最新号で指摘の通り、三つ巴の戦いが一層濃厚になっており、3人による大激戦が必至になろうとしている。

   ◇    ◇    ◇
 ここにきて次第に、選挙戦実態の様相が鮮明になってきた。
 つまりは、民主党・金田誠一はこれまでの鉢呂吉雄の場合とは打って変わって、民主党・連合陣営、もっと言えば労組中心の選挙戦にならざるを得なく、自民党公認の佐藤健治はオヤジの佐藤孝行の地盤を引き継いで業者・業界、団体の結集をとにもかくにも目指す方向でのいわゆる企業選挙一筋といった状況で、金田がどちらかというと労組依存の旧社会党時代の選挙、佐藤健治は旧来型の自民党選挙そのものの様子を見せている。
 この一方で、前田一男は地盤・看板がなく、根強い反佐藤・非佐藤の結集を積極的に図るとともに、「チェンジ」「政治の流れを変えよう」を全面に打ち出し、「このようなことで道南はいいのか」などと軸はあくまでも一般有権者に訴える選挙戦。

 もっと簡素に言えば、金田は労組組織、佐藤健治は業界・団体、前田は一般有権者が狙いの選挙という状況になっており、このことは今後一段と鮮明になろうとしている。

 金田は労組ー連合組織が如何に一体となるかであり、佐藤にあっては建設業とその関連を中心に業界・団体を通しての業者締め付け選挙必然の様相にあり、両陣営ともに、これによって勢い、前田排除の方向を狙う格好にもなろうとしている。特に、佐藤陣営の業界・団体への働きかけ自体はこれまでにない空前のものになってきており、各業界に対して「新たな支援組織を作ってほしい」(業者談)などと執拗に要請し、これを徹底してやる構えにある。
 この点、佐藤孝行の選挙のやり方自体、元々が業者、業界・団体を締め付ける選挙で、今回は「かわいい息子のためならとものすごい」(関係者)との声も聞かれ出している。

 ところが、組織、すなわち地盤と、看板もない前田がまだこれからが本番ながらかなり善戦模様で、受けは結構なものがあり、相当行けそうな雲行きにもあるため、選挙戦は俄然おもしろい展開になってきている。佐藤陣営が業界・団体締め付け選挙に走れば走るほど、「これでいいのか」ということで逆作用、反発も出てくる様相にあって、上皮なり、顔はみんなで渡ろう式で向いているものの、本当の中身は疑問符で、「隠れ前田支持」がすでにかなり散見され始めているのも事実。「みんなが出るので仕方がない」(某土建業者)ということもあって佐藤の集まり(業界・団体招集)にはこぞって出席しているという共通点がみられる。

 その背景には有権者一般の意識の根底に、「佐藤孝行の二男、健治に関しては、この先またさらに旧来からの佐藤孝行型政治を続けることに対する戸惑いや大いなる疑問があり、さりとて一方で民主党の金田もどうも…、といったことが有権者の中にある。こういった中で、37歳のフレッシュな前田の出馬、積極的な動きがあり、言うならば従来型の金田、佐藤両人に飽き足らない層、旧来型に強い疑念を持つ有権者がそれ相当な関心を寄せているという格好になっている」(事情通)ということがあって、衆院道8区のこれまでの選挙とは違った様子、展開の兆しが随所にみられ、このことは今後さらに顕著になる可能性が強い。言うなら「前田新風」が起きそうな気配濃厚で、民主・金田、自民・佐藤孝行身代わりの健治という在来型選挙に全く止まらない状況になってきている。

 この点、佐藤健治、前田一男について言えば、ともかく佐藤健治はオヤジの佐藤孝行のこれまでの選挙そのものの形である業界・団体の支持取り付けを至上命題にしての業者・企業選挙で、このところの動き、集会はこれを地で行っている。孝行後援会から健治後援会への衣替えに見られる函館後援会の設立総会がそうだし、建設関連業者を集めての集会しかり、青年会議所のOBを集めての支援要請、等々、業界・団体をまとめ上げるべく血眼になっている。

 このことは業界・団体通じて業者を締め付ける選挙に発展することは必然で、逆に、当然のこと反発もかなり予想されるものとなっているし、消息筋の間では「業者は一応顔を揃えているが、思いは相当複雑で、根は違うのでないか。みんなが出るから、まあ最初でもあるし、出席しておこうというケースが多く、やるやらないはまだ決まっていない」などと指摘され、業者の声を聞いてもめっぽう多い。つまりは、一部のいわゆる「佐藤信者」以外は会合や集会にでるものの、相当、消極的な様相にある。

 この一方で、前田一男の動向に相当関心が持たれている状況にあり、その証拠に前田が一般有権者はもとより、企業に入って行っても受けは全く悪くないという状況でどんどん入り込めるものとなっている。ちなみに、大きな焦点の一つである郡部もまだまだこれからという面はあるが受けは悪くない。

 加えて、ここにきて、総裁派閥の森派が抱える有数の新人候補という位置付けで、派閥の領袖である森喜朗前首相の前田支援の函館入りが決まるなどして、評価、ムードが上がってきていることも指摘される。
 佐藤陣営が業者の締め付けに走ろうとする中で、派閥大物の支援要請は業界、市町村に対する大きなインパクトにもなろうとし、このため、森前首相の来函が明らかにされるや早々に、佐藤孝行が自民党本部に異論を申し立てるのでないかとの見方まで出ている。佐藤側にしてみれば気が気でないという受け止め方にもある。

 これらと関連しさらには、「佐藤健治と前田一男の両人を比べた場合、どうか」ということが企業関係者間でもささやかれ、加味され、前田が自民党公認は漏れたものの、「タマとして全く悪くない」との評価が広がり始めていることも大きい。佐藤健治の集会に出て初めて健治の話を聞いてきたという建設関連業者や団体大幹部の中には、「佐藤健治はどちらかというとイメージが暗い。どうも役人臭い。逆に前田一男は道庁職員だったが、それが全くみられない。健治は陰で、前田は陽といった感じだ」と語っている向きもある。
 2人のパーソナリティの大きな違いが、有権者の間で今後一段とクローズアップされてくること間違いない。

(文中敬称略)

※この原稿次回に続く
/なお、当選ライン等々、詳細な分析は有料ページにもあります。


(8.26)


森喜朗首相が前田一男の支援要請で2日函館入り!
函館石川県人会の会合に出席する一方、地元政財界関係者と懇談等々


 小泉純一郎首相の出身派閥である自民党森派会長の森喜朗前首相が9月2日午後、函館入りし、10月の衆院道8区補選に出馬する保守系無所属の前田一男氏(37歳)への支援を地元政財界に要請する。
 森前首相は、札幌で開かれる2日の道新の政経懇話会に出席し、「03総裁選直前ー小泉改革と秋の政局」と題して講演するのを機会に、函館に立ち寄るもので、名目は森氏が石川県生まれで同県選出であることから、函館の石川県人会出席のためとし、事実、同県人会にも出席することになっていて、「私で役に立てるならば…」(関係者)と前田氏の支援要請で来函することになった。

 札幌・丘珠から空路、2日午後2時50分着で函館入りし、地元政財界関係者と懇談するほか、午後5時半からは函館国際ホテルで開催の函館石川県人会に出席して講演、7時40分発で空路・帰京する。
 札幌から前田一男氏が同行する。

 函館・道南では石川県出身者が非常に多く、多くの有力経済人らも含まれている。前田氏の出馬に対しては森派が全面的に支援しており、7月の同派事務総長、尾身孝次前科学技術担当相に次ぐ派閥トップ、自民党大物の函館入りとなる。

 函館の政界通の間では、「9月の自民党総裁選に格好をつければ、派閥幹部、大物らがいくらでも来函可能でないのか」との見解が出ており、前田氏について言えば、党公認には漏れたものの、「森派にあっては十分に行ける(当選可能)と読んでるようだ」との観測が行われている。

(8.24)

佐藤孝行連合後援会から佐藤健治連合後援会へ衣替えへー。
4百人近くが出席して「佐藤けんじ函館後援会」設立総会開く
/佐藤親子があいさつ


 佐藤孝行連合後援会から佐藤健治連合後援会へ衣替えー。この佐藤親子のバトンタッチの一環として、「佐藤けんじ函館後援会」の設立総会が、22日午後6時から函館国際ホテルで開かれ、支援・支持者4百人近くが出席し、満場一致で衆院道8区補選に出馬する佐藤孝行前衆院議員の二男、自民党公認、佐藤健治氏(46歳)の函館後援会が発足した。

 佐藤健治氏当人はもとより、父親の佐藤孝行氏出席のもと、佐藤孝行氏をこれまで熱烈に支持してきたいわゆる「佐藤信者」はじめ、土建業を中心とする業者、団体役員、川尻秀之、野呂善市両氏の一部現職、小野沢猛史氏や桶本建郎氏らの一部市議などが顔を見せた。

 あいさつにたった佐藤健治氏は、自己のこれまでの人生に始まって、約40分にもわたって所信を明らかにし、この中で、
「2連敗しているこの選挙区(衆院総選挙道8区)で保守の融和を成し遂げ、この地(道南)でもう一度(自民党を)立ち上げることが大事な役目、使命だと考えている。平塚さん(常次郎=故人、旧日露漁業創業者の1人、元運輸大臣)ー佐藤孝行と受け継がれてきた保守の伝統を継承し、新たな道南を作って精一杯努力したと思っている。社会基盤の整備を進めることで道南の産業、経済の発展を図りたい。よろしくお願いします」
 などと述べた。

 世襲候補・選挙ということを嫌がり、これらから極度に報道陣を避けている注視の佐藤孝行氏もあいさつし、
「感謝感激で一杯だ。心からお礼を申し上げる。長い間お世話になった。父親として皆さんから受けたご厚意はお金では変えられなく、この人間の心を持って是非、皆さんの手で道南の活性化のために(息子を)ご支援願いたい。どうぞ、健治を一人前にして道南の産業、経済のために使ってやってほしい」
 などと語った。

 報道陣の取材に対しては、設立総会が始まる直前だけ、いわゆる「頭撮り」だけを公開し、あとは閉め出して行われた。

 佐藤事務所の秘書によると、9月11日(木)には、函館国際ホテルで盛大に「佐藤健治氏励ます会」(政治資金パーティー)を開催するとしている。

(8.22)

道4区へ国替えの鉢呂吉雄衆院議員もかけつけて、金田誠一
合同選対発足初会議/選対本部長に渡部正一郎地区連合会長
金田氏、改めて強い決意表明/鉢呂氏「金田さんを盛り上げて勝利してほしい」


 衆院道8区補選に出馬する金田誠一民主党衆院議員の合同選対本部が発足の運びとなり、その第1回選対会議が9日午後2時半から、函館市中島町の教育会館で開かれ、金田氏本人はあいさつの中で、
「鉢呂(吉雄)さんが(道4区へ転出出馬)あのような結果になり、残念でならないが、ここ8区で最善を尽くして何としても議席を守らなければならない。大変厳しい選挙情勢にあり、反佐藤の票をどれだけ取ることが出来るかどうかだと思う」などと改めて決意表明した。

 民主・連合陣営の金田合同選対の発足会議ということから鉢呂吉雄前衆院議員も道4区への国替え決定後、初めて顔を見せて、冒頭あいさつし、
「支持者、後援会の皆さんにいろいろな思いはあると思うし、私も悩んだが、後援会幹部の皆さんに了解してもらった。やむを得ないものとして決断した。前向きにとらえたい」と語った上で、「親族を後継者にすることが多く出ているが、看板・地盤を引き継いでやるという小選挙区制の弊害でないかと思う」と自民党道8区の佐藤孝行氏二男の擁立を批判した。

 そして、「今、日本で求められているのは困難な政治状況にあって、こういった小選挙区制の弊害を乗り越えて、世間交代を目指しがんばることであり、私としても隣の道4区でがんばって行きたい。私流にどこへでも入って行くということで敵を作らず、何としても石にかじりついても4区の小選挙区で勝ち抜くことが比例でさらに1議席を増やすことにもなり、金田さんの選挙にもいい影響をもたらすと考えている。是非、金田さんを盛り上げてここ8区でも勝利を得ていただきたい。皆さんの手で金田さんを国会に送ってほしい。私は道4区で奮闘する」と呼びかけた。
 鉢呂氏はあいさつを終えて、「もう函館にそう来ることはないだろう」としてさっそく自らの選挙区に向かった。

 この日の合同選対(合選)初会合には陣営の幹部ら80人近くが出席し、選対本部長には連合渡島地協の渡部正一郎会長、鉢呂連合後援会の松浦百秋会長が本部長代行に就任した。

 同選対事務所は4月の統一地方選で井上博司函館市長の選対本部となった大門グリーンプラザのフタバヤ跡に置かれることが決定しており、今月31日に事務所開きが予定されている。
(8.9)

鉢呂吉雄連合後援会、国替えやむなしに決定/鉢呂の道4区出馬事実上確定
「8区の皆さんの私に対する思いを他の選挙区でがんばる」

連合後援会は金田誠一の道8区補選も控え、当分存続!


 民主党北海道(中沢健次代表)から比例単独での擁立は断念せざるを得ないとして国替えを伝えられた鉢呂吉雄前衆院議員と鉢呂連合後援会は31日夕、ホテルロイヤル柏木で鉢呂吉雄氏本人出席のもと、連合後援会幹事会を開き、2時間近い話し合いのすえ、10月解散・11月総選挙が強まる中で、ここに至っては国替えを認めざるを得ないとの結論に達し、明日・1日、同党北海道に対し渡島・桧山の道8区を離れ、国替え了承の返事をする運びになった。鉢呂氏の札幌市手稲区・後志管内の道4区出馬が事実上確定した。

 鉢呂氏は幹事会後、報道陣に対して、
「次の総選挙で民主党が過半数を取って、本当に真剣に政権交代を実現するだということで、道8区を離れることにこの選挙区の皆さんもご理解していただけるのでないかと思っている。8区の皆さんの私に対する思いを他の選挙区でがんばることで、私をこれまで育ててくれたことに恩返ししたい。8区の有権者の皆さんは私に投票することは出来ないが、政権交代のために議席獲得を目指す、これを実現するということで(国替えを)是非ご理解をしていただきたい。8区の皆さんの思いは忘れない」
 とややしんみりと語った。

 そして、今の心境はという質問には、
「複雑な心境だが、今日置かれている日本全体の様々なことを(再度国会目指して)解決して行きたいと思うので、晴れ晴れとしたということにはならないものの、来てくれという電話も多く入っており、うれしい限りだし、このことは自分にとってし幸せなことと考えている。8区の皆さんの思いを忘れずに戦って行きたい」
 と語り、一つの大きな決断をした時の鉢呂氏のいつもの表情を漂わせた。

 幹事会には鉢呂氏以下、松浦百秋会長、鹿島壮市幹事長(前地区連合会長)はじめ、幹部計24名が出席。鉢呂氏の秘書も務めたことのある板倉一幸民主党道南総支部幹事長(函館市議)も後援会首脳と並んだ。

 鉢呂氏の選択肢として、国替えのほか、無所属での出馬、さらには「解散・総選挙になったら鉢呂さんも手を挙げることが出来るのでないか」(後援会幹部)ということでの浪人をして機会を待つ、といった3つが上げられ、幹事会では「無所属での出馬という意見もかなり出た」(同)が、無所属云々は党の分裂を招くことでもあって取るべき道ではないとなった。

 そして、政権交代を目指して過半数を取る、このためには一つでも議席を獲得するという大義を持っての国替えやむなしの決定になった。

 鉢呂氏本人がいなくなった後の連合後援会の今後については、「なお、総括も必要と考えているし、金田さんの選挙を控え、これまで過去に鉢呂さんの小選挙区の戦いで協力してもらったことでもあり、すぐに解散ということにはならない」(鹿島幹事長)との見解を示した。
(7.31)

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道8区補選出馬の金田誠一応援のため民主党・
菅直人代表来函し、非常に熱のこもった街頭演説!

小泉首相並びに自民党抵抗勢力を厳しく批判!政権を取って2つのことをやり遂げる。
1つは強い日本を作って行く。
2つ目は税金をむしゃむしゃ食べているお化けを退治し、年間20兆円くらい無駄に使われている金の使い方を根本から変える。

加えて、マニフェストをしっかり作って示すので、どちらがいいか選んでいただきたい。
皆さんの思い切った選択で政権交代を実現してほしい。何も変わらないのではという人がいるが、
「菅政権」は必ずはっきりと国民に見える形にする!

金田誠一事務所主催の「がんばれ中小企業!」開く/菅代表が冒頭あいさつ
テレビでおなじみの立教大・山口義行経済学部教授を講師に、今こそ「金融アセスメント法」を/30日午後7時

(7.30)


鉢呂吉雄ついに国替えやむなしへ!民主党北海道の中沢代表ら
道4区での擁立方針を固め、鉢呂
氏並びに連合後援会幹部に伝える

無念の連合後援会幹部らはなお反発、明日・31日夕刻常任幹事会開き、対応を協議


 
鉢呂吉雄前衆院議員の処遇問題で民主党北海道(中沢健次代表)は30日、鉢呂氏を比例単独候補とすることはもはや困難としてこれを断念し、小選挙区の道4区(札幌市手稲区と小樽市などの後志管内)から擁立する方針を固め、鉢呂氏と鉢呂連合後援会(松浦百秋会長、鹿島壮市幹事長)幹部に伝えた。
 これに対して、鉢呂氏と連合後援会の幹部は即答できることではないとして、返事を保留し、31日夕刻から函館市内のホテルで連合後援会常任幹事会を開き、協議することになった。

 後援会幹部の間ではこの国替えに反発し、解散・総選挙になった場合、無所属候補として道8区から擁立することも選択肢の一つとしているが、函館の民主党・連合陣営関係者の間では「そのようなことにはならないだろう」としており、鉢呂氏の道4区への国替えは避けられない情勢との見方が強まっている。

 民主党北海道の中沢代表らは、これまで再三にわたって、党本部の岡田克也幹事長や赤松広隆選対委員長に鉢呂氏の次期総選挙での比例単独を強く要請してきたが、赤松選対委員長ら党本部は比例単独は認めないとの当初からの方針を伝え、ここに至っても「特例も含めて絶対に認めない」としていることから、民主党にとって空白区になっている道4区での擁立しかないと最終判断した。
 民主党と自由党との合併が決まり、両党の候補者調整問題がさし迫った課題となってきている状況下、鉢呂氏の処遇問題をこれ以上先送りすることは得策でないという判断もあり、小選挙区・道4区擁立を固めた。
 連合幹部らによると、「道4区の党や連合など関係者は鉢呂氏が同区から出馬することに異論はなく、むしろ早く来てほしいと言っている」としている。

 同党北海道としては、鉢呂氏が党の要請に応えて道知事選に出馬した功績も考慮し、このうえは道4区への国替えの一方で、比例道ブロック順位1位の重複候補とすることで鉢呂氏の処遇を担保したい方針。

 この点に関連して、30日に道8区補選に出馬する金田誠一氏(現・道比例選出衆院議員)の応援のため来函した菅直人代表は街頭演説の中で「鉢呂さんにも必ず国政の場で活躍出来るように最善の方法を取る」と語り、国替えの代わりに重複候補順位1位を示唆した。
(7.30)


佐藤健治出席をボイコットした格好で、早くも保守分裂状態を露呈!
〜自民党函館支部の定期大会開く

活動方針に補選の「ほ」の字、佐藤健治氏の「さ」の字もない有様

 自民党函館支部(川尻秀之支部長)の平成15年度定期大会が26日午前11時からホテル函館ロイヤルで開かれ、「10月の衆院道8区補選、来年の参院選と来る衆院総選挙の勝利を堅固なものとするため、強力な活動を展開して、組織の強化と党勢の拡大を図る」などとした決議をしたものの、道8区補選の党公認候補に決まり、また昨日、同党道第8区選挙区支部長に就任した佐藤孝行前衆院議員の二男、佐藤健治氏(45歳)は「出席の案内をしたが、先に郡部に用事があってー」(川尻支部長)ということから顔を見せず、結果的に「ボイコット、無視した形」(函館支部役員)となった。

 佐藤健治氏の「ボイコット」は、函館支部の役員間で川尻支部長は佐藤氏支援、一方で敦賀敬之幹事長と白崎憲司郎政調会長(函館市議)らは党公認漏れとなった無所属新人の前田一男氏(37歳)支援の動きをしていることから、「出てもしようがない」(関係筋)として出席を見送ったもので、佐藤孝行氏・佐藤一派の健治氏擁立のごり押しで生じた道8区補選における自民・保守分裂状態を早くも露呈した格好になった。

 大会では、平成14年度収支決算報告、同15年度予算案に絡んで、4月の道議選函館市に出馬した(落選)畠山博元道議が、8区支部と同居している函館支部の事務所経費や選挙関係費などについての疑問点を何度も質問、事務所すらきちっとしていない様子が垣間見、空席となっている支部役員の補充問題を含めて、いみじくも組織の在りようをさらけ出した格好にもなった。

 川尻支部長にあっては、最初と最後のあいさつの中で佐藤健治氏擁立にふれ、「党員・党友が小異を捨て大同についていただきたい」とか「どうか一つ健治さんの必勝のために一段とご支援・ご協力をお願いしたい」と言うのが精一杯で、活動方針に補選の「ほ」の字、佐藤健治氏の「さ」の字もない有様で、普通なら行われる最後の「がんばろう」もなく、盛り上がりのない支部定期大会となった。

 函館支部の一般党員383名、家族党員89名の計472名のうち、大会に出席したのは役員など入れて47名、委任状143名であった。
(7.26)

前田一男氏が「政治上の父親」とする森派事務総長の尾見孝次元大臣来函し、初の時局講演会
「これちょっとモノが違うかも」前田氏デビュー!
尾見氏「将来の日本を背負って立つにふさわしい素質を持っている人材。皆さんで育ててほしい」
前田氏「公認がなくとも志、決意がぶれるものでもない。有権者の公認をいただくべく戦って行く覚悟であり、皆様方のご支援をお願いしたい」「政治の流れを一気に変えて新しい政治風土を作って行きたい」

尾見元大臣、井上博司市長・高野洋蔵会頭はじめ、地元リーダー10数人とも会談
若手経営者40数名とも一堂に会して懇談し、前田氏支援を要請


 道8区補選に出馬する前田一男氏(37歳)が政治の師とする自民党の森派事務総長、尾見孝次衆院議員(元経企庁長官、前沖縄・北方問題担当大臣)が22日正午前に、前田氏支援のため函館入りし、井上博司函館市長、高野洋蔵函館商工会議所会頭はじめ、地元の政治・経済界などのリーダー10数人と面談するとともに、ホテルロイヤル柏木で若手経営者ら40数名と一堂に会して懇談、前田氏支援を要請、さらに午後5時半からは同ホテルで前田氏のはこだて夢会議主催の時局講演会に出席し、「政治家として皆様に育てていただければ、必ず日本を背負って立つ政治家になる人材だ。皆様の手でしっかり育てていただくことを心よりお願いしたい」と語った。

 森派の大幹部でもある尾見衆院議員の今回の来函は、佐藤孝行氏の二男・健治氏(45歳)の擁立を党道連が決定し、これを受けて党本部が公認決定を行う前の「今がタイミングと考えた」(記者会見で尾見氏)として前田氏支援の函館入りで、講演会を終えて、すぐに東京へとんぼ返りとなり、わずか半日の函館入りであったが、前田氏にとっては今後の選挙活動本格化のスタートとなるもので、極めて心強い援軍であったようだ。

 講演会には前田氏高校時代の函館中部の同級生仲間や同氏を推す地元中堅の有力経済人はじめ、函館市議、郡部の町議、近隣含む函館地区の若手経営者ら4百人近くがかけつけた。

  ◇   ◇   ◇

 時局講演会ではまず、前田一男氏本人(写真左)があいさつし、
「私の考え方を皆さんに聞いていただくに当たり、かねてより政治経済の研究、勉強会などを通して親交をいただいている尾見先生にお願いした。私にとっては政治上の父親みたいな存在です。今回、公認漏れとなったが、(道連が佐藤健治氏を決めたのは)政治のことをよく知っているだろうからというのが理由だった。私としては(決め方や手続きなど)納得行かないものがあるが、こうなっては公認があるかないかは私にとって大した問題ではなく、志、決意がぶれるものでもない」
 としたうえで、

「政治とは生活そのものと思っている。松前で生まれ、上磯で育ってきた私であり、この道南の地域のことを知らずして、心と身体で分かっていなければ政治は出来ないと思っている。私は自民党の公認を取れなかったが、道8区の有権者の公認をいただくべく戦って行く覚悟であり、皆様方のご支援をお願いしたい」

「どのような政治家がいるかがその土地の風土、ムード、資質に影響してくるのでないだろうか。生活だけでなく、その地が形成されてきた歴史なり、文化などが子どもたちにも影響し、この意味でも政治家としての仕事は重いし、こういったことからも道南の(政治)風土、ムードを変えて行きたい。それに、北海道の形もどうあるべきかということもある。このまま札幌一極集中が進む形でいいのかと強く思っている。各地域間で切磋琢磨する中で北海道全体が盛り上がり、この点でも函館・道南の果たす役割は大きい。かっての輝き、自身を取り戻すことなくして北海道の未来はない。政治の流れを一気に変えて新しい政治風土を作って行きたい。また、第一次産業を根本から変えて、自立経済に乗って行ける形に持って行きたい。歴史の重みとか、伝統の深さとか、日本人としてこれらを守りながら未来に向けて発展を図らなければならないと思っている」
 と出馬に当たって、所信の一端を明らかにした。

最後に、
「是非、私を呼んでほしい。膝をつき合わせて話し合いたいし、考えを聞いていただきたい。どんな場所、どんな時間でも行きます。道南、北海道、日本の未来を考えて行きたい」
 と若手らしく訴えた。

 前田氏にあっては、出馬を決断して郷里の函館・道南に戻り、また正式に出馬表明して以来、初めての支持者を前にしてのあいさつ、演説で、最初は緊張気味の様子だったが、若手らしく歯切れよく、よどみなく、整然と語り、その話しぶり、表情など若手として「モノが違う」ことを多分に感じさせるものであった。

  ◇   ◇   ◇

 引き続いて、尾見衆院議員があいさつ。
「北海道新幹線の問題もある中で、(ここ道8区に)政治家がいない。わが党としっかりパイプのつながった政治家がいないということをか以前から憂いていた。函館・道南は北海道の首根っこであり、北海道のキーポイントになっている」
 としたうえで、

「前田一男氏と会ってから、これからの日本を背負って行く人材だと感じた。今回、選挙に出ると言って北海道庁のエリート官僚が1週間で辞めてしまった。地盤、看板、カバン、何もない若手だが、将来の日本を背負って立つにふさわしい素質を持っている。まだ若く、未熟なところもあるが、必ずや、皆さんに育てていただければ日本の将来を担う人材だ」
 と前田氏の持っている資質などにふれ、通産省官僚出身ながら裸一貫で政治家の道、初当選を切り開いてきた自らの体験などを語りながら、「天は自らを助くるものを助く。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」と前田氏を激励。合わせて、「政治家として皆様が育てていただければ必ず日本を背負って立つ政治家になる」と何度も語った。
 公認問題にもふれ、「まだ、決着がついていない。しかし、(地元の道連から)この人がいいと言ってきたのをダメだということも難しく、公認は取れないかも知れない。しかし、私も初めての選挙は裸一貫で、始まる前は無印だった。東京で私も(前田氏のために)がんばるつもりだ」

「本当の公認は(前田氏言うように)有権者の公認だ。前田氏は人生の命をかけて政治の道に入りたいと言っている。こういう人材を送っていただければ日本の政治が変わり、日本の21世紀が本当の意味でよくなっくる。裸一貫でもやるというこういう前田一男という人材こそ日本は必要と思う。明治維新をしたのは20歳代の若い人であることを歴史は教えている」
 などとも述べ、

「非常に厳しいと戦いだと思うが、皆様の手でしっかり育てていただくことを心よりお願いしたい。(党公認漏れとなれば)大勢の国会議員がここにきてやることにはならないと思う。しかし、有権者の皆さんが決めることであるから、大事なこの(前田氏という)人材をしっかり育ててほしい」
 と前田氏を何度も強く推した。

(7.22)


会場満杯、盛況のうちに金田誠一衆院議員10周年の第8回政経セミナー開催
〜第1部『日本における「第三の道」』の講演会・第2部懇親パーティー〜
金田誠一
「鉢呂吉雄さんが守り抜いてきた議席を何としても死力を尽くして勝利する!」


 1993年の衆院初当選以来、昨7月18日でジャスト10周年を迎え、また、折から10月の衆院道8区補選に民主党公認候補として出馬決定の金田誠一氏(比例道ブロック選出、当選3回)の第8回政経セミナーが19日午後、ホテル函館ロイヤルで大盛況のうちに開かれた。

 10周年を記念してのいわゆるこの政経パーティーは第1部セミナー、第2部懇親会ということで開催され、第1部では、金田氏が今日の日本の進むべき方向としてこれしかないと主張する、欧州の政治経済の主流となっている『日本における「第三の道」』の提唱者である佐和隆光教授(京都大学経済研究所長)を招いての講演会が、午後1時過ぎから行われた。

 主催者の大巻忠一金田誠一連合後援会会長のあいさつの後、金田誠一氏が、
「私どもの政経セミナーにご出席いただき本当にありがとうございます。とりわけ、各市町村長さん、正副議長。各議員の先生方、管内各地からおいでいただき、また京都からは佐和先生、この寒さには驚いたのではないかと思いますが、来てくらさってまことにありがとうございました。心からお礼を申し上げます」

「お陰様で初当選から、当時は中選挙区でしたが昨日までまる10年を迎えた。細川連立政権から始まって、自社さ・村山政権を経て、今日の小泉政権に至るまでの活動の10年であった。今日まで曲がりなりにも国会議員としてその職を務めることができ、ひとえに皆様の温かいご支援のお陰であり、厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。そうした中で10月に行われる補欠選挙に民主党公認を頂戴し、10年目の節目の年に重大な責任を仰せつかり、ありがたい限りです。もとより、この議席は鉢呂吉雄さんは制度発足以来、守り抜いてきた議席であり、何としても負けるわけには行きません。相手候補は大変な大物のご子息であり、死力を尽くしてあと3カ月戦い抜いて、必ず勝利する決意ですので皆様のご支援をおろしくお願い申し上げます」
 などとお礼お願いのあいさつをした。

 次いで、さっそく佐和教授)が日本における「第三の道」と題して約1時間にわたって講演、「日本の構造改革、何処をどう変えるべきなのかー」について詳しく語った。

 この中では、「市場主義改革と『第三の道』改革の同時遂行を」ということで、「保守とリベラルの対立軸」「日本では20年遅れのサッチャーリズムになっていること」「市場が完全に近づけば近づくほど、市場の力が暴力化する危険性が高まる」「保守の改革とリベラルの改革」「『第三の道』とは何か、『変化への適応』がキーワード」、さらには「市場主義者は『平等』を悪と決めつけている」などと語り、「『第三の道』で言う平等な社会とは『排除』される者のいない社会である」「ポジティブ・ウェルフェア社会を目指すべきで、この社会においては生活費の直接給付ではなく、人的資本への投資を主眼とし、福祉のお世話になる人の数をできるだけ少なくし、ひいてはそれが福祉財政の窮状を救うことになる」などと説明した。

 会場には用意した椅子に座りきれないほどの約6百人が出席し、この種の講演会としては大変な盛会ぶりで、最後まで熱心に聞き入っていた。

  ☆   ☆   ☆

 このセミナー・講演会に引き続いては第2部として隣のホールに会場を移して懇親パーティーが開かれ、来賓のトップにはこの日に辞令を受け、最初の仕事という函館市の新しい西尾正範助役が立ち、「金田さんとは四半世紀前に、市役所で同じく机を並べて仕事をした仲。当時から二人とも血の気が多く、金田さんは今も当時と正義感だけは変わらない。国会議員として活躍しており、感激深いものがある」などとまずもってエールを贈り、井上博司市長からのメッセージを読み上げた。

 2番目には同じく市役所で仲間であった連合渡島地協の渡部正一郎会長が登壇し、「本来なら鉢呂さんもこの場に来て、金田さんと一緒に国政への決意を述べる機会になればいいと思っていた。がしかし、必ずや比例単独1位ということで顔揃えていただくものと確信している。選挙まで3カ月余で大変な戦いになると考えている。一般的に言えば、現職である金田さんということになるのだが、93年以降は金田さんと買いていただいていなく、じくじたる思いだったと思う。中選挙区で初当選の時は4万6千人(票)いたが、今度は10万人近く、これを超えるくらい金田と買いてもらわなけれなならない。金田さんは身方例えば千人だが、率直に言って敵も千人、仲間として心配な側面もあるので、多くの方の支援の輪を広げてほしい。鉢呂さんが守り抜いた議席を何としても守りたいとの思いにあり、皆様のご支援を何としてもお願いしたい」と友情あふれるあいさつをした。

 さらに、地元民主党の石井満副代表(函館市議、元議長)にあっても、「市議になったときすでに金田さんは2期先輩だった。この金田さんを当選させるという熱い期待に応えられるように全力を尽くしたい。民主党、連合、ここにお集まりの連合後援会の皆様がそれこそ三位一体になってがんばることだと思う」などと語った。

 そして、当の金田誠一氏が、第1部の講演会あいさつに引き続いて『第三の道』などに簡単にふれ、また「会場一杯の大勢の参会に厚く感謝を申し上げます」とあいさつした。

 祝杯の音頭は、函館医師会元会長として広く知られる藤岡眼科病院の藤岡敏彦院長が行い、藤岡元会長にあっては、「医師会は自民党支持だが、日本中でここ(函館)だけは民主党を応援している。あっち(自民党道8区)の方は自分たちのことしか考えていない都合のいいグループだと思ったりしている。私は実は民主党に対してもっと強烈な野党、格好は悪い党になってほしいと思っている。自民党という存在に対して、すごい野党第一党、見える党になってほしいし、そうでなければいつまでもシャドー(内閣)であって消えてしまうのではとも危惧している。金田さんについてはこんなすごい人(政治家)がいるのかと思った時からのつき合いだ」などといかにも藤岡先生らしくざっくばらんにコメントし、10周年の祝杯を上げた。

 なお、この政経パーティーは一人会費1万円の政治資金規正法に基づく政治資金パーティーとして開催された。
(7.19)

佐藤健治「党公認は非常に名誉なこと。責任の重さを噛みしめ、
道8区の保守の伝統を守って行きたい」などと正式に出馬表明
保守分裂選挙については「無所属で出る人のことには何も言うことない。
保守の融和をあくまでも押し進め行く。(本来的には)民主党とかの戦い」とも


 自民党道連が衆院第8区補選の公募選考で佐藤孝行前衆院議員の二男、健治氏(45歳)の擁立を決定したのを受けて、佐藤健治氏が19日午後1時から函館市大手町のニチロビル1階の佐藤事務所で記者会見し、「私個人として念願の党公認をもらい、非常に名誉なことと考えている。責任の重さをしっかりと噛みしめ、今後の政治活動に邁進したいと思っている」として正式に出馬表明した。

 「もともとこの道8区は平塚常次郎先生(故・元運輸大臣、かっての日露業業創業者の一人)からの保守の伝統が存在し、特に、平塚先生は函館を中心とした道南の経済の基礎、繁栄を築いた方で、これを次いだ私の父(佐藤孝行氏)の後継候補になったということでこのこと自体も大変名誉なことと考えており、この保守の伝統を守って行きたい」とも述べ、自己の理念などとして「家族連帯、愛情」などをるる語り、公募に漏れた前田一男氏が自民系無所属として出馬することに関しては「どのような方が出られようと、保守の融和をあくまでも押し進めて行く努力を惜しまない」と質問に答えた。

 世襲候補などといわれていることについては「父に関しては政治家としての理念とかかなり尊敬しているが、私は別の人格であり、私個人をよりよく理解してもらうということに尽きる」とし、一般の方々の反応として佐藤孝行氏が強引に押し込み、公募選考は出来レースでないかと指摘されることに関しは「私自身はそのような話は聞いていないが、自分自身の今後の課題だと思っている」、また、保守分裂選挙、派閥争いと見られていることについては「前田氏が)無所属で出ることには何も言うことはない。小選挙区で派閥という意味は本当に大きいことなのかと思うし、(本来的には)民主党とか、共産党とかの戦いでないかと考えている」と述べた。

 このほか、「出馬したいということは今年の4〜5月頃、5月のゴールデンウィーク前に父に言った。父の返事は本当かということだったし、命がすり減る仕事だと言っていた」「現在もNTT(コミュニケーション)の課長で、中曽根康弘元総理の秘書は今年の3〜4月頃からやっている。近く8区支部長になった時点で会社を退職する」などとも語った。

(7.19)

「公認には漏れたが、有権者の公認を得たい」と37歳の若手らしく
スカッとさわやかに正式に出馬表明!
前田一男氏、「道南の政治の流れを変えたい」とも語り、間髪を入れずに最終決断・会見

自民党道連は佐藤孝行二男・健治の擁立を決定
衆院道8区補選、保守分裂選挙が確定的に


 「自民党の公認はいただけなかったが、(道8区)有権者の公認をを得たいという気持を持ってがんばる!」
 元道職員(総合企画部勤務を最後にこの6月12日退職)の前田一男氏(37歳)が18日午後5時から、開設してまもない函館市石川町の事務所で記者会見し、10月の衆院道8区補選出馬を正式に表明した。同日、自民党道連が候補者の公募選考で佐藤孝行前衆院議員の二男、健治氏(47歳、元NTTコミュニケーション課長)の擁立を決めたことを踏まえ、前田氏にあっては、かねてから例え公認漏れとなっても出馬するとしていた意向基づいて、間髪を入れずに出馬の決意、決断を明確に明らかにしたもので、「今もって排除、分離を繰り返して統一を妨げる格好にある道8区の保守の大同団結を求め、この道南の政治の流れを変えたい」とし、37歳の新進気鋭の若手らしくスカッとした表情で戦いに臨む決意を語った。

 報道各社を前に一人で堂々と会見に臨んだ前田氏は最初に「有権者の公認を得る」とした後、「今こそ、この8区で新しい政治の流れをつくりたい。日々支持をいただいており、さらに信をいただいて行くつもりでがんばって行きたい」「自立経済と雇用の創出、新産業を創出し、様々な新しい制度づくりが必要と考えている」などと出馬に当たっての抱負など語り、考え方はすでにまとまっており、具体的な政策については日を改めて発表するとした。

 公認漏れになったことに関しては「8区での公募申請を断られるなどしたが、それはそれとして(道連公募公認漏れの)結果を真摯に受け止めて、このうえは自らの政策を堂々と訴えて戦いたい」ときっぱり。

 道連の公募の際に公認を得られなかった場合、不出馬の誓約書を書かされ提出したことについては、「自らの出処進退は自分で決めるとおいうことで出した」と述べ、「有権者の支持をもとに初心を貫く」としていた自らの考えに沿っての出馬決断であることを示し、「このことは自民党の中の方、支持者にも理解されるものと思う」との見解を明らかにした。

 最終的に出馬を決断したことに関連しては「後援会づくりなどの組織と資金面についてやれるという見通しにもなった」ことを背景に上げ、巷間伝えられる中央の森派との関係については「私の場合、尾見(孝次)先生(元経企庁長官、前沖縄・北方領土担当大臣、森派幹部)の関係が密接」とし、「道庁に入ってから尾見先生の政策勉強会のメンバー。政治上のオヤジは尾見先生です」とだけ語った。

 前田氏は、道南の松前町生まれ、上磯町七重浜育ち。湯川の幼稚園、函館市立湯川小ー上磯町追分小ー同追分中。函館中部高を経て、平成2年北大工学部電気工学科卒。大手商社の伊藤忠商事に3年間勤めた後、平成5年から道庁奉職。渡島支庁社会福祉課、本庁総務部知事室国際課などを経て総合企画部IT推進室情報政策課。

 生まれてから高校時代まで函館・道南ということで友人・知人が多くおり、出馬を決意して以来、それらの若い友人らが集まり、支援組織・グループをつくる動きも加速している。

 ときに、自民党道連は18日、衆院道8区補選に向けた候補者公募選考で、佐藤孝行氏二男の健治氏の擁立を正式に決定した。佐藤健治氏は19日、函館市内で記者会見して出馬を正式に表明する。

 佐藤健治氏の自民党公認が決まる一方で、前田一男氏が保守系無所属新人として立起することも決まったことで、道8区補選は保守分裂選挙になることが確定的になった。前田氏に対してはすでに地元中堅の有力経済人はじめ、自民党函館支部幹部、保守系道議(元職含む)、市議の一部らが支持し、事務所も若い人たちが中心になって後援運動を活発化させている。

(7.18)

金田誠一氏、補選出馬を正式に表明!
「鉢呂さんが確保してきた議席を何としても守り抜く」と強い決意
〜10項目にわたる選挙公約を発表〜
鉢呂
処遇問題では「感触として比例単独の可能性はある」との認識示す


 民主党の金田誠一氏(55歳、現・比例道ブロック選出衆院議員)は16日午後、10月の衆院道8区補選に関して昨15日に党本部の公認決定となったのを受けてホテル函館ロイヤルで記者会見し、出馬を正式に表明した。出馬表明のあいさつの中で金田氏は「鉢呂吉雄さん(前衆院議員)が制度発足から一貫して確保してきた栄光の議席であることを肝に銘じて、何としても守り抜く決意です」との予め用意したメッセージを読み上げ、選挙戦に臨む強い決意を語った。

 ペーパーでは、これまでの10年間にわたる政治行動を振り返り、そのうえで「第一に自由で公正な市場経済を実現し、第二に誰もが排除されない安心できる社会をつくる、この二つを同時並行して行う『第三の道』改革の旗を高くかかげ、補欠選挙の勝利が小泉デフレ不況の打破と政権交代に直結するとの革新の下のもと全力で戦う」とし、

(1)選挙公約として自立した地域づくり
(2)中小企業でも自由で公正な市場経済
(3)自由で公正な公共事業
(4)持続可能なエネルギー政策
(5)持続可能な農林漁業
(6)価値観の多様化に対応した教育
(7)安心できる雇用と社会保障
(8)人権を社会の基本に
(9)自主自立の平和外交
(10)政治改革、行政改革

 の10項目にわたる選挙公約を発表。地域づくりの中では新幹線の青函同時開業、高速道の早期開通と原則無料化なども上げた。

 党の要請を受けて道知事選に出馬し、落選した鉢呂吉雄氏の処遇がまだ決まっていないことに対しては、
「選挙区を変わることなどの話も党本部から出ているが、北海道は本州の県などとは広さ、実情、各選挙区の重みなども大きく異なる。地域の特殊事情を考えてもらわねばならず、比例単独1位ということで今努力している最中。感触として比例単独の可能性はあると思っている。8区の方々になるほどと理解が得られる新たな活躍の場を鉢呂さん与えてもらうよう最善の努力をする」と語った。関連して
「出来ることなら鉢呂さんのこと(比例単独1位を決定)も同時にしたかった」と付け加えた。

 補選の前に解散・総選挙となった時の対応については、
「いかなる状況にも対応できるようにと考えている。解散になっても常識的な判断は根底にあると思っている」とし、補選の公認が本選挙でもそのままスライドするとの認識を示した。

 選挙戦に関しては、
「かって中選挙区時代は自民が2つ、旧社会党が1つ。時として自民が3議席を占めた選挙区であり、この点からも厳しい戦いになるとしっかり受け止めている」と述べた。

 記者会見には、民主党道南総支部幹部、地区連合首脳、金田連合後援会トップが顔を揃えた。

※写真右上/左から板倉一幸民主党道南総支部幹事長(函館市議)、平出陽子道南総支部副代表(道議)、金田氏(道南総支部代表)、
大巻忠一金田誠一連合後援会会長、渡部正一郎連合渡島地協会長

(7.16)

道8区支部の健治擁立に至るやり方などに対して結構、異論示され、
保守一本化に疑問の声も
〜佐藤静雄道連会長と地元保守関係者の会談・会合〜
商工会議所側は
「大同団結できる候補、それには色のつかない候補擁立をー」要望


 衆院道8区補選の候補選考問題で10日に函館入りした自民党道連の佐藤静雄会長は、同日から11日にかけて保守陣営関係者などと相次いで会談、会合を持ったが、今度の道8区支部における佐藤孝行氏の二男・健治氏擁立に至るやり方などに対して関係者から結構、異論が示され、このままでは保守一本化は難しいのではとの疑問の声も出たようだ。

 佐藤会長は、10日に小笠原孝、畠山博の両元道議や佐藤健治氏本人、11日には野呂善市、川村正、川尻秀之の各現職道議と前田一男氏、また、函館商工会議所を訪ねて高野洋蔵会頭はじめ、泉清治、柳沢勝、森川基嗣の3副会頭の首脳陣と会談、さらに業界団体との会合など行った。

 これらの中で、一部関係者から伝えられる佐藤健治氏擁立に係わる佐藤孝行氏を中心とする今回の道8区支部などの動きに対して苦言、異論が出た模様で、会議所首脳陣との会談では、佐藤会長にあっては「候補決定に当たっては道8区支部の推薦と派閥には考慮しない。幅広く党員・党友から情報を集めて行いたい」と意向が示された。

 これに対して、高野会頭ら会議所側は「保守分裂は道南のためにならなく、保守が大同団結できる候補でなければならない。そのためには色のついていない候補を擁立すべきだ」と伝えたとし、「合わせて、政権与党の代議士がほしい」ということも話したとしている。
 佐藤会長からは「広く意見を聞いており、アンケートもしている。週明け14日に選考委員会を開いて決定する」との説明もあったといい、この会談では「個人名は出なかった」としている。

 佐藤会長ら道連幹部と地元業界団体との会合は、11日午前11時40分から函館国際ホテルで開かれ、関係者によると、21団体に呼びかけて14団体が出席したとし、この中では個人名も出されたとしている。14団体のほとんどは「佐藤孝行シンパ」の色合い濃いとみられている。

 地元の意見を直に聞くということであったが、佐藤会長はじめ道連幹部と函館支部役員ら地元自民党支部役員(野呂、川尻両道議を別にして)との会合などは持たれなかった。
(7.11)


明日・11日、佐藤静雄会長ら道連幹部が函館で20団体程を集めて
佐藤孝行氏二男・健治氏への保守一本化を要請へ



 10月の衆院道8区補選をめぐって佐藤孝行氏二男、健治氏(45歳)の擁立を軸に調整を図る自民党道連の佐藤静雄会長らが函館入りし、明日・11日午前11時過ぎから函館・道南の主立った各業界団体を集めて、意見を聞くなどしながら保守陣営の健治氏一本化を要請する。

 関係筋によると、佐藤静雄会長(道4区選出衆院議員)が10日夕刻近くに函館入りするほか、清水誠一幹事長(帯広市選出道議)、加藤唯勝選対委員長(名寄市選出道議)の幹部も11日に入って合流し、函館水産連合会や函館建設協会、函館医師会、等々の各業界団体、20団体ほどを集めて函館国際ホテルで行われる。

 函館商工会議所に対しても出席を求めているが、同会議所は「今の段階でこの種の会合に出ることは適当でない」(幹部)として出席しないことを明確にしている。ただ、佐藤静雄会長は会議所首脳と会いたいということから、11日午前10時半から高野洋蔵会頭と所用の沼崎弥太郎副会頭を除く3副会頭が佐藤会長と面談することになった。

 道連の佐藤会長らは佐藤健治氏擁立の意向を固め、この線に沿って地元、道8区の保守一本化を進めている様子にあり、今回函館入りするなどして調整の動きをした後、来週明け、14日にも道連の選考委員会を開き、健治氏擁立の方向を決定する段取りだ。

 この佐藤会長らの「最初から佐藤健治氏擁立ありき」の動きの一方で、函館・道南出身の前田一男氏(37歳)は公認漏れとなっても出馬するとしてすでに選挙区に張り付いて動いており、また、前田氏を推す森派の幹部で、選挙を仕切る党総務局長の町村信孝衆院議員(道5区選出、元文部大臣)らにあっては前田氏擁立で道8区保守関係者、各種団体に電話を入れるなどして支持を求めている(消息筋)。
(7.10)



自民党道8区支部もひどいものだが、「公募」持ち出した道連もこの有様!
「最初から佐藤健治氏公認ありき」の茶番劇で、応募者に不出馬の誓約書求める


 下部組織も下部組織なら上部組織もこの有様、この体たらくー。
 自民党道連(佐藤静雄会長)が10月の衆院道8区補選の公募に絡んで、公募に応じてきた5人に対し、選考(公認候補)に漏れた場合、立候補をしないように誓約書を求めていることが明らかになり、「全くもって自民党というところは呆れたところだ。昨今では自民党公認など一般の有権者から見ればどうでもいいことなのに、それがわかっていない。金ほしさに公認を得ようとしているのだろうがー」といった笑い話にもなっている。

 「選考に応募した以上は公認候補として選ばれた人を一致して応援すべきだ」というのがその理由のようだが、「それなら、初めから公募要項に明記すればいいのにー」といった反発、批判も上がっており、結局は「公募」なるものは一体何なのかとの強い疑念が持ち上がっている。
 そして、「誓約書などまで書かせ強制して不出馬を求めることは、憲法違反になるのではないか」といった声までも自民党関係者から上がっている。

 先月25日に締め切った道8区補選の公募には、地元8区支部で佐藤孝行前衆院議員が強引に擁立を決めた同氏の息子、元NTTコミュニケーション課長の佐藤健治氏(45歳)、元道職員の前田一男氏(37歳)、ほか3人が応募している。

 5人の応募となっているが事実上は佐藤健治氏と前田一男氏の公認争いで、各種情報を総合すると、8区支部が推薦を決めた佐藤健治氏が公認候補に選ばれる見通しというのがもっぱらの話になっている。
 つまりは、8区支部のまず佐藤健治氏ありきの選び方もひどい田舎芝居そのものだったが、道連にあっても「公募」は名ばかりで、実態は佐藤健治氏選出の茶番劇に終始しようとしている(事情通)。

 こういった中にあって、前田一男氏にあっては、佐藤健治氏と様子を異にして「公認漏れとなっても初心を貫いて出馬する」(関係者側近)構えにある。
 このことを「まず佐藤健治氏ありき」(事情通)の道連は懸念しているようで、誓約書の提出なるものを持ち出してきたのが真相と目されている。

 いずれにしても、8区支部の体たらく、民主的な組織の体をなしていない様の露呈に引き続いて、道連「公募」のいかさまぶりも見せ始めているわけで、8区保守陣営関係者、特に支持者の中では「勝手に好きなようにやればいいー」「我ら関知せず」などと早くも白けムードが漂い始めている。

 道連は、2ー3日と応募者の個人面接を行うなどして選考作業を開始し、来週一杯には公認候補を決める段取りのようだ。
(7.1 本誌・河野 玄)


自民党道連、道8区補選の公募を締め切り、
佐藤健治、前田一男両氏を軸に選考本番へ


 自民党道連は25日を持って予定通り、衆院道8区補選の新人候補「公募」を締め切った。
 応募したのは、8区支部が推薦を決めた佐藤孝行前衆院議員の二男、佐藤健治氏(45歳)、元道職員の前田一男氏(37歳)、ほか自衛官らといったところで、結局は佐藤健治、前田一男両氏を軸に、26日以降、役員会や選考委員会などで検討、協議し、今月中にも道連としての決定を図る意向だ。
(6.25)
◆自民党道連の公募の応募するなど道8区補選出馬に強い決意の前田一男氏(函館・道南出身の元道庁職員)
函館・道南入りしてあいさつ回りを本格化/23日、総じてうけ悪くない!


◆前田一男氏(37歳)、自民道連の衆院道8区補選公募に応募/20日午後


自民党道連の衆院道8区補選・新人候補の
「公募」に対する応募者は3名以上へ


 この16日から衆院道8区補選の新人候補の公募を始めた自民党道連によると、20日現在での応募者は「複数いる」ということで、この中には、関係者が近く応募の申請を行うとしている前道職員の前田一男氏(37歳)は含まれていないとしている。

 このことから、20日現在、自民党公認を得て出馬したいとしている人は、すでに8区支部推薦で申請済みの佐藤孝行前衆院議員の二男、健治氏(45歳)、近く申請するとしている前田一男氏、他ということになり、少なくとも3名以上いる様子になっている。

 来週25日を持って公募は締め切られるが、道連では「応募者の氏名はプライバシーなどを考え、公表はしないことにしている。25日で締め切り、これを役員に報告しする。あとは候補者選考委員会で選考し、道連としての候補を決めることなろう」と語っている。
(6.20)

◆衆院道8区補選に佐藤孝行氏の8区支部擁立し出馬の二男・健治氏(45歳)
函館・道南入りし、あいさつ回りを本格化!
/地元初対面の反応様々/19日


田誠一民主党衆院議員、10月補選にくら替え出馬すること決定し、
さっそく
7月19日に会費1万円の政治資金パーティー


 10月の衆院道8区補選に比例区からくら替えして出馬することになった金田誠一民主党衆院議員(56歳、当選3回)は、金田誠一連合後援会(大巻忠一会長)の主催で7月19日(土)に会費1万円で政経セミナーを開くことになり、支援者・支持者に参会、出席を求めている。

 同連合後援会主催、民主党道第8区総支部の後援で、政治資金規正法に基づいて開く。同日は、まず午後1時から第1部として入場無料のセミナーを行う。
 ここでは、冷戦崩壊後の将来のあるべき社会の姿として「自由で公正な経済と、誰もが排除されない安心できる社会の両立を目指すということで、ヨーロッパで主流になっている『第三の道』を早くから日本に紹介している」(同連合後援会)ことで知られ、金田氏にあっても時として所信表明演説でこれに言及する、京都大の佐和隆光教授(同大学経済研究所長)を講師に招いて、「日本における『第三の道』」と出しての講演セミナーを開く。
 
 引き続いて第2部ということで、会費1万円の懇親会を政治資金パーティーとして開催する。パーティーは午後2時からとなっており、会場はいずれもホテル函館ロイヤル。

 金田氏は1993年の衆院総選挙(当時は道3区で、定数3人の中選挙区制)で初当選して以来、今年7月18日で満10周年を迎えることにもなっているが、10月の補選出馬の決定でさっそくの政治資金パーティー「第8回金田誠一政経セミナー」の開催となった。
(6.17)


前田一男(37歳)、道を退職/出馬に断固たる決意・行動示す!

 道8区補選に出馬の決意を固めた前田一男氏(37歳)は、15日午前中に、勤めていた道総合企画部の上司に対して退職願を提出し、同日午後に手続きを終えた。関係者が本誌の取材に答えた。

 出馬する決意は揺るぎなく、電光石火の行動力を見せている格好にある。

 同日から公募を開始した自民党道連に対して、近く出馬したいとして応募する。

(6.16)


※特別サービス公開/関連記事、下記、既報本サイト・有料ページ6.15付から

道8区補選の候補問題、道連の「公募」など次のラウンドへ
佐藤氏、二男擁立で押し切ったが、例え党公認でも肝心の選挙は至難?
道庁職員にも飽き足らない向きなど「第3の候補」模索・擁立の話消えず・くすぶる

函館・道南の自民党、特に8区支部では今や「ガン」がまん延
野呂幹事長・川尻事務局長
にあっても幹部としての用をなさない体たらくぶり!


 衆院道8区補選をめぐる、引退した佐藤孝行氏と8区支部(支部長・同氏)の動向・展開は、本サイトが所報・予期した通りに、二男擁立を東京で決めて選挙区の函館・道南に乗り込んだ佐藤氏が以前と全く同じパターンで、8区支部として二男・健治氏(45歳、NTTコミュニケーション)を推薦し、党本部に公認申請することで強引に押し切ってしまった。

 今後、党公認をめぐる動きは第1ラウンドを終えて、16日から公募を開始になる党道連、そして党本部に舞台は移るが、振り返って補欠選挙そのものを展望した場合、例えこのまま佐藤氏二男の健治氏が公認候補になったとしても、肝心の選挙事情は全く予断を許さなく、保守陣営が一丸となることは絶望的で、引退の佐藤氏にも増して厳しい選挙が十分に予想され、当選はかなり難しいとみられる。

 佐藤氏の今度のやり方は4年前の函館市長選の再現そのもので、非佐藤・反佐藤勢力からの猛反発は火を見るよりも明らかであり、加えて、今やかっての側近グループらも離れ、足元の佐藤連合後援会自体も一部瓦解が始まっている。理由は「もう、佐藤さんのやり方に付いては行けない」(関係者)というのが幅広く浸透し、特に函館市内などは支持離れが進んでいる。先の「佐藤後継を心配する有志の会」の内部事情を一つ取ってみても、「選対も満足に組めないのでないか」と語る後援会関係者すらいる。

 従来の支援・支持者がすでにさじを投げ、「佐藤氏自らは今や裸のどうしょうもない王様になっていることを知らない」(地元自民党関係者)との声が聞かれ、保守結集などは全く望めない。

  ★    ★    ★

 そして、一方では、森派大幹部で、経企庁長官や沖縄及び北方対策・科学技術政策担当大臣をしたことなどで知られる尾見幸次自民党幹事長代理と道内保守政界の有力者である町村信孝総務局長(道5区選出)をバックに、函館・道南出身の道職員(総合企画部勤務)、前田一男氏(37歳)が出馬の決意を固め、道連の公募に応募することを言明している。
 この前田氏が不退転の決意にあり、佐藤氏も二男擁立で後に引かないとなれば、保守分裂の可能性極めて強く、民主党公認候補に決まっている金田誠一氏(現・比例道ブロック選出衆院議員)とともに、三つ巴の選挙戦必至の様相にもなろうとしている。
 
  ★    ★    ★

 他方、佐藤氏がどう動こうが、二男擁立では保守一丸は全く無理で、さりとて、37歳の若手・道職員の出馬に飽き足らないといった感じにある地元経済界をはじめとする保守関係者らが「第3の候補」を模索する向きも消えてはいない。「函館・道南在住で人材は本当にいないのか。決してそうではない」(事情通)ということも持ってしての模索で、関係者間では具体的に名前も出ている。
 ネックとなっているのは選挙資金、金の問題といわれ、厳しい不況下で補選ー本選挙の2連チャンを考えた場合、どうだろうかという危惧がささやかれている現状にある。

 佐藤孝行氏が派閥の了解を取って二男擁立に走ったり、函館・道南出身とはいえ、中央の派閥をバックに道庁職員が名乗りを上げたりという外部の動きだけで、「これで本当に地元はいいのだろうか。地元として公募にも、これといった形で自民党公認取りに行けるくらいの候補を出さなくれはバカにされる」と語る保守関係者は少なくない。
「佐藤孝行氏の動き、やり方にはもううんざりだ。全く常軌を逸している。あの人はもうダメだ」(経済界関係者)といった厳しい批判、突き放しの中で、「道連の公募は16日から始まるわけで、まだ時間はある。金の問題はやり方がいろいろある。地元保守が大方まとまることができる人材で、勝てる候補であれば道連、中央でも話を詰めることが可能でないか」(保守関係者)といわれ、「第3の候補」模索・擁立の話がくすぶっている。

  ★    ★    ★

 それにしても、今度の佐藤氏の「初めに二男擁立ありきの狂ったようなやり口」(事情通)に猛従した格好の8区支部の野呂善市幹事長、川尻秀之事務局長(党函館支部長にもある)の両道議に対しては、自民党関係者からも、また政界通などの中からも幹部として全くその用をなさない体たらくぶりに批判が多く出ている。

 「政治家をしているのだから、政治的な思惑はあるだろう。しかし、地元の保守が佐藤氏に振り回されて惨憺たる状況にある中で、佐藤氏が引退した今持ってして、筋論・正論を語るでもなしに、幹部としての見識、指導性も全くない」(自民党関係者)とそのだらしなさにはあきれ返る声すら聞かれる。「何回当選してもこの状態。親離れできないような様は嘆かわしい限りだ」(同)というわけである。川尻氏などに対しては「こんなのを函館の支部長にしていては外から笑われる」(同)として早くも責任追及の声が出ている。

 「すでに函館・道南の自民党、特に8区支部などではガンがまん延している。これを取り除く手術をしなければいつまで経っても良くならない。世直しが必要な所以はここにあるのではー。世直しができるかどうか、全ては今度の補選・本選挙の2連チャンにかかっている」(政界通)ようだ。

(6.15)




自民党道連、道8区の公募を決定/25日まで受け付け
前田一男氏も受理することにし、同氏近く道を退職して応募へ


 自民党道連は、16日に開いた役員会で次期衆院選に対して、道1区(札幌市中央、南、西区)とともに、道8区(渡島、桧山管内)の候補者を公募することを決め、同日から道連のインターネットHPを通して公募を始めた。

 この中で、10月に補欠選挙のある道8区については、地元の8区支部が擁立を決めた佐藤孝行市の二男、健治氏(45歳)に加えて、出馬の決意を固めている道総合企画部勤務の前田一男氏(37歳)も受理するとし、公募期間は今月25日まで行う。候補者の決定は道連候補者選考委員会で行うことにしている。

 関係者によると、前田一男氏は近日中に道を退職し、公募に応募するとしている。

 道8区の公募要項は、「新しく政治をめざす志をもち、清新で行動力のある気鋭の新人を公募する」として次のようになっている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▽申込み期間 平成15年6月16日(月)〜6月25日(水)
▽公募対象者 日本国籍を有する満25歳以上の方
▽応募時の党籍の有無は問いません。
▽自薦・他薦は問いません。
▽提出書類
1、 申請書
1、 戸籍謄本
1、 経歴書(指定)
1、 政治に対する考え方及び理念(400字詰め原稿用紙5枚以内)
1、 他薦の場合は推薦者の推薦書
※ 提出書類は、返却出来ませんのでご了承下さい。
▽審査基準
1、 自民党を愛し、21世紀の政治を考え、活動できる人。
1、 有権者の熱い支援を得られる、広い見識をもち人格にも優れた人。
1、 果敢な行動力と、その将来に大きな期待を持てる気鋭の人。
▽審査 道連に候補者選考委員会を設置し、選考を行います。
▽書類提出先 自由民主党北海道支部連合会
 〒060-0004 北海道札幌市中央区北4条西4丁目ニュー札幌ビル9F
 TEL011-241-5941
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(6.16)

佐藤孝行氏、野呂幹事長、川尻事務局長らと連携し、
二男・健治氏推薦・党本部に公認申請で押し切る!
保守分裂選挙も展望される新たな地元保守大混乱のスタートイン
引退してなおも「佐藤氏の一後援組織」に成り下がった8区支部


 注目の自民党道第8区支部の役員会・単位支部長幹事長会議が、15日午前11時半から市内大手町のニチロビル1階にある8区支部(佐藤孝行事務所内)で開かれ、引退した佐藤孝行氏(前衆院議員)が持ち込んできた自らの二男、健治氏(45歳)を8区支部として推薦し、道連を通して党本部に公認申請することを決めた。

結果的に、野呂幹事長と川尻事務局長「政治的な思惑」は別として、
佐藤
の「独断専行」「初めに二男擁立ありき」に手を貸す

敦賀函館支部幹事長、孤軍奮闘、激しく異論申し立てるもこれを無視!


 役員会並びに同会議には佐藤孝行支部長、野呂善市8区支部幹事長(渡島選出道議)、川尻秀之事務局長(函館市選出道議)の幹部はじめ、単位支部長幹事長ら12人が出席、委任状は11通であった(野呂幹事長談)。

 約1時間余の会議の中では前日(14日)、出馬の決意を固めた函館・道南出身の現・道総合企画部勤務、前田一男氏(37歳)から「公募」に対する応募申請の委託を受けた敦賀敬之党函館支部幹事長が改めて応募申請の書面を提出しようとしたが、佐藤支部長は「党本部の規定に則った書類でないから受け付けられない」などと述べて、受理を拒否。このため、会議は敦賀氏と激しいやり取りとなったが、野呂幹事長が佐藤孝行氏が持ち出した二男を8区支部として擁立・推薦することの了解を求め、拍手のうちに決定した。

 会議後記者会見した野呂幹事長と川尻事務局長は、「満場一致で健治氏推薦を決した。応募に申請したのは健治氏以外になかった。佐藤後継に相応しい方だ」などと語り、「(敦賀氏が8区支部に提出を申し出た前田一男氏の)応募については知らない」とのらりくらり、しどろもどろに答えた。

 次いで、記者会見した敦賀函館支部幹事長は、「健治氏で決めることには賛同出来ないとはっきり述べた。今日の函館の保守陣営がこのようになったのは我々の責任だ。佐藤派だ、阿部派だといってやるようなことはやめなければならない。投票率低下の要因にもなっている。この会議の延期を申し述べた」と語り、「佐藤支部長や野呂幹事長の手続きも全くやり方がおかしい」との認識を明らかにした。
 敦賀氏のこの発言には木古内支部の近藤支部長も同調し、「(二男擁立など)軽々に決めるべきでない」と語ったという。

 これまでの佐藤氏の言動や経緯をみるに、新聞社インタビューなどとは全く裏腹に佐藤孝行氏のやり方は、「最初から二男の健治氏の擁立ありき」が明確で、4年前の保守分裂市長の時と同様に「他に候補がいない、手を挙げる人がいない」などとして強引に二男擁立で押し切った格好になった。

 そして、結果的に、野呂幹事長(道議)と川尻事務局長(道議、函館支部長でもある)が「政治的な思惑」(消息筋)は別として、佐藤孝行氏のこの「独断専行」「初めに二男擁立ありき」のやり方に手を貸す形になった。
 川尻道議などは「道8区最大の大票田、函館の支部長として広く意見を聞くこともなく、2回の落選を重ねさらに引退して「ただの人」になった佐藤氏にこびへつらい、茶坊主ぶりにある様は目を覆うばかりでもある」(自民党関係者談)云々と強い批判の声が上がっている。野呂道議の役立たずも同様で、政治家としての見識、存在感のなさを露呈した。「政治的な思惑のあるなしは別で、きちっとすべき時に、これを放棄し、函館・道南自民党の体たらくぶりを具現し、象徴している」(政界通)といわれている。

 加えて、函館・道南の自民党、第8区支部は、引退してなおも「佐藤氏の一後援組織に成り下がった」(地元保守関係者)との指摘もされている。

 なお、野呂氏が佐藤孝行事務所の秘書、二宮満喜登氏をして報道陣に配った健治氏の履歴書によると、同氏の現住所は佐藤孝行氏が函館の住所としている函館市中島町38−1、現職は元総理・中曽根康弘秘書とするなど、とにもかくにも急きょ、都合のよいものに移し替えた形になっている。

 佐藤孝行氏が「懲りずに、またまたごり押しした」(同)ことで、保守陣営の猛反発、混迷は避けられず、保守分裂選挙も展望される新たな大混乱のスタートインとなる公算大となった。
(6.15)


出馬の決意を固めた前田一男氏、8区支部の「公募」に応じ、
出馬したい旨の書面を提出しようとしたが、一転して「道連に持っていってほしい」
〜前田氏
道連が「公募」開始の16日以降に改めて提出へ〜

今や支離滅裂・醜態さらけ出す「佐藤孝行の」自民党道8区支部


 10月の衆院道8区補選に出馬の決意を固めた函館・道南出身の前田一男氏(37歳、現在、道総合企画部勤務)は14日、地元自民党函館支部の敦賀敬之幹事長を通して、同党道第8区支部(佐藤孝行支部長)に対して「公募」に応じて出馬したい旨の届け出を行おうとしたところ、8区支部は「公募が独り歩きした。党道連で16日から受け付けることになったので、そちらへー」などとし、このため、前田氏は16日以降に道連の「公募」に沿って出馬の届け出を行うことになった。

 前田氏から出馬したい旨の書面を託された敦賀函館支部幹事長によると、14日の経緯はこうだー。
 佐藤8区支部長が公の場で「公募」を表明し、合わせてその取扱・受付などを野呂善市8区支部幹事長、及び川尻秀之同支部事務局長に託した。佐藤氏自らは「後継候補選考問題に携わらない」ことも明確に言明した。また、新聞社のインタビューなどに応え、「公募はすでに始まっている」などとした。

 このため、森派のバックアップを得るなどして出馬の決意を固めた前田氏は、地元自民党函館支部の幹事長である敦賀氏に委託し、この際は地元8区支部の佐藤支部長が再三語っている公募に沿って届け出ることにし、14日、野呂善市幹事長宛の出馬表明の書面を持って川尻秀之事務局長に提出したいと申し出た。
 これに対して、川尻事務局長は自らは受け取らないので直接、8区支部の事務所に持って行ってほしいとした。

 そこで、敦賀函館支部幹事長は8区支部事務所(ニチロビル1階)に出向き、書面を提出しようとしたところ、対応に出た佐藤事務所の秘書、二宮満喜登氏にあっては「公募が独り歩きした」などと語り、また書面提出には登記簿謄本が必要である等々のことも話し、「党道連で16日から公募の受付をすることになったので、そちらに出してほしい」などと語ったとしている。
 この間、佐藤孝行氏も顔を出し、何やら一言二言語って姿を消してしまったという。

 8区支部にあっては、川尻事務局長(函館市選出道議)とともに佐藤氏から「公募」などの取扱の責任者に指名された野呂善市幹事長(渡島選出道議)が、自民党関係者によると、「糖尿病が悪化して札幌で入院中」という有様にあり、また、今度の「公募」問題の受付云々一つ取ってみても、8区支部は支離滅裂ぶりを示し、醜態ともいえる状態をさらけ出している格好にある。

 なお、明日・15日午前11時半からは、野呂幹事長名で自民党第8区支部役員会・単位支部長幹事長会議が8区支部事務所を場所としてセットされている。
 13〜14日にも佐藤氏が言っていた「公募」を締め切り、15日にセットした同会議であり、この場に及んで、何をやろうとしているのか注視されよう。
(6.14)


函館・道南出身、現在、道総合企画部在職の前田一男氏(37歳)
森派の全面支援を得て、今日
・14日、第8区支部に出馬の意向を表明・申し入れへ

松前生まれ、実家が上磯町七重浜/函中ー北大卒、大手商社の伊藤忠商事を経て、道庁職員


 本サイト(有料ページ)が12日特報した、10月の衆院道8区補欠選挙に森派「清和研究会」の全面支援を得て出馬に不退転の決意という函館・道南出身の若手(37歳)の名前は、現在、道総合企画部に勤める前田一男氏(現住所・札幌市西区)で、前田氏は14日、立候補希望者の「公募」を受け付けているとしている第8区支部の野呂善市幹事長あてに出馬したい旨の届け出を行う運びとなった。
 同日中にも地元自民党幹部を通して出馬の意向を8区支部に表明し、申し入れる。

 前田氏は昨日、道庁で上司にも出馬の意向を伝え、退職を申し出ている。

 同氏は、昭和41年5月27日生まれの満37歳。渡島管内松前町の生まれで、本籍は函館市と接する上磯町七重浜4丁目23番6号。この七重浜が現在も実家になっている。小学校も中学校も上磯町といわれる。

 昭和60年3月に函館中部高校を卒業し、平成2年3月に北大工学部電気工学科を卒業すると同時に、大手商社の伊藤忠商事(株)に就職。3年間勤めて、平成5年3月に同社を退社し、同年5月に北海道庁に奉職。渡島支庁の社会福祉課を経て、本庁の総務部知事室国際課。以降、介護保険担当で日高町に派遣された後、本庁に戻り、総合企画部IT推進室情報政策課に勤務し、現在に至る。
 家族は妻と小学校5年生の長女の3人。

 関係者によると、森派大幹部の1人で、経企庁長官(橋本内閣)、沖縄及び北方対策・科学技術政策担当大臣(第一次小泉内閣)というように大臣を2回務めたことで知られる尾見幸次自民党幹事長代理(衆院議員)と親交厚く、尾見氏の勉強会のメンバーということで、以前から政治家を強く志し、今回の衆院道8区補選出馬に向けて自らの考え方などをA4版50ページ余にもまとめ、所信を明らかにしている。

 尾見幹事長代理を通して森派の全面支援を取り付け、道内政界では4月の道知事選で高橋はるみ知事を担ぎ出したことでも記憶に新しい、町村信孝総務局長(道5区選出衆院議員、元文部大臣)が、尾見幹事長代理と一体になって全面バックアップ体制にあるとしている。

 出馬の決意は非常に固く、「万が一、公認が取れなくとも、補選は無論、本選挙にも引くことは全くなく、出馬する」(関係者)と不退転の決意にあるという。

 10月26日投票の道8区補選をめぐっては、すでに知られるように引退を表明した佐藤孝行前衆院議員が、所属してきた派閥、江藤・亀井派「志帥会」をバックに、自らの後継として二男、佐藤健治氏(45歳、NTT東京勤務)を擁立したい意向を強く打ち出している。
(15.6.14)

※関連記事、下記、既報本サイト・有料ページ15.6.12付から

道8区補選をめぐる自民党の動き派閥の戦いにも!
佐藤孝行氏、江藤・亀井派の支援も得て二男擁立図る一方で、
森派の全面支援で函館・道南出身の若手が出馬に不退転の決意!

 道8区補選・次期本選挙に向けての佐藤孝行前衆院議員の引退を受けて自民党が「公募方式」による候補選考を打ち出し、これより先すでに佐藤氏が自らの後継として二男、佐藤健治氏(45歳、NTT東京勤務、横浜国大卒)の擁立を打ち出し、今月7日に行われた同氏「引退表明集会」に同氏と同じ派閥の平沼赳夫産経相がかけつけ、江藤・亀井派「志帥会」が健治氏の擁立を全面支援する意向を示したが、ここにきて、別の派閥をバックとする函館・道南出身の若手が出馬の意向を内々に伝え、同補選をめぐっては中央の派閥間の戦いともなってきた。

 この若手は37歳、函館中部ー北大卒とされ、すでに森派が全面支援する意向と伝えられ、断固たる決意を持って出馬を決断しているといわれている。

 森派は福田赳夫元総理(故人)が創設の派閥「清和研究会」を引き継ぎ、承知のように会長は森喜朗前首相で、前会長は小泉純一郎首相。塩川正十郎財務相、福田康夫内閣官房長官、安倍晋三同副長官らも所属し、小泉内閣の屋台骨を背負っている。

 道内政界では町村信孝衆院議員(道5区<札幌市厚別区・石狩>選出、元文部大臣)がこれにつながり、当の町村氏は公認問題など選挙を仕切る総務局長のポストにあり、この4月の道知事選では高橋はるみ知事を担ぎ出したことが記憶に新しい。

 同若手は、森派幹部で、経企庁長官、科学技術政策担当大臣を務めたことで知られる尾見幸次衆院議員とも親交厚いとされ、この森派が全面支援する形で擁立。「公募」にも応募して党公認取得を目指し、例え、公認から漏れても打って出る強い意向といわれている。

 こういったことで、道8区補選をめぐっては佐藤孝行氏所属の江藤・亀井派と森派の争いという様相も見せはじめており、加えて、函館在住の中央官公庁キャリア、あるいは市幹部を担ぐ動きも水面下でくすぶっている状況で、この15日にセットされている自民党第8区支部役員会・単位支部長幹事長会議、16日からの党道連による公募開始などの具体的な動きを挟んで、道8区の候補選考問題が本格化している。
(15.6.12)